JP4368648B2 - 振動溶着用熱可塑性樹脂組成物及び自動車用ランプ - Google Patents

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Description

本発明は、振動溶着用熱可塑性樹脂組成物に関するものであり、特に、溶着部に発生するバリの形状が良好で、かつ成形品に反射面を形成するに十分な光沢を有する振動溶着用熱可塑性樹脂組成物に関し、さらにその組成物を用いた合成樹脂製部品及び自動車用ランプに関する。
二輪車や四輪車で使用されているテールランプ、ストップランプなどのランプ類、メーターケース等は、樹脂からなる部品同士を組み合わせてつくられている。樹脂部品を組み合わせる際の接合方法としては、接着剤による方法のほかに、熱板溶着、振動溶着などの方法がある。これらの溶着方法は、熱板との接触あるいは摩擦によって樹脂部品の一部を溶融させて接合するものであり、接着剤を塗布する手間や接着剤が硬化する時間を省くことができるため、生産性に優れている。特に振動溶着は、樹脂部品を加熱する必要もなく、極めて短時間で樹脂部品を接合できる優れた方法である。
しかしながら、振動溶着によって樹脂部品同士を接合する場合、溶着部に溶融した樹脂がはみ出す、いわゆるバリが発生する。例えば上記ランプ類のハウジングに使用されているABS樹脂などのスチレン系樹脂とランプレンズに使用されているアクリル樹脂を振動溶着で接合するときにも、バリが発生する。このバリが溶着面に沿って広がってしまうと、ランプレンズを通して外から見えてしまい外観不良を生じる。その上、ランプハウジング内部に発生したバリは後加工によって除去することができない、という問題点を有する。
バリの発生量を少なくする方法として、振動溶着の条件を調整することが考えられる。
しかし部品の形状によっては良品が得られる溶着条件の幅が狭く、溶着条件の調整のみではこれに対応することはできない。
ランプハウジングとレンズを接合したときに発生するバリを目立たなくする方法としては、特開平9−63307号公報に記載されている接合部が隠れるような形状にする方法、特開平10−308104号公報に記載されている光の屈折を利用して接合部を見えなくする方法などがある。しかしながら、いずれの方法も部品の形状を規定するものであり、デザイン上の制約が生じてしまう。またバリの量が多い場合、あるいはバリが溶着面に沿って広がってしまう場合は、これらの方法ではバリを隠すことができない。
以上のことから、良好な振動溶着外観を得られる樹脂材料が求められており、スチレン系樹脂に関しても、特開平11−199727号公報、特開2000−302824号公報、特開2002−212376号公報、特開2002−322340号公報などに記載の材料が開発されてきた。
近年、これらのランプハウジングの特性として、良好な表面光沢を有することが求められている。表面光沢が良好である場合、自動車部品としての見栄えがよくなる。さらに、ランプハウジングの内部に金属層を形成して反射面をつくる場合に、金属層の反射率を向上するためのプライマー処理を行わずに金属層を形成する、いわゆるダイレクト蒸着が可能になる。しかしながら、上記振動溶着用スチレン系樹脂では、ダイレクト蒸着に対応できる表面光沢を有する成形品を得ることが難しい。
また、ランプハウジングの組み立てや車体への取り付け作業中、並びに車体に取り付けた後の使用時に破損することがないように、ランプハウジング用材料には耐衝撃性も求められている。そのため、上記振動溶着用スチレン系樹脂は樹脂中にゴム成分を分散して耐衝撃性を付与しているが、そのために表面光沢を向上することが困難になっている。
特開平9−63307号公報 特開平10−308104号公報 特開平11−199727号公報 特開2000−302824号公報 特開2002−212376号公報 特開2002−322340号公報
上記のように、従来の振動溶着用熱可塑性樹脂の成形品に反射面を形成する場合、十分な反射率を得るためにプライマー処理を行う必要がある。
本発明は、十分な反射率を得るためにプライマー処理を行う必要がなく、溶着部のバリの形状を改善でき、かつ、十分な耐衝撃性を有しながら表面光沢に優れた振動溶着用樹脂組成物を提供するものである。
