JP4367313B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、端子金具の半挿入状態を検知する機能を備えたコネクタに関するものである。
端子金具の半挿入状態を検知する機能を備えたコネクタとして、次のようなものがある。第1ハウジングには、端子金具が挿入される過程で弾性撓みするとともに、端子金具が正規位置に挿入されたところで弾性復帰して端子金具に対して抜止め状態に係止するランスが形成されている。一方、第2ハウジングには、第1ハウジングと嵌合する過程で、ランスが弾性撓みしている場合にそのランスに突き当たることにより両ハウジングの嵌合動作を規制するが、ランスが弾性復帰している場合にはランスと干渉せずに両ハウジングの嵌合動作を許容する検知部が設けられている。この構成によれば、検知部がランスに突き当たるか否かにより、端子金具が半挿入状態であるか、正規挿入されているかを検知することができる。尚、端子金具の半挿入状態を検知する機能を備えたコネクタとしては、特許文献1に開示されているもの等がある。
特開平11−250970号公報
上記のようなコネクタにおいては、両ハウジングの嵌合過程で、第1ハウジングの端子金具と第2ハウジングの端子金具とが接触し、その接触に起因して嵌合抵抗が生じる。また、両ハウジング間をシールするための防水用のシール部材が設けられている場合にも、両ハウジングの嵌合過程でシール部材が両ハウジングの間に挟まれることに起因する嵌合抵抗が発生する。
このような嵌合抵抗が発生するコネクタにおいては、検知部がランスに突き当たるより前に嵌合抵抗が既に発生していた場合に、作業者が、検知部とランスとの突き当たりに起因する嵌合抵抗の発生を感得し難いという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、検知部とランスの突き当たりに起因する嵌合抵抗の発生を確実に感得できるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、第1ハウジングと、前記第1ハウジングに挿入される第1端子金具と、前記第1ハウジングの内部に設けられ、前記第1端子金具が挿入する過程では弾性撓みし、前記第1端子金具が正規挿入された状態では弾性復帰して前記第1端子金具に対して抜止め状態に係止するランスと、前記第1ハウジングと嵌合可能な第2ハウジングと、前記第2ハウジングに設けられ、前記両ハウジングの嵌合に伴って前記第1端子金具に接続される第2端子金具と、前記第2ハウジングに設けられ、前記第1ハウジングと嵌合する過程では、弾性撓みしている前記ランスに対して突き当たることで前記両ハウジングの嵌合動作を規制し、弾性復帰している前記ランスとは干渉せずに前記両ハウジングの嵌合動作を許容する検知部とを備え、前記両ハウジングの嵌合過程においては、前記検知部が、前記ランスが弾性撓みしている場合にそのランスに突き当たる位置を通過した後で、前記第1端子金具と前記第2端子金具が接触するようになっているコネクタにおいて、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングのうちいずれか一方のハウジングには、前記両ハウジングが嵌合した状態ではその両ハウジングの間をシールするシール部材が設けられ、前記両ハウジングの嵌合過程では、前記検知部が、前記ランスが弾性撓みしている場合にそのランスに突き当たる位置を通過した後で、前記シール部材が相手側のハウジングと接触し、前記検知部が前記ランスに突き当たるより前に前記シール部材と前記相手側のハウジングとの接触に起因する嵌合抵抗が発生しないようになっているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、複数の前記ランスが、前記検知部の進入経路を中心とする円に概ね沿うように配置されており、前記ランスが、その配置円の中心に向かって弾性撓みする形態とされているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
両ハウジングの嵌合過程においては、検知部がランスに突き当たるより前に、端子金具同士の接触に起因する嵌合抵抗も、シール部材と相手側ハウジングとの接触に起因する嵌合抵抗も発生しないので、作業者は、検知部とランスの突き当たりに起因して嵌合抵抗が発生したことを確実に感得することができる。
<請求項2の発明>
