JP4354355B2 - 高架道路等のアプローチ部構築方法 - Google Patents

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Description

この発明は、立体交差の高架道路のアプローチ部、或いはインターチエンジのアプローチ部等を急速施工する構築方法の技術分野に属する。
都市部の交通渋滞の解消を目的とする交差点の立体化工事は、必然的に工事期間中の交通規制を伴うので、可能なかぎり交通規制を短期間に緩和、解消できる急速施工法、急速な構築方法の開発が急がれている。現状、立体交差の高架道路の急速な施工法や構築方法に関しては、下記の特許文献1〜3及び下記の非特許文献1が既に公知である。
アプローチ部を急速施工する構築方法の技術に的を絞って概観した場合、先ず特許文献1には、とりあえず軽量盛り土材料を積み上げ、その上に床版を構築して立体交差道路を構築する。その後、前記軽量盛り土材料の一部を撤去して、そこに床版支持用の杭及び柱を構築して床版支持の盛り替えを順次行ってゆき、無用になった軽量盛り土材料を撤去して一方向の高架道路を完成する。次に、他方向の道路用としてオープンカットの地下部を掘削し、やはり道路を完成すると記載されている。しかし、この方法は仮設物が多く、工期の短縮にいかほどの効果を得られるのか不明といわねばならない。ひいては具体的な実施の可能性にも疑問がある。
特許文献2、3に開示された立体交差道路の施工方法は、アプローチ部を含むいわゆる盛り土部分を、直方体形状の発泡樹脂ブロックの積層構造体を多段に積み重ね、かつ垂直方向に通した鋼棒に緊張力を与えてプレストレスを導入した上で緊結して構築する。そして、前記発泡樹脂ブロックの積層構造体を積み重ねて階段状に形成したアプローチ部の傾斜面(路面)は、前記発泡樹脂ブロックの積層構造体の上面にプレキャストコンクリート床版を路床として敷き、その上にアスファルト舗装を行う。軽量で簡素な構成であり、工期を短縮できると説明されている。しかし、路床を構成する発泡樹脂ブロックの積層構造体が、恒久的施設であるべき高架道路として十分な耐久性を発揮するかは疑問である。
下記の非特許文献1には、高架道路のアプローチ部を、中空のサイコロ形状をなす超軽量コンクリートブロックを繋ぎ用の十字ブロックを用いて積み上げて完成する技術が開示されている。この方法は、完成時の実質的な単位体積重量が小さいことは理解できるとしても、どれほどの急速施工を可能にするものか、および超軽量コンクリートブロックが道路構造体として十分な安定性、耐久性を発揮するものかの点に疑問がある。
特開2001−207401号公報 特開2004−137669号公報 特開2004−137671号公報 2004年4月発行の月刊誌「土木技術59巻4号」の24頁〜29頁「交差点立体化の急速施工 REFO工法」
本発明の主たる目的は、立体交差の高架道路のアプローチ部、或いはインターチエンジのアプローチ部等の構築を短工期で急速施工できる構築方法を提供することである。
本発明の目的は、中空構造で材軸長さが10m前後の大型プレキャストコンクリートブロックを複数段積み重ねてアプローチ部の傾斜面を急速施工する構築方法であり、プレキャストコンクリートブロックは、その垂直壁が上下方向に一枚板状の柱構造となり、積み重ねた各プレキャストコンクリートブロックを相互に一体化処理することにより恒久的施設として安定なアプローチ部を短工期に簡単な技術で施工できる構築方法を提供することである。
本発明の更なる目的は、使用する大型のプレキャストコンクリートブロックの選択により、アプローチ部の傾斜面の勾配や平面形状(曲がりや旋回形状等)に自在に対応でき、短工期に簡単な技術で施工できる構築方法を提供することである。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明に係る高架道路等のアプローチ部構築方法は、
中空構造で一定の材軸長さを有するプレキャストコンクリートブロック1を前記中空部が水平方向の向きとなる配置で基礎コンクリート2上に複数段積み重ねアプローチ部Cの傾斜面を形成すること、
前記プレキャストコンクリートブロック1はその垂直壁11が柱構造となる構成とし、上下のプレキャストコンクリートブロック1、1は各々の垂直壁11が上下方向に一枚板を形成する配置に積み重ね、各プレキャストコンクリートブロック1…を相互に一体化させること、
前記プレキャストコンクリートブロック1を複数段積み重ねて形成したアプローチ部Cの傾斜面は最終的にコンクリート打設や路盤材、舗装材等の敷設により路面を完成することを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した高架道路等のアプローチ部構築方法において、
各プレキャストコンクリートブロック1は、上下の積み重ね部位に相互に嵌り合う凹部40と凸部41を備えており、前記の凹凸部を嵌め合わせて相互に一体化させることを特徴とする。
請求項3に記載した発明に係る高架道路等のアプローチ部構築方法は、
中空構造で一定の材軸長さを有するプレキャストコンクリートブロック1を前記中空部が水平方向の向きとなる配置で基礎コンクリート2上に複数段積み重ねアプローチ部Cの傾斜面を形成すること、
前記プレキャストコンクリートブロック1はその垂直壁11が柱構造となる構成とし、上下のプレキャストコンクリートブロック1、1は各々の垂直壁11が上下方向に一枚板を形成する配置に積み重ねること、
プレキャストコンクリートブロック1の垂直壁11の外面及び擁壁部10の外面にスタッドの如き応力伝達部材30を突き出させ、複数段積み重ねたプレキャストコンクリートブロックの相互間に形成された空洞部に固結材31を密実に充填し、前記応力伝達部材30を仲介として各プレキャストコンクリートブロック1…を相互に一体化させること、
前記プレキャストコンクリートブロック1を複数段積み重ねて形成したアプローチ部Cの傾斜面は最終的にコンクリート打設や路盤材、舗装材等の敷設により路面を完成することを特徴とする。
請求項4に記載した発明に係る高架道路等のアプローチ部構築方法は、
中空構造で一定の材軸長さを有するプレキャストコンクリートブロック1を前記中空部が水平方向の向きとした配置で基礎コンクリート2上に複数段積み重ねてアプローチ部Cの傾斜面を形成すること、
前記プレキャストコンクリートブロック1はその垂直壁11が柱構造となる構成とし、上下のプレキャストコンクリートブロック1は各々の垂直壁11が上下方向に一枚板を形成する配置に積み重ねること、
複数段積み重ねたプレキャストコンクリートブロック1において上下方向に一枚板を形成する配置で積み重ねられた垂直壁11及び擁壁部10中の上下方向に最下端から最上端までシース管付きPC鋼線又は鋼棒14を共通に貫通させ、このシース管付きPC鋼線又は鋼棒14で最終的にプレストレスを導入して各プレキャストコンクリートブロックを相互に緊結すること、
前記プレキャストコンクリートブロック1を複数段積み重ねて形成したアプローチ部Cの傾斜面は最終的にコンクリート打設や路盤材、舗装材等の敷設により路面を完成することを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、請求項4に記載した高架道路等のアプローチ部構築方法において、
プレキャストコンクリートブロック1は、その水平壁12が水平方向に隣接するもの同士で一枚板を形成する配置に積み重ね、水平方向に隣接するプレキャストコンクリートブロック1…において前記一枚板を形成する配置の水平壁12中に、シース管付きPC鋼線又は鋼棒18を、一方のアプローチ部外壁面から他方のアプローチ部外壁面まで道路横断方向に共通に貫通させ、このシース管付きPC鋼線又は鋼棒18で最終的にプレストレスを導入した上で各プレキャストコンクリートブロック1…を相互に緊結することを特徴とする。
請求項6に記載した発明は、請求項4又は5に記載した高架道路等のアプローチ部構築方法において、
上下に積み重ねるプレキャストコンクリートブロック1は、各々の積み重ね部に予め用意した垂直な位置決めピン13を共通に通して横ズレを防ぐことを特徴とする。
請求項7に記載した発明は、請求項1〜6のいずれか一に記載した高架道路等のアプローチ部構築方法において、
プレキャストコンクリートブロック1は、材軸方向に均等断面の中空構造体1a、1e、又は材軸方向にアプローチ部Cの傾斜面に等しい勾配を有する変断面の中空構造体1b、或いは一側の垂直壁11を延長して垂直に立ち上がる擁壁部10を有し材軸方向に均等断面の擁壁型中空構造体1c、又は同じく一側の垂直壁11を延長して垂直に立ち上がる擁壁部10を有し材軸方向にアプローチ部Cの傾斜面に等しい勾配を有する変断面の擁壁型中空構造体1d、若しくは材軸方向にアプローチ部Cの平面的な曲がりに等しい曲がり形態の中空構造体1f等々を組み合わせて複数段積み重ねアプローチ部Cの傾斜面を形成することを特徴とする。
請求項8に記載した発明は、請求項4又は5又は6若しくは7に記載した高架道路等のアプローチ部構築方法において、
プレキャストコンクリートブロック1には、その垂直壁11と水平壁12とが形成する上下の外隅部のいずれか一方に、各プレキャストコンクリートブロック1の水平壁12が水平方向に隣接するもの同士において一枚板を形成する積み重ねを可能にする段差部16を有し、前記段差部16を利用した積み重ねを行うことを特徴とする。
請求項9に記載した発明は、請求項1〜8のいずれか一に記載した高架道路等のアプローチ部構築方法において、
各プレキャストコンクリートブロック1は、材軸方向に隣接する部位に各ブロック1の材軸方向端部に上下に互い違いに噛み合う相欠き20を備え、材軸方向に隣接するプレキャストコンクリートブロック1、1同士は前記相欠き20を重ね合わせて段継ぎすることを特徴とする。
本発明は、立体交差の高架道路等の特にアプローチ部Cを、中空構造で材軸方向長さが10m前後に及ぶ大型プレキャストコンクリートブロック1を複数段積み重ねて構築する方法であり、プレキャストコンクリートブロック1はコンクリート工場で品質と能率の良い製作を行い、現場ではクレーン等の重機を使用して順次に複数段積み重ねる作業でアプローチ部の傾斜面を施工するから、既往の盛り土方式に比較して各段に短工期の急速施工を実現できる。
よって、特に都市部の交通渋滞の解消を目的とする交差点の立体化工事における工事期間中の交通規制を短期間に緩和、解消することに寄与するところが大である。
本発明の構築方法は、中空構造で材軸長さが10m前後の大型プレキャストコンクリートブロックを複数段積み重ねてアプローチ部の傾斜面を急速施工するのみならず、プレキャストコンクリートブロックの垂直壁が上下方向に一枚板状の柱構造となり、積み重ねた各プレキャストコンクリートブロックを相互に一体化処理するから、恒久的施設として安定なアプローチ部を短工期に簡単な技術で施工できる。
しかも使用する大型プレキャストコンクリートブロックの選択により、アプローチ部の傾斜面の勾配や平面形状(曲がりや旋回形状等)に自在に対応して短工期に簡単な技術で構築できるのである。
中空構造で一定の材軸長さを有するプレキャストコンクリートブロック1を前記中空部が水平方向の向きとなる配置で基礎コンクリート2上に複数段積み重ねてアプローチ部の傾斜面を形成する。
前記プレキャストコンクリートブロック1はその垂直壁11が柱構造となる構成とし、上下のプレキャストコンクリートブロック1、1は各々の垂直壁11が上下方向に一枚板を形成する配置に積み重ね、各プレキャストコンクリートブロック1…を相互に一体化させる。
前記プレキャストコンクリートブロック1…を複数段積み重ねて形成したアプローチ部の傾斜面は最終的にコンクリート打設や路盤材、舗装材等の敷設により路面を完成する。
以下に、図示した本発明の実施例を説明する。
先ず図1は、立体交差の高架道路の全景を示す。中央の交差点部Aの左右両側に高架の側径間部Bが設けられ、両端部にアプローチ部Cが形成されている。
図2〜図4は上記アプローチ部Cの施工要領を概念的に示している。
中空構造で、平均して10m程度の材軸長さを有する大型で鉄筋コンクリート造のプレキャストコンクリートブロック1(以下、単にブロック又はPCaブロックという場合がある。)を、その中空部が水平方向の向きとなる配置で、予め施工した基礎コンクリート2上に複数段積み重ねてアプローチ部Cの傾斜面を形成する。
この場合、設計されたアプローチ部Cの傾斜面および平面形状(曲がりや旋回形状)をを形成するために用意した、一例として図11A〜Fに示したような複数種類の形態(もちろん、これらの形態はほんの一部分でしかない。)のプレキャストコンクリートブロック1a〜1fを適宜に組み合わせて複数段積み重ねる。その具体的な手法、態様は以下に順次説明するが、本発明の基本原理は、工場で高品質、高精度に能率良く生産した大型のプレキャストコンクリートブロック1…を現地で積み重ねる手法である。よって既往の盛り土工法に比較すれば、各段の急速施工であり、短工期の工事で済むのである。図4中の符号3は上記側径間部Bの終端に位置する橋脚を指す。
図5A〜Cと図6A、Bは、図3中に指示した切断矢印I〜V位置の概略断面形状を示している。図5A〜Cと図6A、Bにおいて特に理解されたい点は、一例を図5A中に点線図示と符号Kで誇張して表現したように、各プレキャストコンクリートブロック1…は等しく、その垂直壁が柱構造となる構成とし、上下のプレキャストコンクリートブロック1、1は各々の垂直壁11(但し、下記する擁壁部10であるを含む。以下同じ。)を上下方向に一枚板を形成する配置で積み重ねる点である。
具体的に説明すると、本発明の構築方法で使用するPCaブロック1の基本形状は、横断面が中空の四角形とされ、材軸方向には平均10mと長く、その中空部が水平方向の向きとなる配置で積み重ねる。アプローチ部Cの両外側の外壁面を形成する位置には、外側の垂直壁11を延長して垂直に立ち上がる擁壁部10を有する擁壁型中空構造体1c又は1d(図11)を使用する。その際、アプローチ部Cの外壁面の下段ないし中段の位置には、材軸方向に均等断面の擁壁型中空構造体1cを使用する。最上段には材軸方向にアプローチ部Cの傾斜面に等しい勾配を有する変断面の擁壁型中空構造体1dを用いる。
アプローチ部Cの道路幅方向の中間部には、上記の擁壁部を持たず、横断面が中空の四角形とされ、材軸方向に長いPCaブロック1a、1b、1e、1fなどを使用する。これらのブロックは、下位の二つのブロック間に跨り、丁度上下のブロックの垂直壁11が上下方向に一枚板を形成する配置に積み重ねる。その際、アプローチ部Cの下段ないし中段の位置には、材軸方向に均等断面の中空構造体1a又は1eを使用する。最上段には、材軸方向にアプローチ部Cの傾斜面に等しい勾配を有する変断面の中空構造体1bを用いて積み重ねる。
積み重ね構造の更に詳細な構成を、以下に説明する。
図7A、Bに示した実施例は、請求項1、2の発明に係るもので、中空構造で一定の材軸長さを有するプレキャストコンクリートブロック1を前記中空部が水平方向の向きとなる配置で基礎コンクリート上2に複数段積み重ねてアプローチ部Cの傾斜面を形成していること、及びプレキャストコンクリートブロック1はその垂直壁11(及び擁壁部10)が柱構造となるように、上下のプレキャストコンクリートブロック1、1の垂直壁11(及び擁壁部10)が上下方向に一枚板を形成する配置に積み重ねることに変わりはない。
上下左右に隣接するプレキャストコンクリートブロック1、1は、図7Bに示す構成で相互に一体化させている。即ち、各プレキャストコンクリートブロック1、1は、上下の四隅に相当する積み重ね部位に、相互に嵌り合う凹部40と凸部41を備えており、前記の凹部40と凸部41とを相互に嵌め合わせて積み重ねることにより相互に一体化した構造を実現している(請求項2に記載した発明)。符号43は接合用モルタルを指す。
こうして、上記プレキャストコンクリートブロック1を複数段積み重ねて形成したアプローチ部Cの傾斜面は、最終的に、図5及び図6に示すようにコンクリート打設や路盤材、舗装材等の敷設により路面を完成する。
図8は、請求項3に係る発明の実施例であって、積み重ねたプレキャストコンクリートブロック1、1を、固結材31と応力伝達部材30とで相互に一体化させた構成を特徴とする。
即ち、中空構造で10m程度の材軸長さを有する大型のプレキャストコンクリートブロック1をその中空部が水平方向の向きとなる配置で基礎コンクリート2上に複数段積み重ねアプローチ部Cの傾斜面を形成すること、及び各プレキャストコンクリートブロック1、1はその垂直壁11(及び擁壁部10)が柱構造となるように、上下のプレキャストコンクリートブロック1、1の垂直壁11が上下方向に一枚板を形成する配置に積み重ねることに変わりはない。
