JP4370596B2 - 産業財産権の手続管理システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、産業財産権に関する手続を管理する、手続管理システムに関し、詳しくはパソコン等の情報端末を用いて産業財産権の期日管理等を行う手続管理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、政府機関、各種団体に対する手続が、従来の書面による手続に代えて、電子データを提出することにより行われている。政府機関、各種団体によっては、電子データとして受付けた手続を基に手続データベースを構築し、当該手続情報を一般に公開している。
【0003】
ところで、特許等に代表される産業財産権にあっては、一出願に対して経時的に複数の手続が発生するという特徴を有する。そのため、当該出願に関する手続の記録を行うと共に、審査請求、年金支払い等の期日管理が必要である。然るに、手続の記録及び期日管理のためにパソコン等の情報端末で稼動する手続管理システムに、手続名や提出日等を手作業による入力で行うのは負担であると共に、誤入力を生じやすい。また、特定の出願についての経過と共に、実際の手続の内容を参照したいことがある。
【0004】
以上のような理由から、産業財産権の手続管理システムには、期日管理等のための書誌的事項の管理部分と、包袋管理といわれる実際の手続の内容を管理する部分が必要であると共に、手作業による誤入力を避けることが必要である。
【0005】
本出願人は【特許文献1】及び【特許文献2】において期日管理等に使用する書誌的事項の管理と、包袋管理とを効率よく行うことのできる手続管理システムに係る発明を提案している。
【0006】
これらの提案において本出願人は、手続の遂行のために作成した外部文書ファイル或いは送達書類から書誌的事項を抽出して手続管理システムのレコードのフィールドに記録すると共に、外部文書ファイルの蓄積位置を手続管理システムのレコードのフィールドに記録するようにして、特定の出願における期限等の管理と、包袋管理とを同一の手続管理システムで行えることを開示している。
【0007】
ところで、このような手続管理システムを使用するユーザーは、当該手続管理システムの導入時期が、ユーザーによって異なっているのが一般的である。また、電子データによる手続の受付開始当初から、必ずしも電子的な手続を行っているわけではなく、書面手続によるデータと電子的な手続によるデータを混在して管理しているのが実情である。
【0008】
ここで、ユーザーが電子的な手続を行った出願についての詳細情報を参照するときには、手続管理システムにより当該出願を出願番号等で検索し、検索したレコードに蓄積された出願書類の蓄積位置等を元に詳細情報を参照できる。しかし、書面手続を行った部分については電子包袋データを有していないので、当然ながら発明の詳細等の詳細情報を参照することができない。
【0009】
このため、電子的な手続詳細情報を蓄積していないものについては、通信ネットワークを介して、政府機関、各種団体によって提供されている手続集中管理システムを利用することになる。この手続集中管理システムとは、産業財産権に関する手続情報等を、有料ないしは無料により提供しているデータベースシステムである。この場合は一般的に、当該手続集中管理システムのアドレスにアクセスし、希望する法区分、公報種別、一連番号を選択し、入力して、意図する手続詳細情報を得ることが行われる。しかし、この詳細情報を手続集中管理システムから入手するには産業財産権の制度に関する知識が必要である。日本国の特許を例にとれば、公開制度開始以前は公告公報、公開制度開始以後は公開公報と公告公報或いは公開公報と登録公報のように、入手を意図する文献内容を操作者が選択しなければならない。これは操作者にとっての負担となり、更に操作者が誤った入力を行った場合は、当該手続集中管理システムにとっても処理負担をかけることになる。
【0010】
米国特許商標庁のデータベースのように、一意的に手続情報データベースのアドレスと、特許番号とを組合わせて所要の公報を入手できる手続集中管理システムの場合は、オペレータが公報の種別を特に意識することなく比較的容易に出願の詳細情報を入手できる。しかし、日本を始めとする、一の出願に対して複数の異なる番号の公報が発行される国の、産業財産権に関する公報等の詳細情報を入手するに際しては、上述のような理由から操作者に非常に負担がかかる。
【0011】
これらに関して、【特許文献3】においては、▲1▼抄録データベースの抄録を利用者のパソコンに表示する文献検索システムにおいて、▲2▼抄録に対応した詳細情報を記憶した詳細情報データベースの詳細情報と、当該抄録とをハイパーリンク付けを行い、▲3▼当該ハイパーリンク付けを通信部から情報端末への抄録情報送付時に行って記憶し、かつ抄録にハイパーリンク付けを示す表示を設け、▲4▼ハイパーリンク付けを示す表示を指定したときに、詳細データベースの当該詳細情報を情報端末に表示することを特徴とした文献検索システムが開示されている。
【0012】
然るに、手続管理システムの手続詳細データにハイパーリンク付けを行うには、手続データを入力する際にハイパーリンクのアドレスを登録する必要がある。例えば、特許等の出願手続にあっては、最初に手続管理システムのデータベースにデータが無い状態で手続を行い、当該手続後に手続管理システムにデータを登録するので、ハイパーリンクを入手することはできない。加えて、抄録データは技術データであり、刻々と変化する出願経過等の管理データとの関連はない。そのため、特許等が登録された場合に、当該特許公報を入手できるようなハイパーリンク付けを直接行うことはできない。
【0013】
以上のように、【特許文献3】に開示されているハイパーリンクを手続きの管理システムのデータに付与するには、予めリンクするアドレスを入手する必要がある。然るに、出願時点ではリンクするアドレスなど存在しないので、ハイパーリンク付けは不可能である。特に、日本を始めとする、一の出願に対して複数の異なる番号の公報が発行される国では手続きの管理システムのデータにハイパーリンク付けを行って詳細情報を入手することは極めて困難である。
【0014】
【特許文献1】
特許第3058606号
【0015】
【特許文献2】
特許第3364743号
【0016】
【特許文献3】
特開2000−339325号
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
このように、上記のような従来の技術にあっては、手続管理システムに管理していない手続情報を参照しようとする場合、別途手続集中管理システムに接続しなければならず、誤入力や時間のロスが発生していた。また、要求する手続情報が手続管理システムに存在しているか先に確認する手間が生じるという不都合があった。更に、上記手続集中管理システムを使用する際には、利用者は産業財産権の制度に関する知識を要するため、適切な検索式を作成し難いという不都合があった。また、自己の手続管理システムに管理している手続情報と、手続集中管理システムに管理されている手続情報との整合性が取れているかを確認する作業には、非常に時間と手間を要した。
【0018】
【発明の目的】
本発明は、かかる従来技術の有する不都合を改善し、特に、手続管理システムが有する入出力インターフェースやデータベースを活用し、手続集中管理システムから手続情報を効率的に取得する、好適な手段の提供を目的とする。
【0019】
また、目的とする手続情報を、手続管理システムが管理しているか否かを利用者が意識することなく、手続管理システムが管理していない場合に手続集中管理システムから取得できる好適な手段の提供を目的とする。
【0020】
更に、利用者が特に産業財産権の制度に関する知識を必要とせずに、当該制度が複雑な国の手続情報をも、手続管理システムを介して上記手続集中管理システムから取得できる好適な手段の提供を目的とする。
【0021】
これに加え、同一の手続に対しての、利用者が手続管理システムに管理している手続情報と、上記手続集中管理システムに管理されている手続情報とが整合しているかを簡便に確認できる好適な手段の提供を目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する為、本発明に係る産業財産権の手続管理システムは、産業財産権に関する手続の法区分並びに出願番号,公開番号又は登録番号の少なくとも一つを項目に持つ手続のレコードをデータベースとして記憶手段に保持し、当該データベースを用いて前記手続を管理する手続管理システムにおいて、前記記憶手段が、前記法区分に対応する検索エンジンのURLと、前記手続に関する文献の種別を示す種別記号とを保持し、前記データベースは、前記レコードのフィールドを記録するのに用いた,手続に関する外部文書ファイルの前記記憶手段における蓄積位置及びファイル名を当該手続のレコードの前記項目に関連付けて蓄積し管理し、前記手続管理システムの入出力インタフェースは、前記項目を入力すると共に利用者の求めに応じて手続管理システムが手続情報を出力する入出力部と、通信ネットワーク上の前記検索エンジンへの接続を指示する操作部とを備え、(1)当該操作部にて検索エンジンへの接続を指示されることにより前記入出力部に入力されている法区分対応する検索エンジンへ接続するためのURL情報を前記記憶手段から取得し当該検索エンジンへネットワーク通信装置を介して接続するコンピュータを備え、(2)当該コンピュータは、前記検索エンジンへ接続し、前記入出力部に入力されている公開番号又は登録番号の文献の種別を示す種別記号を前記記憶手段から読み出して当該公開番号又は登録番号と共に前記接続した検索エンジンに対して検索式として送信し、当該検索エンジンから産業財産権に関する手続情報を受信する。
【0025】
ここで、上記の「コンピュータ」とは、本出願時におけるコンピュータとして一般的な「電子計算機」を含むことは当然であるが、「量子コンピュータ」等の他の原理により稼動する「コンピュータ」も含む意味で使用している。また、上記の「URL情報」とは、ブラウザのアドレス入力欄に指定できる値(URL、インターネットサーバーに引数として与える値等)を意味するものである。以上の各用語の定義は、他の発明に使用している用語についても適用するものである。
【0027】
また、他の発明に係る産業財産権の手続管理システムは、請求項1記載の手続管理システムにおいて、前記外部文書ファイルの表示を指示する操作部を備え、当該操作部にて外部文書ファイルの取得を指示されると、前記コンピュータは、当該外部文書ファイルの蓄積位置及びファイル名を前記データベースから読み出し、当該読み出した蓄積位置及びファイル名をもとに当該外部文書ファイルを記憶手段から取得する手続管理システムであって、前記コンピュータは、前記データベースから読み出した蓄積位置に外部文書ファイルが存在しない場合に、前記(1)及び(2)の動作を実行する。
【0045】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
【0046】
以下、本発明の一実施形態を図1及至図9に基づいて説明する。
【0047】
