JP4363896B2 - 液晶表示パネルの製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は2枚の透明基板を貼り合わせるシール部の形成に特徴を有する液晶表示パネルの製造方法と液晶表示パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示パネルの基本的な製造工程は、大別して、パターニング工程、配向処理工程、基板貼り合わせ・パネル分断工程、液晶注入・封止工程、および偏光膜貼付け工程の5つの製造工程から構成されている。
【0003】
ここで、従来の液晶表示パネルの製造方法とその問題点を図8乃至図11を用いて簡単に説明する。
【0004】
まず、液晶表示パネル用の透明基板1、2に、アルカリバリア性向上のため、例えば酸化シリコンからなるアンダーコート層を形成し、その上にITO等からなる図示しない透明電極を所定の形状にパターニングした後、配向膜(図示せず)を塗布焼成し、ラビング処理を行う。
【0005】
その後に、一方の透明基板1に対しては、基板貼り合わせ・パネル分断工程のため、ギャップ保持のためのスペーサ材4を有するシール材3を塗布し、シール部5を形成する。このシール部5は、外方に突出する液晶注入口13を有し、個別の液晶表示パネルの形成領域の外郭となる枠状のシール部5(以下、枠状シール部11という。)とされており、前記透明基板1上には、縦横に複数個ずつ配列して複数個の前記枠状シール部11を形成し、後工程において、個別の液晶表示パネルに分断可能とされている。また、前記各枠状シール部11の外側には図示しない電気信号入力リード端子部が形成されている。
【0006】
一方、対向する透明基板2に対しては、透明電極を所定の形状にパターニング形成し、配向膜を塗布形成し、ラビングした後、図示しない面内スペーサを散布する。
【0007】
そして、枠状シール部11が形成された透明基板1と、面内スペーサが散布された透明基板2とをそれぞれの透明基板1、2上に形成した図示しないアライメントマークが合致するように精度良く重ね合わせ、熱圧着させて、図8に示すような、複数の個別の液晶表示パネルを分断可能に配列した貼り合わせ基板(以下、マザー基板6という。)を得る。
【0008】
次に、前記マザー基板6を前記各枠状シール部11を横方向に配列させ、その各枠状シール部11の液晶注入口13を同一辺上に開口させるようにして短冊状の複数本のスティック状に切断する。
【0009】
このスティック状とされた貼り合わせ基板(以下、スティック基板10という。)の前記液晶注入口13を真空中で液晶に浸漬し、大気圧にもどす時の差圧と毛細管現象を利用して、前記液晶を前記枠状シール部11によって囲繞された空洞内へ注入し、その後、前記液晶注入口13の開口部を樹脂等の封止材で封止する。
【0010】
そして、最後に、前記各スティック基板10を、前記枠状シール部11の配列方向における各枠状シール部11間の領域に位置する分断予定ラインL1(図9参照)によって個別の液晶表示パネルに分断し、液晶表示パネルを得る。
【0011】
ところで、前述の液晶表示パネルの製造工程にある貼り合わせ基板の切断方法には、前記ガラス基板の表面に、ホイールカッタ等でスクライブ傷を付けた後、そのスクライブ傷の近傍に応力をかけて折り曲げたり、引き裂くようにして分断する方法と、ダイシング装置のブレードを用い、貼り合わせ基板を一気に切断する方法とがある。
【0012】
前述のスクライブ傷を付けて分断する方法は、微小クラックが発生しやすく、製造された液晶表示パネルに割れが生じ易いという欠点を有する。しかしながら、例えば、前記マザー基板6からスティック基板10を切り出す際には、液晶注入口13を開口させるように切断する必要があり、その切断作業に水を使う湿式のダイシング装置を用いる切断方法は、前記液晶注入口13に水が浸入してしまう虞があることから採用できなかったため、前述のスクライブ傷を付けて分断する方法を採用し、前記マザー基板6をその切断予定ラインL2(図8参照)で切断してスティック基板を得るようになされていた。
【0013】
