JP4368873B2 - タイケーブル結束装置 - Google Patents

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Description

本発明は、タイケーブル結束装置に関し、特に、土木及び建築工事で掘削を行うとき、土壁が土圧によって下がるか崩れることを防止するために設置される土留め板を支持するのに使用されるタイケーブル結束装置に関する。
土木及び建築工事において、土壁が土圧によって崩れるか下がることを防止するために、土留め板を設置して土留め壁を形成するが、設置される土留め板(壁)が土圧に耐える(抵抗する)ことができないときは、タイケーブル、ワイヤーロープ、鉄筋などを使用して土留め板(壁)を補強して支持する。
この場合に使用される従来のタイケーブル(Tie Cable)としては、以下に詳述する特許文献1〜特許文献6が知られている。まず、特許文献1のパイル支持用タイケーブルは、タイケーブルの両端にアンカーをそれぞれ挿入して一体型に形成される。各アンカーの外面の前後半部には、内周環部とネジ部が形成され、内周環部をビームに挿入して結束させ、ネジ部にはナットを締結して装着する。特許文献2のタイケーブル及び特許文献3のタイケーブルのアンカーは、タイケーブルの両端にアンカーをそれぞれ挿入して固定し、アンカーに形成されたネジ部にはワッシャとナットを締結してビームに装着する。
また、特許文献4の着脱型タイケーブルは、スライドパイプの内部に内蔵される鋼撚線(タイケーブル)の両端にアンカーヘッドがそれぞれ挿入されて結合される。そして、各アンカーヘッドの後方に突出する各鋼撚線(タイケーブル)の端部には、円錐状に形成されたくさびを固定させてアンカーヘッドの内部に装填させる。更に、鋼撚線(タイケーブル)の一側に装着されたアンカーヘッドを、別に形成された固定装着ヘッドの内部に挿入装填し、固定装着ヘッドの後方にキャップを被せてなる。
特許文献5のタイケーブルは、PC鋼線ケーブルの両端で被覆層を除去させ、外部に露出する鋼線の端部に結着具(結着カップ)が引抜又は圧出によって被せて固定される。結着具(結着カップ)の外部には、ネジ部が外面に形成されたスリーブを結合させるが、スリーブが被覆層の端部に重畳するように結合し、スリーブの外面に形成されたネジ部にはワッシャとナットを締結(螺合)する。これは、結着具(結着カップ)の内部に、PC鋼線ケーブルの両端に露出する鋼線を引抜又は圧出によって被せて固定させるとき、被覆層の端部を重畳させて結合させるので、密閉力を向上させて外気(湿気)の流入を遮断させることで、鋼線にさびが発生することを多少防止することができる。
特許文献6のタイケーブルは、複数本の鋼線からなるPC鋼線ケーブルの外周にポリエチレンなどからなる合成樹脂層が形成され、PC鋼線ケーブルの両端から、被覆された合成樹脂層を取り除いて、複数本の鋼線を露出させる。露出した複数本の鋼線の外側にスリーブ(鋼管)を嵌め合わせて圧縮固定し、スリーブ(鋼管)の外周にはネジ部を形成し、ワッシャとナットを締結(螺合)する。
大韓民国実用新案出願公開第20−1986−1705号明細書 大韓民国実用新案出願公開第20−1987−14932号明細書 大韓民国実用新案出願公開第20−1988−16341号明細書 大韓民国実用新案登録第20−277686号明細書 大韓民国特許出願公告第10−1990−7120号明細書 特公昭50−14810号公報
しかし、特許文献1〜3のように形成されたタイケーブルは、タイケーブルの両端に結合されたアンカーをワッシャ及びナットによってビーム(Hビーム又は壁体)に固定させる。従って、タイケーブルとアンカーの結束力が弱くて支持力が低下する問題があり、タイケーブルとアンカーが分離(離脱)して結束力が解除されるという問題があった。
また、特許文献4のように形成されたタイケーブルは、鋼撚線(タイケーブル)の両端に装着されるアンカーヘッド及び固定装着ヘッドをビーム(Hビーム又は壁体)の外側に位置させるため、ビーム(Hビーム又は壁体)に装着(固定)させることができない問題があった。そのため、鋼撚線(タイケーブル)の長さ及び張力を調節するためには、ビーム(Hビーム又は壁体)の外側で鋼撚線(タイケーブル)を(人為的又は機械的に)引っ張りながら、端部に結合されるくさびの位置を調整しなければならないので、鋼撚線(タイケーブル)の長さ及び張力を容易に調節することができないという問題があった。
