JP4370845B2 - 剥離案内板、剥離装置およびそれを用いた定着装置、画像形成装置 - Google Patents
剥離案内板、剥離装置およびそれを用いた定着装置、画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4370845B2 JP4370845B2 JP2003282000A JP2003282000A JP4370845B2 JP 4370845 B2 JP4370845 B2 JP 4370845B2 JP 2003282000 A JP2003282000 A JP 2003282000A JP 2003282000 A JP2003282000 A JP 2003282000A JP 4370845 B2 JP4370845 B2 JP 4370845B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- peeling
- recording medium
- guide plate
- rotating body
- peeling guide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Fixing For Electrophotography (AREA)
Description
この問題は、高速定着になればなるほど、また、オイルレス定着であるほど顕在化する。
すなわち本発明の剥離案内板は、周動する回転体の表面を(例えば、貼り付いた状態で)搬送されるシート状の記録媒体を前記回転体から剥離し、その搬送を案内するために、前記回転体表面に一辺が近接し、かつ、前記回転体の周動方向に配置され、剥離した前記記録媒体を、前記回転体表面に対向する面の背面側の記録媒体案内面を摺擦するように案内する剥離案内板であって、
前記記録媒体案内面が、少なくとも、前記回転体表面に近接する一辺から、前記記録媒体の搬送方向に所定の長さまで、前記記録媒体が当接する平面部を有し、前記記録媒体の搬送方向に、前記平面部に続いて、陥没部を有し、
前記平面部の、前記記録媒体の搬送方向の長さの合計が、前記記録媒体の搬送方向に直交する方向のいずれの位置においても、略同じ長さであることを特徴とする。
前記回転体から剥離する際、記録媒体自身のコシ等により部分的には前記回転体表面から剥離し、他の部分は剥離していないといった状態が起こり得る。この場合、前記剥離案内板の前記回転体表面に近接する一辺が一直線状で、前記回転体表面に対して平行に(等間隔で)離間して配置されていると、前記記録媒体における前記回転体表面から剥離した部位は、前記剥離案内板の前記回転体表面と対向する面の背面側に進行しようとし、剥離していない部位は、前記回転体表面に追随するため、前記剥離案内板の前記回転体表面と対向する面側に進行しようとする。つまり、前記記録媒体の最先端部で、前記剥離案内板の両面に進行しようとする部位が生じ、前記記録媒体の最先端部が、前記剥離案内板の前記回転体表面に近接する一辺にぶつかり、剥離ができないばかりか、ジャミング等の搬送不良を起こしてしまう。
すなわち、本発明の剥離案内板を適用したAPS技術による剥離装置(本発明の剥離装置)とは、上記APS技術による剥離装置であって、それに用いられる剥離案内板が、本発明の剥離案内板であることを特徴とするものである。
このように前記平面部および陥没部を調整することで、前記記録媒体の搬送方向に直交する方向で位置により、グロスむらなどの画質がばらつく懸念が解消される。
すなわち、本発明の定着装置は、少なくとも、表面が加熱されて周動する加熱回転体と、該加熱回転体の表面に当接しニップ部を形成する加圧回転体とを備え、表面に未定着のトナーからなるトナー画像が形成されたシート状の記録媒体を、前記トナー画像が形成された面が前記加熱回転体の表面に当接するように、前記ニップ部に挿通することで、前記トナー画像を定着する定着装置であって、
前記定着手段が、上記本発明の定着装置であることを特徴とする。
<第1の実施形態>
まず、本発明の一例である剥離案内板を備えた第1の実施形態の定着装置について説明する。図1は、本実施形態の定着装置の模式断面図である。本実施形態の定着装置は、2ロール方式のものである。
ニップ部Nに挿通されて、トナーが溶融状態となっているトナー画像Tを担持する用紙Pが矢印C方向に搬送されると、剥離案内板7により用紙Pが定着ロール1から剥離される。
また、定着ロールとしては、弾性層のない、いわゆるハードロールを用いてもよい。
また、図3(a)は、図2におけるa−a断面を拡大した断面図であり、図3(b)は、b−b断面を拡大した断面図である。
