JP4367957B2 - オークション・システム用自動応札エージェント - Google Patents

オークション・システム用自動応札エージェント Download PDF

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Description

本発明は、オークション・システム用自動応札エージェントに関する。更に詳しくは、人間的対応によって自動応札であることが見分けられないためのオークション・システム用自動応札エージェントに関する。
従来より、中古自動車をはじめとして、美術品、競走馬、花、魚介類、家畜等の様々な物品に対してオークションを行う業務がシステム化されている。例えば、中古自動車のオークションでは、オークション会場に、出品車両を集めてその場でオークションを行うために、そのオークション・システムは、各種の端末やそれらを管理するサーバ等で構成される。ここでオークションの参加者は、会場に設置された端末のみならず、ネットワークを介して遠隔地の端末からオークションに応札することも可能である。しかしながら、オークションの参加者は、場所的制約や時間的制約等によって、オークションの開始から終了までを常時監視することができない場合がある。しかし、たとえそのような場合であっても、オークションに求める物品が存在する場合には、なんらかの手段で応札に参加できないかと考える。
このため、オークションに常時直接的には参加できない不在参加者のために、不在参加者の代わりとなって適切にオークションに自動応札するようなシステムが求められている。例えば、特許文献1には、応札の基準となる2つの設定金額(基準金額とランク金額)を予め定めておき、(1)せり値が基準金額以内であれば無条件に応札し、(2)せり値が基準金額を超えてランク金額以内となった場合には、スローダウン制御中(オークションの進行速度を意図的にダウンさせた状態)であり、かつ、せり相手が存在している限り応札し、(3)せり値が基準金額を超えてもスローダウン制御に移行するまでは、相手が存在していなくとも無条件に応札するような3つの応札パターンを備えた不在応札ホスト等が開示されている。
特開2005−18476号公報
しかしながら、従来の不在応札のシステムの多くは、応札判定に単純に乱数等を使用しているため、応札パターンが単調となり、会場参加者に不在参加者であることが見分けられていた。また、特許文献1のような方法でも予め定められたルールに従って応札が行われるため、そのルールがいったん知られれば自動応札であることが見分けられやすい。すなわち、オークション・システムに参加する不在参加者は、その応札パターンの単調さのため、不在参加者であることが見分けられやすく、不在参加者にとっては不利な落札となることがある。不在参加者であることを知られると、会場応札者、または売主による意図的な価格の吊り上げが行われ、高い価格で落札されられてしまうことがある。そのため、オークションの成約率を上げることは、オークションの調達人の調整手腕以外に方法がないのが現状である。
本発明は、上記課題に鑑み、人間的対応によって自動応札であることが見分けられない不在応答を可能とするオークション・システム、その中核となるオークション・サーバ、およびその制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明では、具体的には以下のような解決手段を提供する。
本発明の第一の態様では、
複数の端末と、前記端末にネットワークで接続され、前記端末から、オークションに出席できない不在参加者の要求に応じて、前記オークションに応札する不在エージェントが内部に形成されたオークション・サーバとを備え、前記不在エージェントは、前記オークションにおける入札価格の上昇速度と前記オークションに応札する応札者数に基づいて、前記オークションの応札雰囲気を判定する手段と、前記応札雰囲気と前記オークション・システムにおいて応札可能な不在エージェント数に応じて、前記不在エージェント毎にそれぞれの性格を割り当てるための性格パターンを決定する手段と、前記性格パターンと前記不在エージェントのIDに基づいて前記不在エージェントの性格を所定の確率に基づいて切り替える手段とを有する、オークション・システムを提供する。
このような構成によれば、本発明のオークション・システムでは、不在参加者をオークション・サーバ(オークションの進行を制御するサーバ)内に不在エージェントとして実装し、この不在エージェントに対する性格(キャラクタ)付けにより多様な応札を行う。ここで、不在エージェントは、入札価格(配信価格)や応札人数から応札雰囲気を判定して、この応札雰囲気と応札可能の不在エージェント数に基づいて不在エージェント毎に性格を割り当てる性格パターンを求め、この性格パターンによって不在エージェントの性格を確率的に切り替えることができる。ここで、不在エージェントの起動を要求する端末は、オークション会場に設置の端末に限定されず、ネットワークで接続された遠隔地のPC(Personal Computer)や、携帯端末等を含むものとする。
