JP4369347B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ Download PDF

Info

Publication number
JP4369347B2
JP4369347B2 JP2004323900A JP2004323900A JP4369347B2 JP 4369347 B2 JP4369347 B2 JP 4369347B2 JP 2004323900 A JP2004323900 A JP 2004323900A JP 2004323900 A JP2004323900 A JP 2004323900A JP 4369347 B2 JP4369347 B2 JP 4369347B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block
pneumatic tire
tire
sum
sipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004323900A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006131148A (ja
Inventor
彰 菅沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP2004323900A priority Critical patent/JP4369347B2/ja
Priority to PCT/JP2005/020447 priority patent/WO2006049298A1/ja
Priority to EP05806251A priority patent/EP1813446B1/en
Priority to US11/667,192 priority patent/US20080041510A1/en
Publication of JP2006131148A publication Critical patent/JP2006131148A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4369347B2 publication Critical patent/JP4369347B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/0327Tread patterns characterised by special properties of the tread pattern
    • B60C11/033Tread patterns characterised by special properties of the tread pattern by the void or net-to-gross ratios of the patterns
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/0327Tread patterns characterised by special properties of the tread pattern
    • B60C11/0332Tread patterns characterised by special properties of the tread pattern by the footprint-ground contacting area of the tyre tread
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/11Tread patterns in which the raised area of the pattern consists only of isolated elements, e.g. blocks
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/12Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/12Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes
    • B60C11/1204Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes with special shape of the sipe
    • B60C2011/1213Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes with special shape of the sipe sinusoidal or zigzag at the tread surface
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/12Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes
    • B60C11/1236Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes with special arrangements in the tread pattern
    • B60C2011/1254Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes with special arrangements in the tread pattern with closed sipe, i.e. not extending to a groove

