JP4363358B2 - 荷受装置及び運搬機械 - Google Patents

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Description

本発明は、荷物を支持する荷受装置、及び、該荷受装置をツール支持部に取り付けてなる運搬機械に関するものである。
荷役、運搬及び保管等を行う運搬機械の本体として、主として汎用性の観点から、産業用ロボットが多用されている。特に、重量及び容積が比較的大きい荷物(被搬送物)を扱うピッキングロボット又はパレタイズロボットとして、床面に固定された基台に対して旋回台を垂直軸まわりに旋回させる旋回軸、前記旋回台に対して下腕(前後動アーム)を水平軸まわりに前後に傾動させる傾動軸(前後動アーム傾動軸)、及び、前記下腕に対して上腕(上下動アーム)を水平軸まわりに上下に傾動させる傾動軸(上下動アーム傾動軸)からなる位置決め用基本3軸と、平行リンク機構により姿勢を保持されたリスト部に対してツール支持部(ツールフランジ)を垂直軸まわりに旋回させる旋回軸(以下、「リスト旋回軸」という。)とからなる、垂直多関節形の4軸構成の産業用ロボットが広く用いられている(例えば、特許文献1参照。)。
また、コンテナやパレット等に載った重量物であり、かつ容積の大きな物のハンドリングを行うのに適した産業用ロボットの構成として、前記前後動アーム及び上下動アームの駆動と独立させたモータ及び減速機により、前記ツール支持部を前記傾動軸と同方向の水平軸まわりに駆動し、前記ツール支持部により支持された荷物(被搬送物)を搬送・移載する際に、前記荷物(手首部)を水平に保つことができる構成が開示されている(例えば、特許文献2及び3参照。)。
特開平8−91579号公報(図2) 特開平7−266265号公報(図1−2) 特開2004−122297号公報(図1−4)
特許文献1の運搬機械の本体である垂直多関節形産業用ロボットは、前記のとおりの4軸構成であり、荷物を支持するツール支持部を水平軸まわりに傾動させる自由度を持たないものである。したがって、特に、前記ツール支持部に取り付けられる荷受装置及び該荷受装置により支持される荷物により前記ツール支持部に大きなモーメントがかかる場合には、前記姿勢保持用の平行リンク機構のリンクの伸び等により生じる荷物の傾きを補正することができないという問題点がある。
例えば、前記ツール支持部に、荷受装置として平面視略コ字状のフォークを取り付け、該フォークにより重量及び容積が大きい荷物(被搬送物)を支持した場合等においては、該荷物の傾きが顕著となる。したがって、前記荷物の搬送等の作業時において周辺機器と干渉しやすいこと及びティーチング作業が困難であること等の問題点がある。このようなことから、汎用性の高い該垂直多関節形産業用ロボットの用途が限定されることになる。
また、特許文献2及び3の運搬機械の本体である垂直多関節形産業用ロボットは、前記ツール支持部により支持された荷物を搬送・移載する際に、該荷物を水平に保つためのモータ及び減速機をロボット本体に設けているが、前記モータ及び減速機により駆動されるツール支持部の傾動は前記前後動アーム傾動軸及び上下動アーム傾動軸と同方向の水平軸まわりの傾動に限定される。したがって、例えば、前記ツール支持部に、荷受装置として平面視略コ字状のフォークを取り付け、該フォークにより重量及び容積が大きい荷物を支持し、前記リスト旋回軸により前記フォークを前方から右又は左に旋回(例えば、前方から右又は左に90°旋回)させた場合においては、前記ツール支持部にかかる大きなモーメントによる前記前後動アームの横倒れ及び前記上下動アームのねじれ等により生じる荷物の傾きを補正することができないという問題点がある。よって、前記荷物の搬送等の作業時において周辺機器と干渉しやすいこと及びティーチング作業が困難であること等の問題点がある。このようなことから、汎用性の高い該垂直多関節形産業用ロボットの用途が限定されることになる。
また、前記ツール支持部に荷受装置を取り付け、該荷受装置により重量及び容積が大きい荷物を支持した場合において、前記荷受装置が略前方を向いている場合においては、前記ツール支持部の傾動を可能とするモータを駆動することにより荷物を略水平にすることができるが、前記荷物及び荷受装置の重力によるトルクが前記モータにかかるため、前記荷物及び荷受装置の姿勢を保持するためのトルクが非常に大きくなる。したがって、前記モータの容量を大きくする必要があり、コストが上昇するという問題点がある。なお、以下において、荷物等の負荷の姿勢を保持するためにアクチュエータに必要なトルクを「保持トルク」という。
本発明は、前記のような問題点を解決するためになされたものであり、運搬機械本体のツール支持部に取り付けられる荷受装置により重量及び容積が大きい荷物を支持した場合においても、また、リスト旋回軸によりツール支持部を旋回させて運搬機械本体に対する荷受装置及び荷物の方向を変化させた場合においても、前記ツール支持部にかかる大きなモーメントにより生じる前記荷物の傾きを補正することができる荷受装置及び運搬機械を得ることを目的とする。また、このような傾き補正を可能としながら、コスト上昇を抑制することができる実用的な荷受装置及び運搬機械を得ることを目的とする。
本発明に係る荷受装置は、前記課題解決のために、運搬機械本体のツール支持部に取り付けられる基体と、該基体に水平軸まわりに傾動可能に取り付けられた、荷物を支持する荷受体とを備え、前記基体及び荷受体に、移動体及び該移動体が係合する案内体からなる一対の直動案内を、前記水平軸から離れた位置において、前記移動体の移動方向における互いの間隔が連続的に変化するように、一方を他方に対して傾斜させた状態で各々取り付け、前記一対の直動案内の移動体間を連結体で連結し、該連結体に取り付けられたナットに係合するねじ軸を荷物姿勢保持用駆動装置により回動させて前記連結体を前記案内体に沿って移動させることにより、前記荷受体を前記水平軸まわりに傾動させ、前記荷物を略水平に支持してなるものである。
ここで、前記一対の直動案内の長手方向が、前記水平軸に略直交する面に沿う方向であり、前記連結体が、前記一対の移動体の各々に立設されたリンク同士を前記水平軸に略平行な軸まわりに傾動可能に連結したものであると好ましい。
また、前記荷受体に前記水平軸まわりの傾斜角度を測定する傾斜センサを設け、該傾斜センサの出力により前記荷物姿勢保持用駆動装置を制御して、前記荷物を略水平に支持してなると好ましい。
本発明に係る運搬機械は、前記課題解決のために、運搬機械本体が、基台、該基台に垂直軸まわりに旋回可能に取り付けられた旋回台、該旋回台に左右方向水平軸まわりに傾動可能に下端部が取り付けられた前後動アーム、該前後動アームの上端部に左右方向水平軸まわりに傾動可能に後端部が取り付けられた上下動アーム、該上下動アームの前端部に左右方向水平軸まわりに傾動可能に取り付けられ、平行リンク機構により姿勢を保持されたリスト部、及び、該リスト部に垂直軸まわりに旋回可能に取り付けられたツール支持部、並びに、前記旋回台を旋回させる駆動装置、前記前後動アームを傾動させる駆動装置、前記上下動アームを傾動させる駆動装置、及び、前記ツール支持部を旋回させる駆動装置からなる、垂直多関節形の4軸構成のロボットであり、該ロボットのツール支持部に前記荷受装置を取り付けてなるものである。
本発明に係る荷受装置によれば、運搬機械本体のツール支持部に取り付けられる基体と、該基体に水平軸まわりに傾動可能に取り付けられた、荷物を支持する荷受体とを備え、前記基体及び荷受体に、移動体及び該移動体が係合する案内体からなる一対の直動案内を、前記水平軸から離れた位置において、前記移動体の移動方向における互いの間隔が連続的に変化するように、一方を他方に対して傾斜させた状態で各々取り付け、前記一対の直動案内の移動体間を連結体で連結し、該連結体に取り付けられたナットに係合するねじ軸を荷物姿勢保持用駆動装置により回動させて前記連結体を前記案内体に沿って移動させることにより、前記荷受体を前記水平軸まわりに傾動させ、前記荷物を略水平に支持してなるので、重量及び容積が大きい荷物を支持した場合においても、前記ツール支持部にかかる大きなモーメントにより生じる荷物の傾きを補正することができる荷受装置を得ることができる。また、前記荷物姿勢保持用駆動装置のアクチュエータには保持トルクが不要であり、該アクチュエータの容量を小さくすることができること、及び、構成が簡素であることから、コスト上昇を抑制することができる。
また、前記一対の直動案内の長手方向が、前記水平軸に略直交する面に沿う方向であり、前記連結体が、前記一対の移動体の各々に立設されたリンク同士を前記水平軸に略平行な軸まわりに傾動可能に連結したものであると、前記基体及び荷受体並びに前記連結体の構成がより簡素化される。
さらに、前記荷受体に前記水平軸まわりの傾斜角度を測定する傾斜センサを設け、該傾斜センサの出力により前記荷物姿勢保持用駆動装置を制御して、前記荷物を略水平に支持してなると、前記荷物姿勢保持用駆動装置のアクチュエータの1軸制御を行う簡素な構成により前記荷物の傾きの補正制御を行うことができる。また、例えば実負荷又は実負荷に相当するダミー負荷を用いて行うティーチング作業時において、前記負荷の傾きの補正制御により前記負荷を略水平に保持しながらティーチング作業を行うことにより、不意に起こる周辺機器との干渉を避けることができると共にティーチング作業を確実にかつ簡便に行うことができる。
本発明に係る運搬機械によれば、運搬機械本体が、基台、該基台に垂直軸まわりに旋回可能に取り付けられた旋回台、該旋回台に左右方向水平軸まわりに傾動可能に下端部が取り付けられた前後動アーム、該前後動アームの上端部に左右方向水平軸まわりに傾動可能に後端部が取り付けられた上下動アーム、該上下動アームの前端部に左右方向水平軸まわりに傾動可能に取り付けられ、平行リンク機構により姿勢を保持されたリスト部、及び、該リスト部に垂直軸まわりに旋回可能に取り付けられたツール支持部、並びに、前記旋回台を旋回させる駆動装置、前記前後動アームを傾動させる駆動装置、前記上下動アームを傾動させる駆動装置、及び、前記ツール支持部を旋回させる駆動装置からなる、垂直多関節形の4軸構成のロボットであり、該ロボットのツール支持部に前記荷受装置を取り付けてなるので、前記荷受装置により重量及び容積が大きい荷物を支持した場合においても、また、前記駆動装置(リスト旋回軸)によりツール支持部を旋回させて運搬機械本体に対する荷受装置及び荷物の方向を変化させた場合においても、前記ツール支持部にかかる大きなモーメントにより生じる荷物の傾きを補正することができる運搬機械を得ることができる。また、重量及び容積が大きい荷物の運搬作業に適した自由度構成の運搬機械を得ることができる。さらに、前記荷物姿勢保持用駆動装置のアクチュエータには保持トルクが不要であり、該アクチュエータの容量を小さくすることができること、及び、構成が簡素であることから、コスト上昇を抑制することができる。
次に、本発明の実施の形態を添付図面に基づき詳細に説明するが、本発明は、添付図面に示された形態に限定されず特許請求の範囲に記載の要件を満たす実施形態の全てを含むものである。なお、本明細書において、荷受装置においては、基体に対して、該基体に枢支された荷受体に積載される荷物(被搬送物)の方向を前(図中矢印A方向参照。)、その反対側を後とし、前方から後方に向かって左右を左右とする。また、運搬機械の例として示す垂直多関節形ロボットにおいては、基台に対して、下腕(前後動アーム)がリスト部(ツール支持部)側に倒れる方向を前(図中矢印B方向参照。)、その反対側を後とし、前方から後方に向かって左右を左右とする。
実施の形態1.
図1〜図3は、本発明の実施の形態1に係る運搬機械の構成を示す説明図であり、図1は右側面図、図2は背面図(後方から見た図)、図3は荷受装置まわりを拡大して示す平面図である。図4及び図5は、本発明の実施の形態1に係る荷受装置の構成を示す説明図であり、図4は右側面図、図5は要部を拡大して示す縦断右側面図である。図1〜図3において、運搬機械1は、運搬機械本体2及び該運搬機械本体2のツール支持部8aに取り付けられる荷受装置3により構成される。該荷受装置3は、荷受体22の荷受部23が平面視略コ字状のフォークであり(図3参照。)、該フォークに重量及び容積が大きい荷物(被搬送物)Wが積載される。なお、荷受装置3は、このような構成に限定されるものではなく、積載される荷物に対応する構成が採用される。
運搬機械本体2は、床面FLに直接または架台を介して固定された基台4、該基台4に垂直軸J1まわりに旋回可能に取り付けられた旋回台5、該旋回台5に左右方向水平軸J2まわりに傾動可能に下端部6aが取り付けられた前後動アーム6、該前後動アーム6の上端部6bに左右方向水平軸J3まわりに傾動可能に後端部7aが取り付けられた上下動アーム7、該上下動アーム7の前端部7bに左右方向水平軸J4まわりに傾動可能に取り付けられ、平行リンク機構L2,L3により姿勢を保持されたリスト部8、及び、該リスト部8に垂直軸J5まわりに旋回可能に取り付けられたツール支持部8a、並びに、前記旋回台5を旋回させる駆動装置M1、前記前後動アーム6を傾動させる駆動装置M2、前記上下動アーム7を傾動させる駆動装置M3、及び、前記ツール支持部8aを旋回させる駆動装置M4(リスト旋回軸)とからなる、垂直多関節形の4軸構成のロボットである。
前記旋回台5旋回用駆動装置M1、前後動アーム6傾動用駆動装置M2、上下動アーム7傾動用駆動装置M3及びツール支持部8a旋回用駆動装置M4は、いずれも、例えば、サーボモータ等のアクチュエータ及び遊星歯車型等の減速機並びにエンコーダ等の位置検出器からなり、前記アクチュエータは、図示しないロボットコントローラにより駆動制御される。例えば、位置決め用基本3軸の駆動装置M1〜M3を駆動制御することにより、ツール支持部8a(ツール支持部8aに取り付けられる荷受装置3により支持される荷物W)の3次元空間内における位置決めを行うことができる。また、ツール支持部8a旋回用駆動装置M4を駆動制御することにより、ツール支持部8a(荷物W)の姿勢(垂直軸まわりの方向)を変えることができる。
位置決め用基本3軸の駆動装置M1〜M3は、アクチュエータの負荷を軽減するために、いずれもアーム6,7よりも基台4側に配設されている。例えば、旋回台5は、旋回台5又は基台4に固定された駆動装置M1により駆動され、前後動アーム6は、旋回台5に固定された駆動装置M2により駆動され、上下動アーム7は、旋回台5に固定された駆動装置M3により平行リンク機構L1を介して駆動される。
また、運搬機械本体2である垂直多関節形の4軸構成のロボットの先端部にある駆動装置は駆動装置M4のみであると共に、駆動装置M4はツール支持部8aを旋回するものであるため、駆動装置M4のアクチュエータには保持トルクが不要である。したがって、前記ロボットの先端部の質量を低減することができるため、前記ロボットの可搬質量をより大きくすることができる。よって、前記ロボットの構成は、重量及び容積が比較的大きい荷物(被搬送物)を扱うピッキング作業又はパレタイズロボット等に適した構成となっている。
さらに、重力補償用ばね装置11,12及びカウンタウェイト9により前後動アーム6傾動用駆動装置M2のアクチュエータの保持トルクが軽減されるため、該アクチュエータ及び減速機の容量を小さくすることができる。さらにまた、カウンタウェイト10により上下動アーム7傾動用駆動装置M3のアクチュエータの保持トルクが軽減されるため、該アクチュエータ及び減速機の容量を小さくすることができる。
荷受装置3を支持するツール支持部8aは、前記のとおり、リスト部8に垂直軸J5まわりに旋回可能に取り付けられており、リスト部8は、上下動アーム7の前端部7bに左右方向水平軸J4まわりに傾動可能に取り付けられ、平行リンク機構L2,L3により姿勢が保持される。したがって、荷受装置3により支持する荷物Wの重量が軽く、容積も小さい場合には、ツール支持部8aにかかる水平軸まわりのモーメントが小さいため、該荷物Wの傾きは小さく、ティーチング作業及実作業時に問題となることはない。
しかし、運搬機械本体2のツール支持部8aに取り付けられた荷受装置3により重量及び容積が大きい荷物Wを支持した場合には、作業上、前記荷物Wの傾きを無視することができない場合がある。さらに、ツール支持部8aに取り付けられる荷受装置3を、ツール支持部8a旋回用駆動装置M4により、例えば図3の実線から2点鎖線のように垂直軸J5まわりに旋回させると、該旋回動作の途中で、荷物W及び荷受装置3の重力により生じる、姿勢保持用の平行リンク機構L2,L3のリンクの伸び、並びに、前後動アーム6及び上下動アーム7の倒れ及びねじれ等により、荷物Wの傾きの大きさが変動する。したがって、このような荷物Wの傾きを、運搬機械本体2の姿勢に応じて補正する必要がある。
本発明は、該荷物Wの傾きを、運搬機械本体2のツール支持部8aに取り付けられる荷受装置3により補正することを可能とするものであり、以下において、荷受装置3の構成及び動作について説明する。図3〜図5において、荷受装置3は、運搬機械本体2のツール支持部8aに取り付けられる基体21、及び、該基体21に左右方向水平軸J6まわりに傾動可能に取り付けられる荷受体22等からなる。荷受体22は、略前方に延出し、前記水平軸J6の前方において荷物Wが積載される荷受部23、及び、前記水平軸J6の後方において基体21との対向面24aを有する対向部24とからなる。
例えばスライドユニットである移動体32、及び、該移動体32が係合する例えばレールである案内体33からなる、離間して略対向する一対の直動案内31,31は、前記水平軸J6から離れた位置において、移動体32,32の移動方向における互いの間隔が連続的に変化するように、一方を他方に対して傾斜させた状態で、前記基体21と前記荷受体22との対向面21a,24aにそれぞれ取り付けられる。なお、図5の例では、一対の直動案内31,31の長手方向が前記水平軸J6に略直交する面に沿う方向となっており、該直動案内31,31の案内体33,33は、前記水平軸J6から離れた位置で上下方向に離間して略対向し略前後に延びている。
また、図4及び図5の例では、前方に行くにしたがって直動案内31,31の間隔(案内体32,32の上下方向の距離)が小さくなるように、案内体33,33は、その一方が他方に対して、例えば3〜5°程度傾斜している。なお、該傾斜は、後方に行くにしたがって直動案内31,31の間隔が小さくなるようにしてもよい。
一対の移動体32,32の各々には、該移動体32,32間を連結する連結体であるリンク34,35が立設され、該一対のリンク34,35同士は前記水平軸J6に略平行な水平軸J7まわりに傾動可能に連結される。リンク34にはナット36が取り付けられ、該ナット36に係合するねじ軸37の前後端部は軸受ユニット38,39により支持される。なお、ナット36及びねじ軸37は、例えば、ナット36とねじ軸37が鋼球を介して作動するボールねじを用いることができる。また、荷物姿勢保持用駆動装置M5は、例えば、サーボモータ等のアクチュエータ41及び遊星歯車型等の減速機42並びにエンコーダ等の位置検出器からなり、アクチュエータ41は、図示しないコントローラにより駆動制御される。
荷物姿勢保持用駆動装置M5の出力軸42aと前記ねじ軸37とは、カップリング43を介して連結される。したがって、荷物姿勢保持用駆動装置M5のアクチュエータ41を駆動すると、該駆動によりねじ軸37が回動し、該ねじ軸37に係合するナット36が該ねじ軸の軸方向に移動するため、一対のリンク34,35も移動体32,32と共に案内体33,33に沿って移動する。
例えば、ナット36が図5の矢印Cのように前方へ移動すると、直動案内31,31は、前記のとおり、その一方が他方に対して傾斜しているため、図4及び図5の矢印Dのように、荷受体22の対向部24が下方へ、荷受部23が上方へ移動するように、荷受体22が左右方向水平軸J6まわりに傾動する。したがって、荷受部23に積載された荷物Wも前記水平軸J6まわりに傾動する。
このような簡素な構成により、ナット36並びに一対のリンク34,35の例えば200mm程度のスライド量に対して、荷物Wの例えば3〜5°程度の傾動角度を得ることができる。また、前記水平軸J6まわりの荷物W及び荷受体22の重力トルクによる作用力は、荷受体22の対向部24、該対向部の対向面24aに取り付けられた直動案内31、リンク35、リンク34、基体21の対向面21aに取り付けられた直動案内31から基体21に伝わり、ナット36に係合するねじ軸37を回動する方向には作用しない。
よって、荷物姿勢保持用駆動装置M5のアクチュエータ41には保持トルクが不要であることから、アクチュエータ41及び減速機42の容量を小さくすることができ、コスト上昇を抑制することができる。また、荷物姿勢保持用駆動装置M5が軽量・コンパクトになるため、作業時における周辺機器との干渉を避けることができると共に、荷受装置3を支持する運搬機械本体2の駆動装置M1〜M4の負荷の増大を抑制することができる。
図3の実線のように荷物Wが運搬機械本体2の前方に位置する場合には、荷物W及び荷受装置3の重力による左右方向水平軸J4まわりのモーメントが非常に大きくなる(図1も参照。)。したがって、主に姿勢保持用の平行リンク機構L2,L3のリンクの伸びにより、荷物W及び荷受装置3が前方(矢印A方向)に行くにしたがって下方へ下がるように傾くことになる。しかし、前記のとおり荷物姿勢保持用駆動装置M5のアクチュエータ41を駆動してねじ軸37を回転させ、ナット36及びリンク34,35を前方(矢印A方向)へ移動させると荷受部23が上方へ移動するように荷受体22が左右方向水平軸J6まわりに傾動するため(図4及び図5の矢印D参照。)、このような傾きを容易に補正して荷物Wを略水平に保つことができる。
また、図3の2点鎖線のように、駆動装置M4によりツール支持部8aに取り付けられる荷受装置3を垂直軸J5まわりに旋回させた場合には、主に前後動アーム6の左方への倒れ及び上下動アーム7のねじれにより(図1も参照。)、荷物W及び荷受装置3が前方(矢印A方向)に行くにしたがって下方へ下がるように傾くことになる。しかし、前記のとおりの荷物姿勢保持用駆動装置M5のアクチュエータ41の駆動により、このような傾きを容易に補正して荷物Wを略水平に保つことができる。
図4及び図5に示すように、荷受体22には、前記水平軸J6まわりの傾斜角度を測定する、例えば取付面の傾斜をチャンバ内液体の傾斜による液面変化を静電容量変化として捉えて電圧出力する静電容量方式の傾斜センサ51が設けられている。したがって、該傾斜センサ51の出力により、荷物姿勢保持用駆動装置M5のアクチュエータ41の1軸制御を行う簡素な構成により荷物Wの傾きの補正制御を行うことができる。例えば、前記水平軸J6まわりで荷物Wが水平である場合のセンサ出力(基準量)と傾斜センサ51の出力との差分をとり、該差分を増幅して操作量として荷物姿勢保持用駆動装置M5のアクチュエータ41を制御するフィードバック制御系を構成すればよい。
なお、傾斜センサ51を設けて荷物Wを水平に保つように自動制御する代わりに、傾斜センサ51を設けずに、予め実験により荷物W及び荷受装置3並びに運搬機械本体2の姿勢に対応して荷物Wを水平にするための荷物姿勢保持用駆動装置M5のアクチュエータ41の駆動量を実験により求めて、該駆動量のデータベースを記憶手段に記憶しておき、該データベースを用いてアクチュエータ41を駆動制御してもよい。例えば、適当な時間間隔で、ロボットコントローラからツール支持部8aの位置データ及び垂直軸J5まわりの角度データを読み出し、該データに対応するアクチュエータ41の駆動量を前記記憶手段から選択し、該駆動量を用いてアクチュエータ41を駆動制御することができる。
以上のような荷受装置3の構成により、荷物Wの傾きを容易に補正することができるため、例えば実負荷又は実負荷に相当するダミー負荷を用いて行うティーチング作業時において、前記負荷の傾きの補正制御により前記負荷を略水平に保持しながらティーチング作業を行うことにより、不意に起こる周辺機器との干渉を避けることができると共にティーチング作業を確実にかつ簡便に行うことができる。
以上のような構成の運搬機械本体2及び荷受装置3により、重量及び容積が大きい荷物を支持した場合においても、また、駆動装置M4によりツール支持部8aを旋回させて運搬機械本体2に対する荷受装置3及び荷物Wの方向を変化させた場合においても、荷物Wの傾きを補正することができる運搬機械1を得ることができる。また、重量及び容積が大きい荷物Wの運搬作業に適した自由度構成の運搬機械1を得ることができる。
以上の説明においては、一対の直動案内31,31の長手方向が前記水平軸J6に略直交する面に沿う方向となっている場合を示したが、一対の直動案内31,31の長手方向は、必ずしも前記水平軸J6に略直交する平面に沿う方向でなくてもよい。しかし、例えば、一対の直動案内31,31の長手方向を前記水平軸J6に略直交する平面から垂直軸まわりに傾いた平面に沿う方向とすると、移動体32,32間を連結する連結体であるリンク34,35を自在継手により連結する必要がある。
実施の形態2.
図6は、本発明の実施の形態2に係る荷受装置の構成を示す縦断右側面図であり、実施の形態1の図5と同一符号は同一又は相当部分を示している。実施の形態1に係る荷受装置3においては、荷受体22の対向部24は後方へ延出し、基体21と荷受体22との対向面21a,24aが上下に形成されているが、実施の形態2に係る荷受装置3においては、荷受体22の対向部24は下方へ延出し、荷受体22と基体21との対向面24a,21aが前後に形成されている。
そして、離間して略対向する一対の直動案内31,31は、前記水平軸J6から離れた位置において、移動体32,32の移動方向における互いの間隔が連続的に変化するように、一方を他方に対して傾斜させた状態で、前記対向面21a,24aにそれぞれ取り付けられる。なお、図6の例では、一対の直動案内31,31の長手方向が前記水平軸J6に略直交する面に沿う方向となっており、直動案内31,31の案内体33,33は、前記水平軸J6から離れた位置で前後方向に離間して略対向し略上下に延びている。このような構成の荷受装置3によっても、実施の形態1と同様の作用効果を奏する。
以上の説明においては、運搬機械本体2を床面FLに固定する場合を示したが、運搬機械本体2を天井面又は支持架構等に天吊り状態で固定してもよい。また、運搬機械本体2としては、産業用ロボットに限定されるものではなく、パレタイザ若しくはデパレタイザ等の専用機又はフォークリフト等の産業車両であってもよい。
本発明の実施の形態1に係る運搬機械の構成を示す右側面図である。 同じく背面図(後方から見た図)である。 同じく荷受装置まわりを拡大して示す平面図である。 本発明の実施の形態1に係る荷受装置の構成を示す右側面図である。 同じく要部を拡大して示す縦断右側面図である。 本発明の実施の形態2に係る荷受装置の構成を示す縦断右側面図である。
符号の説明
1 運搬機械
2 運搬機械本体
3 荷受装置
4 基台
5 旋回台
6 前後動アーム
6a 下端部
6b 上端部
7 上下動アーム
7a 後端部
7b 前端部
8 リスト部
8a ツール支持部
21 基体
21a 対向面
22 荷受体
23 荷受部
24 対向部
24a 対向面
31 直動案内
32 移動体
33 案内体
34,35 リンク(連結体)
36 ナット
37 ねじ軸
38,39 軸受ユニット
41 モータ
42 減速機
42a 出力軸
51 傾斜センサ
J1,J5 垂直軸
J2,J3,J4,J6,J7 水平軸
M1 旋回台旋回用駆動装置
M2 前後動アーム傾動用駆動装置
M3 上下動アーム傾動用駆動装置
M4 ツール支持部旋回用駆動装置
M5 荷物姿勢保持用駆動装置
W 荷物(被搬送物)

Claims (4)

  1. 運搬機械本体のツール支持部に取り付けられる基体と、該基体に水平軸まわりに傾動可能に取り付けられた、荷物を支持する荷受体とを備え、
    前記基体及び荷受体に、移動体及び該移動体が係合する案内体からなる一対の直動案内を、前記水平軸から離れた位置において、前記移動体の移動方向における互いの間隔が連続的に変化するように、一方を他方に対して傾斜させた状態で各々取り付け、
    前記一対の直動案内の移動体間を連結体で連結し、該連結体に取り付けられたナットに係合するねじ軸を荷物姿勢保持用駆動装置により回動させて前記連結体を前記案内体に沿って移動させることにより、前記荷受体を前記水平軸まわりに傾動させ、前記荷物を略水平に支持してなる荷受装置。
  2. 前記一対の直動案内の長手方向が、前記水平軸に略直交する面に沿う方向であり、
    前記連結体が、前記一対の移動体の各々に立設されたリンク同士を前記水平軸に略平行な軸まわりに傾動可能に連結したものである請求項1記載の荷受装置。
  3. 前記荷受体に前記水平軸まわりの傾斜角度を測定する傾斜センサを設け、該傾斜センサの出力により前記荷物姿勢保持用駆動装置を制御して、前記荷物を略水平に支持してなる請求項1記載の荷受装置。
  4. 運搬機械本体が、基台、該基台に垂直軸まわりに旋回可能に取り付けられた旋回台、該旋回台に左右方向水平軸まわりに傾動可能に下端部が取り付けられた前後動アーム、該前後動アームの上端部に左右方向水平軸まわりに傾動可能に後端部が取り付けられた上下動アーム、該上下動アームの前端部に左右方向水平軸まわりに傾動可能に取り付けられ、平行リンク機構により姿勢を保持されたリスト部、及び、該リスト部に垂直軸まわりに旋回可能に取り付けられたツール支持部、並びに、前記旋回台を旋回させる駆動装置、前記前後動アームを傾動させる駆動装置、前記上下動アームを傾動させる駆動装置、及び、前記ツール支持部を旋回させる駆動装置からなる、垂直多関節形の4軸構成のロボットであり、
    該ロボットのツール支持部に請求項1〜3のいずれかに記載の荷受装置を取り付けてなる運搬機械。
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