JP4364453B2 - 縦型混練装置 - Google Patents

縦型混練装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4364453B2
JP4364453B2 JP2001151518A JP2001151518A JP4364453B2 JP 4364453 B2 JP4364453 B2 JP 4364453B2 JP 2001151518 A JP2001151518 A JP 2001151518A JP 2001151518 A JP2001151518 A JP 2001151518A JP 4364453 B2 JP4364453 B2 JP 4364453B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
kneaded
main body
inlet
kneading
outlet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2001151518A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002001078A (ja
Inventor
又兵衞 前田
一宇 山田
明 内田
雅章 宮田
慎一 井川
和弘 小嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maeda Corp
Original Assignee
Maeda Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maeda Corp filed Critical Maeda Corp
Priority to JP2001151518A priority Critical patent/JP4364453B2/ja
Publication of JP2002001078A publication Critical patent/JP2002001078A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4364453B2 publication Critical patent/JP4364453B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Accessories For Mixers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、流動性のある被混練材料を、その自重を利用して断面形状の変化した変形通路内を通すことによって混練する縦型混練装置の技術に関し、特に、被混練材料自体の断面形状を変化させながら、被混練材料自体に圧縮力、せん断力を作用させ、合流と分割を繰り返すことによって混練する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
モルタルやコンクリート、土質材料、その他の混練を必要とする材料は、混練するほど好ましい性状あるいは良好な性質や物性を示すことが多く、したがって、そのような被混練材料の場合には、予め十分な混練作業を必要とする。
【0003】
ところで、従来の混練方法について着目してみると、その混練方式によって腕型、カイ型、ロール型等のミキサー(混練装置)があり、これらは機械的に行うため、いずれも多量の材料を混練するのに適している。
【0004】
しかし、こうした従来の混練装置では、その混練する材料によっては確かに有効ではあるが、混練に要するエネルギーや時間の観点から検討した場合、あまり効率的でないことが知られている。
【0005】
例えば、赤尾洋二、新藤久和、アンへル・エルナンの研究報告である「混合システムの合成とその最適層形成」{粉体工学会誌Vol.19、No.11(1982)}には、最も早く完全混合状態に到達するような供給層(最適層)は、移動混合の基本モデルの折り重ね操作により得られる層状混合物、すなわち、圧縮して二分し、半分を上積みするという操作を繰り返して得られる層状混合物に対応していると記載されている。
【0006】
その点、昔から行われている手法、例えば、手打ちうどんや手打ちそばなどのように、練り材料を圧縮して引き延ばし、それを折り返して積み重ね、さらに圧縮して引き延ばすという混練方法はきわめて効率的であることが理解できる。仮に、その折り返しと圧縮の工程を30回行うとしたら、2の30乗=10億回前後も混練したことに相当する。ここで、もし、圧縮する前に3層あるいは4層にした状態で圧縮する混練方法を行うとしたら、上記の例では2の30乗に対応する数値が3の30乗あるいは4の30乗となり、さらに効率がよくなることが想定できる。
【0007】
一方、前述のように、腕型、カイ型、ロール型等の従来から多用されているミキサー(混練装置)の場合、いずれも機械的に可動する部分が多いため、その分、摩耗や損傷も発生しやすい。さらに、装置自体も比較的高価になる。こうした点は、特に、被混練材料が例えばモルタルやコンクリ―トなどのように、細骨材や粗骨材等の粒子を含む場合に顕著である。
【0008】
そこで、本出願人は、こうした問題点を考慮した技術として、特開平9−253467号公報に記載の混練方法及び混練装置の発明を既に提案した。これは、流動性のある被混練材料を、断面形状の変化した複数の変形通路内を通すことによって混練する技術である。
【0009】
即ち、図14に示すように、変形通路1、2の断面形状を入口から出口に向かって連続的に変化させた装置本体30を用い、各変形通路1、2の入口から被混練材料を加圧して送り込むことによって、被混練材料を層状に重ね、その材料に圧縮力と剪断力を作用させ、その作用力で材料を圧延し、重ね、再度その材料に圧縮力と剪断力を作用させ、圧延、重ねを繰り返すことにより材料を練り混ぜる技術である。
【0010】
ここで用いる装置本体は、変形通路1、2の方向に直列に接続される複数個のエレメント31、31からなり、各エレメント31は並べて配置した複数の変形通路1、2を備え、それら各変形通路1、2の入口がエレメント31の一端側に、出口がエレメント31の他端側にあり、互いに隣り合う一方のエレメント31の出口に対して他方のエレメント31の入口が交差する形態で接続されていて、その接続部分で被混練材料の合流と分割を行う構成としている。この合流と分割は変形通路1、2間の仕切り3、4により行われる。
【0011】
エレメント31をn個接続することで、被混練材料は出口においては2のn乗に相当する層となり、上述したような混練効率が得られる。エレメント31どうしの接続は、各エレメントの端部に設けたボルト孔f1付のフランジFを利用して接続される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
このような混練技術を採用した場合、被混練材料自体の断面形状を変化させながら、圧縮力と剪断力を作用させて効率的に混練することができ、また、被混練材料の合流工程と分割工程を繰り返して混練することによって、混練のための効率化を大きく図ることができ、しかも、直接的な可動部分をなくして摩耗や損傷防止も併せて図ることができるという利点が得られる。
【0013】
本出願の発明者等は、この混練技術のさらなる向上を図るために鋭意研究した結果、以下の(1)、(2)の点において、さらに解決すべき課題が残されていることを見い出した。
(1) 被混練材料を加圧して送り込む混練方法では、極めて良好な結果が得られるものの、被混合材料の自重を利用して混合する考え方、即ち、図15(a)に示すように、装置本体30を縦に配置し、被混合材料を自重により落下させて混合する方法を採用した場合、特に混合効率の点で問題が生じる。それは、被混合材料としてコンクリート用材料や土質材料等を投入すると、装置本体30内を通過する際に、投入材料は各エレメント31の変形通路1、2を上から下へ連続的に通過していくうちに、合流と分割を繰り返して練り混ぜられる。しかし、図15(b)〜(e)に示す通り、+、−領域部分を通過する材料は、エレメントの構造上、どうしてもこの部分をストレートに抜けてしまう現象が生じる。そのため、図15(f)に示すように、混合後の材料Cは+、−部分に集中して二つに山積みされ更に、大径材料は山の裾部分に転出する現象が発生する傾向にあった。
【0014】
(2) こうした現象は、コンクリートを混練する場合にもほぼ同様に生じることが判った。即ち、単に縦型配置としただけでは、被混練材料に圧縮力と剪断力を作用させて効率よく混練するためには十分でないことが判った。したがって、このように自重利用の縦型配置とする場合には混練効率をさらに向上させ得る余地が残されていた。
【0015】
(3) 混練効率や混練度を上げるには、エレメントを多数接続することで解決できるが、エレメントの接続数に比例して装置本体の長さ(高さ)が大きくなってしまうことである。そのため、装置本体の高さを可能な限り低く抑え、しかも同等以上の混練効率が得られる対策が必要である。
【0016】
本発明は、以上のような点を考慮してなされたもので、自重を利用した縦型仕様とする場合の混練効率の向上を図り、しかも高さも充分に抑えることができる縦型混練装置を提供することを課題とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は縦型混練装置であり、前述の技術的課題を解決するため以下のように構成されている。すなわち、本発明は、流動性のある被混練材料をその自重を利用して2つの変形通路内を流下させることにより、被混練材料に圧縮力とせん断力を作用させて混練する縦型混練装置であって、2つの変形通路を有する装置本体と、その装置本体の上部に連結され、装置本体に供給すべき被混練材料を貯留可能なホッパーと、装置本体の下部に装備され、装置本体から排出される混練済み材料の排出量調整機能を持つゲートと、そのゲートの開閉装置とを備え、装置本体が、X方向に長い長方形状の2つの入口部が左右に並んで入口端を形成し、X方向に直交するY方向に長い長方形状の2つの出口部が上下に並んで出口端を形成し、さらに各入口部と各出口部とを、断面形状が長方形から正方形を介し再び長方形に連続的に変化する2つの変形通路でそれぞれ連通してなる2つのエレメントを直列に接続して構成される1組みを少なくとも備えて構成され、この1組を構成する2つのエレメントの一方では、左側の前記入口部が上側の出口部に、また右側の入口部が下側の出口部にそれぞれ各変形通路により連通されているとすると、他方のエレメントでは、一方のエレメントの各入口部と各出口部との連通態様とは異にして左側の入口部が下側の出口部に、また右側の入口部が上側の出口部にそれぞれ各変形通路により連通されていることを特徴とする。
【0018】
<本発明における具体的構成>
本発明の縦型混練装置は、前述した必須の構成要素からなるが、その構成要素が具体的に以下のような場合であっても成立する。その具体的構成要素とは、前記ゲートの開閉装置が、ホッパー内における被混練材料の貯留量を検出する第1検出手段を備え、その第1検出手段の出力に基づいてゲートの開閉又は開度調整を行うことを特徴とする。
【0019】
また、本発明の縦型混練装置では、被混練材料をホッパーへ供給する材料供給手段と、ホッパー内における被混練材料のレベルを検出する第2検出手段とを備え、その第2検出手段の出力に基づいて材料供給手段の供給制御を行うことを特徴とする。
【0020】
更に、本発明の縦型混練装置では、ゲートの開閉装置は、被混練材料が装置本体内に充満している状態において開状態を保持する構成としてあることを特徴とする。この場合、ゲートの開閉装置を、装置本体の排出口に接続された弾力性を持つ筒状のチューブと、そのチューブを外側から挟み付けて閉塞させる一対の挟み部材と、その両挟み部材を互いに接近及び離間させる方向に相対移動させる開閉用シリンダとから構成することができる。
【0021】
更にまた、本発明の縦型混練装置では、ゲートの開閉装置を、装置本体の排出口に接続された弾力性をもつ筒状のチューブと、そのチューブを外側から挟み付けて閉塞させる一対の挟み部材と、その両挟み部材を互いに接近させる方向に付勢するウエイトとから構成することもでき、その場合、そのウエイトは、被混練材料が装置本体内に充満している状態においてチューブの閉塞状態が解除される重量に設定することが好ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の縦型混練装置を図に示される好適な実施の形態について更に詳細に説明する。
【0023】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る縦型混練装置の要部を示す正面図であり、図2はその動作説明図である。図3は装置本体の構造を示す図で、種類の異なる2つのエレメントを接続した状態の斜視図である。図4は2つのエレメントを接続した状態における被混練材料の断面の変化態様をモデル図的に示す工程図である。図5及び図6は異種のエレメントの変形通路の状態をそれぞれ示す平面図である。
【0024】
まず、図1に示す縦型混練装置の概略構成について説明すると、この例では、縦型配置とした装置本体20と、その装置本体20の上部に連結されたホッパーHと、ホッパーHに対して被混練材料を供給するためのベルトコンベアを用いた材料供給手段Kと、装置本体20の下部に連結されたゲートGとを備える。ゲートGは、そのゲート用の開閉装置10を備え、装置本体20から排出される混練済み材料の排出量調整機能を持つ構成としている。
【0025】
次いで、これらの詳細について説明する。ホッパーHは、装置本体20内を流下させるべき被混練材料を大量に貯留しておくことができる大きさを備えている。その理由は、ホッパーH内の被混練材料の重量を利用して、装置本体20内を流下する被混練材料に圧力をかけて流下させることができるようにするためである。この点を考慮し、ホッパーHは装置本体20の上部に直接接続している。
【0026】
ホッパーHと装置本体20との接続構造については、図1では特別に示していないが、相互に設けるフランジを利用する方法や溶接方法など、既存の接続方法を採用することができる。
【0027】
ホッパーHには、混練時においては常に一定量の被混練材料が貯留されている必要があるので、レベルセンサーからなる第1検出手段11と第2検出手段12とを装備している。第1検出手段11は、ホッパーH内の被混練材料の貯留量を検出するためのものであり、その検出信号を制御盤13を経由してゲートGの開閉装置10に出力し、ゲートGの開度調整を行うように構成している。
【0028】
第2検出手段12は、ベルトコンベアを用いた材料供給手段Kから供給される被混練材料がホッパーHからオーバーフローするのを制御するためのもので、ホッパーH内において所定の貯留量に達した場合に、その第1検出手段12による検出信号を材料供給手段Kの制御系(図示せず)に出力し、材料供給ストップもしくは供給量を減らすことができるように構成している。
【0029】
ゲートGは、被混練材料が装置本体20内に充満した状態を保持しつつ、混練済みの材料を排出させるためのもので、そのための開閉装置10を備えている。即ち、この開閉装置10は、被混練材料が装置本体20内に充満している状態において開状態を保持する構成としている。
【0030】
開閉装置10の具体的構成については、装置本体20の排出口201に接続された弾力性を持つ筒状のチューブ101と、そのチューブ101を外側から挟み付けて閉塞させる一対の挟み部材102、102と、その両挟み部材を互いに接近及び離間させる方向に相対移動させる開閉用シリンダ103、103とを備えている。
【0031】
両挟み部材102、102は、リンク104、104の下端にそれぞれ設けられて支持されている。リンク104、104の上端は、排出口201を構成する口金部材に対しピン105、105をそれぞれ介してヒンジ結合されている。そして、リンク104、104に対してシリンダ103のロッド106の先端部がピン結合されている。これにより両挟み部材102、102は互いに接近及び離間する方向にのみ縦回動可能に構成されている。
【0032】
チューブ101は、合成ゴム等の弾力性及び可撓性のある素材にて形成されている。チューブ101は、通常、その弾性力によって円形あるいは楕円形の筒状を保持している。しかし、図2に示すように、シリンダ103、103を作動させ、両挟み部材102、102を互いに接近する方向に移動させることによって、チューブ101はその両挟み部材102、102にて扁平に押しつぶされ、閉塞されるように設計してある。このチューブ101の内径、即ち下端開口の大きさは、装置本体20の排出口201よりも小さく設定している。この理由は動作説明の欄で明らかになるように、被混練材料を装置本体20内に充満させた状態で流下させるためのものである。
【0033】
装置本体20は、基本的には2種類のエレメント21A、21Bを計6つ交互に縦方向に接続して構成されている。図5は、説明の便宜上、この2種類のエレメント21A、21Bを接続した状態で示されている。
【0034】
各エレメント21A、21Bの具体的構成について説明すると、最初に一方の種類のエレメント21Aは、正方形をした両端部を備え、これら両端部には当該エレメントを相互に接続するためのフランジFが形成されている。
【0035】
このフランジF、Fには、複数のボルト穴f1が形成され、隣接するエレメント同士はこのボルト穴f1を利用して端部同士がボルト止めされて接続される。エレメント21Aは、同じ方向に並んで配置された2つの変形通路22、23を備えている。このエレメント21Aの一方の端部には、縦長の開口を左右に形成するように中央に仕切り壁24が設けられている。
【0036】
この縦長の左右の開口が2つの変形通路22、23の各入口部22a、23aとなる。エレメント21Aの他方の端部には、横長の開口を上下に形成するように中央に仕切り壁25が設けられている。この横長の上下の開口が2つの変形通路22、23の各出口部22b、23bとなる。すなわち、エレメント21Aの入口側端部における仕切り壁24と出口側端部における仕切り壁25とは互いに90度方向を異にして配置されている。
【0037】
従って、変形通路22、23の2つの入口部22a、23aの配列パターンは、長方形状の開口が左右に並んで形成され、また2つの出口部22b、23bの配列パターンは、長方形状の開口が上下に並んで形成されている。変形通路22、23の具体的形状について説明すると、各変形通路22、23は、その断面形状が入口部22a、23aから出口部22b、23bに向かって連続的に変化している。
【0038】
その変化の態様については、各変形通路22、23とも、任意の位置での断面積は入口部22a、23aから出口部22b、23bまで同じであり、断面の形状のみが連続的に変化している。つまり、入口部22a、23aはX方向に長い長方形であり、入口部22a、23aと出口部22b、23bの中間部においてはその断面形状が正方形となり、出口部22b、23bにおいてはX方向に対して直交するY方向に長い長方形になるように形成されている(図5参照)。そして、変形通路22、23の長さは同じである。
【0039】
従って、各変形通路22、23を通る被混練材料は、その断面形状がX方向に長い長方形から徐々に正方形に変化させられ、そこから更にY方向に長い長方形に徐々に変化させられることになる。このエレメント21Aでは、図5で見て左側に位置する入口部22aと上方に位置する出口部22bとが変形通路22で連通し、右側に位置する入口部23aと下方に位置する出口部23bとが変形通路23で連通している。
【0040】
次に、もう1つの種類のエレメント21Bは、基本的には前述したエレメント21Aと同じであるが、このエレメント21Bでは図5で見て左側に位置する入口部26aと下方に位置する出口部26bとが変形通路26で連通し、右側に位置する入口部27aと上方に位置する出口部27bとが変形通路27で連通している。すなわち、このエレメント21Bは、エレメント21Aと各変形通路の各入口部と各出口部との連通態様を異にしている。
【0041】
このような2種類のエレメント21A、21Bを交互に接続した状態を示す図が図5である。すなわち、前述した2種類のエレメント21A、21Bは、一方のエレメント21Aの出口側端部に他方のエレメント21Bの入口側端部を、フランジF同士を密着させてボルトで接続される。
【0042】
従って、2種類のエレメント21A、21Bの接続部では、一方のエレメント21Aにおける変形通路22の出口部22bが、他方のエレメント21Bにおける変形通路26の入口部26aの半分と他の変形通路27の入口部27aの半分とに連通し、また一方のエレメント21Aにおける変形通路23の出口部23bは、他方のエレメント21Bにおける変形通路26の入口部26aの残りの半分と他の変形通路27の入口部27aの残りの半分とに連通することになる。
【0043】
そのため、一方のエレメント21Aにおける各変形通路22、23を通過した被混練材料の半分づつが、他方のエレメント21Bのそれぞれの変形通路26、27内に入ることにより実質的に合流することになり、しかし1つの変形通路を通った被混練材料についてみると2つのエレメントの接続部で半分づつに分割されることになる。
【0044】
従って、2つのエレメント21A、21Bの接続部である出口側端部と入口側端部とに形成されている各変形通路の各出口部と各入口部とが被混練材料の合流分割手段を構成することになる。このようなエレメント21A、21Bを図1に示されるように交互に直列に接続すれば、それぞれの接続部に被混練材料の合流分割手段が構成されることになる。
【0045】
このように構成した縦型混練装置の動作や操作方法等について、以下に説明する。材料供給手段Kにより搬送されてきた被混練材料、例えば骨材とモルタルは、その搬出端からホッパーH内に連続的に落される。骨材とモルタルは、材料供給手段KからホッパーH内に落ちる際に粗に混練され、その状態で装置本体20の最初のエレメント21Aにおける2つの入口部22a、23aから各変形通路22、23に入り、装置本体20内を自重で落下(流下)することになるが、ゲートGの制御盤13により次のような制御が行われる。
【0046】
まず、ホッパーH内に、所定量の被混練材料が貯留されていない状態では、これをレベルセンサ(第1検出手段)11が検出し、その検出結果に基づいて、制御盤13からシリンダー103、103の駆動系にゲートGの閉信号が出力される。これにより、図2に示すようにチューブ101が押しつぶされてゲートGが閉状態に保持される。
【0047】
ホッパーH内の被混練材料が、レベルセンサ11のレベルまで貯留されると、これをレベルセンサ11が検出し、制御盤13からゲートGの開信号が出力される。これにより、ゲートGが図1に示すように開状態となり、そのゲートGから被混練材料が排出される。このとき、材料供給手段KからはホッパーHに被混練材料が連続的に供給されている。
【0048】
ホッパーH内への被混練材料の供給量が多く、レベルセンサ(第2検出手段)12のレベルまで被混練材料が貯留されると、これをレベルセンサ12が検出し、材料供給手段Kの駆動系に停止信号又はスローダウン信号を出力し、ホッパーHから被混練材料が流出するのを防止する。
【0049】
次に、この装置本体20を通過する被混練材料(骨材とモルタル)の混練過程について、その工程図を示す図4を参照しながら以下に説明する。なお、この工程図は、エレメント21A、21Bを2個(2段)接続した場合における被混練材料即ち骨材とモルタルとの変化態様を、各エレメント21A、21Bの入口側端部、中間部、出口側端部の領域についてモデル図的に示している。
【0050】
この図4から理解できるように、ホッパー19に投入された被混練材料は、1段目のエレメント21Aにおける入口側端部で2つの変形通路22、23に入り、その流れは結果的にA、Bの二つに分割される。この分割された被混練材料の各流状体断面形状は共にX方向に長い長方形である。
【0051】
次に、この1段目の中間部においては、被混練材料A、Bの流状体断面形状は共に正方形に変化し、さらに、1段目の出口側端部においては、共に入口側の長手方向Xとは90度異にするY方向に長い長方形に変化する。従って、被混練材料A、Bの各流状体断面形状は、X方向に長い長方形→正方形→Y方向に長い長方形、と変化する。
【0052】
この変化する過程において、各変形通路22、23の内壁面によって連続的な圧縮作用を受けることになる。その結果、被混練材料の流状体自体に、特に断面の径方向についての連続的な対流現象が発生し、これにより第1次の混練作用が行われる。
