JP4356009B2 - 有効電力制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、有効電力制御装置に係り、特に、商業電源からの電力が供給される需要家の負荷に対して、有効電力を供給する有効電力出力機器の出力を制御するに好適な有効電力制御装置に関する。
需要家の電線路(配電系統)は連系点を介して、電力会社所掌の本系統(電力系統)に接続されており、有効電力は、通常、電力会社所掌の本系統から需要家の電線路を介して需要家の負荷に供給されるようになっている。
しかし、需要家に瞬低対策装置(瞬時電圧低下対策装置)、負荷平準化装置、分散電源など、有効電力を出力する有効電力出力機器が設置されている場合、需要家の負荷容量の変化により、有効電力出力機器の出力による有効電力が需要家の負荷容量を上回ると、需要家の電線路から電力会社側の電力系統に向けて有効電力が逆に流出することがある。このような現象を逆潮流と言い、逆潮流が発生すると電圧変動が生じるので、電力会社と需要家との間の電力取引において問題となる。
逆潮流は、電力系統や配電線などで事故が発生した場合、需要家の一部の負荷が切り離され、且つ、有効電力出力機器から有効電力が出力されている状態で、その有効電力が需要家の負荷容量を上回った場合に生じる。
そこで、有効電力出力機器から有効電力が出力されている過程で、電力系統や配電線などで事故が発生し、需要家の一部の負荷が切り離され、連系点において逆潮流が発生した場合、有効電力出力機器に入力される制御信号をブロックしたり、あるいは有効電力出力機器の動作を停止して、有効電力の出力を一時停止させたりする制御が行われている。このような制御を行うことで、電力系統と需要家の電線路とを結ぶ連系点において、需要家の電線路から電力会社側の電力系統に有効電力が流出するのを防止することができる。
なお、余剰電力に伴って商用電源側への逆潮流を防止するようにしたものとして、例えば、燃料電池から負荷に供給される電力量が需要家の負荷の消費量を超えないように制御するようにしたものが提案されている(特許文献1参照)。
特開2002−281672号公報(第2頁〜第5頁、図1、図5)
従来技術においては、逆潮流が発生したときに、有効電力出力機器に入力される制御信号をブロックしたり、あるいは有効電力出力機器の動作を停止して、有効電力の出力を一時停止させたりする制御が行われているが、いずれの制御を行っても、有効電力出力機器の動作が一時停止することになる。有効電力出力機器の動作が停止すると、有効電力出力機器の運転を再開するまでには時間を要し、その間に、切り離された負荷が再度接続され、電力系統からの有効電力の受電量が大きくなると、電力取引上問題が生じることになる。また特許文献1では、燃料電池から負荷に供給する電力供給量が、商用電源からの電力供給量を超えないように制御しているが、逆潮流発生時に燃料電池の出力を制御することについては何ら配慮されていない。
本発明の課題は、逆潮流が発生したときに、有効電力出力機器の動作を停止させることなく、有効電力出力機器の出力を制御して逆潮流の発生を抑制することにある。
前記課題を解決するために、本発明は、需要家の管理下にある需要家用電線路に接続された有効電力出力機器と、前記需要家用電線路と送配電元の管理下にある電力系統との連系点の有効電力を検出する第1の有効電力検出手段と、前記有効電力出力機器の有効電力を検出する第2の有効電力検出手段と、前記有効電力出力機器を制御する電力制御回路とを備えてなる有効電力制御装置において、前記電力制御回路は、第1の有効電力検出手段が検出する有効電力の正負により定常か逆潮流かを判定する逆潮流判定手段を備えてなり、該逆潮流判定手段の判定に基づいて、定常時には、第2の有効電力検出手段が検出する有効電力と前記有効電力出力機器の定常時の出力を規定する第1の指令値との偏差を求め、該偏差を零にするように前記有効電力出力機器を制御し、逆潮流発生時には、第1の有効電力検出手段が検出する有効電力と前記連系点における逆潮流発生時の有効電力を規定する第2の指令値との偏差を求め、該偏差を零にするように前記有効電力出力機器を制御してなり、第2の指令値を正にして第1の有効電力検出手段が検出する有効電力を正にすることを特徴とする