更に、特許文献5のように形成されたタイケーブルは、PC鋼線ケーブルの両端に露出する鋼線全体を結着具(結着カップ)の内部に挿入し、引抜又は圧出によって一体型に固定させるので、結着具(結着カップ)を強力に引抜又は圧出させても、その内部に挿入されて圧縮される鋼線間には空隙(空間)が発生する可能性がある。結着具(結着カップ)の内部に収容される鋼線間に空隙が発生すれば、結束力が弱化して振動によって揺れながら隙間が発生することになるだけでなく、離脱する現象も発生するる。また、上述のように発生する隙間に浸透する湿気によって、鋼線にさびが発生して腐食することにより、結束力が低下する問題があった。
特許文献6のように形成されたタイケーブルでは、鋼線は強度が非常に強いため、複数本の鋼線をスリーブ(鋼管)に挿入してスリーブ(鋼管)を強力な圧力で圧縮して固定させても、内部の鋼線は、点接触で互いに接続されるので、不安定な状態で結着される問題があった。スリーブ(鋼管)の内部に挿入されて結着される各鋼線は、不安定な結着状態によって、長期間設置すれば、振動などによって結着状態が弱化して隙間が発生し、これにより離脱する現象も発生することになる。
また、PC鋼線ケーブルの両端で露出する鋼線を圧縮しているスリーブ(鋼管)は後方が開放型になっており、スリーブ(鋼管)と合成樹脂層との間には空間が発生するので、これら開放部及び隙間に流入される湿気によって鋼線にさびが発生して結束力を弱化させることになる問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、空隙を無くしてPC鋼撚線を強力に結束させ離脱することを防止でき、PC鋼撚線の端部にさびが発生することを防止することが可能な、新規かつ改良されたタイケーブル結束装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、PE管内部に複数のPC鋼撚線が収容されたタイケーブルを結束するタイケーブル結束装置において、一面側で結束孔が形成された結束ヘッドと、結束ヘッドの他面側で、結束ヘッドと一体に形成されたボルト部とを有するタイケーブル結束金具と、タイケーブルのPE管が除去され各PC鋼撚線の表層が除去されて露出したワイヤ鋼線に嵌合し結束孔の入り口近傍に挿入される第1密閉リングと、第1密閉リングよりワイヤ鋼線の先端側でワイヤ鋼線に嵌合し結束孔内に挿入されるアダプタと、ボルト部の先端側が突出するようにボルト部が挿入される開口部が形成された、ビームに挿入される支持管を有し、ビームに固定され、結束ヘッドの他面側に固定される支持具と、支持具に挿入されたボルト部に締結し、支持具を介してタイケーブル結束金具をビームに固定するナットと、ボルト部に締結されるナットの外側に第2密閉リングを介在して密閉状態でボルト部と結合される保護キャップとを備え、ワイヤ鋼線に嵌合した第1密閉リングとアダプタが結束孔に挿入された状態で結束ヘッドが外側から圧縮されてワイヤ鋼線、第1密閉リング、アダプタが結束ヘッドに固定されることを特徴とする、タイケーブル結束装置が提供される。
かかる構成により、タイケーブル結束金具において、結束ヘッドは、一面側で結束孔が形成され、ボルト部は、結束ヘッドの他面側で、結束ヘッドと一体に形成される。第1密閉リングは、タイケーブルのPE管が除去され各PC鋼撚線の表層が除去されて露出したワイヤ鋼線に嵌合し結束孔の入り口近傍に挿入され、アダプタは、第1密閉リングよりワイヤ鋼線の先端側でワイヤ鋼線に嵌合し結束孔内に挿入され、支持具は、ボルト部の先端側が突出するようにボルト部が挿入される開口部が形成された、ビームに挿入される支持管を有し、ビームに固定され、結束ヘッドの他面側に固定され、ナットは、支持具に挿入されたボルト部に締結し、支持具を介してタイケーブル結束金具をビームに固定する。また、保護キャップは、ボルト部に締結されたナットの外側に第2密閉リングを介在して密閉状態でボルト部と結合される。
上記タイケーブルの先端が結束され、ームに装着固定されるタイケーブル結束金具は、一面側に縮径突部が一体に形成された円柱状の結束ヘッドと、結束ヘッドの背面に一体に形成されたボルト部とを有し、ボルト部は、ナットが螺合され、ボルト部の断面直径が結束ヘッドの断面直径より小さく形成されることによって、結束ヘッドの背面外周に環状段部が形成され、結束ヘッドの縮径突部は、一面側に開放された複数の結束孔が互いに等間隔で形成されてもよい。かかる構成により、結束ヘッドは、一面側に縮径突部が一体に形成され、ボルト部は、結束ヘッドの背面に一体に形成され、ナットが螺合され、ボルト部の断面直径が結束ヘッドの断面直径より小さく形成されることによって、結束ヘッドの背面外周に環状段部が形成される。また、結束ヘッドの縮径突部は、一面側に開放された複数の結束孔が互いに等間隔で形成される。