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Description

本発明は、複数のトレッドブロックにサイプが形成された空気入りタイヤに関し、更に詳細には、特に、氷雪上路面におけるトラクション性能及び制動性能の両性能に優れた空気入りタイヤに関する。
スパイクタイヤの製造・販売の中止により、氷雪上性能に優れたスタッドレスタイヤ(以下、STLという)が、スパイクタイヤに代わるタイヤとして開発されてきた(例えば特許文献1参照)。
STLの開発当初の性能目標は、制動距離をスパイクタイヤと同等にまで短くすることであった。氷雪上路面での制動性能を向上させるには、トレッド部を構成するブロックの幅方向エッジ長さを長くすると共に、ブロック剛性を高めてブロック変形を抑制することが有効である。従って、氷雪上性能向上のための設計手法としては、ブロック剛性を維持、向上させつつエッジ長さを長くすることに主眼をおいた開発が進められてきた。
しかし、エッジ長さを増加させるために、単純にブロックを小さくしたりサイプ枚数を増加させたりすると、ブロック剛性が低下するのでブロック変形が大きくなり、このため、制動性能は向上しない。一方、氷雪上の制動性能を向上させるためにブロック全体の変形を抑制すると、発進時及び加速時にいわゆるトラクション抜けが発生し、トラクション性能(発進加速性能)の低下につながる。このため、氷雪上路面でのトラクション性能と制動性能との両性能を向上させることができないという問題があった。
この対策として、ブロック剛性を維持しつつエッジ長さを向上させるために、ラグ溝へのプラットフォーム設置や、片側開口サイプの形成、などが提案されているが、問題解決には至っていない。
特開平7−237408号公報
本発明は、上記事実を考慮して、氷雪上路面でのトラクション性能と制動性能との両性能に優れた空気入りタイヤを提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、4本の周方向主溝と、隣り合う前記周方向主溝と交差する横溝と、によって区画されたブロックで構成される3列のブロック列をトレッド部に備えた空気入りタイヤにおいて、前記ブロックは、それぞれ少なくとも1枚のサイプを有し、前記ブロックの踏面の面積Sは、何れも、タイヤ内圧を正規内圧にして最大荷重を負荷したときの接地面積の1.60〜2.20%の範囲内であり、前記ブロックの外周長さLは、何れも、接地面内におけるタイヤセンターライン長さの39.0〜53.0%の範囲内であり、前記サイプの最大深さDsは前記周方向主溝の深さDの50〜90%の範囲内であり、前記ブロックの外壁の面積をSa、該ブロックが有するサイプの総面積をSbとして、前記ブロック毎に
Gt=S/(Sa+Sb×0.6)
Gu=S/(Ds×L+Sb×0.6)
を算出し、更に、前記ブロック列毎に、Gtの平均値である列平均Gtと、Guの平均値である列平均Guとを算出し、更に、列平均Gtの総和である総和Gtと、列平均Guの総和である総和Guとを算出すると、
0.95≦ 総和Gt ≦1.05
1.30≦ 総和Gu ≦1.60
が満たされていることを特徴とする。
接地面積とは、ブロックのみならず溝も含めた面積のことである。正規内圧とは、JATMA YEAR BOOKでの適用サイズ・プライレーティングにおける最大負荷能力(内圧−負荷能力対応表の太字荷重)に対応する空気圧(最大空気圧)のことである。
サイプの総面積とは、サイプ面の面積の総和のことであり、サイプ面が平面でない場合、平面状に延ばした状態における面積の総和である。
なお、溝深さがDnであるブロックの外周長さをLnとすると、上記のSaは、
Sa=Σ(Ln×Dn)
で算出される値となる。
ブロックの踏面の面積Sが、タイヤ内圧を正規内圧にして最大荷重を負荷したときの接地面積の1.60%よりも小さいと、ブロックの変形が大きくなり、接地性が低下するので、氷雪上でのトラクション性能、ブレーキ性能がともに低下するため、好ましくない。また、この面積Sが上記接地面積の2.20%よりも大きいと、ブロックの変形が小さくなり、氷雪上でのトラクション抜けが発生し易くなるため、好ましくない。
ブロックの外周長さLが、接地面内におけるタイヤセンターライン長さの39.0%よりも小さいと、ブロックの変形が大きくなり、接地性が低下するので、氷雪上でのトラクション性能、ブレーキ性能がともに低下するため、好ましくない。また、この外周長さLが、接地面内におけるタイヤセンターライン長さの53.0%よりも大きいと、ブロックの変形が小さくなり、氷雪上でのトラクション抜けが発生し易くなるため、好ましくない。
サイプの最大深さDsが周方向主溝の深さDの50%よりも小さいと、ブロックの変形が小さくなり、氷雪上でのトラクション抜けが発生し易くなるため、好ましくない。また、この最大深さDsが上記深さDの90%よりも大きいと、ブロックの変形が大きくなり、接地性が低下するので、氷雪上でのトラクション性能、ブレーキ性能がともに低下するため、好ましくない。
上記の総和Gtはブロック全体の変形量を示す指数であり、上記の総和Guはブロック上部すなわち踏面近傍の変形量を示す指数である。総和Gtを1.05以下、なおかつ、総和Guを1.60以下にすることで、トラクション付加時すなわち発進等の加速時に、ブロック全体の動きがしなやかになり、路面追従性が向上し、トラクション抜けを抑制する上で有利となる。総和Gtが1.05よりも大きかったり、総和Guが1.60よりも大きかったりすると、トラクション抜けが生じ易い。
また、総和Gtを0.95以上、なおかつ、総和Guを1.30以上に設定することで、接地性が向上し制動性能が向上する。総和Gtが0.95よりも小さかったり、総和Guが1.30よりも小さかったりすると、制動性能が低下し易い。
従って、請求項1に記載の発明により、制動性能と発進加速性能との両性能を向上させた空気入りタイヤにすることができる。
請求項2に記載の発明は、1.30≦ 総和Gu ≦1.45 が満たされていることを特徴とする。