なお、本発明における剥離案内板には、本実施形態における剥離案内板7のように、断面形状が完全には長方形とならない、厳密には平板状でない形状のものが含まれる。
次に、本発明の他の一例である剥離案内板を備えた第2の実施形態の定着装置について説明する。本実施形態の定着装置は、剥離案内板の構成のみが第1の実施形態と異なり、その他の基本構成は同様であるため、図1を用いて説明する(ただし、第1の実施形態とは構成の異なる剥離案内板については、符号を「7’」として説明する。)。したがって、剥離案内板以外の構成についての説明は、割愛することにする。
図5(a)〜(d)に示すように、剥離案内板7’の断面形状は全体として、記録媒体案内面F2、裏面7’aおよび端縁面7’bを各辺とする楔形の三角形となっており、最も鋭い鋭角となる頂点部分が、定着ロール1表面に近接する。
L1≒L2≒L3
このような形状の剥離案内板7’を、凸部8aおよび凹部8bが定着ロール1表面に近接するように設けたのが、本実施形態の定着装置である。
本実施形態において、説明しなかった剥離案内板の構成(材質、ギャップ等)やその他の構成については、第1の実施形態と同様である。
次に、第2の実施形態において説明した本発明の一例である剥離案内板を、APS技術による剥離装置に適用し、これを備えた第3の実施形態の定着装置について説明する。図7は、本実施形態の定着装置の模式断面図である。本実施形態の定着装置は、2ロール方式のものである。
また、本実施形態で用いた剥離案内板は、既述の如く、第2の実施形態で説明した剥離案内板7と同一であるため、図7において、「7’」の符号を付して、その詳細な説明は省略することとする。
なお、以下の工程はあくまでも代表例として示すものであり、APS技術による剥離は、本実施形態の工程に限定されるものではない。
APS技術による剥離は、以上のような作用により、極めて良好な剥離性能を発揮する。
剥離ポイントSで剥離した用紙Pの最先端部は、剥離案内板7’の先端Gに乗り上げる。図13は、その状態を示したものである。用紙Pの最先端部近傍は、定着ロール1表面の剥離ポイントSにおける接線Eと略同じ軌跡を辿って搬送されている。接線Eと用紙Pの搬送の軌跡とが近いほど、用紙Pの剥離に自身のコシを最大限活用することができるため、圧搾気体の圧力、パルス幅を抑制することができ、また用紙Pをスムーズに剥離させることができることになる。
したがって、ベストモードとしては、用紙Pが接線Eと略同じ軌跡を辿って搬送される、接線Eと記録媒体案内面F2とが重なる状態である。
本実施形態においては、エアーノズル10a−1,10a−2,10a−3は、剥離案内板7’と定着ロール1との間に独立して設けられているが、APS技術においては、回転体表面とそれに対向する剥離案内板表面とに挟まれた領域から、前記回転体表面とそれに近接する前記剥離案内板の一辺との間隙に向けて、パルス状の圧搾気体を吐出し得る構成であれば足り、配される位置は限定されず(例えば、よりエアーノズル10a−1,10a−2,10a−3が後退した場所に位置する態様が挙げられる。)、また剥離案内板がノズルを兼ねる構成であっても一向に差し支えない(例えば、剥離案内板7’の裏面7’aから、定着ロール1表面と剥離案内板7’の先端との間隙を狙うように開口部が向けられたノズルが突出した態様が挙げられる。)。
吐出時間が0.1secを超えると、一回の吐出で非常に多くの気体が放出され、高速の連続通紙対応が困難になり汎用性に欠ける懸念がある。さらに、エアーポンプ10dとして、大きな気体供給能力を有する大型ポンプが必要となり、気体溜め10cとして、大容量のACCUMULATORが必要となり、装置の大型化が顕在化し、コストも高くなることから現実的でなくなる可能性がある。
一方、吐出時間が0.01sec未満であると、電磁弁10b−1,10b−2,10b−3の開閉応答性が悪くなり、弁開閉タイミングのばらつきが大きくなるので信頼性に欠ける可能性がある。
なお、圧搾気体として用いる気体としては、特に制限はないが、一般的には大気中の空気がそのまま用いられる。
剥離案内板7’の温度の制御方法は、特に制限は無く、例えば剥離案内板7’を加熱するヒータを別途配設したり、定着ロール1の余熱を利用したり、等の態様が挙げられる。
回転体25表面に密着した状態で矢印Q方向に搬送された記録媒体Paは、回転体25が周動方向に直線状に進行しているため、記録媒体Paの最先端部には、自身のコシによる剥離力が作用しない。
その後、再び回転体25が周動方向に直線状に進行する状態になり、当該位置において回転体25に密着した状態の記録媒体Peについては、自身のコシによる剥離力の作用は生じなくなる。
なお、定着装置以外の構成は、従来公知のいずれの構成であっても、本発明の目的に反しない限り用いることができる。さらに、定着装置以外の構成要素に、本発明の剥離案内板ないし剥離装置を適用しても勿論構わない。
