JP4203674B2 - 液晶セル形成用構成体およびその製造方法 - Google Patents

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Description

この発明は液晶セル形成用構成体よびその製造方法に関する。
従来の液晶セルの製造方法には、完成された液晶セルを複数個形成することが可能な面積を有する2枚の大型ガラス基板をその間に介在された複数のほぼ方形枠状のシール材を介して貼り合わせて液晶セル形成用構成体を形成し、この液晶セル形成用構成体をその各外面の行方向および列方向に形成されたスクライブラインに沿って切断し、これにより複数個の液晶セルを得る方法がある(例えば、特許文献1参照)。
なお、この液晶セルに偏光板を貼り付け、更に、駆動回路を搭載することにより、液晶表示装置が完成される。また、この液晶セルが備える2枚の基板のうち一方の基板における他方の基板に対向する面には、走査信号線、データ信号線、薄膜トランジスタ、画素電極、配向膜等が形成され、他方の基板における一方の基板に対向する面には、カラーフィルタ、配向膜等が形成され、シール材によって2枚の基板が貼り合わされるとともに、これらの基板間に液晶が封止された構造を備えている。
特開2006−143506号公報
ところで、液晶セル形成用構成体を切断する場合、まず、液晶セル形成用構成体が備える一対のガラス基板の各表面のうち外側に位置する2つの表面上に、スクライバを用いてスクライブラインを形成する。この場合、液晶セル形成用構成体の構造上、一対のガラス基板の各表面のうち内側に位置する2つの表面上にはスクライブラインを形成することができない。このため、液晶セル形成用構成体を切断したときに、外側に位置する各表面上における形状の精度と、この外側の表面に対応する内側に位置する表面上における形状の精度とが異なっていることがあるが、このような場合には、ガラス基板における切断された端面が、ガラス基板の表面に対して垂直とならずに斜めに割れてしまう。また、上述の行方向のスクライブラインと列方向のスクライブラインとが交差する部分においては、上述のガラス基板の端面が、他の部分よりも、比較的大きく、ガラス基板の表面に対して垂直とならずに斜めに割れ易く、比較的大きなバリが発生して、電子機器に組み込むときの支障になるという問題があった。
また、液晶セル形成用構成体が備える一対のガラス基板の間に、この液晶セル形成用構成体から形成可能な複数個の液晶セルに対応する形状を有する複数のほぼ方形枠状のシール材を互いに離間させて介在させ、互いに隣接する二つの液晶セルのシール材の相隣接する二辺間の中央部において一対のガラス基板を切断しているので、これにより得られる液晶セルにおいて、ガラス基板の端面がシール材の外側の端面よりも外側に配置され、額縁面積が大きくなってしまうという問題があった。
そこで、この発明は、切断後のガラス基板の端面がその表面に対して斜めに割れたり、バリが発生して、外形不良となる問題が発生する度合いを抑制することができ、且つ、額縁面積を小さくすることができる液晶セル形成用構成体、液晶セルおよびその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の液晶セルの製造方法は、一方の基板の端部から他方の基板が突出し当該突出部に少なくとも接続端子が形成されている液晶セルを複数個形成することが可能な面積を有する一対のガラス基板を用意する工程と、
前記一対のガラス基板の間に、前記複数個の液晶セルに対応する形状を有するシール材と、前記一対のガラス基板に端部がそれぞれ当接する支柱とを介在させた状態で、前記一対のガラス基板を貼り合わせて液晶セル形成用構成体を形成する工程と、
前記液晶セル形成用構成体が形成された状態で前記一対の各ガラス基板において互いに対向する面と反対側の各面に互いに交差する少なくとも複数のスクライブラインを形成する工程と、
前記一対のガラス基板および前記シール材を前記複数のスクライブラインに沿って切断して、前記液晶セルを複数個得る工程とを含み、
前記複数個の液晶セルのうち一の液晶セルが備える複数の辺のうち一つは、前記一の液晶セルと隣接する他の液晶セルが備える他の複数の辺のうち一つと共有され、
前記支柱のうち少なくとも一部が前記一対のガラス基板の間における前記複数のスクライブラインのうち一つに対応するとともに前記突出部に対応する領域と重なるように設けられ、且つ、前記シール材が、前記一対のガラス基板の間における前記共有される一つの辺に対応する領域と重なるように設けられ、
前記数のスクライブラインのうち少なくとも一つが、前記共有される一つの辺に対応する領域と重なるように設けられることを特徴とするものである。
請求項10に記載の液晶セル形成用構成体は、一方の基板の端部から他方の基板が突出し当該突出部に少なくとも接続端子が形成されている液晶セルを複数個形成することが可能な面積を有する一対のガラス基板と、前記一対のガラス基板の間に、前記複数個の液晶セルに対応する形状を有するシール材と、前記一対のガラス基板に端部がそれぞれ当接する支柱とを備え、
