JP4370332B2 - 情報処理装置 - Google Patents
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Description
このような中、例えば、従来のAVデジタルネットワーク機器では、一つの機器内に、ネットワーク接続のためのインターフェースと、ネットワークへ接続するための機能が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
また、例えば、ネットワークに接続するための機能を備えていない従来のテレビを、ネットワークに接続する場合、テレビに、ネットワーク接続のためのインターフェースと、ネットワークへ接続するための機能の追加が必要になり、逆に言えばこれらを追加すれば、このテレビをネットワークへ接続することができ、テレビに新たな機能を追加することができる。
しかしながら、オプション機器として設計されていない場合には、その機器に容易に機能を拡張することはできず、利用者が新しい機能を使用したい場合には、機器全てを買い換える必要があった。
以下、本発明の実施の形態1について、テレビ等の映像情報処理装置にネットワークモジュールを追加する場合を例にして詳細に説明する。
図1は、この発明の実施の形態1による情報処理装置を示す構成図である。
図1において、映像情報処理装置100(第1のモジュール)は、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103がシステムバス110で接続されている。CPU101は、ROM102内に格納されているプログラム(第1の制御ソフトウェア)を読み出し、RAM103を利用し、処理を実行する。
チューナー105は、テレビ信号の放送波を受信し、デコーダー104は、チューナー105で受信されたテレビ信号(映像信号)をデコードする。デコーダー104でデコードされる映像信号は、CPU104からも制御可能である。ビデオコントローラ106は、CPU101の制御で、表示画面を生成したり、デコーダー104からの映像信号を合成し、モニタ120に出力する。
ネットワークモジュール150(第2のモジュール)は、映像情報処理装置100のI/F108と接続されるインターフェース(I/F)152を有し、I/F152は、モジュールコントローラ151と接続されている。モジュールコントローラ151は、ROM153、RAM156とネットワークコントローラ154を制御する。ネットワークコントローラ154は、ネットワークに関する制御を行い、ネットワークI/F155を介して、ネットワーク121に接続される。
モジュールコントローラ151は、初期状態においては、I/F152とROM153を接続するように設定されている。このROM153には、ネットワークモジュール150を動作させるためのプログラム(第2の制御ソフトウェア)が搭載されている。
図2において、ROM153には、ネットワークモジュール150に搭載されるモジュールコントローラ151、RAM156、ネットワークコントローラ154を制御するためのドライバソフトウェア1532と、ネットワーク用のプロトコルソフトウェア1533(制御プログラム)、およびアプリケーションソフトウェア1534(利用プログラム)が搭載されており、これらは映像情報処理装置100のメインプログラムが、映像情報処理装置100にロードするためのローディングソフトウェア1531(第1のモジュールに追加するプログラム)でまとめられている。
図3は、この発明の実施の形態1による情報処理装置のネットワークモジュールを追加するときのソフトウェアの流れを示すフローチャートである。
図3で、電源投入(ステップ300)後、映像情報処理装置100においては、各デバイス(CPU101、RAM103、デコーダー104、チューナー105、ビデオコントローラ106、周辺装置コントローラ107)の初期化が行われる(ステップ301)。
その後、映像情報処理装置100のメインプログラムが、ROM102から読み出され、実行される(ステップ302)。
また、映像情報処理装置などの既成のモジュールには、追加されるネットワークモジュールから制御プログラムを読み出す機能のみを予め搭載していればよい。そのため、既成のモジュールは、追加されるネットワークモジュール用のプログラム等を予め搭載しておく必要はなく、結果として、既成のモジュールのメモリ容量を低減することができる。
また、追加されるネットワークモジュールにメモリが搭載されており、既成のモジュールが追加のメモリを利用する手段を有するため、さらに高い機能を追加することができる。また、既成のモジュールでは、あらかじめメモリを多く搭載しておく必要はなく、既成のモジュールで必要なメモリのみ搭載し、コストを低減することができる。
実施の形態1では、ネットワークモジュール150のRAM156はドライバソフトウェア1532により利用可能になり、プロトコルソフトウェア1533、アプリケーションソフトウェア1534の実行時に利用されるメモリ領域になるが、RAM156は、CPU101からアクセスされるためには、周辺装置コントローラ107、I/F108、および、I/F152、モジュールコントローラ151を介してアクセスされるため、CPU101がRAM103をアクセスする速度と比べて遅くなることがある。そのため、ネットワークモジュール150を接続したときの動作を以下のようにする。