エージェントの性格には、応札価格によらず確率により応札を行う第1の性格(積極派)、応札価格によらず確率により応札するが応札間隔が他の性格のエージェントより速い第2の性格(早押し派)、一定の配信間隔で応札を行う第3の性格(消極派)、および現在価格と前回応札時の価格の差が所定の範囲にある場合に応札を行う第4の性格(慎重派)を含んでよい。また、不在エージェント間でメッセージを交換し、他の不在エージェントと協調することで性格パターンを割り振る手段を有するようにしてもよい。不在エージェントは、予め設定された入札価格の上限である不在価格が1位でない場合に前記不在価格が1位の不在エージェントに対しメッセージを送信し、前記メッセージの応答に応じて応札を行うかどうかを判断する手段を有するようにしてもよい。
また、オークション・サーバ上の不在エージェントは、オークションが「うりきり状態」の場合に、最高額の入札者がついてから次の応札者がないとき最高額の入札者を落札者と決定するまでの最大時間を定めた第1のタイマを有し、不在エージェントは、前記第1のタイマで定めた時間内で、前記不在エージェントが保持する第2のタイマで定めた時間の経過後に応札を行う手段を有するようにしてもよい。ここで「うりきり状態」とは、応札者がない限りオークション価格が上昇しない状態をいう。ただし、このようにタイマが違うことで、誤って応札機会を見逃さないように、最初に「うりきり状態」に入ったときに応札を1回入れるようにするとよい。
更に、このように性格付けられた不在エージェントによって応札雰囲気自体を意図的に変化させることも可能である。
このようにすることによって、不在参加者の不利をなくし、会場応札者に対して同等以上の落札機会が与えられることを可能とする。つまり、応札雰囲気を変化させ成約率を上げることで、主催者、売主、買主の3者にメリットをもたらすことが可能となる。
また、本発明の別の態様では、上記のオークション・システムの機能を実現するためのオークション・サーバが提供される。また、本発明の更に別の態様では、オークション・サーバに上記の機能を実行させる方法、またはコンピュータ・プログラムが提供される。
本発明によれば、不在参加者が人間的な応札を行うことにより、自動応札であることが見分けられなくなり、不在参加者が会場応札者に対して不利とならず同等の落札機会が与えられる。
以下、本発明を実施形態に則して、図を参照しながら詳しく説明する。
図1は、オークション・システムの一例として、中古車オークション・システム1の全体像を示した図である。このシステムは、オークションの進行を制御するオークション・サーバ10、中古車の映像やその他の画像データを蓄積する画像サーバ20、オークション参加者が入札を実行するための複数の端末30、オークション会場内でオークションの進行を表示するプロジェクタ71やプラズマ・ディスプレイ72のような大型表示装置、および多目的端末40やその他の端末41がネットワーク50に接続されている。オークション・サーバ10は、専用機であってもよいが、一般的な汎用サーバであってもよい。典型的なオークション・サーバ10のハードウェア構成については後述の図12を参照されたい。
各端末30は、図示するように1台の表示装置31と、認証装置32および入札ボタン33を含む。その他、制御装置やキーボード等を含んでもよい。図では入札ボタン33は2つ示されているが、これはオークションが通常2つのレーンで進行するため同時に応札することを可能とするためのものである。認証装置32は、オークション参加者がICカードなどによって自分自身の認証を行うためのものであり、参加者の識別にも用いられる。端末30は、このような専用機であってもよいが、PCなどの汎用機であってもよい。また、ネットワーク50は、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、およびインターネット、専用回線も用いた遠隔ネットワークであってもよい。
オークション会場70は、例えばA会場、B会場、あるいはVIP専用会場のように分けられ、それぞれの会場にプロジェクタ71やプラズマ・ディスプレイ72のような大型表示装置が備えられて、現在進行中のオークションが表示される。ここでは、プロジェクタ71にaレーン、bレーンの2つのオークションの進行が同時に表示されている様子を示している。
一方、撮影ブース60では、複数のカメラ61によって、出品中古車の画像データや、中古車の査定表をスキャナ62で取り込んだ画像データ等を画像サーバ20に予め配信しておく。画像データの配信は、P2G(Peer To Group)のような公知の配信技術が用いられる。これら画像サーバ20に記憶された画像データが、大型表示装置や端末30に順次表示され、オークションが進行していく。
なお、本オークション・システム1では、多目的端末40やその他の端末41も設置されるが、これらの端末は、会場全体の情報や、その日に開催されるオークションの各種情報を参加者が取得するために主に使用される。
