JP2637026B2 - パルプ混練装置 - Google Patents

パルプ混練装置

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JP2637026B2
JP2637026B2 JP4334371A JP33437192A JP2637026B2 JP 2637026 B2 JP2637026 B2 JP 2637026B2 JP 4334371 A JP4334371 A JP 4334371A JP 33437192 A JP33437192 A JP 33437192A JP 2637026 B2 JP2637026 B2 JP 2637026B2
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pulp
outlet
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育朗 清野
卓 佐藤
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、製紙機械におけるパ
ルプ混練装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来前記のようなパルプ混練装置は、図
6に示すように中空の横向装置本体21の一端に上向きの
パルプの入口22が、他端に下向きのパルプの出口23が設
けられ、内部に混練用スクリュ24が回転可能に設けられ
ているものが使用されている。このようなパルプ混練装
置に濃縮機25及びスクリュープレス26を経てパルプが供
給されるようになっている。そしてこのようなものにお
いてはパルプ濃度25−30%のものが使用されるが、この
ような高濃度で操業すると、スクリュープレス26から供
給されるパルプは固まり状となるので、断続的に供給さ
れて供給むらを生ずる。そのためにパルプ混練装置の内
部に空気が入り、運転動力の変動が起って混練効果の変
動を起すという問題があり、また高濃度のためプラグ現
象が起って、巻き込まれた空気又は加熱用に吹き込まれ
た蒸気による内部圧力の上昇により、パルプの排出時に
爆発的に噴出することが起り、内部圧力が変動して混練
効果の変動を起すという問題がある。
【0003】そこでこのような問題を解消する対策とし
て、出口23に開閉弁24を開閉可能に設け、この開閉弁24
を(1)手動操作によって開閉弁24の開度を決定して排
出量を規制して内部圧力を制御するようにしたもの、
(2)エアスプリングで開閉弁24を押さえ、その圧力を
変更することで排出量と内部圧力とを制御するようにし
たもの、(3)濃縮機25へ供給されるパルプの濃度と流
量とを測定して、その測定信号によって開閉弁24の開度
を決定して排出量を規制して内部圧力を制御するように
したもの等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記のような
パルプ混練装置において、(1)のものは、パルプの処
理量や内部圧力とは無関係に開閉弁24の開度が決定され
ることから、所定の混練効果が得られず、また(2)の
ものは、(1)のものより優れた混練効果が得られる
が、それでもまだ十分な混練効果が得られず、さらに
(3)のものは、タイムラグが不規則であるため、十分
な混練効果が得られず、さらに複雑かつ高価な制御系、
制御装置等が必要であって、そのメンテナンスにも費用
がかかり、全体として高価となるという問題がある。
【0005】そこでこの発明の目的は、前記のような従
来のパルプ混練装置のもつ問題を解消し、内部に入った
空気によって運転動力の変動が起って混練効果の変動を
起すことがなく、また高濃度のパルプによるプラグ現象
の起るのを防止して、巻き込まれた空気又は加熱用に吹
き込まれた蒸気による内部圧力の上昇によって、パルプ
の排出時に爆発的に噴出することがなくて、内部圧力が
変動して混練効果の変動を起すことがなく、しかも簡単
な構造で安価なパルプ混練装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記のよう
な目的を達成するために、中空の横向装置本体の一端に
パルプの入口が、他端にパルプの出口が設けられ、内部
に混練用スクリュが回転可能に設けられている製紙用パ
ルプ混練装置において、請求項1に記載の発明は、入口
及び出口が上向きに設けられ、出口に排出方向にのみ開
口する開閉弁が設けられており、開閉弁の下流に少なく
ともパルプの自由排出を抑制するだけの高さをもつパル
プ溜りを設け、このパルプ溜りの出口に高さを調節する
ゲートが設けられていることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、入口及び出口が上向きに設け
られ、出口に排出方向にのみ開口する開閉弁が設けられ
ており、開閉弁の下流に開閉弁の開度リミッタが設けら
れていることを特徴とするものである。請求項3に記載
の発明は、入口及び出口が上向きに設けられ、出口に排
出方向にのみ開口する開閉弁が設けられており、開閉弁
に重錘が取付けられていることを特徴とするものであ
る。
【0007】
【作用】前記のような請求項1の発明において、入口に
投入されたパルプが装置本体内において、従来のものと
同様にスクリュによって混練されて出口に向けて給送さ
れ、出口内を上動して開閉弁を押上げてこれを開口して
外部に排出され、この際混練されたパルプは開閉弁の手
前において、開閉弁の重量によって背圧を受けて、装置
本体内を安定した状態で給送され、また装置本体の気体
はその上部に滞留する傾向があることから、上向きの出
口から容易に排出される。請求項2の発明において、開
閉弁の下流に設けられた少なくともパルプの自由排出を
抑制するだけの高さをもつパルプの重量が溜りに、開閉
弁を開口して給送されたパルプがその出口に設けられた
高さを調節するゲートに移動を抑制され、このようにし
てパルプ溜りにあるパルプの重量が開閉弁の重量に加え
られてパルプに対する背圧を構成する。請求項3,4の
発明は、開閉弁の下流に設けた開閉弁の開度リミッタ及
び開閉弁に取付けられている重錘によって背圧を必要に
応じて適宜変更する。
【0008】
【実施例】図1に示すこの発明の第1,2実施例におい
て、1は中空の横向装置本体を示し、その一端に上向き
のパルプの入口2が、他端にパルプの出口3がそれぞれ
上向きに設けられ、内部に混練用スクリュ4が回転可能
に設けられていて、出口3の一側に開閉弁5の基端が軸
支されるとともに、その自由端は出口3の他側に設けた
受座8に支持されるようになっており、開閉弁5の下流
に少なくともパルプの自由排出を抑制するだけの高さを
もつパルプ溜り6を設け、このパルプ溜り6の排出口に
高さ調節が可能なゲート7が設けられている。図2に示
す第2実施例は、開閉弁5が左右2個に分割され、その
受座8がパルプ溜り6の中間に設けられている点で相違
する以外第1実施例と相違するところがない。図3に示
す第3実施例は、開閉弁5が左右2個に分割されてパル
プ溜り6の中間に設けられ、その中間に受座8が設けら
れ、この受座8の開閉弁5と対向する面に開度リミッタ
9が設けられている点で相違する以外第1実施例と相違
するところがない。図4に示す第4実施例は、開閉弁5
に重錘10が設けられている点で相違する以外第1実施例
と相違するところがない。図5に示す第5実施例は、開
閉弁5が上下動するようにガイドリング12に支持された
支持棒13の下端に取付けられていて、下部に出口3に対
向して錐形部14が設けられるとともに、その上縁にパル
プ返し15が設けられており、支持棒13の上部に重錘取付
座16が設けられている点で相違する以外第1実施例と相
違するところがない。
【0009】前記のような第1,2実施例において、入
口2に投入されたパルプが装置本体1内において、従来
のものと同様にスクリュ4によって混練されて出口3に
向けて給送され、出口3内を上動して開閉弁5を押上げ
てこれを開口し、ここからパルプ溜り6を経て外部に排
出されることとなる。この際混練されたパルプは開閉弁
5の手前において、開閉弁5の重量とその上のパルプ溜
り6にあるパルプの重量によって背圧を受けて、装置本
体1内を安定した状態で給送され、また装置本体1の気
体はその上部に滞留する傾向があることから、上向きの
出口3から容易に排出され、このようにして内部に空気
が入ることや、プラグ現象が起って巻き込まれた空気又
は加熱用に吹き込まれた蒸気によって内部圧力が上昇
し、パルプの排出時に爆発的に噴出するようなことがな
くて混練効果を安定させることとなる。第3実施例のよ
うに開閉弁5の開度リミッタ9を設けることや、第4,
5実施例のように開閉弁5に重錘10を設けることによっ
て、背圧を必要に応じて適宜変更することにより、さら
に混練効果の安定度を向上させることとなる。請求項
3,4の発明は、開閉弁の下流に設けた開閉弁の開度リ
ミッタ及び開閉弁に取付けられている重錘によって背圧
を必要に応じて適宜変更する。
【0010】
【発明の効果】この発明は前記のようであって、中空の
横向装置本体の一端にパルプの入口が、他端にパルプの
出口が設けられ、内部に混練用スクリュが回転可能に設
けられている製紙用パルプ混練装置において、請求項1
の発明は、入口及び出口が上向きに設けられ、出口に排
出方向にのみ開口する開閉弁が設けられており、開閉弁
の下流に少なくともパルプの自由排出を抑制するだけの
高さをもつパルプ溜りを設け、このパルプ溜りの出口に
高さを調節するゲートが設けられているので、内部に入
った空気によって運転動力の変動が起ることがなく、ま
た高濃度のパルプによるプラグ現象の起るのを防止し
て、巻込まれた空気又は加熱用に吹き込まれた蒸気によ
る内部圧力の上昇によって、パルプの排出時に爆発的に
噴出することがなくて、内部圧力が変動して混練効果の
変動を起こすことがなく、またゲートの高さを調節する
ことによって、混練効果の安定度を向上させることがで
き、しかも構造が簡単で安価であるという効果がある。
請求項2に記載の発明は、開閉弁の下流に開閉弁の開度
リミッタが設けられており、請求項3に記載の発明は、
開閉弁に重錘が取付けられているので、開度リミッタに
よって開閉弁の開度を調節することや、開閉弁の重錘の
重量を調節すること等によって、背圧を必要に応じて適
宜変更することにより、さらに混練効果の安定度を向上
させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の縦断正面図である。
【図2】同上の第2実施例の一部の縦断正面図である。
【図3】同上の第3実施例の一部の縦断正面図である。
【図4】同上の第4実施例の一部の縦断正面図である。
【図5】同上の第5実施例の一部の縦断正面図である。
【図6】この発明と同種の従来のパルプ混練装置の縦断
正面図である。
【符号の説明】
1 装置本体 2 入口 3 出口 4 混練用スクリュ 5 開閉弁 6 パルプ溜り 7 ゲート 10 重錘

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空の横向装置本体の一端にパルプの入
    口が、他端にパルプの出口が設けられ、内部に混練用ス
    クリュが回転可能に設けられている製紙用パルプ混練装
    置において、入口及び出口が上向きに設けられ、出口に
    排出方向にのみ開口する開閉弁が設けられており、開閉
    弁の下流に少なくともパルプの自由排出を抑制するだけ
    の高さをもつパルプ溜りを設け、このパルプ溜りの出口
    に高さを調節するゲートが設けられていることを特徴と
    するパルプ混練装置。
  2. 【請求項2】 中空の横向装置本体の一端にパルプの入
    口が、他端にパルプの出口が設けられ、内部に混練用ス
    クリュが回転可能に設けられている製紙用パルプ混練装
    置において、入口及び出口が上向きに設けられ、出口に
    排出方向にのみ開口する開閉弁が設けられており、開閉
    弁の下流に開閉弁の開度リミッタが設けられていること
    を特徴とするパルプ混練装置。
  3. 【請求項3】 中空の横向装置本体の一端にパルプの入
    口が、他端にパルプの出口が設けられ、内部に混練用ス
    クリュが回転可能に設けられている製紙用パルプ混練装
    置において、入口及び出口が上向きに設けられ、出口に
    排出方向にのみ開口する開閉弁が設けられており、開閉
    弁に重錘が取付けられていることを特徴とする混練装
    置。
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JPS5378302A (en) * 1976-12-21 1978-07-11 Hitachi Shipbuilding Eng Co Continuous digesting apparatus for fiber containing material
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