JP4365375B2 - 記憶装置、シーク制御方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、ヘッドを媒体上の任意の目標トラックに移動して書込み又は読出しを行う記憶装置、シーク制御方法及びプログラムに関し、特に目標トラックにヘッドが到達した際の位置制御によるセトリング時間を短縮してシーク性能を高める記憶装置、シーク制御方法及びプログラムに関する。
従来、磁気ディスク装置のシーク制御にあっては、目標トラックに対するトラック残数(トラックデファレンス)に基づき目標速度プロフィールを発生してボイスコイルモータ(VCM)の駆動でヘッドアクチュエータを速度制御し、目標トラックに対するトラック残数が所定値に低下した時点でヘッドをトラックセンタに位置決めさせるための位置制御を開始し、目標トラックに到達したら速度制御を停止して位置制御のみを有効とし、所定のセトリング時間内にヘッドがトラックセンタを中心とした所定幅を決めるセトリングスライス(セトリング閾値)に納束した場合に、アクセス許可信号を有効とし、ディスク媒体するライト動作又はリード動作を開始させるようにしている。
もしもセトリング時間内にセトリングスライス内にヘッドが納まらないとセトリング時間を経過した時点でシークエラーとなり、シーク制御のリトライとなるため、シーク時間が延びて性能が低下することになる。
このような従来のシーク制御にあっては、目標トラックに到達して位置制御を有効とした場合のヘッドの残留振動を低減させるため、ヘッド駆動機構のメカニカルなばらつきやシーク距離によるヘッドアクチュエータを目標トラックに保持するバイアス電流の変動を考慮に入れて、セトリング時間を延ばしている。
図13は、従来の位置制御に切替えた際のヘッド位置の挙動である。図13(A)はヘッド位置信号であり、時刻t1でシーク制御を開始し、時刻t2で目標トラックに達すると位置制御が有効となり、ヘッド位置信号は振動波形202のように、時刻t3でセトリングスライス200−1,200−2内に納まり、この時点で図13(B)のアクセス許可信号がHレベルとなり、ディスク媒体に対する書込み又は読出しを可能とする。この場合のシーク時間はT1となる。
またヘッド駆動機構のばらつきやシーク距離によっては、振動波形204のように大きく変化して時刻t4でセトリングスライス200−1,100−2に納まり、シーク時間はT2に延び、ΔTのばらつきを生ずる。
そこで従来は、温度や電圧などの様々な環境条件でヘッドがセトリングスライス内に納まるまでのシーク時間を測定し、測定した多数のシーク時間の正規分布におけるばらつきσの6σ(=±3σ)を見込んでセトリング時間を設定していたが、セトリングスライス自体がさほど狭くなく若干マージンがあったため、装置の性能に直接影響することはなかった。
しかし、近年にあっては、ディスク媒体のトラック密度(TPI)の高密度化を達成するために、トラックピッチがかなり狭まってきている。このため、高トラック密度化にあわせてセトリングスライス自体もかなり狭まってきている。そこで、セトリング時間をさらに延ばし、セトリングスライスに納まるまでの時間のばらつきを吸納している。
しかしながら、セトリング時間を延ばした場合には、その分、シーク時間が長くなって装置の性能低下を招くことから、セトリング時間を延ばすことなく位置制御に切替えた際のヘッド位置振動をより速く一定のセトリングスライス内に納束させるため、位置制御に用いられている比例積分演算の積分ゲインを上げ、ヘッドが素早くセトリングスライス内に納まるようにしている。
図14は位置制御における積分ゲインの倍率を1とした場合のヘッド位置信号の挙動とアクセス許可信号であり、時刻t1でシーク制御を開始し、時刻t2で目標トラックに到達して位置制御を有効として波形206のように減衰させ、時刻t4でセトリングスライス200−1,200−2内に納まってアクセス許可信号をHレベルとしている。
図15は位置制御の積分ゲインをn倍に上げた場合のヘッド位置信号の挙動とアクセス許可信号であり、時刻t1でシーク制御を開始し、時刻t2で目標トラックに到達して位置制御を有効とし、積分ゲインを上げることにより波形208のように急速に減衰させ、時刻t3でセトリングスライス200−1,200−2内に納まってアクセス許可信号をHレベルとしている。
このように積分ゲインを上げることで、トラックセンタへの引き込みが速くなり、従来見込んでいたばらつきを低減することができ、図14の積分ゲインを上げない場合と比較し、シーク時間をT1からΔTだけ短いT2に短縮することができ、セトリング時間を延ばす必要がないことから、性能を落とすことがない。
このようなセトリング時の位置制御としては例えは特許文献1、2のものがある。特許文献1は、セトリング時のサーボゲインコントロール方法であり、ゲインアップした後に振動判定しながらゲインダウンを繰り返すことにより、振動を無くす時間を短縮する。また特許文献2は、セトリングの判定であり、ヘッド移動速度とサーボ補償手段から振動成分および最適セトリング時間を算出することにより、時間短縮を図る。
特開平5−41048号公報 特開平10−125020号公報
しかしながら、このような従来の積分ゲインを上げてシーク時間を短縮する方法にあっては、図16の積分ゲインを上げない場合の波形210と比較すると、図17のように積分ゲインを上げた場合には、セトリングスライス内に納まった後の波形212の変動が大きくなっている。言い換えると、積分ゲインを上げた場合にはシーク完了後の目標トラックに対するオントラック精度は、悪くなっている。
なお、図16及び図17の(A)(B)(C)はそれぞれヘッド位置信号、アセス許可信号及び積分ゲインを示しており、時刻t1でヘッド位置信号がセトリングスライス200−1,200−2に納まってアクセス許可信号がHレベルに立ち上がっている。
このよう積分ゲインを上げたことによるオントラック精度の悪化を解消するためには、図17のように、トラック追従制御中の時刻t2のタイミングで積分ゲインを元のゲインに戻す必要がある。しかし、時刻t2で積分ゲインを戻すとヘッド位置信号が振幅214のように大きく暴れ、セトリングスライス200−1,200−2を超えることでオフトラックエラーを起し、これがライト中やリード中に起きると、ライトエラーまたはリードエラーとなり、アクセス性能を低下させる問題がある。