【0053】
次に、2段目のエレメント21Bの入口側端部における仕切り壁28は、1段目のエレメントの出口側端部の仕切り壁15と直角に交差しているため、1段目のエレメント21Aの出口端部から出た被混練材料A、Bは、図4に示されるようにそれぞれ左右に分割されてA/Bと、A/Bとに分けられる。
【0054】
そして、各変形通路26、27のそれぞれについて、被混練材料A/Bが流れることになる。すなわち、2段目のエレメント21Bの入口側端部では、被混練材料A、Bの一部がそれぞれ各変形通路26、27内で合流し、各通路内の被混練材料における流状体断面形状は共にX方向に長い長方形となる。
【0055】
次に、2段目の中間部においては、被混練材料A/Bの流状体断面形状が全体として正方形状に変化させられ、そして出口側端部においては共にY方向に長い長方形に変化させられる。この2段目においても、被混練材料A/Bは、X方向に長い長方形→正方形→Y方向に長い長方形、と変化する。
【0056】
そして、その変化過程において、各変形通路26、27の内壁面によって連続的な圧縮作用を受けることになる。その結果、被混練材料の流状体自体に、特に断面の内外方向について連続的な対流現象が発生し、これにより第2次の混練作用が行われる。
【0057】
3段目については、特に図示していないが、3段目の入口側端部では、図4に示される2段目の出口側端部における最終の被混練材料に、仮想線X1を加えて示すように左右に分割され、A/B/A/Bのように合流する。以降は1段目、2段目と同様にして混練される。
【0058】
こうして、被混練材料には圧縮力と剪断力が作用し、その作用力で材料を圧延し、重ね、再度その材料に圧縮力と剪断力を作用させ、圧縮、重ねを繰り返すことにより混練される。
【0059】
こうした混練過程において、被混練材料は装置本体20内を自重により流下しつつ混練されるが、その際に、ゲートGにより排出口が絞られていること、及びホッパーH内に貯留されている被混練材料の重量に基づく加圧作用等により、装置本体20内の被混練材料は加圧された状態で流下することになる。これにより、被混練材料は装置本体20内に充満した状態で流下する。その結果、被混練材料には上記の圧縮力や剪断力が効果的に作用する。
【0060】
この点、背景技術で説明したように、装置本体30内を単に落下させる混練方法では、装置本体内を被混練材料が充満しない状態で流下するので、混練に必要な圧縮力や剪断力が被混練材料に作用しにくく、したがって混練よりも混合に適した方法と言える。それに対し、本実施の形態ではこうした問題を解決し、混練に適した技術として位置づけできる。勿論、粒状体や流動性材料を混合する場合にも利用することができる。そうした場合には、より効率的な混合を行うことができる。
【0061】
ところで、本実施の形態では、前述したように種類の異なる2つのエレメント21A、21Bを交互に接続しているが、その理由について説明する。図3に示されるエレメント21Aをその一方の端部から各変形通路内を覗くと、図5に示されるように影線を除いた部分が直通した即ちストレートな貫通路として見える。
【0062】
これは、前述したように入口側端部における左側の入口部22aが出口側端部における上部の出口部22bに連通し、入口側端部における右側の入口部23aが出口側端部における下部の出口部23bに連通していることから、それらがそれぞれ部分的に重なる領域は入口部から出口部が直視できることは当然ではある。
【0063】
とすると、エレメント21Aの長手方向から見たときに入口部22a、23aと出口部22b、23bとがそれぞれ部分的に重なる領域に存在する通路部分については、被混練材料の流状体が通路部分に充満することなく単に自重で落下する場合に限り、変形をほとんど与えることなく通過させることになる。そして、同じ形状のエレメント21Aを複数接続しても端部から変形通路を覗いたときの状態は図5に示された状態と全く変わらない。従って、同じ形状のエレメント14を複数接続しても混練効果が期待できない場合も想定される。
【0064】
他方、エレメント21Bについては、前述のエレメント21Aの説明と同じ理屈により入口部26a、27aと出口部26b、27bとが重なる領域は図6に示される影線を除いた部分となる。これは、エレメント21Aとは異なって、入口側端部における左側の入口部26aが出口側端部における下部の出口部26bに連通し、入口側端部における右側の入口部27aが出口側端部における上部の出口部27bに連通していることから明らかである。
【0065】
そこで、この2種類のエレメント21A、21Bを図3に示されるように接続したとして、その入口側端部から変形通路を覗くと、図5と図6とを重ねたような状態となり、その結果入口部から出口部を直視することはできなくなる。ということは、入口部から入った被混練材料が、所謂ストレートに出口部に流れることはなくなり、その結果混練効果をより高めることになる。この点は、被混練材料が通路部分に充満しない状態での混練初期の自重による流下時において特に有効に作用する。
【0066】
なお、前述した実施形態で用いたエレメントは、2つの変形通路22、23又は26、27を備えたものであったが、3以上の変形通路を備えるエレメントを接続して装置本体を構成することもできる。
【0067】
(第2の実施形態)図7は、本発明の第2の実施形態に係る縦型混練装置の要部を示す正面図であり、図8はその動作説明図である。
【0068】
この第2の実施形態では、ゲートGの開閉装置が第1の実施形態と相違している。即ち、開閉装置100は、装置本体20の排出口201に接続された弾力性をもつ筒状のチューブ101と、そのチューブ101を外側から挟み付けて閉塞させる一対の挟み部材102とを備える点では、第1の実施形態と同様である。
【0069】
しかし、ここでは、その両挟み部材102を互いに接近させる方向に付勢するウエイト107を備え、そのウエイト107は、被混練材料が装置本体20内に充満している状態においてチューブ101の閉塞状態が解除される重量に設定されている。
【0070】