本発明は、下記の(a1)、(a2)及び(a3)を重合して得られ架橋アクリルゴム(A1−1)50〜90重量部、ブタジエンゴム、スチレン・ブタジエンゴム又はアクリロニトリル・ブタジエンゴムのいずれかであるその他のゴム状重合体(A1−2)50〜10重量部(ただし(A1−1)と(A1−2)の合計が100重量部)が混合されたゴム状重合体(A1)10〜90重量部に下記の(A2)10〜90重量部(ただし(A1)と(A2)の合計が100重量部)をグラフト重合して得られるグラフト共重合体(A)10〜100重量部と、熱可塑性樹脂(B)0〜90重量部(ただし(A)と(B)の合計が100重量部)を含有してなり、かつ、ゴム状重合体(A1)の50%平均粒子径が100〜300nm、粒子径が300nm以下である粒子の割合が80%以上、粒子径が500nm以上である粒子の割合が1%以下であることを特徴とする振動溶着用熱可塑性樹脂組成物に関する。
(a1)アクリル酸エステル、
(a2)分子内に2個以上のアクリロイル基又はメタクリロイル基を有する単量体、
(a3)分子内にアリル基を有する単量体、
(A2)芳香族ビニル単量体、シアン化ビニル単量体、アクリル酸エステル単量体、メタクリル酸エステル単量体及びその他のビニル単量体からなる群より選ばれる、少なくとも一種の単量体。
(a2)の使用量が、(a1)の使用量に対して0.1〜10重量%である、前記の振動溶着用熱可塑性樹脂組成物に関する。
また本発明は、前記(a2)が、分子内に2個の水酸基を有するジオールのジアクリル酸エステル又はジメタクリル酸エステルである、前記の振動溶着用熱可塑性樹脂組成物に関する。
また本発明は、前記(a2)が、アルキレンジオールのジアクリル酸エステル又はジメタクリル酸エステルである、前記の振動溶着用熱可塑性樹脂組成物に関する。
また本発明は、前記(a3)の使用量が、(a1)の使用量に対して0.01〜10重量%である、前記の振動溶着用熱可塑性樹脂組成物に関する。
また本発明は、前記ゴム状重合体(A1−2)が、ブタジエンゴム、スチレン・ブタジエンゴム又はアクリロニトリル・ブタジエンゴムのいずれかである、前記の振動溶着用熱可塑性樹脂組成物に関する。
また本発明は、前記グラフト共重合体(A)と熱可塑性樹脂(B)の混合割合が、(A)と(B)の合計100重量部に対して、ゴム状重合体(A1)が10〜50重量部になるような混合割合である、前記の振動溶着用熱可塑性樹脂組成物に関する。
また本発明は、前記熱可塑性樹脂(B)が、芳香族ビニル単量体、シアン化ビニル単量体、アクリル酸エステル単量体、メタクリル酸エステル単量体及びその他のビニル単量体からなる群より選ばれる、少なくとも一種の単量体を重合してなるものである、前記の振動溶着用熱可塑性樹脂組成物に関する。
さらに本発明は、透明樹脂製レンズとランプハウジングとが振動溶着法によって接合一体化された自動車用ランプであって、該ランプハウジングが前記のいずれかに記載の振動溶着用熱可塑性樹脂組成物で成形された、自動車用ランプに関する。
本発明の、振動溶着用熱可塑性樹脂組成物は、優れた表面光沢を有する成形品が得られ、また振動溶着時において、溶着部に発生するバリの形状が改善される。
特に、自動車用ランプのハウジングの材料として本発明の樹脂組成物を用いると、反射面を形成するときにプライマー処理を行う必要がなくなり、工程の短縮がはかれる。また、振動溶着によってレンズと接合するときに発生するバリが目立たなくなり、溶着部の外観の良好な自動車用ランプが得られる。
以下、本発明の詳細について説明する。
本発明における振動溶着用熱可塑性樹脂組成物に用いるゴム状重合体(A1)は、アクリル酸エステル(a1)、分子内に2個以上のアクリロイル基、メタクリロイル基又はビニル基を有する単量体(a2)及び分子内にアリル基を有する単量体(a3)とを重合して得られる架橋アクリルゴム(A1−1)を使用することを特徴とする。
上記アクリル酸エステル(a1)としては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸イソアミル、アクリル酸イソデシル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸2−エトキシエチルなどのアクリル酸アルキルエステル等が挙げられ、エステル基の炭素原子数2〜8のものが好ましい。これらは、単独で又は二種以上を組み合わせて使用することができる。