複数のランスが、検知部の進入経路を中心とする円周上に配置され、ランスがその配置円の中心に向かって弾性撓みする形態とされているので、検知部を各ランス毎に分割して配置した形態とせずに、1つの検知部を複数のランスに対して突き当てるようにすることができ、ひいては、検知部の形状を簡素化することができる。
<実施形態1>
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図16を参照して説明する。本実施形態のコネクタは、互いに嵌合・離間を可能とされた第1ハウジング10と第2ハウジング60とからなる。
第1ハウジング10は、合成樹脂製であり、その内部には複数(本実施形態では6室)のキャビティ11が形成されている。キャビティ11は、前後方向に細長く、前端部は第1ハウジング10の前端面にタブ挿入口12として開口されていると共に、後端部は端子挿入口13として第1ハウジング10の後端面に開口されている。また、各キャビティ11には、その内壁に沿って前方へ片持ち状に延出した形態のランス14が形成されている。
第1ハウジング10の後端面には、その幅方向中央の上端部位置から後方へ突出する位置決め部15が一体に形成されている。位置決め部15は、第1ハウジング10の後端面に連なる円柱部16と、この円柱部16の後端面から更に方向へ突出するとともに上面に切欠部17aが形成された係止部17とからなる。上記した複数のキャビティ11は、この位置決め部15を中心とする円に沿い、且つ略半円領域に亘って等角度間隔で配置されている。また、第1ハウジング10の後端面における位置決め部15とキャビティ11との間の略扇状領域には、位置決め部15に対して斜め下方に位置する左右一対の円柱状をなす回り止め部18が形成されている。換言すると、この回り止め部18は、位置決め部15に対して径方向に外れた位置において、第1ハウジング10の後端面から位置決め部15と略平行に後方へ突出している。
第1ハウジング10には、その前端面を凹ませた形態の撓み空間19が形成されている。撓み空間19は、正面から見て位置決め部15と同心の略半円形をなし、その内周面には全てのランス14が臨んでいる。つまり、ランス14は、撓み空間19の内周面の一部を構成し、キャビティ11から逃げつつ撓み空間19内に進出するように径方向(ランス14の配置円の中心に向かう方向)へ弾性撓みし得るようになっている。また、第1ハウジング10内には、撓み空間19の奥端面を撓み空間19と同心の略半円形に凹ませた形態の肉抜き部20が形成されている。そして、この肉抜き部20内には、幅方向中央位置において肉抜き部20の上面壁から下面壁に至る板状の補強部21が形成されている。
第1ハウジング10の後端面には、一括ゴム栓30(本発明の構成要件であるシール部材)が取り付けられている。一括ゴム栓30は、全体として略半円形をなし、その幅方向中央における上端部には、前後方向に貫通するとともに内周にリップ部31aが形成された円形断面の位置決め孔31が形成されている。また、一括ゴム栓30には、位置決め孔31を中心とする円に沿って等角度間隔で複数のキャビティ11と対応する位置に、前後方向に(位置決め孔31と平行に)貫通する複数の円形をなす貫通孔32が形成されている。この貫通孔32の内周にもリップ部32aが形成されている。さらに、一括ゴム栓30には、第1ハウジング10の回り止め部18と対応する位置を前後方向に貫通する一対の円形断面の回り止め孔33が形成され、この回り止め孔33の内周にもリップ部33aが形成されている。また、一括ゴム栓30の外周にもリップ部30aが形成されている。
かかる一括ゴム栓30は、この位置決め孔31に位置決め部15を液密状に貫通させるとともに、回り止め孔33に回り止め部18を液密状に貫通させた状態で、第1ハウジング10の後端面に対して面接触状態に密着するように取り付けられている。取り付けられた一括ゴム栓30は、位置決め部15と位置決め孔31の嵌合により第1ハウジング10に対し上下左右方向(キャビティ11に対する第1端子金具50の挿入方向と直角な方向)への揺動を規制された状態に位置決めされる。また、一対の回り止め部18と回り止め孔33の嵌合により、一括ゴム栓30が第1ハウジング10に対して位置決め部15を中心として相対回転することが規制されている。
一括ゴム栓30の後端面にはリヤホルダ40が取り付けられている。リヤホルダ40は、合成樹脂製であって、略半円形をなす本体部41と、本体部41の左右両側縁から前方へ弧状に湾曲した板状に延出する一対のアーム部42とを一体に形成したものである。本体部41には、内周上面に段差部43aを有する係止孔43が、位置決め部15及び位置決め孔31と対応する位置において前後に貫通して形成されている。同じく本体部41には、各キャビティ11及び各貫通孔32と対応する位置(係止孔43を中心とする円に沿って等角度間隔を空けた位置)を前後に貫通させた形態の複数の挿入孔44が形成されている。挿入孔44の断面形状は、略方形をなしている。アーム部42は、径方向へ弾性撓みし得るようになっおり、アーム部42にはロック孔45が形成されている。リヤホルダ40は、後方から本体部41の前端面を一括ゴム栓30の後端面に対して面接触状態で密着させるとともに、係止部17を係止孔43に嵌入させるようにして第1ハウジング10に組み付けられる。組付け状態では、係止部17が係止孔43の段差部43aに係止することで、リヤホルダ40が第1ハウジング10に対して後方への離脱を規制された状態にロックされる。
第1端子金具50は、雌形のものであって、略前半領域が角筒部51となっており、この角筒部51内には弾性接触片(図示せず)が設けられている。また、第1端子金具50の略後半部分はオープンバレル状の電線接続部52となっており、この電線接続部52には電線53が圧着により導通可能に接続されている。この第1端子金具50は、後方からリヤホルダ40の挿入孔44、一括ゴム栓30の貫通孔32を通過して端子挿入口13からキャビティ11内に挿入されている。挿入の過程では、角筒部51がランス14と干渉してランス14を撓み空間19側へ弾性撓みさせる。そして、第1端子金具50が正規の挿入位置に達すると、ランス14が弾性復帰して、角筒部51のランス14孔に係止し、もって第1端子金具50が抜止め状態に保持される。第1端子金具50が正規挿入された状態では、電線53が一括ゴム栓30の貫通孔32に貫通された状態となり、貫通孔32の内周のリップ部が電線53の外周に密着することで貫通孔32が液密状にシールされ、これにより、貫通孔32からキャビティ11内への液体の浸入が阻止されている。
第2ハウジング60は、合成樹脂製であり、略半円形をない端子保持部61と、この端子保持部61から前方へ延出する嵌合筒部62とを一体に形成したものである。嵌合筒部62内には、その奥端面の幅方向中央であって上端に近い位置から前方へ突出する検知部63が形成されている。検知部63は、略半円形をなし、その中央には検知部63の前端面を凹ませた形態の肉抜き凹部64が形成されている。この検知部63は、第1ハウジング10の撓み空間19内にほぼ緊密に嵌入されるようになっている。また、嵌合筒部62の外側面には、左右一対のロック突起65が形成されている。
端子保持部61には、嵌合筒部62の奥端面に開口する略半円形をなす端子収容溝66が形成されているとともに、端子収容溝66の奥端面における周方向に間隔を空けた2位置を凹ませた形態の一対の圧入溝(図示せず)が形成されている。この端子保持部61には第2端子金具70が保持されている。
第2端子金具70は、略半円形に屈曲された帯板状をなす連結部71と、連結部71から周方向に等角度間隔を空けて前方へ細長く突出する複数(キャビティ11と同数)のタブ72と、連結部71から周方向に間隔を空けて後方へ突出する一対の圧入部73とを一体に形成したものであって、ジョイントターミナルとして機能する。この第2端子金具70は、前方から嵌合筒部62内に収容され、連結部71を端子収容溝66内に嵌入するとともに、圧入部73を圧入溝に圧入することにより、端子保持部61に取り付けられている。取付け状態では、タブ72が、嵌合筒部62内においてその奥端面から前方へ突出されており、正面から見たときの複数のタブ72は第1端子金具50と対応するように配置されている。
また、タブ72の前端は検知部63の前端よりも後方(嵌合筒部62の奥方)に位置し、この検知部63の前端とタブ72の前端の前後方向の距離は、第1ハウジング10の前端面からランス14の前端面(第1端子金具50の半挿入を検知するときに検知部63の前端が突き当たる面)までの距離よりも長く設定されている。さらに、検知部63の前端から嵌合筒部62の前端(開口端)までの前後方向の距離は、ランス14の前端から一括ゴム栓30の前端面までの距離よりも短く設定されている。
次に、本実施形態に作用を説明する。
