JP4363979B2 - 時計のカレンダー機構 - Google Patents

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Description

本発明は、時計のカレンダー機構に関する。
指針表示式時計のカレンダー機構、特に月末無修正機構については、従来より各種提案されており、その1つとして、指針表示式時計にカレンダー機構を機械的な構成として組み込んだものがある。(特許文献1、特許文献2参照)
図5は、従来の時計のカレンダー機構を示す図で、(a)は、平面図、(b)は、要部断面図である。図6は、図5の要部拡大図で、(a)は、月送り爪の規制に関する構成と1日目の検出に関する構成を示す図、(b)は、30日目の検出に関する構成を示す図、(c)は、月送りに関する構成を示す図、である。また、図7、図8は、図5の要部拡大図で、図7(a)は、大の月における日送り動作を示す図、図7(b)は、小の月における日送り動作を示す図、図8(a)は、1日目以外における月送り動作を示す図、図8(b)は、1日目における月送り動作を示す図である。以下、図5〜図8を参照し、従来の時計のカレンダー機構に係る日送り動作及び月送り動作の概略について説明する。中央部には筒車3が設けられており、当該筒車3の回転は、日回し車4に伝えられ、回転軸9を中心として24時間で1回転する様に減速されている。前記日回し車4の一部は、日板1に設けられた歯部10を送る日送り爪11となっており、日回し車4を含めプラスチック等の弾性部材で構成されている。また、前記日回し車4には月回し車5が係合されており、日回し車4と同期して回転するように保持されている。この月回し車5の一部は、月星車2に設けられた歯部13を送る月送り爪12となっており、月回し車5を含めプラスチック等の弾性部材で構成されている。即ち、当該月送り爪12が筒車3に回転可能に保持された月星車2の歯部13を送る事により、結果として月板14を月1回送る構成となっている。
6は小月検出レバーであり、軸6aを中心として回動可能に軸支されている。小月検出レバー6の一端である小月検出部6bは、前記月星車2の歯底部2a、又は歯底部2bに係合する。歯底部2aは、大の月、つまり1、3、5、7、8、10、12月に対応する部分であり、歯底部2bは、小の月、つまり2、4、6、9、11月に対応する部分である。そして、歯底部2bは、歯底部2aより深く切れ込んだ形状となっている。
また、前記小月検出レバー6の他端は、日送り爪規制部6cとなっており、日送り爪11に設けられたボス11aと接触し、日送り爪11を撓ませる事により日送り動作を規制する。
7は30日目検出レバーであり、軸7aを中心として回動可能に軸支されている。30日目検出レバー7の一端である30日目検出部7bは、前記日板1の内径部1a、又は30日目凹部1bに係合する。ここで、内径部1aは30日目以外に対応する部分であり、30日目凹部1bは30日目に対応する部分である。
また、前記30日目検出レバー7の他端は、小月検出レバー規制部7cとなっており、小月検出レバー6と接触し、ボス11aを介して日送り爪11を撓ませる事により日送り動作を規制する。
8は1日目検出レバーであり、軸8aを中心として回動可能に軸支されている。1日目検出レバー8の一端である1日目検出部8bは、前記日板1の内径部1a、又は1日目凹部1cに係合する。ここで、内径部1aは1日目以外に対応する部分であり、1日目凹部1cは1日目に対応する部分である。
また、前記1日目検出レバー8の他端は、月送り爪規制部8cとなっており、月送り爪12に設けられたボス12aと接触し、月送り爪12を撓ませる事により月送り動作を規制する。
ここで、図7(a)を参照し、大の月における日送り動作について説明する。大の月において、小月検出レバー6の小月検出部6bは、月星車2の歯底部2aに接触している。歯底部2aは、切れ込みが浅い形状をしており、その接触位置より小月検出レバー6が右回りに回動する事はない。この時、小月検出レバー6の他端である日送り爪規制部6cは、図中の位置にあり、日送り爪11を、ボス11aを介して日回し車4の回転軸9方向に撓ませる。これにより、日板1の前方の歯部10aは、日送り爪11とは係合せず空送りされる事となり、後方の歯部10bのみが送られる事となる。言い換えると、日送り爪11は、大の月の場合は全て、日付を1日分、つまり歯部を1歯しか送らない構成となっている。
また、30日目検出レバー7は、小月検出レバー6の日送り時における動作を規制するものであるが、大の月における日送り動作には、特に影響を及ぼさない。
次に、図7(b)を参照し、小の月における日送り動作について説明する。小の月においては、前記小月検出部6bが月星車2の歯底部2bに接触している。歯底部2bは、歯底部2aより深く切れ込んだ形状をしているため、その分小月検出レバー6の右回りの回動範囲が広くなる。しかし、30日目以外においては、30日目検出レバー7の30日目検出部7bが日板1の内径部1aに接触しており(図中点線で示す状態)、小月検出レバー6は、それ以上右回りに回動しない様、日回し車4の回転軸9方向に規制されている。そのため、この状態では、小月検出部6bは、歯底部2bに接触しておらず、小月検出レバー6には、その分回動の余力が残っている。つまり、前記状態は、大の月における日送り動作時と同じ状態であり、日送り動作時には、歯部10bのみを送るようになっている。
以上のように、30日目以外は、大の月と同様に1歯ずつ送る日送り動作を行うわけである。しかし、日板1の回転が進み、30日目になると、前記30日目検出レバー7は、日板1に形成された30日目検出用の30日目凹部1bに落ち込んだ状態(図中実線で示す状態)となり、小月検出レバー6に対する規制力が弱まる。これにより、前記小月検出レバー6は、図中点線の位置から実線の位置に回動する事となり、日送り爪11に対する規制力が弱まり、日送り爪11の撓みが小さくなる。その結果、大の月、及び小の月の30日目以外においては空送りしていた前方の歯部10aに日送り爪11が係合し、日付を2日分、つまり歯部を2歯送る事となる。言い換えると、日送り爪11は、小の月であり、尚且つ30日目の場合においてのみ、歯部を2歯送る構成となっている。
次に、図8(a)を参照し、1日目以外における月送り動作について説明する。1日目以外において、1日目検出レバー8の一端である1日目検出部8bは、日板1の内径部1aに接触している。そのため、その接触位置より1日目検出レバー8が右回りに回動する事はない。この時、1日目検出レバー8の他端である月送り爪規制部8cは、図中の位置にあり、月送り爪12を、ボス12aを介して月回し車5の回転軸9方向に撓ませる。これにより、月星車2の歯部13は、月送り爪12とは係合せず空送りされる事となる。言い換えると、月送り爪12は、1日目以外の場合は全て、月星車2を送らない構成となっている。
次に、図8(b)を参照し、1日目における月送り動作について説明する。1日目において、1日目検出レバー8の一端である1日目検出部8bは、日板1の1日目凹部1cに入り込む状態(図中実線で示す状態)となっている。つまり、1日目検出レバー8は、凹部の分だけ右回りの回動範囲が広くなり、図中点線の位置から実線の位置に回動する。これにより、1日目検出レバー8の月送り爪12に対する規制力が弱まり、月送り爪12の撓みが少なくなる。その結果、1日目以外においては空送りしていた月星車2の歯部13に月送り爪12が係合し、月星車2を1歯分送る事となる。言い換えると、月送り爪12は、1日目の場合のみ月星車2を送る事で月表示が次月になる。
以上のように月送り動作においては、月送り爪12は、1日目の場合のみ月星車2を送る事で月表示が次月となり、1日目以外の場合は月星車2を送らず月表示が変わらない構成となっている。