タイケーブル結束金具のボルト部の外側に嵌合される支持具は、筒形状の支持管の結束ヘッドに固定される側の先端外周に、板形状の圧縮板が一体に形成されてもよい。かかる構成により、支持具は、筒形状の支持管の結束ヘッドに固定される側の先端外周に、板形状の圧縮板が一体に形成される。
ボルト部に結合される保護キャップは、一側が開放された円筒状に形成され、内周面の先端に密閉リング定置環状溝が形成され、密閉リング定置環状溝に密閉リングが結合されてもよい。かかる構成により、保護キャップは、一側が開放された円筒状に形成され、内周面の先端に密閉リング定置環状溝が形成され、密閉リング定置環状溝に密閉リングが結合される。
本発明によれば、空隙を無くしてPC鋼撚線を強力に結束させ離脱することを防止でき、PC鋼撚線の端部にさびが発生することを防止することができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
まず、図1〜図3を参照して、本発明の第1の実施形態に係るタイケーブル結束装置10を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係るタイケーブル結束装置10を示す分解斜視図であり、図2は、同実施形態に係るタイケーブル結束装置10を示す結合断面図であり、図3は、同実施形態に係るタイケーブル結束装置10の設置状態を示す断面図である。
本実施形態に係るタイケーブル結束装置10は、タイケーブル1の先端が結束され、Hビーム5に装着されるタイケーブル結束金具11と、Hビーム5の前面でタイケーブル結束金具11のボルト部14に螺合される支持具25と、タイケーブル結束金具11のボルト部14に螺合されるナット15の外側に結合される保護キャップ17とからなる。
タイケーブル1の先端が結束され、Hビーム5に固着されるタイケーブル結束金具11は、前面に縮径突部12−1が形成され、円柱状に形成された結束ヘッド12の背面にボルト部14が一体に形成される。ボルト部14には、ナット15を螺合する。ボルト部14の断面直径は、結束ヘッド12の断面直径より小さく形成される。結束ヘッド12の背面外周には、環状段部12−2が形成され、縮径突部12−1を含む結束ヘッド12の内部には、前方に開放される複数の結束孔13が互いに等間隔で形成される。
タイケーブル結束金具11のボルト部14の外周に嵌め合わせられる支持具25は、ボルト部14の外周に嵌め合わせられる支持管27の先端外周に圧縮板26が一体に形成される。支持管27は、Hビーム5に穿設された装着孔5−1に挿入され、圧縮板26は、Hビーム5の前面に密着してかかる。
ボルト部14に結合される保護キャップ17は、一側が開放された円筒状に形成され、内周の先端には密閉リング定置環状溝17−1が形成され、その密閉リング定置環状溝17−1に、例えばOリングである密閉リング16が定置される。
次に、本実施形態に係るタイケーブル結束装置10の使用(設置)過程を説明する。保持に係るタイケーブル結束装置10は次のような過程で設置する。まず、一定長さに裁断(切断)されたタイケーブル1の両端をタイケーブル結束金具11の結束ヘッド12に装着する。そして、タイケーブル1でPE管4の両端を切り取って、埋設されたPC鋼撚線3が露出するようにし、露出した各PC鋼撚線3の端部の外部に被覆されたPVCをとり除いてワイヤ鋼線2が外部に露出するようにし、外部に露出した各ワイヤ鋼線2の端部(鋼撚線)に、密閉リング21とアダプタ20を順次嵌め合わせる。
密閉リング21とアダプタ20を順次嵌め合わせた各PC鋼撚線3のワイヤ鋼線2を、図2に示すように、タイケーブル結束金具11の結束ヘッド12に形成された結束孔13に、密閉リング21及びアダプタ20を共にそれぞれ挿入して装填した状態で、結束ヘッド12の外側(外周)をプレス装置のような圧縮装置で圧縮することで、突出した結束ヘッド12とアダプタ20とワイヤ鋼線2を一体型に形成する。
