JP4359170B2 - 樹脂成形品の成形方法 - Google Patents

樹脂成形品の成形方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4359170B2
JP4359170B2 JP2004090045A JP2004090045A JP4359170B2 JP 4359170 B2 JP4359170 B2 JP 4359170B2 JP 2004090045 A JP2004090045 A JP 2004090045A JP 2004090045 A JP2004090045 A JP 2004090045A JP 4359170 B2 JP4359170 B2 JP 4359170B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skin material
base material
adhesive
skin
mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004090045A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005271469A (ja
Inventor
慎悟 新見
満晴 金子
孝宏 栃岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Daikyo Nishikawa Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Daikyo Nishikawa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp, Daikyo Nishikawa Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2004090045A priority Critical patent/JP4359170B2/ja
Publication of JP2005271469A publication Critical patent/JP2005271469A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4359170B2 publication Critical patent/JP4359170B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

本発明は、複数の樹脂層が積層された積層体からなる樹脂成形品の成形方法に関し、樹脂成形時の接着剤漏れ防止技術の分野に属する。
自動車のインストルメントパネルなどの樹脂成形品は、剛性、耐久性、触感、意匠性等の様々な条件を満足させるために、複数種の樹脂の層からなる積層体によって構成される場合がある。
このような積層体からなる樹脂成形品の成形方法として、例えば、特許文献1に、第1の型にセットされた基材と第2の型にセットされた表皮材との間のキャビティ空間に、ホットメルト接着剤を注入するものが開示されている。
特開2000−263647号公報
ところで、特許文献1に記載の方法で成形すると、成形品の基材と表皮材との重合部端部から接着剤が漏れ、成形品の品質低下を招く虞がある。
この接着剤漏れ防止の対策としては、例えば、図19及び図21に示すように、
基材102に三角リブ(凸部)102eを設け、表皮材101の裏面側に型締めを行うことにより上記三角リブ102eを押し付け、空間Yに注入される接着剤をシールする方法と、図19及び図20に示すように、基材102に表皮材101側に向けて開放する折り返し部102bを設け、折り返し部102bに表皮材101の辺部101aを挿入して該折り返し部102bの内面に表皮材101の上記辺部101aの表面側101bを当接させ、基材102の折り返し部102bの内面と表皮材101の辺部101aの上面101bとが注入された接着剤の圧力により圧接するシール方法とがあり、これらのシール方法は所望する成形品の形状、用途によって組み合わせて用いられることがある。しかし、上記2つのシール方法を組み合わせて使用した場合、シール方法が切り替る部位で表皮材101を基材102に圧接する方向が逆方向に切り替るため折り返し部102bの側端部で表皮材101は基材102にどちらのシール方法でも圧接できない部位が生じる。さらに、図20に示すように、折り返し部102bの側端部では、表皮材101と基材102との間に隙間Zが残存するため、これらの部位から接着剤の漏れが生じてしまう。
そこで、本発明は、第1の型に表皮材をセットすると共に、第2の型に、上記表皮材を積層する部位において少なくとも1つの辺部に該表皮材側に向けて開放する折り返し部が設けられ、かつ該辺部に隣接する他の辺部の表皮材に対向する面に該他の辺部に沿って延びる凸部が設けられた基材をセットし、上記第1の型と第2の型とを型締めして、上記折り返し部に表皮材の辺部を挿入して該折り返し部の内面に表皮材の上記辺部の表面側を当接させ、かつ基材の上記凸部に表皮材の裏面側を押し付けた状態で、表皮材と基材との間の空間に接着剤を注入する場合において、折り返し部の側端部からの接着剤漏れを防止することができる成形方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明(以下、第1発明という)は、第1の型に表皮材をセットすると共に、第2の型に、上記表皮材を積層する部位において少なくとも1つの辺部に該表皮材側に向けて開放する折り返し部が設けられ、かつ該辺部に隣接する他の辺部の表皮材に対向する面に該他の辺部に沿って延びる凸部が設けられた基材をセットし、上記第1の型と第2の型とを型締めして、上記折り返し部に表皮材の辺部を挿入して該折り返し部の内面に表皮材の上記辺部の表面側を当接させ、かつ基材の上記凸部に表皮材の裏面側を押し付けた状態で、表皮材と基材との間の空間に接着剤を注入することにより複数層に成形される樹脂成形品の成形方法であって、表皮材及び基材を、上記折り返し部内における接着剤を注入する表皮材と基材との間の空間断面が、上記折り返し部が設けられた辺部に沿う方向において側端部側よりも内方側の方が大きくなるようにセットする。
また、本願の請求項2に記載の発明(以下、第2発明という)は、第1発明において、表皮材の辺部の表面側に、先端に向けて傾斜した端面を設け、基材の折り返し部内面に、上記表皮材の端面を密着させることを特徴とする。
また、本願の請求項3に記載の発明(以下、第3発明という)は、第1発明または第2発明において、表皮材として、スキン層と発泡層とからなるものを用いることを特徴とする。
次に、本発明の効果について説明する。
まず、第1発明によれば、本願の請求項1に記載の発明(以下、第1発明という)は、第1の型に表皮材をセットすると共に、第2の型に、上記表皮材を積層する部位において少なくとも1つの辺部に該表皮材側に向けて開放する折り返し部が設けられ、かつ該辺部に隣接する他の辺部の表皮材に対向する面に該他の辺部に沿って延びる凸部が設けられた基材をセットし、上記第1の型と第2の型とを型締めして、上記鋭角状折り返し部に表皮材の辺部を挿入して該折り返し部の内面に表皮材の上記辺部の表面側を当接させ、かつ基材の上記凸部に表皮材の裏面側を押し付けた状態で、表皮材と基材との間の空間に接着剤を注入する場合に、表皮材及び基材を、上記折り返し部内における接着剤を注入する表皮材と基材との間の空間断面が、上記折り返し部が設けられた辺部に沿う方向において側端部側よりも内方側の方が大きくなるようにセットするから、折り返し部の設けられた辺部に沿う方向においては内方側に接着剤の流入が促進される一方、側端部側には接着剤の流入が抑制され、上記側端部からの接着剤の漏れが防止される。また、このような作用効果を、上記のような簡単なシール方法で実現することができる。
また、第2発明によれば、表皮材の辺部の表面側に、先端に向けて傾斜した端面を設け、基材の折り返し部内面に、上記表皮材の端面を密着させるから、接着剤の漏れがより確実に防止されることとなる。
そして、第3発明によれば、表皮材として、スキン層と発泡層とからなるものを用いるから、成形品の触感を向上しつつ、第1発明及び第2発明の作用効果を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
まず、本発明に係る成形方法により成形されたインストルメントパネル1について説明する。図1は、このインストルメントパネル1の平面図(表面側)であり、図2は、図1のA−A断面、図3は、図2のB−B断面である。図1に示すように、このインストルメントパネル1は、左ハンドル仕様車における助手席側座席の前部のものであり、該パネル1の右端側には、乗員側への送風用開口1aが設けられていると共に、その前方側にはフロントウィンドウ側への送風用開口1bが設けられている。
このインストルメントパネル1は、図2に示すように、該パネル1の表面側(車室に面する側)を構成する表皮材2の層と、裏面側を構成する基材3の層と、これらの層を接着する接着剤4が硬化した層とからなる積層体で構成されている。図3に示すように、表皮材2の層は、表面を構成するスキン層5とクッション性を有する発泡材からなる発泡層6とからなる。なお、表皮材2としては、公知のパウダースラッシュ成形により、基材3としては、公知の射出成形により、それぞれ予めインストルメントパネル形状に成形されたものが用いられている。接着剤4が硬化した層は、溶融樹脂としての溶融したホットメルト接着剤を冷却硬化して形成されている。また、各層はリサイクルを容易にするためポリプロピレン系の材料で統一されている。
図1、図2に示すように、材料としての基材3には、基材3と表皮材2との間の空間に接着剤4を注入するときにノズル21(後述する)が挿通されるノズル挿通孔3aが設けられており、成形後は、このノズル挿通孔3a内にも接着剤4が上端まで充填される。
ここで、このインストルメントパネル1の図1に示す車両前方側となる辺部1c側は、図4、図5に示すように、基材3の辺部3bに設けられた折り返し部3c内に、表皮材2の辺部2aが挿入された構造とされている。以下、この折り返し部3cと表皮材2の辺部2aとの間からの接着剤漏れ防止のためのシール構造、及びその成形方法について説明する。
まず、図6を用いてこのインストルメントパネル1の成形装置10について説明する。この成形装置10は、図示しない駆動手段により図6上で上下方向に移動可能に支持されて、基材3がセットされる可動金型11と,図示しない支持部材に固定されて、表皮材2がセットされる固定金型12との、一対の金型を有する。
金型11の外面には、型閉めにより上記表皮材2と基材3との間に形成される接着剤注入空間X(図13参照)に接着剤4を注入する接着剤注入装置20がブラケット13を介して設けられている。
この接着剤注入装置20は、可動金型11に設けられたノズル挿通孔11aに摺動可能に挿通されたノズル21と、ノズル21への接着剤4の供給を制御するアプリケータ22と、ノズル21及びアプリケータ22を昇降させるノズル昇降機構23と、接着剤タンク24とを有する(図7参照)。
図7に示すように、アプリケータ22は、接着剤タンク24内の接着剤4をノズル21側に移送するポンプ22aと、ノズル21側への接着剤4の供給を制御する電磁弁22bとで構成されている。ノズル昇降機構23はエアシリンダで構成されている。なお、該昇降機構23は油圧シリンダや電動モータ等を用いて構成してもよい。
成形装置10はコントローラ100を有し、該コントローラ100は、接着剤注入装置20のアプリケータ22のポンプ22a及び電磁弁22bを制御してノズル21への接着剤4の供給を制御すると共に、ノズル昇降機構23を制御してノズル21及びアプリケータ22を昇降させる。コントローラ100には、上記金型11,12を閉じた後、接着剤注入装置20の作動を開始させるためのスタートスイッチが接続されている。
次に、この成形に用いられる基材3及び表皮材2について説明する。
まず、基材3としては図8に示すものを用いる。この基材3は、上記辺部3bに表皮材2が重合される側に向けて開放して折り返された折り返し部3cを有する。この折り返し部3cは斜め下方に屈曲して延びる下壁3gと、該下壁3gの下端で斜め上方に鋭角的に屈曲する端壁3hと、該端壁3hの上端で屈曲して斜め上方に延びる上壁3iとを有する。上壁3iと下壁3gとは略平行に設けられている。
また、折り返し部3cが設けられた辺部3bに隣接する他の辺部3dの表皮材2に対向する面3eには、該他の辺部3dに沿って延びる三角リブ(凸部)3fが設けられている。該三角リブ3fは、折り返し部3cの端壁3hの内面に接合されている。また、図4、図5に示すように、折り返し部3cには、辺部3bに沿う方向において側端部3rより内方側に、膨出部3jが設けられている。なお、この膨出部3jについては後ほど詳述する。
一方、表皮材2としては図9に示すものを用いる。この表皮材2は、基材3の上記折り返し部3cに挿入される表皮材2の辺部2aの表面側2cの端面2bが、先端2fに向けて傾斜している。この傾斜角度φ1は、図8に示す基材3の端壁3h内面と上壁3i内面との挟み角φ2と略同一とされている。また、表皮材2の辺部2aの屈曲部2eから先端2fまでの長さが、図8に示す三角リブ3fの屈曲部3pから先端3qまでの長さとほぼ同じもしくは若干長くされている。これは、図5に示すように、表皮材2の辺部2aを折り返し部3c内に挿入して、基材3の折り返し部3cの上壁3i内面と表皮材2の上面2cとが当接した状態のときに、基材3の折り返し部3cの端壁3h内面と表皮材2の端面2bとを密着させることを目的とする。
また、表皮材2のスキン層5及び発泡層6は、それぞれ、端面2b側においては厚みがそれぞれ徐々に薄くなりながら先端2fまで延びている。
ここで、この表皮材2の製造方法について説明しておく。前述したように、この表皮材2はスラッシュ成形法により成形されるが、スラッシュ成形型として、図10(a)に示すように、紙面に直交する方向に延びる断面三角形の凸部が型面に形成されたスラッシュ成形型Kを用い、該成形型K上にスキン層5′及び発泡層6′を順次形成する。これによれば、図10(b)に示すように、スキン層5′及び発泡層6′にV字状の溝(図上手前側から奥側に延びる)を有する表皮材2′が形成される。そして、V字状溝に沿って2つに切断すれば、端面2bが傾斜面とされた表皮材2が2個形成される。なお、この切断は、例えば、手作業等で、矢印で示すような方向に引っ張るだけで、容易に行える。
次に、基材3の折り返し部3c近傍の構造について詳しく説明する。図11に示すように、折り返し部3cは、基材3の側端部3rにおいては、折り返し部3c内側の先端部3mと、該折り返し部3cに挿入された表皮材2の辺部2aの先端2fとの距離がd1とされている。一方、図12に示すように、内方側ではd2とされ、側端部3r側よりも内方側の方が大きくなるように設定されている。つまり、この内方側が、前述の膨出部3jを構成している。そして、その内部の空間断面は2点鎖線で示すように側端部3r側よりも拡張されている。
三角リブ3f上端と上壁3i内面との隙間L1(図8参照)は、表皮材2の厚さL2(図9参照)よりも小さくされている。
次に、インストルメントパネル1の成形方法について説明する。
まず、図6に示すように、表皮材2を第1の型としての固定型12にセットすると共に、基材3を第2の型としての可動型11にセットした後、図13に示すように、型11,12の型締めをする。なお、基材3の三角リブ3fに対応した部位では、型11,12同士の間隔は、表皮材2の厚さと基材3の厚さと基材3の三角リブ3fの高さとを加えた値よりも小さな値に設定されており、これによれば、図5、図14に示すように、型締めにより表皮材2が基材3の三角リブ3fに押し付けられて、基材3の三角リブ3fが表皮材2の発泡層6に食い込むこととなる。
また、三角リブ3f上端と上壁3i内面との間隔L1は、前述のように、表皮材2の厚みL2よりも小さくされているから、辺部3bに沿う方向における三角リブ3fが設けられている部位では、表皮材2を構成する発泡層6が厚さ方向に圧縮されて、図5に示すように、表皮材2の辺部2aの表面側2cが基材3の折り返し部3cの上壁3i内面に密着すると共に、表皮材2の辺部2aの裏面が基材3の三角リブ3fに食い込んだ状態で密着することとなる。また、表皮材2の屈曲部2eから先端2fまでの長さは、三角リブ3fの屈曲部3pから先端3qまでの長さとほぼ同じもしくは若干長くされているから、表皮材2の辺部2aの端面2bが、基材3の折り返し部3cの端壁3h内面に密着することとなる。
次に、スタートスイッチをONにすると、図13に示すように、コントローラ100は、接着剤注入装置20のノズル昇降機構23を制御してノズル21を基材3側に進出(下降)させる。ノズル21の下降量は、その先端部の注入口が接着剤注入空間Xに所定量臨む量に設定されている。
次いで、コントローラ100は、接着剤注入装置20のアプリケータ22を制御し、ノズル21の先端部の注入孔から上記空間X内に接着剤4を所定時間注入させる。
その場合に、注入された接着剤4は、図13に示すように、基材3と表皮材2との間の空間Xを拡散することとなるが、図11、図12に示すように、辺部3bは、基材3の折り返し部3cの上壁3i内面と表皮材2の辺部2aの表面側2cとが注入された接着剤の圧力で圧接されることにより、一方、辺部3dは、図14に示すように、表皮材2が基材3の三角リブ3fに押し付けられることにより、シールされることとなる。
しかも、基材3の折り返し部3cは、該折り返し部3cが設けられた辺部3bに沿う方向において側端部3rよりも内方側に膨出部3jが設けられているから、折り返し部3c内において、膨出部3jの設けられた内方側に接着剤4の流入が促進される一方(図4参照)、側端部3r側には接着剤4の流入が抑制されることとなる。つまり、折り返し部3c側端部3rからの接着剤4の漏れが防止されることとなる。
さらに、表皮材2の辺部2aの表面側2cに先端2fに向けて傾斜した端面2bを設け、基材3の折り返し部3c内面に、上記端面2bが密着されるから、接着剤4の漏れがより確実に防止されることとなる。
加えて、表皮材2として、スキン層5と発泡層6とからなるものを用いるから、成形品の触感を向上しつつ、上記作用効果を得ることができる。
次に、図15〜図18を用いて他の成形方法例について説明する。
この成形方法は前述の成形方法で用いた基材3に代えて、図15、図16に示すように、端壁3h′が延長されて上壁を有さない基材3′を用いるものである。この場合、図15、図16に示すように、基材3′の側端部3r′では基材3′の折り返し部3c′に挿入される表皮材2′の辺部2a′の大部分を型11′,12′(図17、図18参照)の型締めにより基材3′に設けた三角リブ3f′に圧接すると共に、図16に示すように、表皮材2′の辺部2a′の表面側2c′の一部をなす端面2b′を、端壁3h′の内面に密着して接着剤をシールしている。なお、その場合でも、図18に示すように、辺部3b′に沿う方向において側端部3r′より内方側には、膨出部3j′が設けられているので、前述の実施の形態同様、折り返し部3c′の内方側に接着剤の流入が促進される一方、三角リブ3f′側には接着剤の流入が抑制され、他辺部3d′側端部3r′からの接着剤の漏れが防止されることとなる。
尚、本実施の形態では、基材3の全面に表皮材2を積層する例を示したが、本発明は、基材3の一部の面に表皮材2を部分的に積層する場合でも適用できる。
本発明は、樹脂成形品の成形時における接着剤漏れ対策に広く適用することができる。
本発明の実施の形態に係る成形方法により成形されたインストルメントパネルの平面図(表面図)である。 図1のA−A線による断面図である。 図2のB−B線による断面図である。 図1の矢印C方向からの拡大斜視図である。 図1、図4の矢印Dで示す部分の拡大図である。 本発明の実施の形態に係る成形方法で用いる成形装置の要部断面正面図(型を開いた状態)である。 同成形装置の制御構成図である。 基材の図5に示す部分に対応する図である。 表皮材の図5に示す部分に対応する図である。 表皮材の成形方法の説明図である。 図4のE−E線による断面図である。 図4のF−F線による断面図である。 成形装置の要部断面正面図(型を閉じた状態)である。 図4のG−G線による断面図である。 他の成形方法例に係る図4相当の図である。 図15の矢印Hで示す部分の拡大図である。 図15のJ−J線による断面図である。 図15のK−K線による断面図である。 従来の成形方法に係るシール構造の斜視図である。 図19のL部分の拡大図である。 図19のM−M線による断面図である。
符号の説明
1 インストルメントパネル(樹脂成形品)
2 表皮材
2a 表皮材の辺部
2b 端面
2c 表面側
3 基材
3b 基材の辺部(少なくとも1つの辺部)
3c 折り返し部
3d 基材の辺部(少なくとも1つの辺部に隣接する辺部)
3e 基材の表皮材に対向する面
3f 三角リブ(凸部)
3g 下壁
3h 端壁
3i 上壁
3j 膨出部
4 接着剤
5 スキン層
6 発泡層
11 可動型(第2の型)
12 固定型(第1の型)
20 接着剤注入装置

Claims (3)

  1. 第1の型に表皮材をセットすると共に、第2の型に、上記表皮材を積層する部位において少なくとも1つの辺部に該表皮材側に向けて開放する折り返し部が設けられ、かつ該辺部に隣接する他の辺部の表皮材に対向する面に該他の辺部に沿って延びる凸部が設けられた基材をセットし、上記第1の型と第2の型とを型締めして、上記折り返し部に表皮材の辺部を挿入して該折り返し部の内面に表皮材の上記辺部の表面側を当接させ、かつ基材の上記凸部に表皮材の裏面側を押し付けた状態で、表皮材と基材との間の空間に接着剤を注入することにより複数層に成形される樹脂成形品の成形方法であって、表皮材及び基材を、上記折り返し部内における接着剤を注入する表皮材と基材との間の空間断面が、上記折り返し部が設けられた辺部に沿う方向において側端部側よりも内方側の方が大きくなるようにセットすることを特徴とする樹脂成形品の成形方法。
  2. 表皮材の辺部の表面側に、先端に向けて傾斜した端面を設け、基材の折り返し部内面に、上記表皮材の端面を密着させることを特徴とする請求項1に記載の樹脂成形品の成形方法。
  3. 表皮材として、スキン層と発泡層とからなるものを用いることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の樹脂成形品の成形方法。
JP2004090045A 2004-03-25 2004-03-25 樹脂成形品の成形方法 Expired - Fee Related JP4359170B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004090045A JP4359170B2 (ja) 2004-03-25 2004-03-25 樹脂成形品の成形方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004090045A JP4359170B2 (ja) 2004-03-25 2004-03-25 樹脂成形品の成形方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005271469A JP2005271469A (ja) 2005-10-06
JP4359170B2 true JP4359170B2 (ja) 2009-11-04

Family

ID=35171613

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004090045A Expired - Fee Related JP4359170B2 (ja) 2004-03-25 2004-03-25 樹脂成形品の成形方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4359170B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005271469A (ja) 2005-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2291052C2 (ru) Формованные элементы с участками поверхности из отделочного материала и способы их изготовления
JP3050366B2 (ja) 積層成形体の成形方法並びに成形型装置
US5122320A (en) Process for producing a multilayer article
JP6003009B2 (ja) 樹脂製サンドイッチパネルおよび樹脂製サンドイッチパネルの製造方法
JP5595866B2 (ja) 車両用内装品および車両用内装品の製造方法
KR100451029B1 (ko) 천이 인서트 되는 다중 사출성형방법 및 그 장치
JP5803572B2 (ja) 成形構造体の製造方法
JP4359170B2 (ja) 樹脂成形品の成形方法
JP4408602B2 (ja) 装飾用フィルム
JP4285878B2 (ja) 樹脂成形品の製造方法及びその装置
JPWO2007052351A1 (ja) 多層射出成型装置及び該多層射出成型装置を用いた積層樹脂成型品の成型方法
JP2014136423A (ja) ダクト入りシートパッドの製造方法
JP4423138B2 (ja) 車両用内装材の成形装置
JP4476673B2 (ja) 発泡成形用金型
JP4359168B2 (ja) 樹脂成形品の成形方法及び成形装置
JP4933907B2 (ja) 成形装置及び成形方法
JP3039262B2 (ja) 樹脂製品の成形方法及び成形用金型装置
JP5083652B2 (ja) 積層成形品の成形方法及び成形用金型
JP3524984B2 (ja) 複合型樹脂成形品の製造方法及び樹脂成形用金型装置
JP3548243B2 (ja) 複合型熱可塑性樹脂成形品及び複合型熱可塑性樹脂成形品の製造方法
JP2006525888A (ja) 自動車の構成要素用の盛上がったライニング、相応する構成要素、自動車並びに製造方法
JP4592432B2 (ja) 発泡成形品の製造方法
JP4359167B2 (ja) 車両のインストルメントパネル、車両のインストルメントパネル成形方法及び成形装置
JP2007038781A (ja) 車両のインストルメントパネル及びその成形方法
JP3627929B2 (ja) 表皮一体発泡品の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20070122

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20090701

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20090804

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090807

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120814

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees