JP4368298B2 - エンジン - Google Patents

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Description

本発明は、スクータ型車両等に搭載され、この車両を走行させるエンジンに関し、特に詳細には、シリンダヘッドに形成されるセンサ取付孔等の軸線が略平行になるように配置して加工の効率を向上させたエンジンに関する。
排気ガスに含まれる有害物質を減少させるためには、エンジンの状態に合わせて空気と燃料の比率を最適に保つ必要があるため、シリンダヘッドを冷却する冷却水の水温を測定する水温センサや、排気ガスに含まれる酸素量を測定する排気ガスセンサがシリンダヘッドに取り付けられ、これらの検出値により制御されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−200913号公報
しかしながら、これらのセンサをシリンダヘッドに取り付けるためのセンサ取付孔や冷却水を外部に排出するための冷却水排出孔の軸方向は一致していないため、孔を開ける加工の際に加工軸の角度変換が必要となり、加工時間が延びてコストが増加してしまうという課題があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、冷却水を排出するためにシリンダヘッドに形成される冷却水排出孔や、水温センサおよび排気ガスセンサを取り付けるためにシリンダヘッドに形成されるセンサ取付孔の軸線が略平行になるように配置されたエンジンを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係るエンジンは、燃焼室に連通して排気ガスを外部に排出する排気ポートおよび燃焼室を覆うように設けられ冷却水が供給されるウォータジャケットが形成されたシリンダヘッドと、ウォータジャケットから排出された冷却水の放熱を行うラジエタとを有し、シリンダヘッドを水平方向に延出して車体(例えば、実施形態における車体フレーム2)に揺動可能に支持されて構成されるエンジンにおいて、エンジンのクランクシャフトの一方側にタイミングチェーンを配設し、他方側にラジエタを空冷するラジエタファンを設け、シリンダヘッドが、燃焼室の上方にウォータジャケットと連通しウォータジャケットから冷却水を排出する冷却水排出孔(例えば、実施形態における冷却水導出通路121a)と、燃焼室の下方に排気ポートと連通し排気ポート内の排気ガスの酸素濃度を検出する排気ガスセンサ(例えば、実施形態におけるO2センサ116)が取り付けられる排気ガスセンサ取付孔(例えば、実施形態におけるO2センサ取付孔116a)と、燃焼室の上方にウォータジャケット連通しウォータジャケット内の冷却水の水温を検出する水温センサが取り付けられる水温センサ取付孔とを一側面に有し、ラジエタは、クランクシャフトを収容するクランクケース内においてタイミングチェーンとは反対側であって、シリンダヘッドの一側面側に配置され、冷却水排出孔、排気ガスセンサ取付孔、および、水温センサ取付孔の軸線が略平行になるように、且つ、シリンダヘッドが車体に取り付けられたときに車体の側方で上方に延びるように配置され、冷却水排出孔は、冷却水排出孔の軸線がラジエタに向かって延びるように配置される。
なお、冷却水排出孔が形成される座面と水温センサ取付孔が形成される座面とが、同一平面上に位置することが好ましい。
また、ウォータジャケット内に冷却水を供給してシリンダヘッドを冷却する冷却水供給装置を更に備え、冷却水供給装置が、冷却水を加圧して吐出する冷却水ポンプ、ウォータジャケットで冷却に用いられた冷却水を回収して放熱させるラジエタ、および冷却水排出孔から排出された冷却水の温度が所定の値以下のときにラジエタで放熱させずにウォータジャケットに戻すサーモスタットを備えて構成されることが好ましい。
さらに、ウォータジャケットが、シリンダヘッド内に設けられた燃焼室を覆うように形成され、ウォータジャケットの上方側部に外部と前記ウォータジャケットとに連通する前記冷却水排出孔が形成されていることが好ましい。
また、冷却水ポンプが、シリンダヘッドの一側面側に配置されるクランクシャフト半体と略平行に延びクランクシャフト半体の回動に伴って回動するポンプシャフトの一端に設けられ、ポンプシャフトにより回動されることにより冷却水を加圧する羽根車を有していることが好ましい。
さらに、シリンダヘッドの一側面の反対側に変速機を収容する変速機ケースが設けられ、変速機ケースが、変速機ケース内に外気を取り入れる冷却風導入通路を有していることが好ましい。
また、冷却水ポンプは、冷却水排出孔とラジエタとの間に位置し、ラジエタの下方に配置されたサーモスタットと接続されていることが好ましい。
本発明に係るエンジンを以上のように構成すると、冷却水排出孔、排気ガスセンサ取付孔、および、水温センサ取付孔をシリンダヘッドに加工する際に、加工軸の角度変換が不要となり、加工が容易になり加工時間を短縮することができる。また、冷却水排出孔への冷却水パイプの取付けや、センサ取付孔に対する排気ガスセンサや水温センサの取付けが容易になり、組み付け作業の時間を短縮することができる。
このとき、本発明に係るエンジンが車体に取り付けられたときに、軸線が、車体の側方で、且つ、上方に延びるように配置することにより、このエンジンの組み立ての際に、車体側方からの組み付け作業をすることができるため、容易に行うことができる。
また、冷却水排出孔がラジエタの方に延びるように配置することにより、この冷却水排出孔とラジエタとを接続する冷却水パイプの長さを短くすることができる。
さらに、冷却水排出孔と水温センサ取付孔が形成される座面を略同一平面上に位置させることにより、それぞれの座面を同時に加工することができるため、加工コストを低減することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。まず、図1を用いて本発明に係るエンジンが搭載されるスクータ型車両1について説明する。スクータ型車両1は、車体フレーム2を有しており、この車体フレーム2は、その前部に位置し、上下方向に延びるヘッドパイプ3と、ヘッドパイプ3から下方に延びるダウンフレーム4と、ダウンフレーム4の略中央部から、下方そして後方更に後方斜め上方に延びる左右一対のサイドフレーム5と、これらのサイドフレーム5にサイドプレート6を介して取り付けた円弧状の湾曲フレーム7とから構成される。
ヘッドパイプ3には、図示しないステアリングシャフトが回転自在に取り付けられており、このステアリングシャフトの下端にフロントフォーク8が取り付けられている。そして、このフロントフォーク8の下端に前輪9が支承されている。一方、ステアリングシャフトの上端にはハンドルポスト10が取り付けられており、さらにこのハンドルポスト10の上端にハンドル11が取り付けられ、ハンドル11を操作して、前輪9を操舵可能に構成されている。また、ヘッドパイプ3から前方に延びるように上部ステー12及び下部ステー13が取り付けられており、これらの上部及び下部ステー12,13の前端に前かご14が取り付けられている。
一対のサイドフレーム5の下部で、この一対のサイドフレーム5の間には、燃料タンク15が取り付けられている。この燃料タンク15の後方に位置する湾曲フレーム7の後端にパワーユニット16の前端に形成されたリンク取付部48が上下にスイング自在に取り付けられるとともに、いずれか一方のサイドフレーム5の後端にリヤクッションユニット17を介してパワーユニット16の後端が取り付けられている。ここで、燃料タンク15には、内部に転倒センサを備える燃料ポンプ18が設けられており、上部に設けられた給油口(キャップ)19から燃料が供給可能に構成されている。また、パワーユニット16は、エンジン50、変速機90、スロットルボディ21、エアクリーナ22、エンジン50から後方に延ばされた排気管23、及び、この排気管23の後端に接続されたマフラ24から構成される。そして、このパワーユニット16の後端には後輪25が取り付けられており、パワーユニット16により後輪25が駆動されて、スクータ型車両1が動力を得て走行可能に構成されている。
サイドフレーム5の後部にはラゲッジボックス26及びグラブレール20が取り付けられている。ラゲッジボックス26は、その前部がサイドフレーム5に取り付けられた前側クロスパイプ27で前側プレート28を介して支持され、後部がサイドフレーム5に取り付けられた門形フレーム29で支持される。また、グラブレール20は、サイドフレーム5から上方に延びた後部ステー30で支持される。なお、ヘルメット31,32は、ラゲッジボックス26内に納められた状態を表している。また、グラブレール20の後部には、後部収納ボックス33が取り付けられる。