本発明は、目標トラック到達時の位置制御によりヘッド位置の残留振動を速やかに納束して装置の性能を向上させる記憶装置、シーク制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
(装置)
本発明は記憶装置を提供する。本発明の記憶装置は、
ヘッドアクチュエータの駆動によりヘッドを媒体上の目標トラックに向けて移動制御する移動制御部と、
移動中のヘッドが目標トラックに達した際に、トラックセンタに対するヘッド位置との偏差を無くすようにヘッドアクチュエータを比例積分演算により位置制御する位置制御部と、
位置制御部の位置制御の開始から所定の保持時間の間、比例積分演算の積分ゲインを上げた状態に保持するゲイン保持部と、
保持時間が経過した時点で、上げている積分ゲインを滑らかに元の積分ゲインに切り替えるゲイン切替部と、
を設けたことを特徴とする。
ここで、ゲイン切替部は、上げている積分ゲインを直線的に減少させて元の積分ゲインに切替える。またゲイン切替部は、上げている積分ゲインを、切替区間の前段で緩やかに減少させ、中段で急激に変化させ、更に後段で緩やかに変化させて元の積分ゲインに切替えてもよい。更に、ゲイン切替部は、上げている積分ゲインを指数関数的に減少させて元の積分ゲインに切替えるようにしても良い。
ゲイン保持部は、温度を検出し、検出した温度に応じて上げている積分ゲインの保持時間を決定する。ゲイン保持部は、保持時間を温度が高いほど短く、温度が低くなるほど長くなるように決定する。
ゲイン保持部は、装置の使用温度範囲の各温度に対応して保持時間を格納した制御テーブルを有し、装置の起動時又は装置使用中に所定値を超える温度変動を検出した時に、制御テーブルから変動後の検出温度に対応した保持時間を取得して設定する。
制御テーブルは、ヘッドアクチュエータをフォワード方向に駆動した際のバイアス電流とリバース方向に駆動した際のバイアス電流とのバイアス電流差をパラメータとして使用温度範囲の各温度に対する保持時間の特性を格納し、ゲイン保持部は、装置起動時又は装置使用中に所定値を超える温度変動を検出した時に、バイアス電流差を測定し、測定したバイアス電流差をパラメータとする使用温度範囲の各温度に対する保持時間の特性を選択して使用する。
移動制御部は、ヘッドが現在位置するトラックから目標トラックまでのトラック残数に応じてヘッドアクチュエータを速度制御し、目標トラックへの到達で速度制御を停止し、
位置制御部は、速度制御により目標トラックに対するトラック残数が所定値に低下した際に、積分ゲインを上げた状態とした比例積分演算による位置制御を開始する。
(方法)
本発明は記憶装置のシーク制御方法を提供する。本発明による記憶装置のシーク制御方法は、
ヘッドアクチュエータの駆動によりヘッドを媒体上の目標トラックに向けて移動制御する移動制御ステップと、
移動中のヘッドが目標トラックに達した際に、トラックセンタに対するヘッド位置との偏差を無くすようにヘッドアクチュエータを比例積分演算により位置制御する位置制御ステップと、
位置制御ステップの位置制御の開始から所定の保持時間の間、比例積分演算の積分ゲインを上げた状態に保持するゲイン保持ステップと、
保持時間が経過した時点で、上げている積分ゲインを滑らかに元の積分ゲインに切り替えるゲイン切替ステップと、
を設けたことを特徴とする。
(プログラム)
本発明は記憶装置のコンピュータにより実行されるシーク制御プログラムを提供する。
本発明のシーク制御プログラムは、記憶装置のコンピュータに、
ヘッドアクチュエータの駆動によりヘッドを媒体上の目標トラックに向けて移動制御する移動制御ステップと、
移動中のヘッドが目標トラックに達した際に、トラックセンタに対するヘッド位置との偏差を無くすようにヘッドアクチュエータを比例積分演算により位置制御する位置制御ステップと、
位置制御ステップの位置制御の開始から所定の保持時間の間、比例積分演算の積分ゲインを上げた状態に保持するゲイン保持ステップと、
保持時間が経過した時点で、上げている積分ゲインを滑らかに元の積分ゲインに切り替えるゲイン切替ステップと、
を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、シーク制御により目標トラックにヘッドを移動して位置制御を有効とした際に、位置制御の比例積分演算に使用する積分ゲインを上げることで、ヘッドをトラックセンタに速やか引き込んで残留振動を納束させ、残留振動が納束している状態で積分ゲインを緩やかに元に戻すことで、積分ゲインの切替えに伴うヘッド位置の大きな変動を起こすことなく積分ゲインを元に戻し、トラック追従制御におけるヘッド位置の変動を抑え、トラック追従精度を確保することができる。
また、積分ゲインを上げた状態に保持する保持時間を、温度に応じて最適化することで、温度を含む様々な環境条件における目標トラックにヘッドを移動して位置制御を開始した際の変動を低減し、ライト又はリードのアクセスを許可するためにトラックセンタに対し設定した一定閾値幅をもつセトリングスライス内に納まるまでの時間のばらつきを抑制し、セトリング時間を延ばす必要がないことから、シーク時間が長くならず、トラック密度を高密度化してセトリングスライスの幅が狭くなっても、シーク性能を維持することができる。
また、シーク制御におけるトラック引き込み時の一般的な残留振動対策は、ヘッドアクチュエータとして温度変化によりバイアス電流の変化が少ない高価な材料等を使うことであるが、本発明は目標トラックにヘッドを引き込む際の比例積分制御の積分ゲインを上げてその後に緩やかに元に戻すという積分ゲインの切替え制御だけで良く、コストがかからないというメリットがある。
更に、ヘッドアクチュエータは機械的な製造上のばらつきをもち、これに起因してトラック位置に対するヘッドアクチュエータのバイアス電流も変化するが、装置固有のバイアス電流に対応して、温度に対する積分ゲインを上げている保持時間の特性を制御テーブルに準備し、温度に対し最適化された保持時間を使用して積分ゲインを上げた状態で位置制御し、ヘッドアクチュエータの機械的なばらつきの影響を受けることなく、位置制御における残留振動の押え込みを最適化できる。
図1は本発明を適用した磁気ディスク装置の実施形態のブロック図である。図1において、ハードディスクドライブ(HDD)として知られた磁気ディスク装置10は、ディスクエンクロージャ12と制御ボード14で構成される。ディスクエンクロージャ12にはスピンドルモータ(SPM)16が設けられ、スピンドルモータ16の回転軸に磁気ディスク媒体20を装着し、一定回転速度例えば5400rpmで回転する。