以上説明した従来の時計のカレンダー機構においては、1階層目に1日目検出レバー8の月送り爪規制部8c、月送り爪12のボス(ボス先端部)12a、2階層目に小月検出レバー6の日送り爪規制部6c、30日目検出レバー7の30日目検出部7b、日送り爪11のボス11a、1日目検出レバー8の1日目検出部8b、日板1の30日目凹部1b、1日目凹部1c、3階層目に日送り爪11、日板1の歯部10、4階層目に月送り爪12、月星車2の歯部13、小月検出レバー6の小月検出部6bが配置されている。特に、日板1の内径上には、日送り動作時に日送り爪11が係合する歯部10、30日目検出時に30日目検出部7bが係合する30日目凹部1b、1日目検出時に1日目検出部8bが係合する1日目凹部1cの3種類が形成されており、それぞれの階層については、30日目凹部1bおよび1日目凹部1cが同階層の2階層目、日板の歯部10が3階層目となっている。
特開昭63−313089号公報(第2−5頁、第1−4図) 特開平8−43547号公報(第3−6、第1−11図)
従来の時計のカレンダー機構においては、以下に記載する問題点がある。まず、30日目凹部1bと1日目凹部1cは、日板内径の同一周回上に形成されているため、30日目検出部が1日目凹部に落ち込んだり、1日目検出部が30日目凹部に落ち込むことにより、互いの日送り動作や月送り動作に影響を及ぼさないよう、それぞれの形成位置には位相差を持たせてある。しかし、これには、30日目検出レバー7と1日目検出レバー8の形状や動作の精度、及び30日目凹部1bと1日目凹部1cの形状の精度が要求される上、30日目凹部1bと1日目凹部1cを、お互いが影響を及ぼさない形状にする必要があるため、設計的な余裕を持たせられず、結果的に日送り、月送り動作が不安定になることがあった。
また、月送り爪12とボス12aの先端部とが断面的に離れた位置関係となっているため、月送り爪規制部8cがボス12aを介して月送り爪12を撓ませる時、月送り爪12及びボス12aが捩れてしまい、回転軸9方向への撓み量が少なくなり、月送り爪の先端が月星車の歯部13と係合してしまい、本来ならば月星車を送らない空送り動作になるはずが、送る動作をしてしまう。
月送り爪12及びボス12aの捩れにより少なくなる撓み量を確保する対策案の1つとしては、月送り爪規制部8cによる規制量の増加が考えられる。しかし、規制量を増加させると、月送り爪の撓みが大きくなるため、月送り爪の変形や負荷の増加となり、カレンダー動作(日送り、月送り動作)の安定性が損なわれるだけでなく、電池寿命も低下してしまう。
また、捩れが生じないように、月送り爪12を押え部材等により上下から抑え込む対策案も考えられるが、従来の構成ではそのスペースがなく、新たに押え部材等を追加するとなるとMV(ムーブメント)自体が厚くなってしまい商品の魅力が落ちてしまう。
本発明は、上記問題点を鑑みてなされたものであり、時計のカレンダー機構、特に月末無修正機構における日送り及び月送り動作の安定性を高めた時計のカレンダー機構を提供する事を目的とする。
少なくとも、筒車からの回転を受け1日に1回転する日回し車と、当該日回し車に設けられた、日板を送る日送り爪と、前記日回し車と同期して回転する月回し車と、当該月回し車に設けられた、月板を送る月送り爪と、前記日板の30日目を検出する30日目検出手段と、前記月板の小の月を検出する小月検出手段と、前記30日目検出手段が30日目を検出した事、及び前記小月検出手段が小の月を検出した事に基づき、前記日送り爪が前記日板へ係合するのを規制する日送り爪規制手段と、前記日板の1日目を検出する1日目検出手段と、当該1日目検出手段が1日目を検出した事に基づき、前記月回し爪が前記月板へ係合するのを規制する月送り爪規制手段と、を備えた時計のカレンダー機構において、前記日板の内径上には、日板の30日目を検出するための30日目凹部と、1日目を検出するための1日目凹部と、日送り時に前記日送り爪が係合する歯部とが、前記日回し車の軸方向のそれぞれ異なる階層に段階的に形成されている時計のカレンダー機構とする。
前記時計のカレンダー機構の各構成部材は層状に配置されており、前記日回し車の回転軸を保持する地板に隣接する側を1階層目として、少なくとも、
前記日送り爪と、前記日板の歯部とを1階層目に設け、
