JP4355193B2 - 半導体デバイスの製造方法及び半導体デバイス製造システム - Google Patents

半導体デバイスの製造方法及び半導体デバイス製造システム Download PDF

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Description

本発明は、半導体デバイスの製造方法および半導体製造システムにかかり、特に半導体製造装置によるプロセス処理の異常を効率よく検知する方法、および装置、およびシステムに関する。
特許文献1(特開2000−114130号公報)および特許文献2(特開2002−318617号公報)には、「マハラノビス距離」を利用した製造工程の管理方法が記載されている。
上記非特許文献1には、SPC(Statistical Process Control)と称される個別異常検知の数理工学的手法についての背景技術が記載されている。上記非特許文献2、3、4には、多変量時系列データを単変量時系列データに統合する数理工学的手法、および寄与度分解により要因解析する数学的手法についての背景技術が記載されている。特に、「HotellingT2統計距離」および「PCA主成分分析」に係わる数理工学的手法が記載されている。
特開2000−114130号公報
特開2002−318617号公報 "Introduction to Statistical Quality Control", ISBN 0-471-30353-4, John Wiley & Sons, Inc. 1997 "Principal Components and Factor Analysis: Part2 - Additional Topics Related to Principal Components", Journal of Quality Technology, Vol.13, No.1, January 1981 "Decomposition of T2 for Multivariate Control Chart Interpretation", Journal of Quality Technology, Vol.27, No.2, April 1995 "A Practical Approach for Interpreting Multivariable T2 Control Chart Signals", Journal of Quality Technology, Vol.29, No.4, October 1997
半導体デバイス化ウェハの加工微細化の追求によって、半導体製造装置の製造条件の変動許容範囲は年々狭くなっている。半導体製造工程の手順や製造条件の入力間違い、製造装置の部品の劣化や故障、材料消費に起因する変動などにより製造条件が変動許容範囲から逸脱すると、処理を施された半導体デバイス化ウェハは不良となる。デバイス構造形成工程では、装置処理後の半導体デバイス化ウェハの検査は、装置利用効率の向上と製造時間の短縮の観点から、抜き取り検査で実施されるため、残りのウェハに対する製造条件が変動許容範囲から逸脱した場合に、処理異常を見逃す可能性があった。また、デバイス特性変更工程では、検査が困難なため、処理異常があっても気づくことなく最終製品検査工程まで至る。最終的には、全数検査が実施される製品検査で不良は発見されるが、各製造工程から最終製品検査までには数週間から数ヶ月を要するために、その間に処理した半導体デバイス化ウェハが全て不良になり大きな損害を被る潜在リスクがあった。
半導体製造装置は、圧力や流量等の反応中の物理パラメータ値等の処理に係わる情報を自身の記憶装置に蓄積して、適宜外部に出力する機能を有する。該処理情報を、例えば非特許文献1記載のSPCと称される個別異常検知手法を用いて、物理的な上下限しきい値と照合すれば、処理後の製品検査を行う前に処理の異常の有無から製品の異常の有無を推定することができる。特に、半導体製造装置はウェハ処理1回毎に該処理情報を蓄積できる機能を持つものが多く、該処理情報を利用すればウェハ全数について処理の異常の有無を判定することができる。
しかし、半導体製造工程には複数の工程があり、各工程には複数の製造装置が導入されている。製造装置の台数は1ラインで数百台に達する。各製造装置は製造処理情報として、数十から数百項目の製造処理条件あるいは製造処理状態あるいは製造処理結果を出力する。よって、全ての製造処理情報に対して、個別に異常監視を実施することは運用上困難であり、異常が検知された過去事例や予測に基づき事前に選抜した製造処理情報に対してのみ異常監視が行われることが多い。理由として、例えば、全ての製造処理情報に上下限のしきい値を設定しようと試みれば、全製品に対して全工程の全装置の全製造処理情報の2倍の数のしきい値の設定と修正などの管理が必要になり、運用上実施不可能である。
しかし、事前選抜した製造処理情報の異常監視だけでは、過去事例の実績がない未知の異常を見逃す可能性があるという課題があった。半導体製品は組み込まれるセット製品毎に専用設計される傾向にあり、それに応じて品種は増える傾向にある。品種が異なれば、過去事例の実績にない未知の異常が発生する可能性が高まる。また、微細化による設計基本ルールやプロセスの世代交代によって、まったく従来と異なる新規品種が処理の対象となる場合には、未知の異常が発生する可能性が高まる。
これに対して、統計的手法を用いて多変量の装置製造処理情報を1変数の統計値に統合して異常判定する手法がある。この統合異常監視手法を用いれば、製造処理情報の見逃しがないため未経験未知の異常にも対応できるという利点がある。しかし、統合値は統計処理値であるため、その値は統計変換モデルに依存し、該統計変換モデルの構築の仕方や更新の仕方によって相対的に変動し、物理的な絶対しきい値で客観的に判定することができないという課題があった。
本発明の目的は、上記課題を解決すべく、統合異常監視と個別異常監視の組み合わせにより、最小の管理コストで全ての製造処理情報を優先度を付けて監視できるようにした半導体デバイスの製造方法および半導体製造システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、時系列の多くの製造処理情報に対して個別に異常監視を実施するのではなく、時系列の例えば1つの集約統合した製造処理情報を監視する統合異常監視と重点選別した製造処理情報を監視する個別異常監視を併用し、さらに統合異常が検知された際にはその統合異常検知情報を元の個別製造処理情報まで分解することにより個別重点監視すべき製造処理情報を抽出して以後は個別異常監視できるように登録学習する機能を有する半導体デバイスの製造方法、および半導体製造システム、およびそのシステムを備えた半導体製造装置を提供するものである。
また、本発明は、プロセス処理する製造装置を複数備えた製造ラインで半導体デバイスを製造する方法であって、所定の製造装置から順次プロセス処理される複数のウェハに渡って時系列で収集される複数の個別収集処理情報を前記複数のウェハに渡る時系列集約処理情報に統合し、該統合された時系列集約処理情報を基に統合異常が発生した異常発生時系列ポイントを検知し、該検知された統合異常発生時系列ポイントにおける前記収集された複数の個別収集処理情報毎の寄与度を抽出し、該抽出された個別収集処理情報毎の寄与度に応じて統合異常の原因となった個別収集処理情報を特定する統合異常監視ステップと、後続のプロセス処理において前記統合異常監視ステップで特定された個別収集処理情報を収集し、該収集された個別収集処理情報を継続して重点監視する個別異常監視ステップとを有し、前記統合異常監視ステップと前記個別異常監視ステップとをウェハ毎もしくはロット毎もしくはバッチ毎の所定の周期で繰り返すことを特徴とする。
また、本発明は、プロセス処理する製造装置を複数備えた製造ラインで半導体デバイスを製造する方法であって、所定の製造装置から順次プロセス処理される複数のウェハに渡って時系列で収集される複数の個別収集処理情報を複数のウェハに渡る時系列集約処理情報に統合し、該統合された時系列集約処理情報を基に統合異常が発生した異常発生時系列ポイントを検知し、該検知された統合異常発生時系列ポイントにおける前記収集された複数の個別収集処理情報毎の寄与度を抽出し、該抽出された個別収集処理情報毎の寄与度に応じて統合異常の原因となった個別収集処理情報を特定すると共に相関喪失の異常が発生したか否かを検知する統合異常監視ステップと、後続のプロセス処理において前記統合異常監視ステップで相関喪失の異常の発生が検知された場合には相関関係にある複数の選別した個別収集処理情報を収集し、該収集された個別収集処理情報から計算される選別統合値を継続して重点監視する相関異常監視ステップとを有し、前記統合異常監視ステップと前記相関異常監視ステップとをウェハ毎もしくはロット毎もしくはバッチ毎の所定の周期で繰り返すことを特徴とする。
また、本発明は、前記半導体デバイスの製造方法において、更に、前記統合異常監視ステップまたは前記個別異常監視ステップ若しくは前記相関異常監視ステップで異常になったウェハについて検査指示若しくは検査条件指示を行って特性検査する検査ステップを有することを特徴とする。また、本発明は、前記個別収集処理情報は、前記所定の製造装置において計測されるプロセス処理条件であることを特徴とする。
また、本発明は、更に、前記統合異常監視ステップにおいて、統合された時系列集約処理情報の推移または抽出された複数の個別収集処理情報毎の寄与度の推移または抽出された複数の個別収集処理情報毎の寄与度に応じた優先順位で各個別収集処理情報の推移をチャートに表示することを特徴とする。
また、本発明は、プロセス処理する製造装置を複数備えた半導体製造システムであって、所定の製造装置から順次プロセス処理される複数のウェハに渡って時系列で収集される複数の個別収集処理情報を複数のウェハに渡る時系列集約処理情報に統合し、該統合された時系列集約処理情報を基に統合異常が発生した異常発生時系列ポイントを検知し、該検知された統合異常発生時系列ポイントにおける前記収集された複数の個別収集処理情報毎の寄与度を抽出し、該抽出された個別収集処理情報毎の寄与度に応じて統合異常の原因となった個別収集処理情報を特定する統合異常監視手段と、後続のプロセス処理において前記統合異常監視手段で特定された個別収集処理情報を収集し、該収集された個別収集処理情報を継続して重点監視する個別異常監視手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、プロセス処理する製造装置を複数備えた半導体製造システムであって、所定の製造装置から順次プロセス処理される複数のウェハに渡って時系列で収集される複数の個別収集処理情報を複数のウェハに渡る時系列集約処理情報に統合し、該統合された時系列集約処理情報を基に統合異常が発生した異常発生時系列ポイントを検知し、該検知された統合異常発生時系列ポイントにおける前記収集された複数の個別収集処理情報毎の寄与度を抽出し、該抽出された個別収集処理情報毎の寄与度に応じて統合異常の原因となった個別収集処理情報を特定すると共に相関喪失の異常が発生したか否かを検知する統合異常監視手段と、後続のプロセス処理において前記統合異常監視手段で相関喪失の異常の発生が検知された場合には相関関係にある複数の選別した個別収集処理情報を収集し、該収集された個別収集処理情報から計算される選別統合値を継続して重点監視する相関異常監視手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、前記半導体製造システムにおいて、更に、ウェハの特性検査を行う検査装置を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、更に、前記統合異常監視手段において、統合された時系列集約処理情報の推移または抽出された複数の個別収集処理情報毎の寄与度の推移または抽出された複数の個別収集処理情報毎の寄与度に応じた優先順位で各個別収集処理情報の推移をチャートに表示する表示解析部を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、1つの半導体デバイス製造ラインに存在する数百台の製造装置の各々が出力する数十から数百の製造処理情報に対して、製造装置毎に製造処理情報を全て統合して異常監視するために未経験未知異常を見逃すことがないという効果がある。
また、統合異常検知の結果、全ての個別製造処理情報を寄与度の高い順に優先度付けし、同時に変動した複数の個別製造処理情報を優先度を付けて提示することにより、異常の原因を特定できるという効果がある。
また、統合異常検知の結果、寄与度の高い少数の個別製造処理情報を選別し、重点個別監視登録と個別物理しきい値の設定を行い、以後は選別した個別製造処理情報に対しても異常検知の処理を直接施して、個別異常の有無と原因を確定するようにすることにより、製造装置異常を頻度高く反映する製造処理情報に対してのみ専用の判定しきい値(物理しきい値)により精度良く重点監視できる効果がある。
以上、統合異常監視と個別異常監視の組み合わせにより、最小の管理コストで全ての製造処理情報を優先度を付けて監視できる効果がある。
以下、本発明に係る半導体製造装置及び製造システム並びに半導体デバイスの製造方法の基本実施の形態について図1〜図4を用いて説明する。図1は、本発明に係る半導体製造システムの一実施の形態を示した概略構成図である。図2は、製造装置の種類に応じて(1)製造装置の運転駆動に関わる情報(レシピ)からなる名義的情報と、(2)製造装置の処理室の内部状態に関わる数値情報(装置計測データ)および(3)製造プロセス処理中の半導体デバイス化ウェハ(ウェハ)に関わる数値情報(ウェハ計測データ)からなる複数の尺度的数値情報(尺度的データ項目)とを示す図である。尺度的数値情報(尺度的データ項目)は、各製造装置において計測される製造条件データでもある。図3は、異常監視処理の手順を説明した図である。図4は各要素部の関係と情報の流れを説明した図である。
本発明に係る半導体製造システムの一実施の形態について図1を用いて説明する。製造実行システム1は、製造装置5Aおよび製造装置5Bに対して、どの品種のデバイス化ウェハ(ウェハ)をどの数量だけいつ製造プロセス処理するかを指令する。図では製造装置は2台になっているが、2台に限定するものではない。該製造実行システム1は、例えば、半導体製造ラインを管理するネットワークに接続されたサーバコンピュータのプログラムとして実現し、該製造装置5Aおよび該製造装置5Bとはネットワーク7を介して情報のやり取りをする方式が考えられる。ところで、製造装置5としては、例えば、ドライエッチング装置、CVD装置、イオン注入装置およびステッパと称する投影露光装置が考えられる。
プロセス処理が終了すると、プロセス処理されたデバイス化ウェハ(ウェハ)の製品名やプロセス処理を実施した製造装置名や(1)製造装置の運転駆動に関わる情報(レシピ)(具体的には図2に示す。)からなる名義的情報と、(2)製造装置の処理室の内部状態に関わる数値情報(装置計測データ)(具体的には図2に示す。)および(3)製造プロセス処理中の半導体デバイス化ウェハ(ウェハ)に関わる数値情報(ウェハ計測データ)(具体的には図2に示す。)からなる複数の尺度的数値情報(尺度的データ項目)との2つを、データ管理システム2がネットワーク7を介してそれぞれ上記製造実行システム1および上記製造装置5Aもしくは5Bから収集し、時間情報あるいは製造プロセス処理順序情報(ウェハ枚数またはロット数)を付加してデータベース6に格納する。該データ管理システム2および付随する該データベース6は、例えば、サーバコンピュータのプログラムとして実現する方式や、製造装置5Aおよび製造装置5Bに内臓されるコンピュータ機器として実現する方式が考えられる。
イオン注入装置における計測される装置計測データ(プロセス処理条件データ)としては、チャンバ真空度、イオン引出し電圧、イオン加速電圧、イオンビーム電流、及びスキャン(注入)回数等がある。ドライエッチング装置における計測される装置計測データ(プロセス処理条件データ)としては、チャンバ真空度、圧力制御弁開閉度、ガス流量(複数有り)、流量制御弁開閉度、RF(高周波)電圧、インピーダンス整合器反射波、ウェハチャック圧力、ウェハ冷却温度、およびエッチング時間等があり、ウェハ計測データ(プロセス処理条件データ)としては膜厚およびウェハ温度がある。CVD装置における計測される装置計測データ(プロセス処理条件データ)としては、チャンバ真空度、圧力制御弁開閉度、ガス流量(複数有り)、流量制御弁開閉度、RF(高周波)電圧、インピーダンス整合器反射波、ウェハ加熱器温度、ウェハ加熱器電流、およびCVD時間等があり、ウェハ計測データ(プロセス処理条件データ)としては膜厚およびウェハ温度がある。投影露光装置における計測される装置計測データ(プロセス処理条件データ)としては、露光量、フォーカス駆動量、およびアライメント量(複数有り)などがある。
統合異常監視システム3aは、プロセス処理終了後、データベース6へのデータ格納に同期して、データ管理システム2を介してデータベース6に順序情報付きで蓄積された上記情報を予め定めた所定の個数だけ新しいものから古いものにかけて検索し、予め定めた処理手順に従って異常検知の処理を施す。統合異常監視システム3aは、例えば、サーバコンピュータのプログラムとして実現する方式や、製造装置5Aおよび製造装置5Bに内臓されるコンピュータ機器として実現する方式が考えられる。
次に、統合異常監視システム3aと個別異常監視システム3bから構成される異常監視システム3における異常監視処理の手順を図3を用いて説明する。
統合異常監視システム3aは、STEP1(11)では、ロットプロセス処理終了後に、データベース6に格納されているプロセス処理の名義的情報から、同じ製造装置名、製造装置号機名、ウェハ製品名、レシピ名といったデータ検索用の製造属性を抽出し、予め定めた所定の履歴データ個数(例えばウェハ枚数やロット数)あるいは製造期間を上記抽出された製造属性に加えたデータ検索条件を作成する。なお、このSTEP1(11)は、データ管理システム2で実行しても良い。
次に、統合異常監視システム3aは、STEP2(12)で、上記検索条件に合致するデータをデータベース6から収集する。この収集データは、同じ装置名、号機名、製品名、レシピ名で、プロセス処理されたウェハあるいはロットに係る複数の尺度的データ項目を含む処理系列データ群(多数の時系列個別収集処理情報)からなる。収集データは、上記の通り履歴データ個数(例えばウェハ枚数若しくはロット数)あるいは製造期間を指定することにより、当該処理データの他、必要に応じて同じ上記製造属性で処理された過去の履歴データを含ませる。該履歴データは、統計モデルあるいは統計パラメータを計算するために用いる。
次に、統合異常監視システム3aは、STEP3(13)で、上記STEP2(12)で収集した、同じ装置名、号機名、製品名、レシピ名で処理されたウェハあるいはロットに係わる複数の尺度的データ項目からなる処理系列データ群(多数の時系列個別収集処理情報)を、履歴データ個数(例えばウェハ枚数若しくはロット数)あるいは製造期間に亘って、例えば1つの処理系列データ「統合値(時系列集約処理情報)」に統合する。データ統合の手法としては、例えば、非特許文献1あるいは非特許文献2あるいは非特許文献3に記載されている「マハラノビス距離」あるいは「HotellingT2」として知られている統計距離、もしくは「モデル距離」として知られているPCA主成分分析モデル予測残差等を用いれば良い。例えば、「HotellingT2」は次の(1)式から計算される。
Figure 0004355193
ここで、xは列に複数の尺度的データ項目の処理系列データを取った処理系列データ群行列であり、x(i)は処理順序iの各データからなる行ベクトルを表す。xmは各尺度的データ項目毎の平均値を、また、S−1はデータ群の分散共分散逆行列を表し、(x(i)−xm)は平均偏差の転置ベクトルを表す。ベクトルx(i)の内容(データ項目)が2個の場合(x(i)=[x])は、次の(2)式のように展開される。
Figure 0004355193
ここで、skmは分散共分散逆行列S−1の要素であり、s12=s21である。
上記(1)式のスカラー値「HotellingT2」により、処理系列データ群は、そのばらつきと単位の違いを共分散逆行列によって正規化された1つの処理系列データ「統合値(時系列集約処理情報)」に統合される。
次に、統合異常監視システム3aは、STEP4(14)で、統合統計しきい値と照合することによって上記統合処理系列データ「統合値(時系列集約処理情報)」の異常判定処理を行い、統合異常プロセス処理が含まれていれば統合異常の生じたプロセス処理番号(ウェハ番号)を特定し(統合異常が発生した異常発生時系列ポイントを検知し)、該特定したプロセス処理番号(ウェハ番号)に関する情報を製造実行システム(MES)1に提供する。
次に、製造実行システム(MES)1は、STEP5a(15a)で、検査装置(図1の8)に対して異常の生じたプロセス処理番号(ウェハ番号)の製品を検査するように指示する。検査装置としては、外観検査(寸法検査、膜厚検査など)、抵抗検査、プローブ検査など製品(ウェハ)の特性検査を行う装置である。
また、異常監視システム3は、STEP5b(15b)で、統合異常の生じた上記統合処理系列データへの各項目の寄与度分解を行う。データ統合の手法として、例えば「HotellingT2」を用いたなら、上記(2)式に示すようにx(i)のデータ項目間に跨る総和を取らないで、次の(3)式に示すようにx(i)のデータ項目毎(個別収集処理情報毎)に計算を行えば寄与度が得られる。共分散逆行列S−1の対角成分s12=s21によって現れる相互相関項s12・x(i)・x(i)=s21・x(i)・x(i)は半分づつ各データ項目に分配すれば良い。
(i)=s11・x (i)+s12・x(i)・x(i)
(i)=s22・x (i)+s21・x(i)・x(i) (3)
ここで、C(i)はウェハ番号あるいはロット番号iにおけるデータ項目pのHotellingT2(i)に対する寄与度である。
次に、異常監視システム3は、STEP6a(16a)で、処理系列データ群の中から寄与度が大きい項目を選別して、適切な個別判定しきい値(個別物理しきい値)と共に個別異常監視システム3b(図1)へ登録する。
また、異常監視システム3は、STEP6b(16b)で、上記監視処理の結果を、表示解析装置4である統合データ表示部4a(図1)、寄与度表示部4b(図1)、個別データ表示部4c(図1)に表示して、製造装置異常の原因特定を支援する。
次に、上記図3の処理を実現する各要素部の関係と情報の流れを図4を用いて説明する。各要素部は、独立したコンピュータ機器として実現することもできるし、1つのコンピュータが実行するプログラムの一連のモジュールとして実現することもできる。
製造実行システム1の製造実行部1aが、ラインに数百台ある製造装置の中の1台である製造装置5にプロセス処理を着工する指示を出す。プロセス処理が完了すると、該製造実行部1aは製造装置5またはデータベース6に対して、予め定めた所定の履歴データ個数(例えばウェハ枚数やロット数)あるいは製造期間を製造属性に加えたデータ検索条件に合致した複数の尺度的データ項目を含む処理系列データ群(製造処理情報:多数の時系列個別収集処理情報)を統合監視部3aに送るように指示する。該製造処理情報(多数の時系列個別収集処理情報)は、製造装置1台あたり数十から数百項目あるが、図4では3個の製造処理情報(尺度的データ項目)x(i)、x(i)、x(i)で代表する。通信方法は、製造装置外に監視システムを設けた場合は、図1に示したネットワーク7経由で良い。また、製造装置内に監視機能を設ける場合は、電子機器バス経由で良い。1ロット25枚単位でプロセス処理を実施する製造装置であれば、それぞれのデータ数は25点(i=1,2,…,25)×3項目となる。ウェハ1枚あたり100点の処理中データサンプリングを行う製造装置であれば、それぞれのデータ数は25点(i=1,2,…,25)×300項目となる。
統合監視部3aは、まず統合部31により同じ装置名、号機名、製品名、レシピ名で処理されたウェハ枚数あるいはロット数に係わる複数の尺度的データ項目からなる処理系列データ群(多数の時系列個別収集処理情報)x(i)、x(i)、x(i)を例えば1つの統合された処理系列データ「統合値(時系列集約処理情報)」に変換する。「統合値」の計算手段としては、例えば上記のHotellingT2(i)統計距離(i=1,2,…,25)を用いることができる。HotellingT2に限らず統計手法を用いる場合には、統計モデルあるいは統計パラメータを事前に準備しておくか、その場で計算する必要がある。その場計算方法を取る場合には、製造処理情報履歴を統合監視部3a内部の記憶装置(図示せず)に蓄積しておくか、上記で説明したように図1のネットワーク7経由でデータベース6から入手する。
統合部31が計算した「統合値」は統合判定部32に送られ、統合統計しきい値33と比較され製造装置処理異常の有無が判定される。統合判定部32は、3つの出力を送信する。
1つ目は、統合判定部32から製造実行システム1の検査実行部1bに対して、異常処理判定ウェハの情報を通知する。検査実行部1bは、異常処理判定ウェハを検査装置を用いて検査するように指示することにより、製造装置の異常プロセス処理が製品の異常に波及したかどうかを調べることが可能となる。即ち、検査実行部1bは、異常処理ウェハを優先的に抜き取り検査の対象とするように指示することにより、限られた検査時間の中で、製品異常リスクの高いウェハを優先的に検査することができ、製品異常ウェハを後続のラインへ流さないという効果が得られる。
2つ目は、統合判定部32から表示解析部4へ統合処理系列データ値(統合時系列データ値)を出力する。表示解析部4の実施例は、後に説明する。
3つ目は、統合判定部32から個別処理情報毎寄与度抽出部34へ異常の有無を出力する。
寄与度抽出部34は、異常が検知されたプロセス処理について個別処理情報(個別監視対象データ)毎の寄与度を抽出して優先順位を付ける。即ち、寄与度抽出部34は、異常の生じた統合処理系列データへの各データ項目の寄与度を抽出して優先順位を付ける。データ統合の手法として、例えば「HotellingT2」を用いたなら、上記(3)式に示すようにx(i)のデータ項目毎に計算を行えば寄与度が得られることになる。次に、寄与度抽出部34は、寄与度の大きさと優先順位から個別監視すべき製造処理情報(図2に示す装置計測データやウェハ計測データからなる尺度的数値情報)を選別(特定)し、製造処理情報収集制御部35に設定する。図4では、3個の製造処理情報(図2に示す装置計測データおよびウェハ計測データからなる尺度的数値情報)x、x、xの中からxが個別監視対象データとして選択(特定)された例を示している。同時に、寄与度抽出部34は、統計的「統合値」の変動と同期した個別製造処理情報(個別尺度的数値情報)xの物理単位(例えば真空度等の圧力、電圧、電流、ガス流量、温度、時間等)の変動値から個別物理しきい値37を決定して、個別判定部36に設定する。以上、統合監視部3aの統合異常検知から、寄与度に応じた優先順位に基く個別監視部3bへの監視項目と個別判定しきい値の設定により、以後は個別製造処理情報xの物理計測値が継続して直接個別物理しきい値と比較されて異常監視されるようになる。これにより、未経験異常も含めた全ての異常を検知し、該異常に係わる個別製造処理情報について重点監視項目として随時学習し、学習後は統計モデルもしくは統計パラメータの相対的変動あるいは他の項目の相対的変動に影響されることなく絶対物理量に対する判定に基づく監視を適用できるようになるという効果がある。
次に、異常監視部3におけるデータ処理の詳細と表示解析部4について、図5および図6を用いて説明する。図4の表示解析部4は、3つの表示部、つまり統合データ表示部4a、寄与度表示部4b、個別データ表示部4cから成る。上記統合データ表示部4aと寄与度表示部4bの出力を1画面に表示する実施例を図5に示す。図5の上側のチャートが統合データ表示部4aの出力である統合チャート41を示し、下側のチャートが寄与度表示部4bの出力である寄与度抽出チャート42を示す。統合チャート41は、製造装置を例えばドライエッチング装置とした場合、ウェハ番号1からウェハ番号20までの1枚ごとの統合値の変化を示す。ウェハ番号15においては統合値が90に近い値で監視されたことになる。そして、寄与度抽出チャート42においては、製造装置を例えばドライエッチング装置とした場合、統合値が統合統計しきい値33を超えた異常として監視されたウェハ番号15において、No.3(ウェハ冷却温度)の寄与度が61、No.1(RF(高周波)電圧)の寄与度が23、No.2(ガス流量))の寄与度が8で抽出されたことを示している。さらに、上記個別データ表示部4cの出力画面の実施例を図6に示す。図6の上下左右の4つのチャートは、4つの個別生データチャート43a、43b、43c、43dを示す。
統合データ表示部4aは、マーカ41a、マーカ値表示ボックス41bを備える統合チャート41を上段に表示する。マーカ41aは、スライドバー44aと同期して動き、マーカ41aが指し示すデータ番号(ウェハ番号)(15)と統合値(92)をマーカ値表示ボックス41bに(15,92)として表示する。
また、寄与度表示部4bは、マーカ42a、マーカ値表示ボックス42bを備える寄与度抽出チャート42を下段に表示する。マーカ42aは、スライドバー44aと同期して動き、マーカ42aが指し示すデータ番号(ウェハ番号)(15)と所定の数(図では3個)の個別製造処理情報項目毎(製造装置を例えばドライエッチング装置とした場合、No.3(ウェハ冷却温度),No.1(RF(高周波)電圧),No.2(ガス流量))の寄与度(61,23,8)を該マーカ値表示ボックス42bに表示する。また、該寄与度抽出チャート42領域に、表示項目一覧表42c、ソートボタン42dとソート方法選択ボックス42e、表示個数変更ボタン42fと表示個数指示ボックス42g、生データ表示ボタン42hと生データ項目選択ボックス42iを表示する。
上記表示解析部4は、上記統合監視部3aの出力を入力として統合データ表示部4aの画面出力を実行し、また上記寄与度抽出部34の出力を入力として寄与度表示部4bの画面出力を実行する。統合チャート41では、統合統計しきい値33を超えた異常統合値(図5ではウェハ番号No.15)をマーカ42aが自動的に移動し指示するように描画する。例えば、判定評価単位を1ロット25枚した場合は、25枚(図5では20枚を表示)の中、統合統計しきい値33を超えた異常統合値が複数存在する場合は、スライドバー44aにより順次切り換える手段を提供する。寄与度抽出チャート42には、統合値が異常になったウェハ番号について抽出された個別製造処理情報項目毎の寄与度の結果を表示する。この時、統合チャート41のマーカ41aと同じデータ番号(図5ではウェハ番号No.15)を指す位置にマーカ42aを描画する。寄与度抽出値の表示順序は、ソート方法選択ボックス42eの指示値(図5では「降順」)を読み取って表示制御する。寄与度抽出値の表示個数は、表示個数指示ボックス42gの指示値(図5では図示の関係から「3個」にしているがこれに限らない)を読み取って表示制御する。寄与度抽出チャートのソート後寄与度表示項目名は、表示項目一覧表42cに表示する。また、ソート後寄与度表示項目番号を上位から所定の同時表示可能個数だけ上記生データ項目選択ボックス42iに代入して表示する(図5では、所定の同時表示可能個数は4個、寄与度抽出値の表示個数指示は3個だがこれに限らない)。表示解析部4は、上記生データ表示ボタン42hの押下イベントにより、個別データ表示部4cに生データ項目選択ボックス42iの選択情報を送り、図6の出力画面を表示する。
表示解析部4は、また、図4に示す、上記製造装置5として例えばドライエッチング装置とした場合の個別製造処理情報項目(x(i):RF(高周波)電圧,x(i):ガス流量,x(i):ウェハ冷却温度)を入力として個別データ表示部4cへの画面出力を実行する。生データ項目選択ボックス42iにより指示された順に、個別生データチャート43aにx(i):ウェハ冷却温度、個別生データチャート43bにx(i):RF(高周波)電圧、個別生データチャート43cにx(i):ガス流量を表示する。図5では、生データ項目選択ボックス42iにより指示された個数は3個なので、個別生データチャート43dは空欄になっている。表示解析部4は、個別生データチャート43a、43b、43cに対して、上記統合値マーカ41aおよび上記寄与度マーカ42aと同期して移動するマーカ43a2、43b2、43c2をそれぞれ表示する。それぞれのマーカ値は、マーカ値ボックス43a1、43b1、43c1に(15,90)、(15,50)、(15,70)として表示する。それぞれのマーカはスライドバー44bによって移動させることができ、この結果は統合値チャートと連動させることができる。
個別生データチャート43aの製造処理情報項目3は、マーカ43a2が示すデータ番号(図ではNo.15)の値が正常時の変動に比べて際立って大きく変動しているため、上記寄与度チャート42において「製造処理情報項目3(ウェハ冷却温度)」の寄与度が最も大きくなっていることを確認する情報を提供する。また、個別生データチャート43bの「製造処理情報項目1(RF(高周波)電圧)」は、マーカ43b2が示すデータ番号(図ではNo.15)の値が正常時の変動に比べて次に大きく変動しているため、上記寄与度チャート42において製造処理情報項目2の寄与度が次点で大きくなっていることを確認する情報を提供する。また、個別生データチャート43cの「製造処理情報項目2(ガス流量)」は、マーカ43c2が示すデータ番号(図ではNo.15)の値が正常時の変動に比べて際立っては大きく変動していないため、上記寄与度チャート42において製造処理情報項目2の寄与度が大きくないことを確認する情報を提供する。上記の一連の機能により、該表示解析部4は、統合値異常になったデータ番号(図ではNo.15)をキーにして、その時に変動寄与度の大きかったデータ項目とそのデータ項目の生データの時系列推移の状況を一望確認することを可能にする。
個別生データチャート43a、43b、43cには、ぞれぞれ、正常時バラツキ範囲43a4、43b4、43c4と、異常時変動範囲43a5、43b5、43c5が存在する。個別物理しきい値37(図4)は、正常時バラツキ範囲内に自動設定される。ただし、該個別生データチャート43aでは、正常時バラツキ範囲43a4と異常時変動範囲43a5の比率が所定の値を超えているため寄与度抽出部34(図4)は判別可能と判断し、物理しきい値43a6を自動設定しているが、個別生データチャート43b、43cでは、正常時バラツキ範囲43b4、43c4と異常時変動範囲43b5、43c5の比率が所定の値を超えていないため物理しきい値を自動設定していない。したがって、寄与度抽出部34(図4)は、製造処理情報収集制御部35(図4)に個別生データチャート43aの表示対象である個別製造処理情報xの収集を自動設定し、個別監視部3b(図4)の個別判定部36(図4)の物理しきい値37(図4)に43a6の値を自動設定する。上記しきい値設定を表示する機能により、表示解析部4は、統合値異常になったデータ番号(図ではNo.15)をキーにして、その時に変動寄与度の大きかったデータ項目とそのデータ項目の生データの時系列推移の状況と物理しきい値の設定可能範囲と自動設定状況を一望確認することを可能にする。寄与度抽出部34(図4)は、図5、図6のGUI(グラフィカル・ユーザ・インターフェース)画面を通して、装置管理者に判定しきい値を調整する機会を提供することもできる。
次に、本発明に係る半導体製造装置及び製造システム並びに半導体デバイスの製造方法の他の実施の形態について図7および図8を用いて説明する。図7は図4の各要素部に加えて、正常な状態で相関関係が成り立っている複数個の製造処理情報の間の相関関係が崩壊した異常を特に感度良く検知するために、選別統合用製造処理情報収集制御部35b、相関監視部3c、選別統合部38、相関判定部39、相関しきい値40を備えた異常監視システムを示す図である。図8は、相関関係にある2つの個別製造処理情報の正常分布と相関喪失異常の関係とを説明するための図である。
統計的統合手法は、製造処理情報全体の中の任意の個別製造処理情報が正常な値を逸脱した異常だけでなく、正常な状態でお互いに相関関係を持っている任意の組み合わせの個別製造処理情報が相関関係を失った異常をも検知することができる。例えば、上記(1)式で説明した「HotellingT2」では、正常状態の分散共分散逆行列S−1の共分散の作用により統合値に相関関係を組み入れて計算をすることができる。相関を持つ製造処理情報として良く知られている例は、圧力制御弁の開閉度と圧力の関係である。真空排気系とつながったパイプの圧力制御弁の開閉度を大きくすれば、正常な状態では圧力は下がり、マイナス相関の関係にある。真空排気系に異常があれば、この相関関係が成り立たなくなり相関喪失異常となる。また、真空チャンバにリークがあれば、この相関関係が成り立たなくなり相関喪失異常となる。これらの異常は、個別製造処理情報の大小ではなく、統合相関情報を監視したほうが感度良く検知することができる。
図7に示す寄与度抽出部34は、統合異常値を寄与度抽出した結果、個別製造処理情報が単独で大きく変動した異常でないと判断した場合は、寄与度の大きい個別製造処理情報の組み合わせから相関関係が変動したかどうかを調べる。図8の個別製造処理情報分布図で、異常点71は相関方向に2つの個別製造処理情報が両方共に大きく変動した異常点の例を示し、異常点72は相関関係が変動した(相関関係が喪失した)異常点の例を示す。どちらも、HotellingT2統合値は大きくなるので統合異常は検知できる。異常点71は、各個別製造処理情報を個別監視部3bに登録すれば正常範囲73および74を逸脱しているため、学習(正常範囲73および74の設定)により継続して重点監視することができる。しかし、異常点72は、各個別製造処理情報は正常範囲73および74を逸脱していないため、個別監視部3bでは学習により継続して重点監視することができない。即ち、個別監視部3bで正常の範囲を狭く設定したのでは正常も異常になってしまうことになる。
そこで、寄与度抽出部34は、統合異常点72が正常範囲73および74の外にあるか中にあるかを判断して、範囲中にある場合は相関関係の異常変動(相関関係喪失異常)と判断して、相関関係を成す複数の各個別製造処理情報(図4ではxとx)を抽出して、製造処理情報収集制御部35bに学習登録する。同時に相関監視部3cの相関判定部39の相関しきい値40を設定する。相関監視部3cは、製造処理情報収集制御部35bにより選別された相関関係にある複数の個別製造処理情報(図4ではxとx)を選別統合部38により統合して選別統合値を生成し、相関監視部3cにより相関しきい値と照合し、後続のウェハに対して継続して相関異常の監視を行う。即ち、統合異常監視部3aの寄与度抽出部34が、相関喪失異常の発生を検知した場合には、相関関係にある複数の選別した個別収集情報(図4ではxとx)を収集制御部35bに登録し、例えば1つの相関しきい値40を相関異常監視部3cに登録する。その結果、後続のウェハへのプロセス処理において、収集制御部35bは、相関関係にある複数の選別した個別収集情報(図4ではxとx)の収集チャネルを重点監視項目として相関異常監視部の入力となるようにチャネル制御することになる。そして、選別統合部38は相関喪失異常発生実績のある個別収集情報(図4ではxとx)から選別統合値「HotellingT2統計距離75」を計算し、相関判定部39は計算された選別統合値を相関しきい値40と照合することにより相関異常監視部3cにおいて相関異常が継続して重点監視されることになる。
以上により、全製造処理情報を対象にした統合判定部32,34により相関異常が検知された場合には、後続のウェハに対しては関係する相関関係にある製造処理情報のみを対象に相関監視するように学習するため、他の製造処理情報の変動に影響を受けることなく相関異常を専用に感度良く監視し、相関異常を検知した場合には関係する製造処理情報を即座に提示して異常の復旧に役立てることができるという効果がある。
本発明は、半導体デバイス化ウェハの製造ラインで使用される複数の製造装置の異常を全製造処理情報を対象に効率よく監視することにより未経験異常も含めて異常検知し、異常実績を作った製造処理情報については継続して専用に感度良く監視するように学習登録することにより、監視効率と監視精度を両立する異常監視に利用可能である。
本発明に係る半導体製造システムの一実施の形態であるネットワーク接続のコンピュータサーバを利用したシステム構成を示す概略構成図である。 製造装置の種類に応じて(1)製造装置の運転駆動に係る情報(レシピ)と、(2)製造装置の処理室の内部状態に係る数値情報(装置計測データ)と、(3)性像プロセス処理中のウェハに関わる数値情報(ウェハ計測データ)とを具体的に示した図である。 本発明に係る半導体製造装置の異常監視処理の手順の一実施例を示す図である。 本発明に係る半導体製造装置の異常監視システムの第1の実施例を示す図である。 本発明に係る統合データ表示と寄与度表示の説明図である。 本発明に係る個別データ表示の説明図である。 本発明に係る相関異常監視部を備えた異常監視システムの第2の実施例を示す図である。 本発明に係る相関関係にある2つの個別製造処理情報の正常分布と相関喪失異常の関係を示す図である。
符号の説明
1…製造実行システム、1a…製造実行部、1b…検査実行部、2…データ管理システム、3…異常監視システム、3a…統合異常監視部、3b…個別異常監視部、3c…相関異常監視部、4…表示解析装置(表示解析部)、4a…統合データ表示部、4b…寄与度表示部、4c…個別データ表示部、5a…製造装置A、5b…製造装置B、6…データベース、7…ネットワーク、8…検査装置、11…STEP1:「データ検索用製造属性指定」ステップ、12…STEP2:「同一属性を持つ履歴時系列データ群の検索・収集」ステップ、13…STEP3:「履歴時系列データ群の統合」ステップ、14…STEP4:「統合時系列データの異常判定」ステップ、15a…STEP5a:「検査ウェハ指示」ステップ、15b…STEP5b:「統合時系列データの寄与度抽出」ステップ、16a…STEP6a:「個別異常監視システムへの登録」ステップ、16b…STEP6b:「寄与度表示による原因特定支援」ステップ、31…統合部、32…統合判定部、33…統合統計しきい値、34…寄与度抽出部、35…製造処理情報収集制御部、36…個別判定部、37…個別物理しきい値、38…選別統合部、39…相関判定部、40…相関しきい値、41…統合データチャート、41a…マーカ、41b…マーカ値表示ボックス、42…寄与度チャート、42a…マーカ、42b…マーカ値表示ボックス、42c…個別データ項目名一覧、42d…ソートボタン、42e…ソート方法選択ボックス、42f…表示個数変更ボタン、42g…表示個数指示ボックス、42h…個別生データ表示ボタン、42i…個別生データ項目選択ボックス、43a…個別データチャートI、43b…個別データチャートII、43c…個別データチャートIII、43d…個別データチャートIV、43a1…マーカ値ボックス、43a2…マーカ、43a4…正常変動領域、43a5…異常変動領域、43a6…物理しきい値、43b1…マーカ値ボックス、43b2…マーカ、43b4…正常変動領域、43b5…異常変動領域、43c1…マーカ値ボックス、43c2…マーカ、43c4…正常変動領域、43c5…異常変動領域、44a…マーカ位置変更スライドバー、44b…マーカ位置変更スライドバー、71…相関維持個別製造処理情報異常、72…相関喪失異常、73…個別製造処理情報1の正常範囲、74…個別製造処理情報2の正常範囲、75…HotellingT2統計距離。

Claims (9)

  1. プロセス処理する製造装置を複数備えた製造ラインで半導体デバイスを製造する方法であって、
    プロセス処理終了後、プロセス処理されたウェハの製品名、プロセス処理を実施した製造装置名、製造装置の運転駆動に関わる情報からなる名義的情報、製造装置の計測データからなる製造装置の処理室の内部状態に関わる数値情報とプロセス処理中のウェハの計測データからなるウェハに関わる数値情報とからなる複数の尺度的数値情報を製造装置から収集し、時間情報、あるいは製造プロセス処理順序情報を付加してデータベースに格納するデータ格納ステップと、
    プロセス処理終了後、前記データ格納ステップに同期して、前記ウェハの製品名、前記製造装置名、前記名義的情報、及び前記時間情報あるいは前記製造プロセス処理順序情報を指定して、前記データベースから、プロセス処理されたウェハあるいはロットに係る前記複数の尺度的数値情報を含む複数の個別収集処理情報を、所定の製造装置から順次プロセス処理される複数のウェハに渡って時系列で収集し、収集された複数の個別収集処理情報を複数のウェハに渡る時系列集約処理情報に統合し、該統合された時系列集約処理情報を統合統計しきい値と照合することにより統合異常が発生した異常発生時系列ポイントを検知し、該検知された統合異常発生時系列ポイントにおける前記収集された複数の個別収集処理情報毎の寄与度を抽出し、該抽出された個別収集処理情報毎の寄与度に応じて統合異常の原因となった個別収集処理情報を特定する統合異常監視ステップと、
    後続のプロセス処理において前記統合異常監視ステップで統合異常の原因として特定された個別収集処理情報を収集し、該収集された個別収集処理情報を個別物理しきい値と照合することにより継続して重点監視する個別異常監視ステップとを有し、
    前記統合異常監視ステップと前記個別異常監視ステップとをウェハ毎もしくはロット毎もしくはバッチ毎の所定の周期で繰り返す半導体デバイスの製造方法。
  2. プロセス処理する製造装置を複数備えた製造ラインで半導体デバイスを製造する方法であって、
    プロセス処理終了後、プロセス処理されたウェハの製品名、プロセス処理を実施した製造装置名、製造装置の運転駆動に関わる情報からなる名義的情報、製造装置の計測データからなる製造装置の処理室の内部状態に関わる数値情報とプロセス処理中のウェハの計測データからなるウェハに関わる数値情報とからなる複数の尺度的数値情報を製造装置から収集し、時間情報、あるいは製造プロセス処理順序情報を付加してデータベースに格納するデータ格納ステップと、
    プロセス処理終了後、前記データ格納ステップに同期して、前記ウェハの製品名、前記製造装置名、前記名義的情報、及び前記時間情報あるいは前記製造プロセス処理順序情報を指定して、前記データベースから、プロセス処理されたウェハあるいはロットに係る前記複数の尺度的数値情報を含む複数の個別収集処理情報を、所定の製造装置から順次プロセス処理される複数のウェハに渡って時系列で収集し、収集された複数の個別収集処理情報を複数のウェハに渡る時系列集約処理情報に統合し、該統合された時系列集約処理情報を統合統計しきい値と照合することにより統合異常が発生した異常発生時系列ポイントを検知し、該検知された統合異常発生時系列ポイントにおける前記収集された複数の個別収集処理情報毎の寄与度を抽出し、該抽出された個別収集処理情報毎の寄与度に応じて統合異常の原因となった個別収集処理情報を特定すると共に、正常な状態で相関関係にある複数の個別収集処理情報の間で相関喪失の異常が発生したか否かを検知する統合異常監視ステップと、
    後続のプロセス処理において、前記統合異常監視ステップで統合異常の原因として特定された個別収集処理情報を収集し、該収集された個別収集処理情報を個別物理しきい値と照合することにより継続して重点監視する個別異常監視ステップと、
    後続のプロセス処理において前記統合異常監視ステップで相関喪失の異常の発生が検知された場合には、正常な状態で相関関係にある複数の選別した個別収集処理情報を収集し、該収集された個別収集処理情報から計算される選別統合値を相関しきい値と照合することにより継続して重点監視する相関異常監視ステップとを有し、
    前記統合異常監視ステップ、前記個別異常監視ステップ、及び前記相関異常監視ステップウェハ毎もしくはロット毎もしくはバッチ毎の所定の周期で繰り返す半導体デバイスの製造方法。
  3. 更に、前記統合異常監視ステップで異常になったウェハについて検査指示若しくは検査条件指示を行って特性検査する検査ステップを有することを特徴とする請求項1または2に記載の半導体デバイスの製造方法。
  4. 更に、前記統合異常監視ステップにおいて、統合された時系列集約処理情報の推移または抽出された複数の個別収集処理情報毎の寄与度の推移または抽出された複数の個別収集処理情報毎の寄与度に応じた優先順位で各個別収集処理情報の推移をチャートに表示することを特徴とする請求項1または2に記載の半導体デバイスの製造方法。
  5. プロセス処理する製造装置を複数備えた製造ラインで半導体デバイスを製造する半導体デバイス製造システムであって、
    プロセス処理終了後、プロセス処理されたウェハの製品名、プロセス処理を実施した製造装置名、製造装置の運転駆動に関わる情報からなる名義的情報、製造装置の計測データからなる製造装置の処理室の内部状態に関わる数値情報とプロセス処理中のウェハの計測データからなるウェハに関わる数値情報とからなる複数の尺度的数値情報を製造装置から収集するデータ収集部と、データベースと、前記データ収集部により収集されたデータに時間情報、あるいは製造プロセス処理順序情報を付加して前記データベースに格納するデータ格納部とを有するデータ格納手段と、
    プロセス処理終了後、前記データ格納手段によるデータの格納に同期して、前記ウェハの製品名、前記製造装置名、前記名義的情報、及び前記時間情報あるいは前記製造プロセス処理順序情報を指定して、前記データベースから、プロセス処理されたウェハあるいはロットに係る前記複数の尺度的数値情報を含む複数の個別収集処理情報を、所定の製造装置から順次プロセス処理される複数のウェハに渡って時系列で収集し、収集された複数の個別収集処理情報を複数のウェハに渡る時系列集約処理情報に統合する統合部と、該統合部で統合された時系列集約処理情報を統合統計しきい値と照合することにより統合異常が発生した異常発生時系列ポイントを検知する統合判定部と、該検知された統合異常発生時系列ポイントにおける前記収集された複数の個別収集処理情報毎の寄与度を抽出し、該抽出された個別収集処理情報毎の寄与度に応じて統合異常の原因となった個別収集処理情報を特定する寄与度抽出部とを有する統合異常監視手段と、
    後続のプロセス処理において前記統合異常監視手段の寄与度抽出部で統合異常の原因として特定された個別収集処理情報を収集する収集制御部と該収集制御部で収集された個別収集処理情報を個別物理しきい値と照合することにより継続して重点監視する個別判定部とを有する個別異常監視手段とを有し、
    前記統合異常監視手段による処理と前記個別異常監視手段による処理とをウェハ毎もしくはロット毎もしくはバッチ毎の所定の周期で繰り返す半導体デバイス製造システム。
  6. プロセス処理する製造装置を複数備えた製造ラインで半導体デバイスを製造する半導体デバイス製造システムであって、
    プロセス処理終了後、プロセス処理されたウェハの製品名、プロセス処理を実施した製造装置名、製造装置の運転駆動に関わる情報からなる名義的情報、製造装置の計測データからなる製造装置の処理室の内部状態に関わる数値情報とプロセス処理中のウェハの計測データからなるウェハに関わる数値情報とからなる複数の尺度的数値情報を製造装置から収集するデータ収集部と、データベースと、前記データ収集部により収集されたデータに時間情報、あるいは製造プロセス処理順序情報を付加して前記データベースに格納するデータ格納部とを有するデータ格納手段と、
    プロセス処理終了後、前記データ格納手段によるデータの格納に同期して、前記ウェハの製品名、前記製造装置名、前記名義的情報、及び前記時間情報あるいは前記製造プロセス処理順序情報を指定して、前記データベースから、プロセス処理されたウェハあるいはロットに係る前記複数の尺度的数値情報を含む複数の個別収集処理情報を、所定の製造装置から順次プロセス処理される複数のウェハに渡って時系列で収集し、収集された複数の個別収集処理情報を複数のウェハに渡る時系列集約処理情報に統合する統合部と、該統合部で統合された時系列集約処理情報を統合統計しきい値と照合することにより統合異常が発生した異常発生時系列ポイントを検知する統合判定部と、該検知された統合異常発生時系列ポイントにおける前記収集された複数の個別収集処理情報毎の寄与度を抽出し、該抽出された個別収集処理情報毎の寄与度に応じて統合異常の原因となった個別収集処理情報を特定する寄与度抽出部と、正常な状態で相関関係にある複数の個別収集処理情報の間で相関喪失の異常が発生したか否かを検知する相関喪失検知部とを有する統合異常監視手段と、
    後続のプロセス処理において、前記統合異常監視手段の寄与度抽出部で、統合異常の原因として特定された個別収集処理情報を収集する収集制御部と該収集制御部で収集された個別収集処理情報を個別物理しきい値と照合することにより継続して重点監視する個別判定部とを有する個別異常監視手段と、
    後続のプロセス処理において前記統合異常監視手段の相関喪失検知部で相関喪失の異常の発生が検知された場合には、正常な状態で相関関係にある複数の選別した個別収集処理情報を収集し、該収集された個別収集処理情報から計算される選別統合値を相関しきい値と照合することにより継続して重点監視する相関異常監視手段とを有し、
    前記統合異常監視手段による処理、前記個別異常監視手段による処理、及び前記相関異常監視手段による処理をウェハ毎もしくはロット毎もしくはバッチ毎の所定の周期で繰り返す半導体デバイス製造システム。
  7. 更に、ウェハの特性検査を行う検査装置を有することを特徴とする請求項5または6に記載の半導体デバイス製造システム。
  8. 更に、前記統合異常監視手段において、統合された時系列集約処理情報の推移または抽出された複数の個別収集処理情報毎の寄与度の推移または抽出された複数の個別収集処理情報毎の寄与度に応じた優先順位で各個別収集処理情報の推移をチャートに表示する表示解析部を有することを特徴とする請求項5または6に記載の半導体デバイス製造システム。
  9. 前記表示解析部は、統合異常となった時系列ポイントを指し示すマーカを前記時系列推移チャートに渡って同期して表示するように構成したことを特徴とする請求項8に記載の半導体デバイス製造システム。
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