ディスクエンクロージャ12にはボイスコイルモータ(VCM)18が設けられ、ボイスコイルモータ18はヘッドアクチュエータのアーム先端にヘッド22−1,22−2を搭載しており、磁気ディスク媒体20の記録面に対するヘッドの位置決めを行う。なおヘッド22−1,22−2にはライトヘッドとリードヘッドが一体化されて搭載されている。またディスク媒体は必要に応じて複数枚としても良く、ディスク媒体の枚数増加に応じてヘッドも増加する。
ヘッド22−1,22−2はヘッドIC24に対し信号線接続されており、ヘッドIC24は上位装置となるホストからのライトコマンドまたはリードコマンドに基づくヘッドセレクト信号で1つのヘッドを選択し、書込み又は読出しを行う。またヘッドIC24には、ライト系についてはライトアンプが設けられ、リード系についてはプリアンプが設けられている。
制御ボード14にはMPU26が設けられ、MPU26のバス28に対しRAMを用いた制御プログラムを展開し制御データを格納するメモリ30、FROMを用いたファームウェアとして機能する制御プログラムを格納した不揮発メモリ32が設けられている。
MPU26のバス28には、ホストインタフェース制御部34、バッファメモリ38を制御するバッファメモリ制御部36、フォーマット制御部としての機能を備えたハードディスクコントローラ40、ライト変調部及びリード変調部として機能するリードチャネル42、VCM駆動回路46及びSPM駆動回路48が設けられている。
リードチャネル42にはサーボ復調部44が設けられ、ディスク媒体の記録面のトラック方向に一定間隔で記録しているサーボ情報の読取信号からヘッド位置信号を復調し、またヘッド位置信号の時間変化からヘッド移動速度を復調する。
MPU26にはプログラム制御により実現される機能としてシーク制御部50が設けられ、シーク制御部50は移動制御部52、位置制御部54及びサーボコントローラ56で構成されている。
移動制御部52はVCM18によるヘッドアクチュエータの駆動によりヘッド22−1,22−2を磁気ディスク媒体20上の目標トラックに向けて移動制御する。位置制御部54は、移動中のヘッド22−1,22−2が目標トラックに達した際に、トラックセンタに対するヘッド位置との偏差を無くすように比例積分演算によるVCM18の駆動でヘッドアクチュエータを位置制御する。
サーボコントローラ56は移動制御部52からの速度偏差または位置制御部54からの位置偏差に応じた信号を入力して比例積分演算し、出力信号をVCM駆動回路46で電流信号に変換し、VCM18に駆動電流を流して速度制御又は位置制御を行う。
本実施形態では、移動制御部52と位置制御部54で必要とする比例積分演算を、サーボコントローラ56で共通に行っている。
サーボコントローラ56の位置制御の際の比例積分制御については、ヘッド位置が目標トラックに到達して位置制御を開始した時点で積分ゲインを上げており、位置制御から所定の保持時間のあいだ積分ゲインを上げた状態で位置制御し、保持時間が経過すると、上げている積分ゲインを滑らかに元の積分ゲインに切り替えるようにしている。
ここで磁気ディスク装置10における動作を説明すると次のようになる。ホストからのライトコマンドとライトデータをホストインタフェース制御部34で受け取ると、ライトコマンドをMPU26で解読して目標トラックを認識し、シーク制御部50を動作し、ヘッドを現在位置からライトコマンドで指示された目標トラックに移動させるシーク制御をシーク制御部50により開始する。
シーク制御は図2のタイムチャートのようになる。図2(A)はヘッド移動速度、図2(B)はヘッド位置、図2(C)はヘッド位置信号、図2(D)はアクセス許可信号、更に図2(E)は制御モードを示している。
図2において、時刻t1でシーク制御を開始すると、移動制御部52が目標トラックまでのトラック残数(トラックディファレンス)に基づいて加速、定速、減速からなる目標速度プロフィールを発生し、実際に検出されるヘッド移動速度と目標速度との偏差をゼロとするように、比例積分演算を伴う速度制御が行われ、図2(A)のヘッド移動速度100に示すような速度制御が行われる。
これに伴い図2(B)のように、ヘッド位置は開始トラックから目標トラックに向けてヘッド移動軌跡102に示すように移動する。この速度制御によるヘッド移動中にあっては、図2(C)のように、ヘッド位置信号がトラックを横切るごとに一定振幅で変化する振動的な信号として得られる。また図2(D)のアクセス許可信号は、目標トラックに到達して引き込まれるまではLレベルとなって禁止状態としている。
速度制御によりヘッドが時刻t3で目標トラックに達すると、移動制御部52による速度制御が停止される。このため速度制御モード110は、時刻t1のシーク開始から時刻t3の目標トラックに到達するまでの区間となる。
本実施形態にあっては、ヘッドが時刻t3で目標トラックに到達する予め定めた所定トラック手前の時刻t2で位置制御部54を動作しており、時刻t3の目標トラックへの到達で速度制御を停止することで、時刻t3から位置制御が有効となる。
時刻t2で位置制御を動作した際に、本実施形態にあっては、位置制御の比例積分演算における積分ゲインは上げた状態としている。これによって、時刻t3で速度制御が停止して位置制御が有効になると、その時点で位置制御における積分ゲインは上げられた状態となっている。
位置制御は開始時刻t3から積分ゲインを上げ状態を所定の保持時間、継続させた後に、緩やかに元の積分ゲインに戻すゲイン制御が行われている。この時刻t3からの位置制御により、図2(C)のように、ヘッド位置信号は予め設定したトラックセンタに対し所定の振幅範囲を持つセトリングスライス106−1,106−2内に時刻t4で納まり、この時点でアクセス許可信号108がLレベルからHレベルとなり、目標トラックに対するライトコマンドに基づく書込動作を許可する。
ここで、時刻t2で位置制御を開始してから時刻t4でヘッド位置信号がセトリングスライス106−1,106−2内に納まるまでの区間はセトリングモード114となり、時刻t4以降がヘッドを目標トラックトラックセンタに追従させるフォローイングモード116の制御となる。セトリングモード114とフォローイングモード116を合わせて位置制御モード112となる。なおセトリングモード114については、実質的には時刻t3で速度制御を停止した時点からが実質的なセトリングモードとなる。
シーク制御部50によりヘッドが目標トラックに位置決めされてアクセス許可信号がHレベルとなってアクセス許可が行われると、ライトデータのコマンドで指示されたセクタに対する書込みが行われる。この書込動作は、ライトコマンドに伴って受信したライトデータがバッファメモリ38に格納されていることから、このライトデータをハードディスクコントローラ40のフォーマット制御機能で所定のデータ形式に変換すると共に、ECC処理によりECC符号を付加し、リードチャネル42におけるライト変調系でスクランブルRLL符号変換、更に書込補償を行った後、ヘッドIC24に内蔵したライトアンプを介して、選択した例えばヘッド22−1のライトヘッドから磁気ディスク媒体20に書き込む。
一方、ホストからのリードコマンドをホストインタフェース制御部34で受けた場合には、リードコマンドの解読に基づき、目標トラックにシーク制御部50によりライトコマンドの場合と同様にヘッドを移動して位置決めした後、ヘッドIC24のヘッドセレクトで選択されたリードヘッドから読み出された読出信号をプリアンプで増幅した後、リードチャネル42のリード復調系に入力し、パーシャルレスポンス最尤検出(PRML)などによりリードデータを復調し、ハードディスクコントローラ40でECC処理を行ってエラーを検出訂正した後、バッファメモリ38にバッファリングし、ホストインタフェース制御部34からリードデータをホストに転送する。
図3は図1の実施形態におけるシーク制御部50の機能構成のブロック図である。図3において、シーク制御部50は、移動制御部52、位置制御部54、サーボコントローラ56で構成されている。移動制御部52には、目標速度設定部60、ヘッド速度レジスタ62、加算部64及び補正フィルタ66が設けられている。
シーク制御の際に目標トラックまでのトラックディファレンスが目標速度設定部60に与えられ、目標速度設定部60はトラックディファレンスに応じた目標速度プロフィールを加算部64に発生する。
目標速度プロフィールは、目標トラックまでのトラックディファレンスが大きい場合には加速、定速、減速となる目標速度プロフィールを発生し、トラックディファレンスが短い場合には低速区間のない加速、減速プロフィールを発生する。なお隣接トラックにシークする1トラックシークについては、速度制御によらず、予め決められた駆動パターンを使用する。
ヘッド速度レジスタ62には、図1のリードチャネル42に設けたサーボ復調部44で復調されたヘッド位置信号の微分などで得られたヘッド速度がリアルタイムで格納されている。このため加算部64は、目標速度とヘッド速度との速度偏差を出力し、補正フィルタ66で所望の補正を行った後、補正済の速度偏差信号をサーボコントローラ56に出力する。
サーボコントローラ56には加算部68,70及びPI制御部(比例積分制御部)72が設けられている。移動速度制御部52からの速度偏差信号は加算部68,70を介してPI制御部72に入力され、偏差制御に対する比例成分の乗算と積分成分の加算によるPI演算を行って得られた制御信号を制御対象74に出力する。
制御対象74は、図1のディスクエンクロージャ12に設けたVCM18及びヘッド22−1,22−2をディスク媒体20に対し移動するヘッドアクチュエータである。制御対象74の速度制御による結果は、加算部76から検出されて加算部70にフィードバックされ、サーボコントローラ56は偏差信号と加算部76からのフィードバック信号との偏差をゼロとするようなフィード・フォワード制御を行う。
一方、位置制御部54には、目標位置設定部78、ヘッド位置レジスタ80、加算部82及び補正フィルタ84が設けられている。位置制御部54は図2(E)の制御モードに示したように、速度制御により目標トラックの所定トラック手前で動作し、目標位置設定部78としてはトラックセンタを示すゼロ位置の目標位置信号を加算部82に出力し、ヘッド位置レジスタ80に図1のリードチャネル42に設けたサーボ復調部44から得られるヘッド位置との位置偏差を取り出し、補正フィルタ84で所望の補正を行った後、位置偏差信号をサーボコントローラ56に出力している。
サーボコントローラ56にあっては、速度制御の目標トラックの所定トラック手前から加算部68で速度偏差信号と位置偏差信号を加算して加算部70からPI制御部72に入力しており、目標トラックに到達する手前部分では速度制御と位置制御が並行して行われている。ヘッドが目標トラックに到達すると、移動制御部52による速度制御が停止し、位置制御部54からの位置偏差信号のみがサーボコントローラ56に入力され、位置制御のみに切り替わる。
図4は図3のPI制御部の詳細を示したブロック図である。図4のPI制御部72にあっては、比例演算部86、遅延部88、積分演算部90及び加算部92で構成されている。更に積分演算部90に対してはゲイン制御部94が設けられ、ゲイン制御部94にはゲイン保持部96とゲイン切替部98が設けられている。
比例演算部86は、入力信号に対し比例ゲインKpを乗算して加算部92に出力する。同時に、遅延部88で遅延された1サンプル前の入力信号を対象に、積分演算部90で積分ゲインKfが乗算され、加算点92で比例演算部86からの信号に加算される。このPI制御部72における比例積分演算の伝達関数は
Kp+Kf(1+s)
となる。
ゲイン制御部94に設けたゲイン保持部96は、速度制御が停止することで位置制御が開始された時点から所定の保持時間Tの間、比例演算部90の積分ゲインを上げた状態に保持する。ここで通常時の積分ゲインをKfとすると、位置制御の開始から保持時間の間、積分ゲインはn倍のゲイン(n・Kf)に上げられる。
ゲイン切替部98は、ゲイン保持部96により積分ゲインをn倍に上げている保持時間が経過した時点で、n倍の積分ゲインKfを元の1倍の積分ゲインに滑らかに切り替えてゲイン切替えを行う。
図5は本実施形態におけるゲイン切替部98によるゲイン切替制御の説明図である。図5(A)は速度制御によりヘッドを目標トラックに移動して時刻t1で目標トラックに到達して速度制御を停止し、これに伴い、それ以前に開始している位置制御が有効となったときのヘッド位置信号104の挙動を示している。
本発明の積分ゲイン切替えの実施形態としては、例えば次の3つの切替モードがある。
(1)n倍に上げている積分ゲインを直線的に減少させて元の1倍の積分ゲインに切り替えるモード1。
(2)n倍に上げている積分ゲインを切替区間の前段で緩やかに減少し中段で急激に変化させ、更に後段で緩やかに変化させて元の1倍の積分ゲインに切り替えるモード2。
(3)n倍に上げている積分ゲインを指数関数的に減少させて元の1倍の積分ゲインに切り替えるモード3。
図5(B)はモード1の積分ゲインの切替えであり、時刻t1でn倍の積分ゲインによる位置制御を行って図5(A)のヘッド位置信号104−2のようにセトリングスライス102−1,102−2内に納め、所定の保持時間Tを経過した時刻t2で、直線120に示すように一定割合で積分ゲインをn倍から1倍に減少させる。
このモード1のゲイン切り替えにあっては、保持時間Tが経過した時点で一定の割合でn倍のゲインから1倍のゲインに積分ゲインを減少させることから、n倍の部分から減少を始める時刻t2、及び一定割合から1倍に変化する時刻t3のそれぞれのエッジ部分でのゲインの急激な変動が図5(A)のヘッド位置信号104−3のように抑えられ、ヘッド位置信号104−4のようにトラック追従精度を高めることができる。
図5(C)はモード2のゲイン切替えであり、時刻t2からt3までのゲイン切替期間を前段、中段、後段に分け、ゲイン切替えを開始する前段についてはゲインの変化率を小さくし、ゲイン切替開始時におけるゲインの大きな変動を抑えている。同様に、後段についてもゲインの変化率を小さくし、時刻t3で1倍に移行する際のゲイン変動を抑えている。一方、中段については、変化率を大きくして十分にゲインを下げている。この結果、モード2にあってはほぼS字型に近い曲線122によるゲイン切替えが滑らかに行われることになる。
図5(D)はモード3のゲイン切替えであり、指数関数曲線124に沿ってn倍の積分ゲインを1倍の積分ゲインに変化させており、時刻t2の開始時点における変化率は大きいが、その後、変化率が指数関数的に減少することで、ヘッド位置信号に現れるゲイン切替えによる振動を抑制し、更に積分ゲインを1に戻すことで、トラックフォローイング制御におけるトラックキング精度を高めるように振動振幅を抑え込むことができる。
この図5(B)〜(D)に示したモード1〜3の各積分ゲインの切替特性は、直線120、曲線122,124を時間的にサンプリングした離散データとしてメモリに保持しておくことで、所定のサンプリング周期ごとにゲイン切替えを実行して、n倍ゲインから1倍ゲインに積分ゲインを切り替えることができる。
もちろん、積分ゲインの切替えは図5のモード1〜3に限定されず、ヘッド位置信号の振幅が大きく変動することなく積分ゲインをn倍から1倍に切り替えることができるゲイン切替えであれば、適宜のゲイン切替えのプロフィールを用いることができる。
次に、位置制御を開始した時点で積分ゲインを上げた状態に保持する保持時間について説明する。
図5の位置制御における時刻t1〜t2の積分ゲインをn倍に上げている保持時間Tは、磁気ディスク装置の使用温度によって最適化することができる。この積分ゲインを上げている保持時間Tは、そのときの温度でのヘッドアクチュエータの機械的なバイアス特性に依存している。
ヘッドアクチュエータの機械的なバイアス特性に対し、ヘッドアクチュエータをディスク媒体の各トラック位置に移動したときの機械的なバイアスを打ち消すため、ディスク装置のキャリブレーションにおいてヘッドをインナーからアウターに移動した際の各トラック位置でヘッドを保持するためのバイアス電流を測定し、このバイアス電流を制御テーブルに格納して、シーク制御やヘッドフォローイング制御に使用している。
図6は常温におけるヘッドアクチュエータのバイアス電流のシーク位置に対する測定結果である。バイアス電流はシーク位置によって変化すると同時に、ヘッドアクチュエータをアウターからインナー方向に移動するフォワード方向、逆にインナーからアウター方向に移動するリバース方向において、同じシリンダ位置でもバイアス電流が異なるヒステリシスを持っている。
バイアス電流は、フォワード方向については実線で示すフォワード方向バイアス電流特性126−1となり、リバース方向については破線で示すリバース方向バイアス電流特性128−1となる。
このヒステリシスを持ったフォワード方向バイアス電流特性126−1とリバース方向バイアス電流特性128−1につき、例えばシリンダ位置Xのバイアス電流を見ると、フォワード方向はバイアス電流I1と大きく、リバース方向はバイアス電流I2と小さく、バイアス電流差ΔI1を生じている。
図7は高温時のシーク位置に対するバイアス電流の測定結果であり、高温時には実線のフォワード方向バイアス電流特性126−2に対し破線のリバース方向バイアス電流特性128−2が、ヘッドアクチュエータの機械的なばらつきにもよるが常温と比較して小さくなる傾向にある。即ち、図6と同じXシリンダにおけるフォワード方向バイアス電流I1とリバース方向バイアス電流I2のバイアス電流差ΔI2は、図6の常温のバイアス電流差ΔI1に比べ小さくなる。
図8は低温時のシーク時に対するフォワード方向バイアス電流特性126−3とリバース方向バイアス電流特性128−3であり、図6の常温時と同じシリンダXにおけるフォワード方向バイアス電流にI1とリバース方向バイアス電流I2のバイアス電流差ΔI3は、図6の常温時と比べ大きくなる傾向にある。
このようなヘッドアクチュエータにおけるフォワード方向とリバース方向のバイアス電流差ΔIにつき、バイアス電流差ΔIが大きいほど積分ゲインをn倍としている保持時間Tを延ばす必要があることが実験的に確認されている。したがって、低温時には積分ゲインをn倍とする保持時間Tを延ばし、常温または高温時には積分ゲインをn倍とする保持時間Tを短く設定することにより、温度条件によって積分ゲインを上げている保持時間の最適化を図ることができる。
このような図6〜図8に示したバイアス電流のキャリブレーションの結果から、例えば図9のようなバイアス電流差ΔIをパラメータとした温度に対する保持時間Tを最適化するための特性グラフを求めることができる。図9の特性130−1はバイアス電流差ΔI=20ミリアンペアの場合であり、特性130−2はバイアス電流差ΔI=10ミリアンペアの場合であり、更に特性130−3はバイアス電流差ΔI=40ミリアンペアの場合である。
図9の特性グラフは、本実施形態にあっては図1の不揮発メモリ32に制御テーブル58として格納されている。