本発明の一つの実施形態においては、不在参加者が、端末30や多目的端末40、およびその他の端末を用いて、不在エージェントの形成を要求する。エージェントとは、ユーザーの操作をできるだけ少なくする様に作られたソフトウェアである。不在エージェントの形成手段は、Agent Frameworkのような既存の技術を用いてよい。不在エージェントは、不在参加者が端末30または多目的端末40からそのつど起動してもよいが、予めシステム内に不在エージェントを複数登録しておき、不在参加者がその一つを自分専用に割り当てるようにしてもよい。不在エージェントは、不在参加者に代わって応札を自動で行う。不在エージェントは、典型的には、オークション・サーバ内で動作するが、オークション・サーバとは別のサーバや別の端末内に形成し、オークション・サーバと交信するようにしてもよい。本発明のシステムの特徴は、後述するように、オークション・システムの不在エージェントの応札ロジックに複数の処理を組み合せることにより人間的な自動応札を可能とする。
図2は、オークション・システム1における不在エージェントを示した図である。具体的には、不在エージェントは、オークション・サーバ内に存在し、ネットワーク・インターフェースを介した会場参加者(人間)と同様に価格配信を受信し応札を行う。オークション・サーバ内のオークション・ロジックフローとメッセージをやりとりすることによって通信する。不在エージェントは、オークション開始時に不在参加者が設定した不在情報を与えられ、自律的にかつ各エージェントが連携して応札を行う。人間的な応札を行うために、各エージェントは後述するような処理を組み合せて応札処理を行うことができる。
図3は、不在エージェントと性格クラスの関係を示した図である。図示するように、エージェントは、オブジェクト指向のクラスの概念を持ち、応札パターンの特徴を表す性格クラス群(キャラクタ・クラス群)から、継承した性格抽象クラスが与えられる。性格クラスは、例えば、積極的に応札を行う「積極派クラス」、一定間隔でしか応札を行わない「消極派クラス」、オークションの状態を分析し慎重に応札する「慎重派クラス」、および早い速度で応札を繰り返す「早押し派クラス」等で構成される。不在エージェントは、エージェント間通信等によって定められたパターンに従い、この性格抽象クラスを使用する。これによって「性格付けられた」不在エージェントは、以後それぞれの性格に基づいて特徴のあるパターンで応札メッセージをオークション・フローに送る。このとき応札の順序を管理するため、受信queueが用いられる。オークション・フローは応札された価格を各不在エージェントに配信する。
図4は、不在エージェントが行う処理のフローチャートを示したものである。点線で囲まれた部分が、不在エージェントの処理を表す。各処理は以下のステップ(S1〜S6)で構成される。
ステップS1:応札可能判定処理
ここでは、不在エージェントが応札可能であるかを判定する。応札可能であればステップS2に処理を移す。
ステップS2:最終応札判定処理
ここでは、次回の価格配信で予め設定された不在価格を超える場合に応札し、不在1位席のエージェントとエージェント間通信を行うことで、最終落札価格が不在1位席に不利とならないように処理する。不在1位席とは、不在エージェントの中で最も高い落札価格を持ったエージェントである。
ステップS3:連続応札判定処理
ここでは、一度応札したら数回連続で応札する処理を行う。自然な応札を行うための処理である。
ステップS4:連続応札禁止判定処理
ここでは、一度応札したら、一定時間応札できなくする禁止帯を設定する。自然な応札を行うための処理である。
ステップS5:権利獲得応札判定処理
ここでは、落札権利を取得する処理を行う。
ステップS6:キャラクタ応札判定処理
本処理は、本発明の中核となる処理である。ここでは、不在エージェントにキャラクタ(性格)を割り振り、キャラクタに応じた応札を行うことによりバリエーションを持たせる。図5は、性格による応札判定処理(ステップS6)の例を示した図である。ここでは、慎重派、積極派、早押し派、消極派のように、性格によって応札するか応札しないかの判定処理が異なる。それぞれの性格がオークション毎、あるいはオークション中に切り替わることを示している。図6は、動的性格切り替えの概略を示した図である。すなわち、会場応札者の応札によって配信価格や応札人数がオークション・サーバ内の情報として蓄えられ、かつそれらが刻々と変化する。これらの情報を不在エージェントが取得し、エージェント間通信を用いて、各不在エージェントの性格づけが変化することを表している。
このような処理が組み合されることで応札にバリエーションが生まれ、自動応札であることが見分けられなくなる。以下、上記の各処理について、より詳細に説明する。
[1.応札可能判定処理 #canBid()メソッド]
この処理は、不在価格が現在価格以下の場合に呼ばれ、応札可能であるかを判定する(応札不可の場合は以降の判定処理は行わない)。スロー権利者なし、あるいはスロー権利者以外のStateで最終応札者がいないときに次に該当する場合に応札可能と判定する。ここで、スロー権利者とは、スロー状態(通常、例えば50msec毎、よりもオークション価格がゆっくりと上昇する状態)のときに最も高い価格で応札している者である。応札可能判定処理では、次の(1)、(2)の判断を行う。
(1)不在1位席でない場合は、応札しても不在1位の不在価格未満である。
(2)不在1位の場合は、うりきりの場合は権利者が自分でない。
[2.最終応札判定処理 #checkFinalBid()メソッド]
この処理では、次回の価格配信で不在価格を超える場合に応札する。不在1位席とエージェント間通信を行うことで最終落札価格が不在1位席に不利とならないように処理する。次回の配信で不在価格を超える場合に応札する。ただし、不在1位席の応札と同じ価格で応札すると、応札のタイミングにより最終落札価格が変わる場合があるため、応札の前に以下の(1)、(2)の処理を行う。
(1)不在1位席でない場合は、応札前に不在1位席にメッセージを送信する。不在1位席はメッセージを受信すると必ず応札してCallBackを返す。不在1位席からCallBackを受信してから応札する。
(2)不在1位席の場合は、必ず応札する。
図7は、不在エージェント処理に用いられるパラメータの一覧表である。これは、以下の説明で用いられるパラメータ(ParentServer.Propertiesと呼ぶ)の一覧を示す表である。WAIT_WEIGHT_VARIABLEは、連続応札禁止判定処理で使用され、Wait間隔のベース重み係数で、この値が大きいほど応札間隔は短くなる。WAIT_RANDOM_VARIABLEは、連続応札禁止判定処理で使用され、Wait間隔のバリエーションの重み係数である。REPEAT_POSIBILITY_VARIABLEは、連続応札を行うかを決定する乱数の基礎値であり、この値が小さいほど連続応札確率が上がる。REPEAT_COUNT_VARIABLEは、連続応札回数を決定する乱数の係数であり、この値が大きいほど連続応札回数は多くなる。CHARACTER_COUNT_WEIGHTは、後述の性格の一つである<CountBidder>が応札する配信間隔であり、この値が小さいほど応札回数は多くなる。CHARACTER_ANY_BIDDER_WEIGHTは、後述の性格の一つである<AnyBidder>が応札する確率を決定するための乱数の基礎値であり、この値が小さいほど応札確率は上がる。CHARACTER_RANGE_BIDDER_WEIGHTは、後述の性格の一つである<RangeBidder>が応札する価格を決定する乱数の基礎値であり、この値が小さいほど応札回数は上がる。CHARACTER_FAST_BIDDERは、後述の性格の一つである<FastPushBidder>が応札する確率を決定するための乱数の基礎値であり、この値が小さいほど応札確率は上がる。実際のシステムではこれらのパラメータを調節することによって、より自動応札であることが見分けられないシステムを構築することができる。
[3.連続応札判定処理 #checkRepeatBid()メソッド]
この処理では、一度応札したら数回連続で応札する。一度応札したら連続で応札する判定を行う。自然な応札を行うための処理で以下の(1)〜(5)の処理を行う。
(1)前回の応札時に乱数を回して、以降何回連続で応札するかを決定する。
(2)連続応札可能であれば応札して、連続応札回数をデクレメントする。
(3)連続応札を行うかの判定は“REPEAT_POSIBILITY_VARIABLE”パラメータにより乱数で決定される。
(4)連続応札を行う場合の連続応札回数は、“REPEAT_COUNT_VARIABLE”パラメータにより乱数で決定される。
(5)処理順から連続応札禁止判定より優先する。
[4.連続応札禁止判定処理 #checkWaitBid()メソッド]
この処理では、一度応札したら、一定時間応札できなくする禁止帯を設定する。連続で応札しないための判定を行う。自然な応札を行うための処理である。
(1)一度応札したらTimerTaskを回してタイマが切れるまで応札は行わない。
(2)応札可能と判定されれば、後続の権利獲得判定処理、キャラクタ応札判定処理が行われる。
(3)タイマの時間は前回応札時に乱数により決定されている。
(4)うりきりに初めて入ったときはタイマに関係なく応札可能と判定する。
(5)Wait時間は“WAIT_WEIGHT_VARIABLE”と、“WAIT_RONDOM_VARIABLE”の2つのパラメータで決定され、セット毎に毎回異なる。
[5.権利獲得応札判定処理 #checkDefaultBid()メソッド]
この処理では、落札権利を取得する処理を行う。スロー権利者あり、あるいはうりきり権利者あり、で権利を獲得するための(1)、(2)の判定を行う。
(1)権利者が自分でなければ応札する。
(2)応札間隔は連続応札禁止判定処理と連動する。
ここで、スロー権利者とは、前述したように、オークション価格が上昇する間隔が通常より遅い「スロー状態」にあるときに一番高い価格で応札した者をいう。また、うりきり権利者とは、応札がない限りオークション価格が上昇しない「うりきり状態」にあるときに一番高い価格で応札した者をいう。
[6.キャラクタ応札判定処理 #checkCharacterBid()メソッド]
この処理は、既に説明したように、不在エージェントにキャラクタ(性格)を割り振り、キャラクタに応じた応札を行うことによりバリエーションを持たせるために行う。また、エージェントにキャラクタ(性格)付けを行い、そのキャラクタに基づいた応札を行う。具体的には、以下(1)〜(5)の処理を行う。
(1)キャラクタの種類は任意であるが、例えば以下の4つが考えられる。
<AnyBidder> (以下、積極派と呼ぶ)
どの価格でも確率により応札する。CHARACTER_ANY_BIDDER_WEIGHTは、AnyBidderが応札する確率を決定するための乱数の基礎値であり、小さいほど応札確率は上がる。
<FastPushBidder> (以下、早押し派と呼ぶ)
どの価格でも確率により応札するが、応札間隔が他のキャラクタよりも速い。CHARACTER_FAST_BIDDER_WEIGHTは、FastPushBidderが応札する確率を決定するための乱数の基礎値であり、小さいほど応札確率は上がる。
<CountBidder> (以下、消極派と呼ぶ)
一定の配信間隔で応札する。CHARACTER_COUNT_WEIGHTは、CountBidderが応札する配信間隔であり、小さいほど応札回数は上がる。
<RangeBidder> (以下、慎重派と呼ぶ)
現在価格と前回応札時の価格の差により応札する。CHARACTER_RANGE_BIDDER_WEIGHTは、RangeBidderが応札する確率を決定するための乱数の基礎値であり、小さいほど、応札回数は上がる。
(2)キャラクタの割り振りは、不在1位から以下の順に割り振る(5番目以降は最初から繰り返すこととする)。
1)CountBidder
2)AnyBidder
3)FastPushBidder
4)RangeBidder
(3)キャラクタによる応札は、権利者なしの場合に行われる。
(4)応札間隔は、連続応札禁止判定処理と連動する。
(5)新規のキャラクタは、CharacterAbstractクラスを継承することで作成可能である。
図8は、動的性格切り替えフローを示した図である。ここでは、キャラクタ応札判定処理(ステップS6)について更に詳しく説明する。
まず、ステップS61において、オークションの価格上昇スピードと現在の応札人数(会場応札者の数)を入力として、応札雰囲気を判定する。すなわち、応札雰囲気判定表100を用いて、価格上昇スピードと応札人数から、応札雰囲気(図では1,2,3)を判定する。例えば、応札雰囲気1は、オークションが低調な状態、応札雰囲気2は、オークションが平均的な状態、応札雰囲気3は、オークションが盛り上がっている状況を示すとする。この図では、応札雰囲気3が選択されている。
次にステップS62において、性格のパターン判定が行われる。すなわち、ステップS61で求めた応札雰囲気と現在応札可能な不在エージェント数から「性格パターン」を求める。ここで「性格パターン」とは、各不在エージェントそれぞれに対してどのような性格を割り振るかのパターンを定めたものである。例えば、性格パターンaとは、エージェント1には性格A(積極派)、エージェント2には性格B(消極派)、エージェント3には性格C(慎重派)を割り振ることを定義したものである。同様に、性格パターンbは、エージェント1には性格C(慎重派)、エージェント2には性格B(消極派)、エージェント3には性格A(積極派)を割り振ることを定義したものであり、性格パターンcは、エージェント1には性格B(消極派)、エージェント2には性格A(積極派)、エージェント3には性格C(慎重派)を割り振ることを定義したものである。このような性格パターンが図示するように、性格パターン判定表101に記憶されている。この図では、応札雰囲気3とエージェント数から性格パターンcが選択されたことを示している。
次に、ステップS63において、性格判定表102を用いて、ステップS62で求められた性格パターンに従って各エージェントID毎に性格が割り振られる。この例では、エージェント1には性格B(消極派)、エージェント2には性格A(積極派)、エージェント3には性格C(慎重派)を割り振られる。このときの割り当てには、所定の確率で割り当てが実行されるようする。例えば、性格判定表で性格C(慎重派)が割り当てられる確率を50%と予め定義するか、あるいは乱数を用いてその確率を動的に定義してもよい。
図9は、動的性格切り替えによる全体の応札雰囲気の変化の例を示した図である。例えば、オークションが低調な雰囲気にあり、現在のエージェントの性格は、エージェント1,2が積極的、エージェント3,4,5,6が消極的であったとする。このとき、消極的なエージェントの50%が積極的に付け替えれば、より白熱した応札雰囲気に変化させることができる。このようにエージェントの性格付けの割り振りによってオークションの状況を制御することも可能となる。
以下、実際のあるシステムの具体例においての考察を示す。
[オークション単位でローテーションを組んで切り替え]
本具体例では、不在エージェントに対して4種類のキャラクタをローテーションを組んで切り替えている。これにより連続するオークションにおいて異なるキャラクタが現れるために、人間的な応札パターンとなり自動応札であることを見分けることが困難になる。また、ランダムで切り替えることも容易に可能である。
[オークション中にキャラクタを切り替え]
オークション中にオークションの状態によって動的にキャラクタを切り替える応用例も考えられる。会場応札者と同様なオークション情報を取得してオークション状態を判別することが可能である。具体的には、応札人数や価格上昇スピードを数値として知ることができ、これによりオークションの雰囲気を推測することができる。例えば、応札人数が少なく、かつオークション価格の上げスピードが遅い場合はオークションが停滞していると落札価格が低くなる、あるいは流れる可能性が高くなると予想できる。これをエージェントが判断した場合は、動的に積極的に応札するキャラクタ切り替え、オークションを盛り上げるようにすることも可能である。また、同様にオークションの雰囲気を変えることができる。その他の会場応札者が知りえる情報はエージェントでも取得可能なので、オークション状態に応じてキャラクタを切り替えることによって、オークションの雰囲気に積極的に影響を与えることが可能である。
[他のエージェントとの協調]
エージェント間の通信により、他のエージェントのキャラクタや状態を知ることができる。これを使って、自身のキャラクタを切り替えることも可能である。それぞれのエージェントがキャラクタAを選択していたとする。この場合、人間から見るとすべてのエージェントの応札パターンが同じになるため、自動応札であることが見分けやすくなってしまう。この場合、その中のいくつかのエージェントが他のキャラクタに切り替えることによって、人間的な応札の雰囲気を演出することができる。
[エージェント間の協調]
今回の自動応札では10人分のエージェントが稼動している。これらのエージェントは実際の応札者と同じ動きをするが、一部についてはエージェントどうしが協調した動きをする。不在エージェントどうしの競り合いとなった場合の要件としては以下のものがある。
・不在価格(顧客が設定した応札限度価格)が最も高いエージェントが落札する。
・不在価格が最も高いエージェント(不在1位)は次ぎに不在価格が高いエージェント(不在2位)以上の価格で落札する。
・不在2位の価格までは、応札優先権はどのエージェントがとっても良い。
・不在2位の価格に達したら、不在1位が応札優先権を持つ(不在2位は、応札はするが優先権は持たない)。
図10は、このようなエージェント間の協調を示した図である。
図11は、エージェント間の協調の具体例を示した図である。不在価格100万円のエージェントAと90万円のエージェントB、更に90万円のエージェントCがいたとする。この場合は90万円未満までは自由に応札して問題がない。しかし、90万円に達した瞬間、必ずエージェントAが優先権を持たなければならない。このとき、エージェントAとエージェントB、Cがエージェント間通信により協調して動作することによって、常にエージェントAが優先して応札することが可能となる。
図12は、本発明の一実施形態に係るオークション・サーバ10のハードウェア構成を示す図である。以下は、コンピュータを典型とする情報処理装置として全般的な構成を説明するが、専用機や組み込み型装置の場合、その環境に応じて必要最小限な構成を選択できることはいうまでもない。
オークション・サーバ10は、CPU(Central Processing Unit)1010、バスライン1005、通信I/F1040、メインメモリ1050、BIOS(Basic Input Output System)1060、パラレルポート1080、USBポート1090、グラフィック・コントローラ1020、VRAM1024、音声プロセッサ1030、I/Oコントローラ1070、ならびにキーボードおよびマウス・アダプタ等1100の入力手段を備える。I/Oコントローラ1070には、フレキシブル・ディスク(FD)ドライブ1072、ハード・ディスク1074、光ディスク・ドライブ1076、半導体メモリ1078、等の記憶手段を接続することができる。
音声プロセッサ1030には、増幅回路1032およびスピーカ1034が接続される。また、グラフィック・コントローラ1020には、表示装置1022が接続されている。
BIOS1060は、オークション・サーバ10の起動時にCPU1010が実行するブートプログラムや、オークション・サーバ10のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。FD(フレキシブル・ディスク)ドライブ1072は、フレキシブル・ディスク1071からプログラムまたはデータを読み取り、I/Oコントローラ1070を介してメインメモリ1050またはハード・ディスク1074に提供する。
光ディスク・ドライブ1076としては、例えば、DVD−ROMドライブ、CD−ROMドライブ、DVD−RAMドライブ、CD−RAMドライブを使用することができる。この際は各ドライブに対応した光ディスク1077を使用する必要がある。光ディスク・ドライブ1076は光ディスク1077からプログラムまたはデータを読み取り、I/Oコントローラ1070を介してメインメモリ1050またはハード・ディスク1074に提供することもできる。
オークション・サーバ10に提供されるコンピュータ・プログラムは、フレキシブル・ディスク1071、光ディスク1077、またはメモリーカード等の記録媒体に格納されて利用者によって提供される。このコンピュータ・プログラムは、I/Oコントローラ1070を介して、記録媒体から読み出され、または通信I/F1040を介してダウンロードされることによって、オークション・サーバ10にインストールされ実行される。コンピュータ・プログラムが情報処理装置に働きかけて行わせる動作は、既に説明した装置における動作と同一であるので省略する。
前述のコンピュータ・プログラムは、外部の記憶媒体に格納されてもよい。記憶媒体としてはフレキシブル・ディスク1071、光ディスク1077、またはメモリーカードの他に、MD等の光磁気記録媒体、テープ媒体を用いることができる。また、専用通信回線やインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハード・ディスクまたは光ディスク・ライブラリ等の記憶装置を記録媒体として使用し、通信回線を介してコンピュータ・プログラムをオークション・サーバ10に提供してもよい。
以上の例は、オークション・サーバ10について主に説明したが、コンピュータに、情報処理装置で説明した機能を有するプログラムをインストールして、そのコンピュータを情報処理装置として動作させることにより上記で説明した情報処理装置と同様な機能を実現することができる。従って、本発明において一つの実施形態として説明した情報処理装置は、方法およびそのコンピュータ・プログラムによっても実現可能である。
本発明の装置は、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアおよびソフトウェアの組み合せとして実現可能である。ハードウェアとソフトウェアの組み合せによる実施では、所定のプログラムを有するコンピュータ・システムでの実施が典型的な例として挙げられる。かかる場合、該所定のプログラムが該コンピュータ・システムにロードされ実行されることにより、該プログラムは、コンピュータ・システムに本発明にかかる処理を実行させる。このプログラムは、任意の言語、コード、または表記によって表現可能な命令群から構成される。そのような命令群は、システムが特定の機能を直接実行すること、または(1)他の言語、コード、もしくは表記への変換、(2)他の媒体への複製、の何れか一方もしくは双方が行われた後に、実行することを可能にするものである。もちろん、本発明は、そのようなプログラム自体のみならず、プログラムを記録した媒体を含むプログラム製品もその範囲に含むものである。本発明の機能を実行するためのプログラムは、フレキシブル・ディスク、MO、CD−ROM、DVD、ハード・ディスク装置、ROM、MRAM、RAM等の任意のコンピュータ可読媒体に格納することができる。かかるプログラムは、コンピュータ可読媒体への格納のために、通信回線で接続する他のコンピュータ・システムからダウンロードしたり、他の媒体から複製したりすることができる。また、かかるプログラムは、圧縮し、または複数に分割して、単一または複数の記録媒体に格納することもできる。
以上、本発明を実施形態に則して説明したが、本発明は上述した実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態または実施例に記載されたものに限定されるものではない。
オークション・システムの全体像を示した図である。 オークション・システムにおける不在エージェントを示した図である。 不在エージェントと性格クラスの関係を示した図である。 不在エージェントが行う処理のフローチャートである。 性格による応札判定処理の例を示した図である。 動的性格切り替えの概略を示した図である。 不在エージェント処理に用いられるパラメータの一覧表である。 動的性格切り替えフローを示した図である。 動的性格切り替えによる全体の応札雰囲気の変化の例を示した図である。 エージェント間の協調を示した図である。 エージェント間の協調の具体例を示した図である。 本発明の一実施形態に係るオークション・サーバ10のハードウェア構成を示す図である。
符号の説明
1 中古車オークション・システム
10 オークション・サーバ
20 画像サーバ
30 端末
31 表示装置
32 認証装置
33 入札ボタン
40 多目的端末
41 その他端末
50 ネットワーク
60 撮影ブース
61 カメラ
62 スキャナ
70 オークション会場
71 プロジェクタ
72 プラズマ・ディスプレイ

Claims (7)

  1. 複数の端末と、前記端末にネットワークで接続され、前記端末から、オークションに出席できない不在参加者の要求に応じて、前記オークションに応札するオークション・サーバとを備えるオークション・システムであって、
    前記オークション・サーバは、
    前記端末からの要求に応じて前記不在参加者に代わって前記オークションへの応札を行う不在エージェントを前記オークション・サーバに形成する形成手段と、
    前記オークションにおける入札価格の上昇速度と前記オークションに応札する応札者数に基づいて規定された応札雰囲気判定表から、前記上昇速度と現在の応札者数に応じた前記オークションの応札雰囲気を判定する判定手段と、