本発明によれば、逆潮流が発生したときに、その後、逆潮流が起こらないように有効電力出力機器の出力が制御されるため、切り離された負荷が再度接続されても、有効電力出力機器を定常状態に高速に復旧させることが可能になる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態を示す有効電力制御装置のブロック構成図である。図1において、商用電源1の電力を送配電する送配電元となる電力会社の管理下にある電力系統(本系統)100は需要家の管理下にある需要家用電線路(配電系統)101との境界を示す連系点3を介して需要家用電線路101に接続されている。電線路101の線路途中には変圧器4が設置されており、変圧器4の二次側は接続点200を介して有効電力出力機器5に接続されているとともに、負荷接続点201を介して負荷6に接続されている。需要家に設置された有効電力出力機器5は、例えば、燃料電池、太陽電池などの二次電池を用いて構成されており、需要家の負荷6には、商用電源1からの電力が供給されるとともに、有効電力出力機器5の出力による有効電力が電線路101を介して供給されるようになっている。
負荷6に供給される有効電力のうち連系点3における有効電力(PLine)7を計測するために、連系点3と変圧器4との間の電線路101に、電線路101の電圧を検出する変圧器(PTa)14と、電線路101の電流を検出する変流器(CTa)15が設置されており、変圧器14と変流器15の出力はそれぞれ有効電力演算器16に入力されている。有効電力演算器16は、変圧器14の出力による電圧と変流器15の出力による電流とを基に連系点3における有効電力7を演算し、その演算結果である観測値23を有効電力制御回路13に出力するようになっている。すなわち、変圧器14、変流器15、有効電力演算器16は、連系点3における有効電力を検出する連系点用有効電力検出手段を構成するとともに、連系点3において逆潮流が発生したことを検出する逆潮流検出手段の一要素として構成されている。
また、接続点200と有効電力出力機器5とを結ぶ電線路101には、有効電力出力機器5の出力による有効電力(Ps)8を計測するために、接続点200と有効電力出力機器5とを結ぶ電線路101の電圧を検出する変圧器(PTb)20と、電流を検出する変流器(CTb)21が設置されており、変圧器20の出力による電圧と変流器21の出力による電流はそれぞれ有効電力演算器22に入力されている。有効電力演算器22は、変圧器20の出力による電圧と変流器21の出力による電流とを基に有効電力(Ps)8を演算し、この演算結果である観測値24を有効電力制御回路13に出力するようになっている。すなわち、変圧器20、変流器21、有効電力演算器22は、有効電力出力機器5から出力される有効電力を検出する機器用有効電力検出手段を構成するとともに、変圧器4の二次側において逆潮流が発生したことを検出する逆潮流検出手段の一要素を構成するようになっている。
さらに、負荷接続点201と負荷6とを結ぶ電線路101の線路途中には、負荷6に供給される有効電力(PLoad)9を計測するために、負荷接続点201と負荷6とを結ぶ電線路101の電圧を検出する変圧器(PTc)17と、電流を検出する変流器(CTc)18が設置されており、変圧器17の検出による電圧と変流器18の検出による電流はそれぞれ有効電力演算器19に入力されている。有効電力演算器19は、変圧器17の出力による電圧と変流器18の出力による電流とを基に負荷6に供給される有効電力(PLoad)9を演算し、この演算結果を観測値25として有効電力制御回路13に出力するようになっている。すなわち、変圧器17、変流器18、有効電力演算器19は、需要家の負荷6に供給される有効電力9を検出する負荷用有効電力検出手段を構成するとともに、変圧器4の二次側において逆潮流が発生したことを検出する逆潮流検出手段の一要素を構成するようになっている。
有効電力制御回路13は、有効電力演算器16の演算結果である観測値23、有効電力演算器22の演算結果である観測値24および有効電力演算器19の演算結果である観測値25を取り込み、各観測値を基に有効電力出力機器5の出力による有効電力を制御する有効電力制御手段の一要素を構成するようになっている。