図10は図9の特性グラフに基づいて作成した制御テーブル58の説明図であり、バイアス電流差132としてΔ=10ミリアンペア、20ミリアンペア、40ミリアンペアのそれぞれにつき、温度134として装置使用温度範囲の各温度を0℃、25℃、60℃とし、それぞれの保持時間T11〜T33を格納している。
図9の特性グラフを使用した積分ゲインを上げている保持時間Tの決定は、例えば磁気ディスク装置の起動時の初期化処理において、ヘッドアクチュエータをフォワード方向に移動した際とリバース方向に移動した際の特定の測定トラックXにおけるバイアス電流を検出して、そのバイアス電流差ΔIを求め、例えばバイアス電流差ΔIが20ミリアンペアであれば図9の特性130−1を選択し、特性130−1につき、そのときの検出温度例えば25℃に対応した保持時間TとしてT=2msを決定する。
更に装置の動作中にあっては、所定値を超える温度変動を検出した際に、起動時と同様にフォワード方向とリバース方向のバイアス電流差を検出して図9の特性の選択をやり直し、新たに選択した特性につき、そのときの温度に対応した保持時間Tを決定するようにする。なお図9にあっては、バイアス電流差ΔI=10ミリアンペア、20ミリアンペア、40ミリアンペアの3つの特性しか得ていないことから、その間の特性については、隣接する2つの特性の補間計算により求めた特性を使用すればよい。
この点は図10の制御テーブルを使用した場合も同様であり、バイアス電流差ΔIの10ミリアンペアを下限、バイアス電流差ΔIの40ミリアンペアを上限とした場合、それ以外については補間計算により各温度における保持時間を求めればよい。また温度134についても0℃、25℃、60℃の3点しか取っていないことから、その間については補間計算による温度に対応した保持時間を計算して使用すればよい。もちろん最初から、ある程度の分解能を持ったバイアス電流差、温度に対応した保持時間を制御テーブル58として作成しておいてもよい。
図11は図1の実施形態によるシーク制御のフローチャートである。図11において、磁気ディスク装置10の電源を投入すると、ステップS1で所定の初期化処理が行われ、初期化処理の1つとして、ステップS2で位置制御に使用する積分ゲインを上げている保持時間の設定処理が実行される。
続いてステップS3でホストからのコマンド受信の有無をチェックしており、コマンド受信がなければ、ステップS14で所定温度を超える温度変化があるか否かチェックしており、もし所定値を超える温度変化があった場合にはステップS2に戻り、積分ゲインを上げている保持時間の設定処理をやり直す。
ステップS3でコマンドを受信すると、ステップS4で目標トラックまでのトラック残数に応じた速度制御を移動制御部52が行い、ステップS5でトラック残数が所定値以下に達すると、ステップS6で位置制御部54が動作し、n倍の積分ゲインを設定したPI制御による位置制御が開始される。
続いてステップS7で目標トラックへの到達を判別すると、ステップS8で移動制御部52による速度制御を停止し、位置制御を有効とするセトリング制御に移行する。この位置制御が行われるセトリング中にあっては、ステップS9で位置制御の開始からの経過時間を計測し、n倍の積分ゲインの保持時間が経過したか否か判定している。この場合の保持時間はステップS2で設定された時間である。
保持時間が経過するとステップS10に進み、n倍の積分ゲインを1倍の積分ゲインに切り替えるゲイン切替処理を実行する。このゲイン切替えは図5の(B)〜(D)に示したいずれかのゲイン切替えとする。続いてステップS11でヘッド位置がセトリングスライス以下となったか否かチェックしており、セトリングスライス以下に納まった場合には、ステップS12でアクセス許可信号が出力されることでシーク終了を認識し、ステップS3で受信したコマンドに基づくライト動作またはリード動作を実行する。このような処理をステップS13で停止指示があるまで繰り返す。
図12は図11のステップS2の積分ゲイン保持時間設定処理の詳細を示したフローチャートである。この保持時間設定処理にあっては、ステップS1でヘッドアクチュエータをフォワード方向にシークして測定トラックXのバイアス電流I1を測定し、次にステップS2でヘッドアクチュエータをリバース方向にシークして測定トラックXのバイアス電流I2を測定し、ステップS3でバイアス電流差ΔIを算出する。
続いてステップS4でバイアス電流差ΔIに対応する温度と保持時間の特性を例えば図10の制御テーブル58から選択し、ステップS5でそのときの検出温度に対応したn倍ゲインの保持時間Tを温度と保持時間の特性から決定する。
また本実施形態において、図1の不揮発メモリ32に格納されるシーク制御部50の機能を実現するプログラムとしては、図11のフローチャート及び図12のフローチャートの内容を備えたプログラムである。
なお本実施形態にあっては、目標トラックに到達し位置制御を開始したときに積分ゲインをn倍に上げてPI演算による位置制御を行っているが、この積分ゲインを上げる倍数nは装置のキャリブレーションを通じて最適な値を決定すればよい。
また図1の実施形態にあっては、シーク制御部50の機能をMPU26のプログラム制御により実現しているが、シーク制御部50を含むサーボ制御専用のチップとして更にDSPを設け、このDSPにシーク制御部50の機能を持たせるようにしてもよい。
また本実施形態にあっては、サーボコントローラとして移動制御部52と位置制御部54の両方を共用する2自由度の制御系を例に取るものであったが、移動制御部と位置制御部につき個別にサーボコントローラを設け、2つのサーボコントローラの結果を同じ制御対象となるVCMに出力する制御系としてもよい。
また本実施形態は記憶装置として磁気ディスク装置を例に取るものであったが、ディスク媒体上のトラックに対しヘッドをアクチュエータの駆動で移動して位置決めする構造の記憶装置であれば、適宜の記憶装置にそのまま適用することができる。
また本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
ここで本発明の特徴をまとめて列挙すると次の付記のようになる。
(付記)

(付記1)
ヘッドアクチュエータの駆動によりヘッドを媒体上の目標トラックに向けて移動制御する移動制御部と、
移動中のヘッドが目標トラックに達した際に、トラックセンタに対するヘッド位置との偏差を無くすように前記ヘッドアクチュエータを比例積分演算により位置制御する位置制御部と、
前記位置制御部の制御開始から所定の保持時間の間、前記比例積分演算の積分ゲインを上げた状態に保持するゲイン保持部と、