このように構成されたスクータ型車両1は、車体前部上部がフロントカバー34で覆われ、このフロントカバー34の側部下方に左右のフロントサイドカバー35が取り付けられる。このフロントサイドカバー35には図示しないターンシグナルランプが取り付けられる。フロントカバー34の後部にはフロントインナカバー36が取り付けられ、運転者及び同乗者が足を載せるステップフロア37の側部がサイドカバー及びアンダーカバー38で覆われる。また、ラゲッジボックス26の上部にはシート39が取り付けられ、シート39の下方の周囲がボディカバー及びボディサイドカバー40で覆われる。さらに、フロントカバー34の上部には、ハンドル11を覆うハンドルカバー42が取り付けられ、このハンドルカバー42にはヘッドランプ43が取り付けられている。また、前輪9の上方を覆うようにフロントフェンダ44が取り付けられ、後輪25の上方を覆うようにリヤフェンダ45が取り付けられている。
なお、グラブレール20の下方にはテールランプ46が配置されており、フロントカバー34とフロントインナカバー36の間にはバッテリ41が格納されている。
次に、パワーユニット16の詳細について図2〜図5を用いて説明する。尚、本実施例においては、図2における矢印Fの方向を前方とし、図3における矢印Uの方向を上方とする。パワーユニット16を構成するエンジン50は、シリンダヘッドカバー51、シリンダヘッド52、シリンダブロック53、及び、クランクケース54から構成されている。シリンダブロック53内にはめ込まれたシリンダスリーブ55に囲まれて形成されたシリンダ室55aには上下に摺動自在にピストン56が配設されており、このピストン56は、コンロッド57を介してクランクケース54内に回転自在に保持されるクランクシャフト58に接続されている。シリンダブロック53(シリンダスリーブ55)、シリンダヘッド52及びピストン56で形成される燃焼室59には、吸気口及び排気口を介して、それぞれ吸気ポート60及び排気ポート61が連通している。そして、茸形状の吸気バルブ62及び茸形状の排気バルブ63は、一端が弁軸に取り付けられてリテーナに支持され、他端がシリンダヘッド52に支持されるバルブスプリング64,65により、それぞれ吸気口及び排気口を常時閉じる方向に付勢されている。
さらに、シリンダヘッド52には、吸気バルブ62及び排気バルブ63を開閉作動させるためのカムシャフト66が回転自在に配設されており、このカムシャフト66が有するカムドリブンスプロケット67とクランクシャフト58に配設されたカムドライブスプロケット68にタイミングチェーン69が巻き掛けられている。そのため、クランクシャフト58の回転に合わせてカムシャフト66が回転し、このカムシャフト66に形成されたカム70,71がロッカーアーム72,73を介して吸気バルブ62及び排気バルブ63を押し下げることにより、吸気口及び排気口を開閉する。また、吸気ポート60には、インジェクタ74が設けられており、このインジェクタ74により燃料が吸気ポート60内に微粒子化されて噴射される。さらに、シリンダヘッド52には点火プラグ75が取り付けられている。
なお、シリンダブロック53の側部には、タイミングチェーン69の張力を調整してカム70,71により吸気バルブ62及び排気バルブ63を開閉するタイミングを調整するためのカムチェーンテンショナ84が取り付けられている。
このようにして構成されたエンジン50において、エアクリーナ22で清浄にされた空気とインジェクタ74により噴射された燃料の混合気が吸気ポート60から燃焼室59に供給され、ピストン56で圧縮された後に点火プラグ75で点火されて燃焼し、ピストン56を介してクランクシャフト58を回転させるエネルギーとなり、その後、排気ガスとして排気ポート61から外部に排出される。
クランクシャフト58は、右クランクシャフト半体58aと左クランクシャフト半体58bとから構成されており、両クランクシャフト半体58a,58bを繋いで配設されたクランクピン76を介して、コンロッド57が接続されている。また、クランクシャフト58を格納するクランクケース54は、右ケース半体54a及び左ケース半体54bから構成されており、クランクシャフト58の一端(右クランクシャフト半体58aのジャーナル部)がベアリング77を介して右ケース半体54aに支持され、他端(左クランクシャフト半体58bのジャーナル部)がベアリング78を介して左ケース半体54bに支持されている。また、右クランクシャフト半体58aのジャーナル部の先端部には、ACG79及びラジエタファン85が配設されている。
左ケース半体54bの左側部は、後方に延びて変速機ケース80の一部を構成しておりこの左ケース半体54bの左側面に取り付けられる変速機カバー81に囲まれる変速機室82に変速機90が格納されている。変速機90は、変速機室82内に延びる左クランクシャフト半体58bのジャーナル部の先端部に取り付けられて一体に回転するドライブプーリ91、変速機室80の後方に位置してクランクシャフト58と平行に延びて回転可能に取り付けられたカウンタシャフト92、カウンタシャフト92の略中央部にこのカウンタシャフト92に対して相対回転可能に取り付けられたドリブンプーリ93、カウンタシャフト92の左端に取り付けられてドリブンプーリ93とカウンタシャフト92とを係脱するクラッチ94、及び、ドライブプーリ91及びドリブンプーリ93に巻き掛けられてドライブプーリ91の回転をドリブンプーリ93に伝達する図示しない変速機ベルトから構成される。
ドライブプーリ91は、クランクシャフト58の上に一体回転可能なように取り付けられた固定プーリ半体91aと、この固定プーリ半体91aに対して軸方向に相対移動可能で且つクランクシャフト58と一体回転可能な可動プーリ半体91bとから構成され、変速機ベルトはこれらの固定プーリ半体91a及び可動プーリ半体91bに挟持される。一方、ドリブンプーリ93は、カウンタシャフト92に相対回転可能に取り付けられた固定プーリ半体93aと、固定プーリ半体93aに対して軸方向に相対移動可能で且つカウンタシャフト92に対して相対回転可能な可動プーリ半体93bとから構成され、変速機ベルトはこれらの固定プーリ半体93a及び可動プーリ半体93bに挟持される。そのため、ドライブプーリ91及びドリブンプーリ93のプーリ幅を可変設定することにより、変速機ベルトの両プーリ91,93に対する巻き掛け半径を連続的に変化させて変速比を無段階に(連続的に)制御することができる。
カウンタシャフト92と平行に、アイドルシャフト95及び後輪25が取り付けられた後輪シャフト96が回転可能に取り付けられており、カウンタシャフト92、アイドルシャフト95及び後輪シャフト96に取り付けられたギア列を介してカウンタシャフト92の回転駆動力が後輪25に伝達される。このように、エンジン50の出力がクランクシャフト58に伝達され、変速機90により変速された後、後輪25に伝達される。
なお、このようなパワーユニット16を作動させると、発熱するため各部を冷却する必要がある。そのため、シリンダヘッド52に対しては、内部に冷却水を流して冷却するウォータジャケット122を形成して、この冷却水により冷却し、シリンダブロック53に対しては、側部で外方に突出する複数の冷却フィン86を形成して、この冷却フィン86からシリンダブロック53で発生した熱を放出させ、また、変速機ケース80に対しては、この変速ケース80の前部に、前方に延びて変速機室82内に外気を取入れる冷却風導入通路83を設けて冷却するように構成されている。
次に、シリンダヘッド52に形成されたウォータジャケット122内に冷却水を供給してこのシリンダヘッド52を冷却する冷却水供給装置120について図6〜図11を合わせて用いて説明する。この冷却水供給装置120は、冷却水を加圧して吐出する冷却水ポンプ125、ウォータジャケット122で冷却に用いられた冷却水を回収して放熱させるラジエタ129、及び、冷却水の温度が所定の値以下のときに、ラジエタ129で放熱させずにウォータジャケット122に戻すサーモスタット130から構成される。
冷却水ポンプ125は、右クランクシャフト半体58aと略平行に延びるポンプシャフト132の一端に取り付けられ、このポンプシャフト132により回動されることにより冷却水を加圧する羽根車131を有しており、このポンプシャフト132の他端にはポンプドリブンスプロケット133が取り付けられている。また、ポンプシャフト132と右クランクシャフト半体58aとの間には、これらのシャフト58a,132と略平行に延びるポンプアイドルシャフト134が設けられている。このポンプアイドルシャフト134には、右クランクシャフト半体58aに結合されたポンプドライブギヤ135と噛合するポンプドリブンギヤ136が取り付けられており、また、それと並んで、ポンプドライブスプロケット137が取り付けられている。そして、ポンプドライブスプロケット137とポンプドリブンスプロケット133とにポンプチェーン138が巻き掛けられている。これにより、エンジン50が駆動することによる右クランクシャフト半体58aの回転が、ポンプドライブギヤ135及びポンプドリブンギヤ136を介してポンプアイドルシャフト134に伝達され、その回転が、ポンプドライブスプロケット137からポンプチェーン138を介してポンプドリブンスプロケット133に伝わってポンプシャフト132が回転して、冷却水がこの冷却水ポンプ125の吐出口126から加圧・吐出される。
シリンダヘッド52に形成された燃焼室59の前方には、この燃焼室59を覆うように形成された空間であるウォータジャケット122が設けられている。また、シリンダヘッド52は、このウォータジャケット122の上方側部に、外部とウォータジャケット122に連通して冷却水を外部に排出する冷却水導出通路121aが形成された冷却水導出部121を有している。また、シリンダヘッド52には、ウォータジャケット122の下部後方に隣接して形成された冷却水導入空間123を有しており、この冷却水導入空間123は、シリンダヘッド52の下方の後側面において開口し、ウォータジャケット122と連通している。
一方、シリンダブロック53の前部の下側面には、側方に突出する冷却水導入部128が形成されており、この冷却水導入部128には、下方に開口した導入口128aを有し側方に延びる第1通路140a、及び、この第1通路140aに連通して前方に延びる第2通路140bが形成されている(以下、第1及び第2通路140a,140bを合わせて「冷却水導入通路140」と呼ぶ)。この第2通路140bはシリンダブロック53の前端面において開口した導出口128bを有しており、このシリンダブロック53にシリンダヘッド52が取り付けられたときに、第2通路140bの開口部(導出口128b)とシリンダヘッド52の冷却水導入空間123の開口部とが連通して、冷却水導入通路140がウォータジャケット122に連通するように構成されている。また、冷却水ポンプ125の吐出口126と、シリンダブロック53に形成された冷却水導入部128とは近接して配設されており、これらが冷却水供給管127により接続される。
サーモスタット130は、第1導入部141及び第2導入部142を有しており、これらの第1および第2導入部141,142から流入する冷却水の温度により、所定の温度以下のときは、第2導入部142を閉じて第1導入部141から導出部143へ冷却水を排出するように構成され、所定の温度より高いときは、第1導入部141を閉じて第2導入部142から導出部143へ冷却水を排出するように構成されている。また、サーモスタット130の内部には、側面視で軸線が前方へ傾斜した弁体154が備えられ、サーモスタット130の内部は、この弁体154によって第1導入部141と連通した第1サーモスタット室S1と、第2導入部142と連通した第2サーモスタット室S2とに仕切られている。
シリンダヘッド52に形成された冷却水導出部121には、第1冷却水パイプ144が接続されており、この第1冷却水パイプ144は、分岐部145で第2冷却水パイプ146aと第3冷却水パイプ146bとに分岐する。第2冷却水パイプ146aは、ラジエタ129の吸入孔147に接続され、第3冷却水パイプ146bは、サーモスタット130の第1導入部141に接続される。一方、サーモスタット130の第2導入部142は、近傍に配設されたラジエタ129の排出孔148に剛体の連結パイプ149を介して接続されている。この分岐部145には、第1〜第3冷却水パイプ144,146a,146bを取り付けたときの位置決めをする位置決め部145aが形成されている。
なお、サーモスタット130を格納するハウジング(サーモスタットカバー130a)は冷却水ポンプ125を格納するハウジングと一体に構成されており、サーモスタット130の導出部143と、冷却水ポンプ125の吸入口150とは直接接続されている。そのため、サーモスタット130は、冷却水ポンプ125の吸入口150に冷却水を送る冷却水流路の一部を構成しており、冷却水の流れる流路を短くし、全体としてコンパクト化することができる。また、連結パイプ149でラジエタ129とサーモスタット130を接続するように構成することにより、パワーユニット16の組み立て性を向上させることができる。
以上のように構成された冷却水供給装置120によれば、冷却水ポンプ125から吐出された冷却水は、シリンダブロック53に形成された冷却水導入部128の冷却水導入通路140を通ってウォータジャケット122に流入する。そしてシリンダヘッド52を冷却して冷却水導出部121から外部に排出される。この排出された冷却水は、ラジエタ129の吸入孔147若しくはサーモスタット130の第1導入部141に流入するが、この冷却水の温度が所定の値以下の場合は、サーモスタット130により第2導入部142が閉じられるため、ラジエタ129を通らずに冷却水ポンプ125に戻り、冷却水の温度が所定の値より高い場合は、サーモスタット130により第1導入部141が閉じられてラジエタ129を経由して放熱された後、第2導入部142から冷却水ポンプ125に戻って循環する。
このように、シリンダヘッド52を冷却するための冷却水の取入れ口(冷却水導入部128)は、シリンダヘッド52に形成されるのではなく、シリンダブロック53に形成されているため、シリンダヘッド52周りの設計自由度を向上させるとともに、シリンダブロック53周りのデッドスペースを有効利用することができる。なお、図4等からも明らかなように、この冷却水導入部128は、シリンダブロック53の前端部、すなわち、シリンダヘッド52の近傍に設けられているため、全体として冷却水導入通路140を短縮できるので、軽量化することができ、且つ、製造コストを安くすることができる。また、シリンダブロック53における冷却水導入通路140の加工も容易になる。
なお、このような冷却水供給装置120は、パワーユニット16の右側部に集中して配置されており、ラジエタ129は右クランクケース半体54aの右端部に取り付けられたラジエタカバー152およびラジエータアウターカバー153に格納されている。このとき、冷却水導出部121は、シリンダヘッド52からラジエタ129の吸入孔147に向かって延びるように形成されているため、この冷却水導出部121と吸入孔147を繋ぐ冷却水パイプ(第1冷却水パイプ144および第2冷却水パイプ146a)の長さを短くすることができ、これらの冷却水パイプの取り回しが容易になる。
また、サーモスタット130をラジエタ129の下方に配置することにより、このサーモスタット130にエア(気泡)を滞留させにくくすることができる。さらに、排出口148の上端から水平方向に延ばしたラインL1よりも下方に第1導入部142に連通した第2サーモスタット室S2が配置されているため、第2サーモスタット室S2にエア(気泡)を滞留させにくくすることができる。このとき、サーモスタット130の軸線L2を鉛直方向に対して傾斜させることにより、サーモスタット130の高さを短縮できるとともに、サーモスタット130の内部にエアが滞留する位置を任意に決定でき、その位置にエアを抜くための通路を設けて効率よくエア抜きを行うことができる。
ところで、本実施例に係るパワーユニット16において、エンジン50から排出される排気ガスに含まれる有害物質を減少させるためには、このエンジン50の状態に合わせて空気と燃料の比率を最適に保つ必要がある。そのため、図示しないエンジンコントロールユニットは、冷却水の水温、排気ガスに含まれる酸素濃度、および、スロットルの開度等から、インジェクタ74等を制御して最適な空燃比を実現させている。冷却水の水温を測定する水温センサ119は、シリンダヘッド52に形成され、ウォータジャケット122に連通した水温センサ取付孔119aに取り付けられ、冷却水導出部121から排出されようとする冷却水の水温が測定される。一方、排気ガスの酸素濃度を測定するO2センサ116は、シリンダヘッド52に形成され、排気ポート61に連通したO2センサ取付孔116aに取り付けられる。従って、O2センサ116は高温の排気ガスによりすみやかに活性温度に達することができるため、特別なヒーター構造を設ける必要がなく安価にできる。
なお、これらの水温センサ取付孔119aおよびO2センサ取付孔116aは、冷却水供給装置120と同じ側、すなわち、パワーユニット16の右側部に集中して配置されている。また、この水温センサ取付孔119aおよびO2センサ取付孔116aの軸線は、冷却水導出通路121aの軸線と略平行になるように形成されている。そのため、シリンダヘッド52に対して、冷却水導出通路121aや、水温センサ取付孔119aおよびO2センサ取付孔116aの加工をするときに、加工軸の角度を変換する必要がなくなり、加工作業が容易になる。また、第1冷却水パイプ144や、水温センサ119およびO2センサ116の取り付け作業も、パワーユニット16の一方の側(右側)から集中して作業ができるため組み付けが容易になる。
また、図8等から明らかなように、本実施例に係るパワーユニット16においては、ラジエタ129は、エンジン50の後方で、且つ、上方に位置するように配設されている。そのため、冷却水導出通路121a等の軸線は、上方に延びるように配置される。このとき、排気ポート61は、シリンダヘッド52の下面に開口しており、排気管23はエンジン50の下側に配置されているため、第1冷却水パイプ14や水温センサ119およびO2センサ116を上方から取り付けることができるので、組み付け作業をさらに容易にすることができる。
さらに、冷却水導出部121が形成される座面と水温センサ取付孔119aが形成される座面とは、シリンダヘッド52における同一平面上であるため、それぞれの座面を同時に加工することができ、加工コストを低減することができる。
本発明に係るエンジンが取り付けられるスクータ型車両の側面図である。 パワーユニットの平面図である。 パワーユニットの左側面図である。 パワーユニットの右側面図である。 シリンダヘッドの断面図である。 冷却水供給装置を含む要部の側断面図である。 冷却水供給装置を含む要部の平断面図である。 冷却水供給装置を含むパワーユニットの要部の断面図である。 シリンダブロックの要部の断面図である。 パワーユニットの正面図である。 パワーユニットを上方からみた射視図である。
符号の説明
2 車体フレーム(車体)
50 エンジン
52 シリンダヘッド
61 排気ポート
121a 冷却水導出通路(冷却水排出孔)
122 ウォータジャケット
116 O2センサ(排気ガスセンサ)
116a O2センサ取付孔(排気ガスセンサ取付孔)
119 水温センサ
119a 水温センサ取付孔
129 ラジエタ

Claims (7)

  1. 燃焼室に連通して排気ガスを外部に排出する排気ポートおよび前記燃焼室を覆うように設けられ冷却水が供給されるウォータジャケットが形成されたシリンダヘッドと、前記ウォータジャケットから排出された前記冷却水の放熱を行うラジエタとを有し、前記シリンダヘッドを水平方向に延出して車体に揺動可能に支持されて構成されるエンジンにおいて、
    前記エンジンのクランクシャフトの一方側にタイミングチェーンを配設し、他方側に前記ラジエタを空冷するラジエタファンを設け、
    前記シリンダヘッドが、前記燃焼室の上方に前記ウォータジャケットと連通し前記ウォータジャケットから前記冷却水を排出する冷却水排出孔と、前記燃焼室の下方に前記排気ポートと連通し前記排気ポート内の前記排気ガスの酸素濃度を検出する排気ガスセンサが取り付けられる排気ガスセンサ取付孔と、前記燃焼室の上方に前記ウォータジャケット連通し前記ウォータジャケット内の前記冷却水の水温を検出する水温センサが取り付けられる水温センサ取付孔とを一側面に有し、
    前記ラジエタは、前記クランクシャフトを収容するクランクケース内において前記タイミングチェーンとは反対側であって、前記シリンダヘッドの前記一側面側に配置され、
    前記冷却水排出孔、前記排気ガスセンサ取付孔、および、前記水温センサ取付孔の軸線が略平行になるように、且つ、前記シリンダヘッドが前記車体に取り付けられたときに前記車体の側方で上方に延びるように配置され、
    前記冷却水排出孔は、前記冷却水排出孔の前記軸線が前記ラジエタに向かって延びるように配置されていることを特徴とするエンジン。
  2. 前記冷却水排出孔が形成される座面と前記水温センサ取付孔が形成される座面とが、同一平面上に位置することを特徴とする請求項1に記載のエンジン。
  3. 前記ウォータジャケット内に前記冷却水を供給して前記シリンダヘッドを冷却する冷却水供給装置を更に備え、
    前記冷却水供給装置が、前記冷却水を加圧して吐出する冷却水ポンプ、前記ウォータジャケットで冷却に用いられた前記冷却水を回収して放熱させる前記ラジエタ、および前記冷却水排出孔から排出された前記冷却水の温度が所定の値以下のときに前記ラジエタで放熱させずに前記ウォータジャケットに戻すサーモスタットを備えて構成されることを特徴とする請求項1または2に記載のエンジン。
  4. 前記ウォータジャケットが、前記シリンダヘッド内に設けられた燃焼室を覆うように形成され、
    前記ウォータジャケットの上方側部に外部と前記ウォータジャケットとに連通する前記冷却水排出孔が形成されていることを特徴とする請求項1〜3に記載のエンジン。
  5. 前記冷却水ポンプが、前記シリンダヘッドの前記一側面側に配置されるクランクシャフト半体と略平行に延び前記クランクシャフト半体の回動に伴って回動するポンプシャフトの一端に設けられ、前記ポンプシャフトにより回動されることにより前記冷却水を加圧する羽根車を有していることを特徴とする請求項3または4に記載のエンジン。
  6. 前記シリンダヘッドの前記一側面の反対側に変速機を収容する変速機ケースが設けられ、
    前記変速機ケースが、前記変速機ケース内に外気を取り入れる冷却風導入通路を有していることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のエンジン。
  7. 前記冷却水ポンプは、前記冷却水排出孔と前記ラジエタとの間に位置し、前記ラジエタの下方に配置された前記サーモスタットと接続されていることを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記載のエンジン。
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