そして、切断精度、切断面に切り込み跡やリブマーク等が生じることはないという切断面の状態、作業性等の観点からしても採用が望ましいとされる、ダイシング装置を用いた切断方法は、前記スティック基板10から個別の液晶表示パネルを分断する際に採用され、ブレードを用いて、貼り合わせ基板を一遍に前記分断予定ラインL1で切断するようになされていた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、ダイシング装置のブレードを用いて前記スティック基板10を構成する2枚の透明基板1、2を一遍に切断して個別の液晶表示パネルを分断しようとすると、その前記分断予定ラインL1においては2枚の透明基板1、2間が空洞であるため、分断時に両透明基板1、2がガタついてしまい、切断不良が生じたり、前記枠状シール部11に剥離が生じたりすることがあった。
【0015】
また、前述のように前記シール部5を枠状シール部11として形成した場合、図8に示すように、複数の枠状シール部11の液晶注入口13を同一辺に開口させたスティック基板10を得ることができるが、このようなスティック基板10に前述のようにして液晶の注入を行なう際、図9の太矢印に示すように、液晶が前記枠状シール部11の空洞内部のみならず、前記枠状シール部11外の透明基板1、2間にも浸入してしまうことがあった。前記枠状シール部11外の透明基板1、2間に液晶が浸入してしまうと、この液晶を後工程である洗浄工程で完全に除去することは困難であり、液晶が残留すれば、透明基板1、2の上面に形成された透明電極を腐食させる(電食)要因となる可能性がある。また、液晶を無駄に消費することにもなる。
【0016】
そこで、近年では、スティック基板10に切断して液晶の注入を行なう際には、前記枠状シール部11外の透明基板1、2間に液晶が浸入することを防止し、また、スティック基板10から複数の個別の液晶表示パネルを分断する際に両透明基板がガタつくことを防止するために、図10に示すように、複数の前記枠状シール部11を、前記液晶注入口13が同一ライン上に配列するように形成するとともに、前記枠状シール部11の配列方向における各枠状シール部11間の領域に、その全面にシール材3を配設したベタ状シール部7を形成したスティック基板11を得て、液晶表示パネルを製造することがなされている。
【0017】
しかしながら、このように各枠状シール部11間の領域にベタ状シール部7を形成する場合においては、前記ベタ状シール部7に用いるシール材3も多くなるため、製造コストも高くなる。また、前記ベタ状シール部7のシール材3のボリュームが多くなると、2枚の透明基板を熱圧着させる際に、シール材3を所定の厚さ(ギャップ寸法)にまで押し込むことができず、図11に示すように、前記シール材3に含ませたスペーサ材4が浮いてしまい、液晶表示パネルのシール材3近傍の液晶層にギャップ不良が多く発生するという問題点が生じていた。
【0018】
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、ダイシング装置のブレードを用いた切断方法により切断精度や切断面の状態の良好な液晶表示パネルを分断することができ、コスト的にも低廉で、シール材のギャップ不良を低減することにより液晶表示パネルの液晶層のギャップ制御をより正確なものとするとともに、2枚の透明基板間の液晶の浸入を防止することができる液晶表示パネルの製造方法と、品質の良好な液晶表示パネルとを提供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明の請求項1に記載の液晶表示パネルの製造方法は、2枚の透明基板のうち一方の透明基板に、液晶注入口を有する複数の枠状シール部を形成するとともに、前記枠状シール部の配列方向における各枠状シール部間の領域に、当該隣位する枠状シール部の近接する対向辺に直交し、前記対向辺にそれぞれ連接する複数本のライン状シールを配列してなる梯子状シール部を形成し、前記一方の透明基板を前記枠状シール部および梯子状シール部を介して他方の透明基板と貼り合わせ、前記各枠状シール部の液晶注入口を同一ライン上に開口させた短冊状のスティック基板を形成し、前記スティック基板の前記枠状シール部に囲繞された空洞に前記液晶注入口から液晶を注入し、前記液晶注入口を封止材により封止した後、前記スティック基板を前記枠状シール部の配列方向における各枠状シール部間の領域に位置する分断予定ラインで個別の液晶表示パネルに分断することを特徴とする。
【0020】
本発明の液晶表示パネルの製造方法によれば、前記梯子状シール部により、2枚の透明基板はしっかりと貼り合わせられるので、ダイシング装置のブレードを用いた切断方法を採用することができ、よって、切断精度よく、切断面の状態の良好な液晶表示パネルを分断することができる。また、前記スティック基板の前記枠状シール部に囲繞された空洞内に前記液晶注入口から液晶を注入する際に、液晶が前記枠状シール部外の透明基板間に浸入することを、前記ライン状シールによって防止することができる。さらに、前記枠状シール部の配列方向における各枠状シール部間の領域に形成するシール部の形状を梯子状とすることにより、シール材のボリュームを控えることができ、コスト的にも低廉となり、シール材のギャップ不良を低減することもできるので、液晶表示パネルの液晶層のギャップ制御をより正確なものとすることができる。
【0021】
さらに、請求項1に記載の液晶表示パネルの製造方法の特徴は、前記各ライン状シールの前記分断予定ラインを外した部位に、前記各ライン状シールと前記各ライン状シールが連接する枠状シール部とにより囲繞された空洞内を前記梯子状シール部外と連通させる破断部を形成する点にある。
【0022】
本発明によれば、前記梯子状シール部を構成する各ライン状シールと枠状シール部とにより囲繞された各空洞内にある空気を前記梯子状シール部外へ排出する排出路を確保することができるので、前記ギャップの調整を行いつつ2枚の透明基板を圧着させる際に、前記空気がシール材を破裂させてしまうこと(シールパンク)を防止することができる。
【0023】
また、請求項2に記載の液晶表示パネルの製造方法の特徴は、請求項1に記載の液晶表示パネルの製造方法において、前記破断部を前記梯子状シール部において千鳥状に配列する点にある。
【0024】
本発明の液晶表示パネルの製造方法によれば、仮に、液晶が梯子状シール部内に侵入することがあっても、前記破断部を千鳥状に形成しておくことで、液晶を奥部にまで浸入させにくくすることができる。
【0025】
また、請求項3に記載の液晶表示パネルの製造方法の特徴は、請求項1または請求項2に記載の液晶表示パネルの製造方法において、前記複数のライン状シールのうち少なくとも前記枠状シール部の液晶注入口の形成辺側外郭に形成されたライン状シールを当該隣位する枠状シール部の近接する対向辺間を繋ぐように形成する点にある。
【0026】
本発明の液晶表示パネルの製造方法によれば、前記スティック基板の前記枠状シール部に囲繞された空洞内に前記液晶注入口から液晶を注入する際に、液晶が前記枠状シール部外の透明基板間に浸入することを、前記梯子状シール部の前記枠状シール部の液晶注入口の形成辺側外郭に形成されたライン状シールによってより確実に防止することができる。
【0027】
またさらに、請求項4に記載の液晶表示パネルの製造方法の特徴は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の液晶表示パネルの製造方法において、さらに、前記一方の透明基板の前記枠状シール部の配列方向における両外郭に位置する枠状シール部の前記配列方向外側の領域に、前記両外郭に位置する枠状シール部の前記配列方向外側端辺に直交し、前記外方端辺に連接する複数本のライン状シールを配列してなる梯子状シール部を形成する点にある。
【0028】
本発明の液晶表示パネルの製造方法によれば、前記スティック基板の両外郭に位置する各枠状シール部に液晶を注入する際に、2枚の透明基板間の前記枠状シール部の前記配列方向外側の領域に液晶が浸入することを当該梯子状シール部により防止して、前記2枚の透明基板間の前記枠状シール部の前記配列方向外側の領域に浸入する液晶により引き起こされる電食の問題を解消することができる。
【0029】
そして、請求項5に記載の液晶表示パネルの製造方法は、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の液晶表示パネルの製造方法において、さらに、前記一方の透明基板の前記分断予定ライン上に分断用シール部を形成する。
【0030】
本発明の液晶表示パネルの製造方法によれば、前記分断予定ライン上に形成された分断用シール部をダイシング装置を用いて切断することで、貼り合わせ基板を構成する2枚の透明基板のガタつきを抑えて、切断精度や切断面の状況の良好な分断を行うことができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図1乃至図7を参照して説明する。
【0034】
なお、前記図1乃至図7は、各実施形態の液晶表示パネルの製造方法の中間工程において得られるスティック基板10の形状を示している。各スティック基板10を切り出すマザー基板の構成は、当該スティック基板10を前記枠状シール部11の配列方向に直交する方向(各図において上下方向)に1乃至複数回複写した形状および構成とし、その図示説明は省略する。また、前述の従来の液晶表示パネルの製造方法の説明において既出の部材等については、同一の符号を用いて説明する。
【0035】
第1実施形態:
本実施形態の液晶表示パネルの製造方法においては、液晶表示パネルを構成することとなる2枚の透明基板1、2のうちの一方の透明基板1に図示しないアンダーコート層を形成し、その上にITO等からなる図示しない透明電極を所定の形状にパターニングした後、配向膜を塗布焼成し、ラビング処理の加工を施す。そして、その上面にスペーサ材を混入させたシール材3を塗布してシール部5を形成する。
【0036】
本実施形態において、前記シール部5は、外方に突出する液晶注入口13を有し、個別の液晶表示パネルの形成領域の外郭となる複数の枠状シール部11を、前記液晶注入口13を同一ライン上に配列するように形成するとともに、前記枠状シール部11の配列方向における各枠状シール部11間の領域に、隣位する当該枠状シール部11の近接する対向辺に対して直交し、前記対向辺にそれぞれ連接して前記対向辺間を繋ぐ複数本のライン状シール12を配列してなる梯子状シール部14を形成する。前記梯子状シール部14を構成するライン状シール12の配列間隔は、後工程の個別の液晶表示パネルを切り出す切断作業を勘案すれば狭幅とすることが望ましいが、使用するシール材3のボリューム増に伴うコストの問題やギャップ制御の作用効果等を勘案して適宜設定するものとする。
【0037】
なお、このシール材3の塗布の方法は、スクリーン印刷法であっても、ディスペンサ描画法であってもよい。
【0038】
また、前記枠状シール部11の外側には、電気信号入力用のリード端子を配設する。
【0039】
一方、対向する透明基板2に対してもアンダーコート層を形成し、その上面に透明電極を所定の形状にパターニング形成し、配向膜を塗布形成し、ラビングした後、図示しない面内スペーサを散布する。
【0040】
そして、枠状シール部11および梯子状シール部14が形成された透明基板1と、面内スペーサが散布された透明基板2とをそれぞれの透明基板1、2上に形成した図示しないアライメントマークが合致するように精度良く重ね合わせ、熱圧着させてマザー基板を得る。そして、シール硬化の工程を経て、前記スペーサ材の外径寸法と同じ厚さとする。
【0041】
本実施形態においては、前記枠状シール部11の配列方向における各枠状シール部11間の領域に形成するシール材3の形状を梯子状とすることにより、前記枠状シール部11間の領域にベタ状シール部7を形成するよりも、シール材3のボリュームを控えることができ、コスト的にも低廉となる。また、シール材3のボリュームを控えることができれば、2枚の透明基板1、2を熱圧着させる際に、シール材3を所定の厚さ(前記スペーサ材の外形寸法と同じギャップ寸法)にまで押し込むことができるのでシール材3のギャップ不良を低減することもでき、液晶表示パネルの液晶層のギャップ制御をより正確なものとすることができる。
【0042】
そして、このマザー基板を、同一ライン上に配列された前記液晶注入口13を同一辺に開口させるように切断して、液晶表示パネルを構成することとなる複数の空セルを有するスティック基板10を得る。
【0043】
図1は、前記枠状シール部11の配列方向における各枠状シール部11間の領域に、複数のライン状シール12からなる梯子状シール部14を形成した場合のスティック基板10を示す説明図である。
【0044】
なお、本実施形態においては、前記マザー基板から複数の前記スティック基板10を切断する際の切断方法は、従来と同様に、超硬ホイール、円状カッター、通常カッター刃等を用いて各透明基板1、2にそれぞれスクライブ傷を付け、その後、前記スクライブ傷の近傍に応力をかけて分断する方法を採用する。
【0045】
続いて、前記スティック基板10の前記液晶注入口13を真空中で液晶に浸漬し、大気圧にもどす時の差圧と毛細管現象を利用して、液晶を前記枠状シール部11によって囲繞された空洞内へ注入し、液晶注入口13の開口部を樹脂等の封止材で封止する。
【0046】
このとき、本実施形態においては、前記梯子状シール部14の前記枠状シール部11の液晶注入口13の形成辺側外郭に形成されたライン状シール12Aが、液晶の浸入を防ぐ堰として作用することにより、液晶が前記枠状シール部11外の透明基板1、2間に浸入することを阻止することができる。
【0047】
そして、最後に、前記スティック基板10を、前記枠状シール部11の配列方向における各枠状シール部11間の領域、すなわち、梯子状シール部14の形成領域に位置する分断予定ラインL1に従って個別の液晶表示パネルに分断し、所望の液晶表示パネルを得る。
【0048】
このとき、当該スティック基板10を構成する2枚の透明基板1、2は、分断予定ラインL1が位置する前記枠状シール部11の配列方向における各枠状シール部11間の領域に形成された梯子状シール部14によって、強固に貼り合わせられているため、ダイシング装置のブレードを用いた切断方法を採用し、両透明基板1、2をシール材3と共に一遍に切断することとができるので、切断精度よく、切断面の状態の良好な液晶表示パネルを分断することができる。
【0049】
第2実施形態:
本実施形態においては、特徴部分であるシール部5の形成方法を中心に説明し、その他の工程における液晶表示パネルの製造方法については、前述の第1実施形態に準じることとして説明を省略する(以下の各実施形態において同じ)。
【0050】
本実施形態においては、前記第1実施形態における前記各ライン状シール12の前記分断予定ラインL1を外した部位に、前記各ライン状シール12と前記各ライン状シール12が連接する枠状シール部11とにより囲繞された空洞内を前記梯子状シール部14外と連通させる破断部15を形成する。
【0051】
つまり、前記一方の透明基板1には、外方に突出する液晶注入口13を有し、個別の液晶表示パネルの形成領域の外郭となる複数の枠状シール部11を、前記液晶注入口13を同一ライン上に配列させるように形成するとともに、前記枠状シール部11の配列方向における各枠状シール部11間の領域に、隣位する当該枠状シール部11の近接する対向辺に直交して連接し、前記梯子状シール部14の前記分断予定ラインL1を外した部位に破断部15が形成された複数本のライン状シール12を配列してなる梯子状シール部14を形成する。前記破断部15は、前記各ライン状シール12と枠状シール部11とにより囲繞された各空洞内と前記梯子状シール部14外とを連通させるように機能するものである。
【0052】
図2は、本実施形態において、前記破断部15を前記分断予定ラインL1と平行に位置させるようにして複数のライン状シール12を形成した場合のスティック基板10を示す説明図である。
【0053】
前記破断部15は、図2に示すように、一列状に形成することに限らず、例えば、図3のように、前記梯子状シール部14において千鳥状となるように配列してもよい。また、ライン状シール12に形成する破断部15の形成箇所も1箇所に限らない。
【0054】
このように、前記ライン状シール12に破断部15を形成することにより、前記梯子状シール部14を構成する各ライン状シール12と枠状シール部11とにより囲繞された各空洞内の空気を前記梯子状シール部14外(本実施形態においては、前記枠状シール部11の液晶注入口13の形成辺側と反形成辺側の双方向)へ排出する排出経路を確保することができるので、前記ギャップの調整を行いつつ2枚の透明基板を圧着させる際に、シールパンクが発生することを防止することができる。シールパンクが前記枠状シール部11に発生した場合は、当該枠状シール部11を構成部材とする液晶表示パネルは液晶層を構成不可となり、そこで得られる液晶表示パネルは不良品となるが、本実施形態の液晶表示パネルの製造方法によれば、前記シールパンクの発生を防止することができるので、不良製品の製造率を著しく減少させることが可能となる。
【0055】
また、仮に、液晶が梯子状シール部14内に浸入することがあっても、千鳥状に前記破断部15を形成しておけば、前記破断部15を一列状に形成した場合に比べて、前記液晶が奥部にまで浸入しにくくなるので、前述の液晶の付着による透明電極の腐食の発生を防止することが可能となる。
【0056】
第3実施形態:
本実施形態においては、前記第1実施形態または第2実施形態の液晶表示パネルの製造方法において、前記複数のライン状シール12のうち少なくとも前記枠状シール部11の液晶注入口13の形成辺側外郭に形成されたライン状シール12を当該隣位する枠状シール部11の近接する対向辺間を繋ぐように形成する。
【0057】
図4は、本実施形態において、前記第2実施形態における図2に示した前記ライン状シール12のうち、前記枠状シール部11の液晶注入口13の形成辺側外郭に形成されたライン状シール12Aのみを当該隣位する枠状シール部11の近接する対向辺間を繋ぐように形成した場合のスティック基板10を示す説明図であり、同じく、図5は、前記第2実施形態における図3に示した前記ライン状シール12のうち、前記枠状シール部11の液晶注入口13の形成辺側外郭に形成されたライン状シール12Aのみを当該隣位する枠状シール部11の近接する対向辺間を繋ぐように形成した場合のスティック基板10を示す説明図である。
【0058】
このように、少なくとも前記枠状シール部11の液晶注入口13の形成辺側外郭に形成されたライン状シール12Aを当該隣位する枠状シール部11の近接する対向辺間を繋ぐように形成することにより、前記スティック基板10の前記枠状シール部11に囲繞された空洞内に前記液晶注入口13から液晶を注入する際に、液晶が前記枠状シール部11外の透明基板間に浸入することをより確実に防止することができる。
【0059】
また、前記枠状シール部11の液晶注入口13の形成辺側外郭に形成されたライン状シール12A以外のライン状シール12には破断部15が形成されており、前記梯子状シール部14を構成する各ライン状シール12と枠状シール部11とにより囲繞された各空洞内にある空気を前記梯子状シール部14外(本実施形態においては、前記枠状シール部11の液晶注入口13の反形成辺側の一方向)へ排出する排出経路を確保することができるので、前記ギャップの調整を行いつつ2枚の透明基板1、2を圧着させる際に、シールパンクが発生することを防止することができる。
【0060】
なお、隣位する枠状シール部11の近接する対向辺間を繋ぐように形成するライン状シール12は、前記枠状シール部11の液晶注入口13の形成辺側外郭に形成されたライン状シール12のみにかぎらない。仮に、全ライン状シール12を隣位する枠状シール部11の近接する対向辺間を繋ぐように形成するとすると、前述の第1実施形態の図1に示すようなシール部5の形状となる。
【0061】
第4実施形態:
本実施形態においては、前記第1実施形態乃至第3実施形態の液晶表示パネルの製造方法において、さらに、前記一方の透明基板1の前記分断予定ラインL1上に分断用シール部17を形成する。
【0062】
図6は、本実施形態において、前記第1実施形態における図1に示した前記枠状シール部11および梯子状シール部14のほかに、前記一方の透明基板1の、前記枠状シール部11の配列方向における各枠状シール部11間の領域に位置する分断予定ラインL1上に分断用シール部17を形成した場合のスティック基板10を示す説明図である。
【0063】
このように、分断予定ラインL1上に分断用シール部17を形成し、この分断用シール部17をダイシング装置を用いて切断することで、前記分断用シール部17により貼り合わせ基板を構成する2枚の透明基板1、2のガタつきを抑えつつ切断精度や切断面の状況の良好な液晶表示パネルの分断を行うことができる。