図1は、手続集中管理システム3と、インターネット等の通信ネットワーク2を介して接続された手続管理システム1の構成図の一例である。同図に示すように、手続管理システム1は複数存在しており、夫々通信ネットワーク2と接続されている。また、手続集中管理システム3は、産業財産権の一以上の法区分に対して検索エンジン4を備えており、夫々が通信ネットワーク2と接続している。ここで、検索エンジン4が夫々通信ネットワーク2と接続しているとは、物理的な回線接続が行われていなくてもよい。すなわち、他のコンピュータが、検索エンジン4の通信ネットワーク2における論理的位置(例えばURL等)を指定することにより、当該検索エンジンと通信可能な状態であることを表す。また、この検索エンジン4は、通信ネットワーク2を介して文献種別と照会番号とからなる検索式を送信されることにより、当該検索式に対する結果として、産業財産権の事件に関する情報(特に当該事件に関する詳細情報)を、HTTP等のプロトコルにより返信する機能を持つ。なお、ここで検索式と称しているのは、検索エンジン或いはウェブのデータベースに所要のデータを配信させるための複数のデータの並びを意味し、例えば特許番号のような単一の項目による検索式を意味するものではない。また、通信ネットワーク2の上記以外の例としては、無線LAN、ISDN、フレームリレー、電話通信網等の電気的な通信を行える通信ネットワークがある。
【0048】
次に、図1における手続管理システム1の構成図が図2である。この手続管理システム1は図2に示すように、手続管理システムのプログラムにより提供される入出力インターフェース12と、第1の記憶部13と、第2の記憶部14と、第3の記憶部15と、これらを制御するコンピュータ11とから成り立っている。これら各構成要素は相互に接続されており、データの授受を行いながら協働する。また、第1の記憶部13は、上述の検索エンジン4の夫々に接続するためのURL情報16を記憶している。更に、第2の記憶部14は、上述の検索エンジン4の検索式の一部として使用する種別記号17を記憶している。また、第3の記憶部15は、産業財産権に関する詳細情報18を記憶している。
【0049】
続いて、図2の手続管理システム1を、パーソナルコンピュータに適用した場合におけるブロック図の一例が図3である。この手続管理システム1は同図に示すように、ディスプレイ5と、メモリ7と、キーボード等8と、ハードディスク9と、これらを制御するCPU6とから構成されている。これら各構成要素はバス10により接続されており、相互に通信を行えるように構成されている。また、ハードディスク9には、上述の入出力インターフェース12のプログラムコードを含む手続管理システムのプログラム100と、URL情報16と、種別記号17と、詳細情報18とを、ファイルやデータベースの形式により記憶している。但し、URL情報16と種別記号17は、ハードディスクにファイルとして記録していなくとも、手続管理プログラム100中にコードとして記録しておくこともできる。しかし、本発明はURL情報16及び種別記号17の記憶部位で限定されるものではない。このように、図2における第1の記憶部と、第2の記憶部は必ずしも図3におけるハードディスク9に対応している必要は無いが、第3の記憶部は、図3におけるハードディスク9に対応している。また、図2におけるコンピュータ11は、図3におけるCPU6に対応している。
【0050】
そして、CPU6が各種プログラムやデータを解釈・実行する際には、手続管理プログラム100やデータを、ハードディスク9からメモリ7に読み込むことにより行う。通常、プログラムの実行中は、URL情報16と種別記号17はメモリ7に読込まれるが、これらを参照する必要がある都度、ファイルから読込むこともできる。また、プログラムの実行結果等を表示する際には、CPU6が当該実行結果をディスプレイ5に表示することにより行う。更に、利用者からの指示命令は、キーボード等8を介してCPU6が受け付ける。ここで、キーボード等8は、パーソナルコンピュータに一般的に使用されているマウス等を含む入力手段を意味している。また、ディスプレイ7は、CRTディスプレイや液晶ディスプレイ等の出力手段である。
【0051】
次に、図3においてハードディスク9に記憶されている内容を、ディスプレイ5を用いて表示してなる入出力インターフェイス12の表示例を図4に示す。この入出力インターフェース12は同図に示すように、法区分指定部21と、複数のラベル22と、当該ラベル毎に備えられた入出力部23と、操作部24とから構成されている。これらのうち、法区分は直接手入力する他、プルダウン方式による法区分指定部21を用いて選択入力することが可能であり、また、入出力部23はテキストボックス方式により,情報の入出力を行うことが可能である。また、ラベル22は項目名を表示し、出願番号、公開番号、公告番号、又は登録番号等の種別を識別するための種別識別子であり、色彩や記号による識別の他、下線部等の代替手段によっても良く、情報の入出力を行うテキストボックスと種別との対応を示すものであれば何れも利用できる。操作部24は、利用者による検索指示を受付可能なもので、ボタン等のユーザーインターフェイスが好適に用いられる。以上のような入出力インターフェイス12は、利用者が手続管理システム1へ手続情報を入力する際や、利用者の求めに応じて手続管理システム1が手続情報を出力する際に使用される。
【0052】
次に、図3においてハードディスク9に記憶されている、URL情報16の例を図5に示す。URL情報16は同図に示すように、法区分項目とこれに対応するURL情報項目とから構成されている。ここで、法区分項目とは、産業財産権の法区分を格納する項目である。また、URL情報項目とは、上記法区分に対応した、手続集中管理システム3の検索エンジン4のURL情報を格納する項目である。URL情報16が以上のようなデータ構造を有することにより、特定の法区分に対応した検索エンジン4のURL情報を特定する事ができる。例えば、法区分が「特許」であれば、URLが「www.xxx1.co.jp」であることが特定できる。
【0053】
次に、図3においてハードディスク9に記憶されている、種別記号17の概念的な構成例を図6に示す。この種別記号17は同図に示すように、法区分項目と、種別識別子項目と、種別記号項目とから構成されている。ここで、法区分項目とは、上述の法区分項目と同義であるので説明を省略する。また、種別識別子項目とは、上述の入出力インターフェース12の種別識別子(上述の説明ではラベル22)の種別を格納する項目である。また、種別記号項目とは、手続集中管理システム3の検索エンジン4に検索式の一部として送信する、種別記号を格納する項目である。種別記号17が以上のようなデータ構造を有することにより、特定の法区分と種別識別子との組み合わせに対応した種別記号を特定する事ができる。例えば、法区分が「意匠」で、種別識別子が「登録番号」であれば、種別記号が「S」であることが特定できる。当然のことながら、法区分とテキストボックス等のユーザーインターフェイスの種別が分かれば種別記号は生成できるので、この関係をプログラム中にコーディングしておくことにより、特定のデータ構造に係らず種別記号を生成することができる。
【0054】
次に、図3においてハードディスク9に記憶されている、詳細情報18のデータ構造の一例を図7に示す。この詳細情報18のファイルは、手続管理システムが管理するデータベースと同義のもので、出願毎の情報をデータベースのレコードに記録しており、産業財産権に関する手続の期日管理、包袋管理が可能なデータ構造となっている。詳細情報18は同図に示すように、書誌的項目として、法区分項目と、出願番号項目と、整理番号項目と、公開番号項目と、登録番号項目とを備えている。ここで、法区分項目とは、上述の法区分項目と同義であるので説明を省略する。また、出願番号項目とは、産業財産権の出願番号を格納する項目である。更に、整理番号項目とは、当該出願を行った主体(法人等)の管理用の整理番号を格納する項目である。また、公開番号項目とは、当該出願が公開された際の公開番号を格納する項目である。更に、登録番号項目とは、当該出願が登録された際の登録番号を格納する項目である。なお、本発明は詳細情報18の特定の構造に限定されるものではないが、法区分項目と出願番号項目などの一意的に出願を特定できる項目と、出願手続きファイルの位置情報は少なくとも含まれる。
【0055】
また、同図に示すように、詳細情報18は、書誌的項目に加えて、諸手続項目として、手続名項目と、提出日項目と、パス+ファイル名項目との組み合わせを複数備えている。ここで、手続名項目とは、上記の書誌的項目によって把握される、特定の産業財産権に関する手続を格納する項目である。また、提出日項目とは、当該手続を提出した日を格納する項目である。また、パス+ファイル名項目とは、当該手続に関する情報を格納している論理的位置情報を格納する項目であり、出願に用いた電子手続ファイルのパス名とファイル名、PDF形式の公報のパス名とファイル名などが記録されている。また、全ての出願手続が電子的に行われているわけではないので、このパス名+ファイル名項目のフィールドは空の状態である場合もある。更に、このフィールドにはパス名のみを入力しておいて、当該パスにあるファイルを手続管理システムで表示するように構成されることもあるが、本発明は、電子的に読み取り及び表示可能なパス名、ファイル名あるいはパス名とファイル名をデータベースのレコードに持つ手続管理システムに広範に適用できるものであって、特定のデータベース構造に限定されるものではない。詳細情報18が以上のようなデータ構造を有することにより、書誌的項目によって特定された産業財産権に関する事件の、詳細情報が格納されている論理的位置を特定することができる。例えば、整理番号が「ULT-032」であれば、特許出願の際に提出した書類情報は「c:\出願\2003\ULT032.html」に格納されていることが特定できる。
【0056】
次に、本実施形態における各構成要素の動作を図8のフローチャートに従って説明する。
【0057】
図3の手続管理システムを使用して産業財産権の検索を行おうとする者(以下「使用者」と略す。)は、入力手段であるキーボード等9を使用し、入出力インターフェース表示のコマンドを入力すると、CPU6はそのコマンドを解釈し、入出力インターフェース12をディスプレイ5に表示する。
【0058】
次に、CPU6は使用者から入出力インターフェース12を通じて、法区分と、暦年情報と、一連番号との入力を受け付ける(S1)。ここで、使用者はキーボード等9を使用し、入出力インターフェース12の法区分指定部21において法区分を選択する。また、出願番号と公開番号と登録番号との少なくとも一つのラベル22に対応する入出力部23に、暦年情報と一連番号とを入力する。上述のように法区分指定部21は、プルダウン方式で選択が可能であるので、利用者の便宜のために初期値が設定されているのが好ましい。また、登録番号のラベル22に対応する入出力部23に関しては、一連番号を入力するのみでよい。これは、日本国においては出願番号と公開番号とは、暦年情報と一連番号とから事件を特定できる(例えば「H15−123456」)のに対し、登録番号は一連番号から事件を特定できる(例えば「第123456号」)ためである。以下、登録番号のラベル22に対応する入出力部23に入力されている値を基に処理が進められている場合は、「暦年情報と一連番号と」という箇所を「一連番号(と)」と読み替えるものとする。この読み替えは、図8のフローチャートにおいても同様である。
【0059】
次に、使用者が、入出力インターフェース12上の操作部24を介して検索実行命令を指示すると、CPU6はそれを受け付けて検索を開始する。
【0060】
続いて、CPU6は入出力インターフェース12に入力されている法区分と、暦年情報と、一連情報とを取得し、入力値の正常値チェックを行う(S2)。この入力値チェックは、▲1▼法区分指定部21において選択されている法区分に対して、入力されるべき入出力部23に入力がされているか、▲2▼当該入出力部23に入力されている値が正常な値であるか、という点について行う。
【0061】
上記▲1▼のチェック方法としては、使用者が法区分指定部21において選択した法区分に対応して、入力しておくべき入出力部23を決めておき、当該入出力部23に入力がされていない場合はエラーメッセージを表示する方法がある。例えば、法区分が「特許」であればラベル22が「公開番号」に対応する入出力部23に入力がされているかをチェックする。また同様に、法区分が「意匠」であればラベル22が「登録番号」に対応する入出力部23に入力がされているかをチェックする等である。
【0062】
また、上記▲2▼のチェック方法としては、上記▲1▼によって入力されるべきとされた入出力部23に入力されている値が、正常な形式であるであるかどうかを確認し、不正形式の場合はエラーメッセージを表示する方法がある。例えば、入出力部23に入力されている値が、半角での入力であるか否かや、暦年情報と一連番号とが入力漏れがなく、正常に入力されているかをチェックする。
【0063】
このS2において、上記▲1▼もしくは▲2▼の何れかにエラーがある場合は、使用者からの入力を再度促すため、処理の流れをS1に戻す。また、S2において上記▲1▼、▲2▼の何れにもエラーがない場合は、そのままS3に処理を進める。ここで、複数の入出力部23に入力がされていた場合は、上記▲1▼のチェックを行った入出力部23の値を、S3以下の処理に使用する。
【0064】
続いて、CPU6は、入出力インターフェース12に入力されている法区分と、暦年情報と、一連情報とに対応する産業財産権の詳細情報が、ハードディスク9に記憶された詳細情報18に存在するかの確認を行う(S3)。ここでの確認方法としては、入出力インターフェース12の入出力部23に入力された暦年情報と一連情報とをキー項目として利用し、詳細情報18の書誌的項目を検索する方法がある。例えば、図7の詳細情報18においては、出願番号、公開番号、登録番号の各項目が検索に使用できる。
【0065】
ここで、上記のS3において、該当レコードが詳細情報18に存在した場合は、そのレコードに記録されたパス+ファイル名をCPU6が取得し、当該パス+ファイル名が表す論理的位置から詳細情報を取得する(S8)。
【0066】
上記のS3において、該当レコードにパス+ファイル名が存在しない場合、CPU6は、入出力インターフェース12の法区分指定部21に入力されている法区分を取得する。そして当該取得した法区分に対応するURLを、ハードディスクに記憶されたURL情報16から検索し、取得する(S4)。
【0067】
次に、CPU6は、S4において取得したURLを使用して、手続集中管理システムの検索エンジン4に接続する(S5)。上述のように手続集中管理システム3は、産業財産権の一以上の法区分に対応して検索エンジン4を備えている。そのため、使用者が、入出力インターフェース12の法区分指定部21で選択した法区分に対応した検索エンジン4に接続することが、このS5において可能となる。
【0068】
続いて、CPU6は、入出力インターフェース12の種別識別子であるラベル22に対応する種別記号を、ハードディスクに記憶された種別記号17から検索し、取得する(S6)。例えば、図6の種別記号17では、「法区分」が「意匠」で、「種別識別子」が「登録番号」であった場合は、「種別記号」が「S」であると特定できる。
【0069】
次に、CPU6は、S6において取得した文献種別を示す種別記号と、入出力部23に入力されている暦年情報と一連番号とを、接続中の検索エンジン4に対して検索式として送信する(S7)。ここで、検索エンジン4は一般にWWWサーバのCGIの仕組み(例えば、Perl等のプログラムからなる)により構成されていることが多いため、当該検索式はHTTPプロトコルのポストデータにより送信するのが適当である。このポストデータは、図9に示すように「METHOD= "POST"」と指定することにより、以下の項目の「VALUE=」に指定した値をWWWサーバに引き渡す事が可能である。同図の例では、「VALUE=A」、「VALUE=H12-11111」と指定することによって、種別記号「A」と照会番号「H12-11111」とをWWWサーバに引き渡している。
【0070】
そして、当該送信の結果として、CPU6は、手続集中管理システム3から産業財産権に関する詳細情報を受信することができる。
【0071】
なお、上記実施例では、公開番号、公告番号のように複数の番号が入力され、複数の種類の公報が存在するときの例について記載していないが、この場合は、操作者に何れの公報の取得を希望するかを判断させるためのメッセージを表示してもよく、また、優先順位を決めておき、番号が入力されていれば、登録公報、公告公報、公開公報の順で、公報等の詳細情報を入手するように検索エンジン4に検索データを送出することが可能である。
【0072】
以上述べてきたように本実施形態によれば、手続管理システム1が通常の手続管理に使用している入出力インターフェース12及び詳細情報18を活用し、URL情報16と種別記号17とから取得した情報を利用することにより、手続集中管理システム3の検索エンジン4から手続情報(特に詳細情報)を取得できる。このため、使用者は、手続管理システム1を介して、手続集中管理システム3から効率的に手続情報を取得する事が可能である。
【0073】
また、手続管理システム1は、先に当該手続情報が詳細情報18に管理しているかを確認し、管理していない手続であった場合に手続集中管理システム3から当該手続情報を取得する。このため、使用者が目的とする手続情報を、手続管理システム1と手続集中管理システム3とのどちらが管理しているかを、使用者が意識することなく当該手続情報を取得できる。
【0074】
また、手続管理システム1が、入出力インターフェース12と種別記号17とから、産業財産権の制度に関する種別記号を適切に判断するので、使用者が特に産業財産権の制度に関する知識を有していなくとも良い。
【0075】
(実施の形態2)
【0076】
以下、本発明の他の実施形態を図10及至図15と、図4とに基づいて説明する。本実施形態においては特に、検索エンジンより産業財産権の経過情報(審査経過、最終処分等)を得る例について説明する。以下、実施形態1と同一の符号を付したものについては、特に説明したものを除き実施形態1と同義のものであるので、各々についての説明を省略する。
【0077】
第10図は本発明に係る手続管理システムの構成図の一例である。同図に示されるように複数の手続き管理システム1が通信ネットワーク2を介して検索エンジン4に接続されている。また、この検索エンジン4は、法区分、文献種別及び照会番号をデータとして受信し、当該データに該当する産業財産権の事件に関する情報(特に当該事件に関する経過情報)を自己のデータベースから検索し、手続き管理システム1に当該検索結果をHTTP等のプロトコルにより返信する。この図10は、実施形態1の図1に対応しており、以上説明した点以外の構成要素は同義のものであるので説明を省略する。
【0078】
また、この手続管理システム1は、図11に示すように、検索エンジンのURL情報31を記憶する第1の記憶部13と、法区分の種別を法種別記号32として記憶する第2の記憶部14と、出願番号、公開番号、公告番号又は登録番号等の種別を文献種別記号33として記憶する第3の記憶部15を備えている。この図11は、実施形態1の図2に対応しており、以上説明した点以外の構成要素は同義のものであるので説明を省略する。
【0079】
続いて、図11の手続管理システム1を、パーソナルコンピュータに適用した場合におけるブロック図の一例が図12である。ここで、ハードディスク9には、手続管理プラグラム100と、URL情報31と、法種別記号32と、文献種別記号33とを、ファイルやデータベースの形式により記憶している。ここで、手続管理プラグラム100は、入出力インターフェース12のプログラムコードを含んでいる。この図12は、実施形態1の図3に対応しており、以上説明した点以外の構成要素は同義のものであるので説明を省略する。
【0080】
次に、図3においてハードディスク9に記憶されている内容を、ディスプレイ5を用いて表示してなる入出力インターフェイス12の表示例を図4に示す。この入出力インターフェイス12は、実施形態1の入出力インターフェイス12と同義のものであり、各々の説明を省略するが、特に、法区分指定部21は産業財産権の法区分の種別を識別するための法種別識別子を選択する部位である。
【0081】
また、図12においてハードディスク9に記憶されているURL情報31は、上述の検索エンジン4のURLを保持している。
【0082】
次に、図12においてハードディスク9に記憶されている、法種別記号32と、文献種別記号33とを組み合わせた、概念的な構成例を図13に示す。同図に示すように、この構成例は、法種別記号32が有している法種別識別子項目と法識別記号項目と、文献種別記号32が有している種別識別子項目と文献識別記号項目とから構成されている。ここで、法種別識別子項目とは、産業財産権の法区分を識別する情報を格納する項目である。また、法識別記号項目とは、手続集中管理システム3の検索エンジン4に検索式の一部として送信する、法種別記号を格納する項目である。種別識別子項目とは、入出力インターフェース12の種別識別子の種別を格納する項目である。また、文献種別記号項目とは、手続集中管理システム3の検索エンジン4に検索式の一部として送信する、文献種別記号を格納する項目である。法種別記号32と、文献種別記号33とが以上のようなデータ構造を有することにより、特定の法種別識別子に対応した法種別記号を特定する事ができる。例えば、法種別識別子が「商標」であれば種別識別子の値に関わらず、法種別記号が「M」であることが特定できる。また同様に、特定の種別識別子に対応した文献種別記号を特定する事ができる。例えば、種別識別子が「公開番号」であれば法種別識別子の値に関わらず、文献種別記号が「K」であることが特定できる。
【0083】
次に、本実施形態における各構成要素の動作を図14のフローチャートに従って説明する。
【0084】
図12の手続管理システムを使用して産業財産権の検索を行おうとする者(以下「使用者」と略す。)は、入力手段であるキーボード等9を使用し、入出力インターフェース表示のコマンドを入力すると、CPU6はそのコマンドを解釈し、入出力インターフェース12をディスプレイ5に表示する。
【0085】
次に、CPU6は使用者から入出力インターフェース12を通じて、法区分と、暦年情報と、一連番号との入力を受け付ける(S11)。ここで、使用者はキーボード等9を使用し、入出力インターフェース12の法区分指定部21において法区分を選択する。また、出願番号と公開番号と登録番号との少なくとも一つのラベル22に対応する入出力部23に、暦年情報と一連番号とを入力する。ここで、登録番号のラベル22に対応する入出力部23に関しては、一連番号を入力するのみでよい。以下、登録番号のラベル22に対応する入出力部23に入力されている値を基に処理が進められている場合は、「暦年情報と一連番号と」という箇所を「一連番号(と)」と読み替えるものとする。この読み替えは、図14のフローチャートにおいても同様である。
【0086】
次に、使用者が、入出力インターフェース12上の操作部24を介して検索実行命令を指示すると、CPU6はそれを受け付けて検索を開始する。
【0087】
続いて、CPU6は入出力インターフェース12に入力されている法区分と、暦年情報と、一連情報とを取得し、入力値の正常値チェックを行う(S12)。この入力値チェックS12は、実施形態1におけるS2と同義のものであるので説明を省略する。
【0088】
このS12においてエラーがある場合は、使用者からの入力を再度促すため、処理の流れをS11に戻す。また、S12においてエラーがない場合は、そのままS13に処理を進める。
【0089】
続いて、CPU6は、ハードディスクに記憶されたURL情報31からURLを取得する(S13)。
【0090】
次に、CPU6は、S13において取得したURLを使用して、手続集中管理システム3の検索エンジン4に接続する(S14)。
【0091】
続いて、CPU6は、入出力インターフェース12の法種別識別子である法区分指定部21に入力されている法区分に対応する法種別記号を、ハードディスクに記憶された法種別記号32から検索し、取得する(S15)。
【0092】
続いて、CPU6は、入出力インターフェース12の種別識別子であるラベル22に対応する文献種別記号を、ハードディスクに記憶された文献種別記号33から検索し、取得する(S16)。
【0093】
次に、CPU6は、S15とS16とにおいて取得した法種別記号と文献種別記号と、入出力部23に入力されている暦年情報と一連番号とを、接続中の検索エンジン4に対して検索式として送信する(S17)。ここで、実施形態1と同様の理由から、当該検索式はHTTPプロトコルのポストデータにより送信するのが適当である。
【0094】
そして、当該送信の結果として、CPU6は、手続集中管理システム3から産業財産権に関する詳細情報(特に当該事件に関する経過情報)を受信することができる。
【0095】
また、本実施形態においては、実施形態1の手続管理システム1が管理していた詳細情報18と同義のものを、第4の記憶部に記憶して保持しておくのが望ましい。これは、使用者が管理している産業財産権の経過情報(詳細情報18から取得)が、S17で取得した手続集中管理システム3から提供される経過情報と異なる部分が無いかを確認する為である。
【0096】
具体的には、CPU6が、S11で入出力部23に入力された暦年情報と一連番号と、当該入出力部23に対応するラベル22から取得した種別識別子(例えば出願番号や公開番号等)とをキー項目として、詳細情報18の書誌的項目を検索する。そして、当該検索の結果に該当するレコードが存在すれば、CPU6は、そのレコードの諸手続項目の手続名、提出日、パス名+ファイル名の各項目を全て読み出し、例えば図15の手続表示窓41のようにディスプレイ5に表示する。
【0097】
この図15の手続表示窓41は、諸手続の表示方法の一例であり、諸手続表示部42とパス名+ファイル名表示部43とを備えている。諸手続表示部42には、先にCPU6が、詳細情報18から読み出した諸手続項目のうち、手続名と提出日とを日付順にソートして表示している。また、出願と審査請求の様に同じ日に複数の手続きが行われることがあるので、同じ日付のものは更に手続き内容でソートして並べ表示すると、比較が容易になる。
【0098】
また、パス名+ファイル名表示部43には、諸手続表示部42に表示されている諸手続のうち、現在アクティブ(選択されている)になっている手続についての、パス名+ファイル名が表示している。このパス名+ファイル名は、先にCPU6が、詳細情報18から読み出した諸手続項目のうち、パス名+ファイル名を表示していることは言うまでも無い。また、諸手続表示部42に表示されている諸手続のうちの個別手続を、使用者がキーボード等8で選択することにより、CPU6が、当該手続のパス+ファイル名を使用して当該手続を表示するように構成すると、即座に当該手続の確認が行えるため望ましい。
【0099】
以上の手続表示窓41を、CPU6が、S17で手続集中管理システム3から取得した産業財産権に関する経過情報と別ウインドウで表示すると、使用者が手続管理システム1と手続集中管理システム3との経過情報に差異が無いかを簡便に比較することができる。この際には、S17で手続集中管理システム3から取得した産業財産権に関する経過情報も、CPU6が、先の手続表示窓41と同様の基準(日付、手続内容)でソートして表示すると、両者の比較が容易である。
【0100】
以上述べてきたように本実施形態によれば、手続管理システム1が通常の手続管理に使用している入出力インターフェース12を活用し、URL情報31と法種別記号32と文献種別記号33とから取得した情報を利用することにより、手続集中管理システム3の検索エンジン4から手続情報(特に経過情報)を取得できる。このため、使用者は、手続管理システム1を介して、手続集中管理システム3から効率的に手続情報を取得する事が可能である。
【0101】
また、検索エンジン4から取得した経過情報と、手続管理システムが管理する詳細情報18から取得した経過情報とが、同一の基準でソートされた状態での確認が行える為、両者が整合しているかを使用者が容易に把握できる。