第1端子金具50が第1ハウジング10のキャビティ11に対して正規位置に挿入されている状態で、第1ハウジング10を第2ハウジング60の嵌合筒部62内に嵌入させると、第2ハウジング60の検知部63が撓み空間19内に嵌入される。このとき、第1ハウジング10のランス14は撓み空間19内に進出していないため、検知部63は、ランス14と干渉することなくの撓み空間19内への嵌入を進める。検知が撓み空間19内への嵌入を開始した後、タブ72が第1ハウジング10のタブ挿入口12からキャビティ11内に進入するとともに、嵌合筒部62の前端部内周が一括ゴム栓30の外周のリップ部30aに当接する。この状態から、さらに両ハウジング10,60の嵌合を進めると、タブ72が第1端子金具50の角筒部51内に進入して弾性接触片(図示せず)に対して弾接的に接触するともに、一括ゴム栓30の外周のリップ部30aが嵌合筒部62の内周との当接によって弾性的に変形させられる。タブ72と弾性接触片の弾性接触と一括ゴム栓30の弾性変形によって嵌合抵抗が発生するが、この嵌合抵抗が発生した時点では、検知部63の前端はランス14の前端を通過している。
そして、両ハウジング10,60が正規の嵌合状態に至ると、リヤホルダ40のアーム部42のロック孔45が、第2ハウジング60のロック突起65に係止することで、両ハウジング10,60が離脱を規制された状態にロックされる。また、一括ゴム栓30は、リヤホルダ40と第1ハウジング10との間で前後に挟み付けられて弾性的に潰されるように変形し、この一括ゴム栓30の弾性復元力により、リヤホルダ40と一括ゴム栓30との隙間及び一括ゴム栓30と第1ハウジング10との隙間が液密状にシールされる。また、一括ゴム栓30の外周のリップ部30aが嵌合筒部62の内周に対して弾性的に密着することにより、両ハウジング10,60の嵌合周面が液密状にシールされる。
さて、いずれかの第1端子金具50がキャビティ11に対して正規位置に挿入されておらず、その半挿入状態の第1端子金具50によってランス14が撓み空間19内へ進出している状態のままで、両ハウジング10,60の嵌合が行われた場合には、その第1端子金具50が半挿入状態であることが検知されるようになっている。
即ち、第1ハウジング10が嵌合筒部62内に嵌入し、検知部63の前端部が撓み空間19内に嵌入されると、図3に示すように、撓み空間19(即ち、検知部63の嵌入空間)に進出しているランス14の前端部に対して、検知部63の前端が突き当たる。この突き当たりにより、それ以上の両ハウジング10,60の嵌合動作が規制されるので、これをもって半挿入状態の第1端子金具50が存在している、ということが判る。
ところで、このような半挿入検知が行われたときに、もし、検知部63がランス14に突き当たるより前にタブ72と弾性接触片との弾性接触や一括ゴム栓30の弾性変形に起因する嵌合抵抗が既に発生していたとすると、作業者が、検知部63とランス14との突き当たりに起因する嵌合抵抗の発生を感得し難く、作業性の低下が懸念される。
しかし本実施形態では、両ハウジング10,60の嵌合過程において、検知部63が、ランス14が弾性撓みしている場合にそのランス14に突き当たる位置を通過した後で、第1端子金具50と第2端子金具70が接触するとともに、一括ゴム栓30が第2ハウジング60と接触する構成としている。換言すると、検知部63がランス14に突き当たるより前に、第1端子金具50と第2端子金具70との弾性接触に起因する嵌合抵抗も、一括ゴム栓30と第2ハウジング60との接触に起因する嵌合抵抗も発生しないようになっている。したがって、作業者は、検知部63とランス14の突き当たりに起因して嵌合抵抗が発生したことを確実に感得することができる。
また、複数のランス14が、検知部63の進入経路(撓み空間19)を中心とする円周上に配置されており、ランス14が、その配置円の中心(位置決め部15の軸線の延長線)に向かって弾性撓みする形態とされているので、検知部63を各ランス14毎に分割して配置した形態とせずに、1つの検知部63を複数のランス14に対して突き当てるようにすることが実現されており、ひいては、検知部63の形状を簡素化することが実現されている。
また、本実施形態では、複数のキャビティ11と複数の貫通孔32を、位置決め部15を包囲する形態で配置したので、キャビティと貫通孔を幅方向に並列させるとともにその並列線上に位置決め部を配置する形態のものに比べると、幅方向においてキャビティ11、貫通孔32及び位置決め部15を配置するのに必要なスペースが小さくて済み、幅方向においてコネクタの小型化が実現されている。しかも、位置決め部15の数が1つだけで済むので、位置決め部15が形成されている第1ハウジング10の形状を簡素化することができる。
また、複数のキャビティ11と貫通孔32が位置決め部15を中心とする円に沿って配置されているので、位置決め部15から各貫通孔32への距離がほぼ一定となり、全ての貫通孔32を均一に位置決めすることができる。