分子内に2個以上のアクリロイル基、メタクリロイル基又はビニル基を有する単量体(a2)は、上記アクリル酸エステルを重合する際に架橋剤としてはたらくものである。このような架橋剤の例としては、エチレングリコールジアクリレート、1,3−ブタンジオールジアクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリトリトールトリアクリレート、ペンタエリトリトールテトラアクリレート、ジペンタエリトリトールヘキサアクリレート、アクリル変性ポリジメチルシロキサンなどの多価アクリル酸エステル、エチレングリコールジメタクリレート、1,3−ブタンジオールジメタクリレート、1,4−ブタンジオールジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、ペンタエリトリトールトリメタクリレート、ペンタエリトリトールテトラメタクリレート、ジペンタエリトリトールヘキサメタクリレート、メタクリル変性ポリジメチルシロキサンなどの多価メタクリル酸エステル、ジビニルベンゼンなどの芳香族ビニル化合物などが挙げられる。これらの中でも特に、エチレングリコールジアクリレート、1,3−ブタンジオールジアクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、1,3−ブタンジオールジメタクリレート、1,4−ブタンジオールジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレートなどの、分子内に2個の水酸基を有するジオールのジアクリル酸エステル又はジメタクリル酸エステルが好ましい。さらには、エチレングリコールジアクリレート、1,3−ブタンジオールジアクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、1,3−ブタンジオールジメタクリレート、1,4−ブタンジオールジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレートなどのアルキレンジオールのジアクリル酸エステル又はジメタクリル酸エステルを用いることがより好ましい。またこれらは、単独で又は二種以上を組み合わせて使用することができる。
上記(a2)の使用量は、アクリル酸エステル(a1)の使用量100重量%に対して0.1〜10重量%が好ましい。使用量が0.1重量%未満であると、架橋度が低下し、振動溶着部の外観の改善効果が低下する傾向がある。使用量が10重量%を超えると架橋度が高くなり、光沢及び耐衝撃性が低下する傾向がある。
分子内にアリル基又はジシクロペンタジエニル基を有する単量体(a3)は、一般にグラフト化剤として機能するものであり、例としては、アリルメタクリレート、ジシクロペンタジエニルアクリレート、ジシクロペンタジエニルオキシエチルアクリレート、ジシクロペンタジエニルメタクリレート、ジシクロペンタジエニルオキシエチルメタクリレート、ジアリルフタレート、トリアリルイソシアヌレートなどが挙げられる。これらは、単独で又は二種以上を組み合わせて使用することができる。またこれらの使用量は、アクリル酸エステル(a1)の使用量100重量%に対して、0.01〜10重量%が好ましい。
使用量が0.01重量%未満であると、十分にグラフト共重合せず、耐衝撃性が低下する傾向があり、使用量が10重量%を超えると架橋度が高くなり、耐衝撃性が低下する傾向がある。
本発明のゴム状重合体(A1)として、上記架橋アクリルゴム(A1−1)とその他のゴム状重合体(A1−2)を混合して使用しても良い。架橋アクリルゴム(A1−1)とその他のゴム状重合体(A1−2)の比率は、混合後のゴム状重合体(A1)を100重量部としたときに、架橋アクリルゴム(A1−1)が20〜100重量部であることが好ましく、50〜90重量部であることがより好ましい。架橋アクリルゴム(A1−1)の比率が20重量部未満であると、耐候性が低下する傾向がある。
上記ゴム状重合体(A1−2)としては、例えばブタジエンゴム、スチレン・ブタジエンゴム、アクリロニトリル・ブタジエンゴムなどのブタジエン系ゴム、ポリ(アクリル酸ブチル)などのアクリルゴム、エチレンプロピレンゴム、ポリ(ジメチルシロキサン)などのシリコーンゴム、及びこれらの複合ゴムが挙げられる。これらの中でも特にブタジエン系ゴムを使用することが好ましい。これらは、単独で又は二種以上を組み合わせて使用することができる。
本発明のゴム状重合体(A1)は、50%平均粒子径が100〜300nm、粒子径が300nm以下である粒子の割合が80%以上、粒子径が500nm以上である粒子の割合が1%以下であることを特徴とする。50%平均粒子径が100nm未満であると耐衝撃性が低下し、300nmより大きいと光沢が低下する。また、粒子径が300nm以下である粒子の割合が80%未満である場合、並びに粒子径が500nm以上である粒子の割合が1%を超える場合も十分な光沢が得られない。
本発明におけるグラフト共重合体(A)は、上記ゴム状重合体(A1)10〜90重量部に、芳香族ビニル単量体、シアン化ビニル単量体、アクリル酸エステル単量体、メタクリル酸エステル単量体及びその他のビニル単量体からなる群より選ばれる、少なくとも一種の単量体(A2)10〜90重量部(ただし(A1)と(A2)の合計が100重量部)をグラフト共重合して得られるものである。
芳香族ビニル単量体としては、スチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、クロロスチレン、ブロモスチレンなどを、単独で又は二種以上を組み合わせて使用することができる。
シアン化ビニル単量体としては、アクリロニトリル、メタクリロニトリルなどを、単独で又は二種以上を組み合わせて使用することができる。
アクリル酸エステル単量体又はメタクリル酸エステル単量体としては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチルなどのアクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチルなどのメタクリル酸アルキルエステル等が挙げられる。これらは、単独で又は二種以上を組み合わせて使用することができる。
その他のビニル単量体としては、アクリル酸、メタクリル酸、オレイン酸、マレイン酸、フマル酸などの不飽和脂肪酸、無水アクリル酸、無水メタクリル酸、無水マレイン酸などの不飽和脂肪酸無水物、アクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、メタクリルアミド、N,N−ジメチルメタクリルアミドなどの不飽和脂肪酸のアミド、N−メチルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミド、N−フェニルマレイミドなどのマレイミド、酢酸ビニル、酪酸ビニル、安息香酸ビニルなどのビニルエステル等が挙げられる。これらは、単独で又は二種以上を組み合わせて使用することができる。
本発明のグラフト共重合体(A)において、グラフト共重合する上記(A2)の組成は、(A2)100重量部に対して芳香族ビニル単量体が40重量部以上含まれていることが好ましい。40重量部未満であると、共重合体組成のバランスが低下する傾向がある。
また、その他のビニル単量体の量は20重量部以下であることが好ましい。20重量部を超えると相溶性の点で好ましくない。
本発明のグラフト共重合体(A)100重量部に含有されるゴム状重合体(A1)の割合は、10〜90重量部とする。10重量部未満であると耐衝撃性が不足し、90重量部を超えるとグラフト成分が少ないためにゴム成分の分散状態が悪くなり、耐衝撃性及び成形品の光沢が低下する。
本発明のグラフト共重合体(A)において、ゴム状重合体(A1)にグラフト共重合を行うときは、1段階で行っても2段階以上に分割してもよい。
本発明のグラフト共重合体(A)の製造方法は、従来から知られている乳化重合法、懸濁重合法、塊状重合法、溶液重合法などのいずれの方法でもよいが、一般的には乳化重合法が好ましい。
本発明の振動溶着用熱可塑性樹脂組成物は、グラフト共重合体(A)10〜100重量部及び熱可塑性樹脂(B)0〜90重量部(ただし(A)と(B)の合計が100重量部)を含有する。グラフト共重合体(A)の割合が10重量部未満であると、耐衝撃性の向上効果が現れない。
グラフト共重合体(A)と熱可塑性樹脂(B)の混合割合は、(A)と(B)の合計100重量部に対して、本発明の振動溶着用熱可塑性樹脂組成物中のゴム状重合体(A1)が10〜50重量部になるようにすることが好ましい。(A1)が全体の10重量部未満では耐衝撃性が不足し、50重量部を超えると樹脂の流動性、表面硬度、剛性が不足する傾向がある。
本発明で使用する熱可塑性樹脂(B)の種類には特に制限はないが、ポリスチレン、AS樹脂、ABS樹脂、AAS樹脂、AES樹脂などのスチレン系樹脂、ナイロン66、ナイロン6などのポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリカーボネート、アクリル樹脂などの熱可塑性樹脂が挙げられる。又、これらの樹脂の混合物、変性体も含まれる。これらの中でも、スチレン系樹脂を主成分として用いると、グラフト共重合体(A)との相溶性、自動車用ランプにおいて通常透明樹脂製レンズとして使用されるポリメチルメタクリレート樹脂との溶着性等の点で好ましい。
本発明で使用する熱可塑性樹脂(B)として、芳香族ビニル単量体、シアン化ビニル単量体、アクリル酸エステル単量体、メタクリル酸エステル単量体及びその他のビニル単量体からなる群より選ばれる、少なくとも一種の単量体を重合してなるものを使用することができる。芳香族ビニル単量体としては、スチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、クロロスチレン、ブロモスチレンなどを、単独で又は二種以上を組み合わせて使用することができる。
シアン化ビニル単量体としては、アクリロニトリル、メタクリロニトリルなどを、単独で又は二種以上を組み合わせて使用することができる。
アクリル酸エステル単量体又はメタクリル酸エステル単量体としては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチルなどのアクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチルなどのメタクリル酸アルキルエステル等が挙げられる。これらは、単独で又は二種以上を組み合わせて使用することができる。
その他のビニル単量体としては、アクリル酸、メタクリル酸、オレイン酸、マレイン酸、フマル酸などの不飽和脂肪酸、無水アクリル酸、無水メタクリル酸、無水マレイン酸などの不飽和脂肪酸無水物、アクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、メタクリルアミド、N,N−ジメチルメタクリルアミドなどの不飽和脂肪酸のアミド、N−メチルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミド、N−フェニルマレイミド等のマレイミド、酢酸ビニル、酪酸ビニル、安息香酸ビニルなどのビニルエステル等が挙げられる。これらは、単独で又は二種以上を組み合わせて使用することができる。
共重合体の製造方法は、従来から知られている乳化重合法、懸濁重合法、塊状重合法、溶液重合法などのいずれの方法でもよい。またこれらを組み合わせた方法でもよい。
グラフト共重合体(A)と熱可塑性樹脂(B)を混合する方法は、ラテックス状態での混合、溶液状態での混合、パウダ状態での混合、ペレット状に加工してからの混合などいずれの方法でもよく、混合された後、バンバリーミキサー、単軸押出機、2軸押出機などで溶融混練される。
本発明による樹脂組成物には、上記の樹脂のほかに、着色、耐熱性向上、耐候性向上、成形性向上などの目的に応じて、着色剤、熱安定剤、光安定剤、紫外線吸収剤、難燃剤、滑剤、離型剤、可塑剤、帯電防止剤などを適宜添加することができる。
本発明の自動車用ランプは、そのランプハウジングを本発明の振動溶着用熱可塑性樹脂組成物で成形し、該ハウジングと透明樹脂製レンズとを振動溶着法によって接合一体化したものである。該ハウジングは表面光沢に優れ、プライマー処理を要さないダイレクト蒸着による反射面の形成が可能であり、したがって作業性の向上がはかれる。また該ハウジングから得られるランプは、溶着部の外観に優れ、レンズとハウジングとの接合強度も十分なものである。
本発明の振動溶着用熱可塑性樹脂組成物を用いてランプハウジングなどの成形品を製造する方法は、通常の熱可塑性樹脂の成形に適用される方法であれば特に限定されないが、一般的には射出成形などの方法が適用される。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、これらは本発明の範囲を限定するものではない。
比較例3
(1)グラフト共重合体(A)の製造
純水130重量部、牛脂脂肪酸カリウム(花王(株)社製商品名KSソープ、以下同じ)3.9重量部、アクリル酸ブチル60重量部、アリルメタクリレート0.3重量部、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート0.6重量部、クメンハイドロパーオキサイド0.06重量部を撹拌混合し、窒素置換しながら45℃に昇温した。昇温後、硫酸第一鉄0.00004重量部、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩0.00012重量部、ロンガリット0.06重量部を純水4.5重量部に溶解した溶液を加え、3時間撹拌を続け、ゴム状重合体(A1)ラテックスを得た。このときの反応率は97%であった。
続いて70℃に昇温し、牛脂脂肪酸カリウム1.0重量部、ロンガリット水溶液(ロンガリット0.2重量部に対して純水4.5重量部)を添加し、スチレン16.7重量部、アクリロニトリル8.8重量部、アリルメタクリレート0.1重量部、クメンハイドロパーオキサイド0.11重量部の混合物を2時間かけて滴下した。滴下終了後、1時間撹拌を続けた。続けて、硫酸第一鉄0.00009重量部、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩0.00027重量部、ロンガリット0.1重量部を純水4.5重量部に溶解した溶液を加え、スチレン10.5重量部、アクリロニトリル4.0重量部、tert−ドデシルメルカプタン0.072重量部、クメンハイドロパーオキサイド0.058重量部の混合物を1.5時間かけて滴下した。滴下終了後、1時間温度を保持後、冷却し、グラフト共重合体ラテックスを得た。このときの反応率は95%であった。硫酸アルミニウム0.2重量%水溶液200重量部に合成したグラフト共重合体ラテックスを滴下して凝固させ、得られたスラリーを脱水、乾燥して、グラフト共重合体(A)をパウダ状で得た。

〔平均粒子径の測定〕
ゴム状重合体(A1)の平均粒子径を、超微粒子粒度分布計(Leeds & Northrup製 MICROTRAC UPA150)を用いて、ラテックスの状態で測定した。
得られたゴム状重合体ラテックスを、純水で100倍に希釈し、超音波洗浄器(柴田科学製 SU−9TH:周波数28kHz、出力125W)を使用して、超音波を2分間照射することにより、粒子を分散させた。この希釈、分散させたラテックスを粒度分布計に入れ、粒子径を測定した。測定時間は3分間とした。
測定条件
光 源:ダイオードレーザー(780nm、3mW)
測定レンジ:フルレンジ(0.0032〜6.5406μm)
粒子の性状:透明、球形粒子
分 散 媒:水
付属のプログラム(マウンテック製 MICROTRAC Data Handling System SD−UPA150−100)によって、得られた測定データの解析を行ったところ、50%平均粒子径は240nm、粒子径が300nm以下である粒子の割合は82%、粒子径が500nm以上である粒子の割合は0%であった。
(2)熱可塑性樹脂(B)の製造
純水150重量部、10重量%リン酸カルシウム水分散液3重量部、12.5重量%ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム水溶液0.04重量部を撹拌混合し、そこに、スチレン70重量部、アクリロニトリル30重量部、tert−ドデシルメルカプタン0.2重量部、ジラウロイルパーオキサイド0.5重量部、1,1−ビス(tert−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン0.05重量部の混合物を添加した。これを65℃で8時間、さらに110℃で2時間懸濁重合を行い、冷却後脱水・乾燥して、熱可塑性樹脂(B)を得た。得られた樹脂の重量平均分子量をGPCで測定したところ、スチレン換算で150,000であった。
(3)振動溶着用熱可塑性樹脂組成物の製造
上記の方法で合成したグラフト共重合体(A)25重量部と熱可塑性樹脂(B)75重量部を配合し、2軸押出機で混練してペレットを得た。
実施例2
(1)グラフト共重合体(A)の製造
純水130重量部、牛脂脂肪酸カリウム(花王(株)社製商品名KSソープ、以下同じ)3.9重量部、アクリル酸ブチル54重量部、アリルメタクリレート0.27重量部、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート0.54重量部、クメンハイドロパーオキサイド0.06重量部を撹拌混合し、窒素置換しながら45℃に昇温した。昇温後、硫酸第一鉄0.00004重量部、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩0.00012重量部、ロンガリット0.06重量部を純水4.5重量部に溶解した溶液を加え、3時間撹拌を続け、架橋アクリルゴム(A1−1)ラテックスを得た。このときの反応率は97%であった。このラテックスにポリブタジエンラテックス(日本エイアンドエル SNX8004)6重量部(固形分)を添加し、ゴム状重合体(A1)ラテックスを得た。
続いて70℃に昇温し、牛脂脂肪酸カリウム1.0重量部、ロンガリット水溶液(ロンガリット0.2重量部に対して純水4.5重量部)を添加し、スチレン16.7重量部、アクリロニトリル8.8重量部、アリルメタクリレート0.1重量部、クメンハイドロパーオキサイド0.11重量部の混合物を2時間かけて滴下した。滴下終了後、1時間撹拌を続けた。続けて、硫酸第一鉄0.00009重量部、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩0.00027重量部、ロンガリット0.1重量部を純水4.5重量部に溶解した溶液を加え、スチレン10.5重量部、アクリロニトリル4.0重量部、tert−ドデシルメルカプタン0.072重量部、クメンハイドロパーオキサイド0.058重量部の混合物を1.5時間かけて滴下した。滴下終了後、1時間温度を保持後、冷却し、グラフト共重合体ラテックスを得た。このときの反応率は95%であった。硫酸アルミニウム0.2重量%水溶液200重量部に合成したグラフト共重合体ラテックスを滴下して凝固させ、得られたスラリーを脱水、乾燥して、グラフト共重合体(A)をパウダ状で得た。
(2)振動溶着用熱可塑性樹脂組成物の製造
上記の方法で合成したグラフト共重合体(A)25重量部と比較例3に記載の熱可塑性樹脂(B)75重量部を配合し、2軸押出機で混練してペレットを得た。
比較例1
実施例2のグラフト共重合体(A)の製造時に用いるアクリル酸ブチルの量及びポリブタジエンラテックスの量を、表1に示すように変えた以外は、実施例2と同様に行い、振動溶着用熱可塑性樹脂組成物のペレットを得た。
実施例3〜4
実施例2の架橋アクリルゴムラテックスの製造時に用いる架橋剤(a2)の種類及び量を、表2に示すように変えた以外は、実施例2と同様に行い、振動溶着用熱可塑性樹脂組成物のペレットを得た。
比較例2
実施例2の架橋アクリルゴムラテックスの製造時に架橋剤(a2)を用いなかった以外は、実施例2と同様に行い、振動溶着用熱可塑性樹脂組成物のペレットを得た。
実施例2〜4および比較例1〜3の架橋剤の種類及び量を、各例の架橋アクリルゴム(A1)の50%平均粒子径、粒子径が300nm以下である粒子の割合、粒子径が500nm以上である粒子の割合と併せて表1及び2に示す。
Figure 0004368648
※1 HDA:1,6−ヘキサンジオールジアクリレート
※2 架橋剤(a2)の量はアクリル酸ブチル(a1)の量に対する重量%で表わす。
Figure 0004368648
※1 HDA:1,6−ヘキサンジオールジアクリレート
※2 BDMA:1,3−ブタンジオールジメタクリレート
※3 架橋剤(a2)の量はアクリル酸ブチル(a1)の量に対する重量%で表わす。
(試験例)
〔アイゾット衝撃強度の評価〕
実施例〜4及び比較例1〜で得られたペレットを、射出成形機で成形し、物性評価用試験片を作成した。
アイゾット衝撃試験は、ASTM−D256に準拠して行った。その結果を表3に示す。
〔成形品の光沢の評価〕
成形品の光沢は、光沢計(日本電色工業製PG−1M型)を用いて測定した。
その結果を表3に示す。
〔振動溶着外観の評価〕
射出成形機を使用して、実施例〜4及び比較例1〜で得られたペレットから振動溶着外観評価用の試験片(溶着試験片A)を作成した。試験片の形状を図1に示す。
同様に、アクリル樹脂の試験片(溶着試験片B)を作成した。試験片の形状を図2に示す。
これらの試験片を振動溶着機(ブランソン製2406型)を使用して、以下の条件で振動溶着を行い、溶着部の外観を評価した。
溶着条件
振 幅:0.4mm
振動数:240Hz
圧 力:0.4MPa
沈み量:1.5mm
振動溶着外観の評価結果を表3に示す。
ここで、振動溶着外観の評価結果は、溶着部の断面を観察し、振動溶着用熱可塑性樹脂組成物のバリの長さが、
◎:0〜0.2mm未満、
○:0.2〜0.5mm未満、
×:0.5mm以上
という基準で三段階で表した。
Figure 0004368648
(a)は、振動溶着用熱可塑性樹脂組成物の振動溶着試験片(溶着試験片A)の図である。
(b)は、(a)の試験片のA−A′における断面図である。
(a)は、アクリル樹脂の振動溶着試験片(溶着試験片B)の図である。
(b)は、(a)の試験片のA−A′における断面図である。



Claims (8)

  1. 下記の(a1)、(a2)及び(a3)を重合して得られ架橋アクリルゴム(A1−1)50〜90重量部、ブタジエンゴム、スチレン・ブタジエンゴム又はアクリロニトリル・ブタジエンゴムのいずれかであるその他のゴム状重合体(A1−2)50〜10重量部(ただし(A1−1)と(A1−2)の合計が100重量部)が混合されたゴム状重合体(A1)10〜90重量部に下記の(A2)10〜90重量部(ただし(A1)と(A2)の合計が100重量部)をグラフト重合して得られるグラフト共重合体(A)10〜100重量部と、熱可塑性樹脂(B)0〜90重量部(ただし(A)と(B)の合計が100重量部)を含有してなり、かつ、ゴム状重合体(A1)の50%平均粒子径が100〜300nm、粒子径が300nm以下である粒子の割合が80%以上、粒子径が500nm以上である粒子の割合が1%以下であることを特徴とする振動溶着用熱可塑性樹脂組成物。
    (a1)アクリル酸エステル、
    (a2)分子内に2個以上のアクリロイル基又はメタクリロイル基を有する単量体、
    (a3)分子内にアリル基を有する単量体、
    (A2)芳香族ビニル単量体、シアン化ビニル単量体、アクリル酸エステル単量体、メタクリル酸エステル単量体及びその他のビニル単量体からなる群より選ばれる、少なくとも一種の単量体。
  2. (a2)の使用量が、(a1)の使用量に対して0.1〜10重量%である、請求項1に記載の振動溶着用熱可塑性樹脂組成物。
  3. (a2)が、分子内に2個の水酸基を有するジオールのジアクリル酸エステル又はジメタクリル酸エステルである、請求項1または2に記載の振動溶着用熱可塑性樹脂組成物。
  4. (a2)が、アルキレンジオールのジアクリル酸エステル又はジメタクリル酸エステルである、請求項1〜3のいずれかに記載の振動溶着用熱可塑性樹脂組成物。
  5. (a3)の使用量が、(a1)の使用量に対して0.01〜10重量%である、請求項1〜4のいずれかに記載の振動溶着用熱可塑性樹脂組成物。
  6. グラフト共重合体(A)と熱可塑性樹脂(B)の混合割合が、(A)と(B)の合計100重量部に対して、ゴム状重合体(A1)が10〜50重量部になるような混合割合である、請求項1〜のいずれかに記載の振動溶着用熱可塑性樹脂組成物。
  7. 熱可塑性樹脂(B)が、芳香族ビニル単量体、シアン化ビニル単量体、アクリル酸エステル単量体、メタクリル酸エステル単量体及びその他のビニル単量体からなる群より選ばれる、少なくとも一種の単量体を重合してなるものである、請求項1〜のいずれかに記載の振動溶着用熱可塑性樹脂組成物。
  8. 透明樹脂製レンズとランプハウジングとが振動溶着法によって接合一体化された自動車用ランプであって、該ランプハウジングが請求項1〜のいずれかに記載の振動溶着用熱可塑性樹脂組成物で成形された、自動車用ランプ。
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