前記日送り爪に設けられたボスと、前記日送り爪規制手段である小月検出レバーの30日目検出部および日送り爪規制部と、前記日板の30日目凹部とを2階層目に設け、
前記月送り爪と、前記1日目検出手段である1日目検出レバーの1日目検出部および月送り爪規制部と、前記日板の1日目凹部とを3階層目に設け、
前記月送り爪に設けられたボスと、月星車の歯部と、前記小月検出レバーの小月検出部とを4階層目に設けた時計のカレンダー機構とする。
少なくとも、前記月回し車の一部と、前記1日目検出レバーの一部は、前記日回し車を裏側で支持する裏板と、前記日板を表側から押圧する押え部材とで挟持されている時計のカレンダー機構とする。
少なくとも、前記日回し車の一部と、前記月回し車の一部は、前記日回し車の回転軸を軸受けする地板と、前記日板を表側から押圧する押え部材とで挟持されている時計のカレンダー機構とする。
前記日回し車と前記月回し車との間には、前記小月検出レバーの一部が挟持されている時計のカレンダー機構とする。
本発明によれば、日板の30日目凹部と1日目凹部とが互いに別階層に形成されるため、それぞれの凹部を30日目検出動作、及び1日目検出動作に対して最適、且つ余裕を持った形状にする事ができるので、各検出動作の安定性が向上し、結果的に日送り、月送り動作の安定性を高める事ができる。
また、従来のように日送り動作、又は月送り動作が行われて日板が回転する際に、30日目検出レバーの30日目検出部が日板の1日目凹部に落ち込んだり、それとは逆に1日目検出レバーの1日目検出部が30日目凹部に落ち込むことがなく、安定した日送り、月送り動作が可能となる。
また、日送り爪、及び月送り爪の各荷重点(ボス先端部)をそれぞれの各作用点(日送り、月送り爪)寄りに配置し、更に日送り爪、及び月送り爪を隣接する構成部材で上下から挟み込むことにより、日送り爪、及び月送り爪の捩れを防止し、撓み量を確保する事が出来るため、結果として日送り、月送り動作の安定性を高める事が出来る。
図1は、本発明の一実施例である時計のカレンダー機構を示す平面図であり、図2は、その要部断面図で(a)主に日送り動作に係わる構成を示す図、(b)主に月送り動作に係わる構成を示す図である。また、図3、図4は、本発明の一実施例における日送り動作、及び月送り動作を説明するための図で、図3(a)は、大の月における日送り動作を示す図、図3(b)は、小の月における30日目以外の日送り動作を示す図、図3(c)は、小の月における30日目の日送り動作を示す図、図4(a)は、1日目以外における月送り動作を示す図、図4(b)は、1日目における月送り動作を示す図である。以下、図1〜図4を参照し、本発明の一実施例について説明する。中央部には筒車3が設けられており、当該筒車3の回転は、日回し車4に伝えられ、回転軸9を中心として24時間で1回転する様に減速されている。前記日回し車4の一部は、日板1に設けられた歯部10を送る日送り爪11となっており、日回し車4を含めプラスチック等の弾性部材で構成されている。また、前記日回し車4には月回し車15が係合されており、日回し車4と同期して回転するように保持されている。この月回し車15の一部は、月送り爪15aとなっており、先端部には月星車2の歯部13を送るためのボス15bが形成され、月回し車15を含めプラスチック等の弾性部材で構成されている。ここでの構成の特徴としては、従来においては月送り爪12のボス12a先端部(1階層目)が1日目検出レバー8の月送り爪規制部8c(1階層目)に接触することにより、月送り爪12(4階層目)が撓まされて月送り爪12の規制が行われ、月送り時には月送り爪12の先端部(4階層目)が月星車2の歯部13(4階層目)を送っていたのに対し、本発明では月送り爪15aの先端部(3階層目)が1日目検出レバー8の月送り爪規制部8c(3階層目)に接触することにより、月送り爪15a(3階層目)が撓まされて月送り爪15aの規制が行われ、月送り時には月送り爪15aのボス15b(4階層目)が月星車2の歯部13(4階層目)を送るようになっている。
16は裏板であり、時計中心部においては、筒車3の受け的役割を果たし、外周部においては、日板1に設けられた歯部10の歯先部と接触して日板1の回転運動のガイドをしている。その他のところでは、日回し車4等を裏側で支持することにより、回転を安定させる役割を果たしている。また、日回し車4は、地板17の長穴部18にて軸支され、月回し車15と共に日板押え19にて軸方向が保持され、適当なガタを確保して回転負荷を低減する様になっている。前記日板押え19は、その外周部にて日板1の内径部1dを押え、地板17と共に日板1の断面方向の位置決めをする様になっている。また、裏板16にはバックアップ部(不図示)が設けられており、日送り爪11が日板1の歯部10を送る際に日送り爪11が外周方向に必要以上に開く事を抑えている。また、裏板16は日板押え19と共に1日目検出レバー8と月送り爪15aを断面的に保持し、適当なガタを確保して月送り爪15aの撓みが安定する様になっている。
月板14に結合している月星車2は筒車3にて軸支されており、月板座21を該筒車3に圧入する事で、月星車2は回転自由に筒車3に保持されるようになっている。22は月躍制レバーであり、月星車2の歯部13を押える事で月星車2の回転位置規制を行うと共に、月星車2の月送り時、及び月早修正時の回転作動時にそのバネ力にて補助的に回転を与えるようになっている。
23は小月検出レバーであり、軸23aを中心として回動可能に軸支されている。小月検出レバー23の一端である小月検出部23bは、前記月星車2の歯底部2a、又は歯底部2bに係合している。歯底部2aは、大の月、つまり1、3、5、7、8、10、12月に対応する部分であり、歯底部2bは、小の月、つまり2、4、6、9、11月に対応する部分である。そして、歯底部2bは、歯底部2aより深く切れ込んだ形状となっている。
また、前記小月検出レバー23の他端は、日送り爪規制部23cとなっており、日送り爪11に設けられたボス11aと接触し、日送り爪11を撓ませる事により日送り動作を規制する。更に、小月検出レバー23の先端部は、30日目検出部23dとなっており、前記日板1の内径部1a、又は30日目凹部1bに係合する。ここで、内径部1aは30日目以外に対応する部分であり、30日目凹部1bは30日目に対応する部分である。30日検出部23dは、通常、内径部1aに係合しており、30日目のみ30日目凹部1bに係合する。また、小月検出レバー23の日送り爪規制部23cは、日板押え19、月回し車4、地板17と共に日送り爪11を断面的に保持し、適当なガタを確保して日送り爪11の撓みが安定する様になっている。
8は1日目検出レバーであり、軸8aを中心として回動可能に軸支されている。1日目検出レバー8の一端である1日目検出部8bは、日板1の内径部1d、又は1日目凹部1cに係合している。ここで、内径部1dは、1日目以外に対応する部分であり、1日目凹部1cは1日目に対応する部分である。1日検出部8bは、通常、内径部1dに係合しており、1日目のみ1日目凹部1cに係合する。また、前記1日目検出レバー8の他端は、月送り爪規制部8cとなっており、月送り爪15aの先端部と接触し、月送り爪15aを撓ませる事により月送り動作を規制する。
ここで、図3(a)を参照し、大の月における日送り動作について説明する。尚、基本的な日送り動作、及び後述する月送り動作に関しては、従来と同様である。大の月において、小月検出レバー23の小月検出部23bは、月星車2の歯底部2aに接触している。歯底部2aは、切れ込みが浅い形状をしており、その接触位置より小月検出レバー23が右回りに回動する事はない。この時、小月検出レバー23の他端である日送り爪規制部23cは、図中の位置にあり、日送り爪11を、ボス11aを介して日回し車4の回転軸9方向に撓ませる。これにより、日板1の前方の歯部10aは、日送り爪11とは係合せず空送りされる事となり、後方の歯部10bのみが送られる事となる。
前記のように小月検出レバー23の先端部は、30日目検出部23dとなっており、小月検出レバー23の一部が従来の30日目検出レバー7の役割を担っている。日送り時には、前記30日目検出部23dが小月検出レバー23の動作を規制するが、大の月においては日板1の内径部1a、及び30日目凹部1bのどちらとも係合せず、日付による日送り動作の違いはない。言い換えると、日送り爪11は、大の月の場合は全て、日付を1日分、つまり歯部を1歯しか送らない構成となっている。
次に、図3(b)を参照し、小の月における30日目以外の日送り動作について説明する。小の月においては、小月検出レバー23の小月検出部23bが月星車2の歯底部2bに接触している。歯底部2bは、歯底部2aより深く切れ込んだ形状をしているため、その分小月検出レバー23の右回りの回動範囲が広くなる。しかし、30日目以外においては、小月検出レバー23の30日目検出部23dが日板1の内径部1aに接触しており、小月検出レバー23は、それ以上右回りに回動しない様、日回し車4の回転軸9方向に規制されている。この状態では、小月検出部23bは、歯底部2bに接触しておらず、小月検出レバー23には、その分回動の余力が残っている。この時、小月検出レバー23の他端である日送り爪規制部23cは、図中の位置にあり、日送り爪11を、ボス11aを介して日回し車4の回転軸9方向に撓ませている。これにより、日板1の前方の歯部10aは、日送り爪11とは係合せず空送りされる事となり、後方の歯部10bのみが送られる事となる。言い換えると、前記状態は、小月検出レバー23の位置は異なるが、大の月と同様に日付を1日分、つまり歯部を1歯しか送らない構成となっている。
続いて、図3(c)を参照し、小の月における30日目の日送り動作について説明する。日板1の回転が進み、30日目になると、前記小月検出レバー23の30日目検出部23dが30日目凹部1bに落ち込める状態となり、30日目凹部1bの分だけ右回りの回動範囲が広くなる。この状態で日回し車4の回転が進み、小月検出レバー23の日送り爪規制部23cが日送り爪11のボス11aに押されると、図中点線の位置から実線の位置に回動し、30日目凹部1bに落ち込んだ状態(図中実線で示す状態)となり、30日目検出部23dが日板1の内径部1aに接触する事で受けていた小月検出レバー23に対する規制力が弱まる。これに伴い、小月検出レバー23の日送り爪11に対する規制力が弱まり、日送り爪11の撓みが小さくなる。その結果、大の月、及び小の月の30日目以外においては空送りしていた前方の歯部10aに日送り爪11が係合し、日付を2日分、つまり歯部を2歯送る事となる。言い換えると、日送り爪11は、小の月であり、尚且つ30日目の場合においてのみ、歯部を2歯送る構成となっている。
次に、図4(a)を参照し、1日目以外における月送り動作について説明する。1日目以外において、1日目検出レバー8の一端である1日目検出部8bは、日板1の内径部1dに接触している。そのため、その接触位置より1日目検出レバー8が右回りに回動する事はない。この時、1日目検出レバー8の他端である月送り爪規制部8cは、図中の位置にあり、月送り爪15a先端部が月送り爪規制部8cと接触する事で月送り爪15aを月回し車15の回転軸9方向に撓ませる。これにより、月星車2の歯部13は、月送り爪15aのボス15bとは係合せず空送りされる事となる。言い換えると、月送り爪15aのボス15bは、1日目以外の場合は全て、月星車2を送らない構成となっている。
次に、図4(b)を参照し、1日目における月送り動作について説明する。1日目において、1日目検出レバー8の一端である1日目検出部8bは、日板1の1日目凹部1cに入り込める状態となっている。つまり、1日目検出レバー8は、1日目凹部1cの分だけ右回りの回動範囲が広くなり、月回し車15の回転が進み、月送り爪15aの先端部に押されると図中の位置に回動する。これにより、1日目検出レバー8の月送り爪15aに対する規制力が弱まり、月送り爪15aの撓みが少なくなる。その結果、1日目以外においては空送りしていた月星車2の歯部13に月送り爪15aのボス15bが係合し、月星車2を1歯分送る事となる。言い換えると、月送り爪15aのボス15bは、1日目の場合のみ月星車2を送る事で月表示が次月になる。
以上のように月送り動作においては、月送り爪15aのボス15bは、1日目の場合のみ月星車2を送る事で月表示が次月となり、1日目以外の場合は月星車2を送らず月表示が変わらない構成となっている。
本発明の特徴をまとめると以下の通りである。まず、日送り動作に係わる主な構成を1階層目と2階層目にまとめて配置し、月送り動作に係わる主な構成を3階層目と4階層目にまとめて配置した事である。具体的には、1階層目に日送り爪11、日板1の歯部10、2階層目に日送り爪11のボス11a、小月検出レバー23の30日目検出部23dおよび日送り爪規制部23c、日板1の30日目凹部1b、3階層目に月送り爪15a、1日目検出レバー8の1日目検出部8bおよび月送り爪規制部8c、日板1の1日目凹部1c、4階層目に月送り爪15aのボス15b、月星車2の歯部13、小月検出レバー23の小月検出部23bが配置されている。
また、従来技術においては、30日目凹部1b、及び1日目凹部1cは2階層目、つまり日板内径の同一周回上に形成されていたのに対し、本発明においては、日板1の歯部10は1階層目、30日目凹部1bは2階層目、1日目凹部1cは3階層目と、それぞれが異なる階層に形成されている。つまり、本発明に係わる日板の構造としては、内径上に3階層に渡り段階的な加工が施されている。
このように日板1の歯部10、30日目凹部1b、及び1日目凹部1cがそれぞれ別々の階層に設けられているため、従来のように日送り動作、又は月送り動作が行われて日板1が回転する際に、30日目検出レバー7の30日目検出部7c(本実施例においては小月検出レバー23の30日目検出部23d)が日板1の1日目凹部1cに落ち込んだり、それとは逆に1日目検出レバー8の1日目検出部8bが30日目凹部1bに落ち込むことがなく、安定した日送り、月送り動作が行われる。
また、日送り動作時(特に1歯送り動作時)に、1階層目の日送り爪11は、2階層目の小月検出レバー23の日送り爪規制部23cによりボス11aを介して撓ませられるが、1階層目の日送り爪11を2階層目の小月検出レバー23と裏板16とで挟み込むようにしているため、日送り爪11の捩れを防止し、日送り爪11の撓み量を確保ことが出来る。
また、月送り爪15aのボス15bを短く形成し、月送り爪15aとボス15b先端部との距離を縮め、更に3階層目の月送り爪15aを4階層目の日板押え19と2階層目の裏板16とで挟み込むようにしているため、月送り爪15aの捩れを防止し、月送り爪15aの撓み量を確保することが出来る。
本実施例では、30日目の検出に小月検出レバー23の先端部を30日目検出部として用いたが、従来のように30日目検出レバー7を設けてもよく、どちらの場合であっても本発明が特徴とする効果が得られる。
以上のように、本発明においては、日板の30日目凹部1bを2階層目、1日目凹部1cを3階層目に形成しているため、従来のようにお互いの形成位置や形状等を特別考慮する必要がなく、30日目検出動作、及び1日目検出動作それぞれの動作に最適かつ余裕を持った形成位置、形状にすることが出来る。
本発明の時計のカレンダー機構を示す平面図 本発明の時計のカレンダー機構を示す要部断面図で、(a)主に日送り動作に係わる構成を示す図、(b)主に月送り動作に係わる構成を示すの図である。 本発明における日送り動作を説明するための図で、(a)大の月における日送り動作を示す図、(b)小の月における30日目以外の日送り動作を示す図、(c)小の月における30日目の日送り動作を示す図である。 本発明における月送り動作を説明するための図で、(a)1日目以外における月送り動作を示す図、(b)1日目における月送り動作を示す図である。 従来の時計のカレンダー機構を示す図で、(a)平面図、(b)要部断面図である。 従来の時計のカレンダー機構を示す要部拡大図で、(a)月送り爪の規制に関する構成と1日目の検出に関する構成を示す図、(b)30日目の検出に関する部分を示す図、(c)1日目の検出に関する部分を示す図、(d)月送りに関する部分を示す図、である。 従来の時計のカレンダー機構を示す図で、(a)大の月における日送り動作を示す図、(b)小の月における日送り動作を示す図である。 従来の時計のカレンダー機構を示す図で、(a)1日目以外における月送り動作を示す図、(b)1日目における月送り動作を示す図である。