これにより、請求項1に記載の発明によって得られる効果を顕著に奏し易い。
本発明によれば、氷雪上路面でのトラクション性能と制動性能との両性能に優れた空気入りタイヤを実現させることができる。
以下、実施形態を挙げ、本発明の実施の形態について説明する。なお、第2実施形態以下では、既に説明した構成要素と同様のものには同じ符号を付してその説明を省略する。
[第1実施形態]
まず、第1実施形態について説明する。図1に示すように、本実施形態に係る空気入りタイヤ10はスタッドレスタイヤであり、実質上ラジアル方向に延びるコードを含み、両端部がそれぞれビードコア11で折り返されたカーカス12を備えている。カーカス12は、1層又は複数層で構成される。
カーカス12のクラウン部のタイヤ径方向外側には、複数枚(例えば2枚)のベルトプライが重ねられたベルト層14が埋設されている。各ベルトプライは、ベルトプライを構成するコードが、タイヤ周方向に交差すると共に互いに交差する方向に向くように埋設されている。
ベルト層14のタイヤ径方向外側には、溝を配設したトレッド部16が形成されている。
図2に示すように、トレッド部16の中央領域には、タイヤ赤道面CLに対して対称で、タイヤ周方向に延びる中央主溝20L、20Rが形成されている。中央主溝20L、20Rのタイヤ幅方向外側には、それぞれ、タイヤ周方向に延びるショルダ主溝22L、22Rが形成されている。このように、トレッド部16にはタイヤ周方向に沿った4本の主溝が形成されている。なお、本実施形態では、この4本の主溝の深さは同一にされている。
また、トレッド部16には多数本のラグ溝24が形成されている。ラグ溝24の両端部は、これら4本の主溝のうちの2本にそれぞれ開口しているか、又は、トレッド端Tを越えてタイヤ幅方向外側へ排水可能なように延びている。
ここで、トレッド端とは、空気入りタイヤをJATMA YEAR BOOK(2004年度版、日本自動車タイヤ協会規格)に規定されている標準リムに装着し、JATMA YEAR BOOKでの適用サイズ・プライレーティングにおける最大負荷能力(内圧−負荷能力対応表の太字荷重)に対応する空気圧(最大空気圧)の100%を内圧として充填し、最大負荷能力を負荷したときのタイヤ幅方向最外の接地部分を指す。なお、使用地又は製造地においてTRA規格、ETRTO規格が適用される場合は各々の規格に従う。
この結果、トレッド部16には、主溝とラグ溝とによって区画されてなる多数のブロック26が形成され、この多数のブロック26により、タイヤセンターラインCL上(タイヤ赤道面上)に位置するセンターブロック列32と、センターブロック列32のタイヤ幅方向外側に隣接する2NDブロック列(セカンドブロック列)34L、34Rと、2NDブロック列34L、34Rのタイヤ幅方向両側にそれぞれ隣接する3RDブロック列36L、36Rと、がトレッド部16に形成されている。
本実施形態では、各ブロック列毎にラグ溝24のタイヤ周方向位置が順次ずれており、タイヤ幅方向位置が同じとなるラグ溝が形成されない構成にされている。
各ブロック26には、ラグ溝24に沿った4本のサイプ30が形成されている。サイプ30は、全て、両端がブロック壁に開口していないクローズドサイプである。サイプ30は何れもジグザグ状に延びており、サイプ30のサイプ面は、傾斜方向が交互に異なる面が連続したジグザグ状に延びる面となっている。
また、サイプ30は、ブロック26をブロック周方向に等間隔で分断するように配置されている。これにより、接地圧が均一になる。従って、接地圧が不均一に分布するために起こる局所的な摩耗を防止できている。
本実施形態では、センターブロック列32及び2NDブロック列34では、同じ形状のブロック26が配列されている。
ブロック26の踏面の面積Sは、何れも、タイヤ内圧を正規内圧にして最大荷重を負荷したときの接地面積の1.60〜2.20%の範囲内にされている。
ブロック26の外周長さLは、何れも、接地面K内におけるタイヤセンターライン長さXの39.0〜53.0%の範囲内にされている。
サイプ30の最大深さDsは、中央主溝20L、20Rやショルダ主溝22L、22Rの深さDの50〜90%の範囲内にされている。
本実施形態では、ブロック26の外壁の面積をSa、ブロック26が有するサイプの総面積をSbとして、ブロック毎に
Gt=S/(Sa+Sb×0.6)
Gu=S/(Ds×L+Sb×0.6)
を算出する。更に、ブロック列毎に、Gtの平均値である列平均Gtと、Guの平均値である列平均Guとを算出する。そして、トレッド部16に形成されているブロック列のうち、4本の主溝と、隣り合う主溝と交差するラグ溝24とによって区画されたブロック26で構成される3列のブロック列の列平均Gtから総和を算出する。すなわち1本のセンターブロック列32の列平均Gtと、2本の2NDブロック列34L、34Rの各列平均Gtと、を加えた総和Gtを算出する。同様に、1本のセンターブロック列32の列平均Guと、2本の2NDブロック列34L、34Rの各列平均Guと、を加えた総和Guを算出する。このようにして算出された総和Gt及び総和Guは、
0.95≦ 総和Gt ≦1.05
1.30≦ 総和Gu ≦1.60
を満たしている。
なお、本実施形態では、各ブロック列でブロック形状は同一なので、列平均Gtは各ブロック26についてのGtと同じ値であり、Guについても同様である。
以上説明したように、本実施形態では、ブロック26の踏面の面積Sは、何れも、タイヤ内圧を正規内圧にして最大荷重を負荷したときの接地面積の1.60〜2.20%の範囲内にされている。また、ブロック26の外周長さLは、何れも、接地面内におけるタイヤセンターライン長さXの39.0〜53.0%の範囲内にされている。更に、サイプ30の最大深さDsは、中央主溝20L、20Rやショルダ主溝22L、22Rの深さDの50〜90%の範囲内にされている。そして、総和Gtを1.05以下、なおかつ、総和Guを1.60以下にしているので、トラクション付加時すなわち発進等の加速時に、ブロック全体の動きがしなやかになり、路面追従性が向上し、トラクション抜けを抑制する上で有利となる。また、総和Gtを0.95以上、なおかつ、総和Guを1.30以上に設定しているので、接地性が向上し制動性能が向上する。制動性能と発進加速性能との両性能を向上させた空気入りタイヤ10を実現させることができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。図3に示すように、本実施形態では、第1実施形態に比べ、ブロック26に代えてブロック46をトレッド部44に備えている。ブロック46は、ブロック26に比べ、サイプの本数、形状が異なっている。
ブロック46には、3本のサイプ50が形成されている。サイプ50のうち、タイヤ周方向両側に位置する2本のサイプ50Cはクローズドサイプである。クローズドサイプの間に位置する1本のサイプ50Mはオープンサイプであり、両端がブロック壁面46Wに開口している。
サイプ30C、30Mは何れもジグザグ状に延びており、サイプ30C、30Mのサイプ面は、傾斜方向が交互に異なる面が連続したジグザグ状に延びる面となっている。
本実施形態では、サイプ30のうちタイヤ周方向両外側の2本のサイプ30Cはクローズドサイプであり、このクローズドサイプの間に位置する1本のサイプ30Mはオープンサイプであるので、第1実施形態に比べ、エッジ成分の増加により氷雪上性能を大幅に向上させることができる。
<実験例>
本発明者は、まず、従来例の空気入りタイヤ(11R22.5)を用い、性能試験を行った。この従来例の空気入りタイヤは、トレッド部の主溝及びラグ溝の本数、形状、位置が第1実施形態の空気入りタイヤと同じであり、サイプの形状が第1実施形態の空気入りタイヤとは異なる。この従来例の空気入りタイヤのトレッド条件を表1に示す。
Figure 0004369347
なお、表1で、D、Ds、S、Lの単位はmmであり、底上げ面積、Sa(ブロック外壁面積)、Sb(サイプ面積)の単位はmm2である。また、底上げ面積とは、最大溝深さよりも浅くなっている部分のブロック外壁面積のことである。
試験条件については、リムサイズを22.5×7.50、空気圧を900kPa、荷重を正規荷重とした。
そして、(1)氷上制動試験として、氷上路面でブレーキをかけることにより減速度を求め、基準値として指数100とした。(2)また、氷上トラクション試験として、氷上路面で加速することにより加速度を求め、基準値として指数100とした。これらを表2に示す。
Figure 0004369347
また、本発明者は、第1実施形態に係る空気入りタイヤとして実施例1の空気入りタイヤを製造した。この実施例1の空気入りタイヤの径や幅などの寸法は、上記の従来例の空気入りタイヤと同じである。実施例1の空気入りタイヤのトレッド条件を表1に併せて示す。
そして、この実施例1の空気入りタイヤを用い、従来例の空気入りタイヤと同様に性能試験を行い、上記2つの項目について、従来の空気入りタイヤに対する相対評価となる指数を算出した。算出した指数を表2に併せて示す。表2では、指数が大きいほど性能が良好であることを示す。
表2から判るように、実施例1の空気入りタイヤについては、何れの項目についても従来例の空気入りタイヤよりも良好であるという評価結果になった。
更に、本発明者は、第2実施形態に係る空気入りタイヤとして実施例2の空気入りタイヤを用い、同様に性能試験を行った。この実施例2の空気入りタイヤのトレッド条件を表1に併せて示す。また、本発明者は、本発明に係る空気入りタイヤとして実施例3の空気入りタイヤ及び実施例4の空気入りタイヤを用い、同様に性能試験を行った。この実施例3、4の空気入りタイヤのトレッド条件を表1に併せて示す。
実施例2〜4の空気入りタイヤでは、何れの項目についても、従来例の空気入りタイヤよりも良好であるという評価結果になった。
また、本発明者は、比較例1の空気入りタイヤ、及び、比較例2の空気入りタイヤを製造した。比較例1、2の空気入りタイヤの総和Gt、総和Guを表2に併せて示す。そして、この比較例1、2の空気入りタイヤを用い、従来例の空気入りタイヤと同様に性能試験を行い、上記2つの項目について、従来の空気入りタイヤに対する相対評価となる指数を算出した。算出した指数を表2に併せて示す。
表2から判るように、比較例1の空気入りタイヤでは、減速度指数は従来例の空気入りタイヤよりも大幅に高いが、加速度指数が従来例の空気入りタイヤよりも低く、氷上トラクション性能が悪化したことが判った。また、比較例2の空気入りタイヤでは、加速度指数は従来例の空気入りタイヤと同じであり、減速度指数は従来例の空気入りタイヤよりも低く、氷上制動性能が悪化したことが判った。
また、実施例1〜4の空気入りタイヤ、比較例1、2の空気入りタイヤ、及び、従来例の空気入りタイヤについて、GuとGtとの関係を図4に示す。図4及び表2から、総和Guが1.30〜1.60の範囲内で、なおかつ総和Gtが0.95〜1.05の範囲内である場合に、減速度指数及び加速度指数が従来例の空気入りタイヤよりも良好になると判断される。
以上、実施形態を挙げて本発明の実施の形態を説明したが、これらの実施形態は一例であり、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。
第1実施形態に係る空気入りタイヤのタイヤ径方向断面図である。 第1実施形態に係る空気入りタイヤのトレッド部の構成を示す平面図である。 第2実施形態に係る空気入りタイヤのトレッド部の構成を示す平面図である。 実験例で用いた各空気入りタイヤのGuとGtとの関係を示すグラフ図である。
符号の説明
10 空気入りタイヤ
16 トレッド部
20L 中央主溝
20R 中央主溝
22L ショルダ主溝
22R ショルダ主溝
24 ラグ溝
26 ブロック
32 センターブロック列(ブロック列)
34L 2NDブロック列(ブロック列)
34R 2NDブロック列(ブロック列)
30 サイプ
44 トレッド部
46 ブロック
50C サイプ
50M サイプ

Claims (2)

  1. 4本の周方向主溝と、隣り合う前記周方向主溝と交差する横溝と、によって区画されたブロックで構成される3列のブロック列をトレッド部に備えた空気入りタイヤにおいて、
    前記ブロックは、それぞれ少なくとも1枚のサイプを有し、
    前記ブロックの踏面の面積Sは、何れも、タイヤ内圧を正規内圧にして最大荷重を負荷したときの接地面積の1.60〜2.20%の範囲内であり、
    前記ブロックの外周長さLは、何れも、接地面内におけるタイヤセンターライン長さの39.0〜53.0%の範囲内であり、
    前記サイプの最大深さDsは前記周方向主溝の深さDの50〜90%の範囲内であり、
    前記ブロックの外壁の面積をSa、該ブロックが有するサイプの総面積をSbとして、前記ブロック毎に
    Gt=S/(Sa+Sb×0.6)
    Gu=S/(Ds×L+Sb×0.6)
    を算出し、
    更に、前記ブロック列毎に、Gtの平均値である列平均Gtと、Guの平均値である列平均Guとを算出し、
    更に、列平均Gtの総和である総和Gtと、列平均Guの総和である総和Guとを算出すると、
    0.95≦ 総和Gt ≦1.05
    1.30≦ 総和Gu ≦1.60
    が満たされていることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 1.30≦ 総和Gu ≦1.45
    が満たされていることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
JP2004323900A 2004-11-08 2004-11-08 空気入りタイヤ Expired - Fee Related JP4369347B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004323900A JP4369347B2 (ja) 2004-11-08 2004-11-08 空気入りタイヤ
PCT/JP2005/020447 WO2006049298A1 (ja) 2004-11-08 2005-11-08 空気入りタイヤ
EP05806251A EP1813446B1 (en) 2004-11-08 2005-11-08 Pneumatic tire
US11/667,192 US20080041510A1 (en) 2004-11-08 2005-11-08 Pneumatic Tire