【0064】
第5実施形態:
本実施形態においては、前記第1実施形態乃至第4実施形態の液晶表示パネルの製造方法において、さらに、前記一方の透明基板1の前記枠状シール部11の配列方向における両外郭に位置する枠状シール部11の前記配列方向外側の領域に、前記両外郭に位置する枠状シール部11の前記配列方向外側端辺に直交し、前記外方端辺に連接する複数本のライン状シール12を配列してなる梯子状シール部14を形成する。
【0065】
図7は、本実施形態において、前記第4実施形態における図6に示した前記枠状シール部11、梯子状シール部14および分断用シール部17の他に、前記一方の透明基板の前記枠状シール部11の配列方向における両外郭に位置する枠状シール部11の前記配列方向外側の領域に、前記両外郭に位置する枠状シール部11の前記配列方向外側端辺に直交し、前記外方端辺に連接する複数本のライン状シール12を配列してなる梯子状シール部14を形成した場合のスティック基板10を示す説明図である。
【0066】
このように、枠状シール部11の前記配列方向外側の領域にも梯子状シール部14を形成することにより、前記スティック基板10の両外郭に位置する各枠状シール部11に液晶を注入する際に、2枚の透明基板1、2間の前記枠状シール部11の前記配列方向外側の領域に液晶が浸入することを当該梯子状シール部14により防止することができ、前記2枚の透明基板1、2間の前記枠状シール部11に発生する、前記配列方向外側の領域に浸入する液晶を原因とする電食の問題を防止することができる。
【0067】
そして、例えば、この第5実施形態の液晶表示パネルの製造方法によって作製された個別の液晶表示パネルは、2枚の透明基板1、2を、外方に突出する液晶注入口13を有する枠状シール部11と、複数本のライン状シール12を配列してなる梯子状シール部14とを介して貼り合わせた液晶セルの、前記枠状シール部11と前記2枚の透明基板とにより囲繞された空洞内に液晶を封止してなる構成を有することとなる。
【0068】
このように構成された液晶表示パネルは、前記枠状シール部11のみならず、前記枠状シール部11の両側方にそれぞれ梯子状シール部14が配置されることから、シール剥離が生じ難く、また、液晶が封止された液晶層のギャップ管理が正確になされた品質のよい製品となる。
【0069】
なお、本発明は前記実施形態のものに限定されるものではなく、必要に応じて種々変更することが可能である。
【0070】
例えば、前記各実施形態においては、複数本のスティック基板を切り出し可能とされたマザー基板を形成してから、スティック基板を切断するようにしたが、マザー基板を形成せずに、当所からスティック基板大の2枚の透明基板を貼り合わせて、スティック基板を得るようにしてもよい。
【0071】
なお、ライン状シールを連接辺に直交させるように形成するが、ここでいう直交とは90°に限定されず、70°〜120°の範囲であればよく、これらも本発明に含まれる。
【0072】
【発明の効果】
以上述べたように本発明に係る液晶表示パネルの製造方法によれば、ダイシング装置のブレードを用いた切断方法を用いて個別の液晶表示パネルに分断することができるので、切断精度や切断面の状態の良好な液晶表示パネルを作製することができる。
【0073】
また、本発明に係る液晶表示パネルの製造方法は、コスト的にも低廉に、シール材3のギャップ不良を低減することにより液晶表示パネルの液晶層のギャップ制御をより正確なものとすることができ、2枚の透明基板間の液晶の浸入を防止することにより、電食の発生を防止して、品質の良好な液晶表示パネルを作製することができる。
【0074】
そして、このようにして作製された液晶表示パネルは通電不良やシール剥離等の問題のない、品質の良好なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の液晶表示パネルの製造方法の中間工程において得られるスティック基板の枠状シール部、梯子状シール部および分断予定ラインを示す説明図
【図2】 第2実施形態の液晶表示パネルの製造方法の中間工程において得られるスティック基板の枠状シール部、梯子状シール部および分断予定ラインを示す説明図
【図3】 第2実施形態の液晶表示パネルの製造方法の中間工程において得られる別のスティック基板の枠状シール部、梯子状シール部および分断予定ラインを示す説明図
【図4】 第3実施形態の液晶表示パネルの製造方法の中間工程において得られるスティック基板の枠状シール部、梯子状シール部および分断予定ラインを示す説明図
【図5】 第3実施形態の液晶表示パネルの製造方法の中間工程において得られる別のスティック基板の枠状シール部、梯子状シール部および分断予定ラインを示す説明図
【図6】 第4実施形態の液晶表示パネルの製造方法の中間工程において得られるスティック基板の枠状シール部、梯子状シール部、分断用シール部および分断予定ラインを示す説明図
【図7】 第5実施形態の液晶表示パネルの製造方法の中間工程において得られるスティック基板の枠状シール部、梯子状シール部、分断用シール部および分断予定ラインを示す説明図
【図8】 従来の液晶表示パネルの製造方法の中間工程において得られるスティック基板に形成された枠状シール部と分断予定ラインを示す説明図
【図9】 従来の液晶表示パネルの製造方法の液晶注入の際に生じた問題点を示す説明図
【図10】 従来において改良された液晶表示パネルの製造方法の中間工程において得られるマザー基板に形成されたシール部と切断予定ラインを示す説明図
【図11】 従来の液晶表示パネルの製造方法における問題点の説明図
【符号の説明】
1 (シール部が形成された、一方の)透明基板
2 (面内スペーサが散布された、他方の)透明基板
3 シール材
5 シール部
10 スティック基板
11 枠状シール部
12 ライン状シール
12A 枠状シール部の液晶注入口の形成辺側外郭に形成されたライン状シール
13 液晶注入口
14 梯子状シール部
15 破断部
17 分断用シール部
L1 分断予定ライン
Claims (5)
- 2枚の透明基板のうち一方の透明基板に、液晶注入口を有する複数の枠状シール部を形成するとともに、前記枠状シール部の配列方向における各枠状シール部間の領域に、当該隣位する枠状シール部の近接する対向辺に直交し、前記対向辺にそれぞれ連接する複数本のライン状シールを配列してなる梯子状シール部を形成し、前記一方の透明基板を前記枠状シール部および梯子状シール部を介して他方の透明基板と貼り合わせ、前記各枠状シール部の液晶注入口を同一ライン上に開口させた短冊状のスティック基板を形成し、前記スティック基板の前記枠状シール部に囲繞された空洞に前記液晶注入口から液晶を注入し、前記液晶注入口を封止材により封止した後、前記スティック基板を前記枠状シール部の配列方向における各枠状シール部間の領域に位置する分断予定ラインで個別の液晶表示パネルに分断することを特徴とする液晶表示パネルの製造方法であって、
前記各ライン状シールの前記分断予定ラインを外した部位に、前記各ライン状シールと、前記ライン状シールが連接する枠状シール部とにより囲繞された空洞内を前記梯子状シール部外と連通させる破断部を形成する液晶表示パネルの製造方法。 - 前記破断部を前記梯子状シール部において千鳥状に配列する請求項1に記載の液晶表示パネルの製造方法。
- 前記複数のライン状シールのうち少なくとも前記枠状シール部の液晶注入口の形成辺側外郭に形成されたライン状シールを、当該隣位する枠状シール部の近接する対向辺間を繋ぐように形成する請求項1または請求項2に記載の液晶表示パネルの製造方法。
- 前記一方の透明基板の前記枠状シール部の配列方向における両外郭に位置する枠状シール部の前記配列方向外側の領域に、前記両外郭に位置する枠状シール部の前記配列方向外側端辺に直交し、前記外方端辺に連接する複数本のライン状シールを配列してなる梯子状シール部を形成する請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の液晶表示パネルの製造方法。
- 前記一方の透明基板の前記分断予定ライン上に分断用シール部を形成する請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の液晶表示パネルの製造方法。
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