ここで、逆潮流が発生しない定常時(定常状態)においては、図2に示すように、商用電源1からの有効電力は電力系統100、連系点3を介して有効電力(PLine)7として入力され、この有効電力7は有効電力出力機器5の出力による有効電力(Ps)8と加算されたあと、有効電力(PLoad)9として負荷6に供給される。
一方、図3に示すように、電力系統100において、系統インピーダンス2と系統インピーダンス2との間で短絡または地絡などの事故10が生じ、この事故10の発生に伴って、需要家の負荷6の一部が遮断器11によって切り離されることがある。このような場合に、需要家の有効電力出力機器5が一定の有効電力(Ps)8を出力していると、需要家の負荷は一部の負荷6が切り離されたことに伴って軽負荷となり、需要家の負荷6に供給される有効電力(PLoad)9よりも有効電力出力機器5の出力による有効電力(Ps)8が上回ることがある。このような場合、需要家の電線路101から電力会社の電力系統100に有効電力(PLine)7が流れ、逆潮流となる。
そこで、本実施形態においては、逆潮流が発生したときには、有効電力出力機器5の運転(動作)を停止させることなく、逆潮流の発生を抑制するために、有効電力制御回路13は以下のように構成されている。
具体的には、有効電力制御回路13は、図4に示すように、減算器27、切替器30、比例積分回路31、判定回路32を備えて構成されている。判定回路32は、逆潮流検出手段の一要素として、有効電力演算器16の演算結果である観測値23を取り込み、連系点3における有効電力(PLine)7が、PLine≧0のときには定常状態にあると判定し、有効電力7が、PLine<0のときには逆潮流が発生したとして、切替器30に対して接点の切替を指令するようになっている。
切替器30は、定常時には接点29が減算器27の出力側に接続されており、逆潮流発生時には、判定回路32からの判定出力に応答して接点29を接点28側に切り替えるようになっている。減算器27は、有効電力出力機器5の定常時における出力を規定する有効電力出力指令値(Pref1)26を入力するとともに、有効電力演算器22の演算結果である観測値(Ps)24を入力し、有効電力出力指令値26から観測値24を減算し、この減算結果を両者の偏差として接点29に出力するようになっている。切替器30は、定常時に、有効電力出力指令値26と観測値24との偏差を示す有効電力制御信号300を比例積分回路31に出力するようになっている。また、切替器30は、逆潮流が発生したときには、観測値(PLine)23と有効電力出力機器5の出力を0に規定する指令値との偏差を取り込み、この偏差を示す有効電力制御信号300を比例積分回路31に出力するようになっている。すなわち、減算器27、切替器30は、観測値23、有効電力出力指令値26、観測値24を基に有効電力制御信号300を生成する有効電力制御信号生成手段として構成されている。
一方、比例積分回路31は、切替器30の出力による有効電力制御信号300を入力し、入力した有効電力制御信号300に従って比例積分演算を行って、有効電力制御信号300を零に抑制するための操作量301を算出し、この操作量301にしたがって有効電力出力機器5の出力による有効電力を制御する有効電力制御手段として構成されている。
図4に示す有効電力制御回路13を用いて有効電力出力機器5の出力による有効電力を制御すると、定常時には、減算器27の出力による有効電力制御信号300によって有効電力出力機器5の出力が制御される。すなわち、有効電力出力機器5に対して、有効電力出力指令値(Pref1)26と観測値(Ps)24が等しくなるような制御が行われる。
一方、連系点3において逆潮流が発生したときには、切替器30の接点が接点29側から接点28側に切り替えられ、観測値(PLine)23と0の指令値との偏差を示す有効電力制御信号300にしたがって有効電力出力機器5の出力が制御され、結果として、有効電力出力機器5の出力が強制的に0に絞り込まれる。このため、負荷6の一部が切り離されて需要家の負荷6が軽負荷となっても、逆潮流の発生を即座に抑制することができる。また、有効電力出力機器5の動作が停止されていないため、切り離された負荷6が元通りに接続されても、有効電力出力機器5の出力による有効電力を当初の値まで高速に復旧させることができる。
次に、有効電力制御回路13の第2実施形態を図5にしたがって説明する。本実施形態は、逆潮流発生時における有効電力制御信号生成手段として、有効電力演算器16の演算結果である観測値(PLine)23と連系点3における逆潮流発生時の有効電力を規定する指令値(Pref2)33とを加算器34で加算し、加算器34の出力を切替器30から有効電力制御信号300として出力するようにしたものであり、他の構成は図4のものと同様である。
すなわち、本実施形態においては、逆潮流発生時には、比例積分回路31の出力による操作量301にしたがって、有効電力出力機器5の出力が制御されると、有効電力(PLine)7の値が正になるように制御されることになる。
本実施形態によれば、逆潮流発生時に負荷6の一部が切り離されて需要家の負荷6が軽負荷となっても、逆潮流の発生を即座に抑制することができるとともに、逆潮流発生時に有効電力出力機器5の動作が停止されないため、切り離された負荷6が元通りに接続されても、有効電力出力機器5の出力による有効電力を当初の値まで高速に復旧させることができる。
次に、有効電力制御回路13の第3実施形態を図6にしたがって説明する。本実施形態は、減算器27の代わりに、切替器30の出力側に減算器35を設け、定常時には、減算器35で有効電力出力指令値(Pref1)26から有効電力演算器22の演算結果である観測値(Ps)24を減算して両者の偏差を求め、この偏差を示す有効電力制御信号300を生成し、逆潮流発生時には、減算器35で有効電力演算器19の演算結果である観測値(PLoad)25から有効電力演算器22の演算結果である観測値(Ps)24を減算して両者の偏差を求め、この偏差を示す有効電力制御信号300を生成し、各生成した有効電力制御信号300を比例積分回路31に出力するようにしたものであり、他の構成は図4のものと同様である。
本実施形態においては、逆潮流発生時に、有効電力演算器19の演算結果である観測値(PLoad)25から有効電力演算器22の演算結果である観測値(Ps)24を減算して得られた有効電力制御信号300を基に比例積分回路31が操作量301を算出し、この操作量301にしたがって有効電力出力機器5の出力を制御すると、有効電力(Ps)8が負荷6に供給される有効電力(PLoad)9と等しくなるような制御が行われることになる。
本実施形態によれば、逆潮流発生時に負荷6の一部が切り離されて需要家の負荷6が軽負荷となっても、逆潮流の発生を即座に抑制することができるとともに、逆潮流発生時に有効電力出力機器5の動作が停止されないため、切り離された負荷6が元通りに接続されても、有効電力出力機器5の出力による有効電力を当初の値まで高速に復旧させることができる。
次に、有効電力制御回路13の第4実施形態を図7にしたがって説明する。本実施形態は、逆潮流発生時における有効電力制御信号を生成するに際して、切替器30の接点28側に減算器37を設け、減算器37において、有効電力演算器19の演算結果である観測値(PLoad)25から負荷6に対する指令値(Pref3)を減算して両者の偏差である有効電力を求め、この後、減算器35で減算器37の出力による有効電力(偏差)から有効電力演算器22の演算結果である観測値(Ps)24を減算して両者の偏差を求め、この偏差を示す有効電力制御信号300を生成するようにしたものであり、他の構成は図6のものと同様である。
本実施形態においては、逆潮流発生時に、有効電力演算器19の演算結果である観測値(PLoad)25から負荷6に対する指令値(Pref3)を減算して両者の偏差である有効電力を求め、この有効電力から有効電力演算器22の演算結果である観測値(Ps)24を減算して得られて有効電力制御信号300を基に比例積分回路31で操作量301を算出し、この操作量301によって有効電力出力機器5の出力が制御されると、有効電力(Ps)8が負荷6の実際の有効電力(PLoad)9よりも小さな値になるように制御されることになる。
本実施形態によれば、逆潮流発生時に負荷6の一部が切り離されて需要家の負荷6が軽負荷となっても、逆潮流の発生を即座に抑制することができるとともに、逆潮流発生時に有効電力出力機器5の動作が停止されないため、切り離された負荷6が元通りに接続されても、有効電力出力機器5の出力による有効電力を当初の値まで高速に復旧させることができる。
次に、有効電力制御回路13の第5実施形態を図8にしたがって説明する。本実施形態は、逆潮流検出手段の一要素を構成する判定回路32の入力側に減算器38を設け、減算器38において、有効電力演算器19の演算結果である観測値(PLoad)25から有効電力演算器22の演算結果である観測値(Ps)を減算して両者の偏差を求め、減算器38の出力を基に判定回路32で逆潮流の発生の有無を判定するに際して、PLoad−Ps≧0のときには、定常時と判定し、逆に、PLoad−Ps<0のときには逆潮流が発生したと判定するようにしたものであり、他の構成は図4のものと同様である。
本実施形態によれば、前記各実施形態と同様に、逆潮流発生時に負荷6の一部が切り離されて需要家の負荷6が軽負荷となっても、逆潮流の発生を即座に抑制することができるとともに、逆潮流発生時に有効電力出力機器5の動作が停止されないため、切り離された負荷6が元通りに接続されても、有効電力出力機器5の出力による有効電力を当初の値まで高速に復旧させることができる。
以下、有効電力制御回路13の第6実施形態、第7実施形態、第8実施形態を図9、図10、図11に示す。第6乃至第8実施形態は、判定回路32の入力側に減算器38を設けた他はそれぞれ図5の第2実施形態、図6の第3実施形態、図7に示す第4実施形態と同様である。
前記第6乃至第8実施形態においても、前記各実施形態と同様に、逆潮流発生時に負荷6の一部が切り離されて需要家の負荷6が軽負荷となっても、逆潮流の発生を即座に抑制することができるとともに、逆潮流発生時に有効電力出力機器5の動作が停止されないため、切り離された負荷6が元通りに接続されても、有効電力出力機器5の出力による有効電力を当初の値まで高速に復旧させることができる。
本発明の一実施形態を示す有効電力制御装置のブロック構成図である。 本発明に係る装置が適用された系統における定常時の作用を説明するためのブロック構成図である。 本発明に係る装置が適用された系統における逆潮流発生時の作用を説明するためのブロック構成図である。 有効電力制御回路の第1実施形態を示すブロック構成図である。 有効電力制御回路の第2実施形態を示すブロック構成図である。 有効電力制御回路の第3実施形態を示すブロック構成図である。 有効電力制御回路の第4実施形態を示すブロック構成図である。 有効電力制御回路の第5実施形態を示すブロック構成図である。 有効電力制御回路の第6実施形態を示すブロック構成図である。 有効電力制御回路の第7実施形態を示すブロック構成図である。 有効電力制御回路の第8実施形態を示すブロック構成図である。
符号の説明
1 商用電源
3 連系点
4 変圧器
5 有効電力出力機器
6 負荷
13 有効電力制御回路
14、 17、 20 変圧器
15、 18、 21 変流器
16、 19、 22 有効電力演算器
27 減算器
30 切替器
31 比例積分回路
32 判定回路
34 加算器
35、38 減算器

Claims (4)

  1. 需要家の管理下にある需要家用電線路に接続された有効電力出力機器と、
    前記需要家用電線路と送配電元の管理下にある電力系統との連系点の有効電力を検出する第1の有効電力検出手段と、
    前記有効電力出力機器の有効電力を検出する第2の有効電力検出手段と、
    前記有効電力出力機器を制御する電力制御回路とを備えてなる有効電力制御装置において、
    前記電力制御回路は、第1の有効電力検出手段が検出する有効電力の正負により定常か逆潮流かを判定する逆潮流判定手段を備えてなり、該逆潮流判定手段の判定に基づいて、定常時には、第2の有効電力検出手段が検出する有効電力と前記有効電力出力機器の定常時の出力を規定する第1の指令値との偏差を求め、該偏差を零にするように前記有効電力出力機器を制御し、逆潮流発生時には、第1の有効電力検出手段が検出する有効電力と前記連系点における逆潮流発生時の有効電力を規定する第2の指令値との偏差を求め、該偏差を零にするように前記有効電力出力機器を制御してなり、第2の指令値を正にして第1の有効電力検出手段が検出する有効電力を正にすることを特徴とする有効電力制御装置。
  2. 需要家の管理下にある需要家用電線路に接続された有効電力出力機器と、
    前記需要家用電線路と送配電元の管理下にある電力系統との連系点の有効電力を検出する第1の有効電力検出手段と、
    前記有効電力出力機器の有効電力を検出する第2の有効電力検出手段と、
    前記需要家用電線路に接続された負荷に供給される有効電力を検出する第3の電力検出手段と、
    前記有効電力出力機器を制御する電力制御回路とを備えてなる有効電力制御装置において、
    前記電力制御回路は、第1の有効電力検出手段が検出する有効電力の正負により定常か逆潮流かを判定する逆潮流判定手段を備えてなり、前記逆潮流判定手段の判定に基づいて、定常時には、第2の有効電力検出手段が検出する有効電力と前記有効電力出力機器の定常時における有効電力の第1の指令値との偏差を求め、該偏差を零にするように前記有効電力出力機器を制御し、逆潮流発生時には、第3の有効電力検出手段が検出する有効電力と前記負荷に対する有効電力の第2の指令値との偏差を求め、該偏差と第2の有効電力検出手段が検出する有効電力との偏差を求め、該偏差を零にするように前記有効電力出力機器を制御してなり、第2の指令値を正にして第1の有効電力検出手段が検出する有効電力を正にすることを特徴とする有効電力制御装置。
  3. 需要家の管理下にある需要家用電線路に接続された有効電力出力機器と、前記需要家用電線路と送配電元の管理下にある電力系統との連系点の有効電力を検出する第1の有効電力検出手段と、
    前記有効電力出力機器の有効電力を検出する第2の有効電力検出手段と、
    前記需要家の負荷に供給される有効電力を検出する第3の電力検出手段と、
    前記有効電力出力機器を制御する電力制御回路とを備えてなる有効電力制御装置において、
    前記電力制御回路は、第2の有効電力検出手段が検出する有効電力と第3の有効電力検出手段が検出する有効電力との偏差について、第2の有効電力検出手段が検出する有効電力が小さい場合に正として定常と判定し、第3の有効電力検出手段が検出する有効電力が小さい場合に負として逆潮流と判定する逆潮流判定手段を備えてなり、前記逆潮流判定手段の判定に基づいて、定常時には、第2の有効電力検出手段が検出する有効電力と前記有効電力出力機器の定常時の出力を規定する第1の指令値との偏差を求め、該偏差を零にするように前記有効電力出力機器を制御し、逆潮流発生時には、第1の有効電力検出手段が検出する有効電力と前記連系点における逆潮流発生時の有効電力を規定する第2の指令値との偏差を求め、該偏差を零にするように前記有効電力出力機器を制御してなり、第2の指令値を正にして第1の有効電力検出手段が検出する有効電力を正にすることを特徴とする有効電力制御装置。
  4. 需要家の管理下にある需要家用電線路に接続された有効電力出力機器と、前記需要家用電線路と送配電元の管理下にある電力系統との連系点の有効電力を検出する第1の有効電力検出手段と、
    前記有効電力出力機器の有効電力を検出する第2の有効電力検出手段と、
    前記需要家の負荷に供給される有効電力を検出する第3の電力検出手段と、
    前記有効電力出力機器を制御する電力制御回路とを備えてなる有効電力制御装置において、
    前記電力制御回路は、第2の有効電力検出手段が検出する有効電力と第3の有効電力検出手段が検出する有効電力との偏差について、第2の有効電力検出手段が検出する有効電力が小さい場合に正として定常と判定し、第3の有効電力検出手段が検出する有効電力が小さい場合に負として逆潮流と判定する逆潮流判定手段を備えてなり、前記逆潮流判定手段の判定に基づいて、定常時には、第2の有効電力検出手段が検出する有効電力と前記有効電力出力機器の定常時における有効電力の第1の指令値との偏差を求め、該偏差を零にするように前記有効電力出力機器を制御し、逆潮流発生時には、第3の有効電力検出手段が検出する有効電力と前記負荷に対する有効電力の第2の指令値との偏差を求め、該偏差と第2の有効電力検出手段が検出する有効電力との偏差を求め、該偏差を零にするように前記有効電力出力機器を制御してなり、第2の指令値を正にして第1の有効電力検出手段が検出する有効電力を正にすることを特徴とする有効電力制御装置。
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