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004323900A JP4369347B2 (ja) 2004-11-08 2004-11-08 空気入りタイヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006131148A JP2006131148A (ja) 2006-05-25
JP4369347B2 true JP4369347B2 (ja) 2009-11-18

Family

ID=36319294

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004323900A Expired - Fee Related JP4369347B2 (ja) 2004-11-08 2004-11-08 空気入りタイヤ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20080041510A1 (ja)
EP (1) EP1813446B1 (ja)
JP (1) JP4369347B2 (ja)
WO (1) WO2006049298A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5219128B2 (ja) * 2008-02-22 2013-06-26 株式会社ブリヂストン 空気入りタイヤ
JP5381287B2 (ja) * 2009-04-27 2014-01-08 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ
JP4605294B2 (ja) * 2009-05-27 2011-01-05 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ
WO2011090203A1 (ja) * 2010-01-25 2011-07-28 株式会社ブリヂストン タイヤ
JP5695613B2 (ja) * 2012-08-10 2015-04-08 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ
JP6366525B2 (ja) * 2015-02-27 2018-08-01 東洋ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3586885B2 (ja) * 1994-04-28 2004-11-10 東洋ゴム工業株式会社 スタッドレスタイヤ
US5733393A (en) * 1996-01-17 1998-03-31 The Goodyear Tire & Rubber Company Tire having good diverse properties
JP3249917B2 (ja) * 1996-07-11 2002-01-28 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ
JP4081177B2 (ja) * 1997-07-07 2008-04-23 株式会社ブリヂストン 空気入りタイヤ
US6443199B1 (en) * 1997-09-17 2002-09-03 The Goodyear Tire & Rubber Company Footprints for nonrotatable automobile and light truck tires
JPH11208220A (ja) * 1998-01-27 1999-08-03 Bridgestone Corp 空気入りタイヤ
JP2001063322A (ja) * 1999-08-31 2001-03-13 Bridgestone Corp 空気入りタイヤ
JP4429470B2 (ja) * 2000-04-11 2010-03-10 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ
US6564839B1 (en) * 2000-11-01 2003-05-20 The Goodyear Tire & Rubber Company Pneumatic tire having a load dependent adaptive footprint shape
JP3517404B2 (ja) * 2001-06-29 2004-04-12 住友ゴム工業株式会社 スタッドレスタイヤ
JP2003182313A (ja) * 2001-12-21 2003-07-03 Bridgestone Corp 空気入りタイヤ
JP4330455B2 (ja) * 2004-01-09 2009-09-16 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ

Also Published As

Publication number Publication date
US20080041510A1 (en) 2008-02-21
JP2006131148A (ja) 2006-05-25
EP1813446A4 (en) 2009-03-25
EP1813446A1 (en) 2007-08-01
EP1813446B1 (en) 2012-07-18
WO2006049298A1 (ja) 2006-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2163405B1 (en) Pneumatic tire
JP4589680B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP4873988B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP5008021B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6514591B2 (ja) 重荷重用空気入りタイヤ
EP2452836B1 (en) Heavy duty pneumatic tire
JP6077934B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6371726B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP3657934B2 (ja) 重荷重用タイヤ
JP4678680B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP4750524B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP4595503B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP5351905B2 (ja) 空気入りタイヤ
EP1813446B1 (en) Pneumatic tire
JP2006347346A (ja) 空気入りタイヤ
JP5402531B2 (ja) 空気入りタイヤ
RU2506170C1 (ru) Пневматическая шина
WO2011125293A1 (ja) 空気入りタイヤ
WO2011111352A1 (ja) 空気入りタイヤ
JP2013063697A (ja) 空気入りタイヤ
JP5506463B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP5489515B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2006035933A (ja) 空気入りタイヤ
JP2006062468A (ja) 空気入りタイヤ
JP4830695B2 (ja) 空気入りタイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070911

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090818

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090827

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4369347

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120904

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130904

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees