JP4360103B2 - エスカレータ等の制御装置及び制御方法 - Google Patents
エスカレータ等の制御装置及び制御方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、可変速に制御される装置において、省エネを有効に実現できるエスカレータ或いは動く歩道(エスカレータ等と称す)の制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のエスカレータの中には、省エネを意図して普段は運転を休止させ、利用者が存在する場合だけ運転を行うものがある。又、店舗等の業務を営んでいる所では利用者がいない時に、低速度でエスカレータを運転し、利用者がやってくれば定格速度の運転に切り替えるように制御を行うケースも見受けられる。
【0003】
そこで、代表的なエスカレータの制御装置を図3に示す。(例えば、特許文献1参照)
【0004】
【特許文献1】
特公平5−5752号公報
【0005】
即ち、利用者がいない場合は、インバータ1から接触器1Aを介して誘導電動機2に電圧を印加することにより誘導電動機2を駆動して低速運転を行ない、利用者が到着すると、インバータ1の周波数を徐々に高めて加速し、この周波数が商用交流電源3の周波数に一致すると、この商用電源3による運転に切り替えて高速運転を維持するものである。このような制御は、制御装置4によって行なわれるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このようにインバータ1で加速を行わせる場合は、安全面の配慮から、乗客検知後の加速状態が終了し、エスカレータが安定走行に入ってから乗客が乗込むようにする必要があり、短時間加速が求められる。このためには、誘導電動機2への大電流駆動が不可欠なので、インバータ1の容量に十分余裕を持たせなければならなかった。
【0007】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、インバータの容量の低減が図られるエスカレータ等の制御装置及び制御方法を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、
1.誘導電動機を駆動電動機として、乗客がいる場合には商用電源により定格速度運転を行ない、乗客がいない場合にはインバータ装置からの給電により低速運転を行うエスカレータ等において、低速運転時に乗客の接近を検知すると、前記誘導電動機を前記インバータ装置から切り離して後、前記商用電源に接続し、該商用電源により前記誘導電動機を加速してエスカレータ等を定格速度運転に移行させ、定格速度運転時に乗客がいないことを検知すると、前記誘導電動機を前記商用電源から切り離し、所定の低速状態に減速した後、前記インバータ装置からの給電を開始して低速運転を維持する。
2.エスカレータ等を駆動する誘導電動機に対し、第1の接触器を介して商用電源から電力を供給する主回路と並列に、インバータ装置から第2の接触器を介して前記誘導電動機に電力を供給する第2の回路を設けたものにおいて、前記エスカレータ等への乗客の接近を検知する検知手段を設け、前記第2の回路による低速運転中に前記検知手段が乗客の接近を検知すると、直ちに前記第2の接触器を開路して前記第1の接触器を閉路し、前記主回路による定格速度運転中に乗客がいなくなると、前記第1の接触器を開路し、所定の低速状態に減速した後、前記第2の接触器を閉路する切り替え手段を備える。
ものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明は、低速運転時のみインバータを使用し、加速については商用電源を利用するものである。
【0010】
【実施例】
以下、本発明の一実施例について、図面を用いて説明する。図1は本発明の一実施例を示す全体構成図、図2は本装置の動作を示すフローチャート図である。
【0011】
図中、図3と同一のものは同一のものを示すが、10は周知の限流要素付き過電流遮断器、11は誘導電動機2に電圧を直入れする直入装置で、上昇用と下降用の電磁接触器U、Dが設けられている。この限流要素については、商用電源3と誘導電動機2との間に挿入させればよく、必ずしも電流遮断器と一体にしなくてもよい。12はダイオードブリッジ12aと平滑コンデンサ12bとトランジスタブリッジ12cとからなるインバータ装置、13は低速運転指示装置で、電磁接触器13aを備えている。14はトランジスタブリッジ12cに所定のパルス信号を入力する極めて簡単な構造のインバータ点弧装置である。
【0012】
次に、本発明装置の動作について図2を用いて説明する。
通常のエスカレータの定格運転時には、希望の運転方向により直入装置11の上昇用電磁接触器U或いは下降用電磁接触器Dの何れかを投入して、誘導電動機2を駆動する。その際には、例えば周知のY−Δ起動が採用される。
【0013】
次に、ステップ1において利用者がいなくなった場合には、既に投入されている直入装置11の電磁接触器(電磁接触器U或いはD)を開路して、所定時間が経過すれば低速運転指示装置13側の電磁接触器13aを閉路して、一定の低速運転に切り替える。定格速度からの減速のさせ方については、機構系の機械損失によって行わせたり、或いは誘導電動機2側の巻線を短絡させて行わせるようにすれば、装置構成を極めて簡単にできる。
【0014】
そして、ステップ2において利用者が乗場に近づいてくると(周知の検知手段により検知)、今度は低速運転指示装置13の電磁接触器13aを直ちに開路して、直入装置11側の電磁接触器U或いはD(上昇しているならばU、下降しているならばD)を再度閉路し、加速を商用電源3の方で行ない速やかに定格速度運転状態に移行する。この場合、利用者がステップに乗込むまでの間に十分、定格速度に達しているので、安全上問題は生じない。
【0015】
このように構成すれば、無人の低速運転の場合のみインバータによる運転を行うことになるため、インバータの容量は必要最小限度で済むことになる。乗客検知後の加速では、商用電源による短時間加速が簡単に行えるので、乗客は定格運転状態になってから乗込むことになり、極めて安全である。又、商用電源による定格速度運転からインバータ駆動による低速運転に移行する際には、誘導電動機の減速をインバータで行わないので、インバータ装置内には回生電力処理回路が不要となり、制動抵抗や切り替えのための複雑な制御回路の必要も無く、装置全体を大幅に小形化できるものである。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、低速運転時のみインバータを使用するため、容量については最小限度で良く、通常インバータを制御する複雑な制御回路は不要である。又、加速時には商用電源による短時間加速ができるため、乗客を検知すれば、直ちに通常の定格速度運転が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体構成図である。
【図2】本装置の動作を示すフローチャート図である。
【図3】従来のエスカレータの制御装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1,12 インバータ装置
2 誘導電動機
3 商用電源
10 限流要素付き過電流遮断器
11 直入装置
13 低速運転指示装置
14 インバータ点弧装置
Claims (8)
- 誘導電動機を駆動電動機として、乗客がいる場合には商用電源により定格速度運転を行ない、乗客がいない場合にはインバータ装置からの給電により低速運転を行うエスカレータ等において、低速運転時に乗客の接近を検知すると、前記誘導電動機を前記インバータ装置から切り離して後、前記商用電源に接続し、該商用電源により前記誘導電動機を加速してエスカレータ等を定格速度運転に移行させ、定格速度運転時に乗客がいないことを検知すると、前記誘導電動機を前記商用電源から切り離し、所定の低速状態に減速した後、前記インバータ装置からの給電を開始して低速運転を維持するようにしたことを特徴とするエスカレータ等の制御方法。
- 前記商用電源の接続開始時に、前記誘導電動機の巻線をY−Δに切り替えることを特徴とする請求項1に記載のエスカレータ等の制御方法。
- 前記商用電源の接続開始時に、前記商用電源と前記誘導電動機との間に限流要素を挿入することを特徴とする請求項1に記載のエスカレータ等の制御方法。
- 前記定格速度運転からの減速は、機構系の機械損失によって行なわれることを特徴とする請求項1に記載のエスカレータ等の制御方法。
- 前記定格速度運転からの減速は、前記誘導電動機の巻線の短絡によって行なわれることを特徴とする請求項1に記載のエスカレータ等の制御方法。
- エスカレータ等を駆動する誘導電動機に対し、第1の接触器を介して商用電源から電力を供給する主回路と並列に、インバータ装置から第2の接触器を介して前記誘導電動機に電力を供給する第2の回路を設けたものにおいて、前記エスカレータ等への乗客の接近を検知する検知手段を設け、前記第2の回路による低速運転中に前記検知手段が乗客の接近を検知すると、直ちに前記第2の接触器を開路して前記第1の接触器を閉路し、前記主回路による定格速度運転中に乗客がいなくなると、前記第1の接触器を開路し、所定の低速状態に減速した後、前記第2の接触器を閉路する切り替え手段を備えたことを特徴とするエスカレータ等の制御装置。
- 前記主回路には、限流要素付き過電流遮断器を設けたことを特徴とする請求項6に記載のエスカレータ等の制御装置。
- 前記インバータには一定のパルス信号を入力する点弧装置を設けたことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載のエスカレータ等の制御装置。
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