JP4360296B2 - 光スイッチ及び多チャンネル型光スイッチ - Google Patents

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Description

本発明は、複数の光伝搬路間の接続状態を切り換えることを可能とする光スイッチ及び多チャンネル型光スイッチに関し、より詳細には、光路変更部分が透光性圧電アクチュエータを用いて構成されている光スイッチ及び多チャンネル型光スイッチに関する。
従来、光通信分野において様々な光スイッチが用いられている。従来の一般的な光スイッチでは、電磁石を用いた機械的な駆動装置により、光路構成部材としての光ファイバーやミラーが移動されていた。このような光スイッチでは、電磁石を用いた機械的動作を伴うため、装置の小型化や省電力化が困難であった。また、スイッチングの応答速度を高めることも困難であった。
上記のような問題を解決する光スイッチの一例が、下記の特許文献1に開示されている。すなわち、図7に示すように、光スイッチ101では、基板102上に、基板102の表面に対して垂直方向に移動可能にミラー103が配置されている。また、基板102には、光ファイバーを固定するための複数のファイバー配置溝104が形成されている。複数のファイバー配置溝104を用いて第1〜第4の光ファイバー105〜108が基板102に接続されている。そして、上記ミラー103は、基板101に弾性変形可能な針109,110を介して接続されている。
静電力が加わらない状態では、ミラー103が基板102から離れた位置にあり、静電力が加えられると、基板102側に移動させることが可能とされている。このミラー103の移動により、光ファイバー105〜108間における光の伝搬経路を変更することが可能とされている。
しかしながら、特許文献1に記載の光スイッチ101では、ミラー103を静電力により移動させているため、構造が複雑であり、製造コストが高くなるという問題があった。また、静電駆動を利用するため、駆動電圧が高くならざるを得なかった。さらに、応答速度の向上を図ることも困難であった。
上記のような問題を解決するものとして、下記の特許文献2には、圧電アクチュエータを用いた光スイッチが開示されている。図8に示すように、光スイッチ121は、光伝達経路122〜124を有している。そして、外部からの電気信号に応じた圧電アクチュエータ125の変位により、光反射部材からなる光路変更部126が光伝達部の光反射面に接触・離隔される。それによって、光伝達経路122に入力した光Aが、光伝達部の光反射面で全反射され、特定の光伝達経路123に伝達する光路から、光を光導入部材126からとり出し、特定の光伝達経路124に伝達することが可能とされている。
特開平11−119129号公報 特開2002−196265号公報
特許文献2に記載の光スイッチ121では、圧電アクチュエータ125を用いて、光反射部材からなる光路変更部の位置を変更し、それによって光路を切り換えている。従って、光路変更部を構成する光学部材を移動させ得るように圧電アクチュエータが構成される必要があった。
他方、圧電アクチュエータの変位は、通常、上記のような光学部材の移動距離に比べてかなり小さいのが普通である。そのため、特許文献2に記載の光スイッチ121を構成するには、非常に大きな圧電アクチュエータを用意しなければならなかった。従って、光スイッチの小型化を進めることが困難であった。加えて、圧電アクチュエータの変位により光学部材を移動させるものであるため、移動距離が大きいので圧電アクチュエータの応答速度に比べて、光スイッチ全体としての応答速度は低くならざるを得なかった。
本発明の目的は、上述した従来技術の欠点を解消し、応答速度をより一層高めることができ、しかも構造の簡略化及び小型化を進めることが可能な透光性積層圧電体を用いた光スイッチ及び該光スイッチを用いた多チャンネル型光スイッチを提供することにある。
本発明によれば、第1の光伝搬路から入射した光を、第2光伝搬路または第3光伝搬路に伝搬させることを可能とする光スイッチであって、第1の光伝搬路と第2の光伝搬路とが固定されており、第1の光伝搬路から入射された光が反射されて第2の光伝搬路に導かれ得るように設けられた反射面としての第1の平面を有する第1の固定部材と、第3の光伝搬路が固定されており、前記第1の光伝搬路から入射してきた光が前記第1の平面で反射されずに、該第1の平面を超えて伝搬してきたときに入射される入射面としての第2の平面を有し、該第2の平面から入射した光が第3の光伝搬路に導かれるように構成されている第2の固定部材と、前記第1の固定部材が、電圧の印加の有無により、圧電効果により伸縮する透光性圧電アクチュエータを有し、該透光性圧電アクチュエータが、第1の光伝搬路から入射してきた光を前記第1の平面に伝搬させる光伝達路、第1の平面で反射された光を第2の光伝搬路に導く光伝達路を有し、電圧印加の有無により、前記第1の平面を第2の固定部材の第2の平面から乖離し、前記第1の平面で前記光が反射される第1の光路状態と、前記第1の平面が第2の固定部材の第2の平面に密着し、前記第1の平面で光が反射されず第3の光伝搬路に導かれる第2の光路状態とをとり得るように構成されていることを特徴とする、光スイッチが提供される。
本発明に係る光スイッチのある特定の局面では、前記第2の固定部材に、第2の透光性圧電アクチュエータが配置されており、該第2の透光性圧電アクチュエータは、前記第2の平面から第2の光路状態において入射してきた光を第3の光伝搬路に導く光伝達路を有する。
本発明に係る光スイッチの他の特定の局面では、前記第2の固定部材に、第4の光伝搬路が固定されており、かつ前記第1の光路状態にあるときには、第4の光伝搬路から入射してきた光が第2の固定部材の前記第2の平面において反射されて前記第3の光伝搬路に導かれ、前記第2の光路状態にあるときには、第4の光伝搬路から入射してきた光が、上記第2の平面及び第1の固定部材の第1の平面を通って、第2の光伝搬路に導かれるように構成されている。
本発明に係る光スイッチのさらに別の特定の局面では、前記第2の固定部材に、第2の透光性圧電アクチュエータが配置されており、該第2の透光性圧電アクチュエータは、第4の光伝搬路から入射してきた光を前記第2の平面に導く光伝達路と、前記第2の光路状態において前記第2の平面から第3の光伝搬路に導かれる光を伝達させる光伝達路とを有する。
本発明に係る光スイッチのさらに他の特定の局面では、前記透光性圧電アクチュエータが、対向し合う一対の主面を有する圧電体と、前記圧電体の一対の主面間において、圧電体層を介して重なり合うように配置された複数の内部電極とを有する積層型圧電体を備え、該積層型圧電体において、前記複数の内部電極のうち、少なくとも一部の内部電極に、複数の前記光伝達路を形成するための窓部が形成されている。
本発明に係る光スイッチのさらに別の特定の局面では、前記第1の固定部材に設けられた透光性圧電アクチュエータの一面に、該透光性圧電アクチュエータよりも第2の固定部材の第2の平面への密着性に優れた材料からなる透光性密着膜が形成されており、該透光性密着膜の外側の面が前記第1の平面である。
本発明に係る光スイッチのさらに他の特定の局面では、前記第1の平面に対向している前記第2の固定部材面に、透光性圧電アクチュエータよりも前記第1の固定部材の前記第1の平面への密着性に優れた材料からなる透光性密着膜が形成されており、該透光性密着膜の外側の面が前記第2の平面である。
本発明に係る多チャンネル型光スイッチは、本発明に従って構成された光スイッチを複数備えており、該複数の光スイッチが直列及び/または並列に接続されていることを特徴とする。
本発明に係る光スイッチでは、第1の固定部材が上記透光性圧電アクチュエータを有し、電圧の印加の有無により、第1の固定部材の第1の平面を第2の固定部材の第2の平面から乖離し、該第1の平面で光が反射されて、第1の光伝搬路から第2の光伝搬路へ光を導く第1の光路状態と、前記第1の平面が第2の平面に密着し、第1の平面で光が反射されず、第1の光伝搬路から第3の光伝搬路に光が導かれる第2の光路状態とをとり得るように構成されている。しかも、透光性圧電アクチュエータ自体が、上記第1の光伝搬路から第1の平面に光を導く光伝達路、及び第1の平面から第3の光伝搬路に導く光伝搬路を有する。従って、透光性圧電アクチュエータ自体の変位により光路が直接切り換えられるため、光スイッチの小型化を図ることができる。
すなわち、従来の圧電アクチュエータを用いた光スイッチでは、圧電アクチュエータは、光路を切り換えるために他の光学部材を駆動するのに用いられていたため、小型化を図ることが困難であったのに対し、本発明によれば、透光性圧電アクチュエータ自体が光路の一部を構成し、該透光性圧電アクチュエータ自体の変位により光路が直接切り換えられるため、他の部材を駆動する場合に比べて小型の透光性圧電アクチュエータを用いることができる。よって、光スイッチの小型化を進めることが可能となる。
加えて、透光性圧電アクチュエータが光路の一部を構成し、透光性圧電アクチュエータの伸縮により第1の光路状態と第2の光路状態とが切り換えられるため、アクチュエータの応答速度と同じ程度にスイッチングの応答速度も高められる。
よって、本発明によれば、応答速度に優れ、かつ小型の光スイッチを提供することが可能となる。
第2の固定部材に、第2の透光性圧電アクチュエータが配置されており、第2の光路状態において第2の平面から入射してきた光が、該第2の透光性圧電アクチュエータの光伝達路を通って第3の光伝搬路に導かれるように構成されている場合には、第2の固定部材側に設けられた透光性圧電アクチュエータの圧電効果をも利用して、第1の光路状態と、第2の光路状態との間でスイッチングを行うことができる。
第2の固定部材に、第4の光伝搬路が固定されており、第1の光路状態にあるときには、第4の光伝搬路から入射されてきた光が、第2の固定部材の上記第2の平面において反射されて第3の光伝搬路に導かれ、第2の光路状態にあるときには、第4の光伝搬路から入射されてきた光が、上記第2の平面及び第1の固定部材の第1の平面を貫き、第2の光伝搬路に導かれる場合には、第1の光伝搬路から入射してきた光と、第4の光伝搬路から入射してきた光の双方を切り換えることが可能となる。この場合、第2の固定部材に第2の透光性圧電アクチュエータが配置されている場合には、第2の透光性圧電アクチュエータをも用いて、スイッチングを行うことが可能となる。
透光性圧電アクチュエータが、対向し合う第1,第2の面を有する圧電体と、圧電体層を介して重なり合うように配置された複数の内部電極とを有する積層型圧電体を有し、該積層型圧電体において、複数の内部電極のうち、少なくとも一部の内部電極に、積層型圧電体内を光を伝搬させるための複数の前記光伝達路を形成するための窓部が形成されている場合には、積層型圧電体を利用して大きな変位量を得ることができるため、第1の光路状態と第2の光路状態との間で確実に光路状態を切り換えることができる。また、上記窓部が少なくとも一部の内部電極に形成されている場合には、内部電極積層部分内に光伝達路を形成することができるため、透光性圧電アクチュエータの小型化をより一層進めることができ、ひいては光スイッチのより一層の小型化を図ることができる。
第1の透光性圧電アクチュエータの外表面に、該圧電体よりも第2の固定部材の第2の平面への密着性に優れた材料からなる透光性密着膜が形成されている場合には、第2の光路状態において、第1の光伝搬路から入射してきた光を、確実に第3の光伝搬路に入射させることができる。また、第4の光伝搬路が第2の固定部材に固定されている場合には、第4の光伝搬路から入射してきた光を、第2の光路状態において、第2の光伝搬路に確実に導くことができる。
第2の固定部材の上記第2の平面の外側に、透光性圧電アクチュエータよりも第1の平面への密着性に優れた材料からなる透光性密着膜が形成されている場合にも、同様に、第2の光路状態において光を目的とする光伝搬路に確実に導くことができる。
本発明に係る多チャンネル型光スイッチは、本発明に従って構成された光スイッチを複数備えているため、各光スイッチの小型化を図ることができるので、多チャンネル型光スイッチ全体を小型とすることができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
図1(a)は、本発明の第1の実施形態に係る光スイッチの平面図である。光スイッチ1は、第1,第2の固定部材2,3を有する。第1の固定部材2には、第1,第2の光伝搬路を構成する第1,第2の光ファイバー4,5の一端が接続されている。また、第2の固定部材3には、第3,第4の光伝搬路を構成する第3,第4の光ファイバー6,7の一端が固定されている。
なお、光ファイバー4〜7に代えて、他の光導波体を用いて光伝搬路を構成してもよい。
本実施形態では、第1の光ファイバー4から入射された光が、第1の光ファイバー4から第2の光ファイバー5に導かれ、かつ第4の光ファイバー7から入射された光が第3の光ファイバー6に導かれる第1の光路状態と、第1の光ファイバー4から入射された光が第3の光ファイバー6に導かれ、第4の光ファイバー7から入射されてきた光が第2の光ファイバー5に導かれる第2の光路状態との間で切り換えられるように構成されている。
第1,第2の固定部材2,3は、それぞれ、石英などの透光性材料からなる固定部8,9を有する。固定部8,9は、それぞれ、一対の傾斜面8a,8b,9a,9bを有する。傾斜面8a,8bに、第1,第2の光ファイバー4,5の一端が固定されている。また、傾斜面9a,9bに第3,第4の光ファイバー6,7の一端が固定されている。
第1,第2の光ファイバー4,5は、後述の第1の平面13aに直交する仮想線を挟んで対向する位置に配置されており、かつ該仮想線に対して等しい角度だけ傾斜されている。
他方、固定部8、9は、傾斜面8a,8b,9a,9bとは反対側に平面部8c,9cを有する。
そして、平面部8c,9cに、第1,第2の透光性圧電アクチュエータ11,12が接合されている。
また、第1,第2の透光性圧電アクチュエータ11,12の固定部8,9に接合されている側とは反対側の面を覆うように、第1,第2の透光性密着膜13,14が貼り合わされている。
第1の透光性圧電アクチュエータ11を代表して、透光性圧電アクチュエータ11,12の構造を説明する。
図1(b)は、透光性圧電アクチュエータ11の平面断面図である。
透光性圧電アクチュエータ11は、チタン酸ジルコン酸鉛系セラミックスなどの圧電セラミックスからなる直方体状の圧電体15を有する。圧電体15内には、複数の第1の内部電極16a,16c,16e,16gと、複数の第2の内部電極16b,16d,16f,16hとが交互に圧電体層を介して重なり合うように積層されている。第1の内部電極16a,16c,16e,16gは、圧電体15の一方の端面15aに引き出されており、第2の内部電極16b,16d,16f,16hは第2の端面15bに引き出されている。第1,第2の端面15a,15bには、外部電極17,18が形成されている。第1の外部電極17は、複数の第1の内部電極16a,16c,16e,16gに電気的に接続されている。第2の外部電極18は、複数の第2の内部電極16b,16d,16f,16hに接続されている。
また、透光性圧電アクチュエータ11においては、圧電体15の第1の主面15c側が、図1(a)において、前述した固定部8の平面部8cに接合されている。主面15cとは反対側の主面15d上に積層された透光性密着膜13の外側面が本発明における第1の平面13aを構成している。
上記複数の内部電極16a〜16hを有する積層型の圧電体15は、分極されている。すなわち、複数の内部電極に挟まれた圧電体層は、厚み方向において交互に隣り合う圧電体層が厚み方向に逆方向に分極処理されている。従って、外部電極17,18間に直流電圧を印加する際の極性を切り換えることにより、圧電体15は、厚み方向に伸び、あるいは縮むこととなる。
上記のように、複数の内部電極16a〜16hを有する積層型の圧電体15は、公知の積層型圧電アクチュエータの製造方法に従って得ることができる。
すなわち、チタン酸ジルコン酸鉛系セラミックスのような圧電セラミックスを主体とする複数枚のセラミックグリーンシートを用意する。しかる後、複数枚のセラミックグリーンシート上に、内部電極パターンを形成し、内部電極パターンが形成された複数枚のセラミックグリーンシートを積層する。そして、上下に適宜の枚数の無地のセラミックグリーンシートを積層した後、厚み方向に加圧する。このようにして、積層体を得ることができる。得られた積層体を焼成することにより、圧電体15を得ることができ、該圧電体15の端面15a,15bに、周知の電極形成方法に従って第1,第2の外部電極17,18を形成すればよい。なお、積層体を得た後に、導電ペーストを端面に塗布した後、焼成することにより圧電体15と外部電極17,18とを同時に完成させてもよい。
なお、上記積層型圧電体を製造するに際しては、好ましくは、積層型圧電体15を得た後に、分極に先立ち、熱処理及び徐冷処理を施すことが望ましい。後述する実験例において、このような熱処理及び徐冷処理の効果を説明する。
ところで、本実施形態の圧電体15では、図1(b)に示す第1の光路状態における内部の光伝達路を実現するために、複数の内部電極16a〜16hのうちの少なくとも一部の内部電極に窓部Bが形成されている。これを、図2を参照して説明する。図2(a)及び(b)は、図1(b)に示されている第1の内部電極16aが形成されている位置及び第2の内部電極16dが形成されている高さ位置の各平面断面図である。
図2(a)に示すように、第1の内部電極16aは矩形の形状を有し、一端が端面15aに引き出されている。そして、内部電極16aにおいては、圧電体15の中央を挟んで対向する位置に窓部B,Bが形成されている。
同様に、図2(b)に示すように、第2の内部電極16dにおいても、圧電体の中央を挟んで端面15a,15bを結ぶ方向において対向する位置に、窓部B,Bが形成されている。もっとも、図2(a)及び(b)から明らかなように、内部電極16dにおける窓部B,B間の距離は、上方に位置する内部電極16aにおける窓部B,B間の距離よりも小さくされている。これは、図1(b)に示す光路Xを実現するに際し、窓部B,B間の距離は、図1(b)から明らかなように、圧電体15の主面15a側から下方の主面15d側に至るにつれて小さくされ、それによって光路Xが実現されていることによる。
従って、最下層の内部電極16hでは、一対の窓部B,Bが近接して連なって、1つの窓部とされている。
上記窓部B,Bは、図1(b)に示すように、光路Xを実現するため、すなわち圧電体15の主面15c上において、図示の方向から入射してきた光が、透光性密着膜13の外表面である第1の平面13aで反射され、主面15c側に再度導かれることを可能とするために設けられている。言い換えれば、上記窓部B,Bは、上記光路Xを実現する複数の光伝達路、すなわち主面15cから第1の平面13aに至る光伝達路と、第1の平面13aから主面15cに反射光が伝達される光伝達路とを形成するために、上記複数の窓部B,Bが形成されている。
このように、複数の内部電極16a〜16h内に、光伝達路を構成するための窓部Bを形成することにより、透光性圧電アクチュエータ11の小型化を図ることができる。すなわち、圧電アクチュエータとして駆動される透光性圧電アクチュエータ11において、内部電極16a〜16hが積層されている部分とは別に光伝達路を実現するための部分を設けた場合には、透光性圧電アクチュエータの大きさが大きくならざるを得ない。これに対して、本実施形態では、圧電アクチュエータとして駆動するための内部電極積層部分に光伝達路が設けられているため、光伝達路が内蔵された圧電アクチュエータとしての透光性圧電アクチュエータ11の小型化を図ることができる。
図1(a)に戻り、本実施形態では、第2の固定部9側にも、透光性圧電アクチュエータ12が固定されているが、透光性圧電アクチュエータ12は、上記透光性圧電アクチュエータ11と同様に構成されている。また、透光性圧電アクチュエータ12においても、固定部9に接合されている側とは反対側の面に透光性密着膜14が積層されており、該透光性密着膜14の外側面が本発明における第2の平面14aを構成している。
上記透光性密着膜13,14は、それぞれ、透光性圧電アクチュエータ11,12よりも第2または第1の平面に対する密着性に優れた柔軟性を有する材料からなる。このような透光性密着膜13,14を構成する材料としては、ポリイミド、ポリカーボネートなどが挙げられる。
上記透光性密着膜13,14の屈折率は、圧電体15を構成する圧電体材料と同じであることが望ましい。屈折率が同じであれば、第1の光ファイバー4や第4の光ファイバー7から入射してきた光が、透光性密着膜13,14において向きを変えないため、本発明に従って確実に第3または第2の光ファイバーに導くことができる。
もっとも、第1,第2の透光性密着膜13,14の屈折率は、圧電体15の屈折率と異なっていてもよく、その場合には、屈折率差に応じた光の進行方向の変化を考慮して、第3,第4の光ファイバー6,5の圧電体15の主面15aに対する角度を調整すればよい。
次に、上記光スイッチ1の動作を説明する。透光性圧電アクチュエータ11,12は、電圧を印加した際に、圧電効果により内部電極積層方向に延びた状態と、縮んだ状態とを実現する。図1(a)では、圧電アクチュエータ11,12に電圧を印加し、両圧電アクチュエータ11,12が内部電極積層方向すなわち厚み方向に延びた状態とされている。この場合、圧電アクチュエータ11,12の外側面に積層された透光性密着膜13,14が強固に密着する。この状態が前述した第2の光路状態である。透光性密着膜13,14が強固に密着しているため、第1の光ファイバー4から入射された光は、第1の固定部8を通り、第1の透光性圧電アクチュエータ11内に導かれる。この光は、第1の透光性圧電アクチュエータ11内の光伝達路を通り、第1の透光性密着膜13の外側面である第1の平面13aに至る。そして、第1,第2の透光性密着膜13,14が透光性圧電アクチュエータ11,12の圧電体材料とほぼ等しい屈折率を有するため、光はそのまま直進し、第2の透光性密着膜14を通過し、第2の透光性圧電アクチュエータ12内の光伝達路を進行し、第1の光ファイバー4の延びる方向の延長上に位置している第3の光ファイバー6に導かれる。
他方、第4の光ファイバー7から入射してきた光も同様に直進し、第4の光ファイバー7の延長方向に延ばされている第2の光ファイバー5に導かれる。この状態が第2の光路状態である。
次に、第1,第2の透光性圧電アクチュエータ11,12に逆極性の電圧を印加すると、第1,第2の透光性圧電アクチュエータ11,12は、図3に示すように厚み方向、すなわち内部電極積層方向に縮むことになる。そのため、第1,第2の透光性密着膜13,14の外側面の間に空隙Cが生じる。すなわち、第1の平面13aと第2の平面14aとが乖離された状態となる。この状態が第1の光路状態である。
第1の光路状態では、第1の光ファイバー4から入射してきた光は、第1の透光性圧電アクチュエータ11内の光伝達路を通り、第1の透光性密着膜13の外側面である第1の平面13aに至る。第1の平面13aにおいては、外側には空気が存在することになるため、光は第1の平面13aで全反射する。そして、第1,第2の光ファイバー4,5が、前述したように、第1の平面13aに直交する仮想線に対して等しい角度をなすように配置されているため、反射された光は第2の光ファイバー5に導かれる。同様に、第4の光ファイバー7から入射されてきた光も、透光性密着膜14の前述した第2の平面14aで全反射し、第3の光ファイバー6に導かれる。
従って、本実施形態の光スイッチ1では、透光性圧電アクチュエータ11,12に加える電圧の極性を変更することにより、第1の光路状態から第2の光路状態に、あるいは第2の光路状態から第1の光路状態に容易に切り換えることができる。そして、上記光路状態の切り換えに際して、透光性圧電アクチュエータ11,12自体が光伝達路を内蔵しているため、言い換えれば透光性圧電アクチュエータ11,12により他の光学部材を駆動して光路を変更する必要がないため、大幅な小型化を進めることができる。また、他の光学部材を駆動する必要がないため、光スイッチ1では、構造の簡略化も図られる。
加えて、他の光学部材を圧電アクチュエータで駆動する場合には、応答速度は、他の光学部材を物理的に駆動する必要があるため圧電アクチュエータ自体の応答速度よりも低くなりがちであるのに対し、本実施形態では、圧電アクチュエータである透光性圧電アクチュエータ11,12自体が変位して光路が変更されるため、応答速度も改善される。
従来の静電式光スイッチでは、応答速度は1〜10μ秒と遅いだけでなく、駆動電圧も数十Vと高かった。これに対して、本実施形態の光スイッチ1では、 応答速度は0.02〜0.1μ秒と極めて速い。また、透光性圧電アクチュエータ11,12は、上記積層型圧電体からなるため、数Vと極めて低い電圧で駆動させることができる。
よって、本実施形態によれば、小型であり、構造が簡略化されて安価に構成することができ、しかも応答速度に優れた光スイッチ1を提供することができる。
図4は、上記実施形態の光スイッチ1の変形例を示す模式的平面図である。図4に示す光スイッチ21では、第1の固定部材2側にのみ透光性圧電アクチュエータ11が固定されており、第2の固定部材3側には透光性圧電アクチュエータは設けられていない。すなわち、石英などの透光性材料からなる固定部9の平面部9c上に透光性密着膜14が直接積層されている。このように、本発明においては、透光性圧電アクチュエータは、第1の固定部材にのみ設けられていてもよい。
また、図1及び図4では、上記透光性密着膜13,14が設けられていたが、透光性密着膜13,14が用いられずともよい。その場合には、上記第1の平面及び第2の平面は、図1の透光性圧電アクチュエータ11の主面15d及び透光性圧電アクチュエータ12の外側主面により構成されることになる。また、図4に示す第2の固定部材3においては、平面部9cが前述した「第2の平面」を構成することになる。
もっとも、好ましくは、上記のように透光性密着膜13,14を用いることにより、直進してきた光を漏洩・散乱させることなく、第1,第2の固定部材側から第2,第1の固定部材側に直進させることができ、望ましい。
図5は、本発明の第2の実施形態としての多チャンネル型光スイッチを示す模式的平面図である。多チャンネル型光スイッチ31では、複数の第1の実施形態に係る光スイッチ1が直列及び並列に接続されている。このように、複数の光スイッチ1を直列及び/または並列に接続することにより、多チャンネル型光スイッチを本発明により構成することができる。この場合、各光スイッチ1が、小型でありかつ応答速度に優れているため、多数の光スイッチ1を用いて構成された多チャンネル型光スイッチ31においても、小型化及び応答速度の向上を期待することができる。
なお、上記のような透光性圧電アクチュエータを構成する透光性のセラミック材料としては、Pb(Zr,Ti)系固溶体にLa23を添加した組成のものを例示することができる。
次に、上記透光性圧電アクチュエータを得るための積層型圧電体の製造方法についての具体的な実験例を説明する。まず、前述したPb(Zr,Ti)系固溶体にLa23を添加した組成のセラミック粉末を用い、セラミックスラリーを得た。このセラミックスラリーを用いて10μmの厚みのセラミックグリーンシートを作製した。そして、上記セラミックグリーンシート上に、Ptペーストを印刷し、内部電極パターンを印刷した。内部電極パターンの印刷に際しては、上記窓部Bが形成されるようにPtペーストを印刷した。次に、内部電極ペーストが印刷されたセラミックグリーンシートを複数枚積層し、上下に無地のセラミックグリーンシートを積層し、冷間静水圧プレスにより加圧し、積層体を得た。
上記積層体を、O2及びPbO雰囲気中において焼成し、内部電極以外が透明な圧電体を得た。次に、一対の外部電極17,18を形成し、積層型の圧電体15を得た。
そして、上記積層型の圧電体15の外部電極17,18が形成されている面を結ぶ方向に、すなわち内部電極と平行な方向に応力を加え、500℃で120分間熱処理し、1℃/分以下の降温速度で500℃から200℃まで徐冷した。この徐冷に際しては、比較のために、上記応力を付加せずに熱処理を施した圧電体と、応力を付加せず、かつ上記熱処理を施さなかった圧電体を別途用意した。
上記応力下で熱処理し、徐冷した圧電体と、上記熱処理及び応力を付加していない圧電体の結晶構造をX線回折により調べた。
しかる後、応力下で熱処理及び徐冷を施した圧電体の両主面に電極を設け、高電圧を印加し、分極した。次に、第1,第2の内部電極に導通する外部電極17,18に高電圧を印加し、分極した。両主面の分極用電極は分極後に除去した。このようにして、上記透光性圧電アクチュエータ11を作製した。比較例としての熱処理及び応力を付加していない履歴の圧電体についても、同様に分極処理を行い、透光性圧電アクチュエータを作製した。
上記500℃で120分間応力下で熱処理し、徐冷して得られた圧電体では、X線回折の結果、図6に示すように(001)面に大きく配向していた。これに対して、比較のために用意した応力及び熱処理を付加しなかった圧電体では(001)面の配向が小さいことがわかる。この(001)面への配向度を、配向度(001)=(001)/{(001)+(100)}×100(%)とした場合、熱処理・徐冷した圧電体では001面への配向度は53%であり、比較のために用意した圧電体では41%に過ぎなかった。
また、応力下で熱処理し、徐冷した圧電体と、応力を付加せずに熱処理した圧電体とを別途比較したところ、(001)面への配向度は、応力下で熱処理し、徐冷した圧電体では60%であり、応力を付加せずに熱処理した圧電体では52%であった。
従って、上記のように応力下で熱処理された圧電体を用いることにより、透光性圧電アクチュエータ11,12において、より低電圧で駆動でき、かつ大きな変位量を確実に得ることができることがわかる。
次に、上記のようにして応力下で熱処理した圧電体と、応力下で熱処理しなかった圧電体の透光度を測定した。その結果、応力下で熱処理しなかった圧電体15では透光度は63%であったのに対し、上記応力下で熱処理した圧電体15では透光度は70%であり、透光度も7%高めることができた。従って、透光性圧電アクチュエータにおける光の伝搬損失も低減し得ることがわかる。
(a)及び(b)は、本発明の第1の実施形態に係る光スイッチの平面図及び該光スイッチに用いられている透光性圧電アクチュエータ及び透光性密着膜を示す正面断面図。 (a)及び(b)は、本発明の第1の実施形態で用いられている透光性圧電アクチュエータの各平面断面図。 第1の光路状態にあるときの第1の実施形態の光スイッチを示す平面図。 第1の実施形態の光スイッチの変形例を示す平面図。 本発明の第2の実施形態としての多チャンネル型光スイッチを示す模式的平面図。 熱処理が再度施された圧電体及び熱処理が再度施されていない圧電体のX線回折結果を示す図。 従来の光スイッチの一例を説明するための斜視図。 従来の光スイッチの他の例を説明するための略図的平面図。
符号の説明
1…光スイッチ
2…第1の固定部材
3…第2の固定部材
4…第1の光ファイバー(第1の光伝搬路)
5…第2の光ファイバー(第2の光伝搬路)
6…第3の光ファイバー(第3の光伝搬路)
7…第4の光ファイバー(第4の光伝搬路)
8…固定部
8a,8b…傾斜面
8c…平面部
9…固定部
9a,9b…傾斜面
9c…平面部
11,12…第1,第2の透光性圧電アクチュエータ
13,14…透光性密着膜
13a…第1の平面
14a…第2の平面
15…圧電体
15a,15b…端面
15c,15d…主面
16a〜16h…内部電極
17,18…外部電極
B…窓部

Claims (8)

  1. 第1の光伝搬路から入射した光を、第2光伝搬路または第3光伝搬路に伝搬させることを可能とする光スイッチであって、
    第1の光伝搬路と第2の光伝搬路とが固定されており、第1の光伝搬路から入射された光が反射されて第2の光伝搬路に導かれ得るように設けられた反射面としての第1の平面を有する第1の固定部材と、
    第3の光伝搬路が固定されており、前記第1の光伝搬路から入射してきた光が前記第1の平面で反射されずに、該第1の平面を超えて伝搬してきたときに入射される入射面としての第2の平面を有し、該第2の平面から入射した光が第3の光伝搬路に導かれるように構成されている第2の固定部材と、
    前記第1の固定部材が、電圧の印加の有無により、圧電効果により伸縮する透光性圧電アクチュエータを有し、該透光性圧電アクチュエータが、第1の光伝搬路から入射してきた光を前記第1の平面に伝搬させる光伝達路、第1の平面で反射された光を第2の光伝搬路に導く光伝達路を有し、電圧印加の有無により、前記第1の平面を第2の固定部材の第2の平面から乖離し、前記第1の平面で前記光が反射される第1の光路状態と、前記第1の平面が第2の固定部材の第2の平面に密着し、前記第1の平面で光が反射されず第3の光伝搬路に導かれる第2の光路状態とをとり得るように構成されていることを特徴とする、光スイッチ。
  2. 前記第2の固定部材に、第2の透光性圧電アクチュエータが配置されており、該第2の透光性圧電アクチュエータは、前記第2の平面から第2の光路状態において入射してきた光を第3の光伝搬路に導く光伝達路を有する、請求項1に記載の光スイッチ。
  3. 前記第2の固定部材に、第4の光伝搬路が固定されており、かつ前記第1の光路状態にあるときには、第4の光伝搬路から入射してきた光が第2の固定部材の前記第2の平面において反射されて前記第3の光伝搬路に導かれ、前記第2の光路状態にあるときには、第4の光伝搬路から入射してきた光が、上記第2の平面及び第1の固定部材の第1の平面を通って、第2の光伝搬路に導かれるように構成されている、請求項1に記載の光スイッチ。
  4. 前記第2の固定部材に、第2の透光性圧電アクチュエータが配置されており、該第2の透光性圧電アクチュエータは、第4の光伝搬路から入射してきた光を前記第2の平面に導く光伝達路と、前記第2の光路状態において前記第2の平面から第3の光伝搬路に導かれる光を伝達させる光伝達路とを有する、請求項3に記載の光スイッチ。
  5. 前記透光性圧電アクチュエータが、対向し合う一対の主面を有する圧電体と、前記圧電体の一対の主面間において、圧電体層を介して重なり合うように配置された複数の内部電極とを有する積層型圧電体を備え、該積層型圧電体において、前記複数の内部電極のうち、少なくとも一部の内部電極に、複数の前記光伝達路を形成するための窓部が形成されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の光スイッチ。
  6. 前記第1の固定部材に設けられた透光性圧電アクチュエータの一面に、該透光性圧電アクチュエータよりも第2の固定部材の第2の平面への密着性に優れた材料からなる透光性密着膜が形成されており、該透光性密着膜の外側の面が前記第1の平面である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の光スイッチ。
  7. 前記第1の平面に対向している前記第2の固定部材面に、透光性圧電アクチュエータよりも前記第1の固定部材の前記第1の平面への密着性に優れた材料からなる透光性密着膜が形成されており、該透光性密着膜の外側の面が前記第2の平面である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の光スイッチ。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の光スイッチを複数備え、複数の光スイッチが直列及び/または並列に接続されていることを特徴とする、多チャンネル型光スイッチ。
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