具体的には、装置本体20の排出口201を形成する口金部材に対して水平な支持部材108が固定され、その支持部材108の両端近くに一対のリンク109、109がピン110、110を介してそれぞれ縦回動自在に支持されている。そして、各リンク109、109の下端に両挟み部材102、102がそれぞれ固定され、各リンク109、109の上端にウエイト107、107がそれぞれ固定されている。
【0071】
支持部材108の水平方向の長さは、チューブ101の外径寸法よりも十分に長く(2倍前後)、これにより両方のウエイト107、107はピン110よりも外側へ位置する形態となり、そのウエイトの重量によりリンクが傾き両挟み部材102、102がチューブ101の外面の対向する位置に接するように設定されている。
【0072】
ウエイトの重量に基づく挟み部材102どうしがチューブ101を挟み付ける力と、チューブ101自体の弾力性に基づいてチューブ101が筒状を保持しようとする力との関係は、例えば次のように設定される。
【0073】
通常時は、図8に示すように、ウエイト107の力が勝り、チューブ101を扁平に押しつぶして閉状態にする。さらに、装置本体20内を被混練材料が単に自重で落下してくる状態から、装置本体20内に被混練材料が充満する状態までは、ウエイト107の力が勝り、同様にチューブ101を閉状態にする。
【0074】
そして、ホッパーH内に被混練材料が所定のレベルまで貯留された状態において初めてチューブ101が開きはじめ、混練済みの材料が排出され始めるように設定される。即ち、ホッパーH内の被混練材料の重量に基づいて、装置本体20内を流下していく被混練材料に加圧作用が加わり、その加圧作用がある一定のレベルに達したときにのみ、ゲートGが開くように設定している。これにより、第1の実施形態の場合と同様な混練作用が行われる。
【0075】
ホッパーH内の被混練材料の貯留量が多くなるにしたがって、チューブ101の開度が大きくなり、レベルセンサー(第2の検出手段)12のレベルに達するまでの間に、チューブ101は最大開度となる。
【0076】
レベルセンサー12に達すると、そのレベルセンサー12による検出信号が図示しない制御盤に出力され、材料供給手段Kの材料供給制御が行われることは、第1の実施形態と同様である。
【0077】
(第3の実施形態)
図9は、本発明で使用した場合に好適なエレメントの他の実施形態を示す正面図である。先の第1及び第2の実施形態ではエレメントの変形通路の断面形状について、その断面形状のみが変化し、断面積の大きさは同じである例を示したが、この実施形態では断面積も変化している例である。
【0078】
即ち、この図9に示すエレメント200は、変形通路201、202の断面積が、図11の入口部と図13の出口部との中間部において、図12に示すようにほぼ半分の大きさに形成されている。具体的には、各変形通路201、202は、入口部分から中間部分に向かうに従いその断面積が順次小さくなり、中間部から出口部分に向かうに従いその断面積が順次大きくなっている。
【0079】
このようなエレメントを用いて装置本体20を構成した場合、混練効率がさらに向上する。その理由は、変形通路の中間部分において断面積が半分に縮小していることに伴う3次元的混練作用が生じるからである。
【0080】
即ち、変形通路の断面積が中間部分に向かうに従い縮小しているで、被混練材料は共に対応する変形通路の内面全体からの圧縮作用を受ける。さらに、中間部分から出口に向かうに従い、断面積が次第に拡大しているので、被混練材料Aには特に剪断力が作用し、断面形状が広がるように変化していく。したがって、これらの過程において、被混練材料には入口部から出口部の間で被混練材料の流下方向(変形通路の長手方向)にも圧縮力、剪断力が作用することになり、材料が3次元的に混練されるからである。2段目以降も同様な混練作用が生じる。
【0081】
(第4の実施形態)
図10は、本発明の第4の実施形態を示すエレメントの正面図である。この実施形態では、エレメント300自体の長さを短くした例を示している。その他の基本的構成は上記の第3の実施形態で示したものと同じ構成としている。しかし、長さを短くした関係で、その長さに対する各変形通路301、302の断面形状の変化率が相違している。
【0082】
即ち、具体的には各変形通路301、302の傾斜角が、長さを短くした分だけ大きくなっている。これは、各変形通路の入口部と出口部の断面形状及び断面積が同じである場合、エレメントの長さが短くなればそれに途中部分の断面形状及び断面積の変化態様も当然大きく変化することによる。
【0083】
材料を自重により流下させるという観点からすれば、エレメント300の長さを短くするには限度がある。その理由は、変形通路の内面の傾斜状態に着目した場合に理解できる。なぜなら、エレメントがあまりにも短いと、変形通路の内面の傾斜が緩慢になり過ぎる部分が形成され、被混練材料が円滑に流下しなくなるからである。その点、被混練材料に上から圧力をかけるようにすれば、傾斜が緩慢であっても問題ないが、好ましくは、30度〜70度の傾斜内に納めるのが良い。図10においては、45度前後の傾斜を付けた例を示している。
【0084】
このように、エレメント300の長さを短くした場合には、エレメントを多数接続して構成する装置本体20の全体高さ寸法を低く押さえることができる利点があること、及び混練効率をさらに高めたい場合にエレメントをより多く接続することができる利点が得られる。
【0085】
なお、以上の実施形態では、2つの変形通路を有するエレメントに対応させた例を示したが、3つ以上の変形通路を有するエレメントに対しても適用可能である。
【0086】
【発明の効果】
以上のように、本発明の縦型混練装置によれば、流動性のある被混練材料をその自重を利用して2つの変形通路を備える2種類のエレメントを接続した1組みを少なくとも有する装置本体内を流下させ、装置本体から排出される混練済み材料をゲートの開閉により排出量の調整を行うようにしたことから、前述した独特な構造の装置本体が持つ機能を十分に発揮させて被混練材料に圧縮力とせん断力を極めて効率的に作用させて十分な練り混ぜをすることができ、その結果自重を利用した縦型仕様とする場合の混練効率の向上が図れ、しかも高さも充分に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る縦型混練装置の要部を示す正面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る縦型混練装置の動作説明のための部分正面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る縦型混練装置の装置本体の構造を示す部分斜視図である。
【図4】2つのエレメントを接続した状態における被混練材料の断面の変化態様をモデル図的に示す工程図である。
【図5】異種のエレメントの変形通路の状態をそれぞれ示す平面図である。
【図6】異種のエレメントの変形通路の状態をそれぞれ示す平面図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る縦型混練装置の全体構成を示す正面図である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係る縦型混練装置の動作説明のための部分正面図である。
【図9】本発明の第3の実施形態に係るエレメントの構成を示す正面図である。
【図10】本発明の第3の実施形態に係るエレメントの構成を示す正面図である。
【図11】本発明の第2の実施形態に係るエレメントの入口側の端部を示す正面図である。
【図12】本発明の第2の実施形態に係るエレメントの中間部を示す正面図である。
【図13】本発明の第2の実施形態に係るエレメントの出口側の端部を示す正面図である。
【図14】従来例に係るエレメントを2個接続した状態の装置本体の斜視図である。
【図15】縦型混練装置とした場合の課題を説明するための図で、(a)は装置本体の正面図、(b)〜(e)は(a)の▲1▼〜▲4▼に対応する断面図、(f)は(a)の▲5▼に対応する部分の平面図である。
【符号の説明】
10、100 開閉装置
101 チューブ
102 挟み部材
103 シリンダ
104 リンク
105 ピン
106 ロッド
107 ウエイト
108 支持部材
109 リンク
110 ピン
20 装置本体
21A、21B エレメント
22、23 変形通路
24、25、28、29 仕切り壁
22a、23a 入口部
22b、23b 出口部
200 エレメント
201、202 変形通路
203 仕切壁
300 エレメント
310、302 変形通路
1、2 変形通路
3、4 仕切り
S 混練装置
F、FF フランジ
31 エレメント
C 混練済み材料

Claims (2)

  1. 流動性のある被混練材料をその自重を利用して2つの変形通路内を流下させることにより、被混練材料に圧縮力とせん断力を作用させて混練する縦型混練装置であって、
    前記2つの変形通路を有する装置本体と、
    その装置本体の上部に連結され、装置本体に供給すべき被混練材料を貯留可能なホッパーと、
    前記装置本体の下部に装備され、前記装置本体から排出される混練済み材料の排出量調整機能を持つゲートと、
    そのゲートの開閉装置と、を備え、
    前記装置本体が、X方向に長い長方形状の2つの入口部が左右に並んで入口端を形成し、前記X方向に直交するY方向に長い長方形状の2つの出口部が上下に並んで出口端を形成し、さらに前記各入口部と前記各出口部とを、断面形状が長方形から正方形を介し再び長方形に連続的に変化する2つの前記変形通路でそれぞれ連通してなる2つのエレメントを直列に接続して構成される1組みを少なくとも備えて構成され、
    この1組を構成する2つの前記エレメントの一方では、左側の前記入口部が上側の前記出口部に、また右側の前記入口部が下側の前記出口部にそれぞれ前記各変形通路により連通されているとすると、他方の前記エレメントでは、一方の前記エレメントの前記各入口部と前記各出口部との連通態様とは異にして左側の前記入口部が下側の前記出口部に、また右側の前記入口部が上側の前記出口部にそれぞれ前記各変形通路により連通され
    前記ゲートの開閉装置は、被混練材料が前記装置本体内に充満している状態において開状態を保持する構成であると共に、
    前記装置本体の排出口に接続された弾力性をもつ筒状のチューブと、そのチューブを外側から挟み付けて閉塞させる一対の挟み部材と、その両挟み部材を互いに接近させる方向に付勢するウエイトとを備え、
    そのウエイトは、被混練材料が装置本体内に充満している状態において前記チューブの閉塞状態が解除される重量に設定されていることを特徴とする縦型混練装置。
  2. 被混練材料を前記ホッパーへ供給する材料供給手段と、前記ホッパー内における被混練材料のレベルを検出する第2検出手段とを備え、その第2検出手段の出力に基づいて前記材料供給手段の供給制御を行うことを特徴とする、請求項1に記載の縦型混練装置。
JP2001151518A 2001-05-21 2001-05-21 縦型混練装置 Expired - Lifetime JP4364453B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001151518A JP4364453B2 (ja) 2001-05-21 2001-05-21 縦型混練装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001151518A JP4364453B2 (ja) 2001-05-21 2001-05-21 縦型混練装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25161298A Division JP3215089B2 (ja) 1998-09-04 1998-09-04 縦型混練装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002001078A JP2002001078A (ja) 2002-01-08
JP4364453B2 true JP4364453B2 (ja) 2009-11-18

Family

ID=18996347

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001151518A Expired - Lifetime JP4364453B2 (ja) 2001-05-21 2001-05-21 縦型混練装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4364453B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006043624A (ja) * 2004-08-06 2006-02-16 Hosokawa Micron Corp 処理物容器及び処理装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS39437B1 (ja) * 1961-05-31 1964-01-16
US3963221A (en) * 1974-02-28 1976-06-15 Union Carbide Corporation Mixing apparatus
JPS5832789Y2 (ja) * 1979-12-21 1983-07-21 空研機工株式会社 流体殺菌装置
JPH0535118Y2 (ja) * 1988-03-04 1993-09-06
JP2637026B2 (ja) * 1992-12-15 1997-08-06 住友重機械工業株式会社 パルプ混練装置
DE19507366A1 (de) * 1995-03-03 1996-09-05 Draiswerke Gmbh Anlage zum Mischen von Flüssigkeit und Feststoff
JPH09175632A (ja) * 1995-12-26 1997-07-08 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 石炭粉砕機の石炭供給装置
JP3927260B2 (ja) * 1996-07-16 2007-06-06 大陽日酸株式会社 粒状ドライアイス供給装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002001078A (ja) 2002-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20050218358A1 (en) Bag closing apparatus
EP0796650B1 (en) Method for mixing and placing concrete
JP4364453B2 (ja) 縦型混練装置
JP2009501117A (ja) 粒子材料の移送方法および粒子材料用移送装置
WO2000013778A1 (en) Kneader
JP3215089B2 (ja) 縦型混練装置
DE112011103004T5 (de) Stationäre pneumatische Schüttgut-Fördervorrichtung zum Beladen und/oder Entladen eines Schiffs
US6290098B1 (en) Flow promotion apparatus
CN209138823U (zh) 一种单楼垂直式回料破碎设备
JP2009040582A (ja) 鉛直移送装置
WO2020038327A1 (zh) 一种多塔垂布式维修破碎集成系统
CN208944322U (zh) 一种单楼垂直式环保破碎集成系统
CN204449240U (zh) 连续铸造设备的粉末供给装置
JP2000117078A (ja) 材料排出装置
JPH09253467A (ja) 混練方法および混練装置
JP2005220743A (ja) コンクリート打設用クレーン装置
JP2000096825A (ja) コンクリート打設用クレーン装置
EP1365977B1 (en) Method and duct structure for carrying in a controlled manner a falling stream of material
JP2004156234A (ja) コンクリート打込み装置
CN220682695U (zh) 一种气动包装机
DE102011078944B4 (de) Schüttgut-Wärmetauschervorrichtung, Wärmetauschersystem für Schüttgut mit mindestens einer derartigen Schüttgut-Wärmetauschervorrichtung sowie Verfahren zum Betrieb eines derartigen Wärmetauschersystems
CN2334501Y (zh) 阶梯状防堵筛板
KR100372763B1 (ko) 압력 조절 수단을 갖는 압축식 감용기
JP2000000452A (ja) 縦型混練装置
CN110833909A (zh) 一种单楼垂直式维修破碎设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050809

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071204

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090811

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090819

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120828

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120828

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130828

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term