以下の実施例により何ら限定されるものではない。
<実施例1>
第3の実施形態における構成の2ロール定着装置を用いて、用紙剥離性および画質の評価試験を行った。
具体的な諸元を、以下に示す。
・定着ロール1の構成:白黒定着用ハードロール(直径40mmのアルミニウムコアに厚さ20μmのPFAチューブを被覆したフッ素系樹脂コートハードロール。)、および、カラー定着用ソフトロール(外径62mm、内径55mm、長さ350mmの円筒状に形成されたアルミニウムコアに、シリコーンLSR(Liquid Silicone Rubber)ゴム(JIS−Aのゴム硬度:35度)が2mmの厚さに被覆されているとともに、弾性体層の表面には、さらに表面層としてPFAチューブが30μmの厚さで形成されたロール。)の2種類。
・定着ロール1の表面温度:160℃に制御
・定着ロール1−加圧ロール6間のニップ圧:490〜686N(50〜70kgf))
・用紙P(記録媒体):ともにA4サイズの、富士ゼロックス製OKトップコート紙(坪量64g/m2、坪量の小さい腰のない紙)と、該富士ゼロックス製OKトップコート紙を湿度90%の状態で24時間以上吸湿させたものを選択した。これは、すなわち坪量が小さいコシのない紙ほど、さらには表面性が滑らかな紙(例えばコート紙)ほど剥離しにくく、当該用紙は元々剥離が困難であるが、用紙が吸湿した状態であれば、なお剥離し難い。したがって、後者の用紙は、剥離するのに最も厳しい条件を与えるものである。なお、用紙の搬送方向は、図16に示すように横送り(Long Edge Feed)とした。
・未定着のトナー画像T:イエロー、マゼンタおよびシアンの3色からなるプロセスブラックのベタ画像を用紙Pの略全幅にわたり静電転写させたもの。トナー量は、15g/m2のものを、各水準40枚用意し、全て定着した。2種類のトナー量による試験全体を通して、後述の評価を行った。用紙先端部の余白は、図16に示すように、3mmとした。なお、未定着の白黒トナー画像は、単色ブラックのベタ画像6g/m2を静電転写させている。
・エアーポンプ10d:市販の空気供給能力8リットル/minのポンプ
・気体溜め10c:タンク容量200ccのACCUMULATOR
・エアーノズル数:3個
・電磁弁のオリフィス径:1.5mm
・圧搾気体:空気を用い、圧力0.1〜0.3MPa、吐出時間0.025msecとした。
・圧搾気体の吐出タイミング:事前に圧搾気体の吐出実験を行い、適切な状態に設定。
・剥離案内板7’は、図4に示されるように凸部8aを3個有する形状のA4長手方向の長さに適応する異形先端形状のものを採用した。具体的な寸法は、長手方向の長さ392mm、図5(b)における記録媒体案内面F2および裏面7’aの辺の長さ32mm、並びに端縁面7’bの辺の長さ5mm、凸部8aの幅36mm、凹部8bの記録媒体案内面F2側の曲率半径約60mm並びに裏面7’a側の曲率半径約50mmである。
・定着ロール1表面における剥離ポイントSの接線Eに対する表面8aの為す角θ(図13参照、マイナス符号はロールから遠ざかる方向):−35°
・剥離案内板7’先端と定着ロール1表面とのギャップ:0.5mm
・剥離案内板7’の設置位置:適切に調整(ニップ部N出口から4〜15mm)
なお、評価項目は、用紙Pの剥離性能、および得られた画像の画質とし、以下の基準で評価した。結果を下記表1にまとめて示す。
○:良好。
△:ジャムが発生する場合がある。
×:ジャムが発生する。
○:凝視しても欠陥が全く見当たらない。
△:凝視すれば微小の欠陥がある。
×:目視でわかる欠陥が発生する場合がある。
実施例1の定着装置から剥離案内板7’を取り外し、代わりに、陥没部7’hを有さず、長手方向と垂直方向の断面形状が、どこを切っても図5(a)となるような形状の剥離案内板を取り付けた比較例1の定着装置を用いて、実施例1と同様に評価試験を行った。結果を下記表1にまとめて示す。
比較例1の定着装置においては、用紙の剥離案内板による剥離工程において、ジャムを起こすことはなかったが、画質に欠陥が生じている。これは、用紙が剥離案内板に対してつっかかりが生じ、スムーズな搬送が行われなかったためであると思われる。
実施例1において、気体吐出装置10を作動させず、圧搾空気を吐出させなかったこと、未定着のトナー画像T形成時の用紙先端部の余白を7mmとしたこと、および、用紙Pとして、富士ゼロックス製OKトップコート紙を湿度90%の状態で24時間以上吸湿させたもののみを用いて評価したこと、の3点を変更した以外は、実施例1と同様の定着装置(剥離案内板を含む)の条件で、定着および剥離を行い、剥離性能および画質の評価試験を行った。結果を下記表2に示す。