前記支柱は、前記一対のガラス基板の間における、前記一対の各ガラス基板の互いに対向する各面と反対側の各面上に互いに交差するように形成される数のスクライブラインのうち一つに対応するとともに前記突出部に対応する領域を少なくとも一部に含むように設けられ、
前記複数個の液晶セルのうち一の液晶セルが備える複数の辺のうち一つは、前記一の液晶セルと隣接する他の液晶セルが備える他の複数の辺のうち一つと共有され、
前記数のスクライブラインのうち少なくとも一つは、前記共有される一つの辺に対応する領域と重なるように設けられ、
前記シール材は、前記一対のガラス基板の間における、前記少なくとも一つのスクライブラインに対応する領域に設けられていることを特徴とするものである
この発明によれば、一対のガラス基板の間における、当該一対の各ガラス基板の互いに対向する各面と反対側の各面上に互いに交差するように形成される少なくとも複数のスクライブラインに対応する領域と重なるように支柱を介在させているので、切断後のガラス基板の端面がその表面に対して斜めに割れたり、バリが発生して、外形不良が発生する度合いを抑制することができる。
また、この一対のガラス基板は、完成された液晶セルを複数個形成することが可能な面積を有し、これら複数個の液晶セルのうち互いに隣接する一および他の液晶セルは、この一の液晶セルの辺のうち他の液晶セル側の辺とこの他の液晶セルの辺のうち一の液晶セル側の辺とがこれら一及び他の液晶セルに共有される一つの辺とされ、上述の少なくとも複数のスクライブラインのうち一つを、この共有される一つの辺に対応する領域と重なるように設け、一対のガラス基板の間に介在されるシール材を、一対のガラス基板の間における、上述の少なくとも複数のスクライブラインのうち上述の共有される一つの辺に対応する領域と重なるように設けられた一つのスクライブラインに対応する領域に設けているので、上記外形不良が発生する度合いを抑制することができる上、額縁面積を小さくすることができる。
(第1実施形態)
図1(A)はこの発明の第1実施形態としての液晶セルの平面図を示し、図1(B)は図1(A)の1B−1B線に沿う断面図を示す。この液晶セルでは、第1のガラス基板1とその上側に対向配置された第2のガラス基板2とがほぼ方形枠状のシール材3を介して貼り合わされ、シール材3の内側における両ガラス基板1、2間に液晶4がシール材3に形成された液晶注入口5を介して注入され、液晶注入口5が封止材6で封止された構造となっている。
この場合、第1のガラス基板1の図1(A)における下辺部は第2のガラス基板2から突出されており、第1のガラス基板1のうち第2のガラス基板2から突出した部分を突出部1aという。この突出部1aの上面には接続端子(図示せず)等が設けられている。ここで、図1(A)に示すように、シール材3の幅はその全体に亘って同一であり、その液晶注入口5の部分を除く上辺部および下辺部の各外側の端面は第2のガラス基板2の上辺部および下辺部の各端面よりも内側に配置され、その左辺部および右辺部(相対向する2辺部)の各外側の端面は第2のガラス基板2の左辺部および右辺部(相対向する2辺部)の各端面と同一位置に配置されている。
第2のガラス基板2の図1(A)における上辺部両角部(端部)と第1のガラス基板1との間には、平面ほぼ正方形状で且つ両端部が各ガラス基板1、2に当接された支柱7が設けられている。第1のガラス基板1の突出部1aの下辺部両角部(端部)の上面には平面ほぼ正方形状の支柱7が設けられている。
次に、この液晶セルの製造方法の一例について、図2に示す製造工程図を参照して説明する。まず、図2のステップS1(2枚の大型ガラス基板を用意する)において、図3に示すように、完成された液晶セルを複数個(例えば、3×3=9個)形成することが可能な面積を有する2枚の大型ガラス基板11、12を用意する。ここで、第1の大型ガラス基板11の一面には図示しない薄膜トランジスタ、画素電極等が形成され、第2の大型ガラス基板12の一面には図示しない共通電極等が形成されている。この場合、後述する一点鎖線13、15で囲まれた領域は液晶セル形成領域16であり、一点鎖線13、14、15で囲まれた領域のうちシール材3が形成されない方の領域は突出部(1a)形成領域17である。そして、行方向および列方向に隣接する液晶セル形成領域16間には余分の領域は設けられていない。このため、大型ガラス基板11、12から製造される複数個の液晶セルのうち一の液晶セルが備える複数の辺のうち一つ(例えば、右辺部)は、この一の液晶セルと隣接する他の液晶セルが備える他の複数の辺のうち一つ(例えば、左辺部)と共有されている。
次に、図2のステップS2(シール材を形成する)において、スクリーン印刷法やディスペンサ法等により、第1の大型ガラス基板11の一面の各液晶セル形成領域16内において各突出部形成領域17を除く領域を囲繞するように、熱硬化性を有するエポキシ系樹脂等からなるほぼ方形枠状のシール材3を形成すると同時に、第1の大型ガラス基板11の一面の各液晶セル形成領域の4角部(端部)に、同じく熱硬化性を有するエポキシ系樹脂等からなる平面ほぼ正方形状の支柱7を形成する。
この場合、図3において、シール材3の上辺部の1箇所には液晶注入口5が形成されている。また、シール材3の液晶注入口5の部分を除く上辺部および下辺部の各外側の端面は、液晶セル形成領域16のうち突出部形成領域17を除く領域の上辺および下辺よりも内側に配置されている。行方向中央部に配置されたシール材3の左辺部(共通辺部)3aは、その左側に隣接するシール材3の右辺部(共通辺部)3aと共有され、行方向中央部に配置されたシール材3の右辺部(共通辺部)3aは、その右側に隣接するシール材3の左辺部(共通辺部)3aと共有されている。
行方向左側に配置されたシール材3の左辺部は、当該シール材3を含む液晶セル形成領域16の左側に一点鎖線15を中心として左右対称的に配置されたシール材と繋がって連続する一種の共通辺部3aとなっている。行方向右側に配置されたシール材3の右辺部は、当該シール材3を含む液晶セル形成領域16の右側に一点鎖線15を中心として左右対称となるように配置されたシール材と繋がって連続する一種の共通辺部3aとなっている。ここで、シール材3のうち共通辺部3aの幅は、例えば、他の部分の幅が0.6〜0.8mmであれば、その2倍である1.2〜1.6mmとなっている。
次に、図2のステップS3(基板を貼り合わせる)において、ステップS1で用意した第1および第2の大型ガラス基板11、12をそれぞれの一面同士が対向するようにシール材3および支柱7を介して配置し、シール材3および支柱7を加熱して硬化させることにより、2枚の大型ガラス基板11、12を互いに貼り合わせる。なお、以下では、このように貼り合わされた2枚の大型ガラス基板11、12を含む構成を、液晶セル形成用構成体100と言う。
ここで、図3において、複数のシール材3、3、…の液晶注入口5、5、…の各先端部に沿って行方向に延びる一点鎖線は第1のスクライブライン用仮想ライン13であり、複数のシール材3の各下辺部の外側に沿って行方向に延びる一点鎖線は第2のスクライブライン用仮想ライン14であり、シール材3の共通辺部3aの幅方向中心に沿って列方向に延びる一点鎖線は第3のスクライブライン用仮想ライン15である。後述するように、液晶セル形成用構成体100の外面を構成する第1および第2の大型ガラス基板11、12における上記各一面と反対側の各他面には、これらのスクライブライン用仮想ライン13、14、15の何れかに沿って、スクライブラインが形成される。
そして、支柱7は、行方向に延びる第1のスクライブライン用仮想ライン13と列方向に延びる第3のスクライブライン用仮想ライン15との交差部に対応する部分における両大型ガラス基板11、12間に介在され、その両端部がそれぞれ第1および第2の大型ガラス基板11、12に当接されている。この場合、支柱7の平面サイズは、行方向に延びる第1のスクライブライン用仮想ライン13と列方向に延びる第3のスクライブライン用仮想ライン15とに沿って形成されるスクライブライン同士が交差する領域の平面サイズよりも大きくなっている。例えば、支柱7の平面サイズは0.3×0.3mmであり、後述するように第1、第3のスクライブライン用仮想ライン13、15に沿って形成されるスクライブラインの幅は約20μmである。なお、第1、第3のスクライブライン用仮想ライン13、15は支柱7の中心点を通っている。
次に、図2のステップS4(第1に切断する)において、図3に示す液晶セル形成用構成体100を裏返した状態において、スクライバを用いて、上側に位置する第1の大型ガラス基板11の外面に第1、第3のスクライブライン用仮想ライン13、15に沿って第1、第3のスクライブラインを形成する。次に、液晶セル形成用構成体100を裏返し、上側に位置する第2の大型ガラス基板12の上面を加圧する、または、その上面に衝撃を与える等の方法により、シール材3等を介して第1の大型ガラス基板11の第1、第3のスクライブラインの部分に外力を加え、これにより下側に位置する第1の大型ガラス基板11を第1、第3のスクライブラインに沿って切断する。
次に、図2のステップS5(第2に切断する)において、スクライバを用いて、上側に位置する第2の大型ガラス基板12の外面に第1、第2、第3のスクライブライン用仮想ライン13、14、15に沿って第1、第2、第3のスクライブラインを形成する。次に、液晶セル形成用構成体100を裏返し、上側に位置する第1の大型ガラス基板11の上面を加圧する、または、その上面に衝撃を与える等の方法により、シール材3等を介して第2の大型ガラス基板12の第1、第2、第3のスクライブラインの部分に外力を加え、これにより下側に位置する第2の大型ガラス基板12を第1、第2、第3のスクライブラインに沿って切断する。
かくして、図4に示す液晶セル18が9個得られる。この状態では、第2の大型ガラス基板12のうち突出部形成領域17(図3に示す第1、第2のスクライブライン用仮想ライン13、14間における領域のうちシール材3が形成されない方の領域)に対応する部分は除去され、第1のガラス基板1の突出部1aが露出されている。また、図3において、シール材3の共通辺部3aは、その幅方向中心において、つまり第3のスクライブライン用仮想ライン15に沿って、両大型ガラス基板11、12と共に切断される。したがって、図4において、シール材3の左辺部および右辺部の各外側の端面は第2のガラス基板2の左辺部および右辺部の各端面と同一位置となっている。また、シール材3の幅はその全体に亘って同一である。
さらに、図3において、支柱7は両大型ガラス基板11、12と共に平面十字状に切断される。したがって、図4に示す状態では、第2のガラス基板2の上辺部両角部(端部)と第1のガラス基板1との間には平面ほぼ正方形状の支柱7が残存され、第1のガラス基板1の突出部1aの下辺部両角部(端部)の上面には平面ほぼ正方形状の支柱7が残存されている。支柱7の役目については後で説明する。
次に、図2のステップS6(液晶を注入する)において、液晶セル18のシール材3の内側における両ガラス基板1、2間に液晶(図示せず)をシール材3の液晶注入口5を介して注入する。次に、図2のステップS7(液晶注入口を封止する)において、液晶セル18のシール材3の液晶注入口5に光硬化性を有する封止材6(図1(A)参照)を形成し、これを紫外線等の光によって硬化して液晶注入口5を封止する。かくして、図1(A)、(B)に示す液晶セルが得られる。
次に、支柱7の役目について、図7に示す実験結果を用いて説明する。まず、図5に示すように、2枚のガラス基板1、2をシール材3および支柱7を介して貼り合わせたものを用意した。この場合、2枚のガラス基板1、2の平面サイズは同じであり、シール材3のうち液晶注入口5以外の部分の全てはガラス基板1、2の外周端面よりも内側に配置され、支柱7は両ガラス基板1、2間の中央部の1箇所に設けられている。そして、図5において、支柱7の中心点を通って行方向に延びる一点鎖線で示すように、両ガラス基板1、2をその各外面に形成されたスクライブライン21に沿って切断した。この場合、第1、第2のガラス基板1、2の厚さは0.5mmとし、支柱7の平面サイズは0.3×0.3mmとし、スクライブライン21の幅は約20μmとした。
そして、図6において黒丸で示すように、スクライブライン21上において、支柱7の中心点21a、支柱7の右端面を通る点21b、支柱7の右端面から0.3mm、0.5mm、0.6mm、1.0mm、2.0mm離れた各点21c、21d、21e、21f、21gにおける第1のガラス基板1の切断面を調べたところ、図7に示す結果が得られた。
図7において、「スクライブ面の外形寸法」とは、第1のガラス基板1のうち第2のガラス基板2に対向する面と反対側の面において、図5に示すシール材3の下辺部外側から切断面までの距離のことを言う。また、「反スクライブ面の外形寸法」とは、第1のガラス基板1のうち第2のガラス基板2に対向する面において、図5に示すシール材3の下辺部外側から切断面までの距離のことを言う。また、「外形誤差」とは、上述のスクライブ面の外形寸法から反スクライブ面の外形寸法を差し引いた値のことを言う。
図7から明らかなように、スクライブライン21の深さは、支柱7の中心点21aで110μmと最も深く、この中心点21aから離れるに従って漸次浅くなり、支柱7の右端面から0.5mm離れた点21dでは100弱の97μmであるが、0.6mm離れた点21eでは90μmとなり、1.0mm離れた点21fでは72μmとなり、2.0mm離れた点21gでは15μmと極端に浅くなっている。
スクライブ面の外形寸法は、スクライブライン21の深さに関係無く、3.97mmと一定である。これは、第1のガラス基板1の外面における切断面が当該外面に形成されたスクライブライン21に追従して直線状になっている。これに対し、反スクライブ面の外形寸法はばらばらであり、スクライブライン21の深さの影響を受けていることがわかる。
そして、外形誤差は、支柱7の右端面から0.3mm離れた点21cでは±0mmであり、その左側ではマイナス(−0.02mm、−0.018mm)であり、その右側ではプラス(0.02mm、0.03mm、0.09mm、0.14mm)であって右側に行くに従って漸次大きくなっている。ここで、外形誤差は、0.02mm以下であれば、液晶表示装置を製造する際、液晶セルをフレームに嵌め込むときの支障になり難いため、ガラス基板の切断後の端面が、ガラス基板の表面に対して垂直とならずに斜めに割れるといった外形不良となる問題が発生する度合いを抑制することができているものと見做すことができ、また、特に、ガラス基板の角部(端部)において、ガラス基板の切断後の端面が他の部分よりも比較的大きくその表面に対して斜めに割れたり、比較的大きなバリが発生して、外形不良となる問題が発生する度合いを抑制できているものと見做すことができる。
具体的には、外形誤差は、支柱7の中心点21a(−0.02mm)、支柱7の右端面を通る点21b(−0.018mm)、支柱7の右端面から0.3mm離れた点21c(±0mm)、支柱7の右端面から0.5mm離れた点21d(0.02mm)では、外形不良となる問題が発生する度合いを抑制できているものと見做されるが、支柱7の右端面から0.6mm、1.0mm、2.0mm離れた各点21e(0.03mm)、21f(0.09mm)、21g(0.14mm)では、外形不良となる問題が発生する度合いを抑制できているものとは見做されない。したがって、外形不良となる問題が発生する度合いを抑制するためには、外形不良が発生し易い部分の近傍、即ち、0.5mm以内の領域に支柱7が形成されるようにすればよい。
以上の実験結果に基づいて、上述した第1実施形態に係る液晶セルのように、図3に示す液晶セル形成用構成体100において、従来外形不良となる問題が発生する度合いが高かった第1、第3のスクライブライン用仮想ライン13、15の交差部に対応する部分に支柱7を設ける構成とすると、当該液晶セル形成用構成体100を切断して形成された、図4に示す第1のガラス基板1の4角部(端部)において外形不良が発生する度合いを抑制することができた。同様に、図4に示す第2のガラス基板2の上辺部の2角部(端部)においても、上述の第1のガラス基板の4角部(端部)と同等の効果が得られた。
なお、これは、第1、第3のスクライブライン用仮想ライン13、15の交差部に対応する部分におけるスクライブ強さが安定し、当該部分に形成されるスクライブラインの深さが所定深さ(97μm)よりも深くすることができたことによる(支柱7の中心点で110μm、支柱7の端面で105μm)ものと考えられる。
より詳しくは、スクライブラインは、微視的に見ると、第1および第2の大型ガラス基板11、12の外面に形成された凹凸となっているので、スクライブライン同士が交差する部分においては、先に形成された一のスクライブラインと交差するように他のスクライブラインを形成する際、一のスクライブラインに対応する凹凸をスクライバが乗り越えるために、スクライバが上述のガラス基板の外面を押圧する圧力が不安定となり、スクライバがガラス基板の外面を押圧する圧力が小さくなり易く、このような部分に形成されるスクライブラインは他の部分よりも浅く形成されるため、スクライブライン同士が交差する部分において、他の部分よりも外形不良が発生する度合いが高かったものと考えられる。
ところで、図3に示す液晶セル形成用構成体100において、シール材3の共通辺部3aをその幅方向中心において両大型ガラス基板11、12と共に切断しているので、共通辺部3aに対応する部分における第1のガラス基板1の切断面は、図6において、支柱7の中心点21aでの切断面と同等と見做すことができ、実際の切断においても同等の効果が得られた。
また、図1(A)に示す液晶セルでは、シール材3の左辺部および右辺部の各外側の端面が第2のガラス基板2の左辺部および右辺部の各端面と同一位置となっているので、図5に示すように、シール材3の左辺部および右辺部の各外側の端面が第2のガラス基板2の左辺部および右辺部の各端面よりも内側に配置されている場合と比較すると、額縁面積を小さくすることができる。
(第2実施形態)
図8はこの発明の第2実施形態としての液晶セルの平面図を示す。この液晶セルにおいて、図1(A)に示す液晶セルと異なる点は、支柱7を、さらに、第2のガラス基板2の図8における下辺部両角部(端部)と第1のガラス基板1との間と、第1のガラス基板1の突出部1aの図8における上辺部両角部(端部)の上面とに、連続して設けた点である。
次に、図9は図8に示す液晶セルの製造方法の一例を説明するために示す図3同様の平面図である。図9において、図3に示す場合と異なる点は、支柱7を、さらに、第2のスクライブライン用仮想ライン14と第3のスクライブライン用仮想ライン15との交差部に対応する部分における両大型ガラス基板11、12間に介在させた点である。そして、上記第1実施形態の場合と同様の製造工程を経ると、図8に示す液晶セルが得られる。この場合、図8に示す第1、第2のガラス基板1、2の4角部(端部)における外形誤差を0.02mm以下とすることができ、外形不良となる問題が発生する度合いを抑制することができる。
(第3実施形態)
図10はこの発明の第3実施形態としての液晶セルの断面図を示す。この液晶セルにおいて、図8に示す液晶セルと異なる点は、シール材3の上辺部の外側の端面を第2のガラス基板2の上辺部の端面と同一位置に配置し、第1のガラス基板1の突出部1aの下辺部両角部(端部)の上面に支柱7を設けていない点である。
次に、図11は図10に示す液晶セルの製造方法の一例を説明するために示す図9同様の平面図である。図11において、図9に示す場合と異なる点は、シール材3の上辺部を、当該シール材3を含む液晶セル形成領域16の上側に第1のスクライブライン用仮想ライン13を中心として上下対称的に配置されたシール材と繋がって連続する一種の共通辺部3bとし、第1、第3のスクライブライン用仮想ライン13、15の交差部に対応する部分に支柱7を設けていない点である。
そして、上記第1実施形態の場合と同様に、図2に示すステップS4、S5の第1、第2の切断工程を経ると、図12に示す液晶セル18が得られる。この液晶セル18では、第1のガラス基板1の突出部1aの図12における下辺部の上面にシール材3bが残存されている。この残存されたシール材3bは、第1のガラス基板1の突出部1aの上面に設けられた接続端子(図示せず)にフレキシブル配線基板(図示せず)を接合するとき、邪魔となる。そこで、次に、この残存されたシール材3bを溶剤を用いて除去し、あるいは機械的に削って除去する。以下、液晶注入工程および液晶注入口封止工程を経ると、図10に示す液晶セルが得られる。
この場合、図10に示す第1、第2のガラス基板1、2の4角部(端部)における外形誤差を0.02mm以下とすることができ、外形不良となる問題が発生する度合いを抑制することができる。また、図10に示す液晶セルでは、シール材3の上辺部の外側の端面が第2のガラス基板2の上辺部の端面と同一位置に配置されているので、図8に示す液晶セルと比較して、上下方向の長さが小さくなり、小型化することができる。
(第4実施形態)
図13はこの発明の第4実施形態としての液晶セルの断面図を示す。この液晶セルにおいて、図10に示す液晶セルと異なる点は、シール材3の下辺部の外側の端面を第2のガラス基板2の下辺部の端面と同一位置に配置し、第1のガラス基板1の突出部1aの図13における上辺部の上面にシール材3cを両ガラス基板1、2の図13における下辺部間に介在されたシール材3に連続させて設け、第1のガラス基板1の突出部1aの両端部中央部の上面に支柱7を設けた点である。
次に、図14は図13に示す液晶セルの製造方法の一例を説明するために示す図11同様の平面図である。図14において、図11に示す場合と異なる点は、シール材3の下辺部を、当該シール材3を含む液晶セル形成領域16の下側に第2のスクライブライン用仮想ライン14を中心として上下対称的に配置されたシール材と繋がって連続する一種の共通辺部3cとし、支柱7を、第2、第3のスクライブライン用仮想ライン14、15の交差部に対応する部分に設けずに、突出部形成領域17の幅方向中央部であって第3のスクライブライン用仮想ライン15に対応する部分に設けた点である。
そして、上記第1実施形態の場合と同様に、図2に示すステップS4、S5の第1、第2の切断工程を経ると、図15に示す液晶セル18が得られる。この液晶セル18では、第1のガラス基板1の突出部1aの図15における下辺部および上辺部の各上面にシール材3b、3cが残存されている。この場合、残存されたシール材3b、3cのうちシール材3cは、第1のガラス基板1の突出部1aの上面に設けられた接続端子(図示せず)にフレキシブル配線基板(図示せず)を接合するとき、邪魔となることはない。そこで、次に、残存されたシール材3b、3cのうち邪魔となるシール材3bのみを溶剤を用いて除去し、あるいは機械的に削って除去する。以下、液晶注入工程および液晶注入口封止工程を経ると、図13に示す液晶セルが得られる。
この場合、図13に示す第1、第2のガラス基板1、2の4角部(端部)における外形誤差を0.02mm以下とすることができ、外形不良となる問題が発生する度合いを抑制することができる。また、図13に示す液晶セルでは、シール材3の下辺部の外側の端面が第2のガラス基板2の下辺部の端面と同一位置に配置されているので、図10に示す液晶セルと比較して、上下方向の長さが小さくなり、小型化することができる。
(第5実施形態)
例えば、図14においては、突出部形成領域17の幅方向中央部であって第3のスクライブライン用仮想ライン15に対応する部分に支柱7を設けた場合について説明したが、これら限らず、例えば図16に示すこの発明の第5実施形態のように、突出部(1b)形成領域17における両大型ガラス基板11、12間に支柱7aを列方向に隣接するシール材3の列方向に延びる共通辺部3aを接続するように設けるようにしてもよい。
この場合、第1、第2の大型ガラス基板11、12を第1〜第3のスクライブライン用仮想ライン13〜15に沿って切断すると、突出部1aの上面周辺部にシール材3b、3cおよび支柱7aが残存されるので、このうちの少なくともシール材3bを溶剤を用いて除去し、あるいは機械的に削って除去するようにすればよい。
(第6実施形態)
例えば、図3においては、支柱7を、第1、第3のスクライブライン用仮想ライン13、15の交差部に対応する部分における両大型ガラス基板11、12間に介在するように形成した場合について説明したが、これに限らず、例えば図17に示すこの発明の第6実施形態のように、支柱7を第1、第2および第3のスクライブライン用仮想ライン13、14および15上であって、第1、第2のスクライブライン用仮想ライン13、14と第3のスクライブライン用仮想ライン15との交差部を含まない領域における両大型ガラス基板11、12間に介在するように設けてもよい。
この場合、3つで1組の支柱7およびその近傍のシール材3のうち同一のスクライブライン上に設けられた一対の支柱7、7または支柱7とその近傍のシール材3の相対向する各端面の離間距離が1.0mm以下となるようにする。これにより、上述の実験結果からも明らかなように、支柱7から0.5mm以内においては、外形誤差を0.02mm以下とすることができ、外形不良となる問題が発生する度合いを抑制することができる。具体的には、例えば、第1、第3のスクライブライン用仮想ライン13、15の交差部を挟んで、スクライブライン用仮想ライン13上において最も近接する2つの支柱7、7の該スクライブライン用仮想ライン13上における離間距離が1.0mm以下となるように、これら2つの支柱7、7を設けておくとよい。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、支柱7は、シール材3と同一の材料によってシール材3の形成と同時に形成する場合について説明したが、これに限らず、シール材3とは別の材料によってシール材3の形成とは別に形成するようにしてもよい。例えば、第1の大型ガラス基板11の上面にスクリーン印刷法により熱硬化型または紫外線硬化型エポキシ系樹脂等の液晶低汚染材料によってシール材3を形成し、次いでディスペンサ法により紫外線硬化型ポリイミド系樹脂等の材料によって支柱7を形成するようにしてもよい。例えば、紫外線硬化型ポリイミド系樹脂を含む支柱7を使用すると、液晶セル形成用構成体を切断したときに、支柱7がスクライブラインに沿って切断され易い。このため、完成品としての各液晶セルから支柱を除去しないで残存させる場合、確実に、各液晶セル上に分断されて残存させることができるという利点がある。