【0102】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成され機能するので、これによると、手続管理システムが手続管理に使用する入出力インターフェースやデータベースを活用することにより、手続集中管理システムから手続情報を効率的に取得できる。
【0103】
また、使用者が目的とする手続情報を、手続管理システムが、自己が管理しているか否かを判断し、管理していない場合は手続集中管理システムから取得するので、使用者は、目的とする手続情報が手続管理システムと手続集中管理システムとのどちらに存在するかを特に意識せずとも良い。
【0104】
また、手続管理システムが種別記号等から、産業財産権の制度に関する種別記号を判断する為、使用者が特に産業財産権の制度に関する知識を有せずとも、目的とする手続情報を手続集中管理システムから取得できる。
【0106】
以上のような点により、使用者が特に意識することなく、手続管理システムと手続集中管理システムとを、整合性を保ちながら同一のインターフェースにより使用できるという、従来にない優れた手続管理システムを提供することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】手続集中管理システム3と通信ネットワーク2を介して接続された、手続管理システム1の構成図の一例である。
【図2】図1における手続管理システム1の構成図である。
【図3】図2の手続管理システム1を、パーソナルコンピュータに適用した場合におけるブロック図の一例である。
【図4】入出力インターフェース12の表示例である。
【図5】図3においてハードディスク9に記憶されている、URL情報16の例である。
【図6】図3においてハードディスク9に記憶されている、種別記号17の概念的な構成例である。
【図7】図3においてハードディスク9に記憶されている、詳細情報18のデータ構造の一例である。
【図8】図3における手続管理システム1が行う処理のフローチャートである。
【図9】ポストデータの一例である。
【図10】手続集中管理システム3と通信ネットワーク2を介して接続された、手続管理システム1の構成図の一例である。
【図11】図10における手続管理システム1の構成図である。
【図12】図11の手続管理システム1を、パーソナルコンピュータに適用した場合におけるブロック図の一例である。
【図13】図12においてハードディスク9に記憶されている、法種別記号32と文献種別記号33とを組み合わせた、概念的な構成例である。
【図14】図12における手続管理システム1が行う処理のフローチャートである。
【図15】手続表示窓41の表示例である。
【符号の説明】
1 手続管理システム
2 通信ネットワーク
3 手続集中管理システム
4 検索エンジン
5 ディスプレイ
6 CPU
7 メモリ
8 キーボード等
9 ハードディスク
10 バス
11 コンピュータ
12 入出力インターフェース
13 第1の記憶部
14 第2の記憶部
15 第3の記憶部
16 URL情報
17 種別記号
18 詳細情報
21 法区分指定部
22 ラベル
23 入出力部
24 操作部
31 URL情報
32 法種別記号
33 文献種別記号
41 手続表示窓
42 手続表示部
43 パス+ファイル名表示部
100 手続管理プログラム

Claims (2)

  1. 産業財産権に関する手続の法区分並びに出願番号,公開番号又は登録番号の少なくとも一つを項目に持つ手続のレコードをデータベースとして記憶手段に保持し、当該データベースを用いて前記手続を管理する手続管理システムにおいて、
    前記記憶手段が、前記法区分に対応する検索エンジンのURLと、前記手続に関する文献の種別を示す種別記号とを保持し、
    前記データベースは、前記レコードのフィールドを記録するのに用いた,手続に関する外部文書ファイルの前記記憶手段における蓄積位置及びファイル名を当該手続のレコードの前記項目に関連付けて蓄積し管理し
    前記手続管理システムの入出力インタフェースは、前記項目を入力すると共に利用者の求めに応じて手続管理システムが手続情報を出力する入出力部と、通信ネットワーク上の前記検索エンジンへの接続を指示する操作部とを備え、
    (1)当該操作部にて検索エンジンへの接続を指示されることにより前記入出力部に入力されている法区分対応する検索エンジンへ接続するためのURL情報を前記記憶手段から取得し当該検索エンジンへネットワーク通信装置を介して接続するコンピュータを備え、
    (2)当該コンピュータは、前記検索エンジンへ接続し、前記入出力部に入力されている公開番号又は登録番号の文献の種別を示す種別記号を前記記憶手段から読み出して当該公開番号又は登録番号と共に前記接続した検索エンジンに対して検索式として送信し、当該検索エンジンから産業財産権に関する手続情報を受信することを特徴とした手続管理システム。
  2. 請求項1記載の手続管理システムにおいて、
    前記外部文書ファイルの取得を指示する操作部を備え、
    当該操作部にて外部文書ファイルの取得を指示されると、前記コンピュータは、当該外部文書ファイルの蓄積位置及びファイル名を前記データベースから読み出し、当該読み出した蓄積位置及びファイル名をもとに当該外部文書ファイルを記憶手段から取得する手続管理システムであって、
    前記コンピュータは、前記データベースから読み出した蓄積位置に外部文書ファイルが存在しない場合に、前記(1)及び(2)の動作を実行することを特徴とした手続管理システム。
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