JP4356230B2 - 機械式駐車装置の操作盤 - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、機械式駐車装置の操作盤の改良に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
機械式駐車装置には、垂直循環方式やエレベータ方式など種々のものが存在するが、何れも出入口付近に設けられた操作盤で運転操作を行なって駐車装置を思い通りに利用するようになっている。そして、当然ながら操作盤には鍵付きの蓋が開閉自在に設けられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、実際の現場では次のような問題が指摘されていた。
1.マンションなどの個人利用の駐車装置では、入出庫後の操作盤の蓋の施錠忘れによりよくいたずらされる。
2.出庫後の出入口扉の戸閉率が低いため、一定時間後に自動で戸閉を行なっていたが、特に出庫時に操作盤の蓋を開けたまま鍵を抜き、そのまま放置する。
など安全上問題が多かった。
【０００４】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、安全機能を備えた機械式駐車装置の操作盤を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明は、機械式駐車装置の出入口付近に設けられ、機械式駐車装置を運転操作する蓋を備えた操作盤において、該蓋には鍵の回動と連動するロック片を有する施錠金具が設けられ、該施錠金具の鍵穴は、鍵を施錠位置でのみ抜き差しできる一点抜き構造とし、前記操作盤には前記蓋の開放或いは閉鎖を検出する第一の検出手段を備え、前記出入口には出入口扉の開放或いは閉鎖を検出する第二の検出手段を設け、前記第一の検出手段により前記蓋の開放状態を検出すると、前記ロック片の回動を拘束して前記鍵の抜き取りが出来ないようにし、前記第一の検出手段により前記蓋の閉鎖状態を検出し、かつ前記第二の検出手段で前記出入口扉の閉鎖状態を検出すると、前記ロック片の拘束を解除して前記鍵の抜き取りが出来るようにする拘束手段を設けたものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】
本発明は、操作盤の蓋を閉めて鍵を掛けた状態にならないと、鍵を抜き取ることができないように構成するものである。
【０００７】
【実施例】
以下、本発明の一実施例について、図面を用いて説明する。
図１は本発明の一実施例を示す操作盤の正面図、図２は図１の側面図、図３は図２のＡ部拡大図、図４は本発明装置の動作を説明するフローチャート図である。
【０００８】
図中、１は本発明に係る操作盤、２は操作盤１の蓋、３は蓋２の内側に取付けられた施錠金具で、鍵の回動と連動するロック片３ａが設けられている。この施錠金具３には表面に鍵穴を備えており、図１の施錠位置のみ鍵を抜き差しできる一点抜き構造のものを使用する。
【０００９】
４は電磁ソレノイド、５は電磁ソレノイド４の先端に設けられたロック金具である。１０は蓋２が閉まっていることを検出する、例えば近接スイッチである。
【００１０】
この施錠金具３の動作は、図４に示すフローチャートから分かるとおり、先ず蓋２が閉まっている場合、即ち近接スイッチ１０が働いている場合には、鍵穴に差し込まれている鍵は何の拘束も受けず回動自由で、図１及び図２に示す状態では鍵の抜き差しも自由に行なえる。
【００１１】
一方、図１の矢印で示すようにロック片３ａを反時計方向に回転させてロックを解除し、蓋２を開放した状態では近接スイッチ１０は動作せず、電磁ソレノイド４が励磁されて、図５に示すようにロック金具５を変形させて、ロック片３aの回転を拘束する。
【００１２】
蓋２が開放した状態では、図５に示すロツク金具５の片５ａが施錠金具３のロック片３ａを拘束することにより、ロック片３ａが水平状態にならないように制限するため、鍵はいつまで経っても鍵穴から抜けない状況になる。
【００１３】
したがって、飽くまで蓋２を閉めて施錠してからでなければ、鍵を抜くことができないようにするものである。
【００１４】
さらに、このような拘束条件を例えば出入口扉が閉まっているかどうかなども含めて条件設定すれば、なお安全性をたかめることができる。
【００１５】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、鍵の抜ける条件設定を決めることにより、無造作に鍵を抜いたまま放置するようなことが無くなり、機械式駐車装置の安全性を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例を示す操作盤の正面図である。
【図２】図１の側面図である。
【図３】図２のＡ部拡大図である。
【図４】本発明装置の動作を説明するフローチャート図である。
【図５】本発明装置の状態図である。
【符号の説明】
１ 操作盤
２ 操作盤１の蓋
３ 施錠金具
３ａ 施錠金具３のロック片
４ 電磁ソレノイド
5 電磁ソレノイド４のロック金具
５ａ 電磁ソレノイド４のロック金具５の片
１０ 近接スイッチ
【発明の属する技術分野】
本発明は、機械式駐車装置の操作盤の改良に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
機械式駐車装置には、垂直循環方式やエレベータ方式など種々のものが存在するが、何れも出入口付近に設けられた操作盤で運転操作を行なって駐車装置を思い通りに利用するようになっている。そして、当然ながら操作盤には鍵付きの蓋が開閉自在に設けられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、実際の現場では次のような問題が指摘されていた。
1.マンションなどの個人利用の駐車装置では、入出庫後の操作盤の蓋の施錠忘れによりよくいたずらされる。
2.出庫後の出入口扉の戸閉率が低いため、一定時間後に自動で戸閉を行なっていたが、特に出庫時に操作盤の蓋を開けたまま鍵を抜き、そのまま放置する。
など安全上問題が多かった。
【０００４】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、安全機能を備えた機械式駐車装置の操作盤を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明は、機械式駐車装置の出入口付近に設けられ、機械式駐車装置を運転操作する蓋を備えた操作盤において、該蓋には鍵の回動と連動するロック片を有する施錠金具が設けられ、該施錠金具の鍵穴は、鍵を施錠位置でのみ抜き差しできる一点抜き構造とし、前記操作盤には前記蓋の開放或いは閉鎖を検出する第一の検出手段を備え、前記出入口には出入口扉の開放或いは閉鎖を検出する第二の検出手段を設け、前記第一の検出手段により前記蓋の開放状態を検出すると、前記ロック片の回動を拘束して前記鍵の抜き取りが出来ないようにし、前記第一の検出手段により前記蓋の閉鎖状態を検出し、かつ前記第二の検出手段で前記出入口扉の閉鎖状態を検出すると、前記ロック片の拘束を解除して前記鍵の抜き取りが出来るようにする拘束手段を設けたものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】
本発明は、操作盤の蓋を閉めて鍵を掛けた状態にならないと、鍵を抜き取ることができないように構成するものである。
【０００７】
【実施例】
以下、本発明の一実施例について、図面を用いて説明する。
図１は本発明の一実施例を示す操作盤の正面図、図２は図１の側面図、図３は図２のＡ部拡大図、図４は本発明装置の動作を説明するフローチャート図である。
【０００８】
図中、１は本発明に係る操作盤、２は操作盤１の蓋、３は蓋２の内側に取付けられた施錠金具で、鍵の回動と連動するロック片３ａが設けられている。この施錠金具３には表面に鍵穴を備えており、図１の施錠位置のみ鍵を抜き差しできる一点抜き構造のものを使用する。
【０００９】
４は電磁ソレノイド、５は電磁ソレノイド４の先端に設けられたロック金具である。１０は蓋２が閉まっていることを検出する、例えば近接スイッチである。
【００１０】
この施錠金具３の動作は、図４に示すフローチャートから分かるとおり、先ず蓋２が閉まっている場合、即ち近接スイッチ１０が働いている場合には、鍵穴に差し込まれている鍵は何の拘束も受けず回動自由で、図１及び図２に示す状態では鍵の抜き差しも自由に行なえる。
【００１１】
一方、図１の矢印で示すようにロック片３ａを反時計方向に回転させてロックを解除し、蓋２を開放した状態では近接スイッチ１０は動作せず、電磁ソレノイド４が励磁されて、図５に示すようにロック金具５を変形させて、ロック片３aの回転を拘束する。
【００１２】
蓋２が開放した状態では、図５に示すロツク金具５の片５ａが施錠金具３のロック片３ａを拘束することにより、ロック片３ａが水平状態にならないように制限するため、鍵はいつまで経っても鍵穴から抜けない状況になる。
【００１３】
したがって、飽くまで蓋２を閉めて施錠してからでなければ、鍵を抜くことができないようにするものである。
【００１４】
さらに、このような拘束条件を例えば出入口扉が閉まっているかどうかなども含めて条件設定すれば、なお安全性をたかめることができる。
【００１５】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、鍵の抜ける条件設定を決めることにより、無造作に鍵を抜いたまま放置するようなことが無くなり、機械式駐車装置の安全性を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例を示す操作盤の正面図である。
【図２】図１の側面図である。
【図３】図２のＡ部拡大図である。
【図４】本発明装置の動作を説明するフローチャート図である。
【図５】本発明装置の状態図である。
【符号の説明】
１ 操作盤
２ 操作盤１の蓋
３ 施錠金具
３ａ 施錠金具３のロック片
４ 電磁ソレノイド
5 電磁ソレノイド４のロック金具
５ａ 電磁ソレノイド４のロック金具５の片
１０ 近接スイッチ
Claims (1)
- 機械式駐車装置の出入口付近に設けられ、機械式駐車装置を運転操作する蓋を備えた操作盤において、該蓋には鍵の回動と連動するロック片を有する施錠金具が設けられ、該施錠金具の鍵穴は、鍵を施錠位置でのみ抜き差しできる一点抜き構造とし、前記操作盤には前記蓋の開放或いは閉鎖を検出する第一の検出手段を備え、前記出入口には出入口扉の開放或いは閉鎖を検出する第二の検出手段を設け、前記第一の検出手段により前記蓋の開放状態を検出すると、前記ロック片の回動を拘束して前記鍵の抜き取りが出来ないようにし、前記第一の検出手段により前記蓋の閉鎖状態を検出し、かつ前記第二の検出手段で前記出入口扉の閉鎖状態を検出すると、前記ロック片の拘束を解除して前記鍵の抜き取りが出来るようにする拘束手段を設けたことを特徴とする機械式駐車装置の操作盤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000340908A JP4356230B2 (ja) | 2000-11-08 | 2000-11-08 | 機械式駐車装置の操作盤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000340908A JP4356230B2 (ja) | 2000-11-08 | 2000-11-08 | 機械式駐車装置の操作盤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002147071A JP2002147071A (ja) | 2002-05-22 |
| JP4356230B2 true JP4356230B2 (ja) | 2009-11-04 |
Family
ID=18815741
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000340908A Expired - Fee Related JP4356230B2 (ja) | 2000-11-08 | 2000-11-08 | 機械式駐車装置の操作盤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4356230B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5480421B1 (ja) * | 2013-03-29 | 2014-04-23 | 三菱重工パーキング株式会社 | 機械式駐車場設備の制御装置、これを備えた機械式駐車場設備、および機械式駐車場設備の制御方法 |
| JP2015031126A (ja) * | 2013-08-06 | 2015-02-16 | 三菱重工メカトロシステムズ株式会社 | 機械式駐車場設備の制御装置およびこれを備えた機械式駐車場設備 |
-
2000
- 2000-11-08 JP JP2000340908A patent/JP4356230B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5480421B1 (ja) * | 2013-03-29 | 2014-04-23 | 三菱重工パーキング株式会社 | 機械式駐車場設備の制御装置、これを備えた機械式駐車場設備、および機械式駐車場設備の制御方法 |
| JP2014196646A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-16 | 三菱重工パーキング株式会社 | 機械式駐車場設備の制御装置、これを備えた機械式駐車場設備、および機械式駐車場設備の制御方法 |
| JP2015031126A (ja) * | 2013-08-06 | 2015-02-16 | 三菱重工メカトロシステムズ株式会社 | 機械式駐車場設備の制御装置およびこれを備えた機械式駐車場設備 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2002147071A (ja) | 2002-05-22 |
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