また、映像情報処理装置などの既成のモジュールに搭載されているプログラムの一部を、追加したモジュールに搭載のメモリ上で実行するように変更でき、また、追加モジュールに搭載のソフトウェアも、既成モジュール上のメモリで実行できるため、メモリの利用方法を最適にすることができ、システムの性能向上を図ることができる。
実施の形態3は、テレビ等の映像情報処理装置にHDDモジュールを追加する場合を例にして説明する。
図4は、この発明の実施の形態3による情報処理装置を示す構成図である。
図4において、100〜108、110、120、150は図1におけるものと同一のものである。ハブ130は、映像情報処理装置100に複数の周辺装置を接続するためのものであり、例えば、USBハブなどがある。このハブ130を使用し、ネットワークモジュール150とハードディスクモジュール(以下HDDモジュール)160を接続する。接続の順番は、ネットワークモジュール150を接続し、その後、HDDモジュール160を接続する。
ネットワークモジュール150の接続については、実施の形態1と同様であるため、その説明を省略する。
モジュールコントローラ161は、初期状態においては、I/F162とROM163を接続するように設定されている。このROM163には、HDDモジュール160を動作させるためのソフトウェアが搭載される。
図5において、ROM163には、ドライバソフトウェア1632と、HDD165内のファイルにアクセスするためのファイルシステムソフトウェア1633、およびHDDモジュール160を接続した場合に実行されるアプリケーションソフトウェア1634が搭載されており、これらは映像情報処理装置100のメインプログラムが、映像情報処理装置100にロードするためのローディングプログラム1631でまとめられている。
図6は、この発明の実施の形態3による情報処理装置のHDDモジュールを追加するときのソフトウェアの流れを示すフローチャートである。
図6で、ハブ130は、前述のように、複数の周辺装置を接続するための装置であり、接続時の動作については、映像情報処理装置100とHDDモジュール160を直接接続した場合と同様であるので、ハブの動作は省略する。
そのときに、HDDモジュール160が接続された場合、新規の周辺装置(ステップ304)の判定は“あり”になり、映像情報処理装置100のメインプログラムは、ROM163に搭載されているローディングソフトウェア1631を読み出し、実行する(ステップ320)。この処理までは、映像情報処理装置100で動作しているメインプログラムで実行される。
また、ファイルシステムソフトウェア1633は、映像情報処理装置100上のRAM103にRAMファイルシステムなどが搭載されている場合には、それを利用することも可能であるが、HDD165に適したファイルシステムソフトウェアを搭載することが可能であり、より有効にHDD165を使用することができる。
実施の形態3では、映像情報処理装置にHDDモジュール160を接続した場合の例を示したが、実施の形態4では、映像情報処理装置にコンパクトディスク(CD)やDigital Versatile Disk(DVD)などのディスクメディアにアクセスするディスクモジュールを接続した場合の例を示す。
図7において、100〜108、110、120は図1におけるものと同一のものである。ディスクモジュール170は、映像情報処理装置100に接続されるインターフェース(I/F)172を有し、I/F172は、モジュールコントローラ171と接続されている。モジュールコントローラ171は、ROM173、RAM176とディスクコントローラ174を制御する。ディスクコントローラ174は、ディスク175の制御を行う。
モジュールコントローラ171は、初期状態においては、I/F172とROM173を接続するように設定されている。このROM173には、ディスクモジュール170を動作させるためのソフトウェアが搭載される。
図8において、ROM173には、ドライバソフトウェア1732と、ディスク175にアクセスするためのファイルシステムソフトウェア1733、及びディスクモジュール170を接続した場合に実行されるアプリケーションソフトウェア1734が搭載されており、これらは映像情報処理装置100のメインプログラムが、映像情報処理装置100にロードするためのローディングプログラム1731でまとめられている。
図9は、この発明の実施の形態4による情報処理装置のディスクモジュールを追加するときのソフトウェアの流れを示すフローチャートである。
図9で、映像情報処理装置100においては、メインプログラム動作(ステップ302)、周辺装置コントローラ107が周辺装置を検索(ステップ303)、新規の周辺装置(ステップ304)“なし”の判定で、ループしている。
そのときに、ディスクモジュールが接続された場合、新規の周辺装置(ステップ304)の判定は“あり”になり、映像情報処理装置100のメインプログラムは、ROM173に搭載されているローディングソフトウェア1731を読み出し、実行する(ステップ330)。この処理までは、映像情報処理装置100で動作しているメインプログラムで実行される。
ディスク175にアクセスするために使用されるファイルシステムソフトウェア1733は、ディスク175により異なる場合が多く、ディスクコントローラ174で制御可能なディスク175に対応したファイルシステムソフトウェア1733のみを搭載することができる。
103 RAM、104 デコーダー、105 チューナー、
106 ビデオコントローラ、107 周辺装置コントローラ、
108 インターフェース、110 システムバス、120 モニタ
150 ネットワークモジュール、151 モジュールコントローラ、
152 インターフェース、153 ROM、
154 ネットワークコントローラ、
155 ネットワークインターフェース、156 RAM、
160 HDDモジュール、161 モジュールコントローラ、
162 インターフェース、163 ROM、164 HDDコントローラ、
165 HDD、166 RAM、
170 ディスクモジュール、171 モジュールコントローラ、
172 インターフェース、173 ROM、
174 ディスクコントローラ、175 ディスク(CD,DVDなど)、
176 RAM。
Claims (6)
- 第1の制御ソフトウェアを搭載し、この第1の制御ソフトウェアを実行するCPU(中央処理装置)と第1のメモリを有する第1のモジュールと、この第1のモジュールに接続される第2のモジュールとにより構成される情報処理装置において、
上記第2のモジュールは、上記第2のモジュールを動作させるための第2の制御ソフトウェアと第2のメモリを有し、
上記第1のモジュールは、上記第2のメモリを上記第1のモジュールのCPUが利用する、メモリ利用手順プログラムと、上記第1の制御ソフトウエアを、上記第2のメモリを使用して動作させるための実行メモリ移行プログラムを含み、
上記第1のモジュールは、上記第2のモジュールの接続を検出する周辺装置コントローラを備え、
上記第1のモジュールのCPUは、上記周辺装置コントローラにより上記第2のモジュールとの接続が検出されたとき、上記第2のモジュールから上記第2の制御ソフトウェアを読み出し、この読み出した第2の制御ソフトウェアを実行することにより上記第2のモジュールを動作させ、上記メモリ利用手順プログラムに基づき、上記メモリにアクセスし、
上記実行メモリ移行プログラムに基づき、上記第1のメモリで実行されていたプログラムを、上記第2のメモリで実行するように変更し、
さらに、上記第2の制御ソフトウェアは、第3の制御ソフトウェアを含み、上記第3の制御ソフトウェアは、上記第1のメモリで実行するように、上記第2の制御ソフトウェアで制御されることを特徴とする情報処理装置。 - 上記第2のモジュールはデバイスを搭載し、上記第2のモジュールの第2の制御ソフトウェアは、上記第2のモジュールに搭載されたデバイスを制御する制御プログラムと、上記デバイスを利用するための利用プログラムと、上記制御プログラム及び利用プログラムを上記第1のモジュールの上記第1の制御ソフトウェアに追加するプログラムとを含むことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- 上記第1のモジュールはデバイスを搭載し、上記第2のモジュールの第2の制御ソフトウェアは、上記第1のモジュールに搭載されたデバイスを制御する制御プログラムを含むことを特徴とする請求項1または請求項2記載の情報処理装置。
- 第1の制御ソフトウェアを搭載し、この第1の制御ソフトウェアを実行するCPU(中央処理装置)と第1のメモリを有する第1のモジュールと、
第2の制御ソフトウエアと第2のメモリを有する上記第2のモジュールが接続するときに、上記第1のモジュールが上記第2のモジュールを制御する制御方法であって、
第1の制御ソフトウェアは、上記第2のモジュールの接続を検出するステップと、
上記第2のモジュールから第2の制御ソフトウエアを読み出すステップと、
上記読み出した第2の制御ソフトウエアを実行するステップとを有し、
上記第2の制御ソフトウェアを実行するステップにおいて、上記第2のモジュールを動作させるステップと、
上記第2のメモリにアクセスし、上記第1のメモリで実行されていたプログラムを、上記第2のメモリで実行するように変更するステップを有し、
さらに、上記第2の制御ソフトウェアは、第3の制御ソフトウェアを含み、
上記第2の制御ソフトウェアを実行することで、上記第3の制御ソフトウェアを上記第一のメモリで実行するステップとを有する
ことを特徴とする追加モジュール制御方法。 - 上記第2のモジュールはデバイスを搭載し、
上記第2のモジュールの第2の制御ソフトウエアは、
上記第2のモジュールに搭載されたデバイスを制御する制御プログラムと、
上記デバイスを利用するための利用プログラムを有し、
上記第2の制御ソフトウエアが上記第1の制御プログラムに実行されることによって、
上記第2のモジュールに搭載されたデバイスを制御する制御プログラムを実行するステップと、
上記デバイスを利用するための利用プログラムを実行するステップとを有する
ことを特徴とする請求項4記載の追加モジュール制御方法。 - 上記第1のモジュールはデバイスを搭載し、
上記第2のモジュールの第2の制御ソフトウエアは、
上記第1のモジュールに搭載されたデバイスを制御する制御プログラムを有し、
上記第2の制御ソフトウエアが上記第1の制御プログラムに実行されることによって、
上記第1のモジュールに搭載されたデバイスを制御する制御プログラムを実行するステップとを有する
ことを特徴とする請求項4記載の追加モジュール制御方法。
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