また、支柱7は第2の大型ガラス基板12の下面に形成するようにしてもよい。例えば、第2の大型ガラス基板12の第1の大型ガラス基板11と対向する面にフォトリソグラフィ法によりアクリル系樹脂等の感光性樹脂からなる柱状スペーサを形成するとともに支柱を形成するようにしてもよい。この場合、第1または第2の大型ガラス基板11、12の各対向する面のうち何れかにおいて、フォトスペーサを形成する液晶セルにおいては、このフォトスペーサを形成する際に、同時に、支柱を形成するだけでよいので、上述した効果に加えて、この液晶セルの製造ステップが増加しないという利点をさらに有する。
また、上記各実施形態においては、第1のガラス基板(第1の大型ガラス基板)と第2のガラス基板(第2の大型ガラス基板)を入れ替えた構成としてよい。この場合に製造される液晶セルは、例えば、第2のガラス基板が第1のガラス基板から突出する突出部を備える構成となる。さらに、支柱7(7a)は、第1、第2の大型ガラス基板11、12のいずれに形成する場合であっても、必要に応じて、液晶セル形成用構成体100から各液晶セルに分断した後に、溶剤を用いて除去したり、機械的に削って除去したりしてもよい。
また、支柱7は、必ずしも、スクライブライン用仮想ライン同士の交差部またはその周辺部に設けられなくてもよい。この場合、第1、第2、第3のスクライブライン用仮想ライン13、14、15と重なるように設けることが望ましい。上述の実験結果に基づくと、支柱は、各スクライブライン用仮想ラインと重なるように設けられた隣接する支柱同士の最短距離が、1.0mm以下となる位置に配置されることがさらに望ましい。また、上述の実験結果に基づくと、支柱7は、必ずしも、各スクライブライン用仮想ラインと重なるように設けられなくてもよい。この場合、支柱7と各スクライブライン用仮想ラインとの最短距離が、0.5mm以下となる位置に配置することが望ましい。なお、この場合の支柱7は、各スクライブライン用仮想ラインと重なって設けられてもよいし、重ならないように設けられてもよい。さらに、支柱7の平面形状は、正方形状に限らず、長方形状、円形状等を含め、任意の閉曲線によって囲繞される他の形状であってもよい。
(A)はこの発明の第1実施形態としての液晶セルの平面図、(B)はその1B−1B線に沿う断面図。 図1に示す液晶セルの製造工程を示す図。 図2のステップS1〜S5を説明するために示す第1、第2の大型ガラス基板の一部を切り欠いた一部の平面図。 図2のステップS5(第2に切断する)により得られた液晶セルの平面図。 実験用の液晶セルを示す一部を切り欠いた平面図。 図5に示す液晶セルの切断を説明するために示す支柱の部分の一部を切り欠いた平面図。 図6に示す各測定点の測定結果を説明するために示す図。 この発明の第2実施形態としての液晶セルの平面図。 図8に示す液晶セルの製造方法の一例を説明するために示す図9同様の平面図。 この発明の第3実施形態としての液晶セルの平面図。 図10に示す液晶セルの製造方法の一例を説明するために示す図3同様の平面図。 図11に示す液晶セル形成用構成体を切断することにより得られた液晶セルの平面図。 この発明の第4実施形態としての液晶セルの平面図。 図13に示す液晶セルの製造方法の一例を説明するために示す図11同様の平面図。 図14に示す液晶セル形成用構成体を切断することにより得られた液晶セルの平面図。 この発明の第5実施形態としての製造方法の一例を説明するために示す図14同様の平面図。 この発明の第6実施形態としての製造方法の一例を説明するために示す図3同様の平面図。
符号の説明
1 第1のガラス基板
1a 突出部
2 第2のガラス基板
3 シール材
3a、3b、3c 共通辺部
4 液晶
5 液晶注入口
6 封止材
7、7a 支柱
11 第1の大型ガラス基板
12 第2の大型ガラス基板
13、14、15 スクライブライン用仮想ライン
16 液晶セル形成領域
17 突出部形成領域
18 液晶セル
100 液晶セル形成用構成体

Claims (14)

  1. 一方の基板の端部から他方の基板が突出し当該突出部に少なくとも接続端子が形成されている液晶セルを複数個形成することが可能な面積を有する一対のガラス基板を用意する工程と、
    前記一対のガラス基板の間に、前記複数個の液晶セルに対応する形状を有するシール材と、前記一対のガラス基板に端部がそれぞれ当接する支柱とを介在させた状態で、前記一対のガラス基板を貼り合わせて液晶セル形成用構成体を形成する工程と、
    前記液晶セル形成用構成体が形成された状態で前記一対の各ガラス基板において互いに対向する面と反対側の各面に互いに交差する少なくとも複数のスクライブラインを形成する工程と、
    前記一対のガラス基板および前記シール材を前記複数のスクライブラインに沿って切断して、前記液晶セルを複数個得る工程とを含み、
    前記複数個の液晶セルのうち一の液晶セルが備える複数の辺のうち一つは、前記一の液晶セルと隣接する他の液晶セルが備える他の複数の辺のうち一つと共有され、
    前記支柱のうち少なくとも一部が前記一対のガラス基板の間における前記複数のスクライブラインのうち一つに対応するとともに前記突出部に対応する領域と重なるように設けられ、且つ、前記シール材が、前記一対のガラス基板の間における前記共有される一つの辺に対応する領域と重なるように設けられ、
    前記数のスクライブラインのうち少なくとも一つが、前記共有される一つの辺に対応する領域と重なるように設けられることを特徴とする液晶セルの製造方法。
  2. 請求項1に記載の液晶セルの製造方法において、前記支柱のうち少なくとも一部が前記一対のガラス基板の間における前記スクライブラインが交差する部分に対応する領域と重なるように設けられることを特徴とする液晶セルの製造方法。
  3. 請求項1に記載の液晶セルの製造方法において、前記支柱のうち少なくとも一部が前記一対のガラス基板の間における前記スクライブラインが交差する部分に対応する領域の周囲に設けられることを特徴とする液晶セルの製造方法。
  4. 請求項1に記載の液晶セルの製造方法において、前記支柱のうち少なくとも一部が前記一の液晶セルの突出部に対応する領域と当該領域とは異なる領域とに跨るように設けられることを特徴とする液晶セルの製造方法。
  5. 請求項1に記載の液晶セルの製造方法において、前記支柱のうち少なくとも一部が前記一の液晶セルの突出部に対応する領域と前記他の液晶セルの突出部に対応する領域とに跨るように設けられることを特徴とする液晶セルの製造方法。(図13,14,15)
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の液晶セルの製造方法において、前記支柱は、前記シール材と同一の材料によって前記シール材と同時に形成されることを特徴とする液晶セルの製造方法。
  7. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の液晶セルの製造方法において、前記支柱は、前記シール材よりも切断され易い前記シール材とは別の材料によって形成されることを特徴とする液晶セルの製造方法。
  8. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の液晶セルの製造方法において、前記支柱は、前記一対のガラス基板の間に介在される柱状スペーサと同一の材料によって前記柱状スペーサと同時に形成されることを特徴とする液晶セルの製造方法。
  9. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の液晶セルの製造方法において、前記一対のガラス基板を切断する工程の後に、さらに、前記支柱を除去する工程を含むことを特徴とする液晶セルの製造方法。
  10. 一方の基板の端部から他方の基板が突出し当該突出部に少なくとも接続端子が形成されている液晶セルを複数個形成することが可能な面積を有する一対のガラス基板と、前記一対のガラス基板の間に、前記複数個の液晶セルに対応する形状を有するシール材と、前記一対のガラス基板に端部がそれぞれ当接する支柱とを備え、
    前記支柱は、前記一対のガラス基板の間における、前記一対の各ガラス基板の互いに対向する各面と反対側の各面上に互いに交差するように形成される数のスクライブラインのうち一つに対応するとともに前記突出部に対応する領域を少なくとも一部に含むように設けられ、
    前記複数個の液晶セルのうち一の液晶セルが備える複数の辺のうち一つは、前記一の液晶セルと隣接する他の液晶セルが備える他の複数の辺のうち一つと共有され、
    前記数のスクライブラインのうち少なくとも一つは、前記共有される一つの辺に対応する領域と重なるように設けられ、
    前記シール材は、前記一対のガラス基板の間における、少なくとも一つのスクライブラインに対応する領域に設けられていることを特徴とする液晶セル形成用構成体。
  11. 請求項10に記載の液晶セル形成用構成体において、前記支柱のうち少なくとも一部が前記一対のガラス基板の間における前記スクライブラインが交差する部分に対応する領域と重なるように設けられていることを特徴とする液晶セル形成用構成体。
  12. 請求項10に記載の液晶セル形成用構成体において、前記支柱のうち少なくとも一部が前記一対のガラス基板の間における前記スクライブラインが交差する部分に対応する領域の周囲に設けられていることを特徴とする液晶セル形成用構成体。
  13. 請求項10に記載の液晶セル形成用構成体において、前記支柱のうち少なくとも一部が前記一の液晶セルの突出部に対応する領域と当該領域とは異なる領域とに跨るように設けられていることを特徴とする液晶セル形成用構成体。
  14. 請求項10に記載の液晶セル形成用構成体において、前記支柱のうち少なくとも一部が前記一の液晶セルの突出部に対応する領域と前記他の液晶セルの突出部に対応する領域とに跨るように設けられていることを特徴とする液晶セル形成用構成体。
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