即ち、結束ヘッド12の外側(外周)を圧縮装置で圧縮させれば、各結束孔13に挿入装填されたアダプタ20及び密閉リング21とワイヤ鋼線2は結束孔13に空隙(空間)が発生しないように密接な状態の一体型に圧縮され、圧縮固定された密閉リング21によって、結束孔13には外気及び湿気が浸透することができなくなるので、埋め込まれたアダプタ20とワイヤ鋼線2が腐食することを防止することができる。
次に、タイケーブル結束金具11のボルト部14に、支持具25を、圧縮板26が結束ヘッド12に向かうようにした状態で、挿入して結合させる。そして、支持具25が結合されたボルト部14を、Hビーム5に穿設された装着孔5−1に挿入させて、支持具25の支持管27がHビーム5の装着孔5−1に挿入されるようにし、Hビーム5の後面(外側)に露出(突出)するボルト部14にナット15を螺合することで、タイケーブル結束金具11をHビーム5に固定させる。
ボルト部14にナット15を螺合して、タイケーブル結束金具11をHビーム5に固定させた状態で、ボルト部14とナット15の外側には保護キャップ17を結合させる。この際、保護キャップ17の内周面先端に形成された密閉リング定置環状溝17−1に、例えばOリングである密閉リング16を装填した状態で結合させることで、密閉リング16がナット15の外面に密接に接続して密閉状態を維持する。
このように、ボルト部14にナット15を螺合してタイケーブル結束金具11をHビーム5に固定させ、ボルト部14の外側に保護キャップ17を結合させることで、図3に示すように、対向するHビーム5間へのタイケーブル1の設置を完了する。
結束ヘッド12の各結束孔13に挿入装填されたアダプタ20と密閉リング21及びワイヤ鋼線2は、結束ヘッド12の外周を圧縮して結束孔13に空隙空間が発生しないように密接な状態で圧縮させるので、結束孔13には外気及び湿気が浸透することができず、埋め込まれたアダプタ20とワイヤ鋼線2の腐食を防止することができる。
また、ボルト部14とナット15の外側に結合される保護キャップ17は、密閉リング定置環状溝17−1に定置された密閉リング16が保護キャップ17の内周面とナット15の外面に密接に接続して密閉状態を維持するので、外気及び湿気が保護キャップ17の内部に流入することを遮断して、ボルト部14とナット15にさびが発生することを防止することができる。
このように、本実施形態に係るタイケーブル結束装置10を利用して、対向するHビーム5間にタイケーブル1を取り付けた状態で、タイケーブル1を回収(撤収)しようとするときは、Hビーム5の外側から保護キャップ17を除去し、ボルト部14に螺合されたナット15を除去することにより、タイケーブル結束装置10とHビーム5の結束状態を解除させることができる。
保護キャップ17とナット15を除去した状態で、支持具25の支持管27に挿入されたボルト部14を引き出して除去し、ついで支持具25をHビーム5の装着孔5−1から除去することで、タイケーブル結束装置10をHビーム5から完全に分離させる。
このように、本実施形態に係るタイケーブル結束装置10は、タイケーブル結束金具11のボルト部14をHビーム5に装着すること、又は装着状態を解除して分離することで、タイケーブル1を設置すること、又は設置状態から撤収することを容易に行うことができる。
以上のように、本発明に係るタイケーブル結束装置は、土壁面に互いに対向するように設置される土留め板間に取り付けられるタイケーブルにおいて、タイケーブルを複数本のPC鋼撚線で形成し、各PC鋼撚線の各端部にはアダプタと密閉リングを嵌め合わせて結束ヘッドの結束孔に挿着させた状態で、結束ヘッドの外面を圧縮し、タイケーブル結束金具には各PC鋼撚線の端部とアダプタを一体型に結束させ、土留め板を支持するHビームの装着孔には、タイケーブル結束金具の後端に形成されたボルト部を支持具とともに挿入し、Hビームの後面に突出するボルト部にナットを締結し、ナットの外側には保護キャップを結合させるようにしてなる。
そして、タイケーブルの各PC鋼撚線をタイケーブル結束金具に結束させるとき、各PC鋼撚線の端部にキャップを被せた状態でタイケーブル結束金具の外周を圧縮することで空隙を無くしてPC鋼撚線を強力に結束させることができる。また、タイケーブル結束金具の後端に形成されたボルト部を支持具とともに挿入し、Hビームの後面でナットを締結することにより、タイケーブル結束金具に結束されたタイケーブルの複数本の鋼線を強力に設置し、タイケーブルの各PC鋼撚線が離脱することを防止することができる。
更に、PC鋼撚線の端部に結合されたキャップと外部に被せられたPVCとの境界線上でこれらの外側に密閉リングを重畳するように嵌め合わせてタイケーブル結束金具の外周を圧縮することで、外気及び湿気がPC鋼撚線の端部とアダプタに浸透しないようにすることにより、PC鋼撚線の端部にさびが発生することを防止し、タイケーブルの複数本の鋼線が結束されたタイケーブル結束金具をナットによって固定させるとき、ナットとその外側に被せられる保護キャップとの間に密閉リングを介在して密閉させることで、外気と湿気が保護キャップの内部に浸透しないようにすることにより、結束状態を持続的に維持させることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、タイケーブル結束装置に適用可能であり、土木及び建築工事で掘削を行うとき、土壁が土圧によって下がるか崩れることを防止するために設置される土留め板を支持するのに使用されるタイケーブル結束装置に適用可能である。
本発明の第1の実施形態に係るタイケーブル結束装置を示す分解斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るタイケーブル結束装置の結合状態を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るタイケーブル結束装置の設置状態を示す断面図である。
符号の説明
1 タイケーブル
2 ワイヤ鋼線
3 PC鋼撚線
4 PE管
5 Hビーム
5−1 装着孔
10 タイケーブル結束装置
11 タイケーブル結束金具
12 結束ヘッド
12−1 縮径突部
12−2 環状段部
13 結束孔
14 ボルト部
15 ナット
16 密閉リング
17 保護キャップ
20 アダプタ
21 密閉リング
25 支持具
26 圧縮板
27 支持管

Claims (4)

  1. PE管内部に複数のPC鋼撚線が収容されたタイケーブルを結束するタイケーブル結束装置において:
    一面側で結束孔が形成された結束ヘッドと、前記結束ヘッドの他面側で、前記結束ヘッドと一体に形成されたボルト部とを有するタイケーブル結束金具と;
    前記タイケーブルの前記PE管が除去され前記各PC鋼撚線の表層が除去されて露出した前記ワイヤ鋼線に嵌合し前記結束孔の入り口近傍に挿入される第1密閉リングと:
    前記第1密閉リングより前記ワイヤ鋼線の先端側で前記ワイヤ鋼線に嵌合し前記結束孔内に挿入されるアダプタと;
    前記ボルト部の先端側が突出するように前記ボルト部が挿入される開口部が形成された、ビームに挿入される支持管を有し、前記ビームに固定され、前記結束ヘッドの他面側に固定される支持具と;
    前記支持具に挿入された前記ボルト部に締結し、前記支持具を介して前記タイケーブル結束金具を前記ビームに固定するナットと;
    前記ボルト部に締結される前記ナットの外側に第2密閉リングを介在して密閉状態で前記ボルト部と結合される保護キャップと;
    を備え、
    前記ワイヤ鋼線に嵌合した前記第1密閉リングと前記アダプタが前記結束孔に挿入された状態で前記結束ヘッドが外側から圧縮されて前記ワイヤ鋼線、前記第1密閉リング、前記アダプタが前記結束ヘッドに固定されることを特徴とする、タイケーブル結束装置。
  2. 前記タイケーブルの先端が結束され、前記ビームに装着固定される前記タイケーブル結束金具は、一面側に縮径突部が一体に形成された円柱状の前記結束ヘッドと、前記結束ヘッドの背面に一体に形成された前記ボルト部とを有し、
    前記ボルト部は、前記ナットが螺合され、前記ボルト部の断面直径が前記結束ヘッドの断面直径より小さく形成されることによって、前記結束ヘッドの背面外周に環状段部が形成され、
    前記結束ヘッドの前記縮径突部は、一面側に開放された複数の前記結束孔が互いに等間隔で形成されたことを特徴とする、請求項1に記載のタイケーブル結束装置。
  3. 前記タイケーブル結束金具の前記ボルト部の外側に嵌合される前記支持具は、筒形状の前記支持管の前記結束ヘッドに固定される側の先端外周に、板形状の圧縮板が一体に形成されたことを特徴とする、請求項1に記載のタイケーブル結束装置。
  4. 前記ボルト部に結合される前記保護キャップは、一側が開放された円筒状に形成され、内周面の先端に密閉リング定置環状溝が形成され、前記密閉リング定置環状溝に密閉リングが結合されることを特徴とする、請求項1に記載のタイケーブル結束装置。
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