比較例1の定着装置と同一の定着装置を用い、実施例2と同一の条件で、評価試験を行った。結果を下記表2に示す。
比較例2の定着装置においては、用紙Pの剥離案内板による剥離工程において、ジャムが生じたのは1度だけであったが、画質に欠陥が生じている。これは、用紙が剥離案内板に対してつっかかりが生じ、スムーズな搬送が行われなかったためであると思われる。
Claims (13)
- 周動する回転体表面を搬送されるシート状の記録媒体を前記回転体から剥離し、その搬送を案内するために、前記回転体表面に一辺が近接し、かつ、前記回転体の周動方向に配置され、剥離した前記記録媒体を、前記回転体表面に対向する面の背面側の記録媒体案内面を摺擦するように案内する剥離案内板であって、
前記記録媒体案内面が、少なくとも、前記回転体表面に近接する一辺から、前記記録媒体の搬送方向に所定の長さまで、前記記録媒体が当接する平面部を有し、前記記録媒体の搬送方向に、前記平面部に続いて、陥没部を有し、
前記平面部の、前記記録媒体の搬送方向の長さの合計が、前記記録媒体の搬送方向に直交する方向のいずれの位置においても、略同じ長さであることを特徴とする剥離案内板。 - 前記記録媒体案内面が、前記記録媒体の搬送方向に分割された複数の平面部を有し、該複数の平面部相互間に陥没部を有することを特徴とする請求項1に記載の剥離案内板。
- 前記回転体表面に近接する一辺が、前記回転体表面に向けて突出した部位を少なくとも1箇所以上有することを特徴とする請求項1に記載の剥離案内板。
- 周動する回転体表面を搬送されるシート状の記録媒体を、前記回転体から剥離する剥離装置であって、
前記回転体表面が周動方向に曲線を描いて進行する領域、またはその下流に配される剥離案内板、および、前記回転体表面とそれに対向する前記剥離案内板表面とに挟まれた領域から、前記回転体表面とそれに近接する前記剥離案内板の一辺との間隙に向けて、パルス状の圧搾気体を吐出する気体吐出手段、から構成され、
前記剥離案内板が、請求項1に記載の剥離案内板であることを特徴とする剥離装置。 - 前記回転体の周動に伴い搬送されてきた前記記録媒体の搬送方向最先端部が、前記剥離案内板の配された位置に接近した時に、当該最先端部に圧搾気体が当たるように、前記気体吐出手段により圧搾気体が吐出されることを特徴とする請求項4に記載の剥離装置。
- 圧搾気体により前記回転体表面から剥離した前記記録媒体の搬送方向最先端部が、前記剥離案内板の前記回転体表面に近接する一辺に乗り上げた状態となるに十分な程度の圧搾気体のみを吐出するように、前記気体吐出手段が制御され、前記記録媒体における搬送方向の最先端部に続く部位は、前記回転体の周動による搬送に伴って、前記剥離案内板の前記回転体表面に近接する一辺に漸次乗り上げ、前記剥離案内板の前記記録媒体案内面を前記記録媒体表面が摺擦移動することで、漸次前記回転体表面から剥離され、最終的に前記記録媒体全面が剥離するように構成されることを特徴とする請求項4に記載の剥離装置。
- 前記剥離案内板の前記記録媒体案内面が、前記記録媒体の搬送方向に分割された複数の平面部を有し、該複数の平面部相互間に陥没部を有することを特徴とする請求項4に記載の剥離装置。
- 前記気体吐出手段が、圧搾気体を吐出するノズルを、前記回転体表面とそれに対向する前記剥離案内板表面とに挟まれた領域に配してなることを特徴とする請求項5に記載の剥離装置。
- 前記ノズルを、前記回転体の周動方向に対して垂直方向に、複数配してなることを特徴とする請求項8に記載の剥離装置。
- 前記剥離案内板の前記回転体表面に近接する一辺における、前記ノズルが吐出する個々の圧搾気体の進行方向中心に対向する部位ないしその近傍が、前記回転体表面に向けて突出した形状を有することを特徴とする請求項9に記載の剥離装置。
- 少なくとも、表面が加熱されて周動する加熱回転体と、該加熱回転体の表面に当接しニップ部を形成する加圧回転体とを備え、表面に未定着のトナーからなるトナー画像が形成されたシート状の記録媒体を、前記トナー画像が形成された面が前記加熱回転体の表面に当接するように、前記ニップ部に挿通することで、前記トナー画像を定着する定着装置であって、
前記ニップ部を通過した後、前記トナー画像を構成する溶融状態となったトナーにより前記加熱回転体の表面に融着あるいは融着気味の状態で搬送される記録媒体を、前記加熱回転体から剥離し、その搬送を案内する剥離案内板を備え、かつ、該剥離案内板が請求項1に記載の剥離案内板であることを特徴とする定着装置。 - 少なくとも、表面が加熱されて周動する加熱回転体と、該加熱回転体の表面に当接しニップ部を形成する加圧回転体とを備え、表面に未定着のトナーからなるトナー画像が形成されたシート状の記録媒体を、前記トナー画像が形成された面が前記加熱回転体の表面に当接するように、前記ニップ部に挿通することで、前記トナー画像を定着する定着装置であって、
前記ニップ部を通過した後、前記トナー画像を構成する溶融状態となったトナーにより前記加熱回転体の表面に融着あるいは融着気味の状態で搬送される記録媒体を、前記加熱回転体から剥離する剥離装置を備え、かつ、該剥離装置が請求項4に記載の剥離装置であることを特徴とする定着装置。 - 少なくとも、電子写真方式によりシート状の記録媒体表面に未定着のトナー画像を形成するトナー画像形成手段と、前記記録媒体表面に保持されたトナー画像を、加熱および加圧することにより定着する定着手段と、を備える画像形成装置であって、
前記定着手段が、請求項11または12に記載の定着装置であることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003282000A JP4370845B2 (ja) | 2003-07-29 | 2003-07-29 | 剥離案内板、剥離装置およびそれを用いた定着装置、画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003282000A JP4370845B2 (ja) | 2003-07-29 | 2003-07-29 | 剥離案内板、剥離装置およびそれを用いた定着装置、画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005049647A JP2005049647A (ja) | 2005-02-24 |
JP4370845B2 true JP4370845B2 (ja) | 2009-11-25 |
Family
ID=34267342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003282000A Expired - Fee Related JP4370845B2 (ja) | 2003-07-29 | 2003-07-29 | 剥離案内板、剥離装置およびそれを用いた定着装置、画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4370845B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8553238B2 (en) | 2010-08-19 | 2013-10-08 | Ricoh Company, Ltd. | Media separator, fixing device, and image forming apparatus |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4714901B2 (ja) * | 2006-01-31 | 2011-07-06 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | 定着装置および画像形成装置 |
JP2010160259A (ja) | 2009-01-07 | 2010-07-22 | Fuji Xerox Co Ltd | 剥離装置、定着装置および画像形成装置 |
JP5434607B2 (ja) | 2010-01-07 | 2014-03-05 | 株式会社リコー | 圧縮空気噴射による記録媒体分離を行う定着装置および画像形成装置 |
JP2011186040A (ja) | 2010-03-05 | 2011-09-22 | Ricoh Co Ltd | 圧縮空気噴射による記録媒体分離を行う定着装置および画像形成装置 |
US9063480B2 (en) | 2011-12-28 | 2015-06-23 | Ricoh Company, Limited | Fixing device, image forming device, and separating member |
JP6011038B2 (ja) * | 2012-06-06 | 2016-10-19 | 株式会社リコー | 定着装置および画像形成装置 |
-
2003
- 2003-07-29 JP JP2003282000A patent/JP4370845B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8553238B2 (en) | 2010-08-19 | 2013-10-08 | Ricoh Company, Ltd. | Media separator, fixing device, and image forming apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005049647A (ja) | 2005-02-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7062211B2 (en) | Peeling device and fixing device and image forming apparatus using the peeling device | |
JP2005157179A (ja) | 定着装置、およびそれを用いた画像形成装置 | |
JP2005128333A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5434607B2 (ja) | 圧縮空気噴射による記録媒体分離を行う定着装置および画像形成装置 | |
JP5942341B2 (ja) | 定着装置及び画像形成装置 | |
JP2007121329A (ja) | 定着装置および画像形成装置 | |
JP4586392B2 (ja) | 定着装置および画像形成装置 | |
JPH11184300A (ja) | 定着装置 | |
JP4696845B2 (ja) | 定着装置および画像形成装置 | |
JP4370845B2 (ja) | 剥離案内板、剥離装置およびそれを用いた定着装置、画像形成装置 | |
JP2006071921A (ja) | 定着装置および画像形成装置 | |
US8818250B2 (en) | Fixing device and image forming apparatus | |
JP5262500B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2007086543A (ja) | 定着装置および画像形成装置 | |
JP2007147905A (ja) | 定着装置および画像形成装置 | |
JP4396784B2 (ja) | 剥離装置およびそれを用いた定着装置、画像形成装置 | |
JP2005202043A (ja) | 剥離装置、およびそれを用いた定着装置、画像形成装置 | |
JP5423268B2 (ja) | 定着装置と画像形成装置 | |
JP2007193121A (ja) | 定着装置および画像形成装置 | |
JP2001083832A (ja) | 定着装置及びこれに用いられる剥離シート | |
JP3780881B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2007199383A (ja) | 定着装置および画像形成装置 | |
JP2007114634A (ja) | 定着装置および画像形成装置 | |
JP2008225173A (ja) | 定着装置 | |
JP4595615B2 (ja) | 定着装置及びこれを用いた画像形成装置並びに剥離案内部材 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD05 | Notification of revocation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425 Effective date: 20041224 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060622 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080930 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090324 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090521 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090811 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090824 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120911 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4370845 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120911 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130911 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |