JPH0535118Y2 - - Google Patents

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JPH0535118Y2
JPH0535118Y2 JP1988029572U JP2957288U JPH0535118Y2 JP H0535118 Y2 JPH0535118 Y2 JP H0535118Y2 JP 1988029572 U JP1988029572 U JP 1988029572U JP 2957288 U JP2957288 U JP 2957288U JP H0535118 Y2 JPH0535118 Y2 JP H0535118Y2
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rubber seal
hopper
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、コンクリートなどの粉粒物を主成
分とする流動体が貯留されたホツパから、その流
動体をミキサ自動車などに一定量移送させるため
に用いられるホツパーゲートに関する。
〔従来の技術とその課題〕
ホツパーゲートは第4図に示すように、ホツパ
1の下端部に円筒状のラバーシール2が設けられ
ていて、そのラバーシール2を一対のローラ3が
挟持するように配設されている。一対のローラ3
の離隔距離は図示しないエアシリンダによつて調
節され、その離隔距離を調節することにより、ラ
バーシール2内のコンクリート4の流通路断面積
が調節されるようにされている。したがつて、コ
ンクリート4の流量はラバーシール2のローラ3
部で定められ、またローラ3を二点鎖線で示すよ
うに接近させてラバーシール2を密着させること
により、コンクリート4の供給が遮断されるので
ある。
このホツパーゲートは遮断後の密閉性が良く、
コンクリート4の水分などが漏出することはほと
んどないため、今日広く一般に用いられている。
しかし、このホツパーゲートにおいては、コンク
リート4がラバーシール2内を流れる際、コンク
リート4の骨材である砂利や砕石などがラバーシ
ール2内面のローラ3部5に衝突しあるいはその
内面を摩耗して、その箇所5でラバーシール2が
破れてしまうことが多かつた。
ラバーシールの破断はコンクリートの漏出を生
じて無駄であるだけでなく、漏出したコンクリー
トの除去作業に多大の労力を要し、環境の悪化と
相まつて問題となつていた。そこで、従来よりラ
バーシールの材質を改良するなど、種々の研究開
発が為されたきた。しかし、ラバーシールが破断
するに至るまでの寿命を大幅に改善する技術は何
ら提案されていなかつた。
本考案者はラバーシールの寿命を改善するため
鋭意観察・研究に務めた結果、本考案をするに至
つたのである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係るホツパーゲートの要旨とするとこ
ろは、ホツパからの粉粒物を主成分とする流動体
を外部に導く筒状のラバーシールと、該筒状のラ
バーシールを外部から押圧する押圧部材とを備
え、該押圧部材により筒状のラバーシール内の前
記流動体の流通路断面積を調整するようにしたホ
ツパーゲートにおいて、前記筒状のラバーシール
と前記押圧部材との間に介在するように弾性部材
を該押圧部材に固着したことにある。
〔作用〕
かかる本考案によれば、ラバーシールは弾性部
材を介して押圧部材により押圧されて、粉粒物を
主成分とする流動体の流通路断面積が調節され
る。したがつて、ホツパから流されてきた流動体
は、ラバーシール内面の押圧部材の箇所において
衝突し、その内表面を摩耗させるが、押圧部材に
作用する流動体の衝撃力は弾性部材により吸収・
緩和され、流動体、特にその中に含まれる粉粒体
によるラバーシール内表面の摩耗が抑えられる。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。
第2図において、符号10はホツパであり、そ
のホツパ10には図示しないミキサーによりセメ
ント、砂利や砕石などの骨材および水を混練させ
たコンクリートが供給されてくる。ホツパ10の
下部にはホツパーゲート12が設けられていて、
そのホツパーゲート12を調節することによりミ
キサー自動車14に移送されるコンクリートの量
が調整されるようにされている。
ホツパーゲート12は、第1図及び第2図に示
すように、ホツパ10の下部に取り付けられた円
筒状のラバーシール16と、そのラバーシール1
6の軸方向とほぼ直角方向にラバーシール16を
挟持するように配設された一対のローラ18と、
そのローラ18を支点20の周りに回動させるエ
アシリンダ22とから構成されていて、それら支
点20とエアシリンダ22とはホツパ10を支持
するフレームに固定されている。
ローラ18の外周にはゴム製または合成樹脂製
の弾性部材24が取り付けられていて、その弾性
部材24はローラ18とともにラバーシール16
の外表面に接触して円滑に回動させられる。ロー
ラ18は弾性部材24を介してラバーシール16
を押圧し、常時はエアシリンダ22により付勢さ
れてラバーシール16が密着させられた位置、す
なわちホツパーゲート12が閉じた状態とされて
いる。
このような構成に係る本考案のホツパーゲート
12において、そのホツパーゲート12の下の所
定位置にミキサー自動車14が停止された後、図
示しないミキサーにて混練されたコンクリートが
ホツパ10に供給される。次いで、エアシリンダ
22の付勢力が弱められて一対のローラ18の離
隔距離が一定に保たれ、ホツパーゲート12が開
かれてコンクリートが順次ミキサー自動車14に
供給される。図示しないミキサーから供給されて
くるコンクリートはホツパーゲート12のラバー
シール16内を通過する際、ラバーシール16の
内壁、特にローラ18により流通路断面積が狭め
られた内壁に勢い良く衝突し、その内壁を摩耗さ
せようとする。しかし、ローラ18の外周には弾
性部材24が取り付けられているため、勢い良く
衝突したコンクリートはその弾性部材24により
衝撃力が緩和され、ラバーシール16の内壁を摩
耗させる作用が弱められることとなる。
ミキサー自動車14にコンクリートが所定量積
み込まれた後、エアシリンダ22の付勢力が増大
させられてホツパーゲート12が閉じられる。ラ
バーシール16は、ホツパ10内に滞留された
り、あるいはその内壁に付着したコンクリートの
水分が外部に漏出しないように、エアシリンダ2
2の付勢力によりローラ18で強く押圧されるこ
ととなる。しかし、その際ローラ18の外周に取
り付けられた弾性部材24により、ラバーシール
16に作用する集中荷重は拡散されてラバーシー
ル16に亀裂などが生じることはなく、またラバ
ーシール16の密着力が弱められることはないた
め、水分が漏出することもない。
このように本実施例においては、押圧部材であ
るローラ18の外周に弾性部材24が一体的に取
り付けられているため、ローラ18はラバーシー
ル16に対して摩擦抵抗がなく回動し得て、ラバ
ーシール16に損傷を与えることはなく、また弾
性部材24によりラバーシール16の内壁に作用
する衝撃力を吸収・緩和し得て、ラバーシール1
6が摩耗などによる破損を生ずる頻度が著しく少
なくなる。
本出願人が本例に示す装置で実施したところ、
従来約12000m3の砕石を含むコンクリートを流す
とラバーシールが破損していた。この従来例に対
して、肉厚約10mmのゴム製の弾性部材をローラに
固着したところ、約30000m3の砕石を含むコンク
リートを流してもラバーシールが破損しないこと
が確認された。またラバーシールの摩耗の状態を
観察したところ約40000m3以上は使用に耐え得る
ものと認められた。
以上、本考案の実施例を詳細に説明したが、本
考案はその他の形態でも実施することが可能であ
る。
たとえば、第3図に示すように、ホツパーゲー
ト26の押圧部材28はローラではなく回転し得
ない固定式のものであつても良い。本例において
は、弾性部材30はラバーシール16と接触し得
る押圧部材28の外周部にのみ取り付けられれば
足りる。本考案はこのような形式のホツパーゲー
トに対しても有効に実施し得るものである。
また、弾性部材は上述の如く、ゴム製のみなら
ず合成樹脂製であつても良く、またゴムと合成樹
脂を積層した構造のものであつても良い。弾性部
材の肉厚については、本出願人は約10mmのものを
用いて好結果を得ているが、何ら限定されるもの
ではなく、適宜選定し得るものである。更に、弾
性部材の硬度は軟質から硬質まで適宜選定し得、
何ら限定されるものではないが、ラバーシール内
面に作用する流動体による衝撃力を有効に弾性部
材が吸収し、緩和するためには比較的硬質のもの
が望ましい。
その他、本考案に係るホツパーゲートは、エア
シリンダのほか、油圧シリンダや、ギアやカムな
どの機械的作動によつて押圧部材を作動させるよ
うにしたものであつても良い。またラバーシール
はゴム製に限定されるものではなく、合成樹脂や
その他複合材料にて製造されたものも含むもので
あり、更に本考案に係るホツパーゲートはコンク
リートに対して好適であるが、その他土砂などの
流動体に対しても好適であるなど、本考案はその
趣旨を逸脱しない範囲内で、当業者の知識に基づ
き種々なる変形、改良、修正を加えた形態で実施
し得るものであり、いずれも本考案の範囲に含ま
れるものである。
〔考案の効果〕
本考案に係るホツパーゲートは、ラバーシール
と押圧部材との間に弾性部材を介在させ、かつ弾
性部材を押圧部材に固着しているため、ラバーシ
ール内を流れる流動体による衝撃力などは弾性部
材により効率的に吸収・緩和されて、摩耗による
ラバーシールの破損は著しく低減される。たとえ
ば、本出願人による実施例によると従来例と比較
して約2.5倍以上、ラバーシールの寿命が延びた
ことが確認された。また、弾性部材を介在させる
ことによつて金属製の押圧部材で直接ラバーシー
ルを押圧する事態を防止でき、押圧部材に挟まれ
てラバーシールに亀裂が生ずることもない。した
がつて、ラバーシールの破損に伴う取り換え費用
が低減されるとともに、流動体の漏出などによる
環境汚染の恐れも低減されることとなる等、本考
案は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るホツパーゲートを説明す
るための説明図であり、第2図は第1図のホツパ
ーゲートの一実施例を示す概念図である。第3図
は本考案の他の実施例を説明するための説明図で
ある。第4図は従来のホツパーゲートを説明する
ための説明図である。 10……ホツパ、12,26……ホツパーゲー
ト、16……ラバーシール、18……ローラ(押
圧部材)、24,30……弾性部材、28……押
圧部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ホツパからの粉粒物を主成分とする流動体を外
    部に導く筒状のラバーシールと、該筒状のラバー
    シールを外部から押圧する押圧部材とを備え、該
    押圧部材により筒状のラバーシール内の前記流動
    体の流通路断面積を調整するようにしたホツパー
    ゲートにおいて、 前記筒状のラバーシールと前記押圧部材との間
    に介在するように弾性部材を該押圧部材に固着し
    たことを特徴とするホツパーゲート。
JP1988029572U 1988-03-04 1988-03-04 Expired - Lifetime JPH0535118Y2 (ja)

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JPH01134096U JPH01134096U (ja) 1989-09-12
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