符号の説明
1 日板
1a 日板の内径部
1b 30日目検出用の凹部
1c 1日目検出用の凹部
1d 日板の内径部
2 月星車
3 筒車
4 日回し車
5 月回し車
6 小月検出レバー
6a 小月検出レバーの回動軸
6b 小月検出部
6c 日送り爪規制部
7 30日目検出レバー
7a 30日目検出レバーの回動軸
7b 30日目検出部
7c 小月検出レバー規制部
8 1日目検出レバー
8a 1日目検出レバーの回動軸
8b 1日目検出部
8c 月送り爪規制部
9 日回し車の回転軸
10 日板の歯部
10a 日板の歯部(1歯目)
10b 日板の歯部(2歯目)
11 日送り爪
11a 日送り爪のボス
12 月送り爪
12a 月送り爪のボス
13 月星車の歯部
14 月板
15 月回し車
15a 月送り爪
15b 月送り爪のボス
16 裏板
17 地板
18 長穴部
19 日板押え
21 月板座
22 月躍制レバー
23 小月検出レバー
23a 小月検出レバーの回動軸
23b 小月検出部
23c 日送り爪規制部
23d 30日目検出部

Claims (5)

  1. 少なくとも、筒車からの回転を受け1日に1回転する日回し車と、当該日回し車に設けられた、日板を送る日送り爪と、前記日回し車と同期して回転する月回し車と、当該月回し車に設けられた、月板を送る月送り爪と、前記日板の30日目を検出する30日目検出手段と、前記月板の小の月を検出する小月検出手段と、前記30日目検出手段が30日目を検出した事、及び前記小月検出手段が小の月を検出した事に基づき、前記日送り爪が前記日板へ係合するのを規制する日送り爪規制手段と、前記日板の1日目を検出する1日目検出手段と、当該1日目検出手段が1日目を検出した事に基づき、前記月回し爪が前記月板へ係合するのを規制する月送り爪規制手段と、を備えた時計のカレンダー機構において、前記日板の内径上には、日板の30日目を検出するための30日目凹部と、1日目を検出するための1日目凹部と、日送り時に前記日送り爪が係合する歯部とが、前記日回し車の軸方向のそれぞれ異なる階層に段階的に形成されている事を特徴とする時計のカレンダー機構。
  2. 前記時計のカレンダー機構の各構成部材は層状に配置されており、前記日回し車の回転軸を保持する地板に隣接する側を1階層目として、少なくとも、
    前記日送り爪と、前記日板の歯部とを1階層目に設け、
    前記日送り爪に設けられたボスと、前記日送り爪規制手段である小月検出レバーの30日目検出部および日送り爪規制部と、前記日板の30日目凹部とを2階層目に設け、
    前記月送り爪と、前記1日目検出手段である1日目検出レバーの1日目検出部および月送り爪規制部と、前記日板の1日目凹部とを3階層目に設け、
    前記月送り爪に設けられたボスと、月星車の歯部と、前記小月検出レバーの小月検出部とを4階層目に設けた事を特徴とする請求項1記載の時計のカレンダー機構。
  3. 少なくとも、前記月回し車の一部と、前記1日目検出レバーの一部は、前記日回し車を裏側で支持する裏板と、前記日板を表側から押圧する押え部材とで挟持されている事を特徴とする請求項2記載の時計のカレンダー機構。
  4. 少なくとも、前記日回し車の一部と、前記月回し車の一部は、前記日回し車の回転軸を軸受けする地板と、前記日板を表側から押圧する押え部材とで挟持されている事を特徴とする請求項2記載の時計のカレンダー機構。
  5. 前記日回し車と前記月回し車との間には、前記小月検出レバーの一部が挟持されている事を特徴とする請求項4記載の時計のカレンダー機構。
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