JP4363794B2 - シート・ベルトのインナ・ベルト - Google Patents
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Description
【発明の関係する分野】
この発明は、ハイト・アジャスタを組み込む自動車シートに適するところのシート・ベルトのインナ・ベルトに関する。
【0002】
【背景技術】
最近のハイト・アジャスタは大移動量が主流になって来た。そして、そのハイト・アジャスタは、シート・トラックに併用されて自動車シートに組み込まれるのが一般である。
その自動車シートは、シート・ベルトのインナ・ベルトが短く設定されてそのシート・トラックのレール側に取り付けられると、そのハイト・アジャスタが上った際、樹脂のシート・サイド・カバーに干渉して見映えを悪くする。また、そのインナ・ベルトが長くされていると、そのハイト・アジャスタが下がった際、そのインナ・ベルトのステイがたわみ、それでバンドで止める必要があったり、ブーツをはかせる必要があった。
【0003】
【発明の課題】
この発明の課題は、ハイト・アジャスタの上下調整に影響されずにバックルがシート・サイド・カバーに干渉したり、また、おじぎすることを未然に回避するところのシート・ベルトのインナ・ベルトの提供にある。
【0004】
【課題に相応する手段およびそれの作用】
この発明は、スナップ・アクションで樹脂のシート・サイド・カバーに取り付け取り外し可能にされるバックルと、そのバックルに一体的に取り付けられるバックル・ステイと、そのバックル・ステイの先端に連結されるウェビングの先端に連結され、そして、アンカ・ボルトでシート・トラックあるいはフロアに止められるアンカ・プレートとを含み、そして、そのウェビングでハイト・アジャスタの上下移動量を吸収する。
【0005】
【具体例の説明】
以下、特定されて図示された具体例に基づいて、この発明のシート・ベルトのインナ・ベルトを説明するに、図1および図2は、乗用車のパセンジャ・シート20に活用されるところのこの発明のシート・ベルトのインナ・ベルトの具体例10を示し、そして、そのパセンジャ・シート20は、シート・トラック30およびハイト・アジャスタ40を組み込み、そして、そのシート・トラック30でその乗用車のフロア(図示せず)に据え付けられる。勿論、そのシート・トラック30はフロア・ブラケット(図示せず)でそのフロアにねじ止めされる左右のアンカ・レール31、31、およびそのアンカ・レール31、31に摺動可能にはめ合わせられ左右のスライド・レール32、32などで通常に組み立てられ、一方、そのハイト・アジャスタ40は、大移動量型でそのシート・トラック30のそのスライド・レール32、32側に組み付けられ、そして、シート・ブラケット41でシート・クッション21に組み付けられてそのパセンジャ・シート20に組み込まれる。
【0006】
そのインナ・ベルト10では、バックル11がスナップ・アクションで樹脂のシート・サイド・カバー23のベルト引出し口24に取り付け取り外し可能にされ、また、短いバックル・ステイ12が、そのバックル11に一体的に取り付けられ、さらに、ウェビング13がそのバックル・ステイ12の先端に連結され、またさらに、アンカ・プレート14が、アンカ・ボルト18でそのシート・トラック30のその右のスライド・レール32のシート・ブラケット33に止められる。
【0007】
そのバックル11は、下端のスプリング爪16を備え、そして、そのスプリング爪16のスナップ・アクションでその下端をそのベルト引出し口24に差し込まれてそのスプリング爪16でそのベルト16でそのベルト引出し口24に止められる。そのスプリング爪16は、先端にウェビング当り17を備え、そして、そのウェビング当り17をそのバックル・ステイ12のベルト通し穴15に伸ばしている。そのウェビング当り17は、そのウェビング13に折りたたみ方向を与える。
【0008】
そのウェビング13は、そのハイト・アジャスタ40の大移動量を十分に吸収できる長さに設定される。
【0009】
そのアンカ・プレート14は、短いアンカ・ステイに作られ、通常にそのアンカ・ボルト18でそのスライド・レール32のそのシート・ブラケット33に止められる。
【0010】
また、このインナ・ベルト10を活用するそのパッセンジャ・シート20において、22はシート・バックである。
【0011】
そのバックル11は、通常着座時、そのパセンジャ・シート20の上下位置調整にかかわらず、その樹脂シート・サイド・カバー23に固定されていてそのシート・ベルトに高負荷がかかったときのみ、そのスプリング爪16がそのシート・サイド・カバー23のそのベルト引出し口24に押し潰されてそのベルト引出し口24から外れ、そして、そのウェビング13がぴんと張られる。
したがって、このインナ・ベルト10では、そのパセンジャ・シート20の上下位置調整にかかわらず、そのバックル・ステイ12、ウェビング13、およびアンカ・プレート14が、そのシート・サイド・カバー23によって被覆され、そして、そのバックル11は、そのシート・サイド・カバー23の定位置にそのスプリング爪16のスナップ・アクションで保持され、また、そのシート・ベルトに高負荷がかかったときにはそのシート・サイド・カバー23から外れる。
【0012】
そのバックル11は、そのスプリング爪16でそのシート・サイド・カバー23のそのベルト引出し口24に止められたが、別の爪でそのシート・サイド・カバー23の別の箇所にスナップ・アクション的に取り付け取り外し可能にされてもかまわない。
【0013】
先に図面を参照して説明されたところのこの発明の特定された具体例から明らかであるように、この発明の属する技術分野における通常の知識を有する者にとって、この発明の内容は、その発明の性質(nature)および本質(substance)に由来し、そして、それらを内在させると客観的に認められる別の態様に容易に具体化される。勿論、この発明の内容は、その発明の課題に相応し(be commensurate with)、そして、その発明の成立に必須である。
【0014】
【発明の便益】
上述から理解されるように、この発明のシート・ベルトのインナ・ベルトは、スナップ・アクションで樹脂のシート・サイド・カバーに取り付け取り外し可能にされるバックルと、そのバックルに一体的に取り付けられるバックル・ステイと、そのバックル・ステイと、そのウェビングの先端に連結されるウェビングの先端に連結され、そして、アンカ・ボルトでシート・トラックあるいはフロアに止められるアンカ・プレートとを含むので、この発明のシート・ベルトのインナ・ベルトでは、シートがハイト・アジャスタで上下調整される際、そのハイト・アジャスタの移動量がそのウェビングで吸収され、そのバックルがその樹脂のシート・サイド・カバーに干渉したり、また、おじぎすることが未然に回避され、そして、バンドやブーツが省かれてそのシート・サイド・カバーに見映えが確保され、その結果、大移動量のハイト・アジャスタを組み込むシートにとって非常に有用で実用的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のシート・ベルトのインナ・ベルトの具体例を取り付けた乗用車のパセンジャ・シートを部分的に示した部分斜視図である。
【図2】図1の2−2線に沿って示した断面図である。
【符号の説明】
11 バックル
12 短いバックル・ステイ
13 ウェビング
14 アンカ・プレート
15 スプリング爪
Claims (1)
- 下端にスプリング爪を備え、その下端を樹脂シート・サイド・カバーのベルト引出し口に差し込み、そして、そのスプリング爪のスナップ・アクションでそのベルト引出し口に取り出し可能に止められるバックルと、そのバックルのその下端に一体的に取り付けられる短いバックル・ステイと、ハイト・アジャスタの移動量を十分に吸収できる長さに設定され、そして、そのバックル・ステイの先端に連結されるウェビングと、そのウェビングの先端に連結され、そして、アンカ・ボルトでシート・トラックあるいはフロアに止められるアンカ・プレートとを含み、そして、そのハイト・アジャスタを組み込む自動車シートに用いられるところのシート・ベルトのインナ・ベルト。
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