前記保持時間が経過した時点で、前記上げている積分ゲインを滑らかに元の積分ゲインに切り替えるゲイン切替部と、
を設けたことを特徴とする記憶装置。(1)
(付記2)
付記1記載の記憶装置に於いて、前記ゲイン切替部、前記上げている積分ゲインを直線的に減少させて元の積分ゲインに切替えることを特徴とする記憶装置。
(付記3)
付記1記載の記憶装置に於いて、前記ゲイン切替部部は、前記上げている積分ゲインを、切替区間の前段で緩やかに減少させ、中段で急激に変化させ、更に後段で緩やかに変化させて元の積分ゲインに切替えることを特徴とすることを特徴とする記憶装置。
(付記4)
付記1記載の記憶装置に於いて、前記ゲイン切替部部は、前記上げている積分ゲインを指数関数的に減少させて元の積分ゲインに切替えることを特徴とすることを特徴とする記憶装置。(2)
(付記5)
付記1記載の記憶装置に於いて、前記ゲイン保持部は、温度を検出し、検出した温度に応じて前記上げている積分ゲインの保持時間を決定することを特徴とする記憶装置。(3)
(付記6)
付記1記載の記憶装置に於いて、前記ゲイン保持部は、前記保持時間を温度が低いほど長く、温度が高くなるほど短くなるように決定することを特徴とする記憶装置。
(付記7)
付記1記載の記憶装置に於いて、前記ゲイン保持部は、装置の使用温度範囲の各温度に対応して保持時間を格納した制御テーブルを有し、装置の起動時又は装置使用中に所定値を超える温度変動を検出した時に、前記制御テーブルから検出温度に対応した保持時間を取得して設定することを特徴とする記憶装置。
(付記8)
付記1記載の記憶装置に於いて、
前記制御テーブルは、前記ヘッドアクチュエータをフォワード方向に駆動した際のバイアス電流とリバース方向に駆動した際のバイアス電流とのバイアス電流差をパラメータとして前記使用温度範囲の各温度に対する保持時間の特性を格納し、
前記ゲイン保持部は、装置起動時又は装置使用中に所定値を超える温度変動を検出した時に、前記バイアス電流差を測定し、測定したバイアス電流差をパラメータとする前記使用温度範囲の各温度に対する保持時間の特性を選択して使用することを特徴とする記憶装置。
(付記9)
付記1記載の記憶装置に於いて、
前記移動制御部は、ヘッドが現在位置するトラックから目標トラックまでのトラック残数に応じて前記ヘッドアクチュエータを速度制御し、前記目標トラックへの到達で速度制御を停止し、
前記位置制御部は、前記速度制御により目標トラックに対するトラック残数が所定値に低下した際に、積分ゲインを上げた状態とした比例積分演算による位置制御を開始することを特徴とする記憶装置。
(付記10)
記憶装置のシーク制御方法に於いて、
ヘッドアクチュエータの駆動によりヘッドを媒体上の目標トラックに向けて移動制御する移動制御ステップと、
移動中のヘッドが目標トラックに達した際に、トラックセンタに対するヘッド位置との偏差を無くすように前記ヘッドアクチュエータを比例積分演算により位置制御する位置制御ステップと、
前記位置制御ステップの位置制御の開始から所定の保持時間の間、前記比例積分演算の積分ゲインを上げた状態に保持するゲイン保持ステップと、
前記保持時間が経過した時点で、前記上げている積分ゲインを滑らかに元の積分ゲインに切り替えるゲイン切替ステップと、
を設けたことを特徴とする記憶装置のシーク制御方法。(5)
(付記11)
付記10記載の記憶装置のシーク制御方法に於いて、前記ゲイン切替ステップは、前記上げている積分ゲインを直線的に減少させて元の積分ゲインに切替えることを特徴とすることを特徴とする記憶装置のシーク制御方法。
(付記12)
付記10記載の記憶装置のシーク制御方法に於いて、前記ゲイン切替ステップは、前記上げている積分ゲインを、切替区間の前段で緩やかに減少させ、中段で急激に減少させ、更に後段で緩やかに減少させて元の積分ゲインに切替えることを特徴とすることを特徴とする記憶装置のシーク制御方法。
(付記13)
付記10記載の記憶装置のシーク制御方法に於いて、前記ゲイン切替ステップは、前記上げている積分ゲインを指数関数的に減少させて元の積分ゲインに切替えることを特徴とすることを特徴とする記憶装置のシーク制御方法。
(付記14)
付記10記載の記憶装置のシーク制御方法に於いて、前記ゲイン保持ステップは、温度を検出し、検出した温度に応じて前記上げている積分ゲインの保持時間を決定することを特徴とする記憶装置のシーク制御方法。
(付記15)
付記10記載の記憶装置のシーク制御方法に於いて、前記ゲイン保持ステップは、前記保持時間を温度が低いほど長く、温度が高くなるほど短くなるように決定することを特徴とする記憶装置のシーク制御方法。
(付記16)
付記10記載の記憶装置のシーク制御方法に於いて、前記ゲイン保持ステップは、装置の使用温度範囲の各温度に対応して保持時間を格納した制御テーブルを有し、装置の起動時又は装置使用中に所定値を超える温度変動を検出した時に、前記制御テーブルから検出温度に対応した保持時間を取得して設定することを特徴とする記憶装置のシーク制御方法。
(付記17)
付記10記載の記憶装置のシーク制御方法に於いて、
前記制御テーブルは、前記ヘッドアクチュエータをフォワード方向に駆動した際のバイアス電流とリバース方向に駆動した際のバイアス電流とのバイアス電流差をパラメータとして前記使用温度範囲の各温度に対する保持時間の特性を格納し、
前記ゲイン保持ステップは、装置起動時又は装置使用中に所定値を超える温度変動を検出した時に、前記バイアス電流差を測定し、測定したバイアス電流差をパラメータとする前記使用温度範囲の各温度に対する保持時間の特性を選択して使用することを特徴とする記憶装置のシーク制御方法。
(付記18)
付記10記載の記憶装置のシーク制御方法に於いて、
前記移動制御ステップは、ヘッドが現在位置するトラックから目標トラックまでのトラック残数に応じて前記ヘッドアクチュエータを速度制御し、前記目標トラックへの到達で速度制御を停止し、
前記位置制御ステップは、前記速度制御により目標トラックに対するトラック残数が所定値に低下した際に、積分ゲインを上げた状態とした比例積分演算による位置制御を開始することを特徴とする記憶装置のシーク制御方法。
(付記19)
記憶装置のコンピュータに、
ヘッドアクチュエータの駆動によりヘッドを媒体上の目標トラックに向けて移動制御する移動制御ステップと、
移動中のヘッドが目標トラックに達した際に、トラックセンタに対するヘッド位置との偏差を無くすように前記ヘッドアクチュエータを比例積分演算により位置制御する位置制御ステップと、
前記位置制御ステップの位置制御の開始から所定の保持時間の間、前記比例積分演算の積分ゲインを上げた状態に保持するゲイン保持ステップと、
前記保持時間が経過した時点で、前記上げている積分ゲインを滑らかに元の積分ゲインに切り替えるゲイン切替ステップと、
を実行させるを特徴とするシーク制御プログラム。(5)
(付記20)
付記19記載のシーク制御プログラムに於いて、前記ゲイン切替ステップは前記コンピュータに、
前記上げている積分ゲインを直線的に減少させて元の積分ゲインとする切替え、
前記上げている積分ゲインを、切替区間の前段で緩やかに減少させ、中段で急激に減少させ、更に後段で緩やかに減少させて元の積分ゲインとする切替え、又は、
前記上げている積分ゲインを指数関数的に減少させて元の積分ゲインとする切替え、
を実行させることを特徴とすることを特徴とするシーク制御プログラム。
本発明による磁気ディスク装置の実施形態を示したブロック図 図1の実施形態によるシーク制御のタイムチャート 図1の実施形態におけるシーク制御の機能構成のブロック図 図3のPI制御部の詳細を示したブロック図 本実施形態における積分ゲイン切替え制御の説明図 室温環境で測定したヘッドアクチュエータのバイアス電流測定結果の説明図 高温環境で測定したヘッドアクチュエータのバイアス電流測定結果の説明図 低温環境で測定したヘッドアクチュエータのバイアス電流測定結果の説明図 バイアス電流差をパラメータとした温度と積分ゲインを上げている保持時間の関係を示した特性図 図1の実施形態に設けた制御テーブルの説明図 図1の実施形態によるシーク制御のフローチャート 図11のステップS2の積分ゲインを上げている保持時間の設定処理の詳細を示したフローチャート 従来の位置制御によるセトリングスライス内に納まるまでのヘッド位置信号の挙動をアクセス許可信号と共に示したタイムチャート 位置制御の積分ゲインを1とした場合のヘッド位置信号の挙動をアクセス許可信号と共に示したタイムチャート 位置制御の積分ゲインをn倍した場合のヘッド位置信号の挙動をアクセス許可信号と共に示したタイムチャート 位置制御の積分ゲインを1とした場合のトラック追従制御におけるヘッド位置信号の挙動をアクセス許可信号と共に示したタイムチャート 位置制御の積分ゲインをn倍した後にトラック追従制御中に積分ゲインを1に切替えた場合のヘッド位置信号の挙動をアクセス許可信号と共に示したタイムチャート
符号の説明
10:磁気ディスク装置
12:ディスクエンクロージャ
14:制御ボード
16:スピンドルモータ(SPM)
18:ボイスコイルモータ(VCM)
20:磁気ディスク媒体
22−1,22−2:ヘッド
24:ヘッドIC
26:MPU
28:バス
30:メモリ
32:不揮発メモリ
34:ホストインタフェース制御部
36:バッファメモリ制御部
38:バッファメモリ
40:ハードディスクコントローラ
42:リードチャネル
44:サーボ復調部
46:VCM回路
48:SPM駆動回路
50:シーク制御部
52:移動制御部
54:位置制御部
56:サーボコントローラ
58:制御テーブル
60:目標速度設定部
62:ヘッド速度レジスタ
64,68,70,76,82,92:加算部
66,84:補正フィルタ
72:PI制御部
74:制御対象
78:目標位置設定部
80:ヘッド位置レジスタ
86:比例演算部
88:遅延部
90:積分演算部
94:ゲイン制御部
96:ゲイン保持部
98:ゲイン切替部

Claims (4)

  1. ヘッドアクチュエータの駆動によりヘッドを媒体上の目標トラックに向けて移動制御する移動制御部と、
    移動中のヘッドが目標トラックに達した際に、トラックセンタに対するヘッド位置との偏差を無くすように前記ヘッドアクチュエータを比例積分演算により位置制御する位置制御部と、
    前記位置制御部の制御開始から所定の保持時間の間、前記比例積分演算の積分ゲインを上げた状態に保持するゲイン保持部と、
    前記保持時間が経過した時点で、前記上げている積分ゲインを滑らかに元の積分ゲインに切り替えるゲイン切替部と、
    を設け、
    前記ゲイン保持部は、温度を検出し、検出した温度に応じて前記上げている積分ゲインの保持時間を決定することを特徴とする記憶装置。
  2. 請求項1記載の記憶装置に於いて、前記ゲイン切替部は、前記上げている積分ゲインを指数関数的に減少させて元の積分ゲインに切替えることを特徴とする記憶装置。
  3. 記憶装置のシーク制御方法に於いて、
    ヘッドアクチュエータの駆動によりヘッドを媒体上の目標トラックに向けて移動制御する移動制御ステップと、
    移動中のヘッドが目標トラックに達した際に、トラックセンタに対するヘッド位置との偏差を無くすように前記ヘッドアクチュエータを比例積分演算により位置制御する位置制御ステップと、
    前記位置制御ステップの位置制御の開始から所定の保持時間の間、前記比例積分演算の積分ゲインを上げた状態に保持するゲイン保持ステップと、
    前記保持時間が経過した時点で、前記上げている積分ゲインを滑らかに元の積分ゲインに切り替えるゲイン切替ステップと、
    を設け、
    前記ゲイン保持ステップは、温度を検出し、検出した温度に応じて前記上げている積分ゲインの保持時間を決定することを特徴とする記憶装置のシーク制御方法。
  4. 記憶装置のコンピュータに、
    ヘッドアクチュエータの駆動によりヘッドを媒体上の目標トラックに向けて移動制御する移動制御ステップと、
    移動中のヘッドが目標トラックに達した際に、トラックセンタに対するヘッド位置との偏差を無くすように前記ヘッドアクチュエータを比例積分演算により位置制御する位置制御ステップと、
    前記位置制御ステップの位置制御の開始から所定の保持時間の間、前記比例積分演算の積分ゲインを上げた状態に保持するゲイン保持ステップと、
    前記保持時間が経過した時点で、前記上げている積分ゲインを滑らかに元の積分ゲインに切り替えるゲイン切替ステップと、
    を実行させ、
    前記ゲイン保持ステップは、温度を検出し、検出した温度に応じて前記上げている積分ゲインの保持時間を決定することを特徴とするシーク制御プログラム。
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