また、第1ハウジング10には、位置決め部15から外れた位置において一括ゴム栓30に嵌合される回り止め部18が設けられており、この回り止め部18を一括ゴム栓30に嵌合させることにより、一括ゴム栓30が第1ハウジング10に対して位置決め部15を中心として相対回転するように変位することが防止されている。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では検知部がランスとの突き当たり位置を通過した後に第1端子金具と第2端子金具が接触を開始するようにしたが、本発明によれば、検知部がランスに突き当たるのと同時に、第1端子金具と第2端子金具が接触を開始してもよい。
(2)上記実施形態では検知部がランスとの突き当たり位置を通過した後にシール部材(一括ゴム栓)と第2ハウジングが接触を開始するようにしたが、本発明によれば、検知部がランスに突き当たるのと同時に、シール部材と第2ハウジングとが接触を開始してもよい。
(3)上記実施形態ではシール部材(一括ゴム栓)を第1ハウジングに装着したが、本発明によれば、シール部材を第2ハウジングに装着してもよい。
(4)上記実施形態では第1端子金具に電線が接続され、第2端子金具が電線に接続されないジョイントターミナルとして機能するようにしたが、本発明によれば、第2端子金具に電線が接続され、第1端子金具が電線に接続されないジョイントターミナルとして機能するようにしてもよい。
(5)上記実施形態では第1端子金具に電線が接続され、第2端子金具が電線に接続されないジョイントターミナルとして機能するようにしたが、本発明によれば、第1端子金具と第2端子金具の双方に電線を接続してもよい。
(6)上記実施形態ではランスが略円弧状に配置されているが、本発明によれば、ランスがほぼ直線状に配置されていてもよい。
実施形態1において両ハウジングを嵌合した状態をあらわす縦断面図 両ハウジングを嵌合した状態をあらわす水平断面図 両ハウジングの嵌合過程で端子金具が半挿入であることが検知されている様子をあらわす水平断面図 第2ハウジングに嵌合した状態をあらわす第1ハウジングの背面図 第1ハウジングの縦断面図 第1ハウジングの水平断面図 第1ハウジングの正面図 第1ハウジングの背面図 一括ゴム栓の正面図 リヤホルダの正面図 リヤホルダの背面図 リヤホルダの縦断面図 第2端子金具の正面図 第2端子金具の背面図 第2ハウジングの正面図 第2ハウジングの縦断面図
符号の説明
10…第1ハウジング
14…ランス
30…一括ゴム栓(シール部材)
50…第1端子金具
60…第2ハウジング
63…検知部
70…第2端子金具

Claims (2)

  1. 第1ハウジングと、
    前記第1ハウジングに挿入される第1端子金具と、
    前記第1ハウジングの内部に設けられ、前記第1端子金具が挿入する過程では弾性撓みし、前記第1端子金具が正規挿入された状態では弾性復帰して前記第1端子金具に対して抜止め状態に係止するランスと、
    前記第1ハウジングと嵌合可能な第2ハウジングと、
    前記第2ハウジングに設けられ、前記両ハウジングの嵌合に伴って前記第1端子金具に接続される第2端子金具と、
    前記第2ハウジングに設けられ、前記第1ハウジングと嵌合する過程では、弾性撓みしている前記ランスに対して突き当たることで前記両ハウジングの嵌合動作を規制し、弾性復帰している前記ランスとは干渉せずに前記両ハウジングの嵌合動作を許容する検知部とを備え、
    前記両ハウジングの嵌合過程においては、前記検知部が、前記ランスが弾性撓みしている場合にそのランスに突き当たる位置を通過した後で、前記第1端子金具と前記第2端子金具が接触するようになっているコネクタにおいて、
    前記第1ハウジングと前記第2ハウジングのうちいずれか一方のハウジングには、前記両ハウジングが嵌合した状態ではその両ハウジングの間をシールするシール部材が設けられ、
    前記両ハウジングの嵌合過程では、前記検知部が、前記ランスが弾性撓みしている場合にそのランスに突き当たる位置を通過した後で、前記シール部材が相手側のハウジングと接触し、前記検知部が前記ランスに突き当たるより前に前記シール部材と前記相手側のハウジングとの接触に起因する嵌合抵抗が発生しないようになっていることを特徴とするコネクタ。
  2. 複数の前記ランスが、前記検知部の進入経路を中心とする円に概ね沿うように配置されており、
    前記ランスが、その配置円の中心に向かって弾性撓みする形態とされていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
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