    前記不在エージェントの数と前記応札雰囲気とに応じて規定された複数の性格パターンを有する性格パターン判定表から、前記不在エージェントの数と前記応札雰囲気とに応じた性格パターンを決定性格パターンとして決定する決定手段と、
    前記性格パターンと前記不在エージェントのIDとに応じた性格が規定された性格判定表から、前記IDで特定される不在エージェントに前記決定性格パターンに応じた性格を予め定められた確率で割り当てる割り当て手段とを有する、オークション・システム。
  2. 前記性格には、少なくとも応札価格によらず確率により応札を行う第1の性格、前記応札価格によらず確率により応札するが応札間隔が他の不在エージェントより速い第2の性格、一定の配信間隔で応札を行う第3の性格、および現在価格と前回応札時の価格の差が所定の範囲にある場合に応札を行う第4の性格が存在する、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記不在エージェントは、予め設定された入札価格の上限である不在価格が1位でない場合に前記不在価格が1位の不在エージェントに対しメッセージを送信し、
    前記不在価格が1位の不在エージェントが前記メッセージに応じて応札したことを示す返答を受けて該返答を受けた後応札する、請求項1又は2記載のシステム。
  4. 前記オークション・サーバは、前記オークションが「うりきり状態」の場合に、最高額の入札者がついてから次の応札者がないとき前記最高額の入札者を落札者と決定するまでの最大時間を定めた第1のタイマを有し、
    前記不在エージェントは、前記最大時間内で前記不在エージェントに規定された規定時間の経過後に応札を行う、請求項1〜3のいずれか1項に記載のシステム。
  5. 複数の端末とネットワークで接続されたオークション・サーバであって、
    前記端末からの要求に基づき、応じてオークションに出席できない不在参加者に代わって、前記オークションへの応札を行う不在エージェントを前記オークション・サーバに形成する形成手段と、
    前記オークションにおける入札価格の上昇速度と前記オークションに応札する応札者数に基づいて規定された応札雰囲気判定表から、前記上昇速度と現在の応札者数に応じた前記オークションの応札雰囲気を判定する判定手段と、
    前記不在エージェントの数と前記応札雰囲気とに応じて規定された複数の性格パターンを有する性格パターン判定表から、前記不在エージェントの数と前記応札雰囲気とに応じた性格パターンを決定性格パターンとして決定する決定手段と、
    前記性格パターンと前記不在エージェントのIDとに応じた性格が規定された性格判定表から、前記IDで特定される不在エージェントに前記決定性格パターンに応じた性格を予め定められた確率で割り当てる割り当て手段とを有する、オークション・サーバ。
  6. 複数の端末とネットワークで接続されたオークション・サーバに、
    前記端末からの要求に基づき、応じてオークションに出席できない不在参加者に代わって、前記オークションへの応札を行う不在エージェントを前記オークション・サーバに形成する形成ステップと、
    前記オークションにおける入札価格の上昇速度と前記オークションに応札する応札者数に基づいて規定された応札雰囲気判定表から、前記上昇速度と現在の応札者数に応じた前記オークションの応札雰囲気を判定する判定ステップと、
    前記不在エージェントの数と前記応札雰囲気とに応じて規定された複数の性格パターンを有する性格パターン判定表から、前記不在エージェントの数と前記応札雰囲気とに応じた性格パターンを決定性格パターンとして決定する決定ステップと、
    前記性格パターンと前記不在エージェントのIDとに応じた性格が規定された性格判定表から、前記IDで特定される不在エージェントに前記決定性格パターンに応じた性格を予め定められた確率で割り当てる割り当てステップとを実行させる、方法。
  7. 複数の端末とネットワークで接続されたオークション・サーバに、
    前記端末からの要求に基づき、応じてオークションに出席できない不在参加者に代わって、前記オークションへの応札を行う不在エージェントを前記オークション・サーバに形成する形成ステップと、
    前記オークションにおける入札価格の上昇速度と前記オークションに応札する応札者数に基づいて規定された応札雰囲気判定表から、前記上昇速度と現在の応札者数に応じた前記オークションの応札雰囲気を判定する判定ステップと、
    前記不在エージェントの数と前記応札雰囲気とに応じて規定された複数の性格パターンを有する性格パターン判定表から、前記不在エージェントの数と前記応札雰囲気とに応じた性格パターンを決定性格パターンとして決定する決定ステップと、
    前記性格パターンと前記不在エージェントのIDとに応じた性格が規定された性格判定表から、前記IDで特定される不在エージェントに前記決定性格パターンに応じた性格を予め定められた確率で割り当てる割り当てステップとを実行させる、コンピュータ・プログラム。
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