本発明の場合は、プレキャストコンクリートブロック1の垂直壁11の外面(及び擁壁部10の外面)にスタッドの如き応力伝達部材30を突き出させ、複数段積み重ねたプレキャストコンクリートブロック1、1の相互間に形成された空洞部にコンクリート、ソイルセメント、セメントモルタル等々の固結材31(又は充填材)を密実に充填し、前記応力伝達部材30を仲介として各プレキャストコンクリートブロック1…を相互に一体化構造としたことを特徴とする。
次に、図9、図10及び図12は、請求項4以下に記載した発明の実施例を示す。
この実施例は、複数段積み重ねたブロック1、1相互を垂直方向及び水平方向に緊結して全体を一体化構造とし、道路構造物としての構造的安定性と耐久性を確保している。
もっとも、積み重ねたブロック1、1相互を垂直方向及び水平方向に緊結して全体を一体化構造とする手法は、上記図7A及び図8の実施例においても、必要に応じて併用することが出来る。
図9は、プレキャストコンクリートブロック1…を複数段積み重ねた場合の断面構造を概念的に示し、図10A〜Cは、使用した中空構造プレキャストコンクリートブロック1の基本形態を代表的に示している。符号11はブロックの垂直壁、12は水平壁を指している。
図10Aは縦長形状のブロック(縦×横=1m×1m程度)の例、図10Bは横長形状のブロック(縦×横=1m×1.5m程度)の例を示している。図10Cは、図10Bのブロックを基本形状を前提として、左側の垂直壁11を垂直に延長して立ち上がらせた擁壁部10を有する擁壁型中空構造体ブロックの例を示している。いずれのブロックも、全体形状を鳥瞰すると、図11A〜Fに例示したような形態であることはいうまでもない。
次に、図12Aは、上下に複数積み重ねたブロック1、1のいわゆる垂直壁11(及び擁壁部10)を上下に連続する一枚板状の柱構造に完成する緊結手段の実施例を具体的に示している。
上下に積み重ねるプレキャストコンクリートブロック1、1は、各々の垂直壁11(及び擁壁部10)が上下方向に一枚板を形成する配置に積み重ねると共に、その積み重ね部に予め用意しておいた垂直な位置決めピン13を共通に通して横ズレを防ぐ(請求項6記載の発明)。この場合、位置決めピン13はいずれか一方のブロックの積み重ね部に約半分を垂直に埋め込んでおき、他方のブロックの積み重ね部には垂直なピン孔を設けておいて、嵌め合わせる手法が一般的に実施される。
その上で、上下に積み重ねたプレキャストコンクリートブロック1、1は、上記したように上下方向に一枚板となる配置で積み重ねた垂直壁11(及び擁壁部10)の壁厚中に、上下方向に積み重ねたブロックの最下端から最上端まで共通に貫通するシース管付きPC鋼線又は鋼棒14を通す。そして、前記シース管付きPC鋼線又は鋼棒14によりプレストレスを導入して上下に積み重ねたプレキャストコンクリートブロックを最終的に相互に強固に緊結し、シース管中にグラウトを注入して恒久的な緊結を達成する。
こうした緊結は各ブロック1の垂直壁11の位置毎に、又は必要に応じて一つ(又は複数)おきの緊結を行う。因みに、各ブロック1の垂直壁11の壁厚は通例200mm程度に製作される。
次に、図12Bは、上記のように複数段積み重ねるプレキャストコンクリートブロック1の水平壁12が水平方向に隣接するもの同士で一枚板を形成するように積み重ねる。その手段として、図10A〜Cに示している通り、各プレキャストコンクリートブロック1には、その垂直壁11と水平壁12とが形成する上下左右の四隅における外隅部のうちのいずれか一方、図10の場合は上位の外隅部に、各プレキャストコンクリートブロック1の水平壁12が水平方向に隣接するもの同士で一枚板を形成する積み重ねを可能にする深さ(つまり水平壁12の厚さ相当=約100mm)の段差部16を形成し、この段差部16を利用した積み重ねを行う(図9、図12B)。必然的に水平壁12と垂直壁11との内隅部には補強のためのハンチ部17が形成される。
上記のようにして水平方向に隣接するプレキャストコンクリートブロック1、1の水平壁12が一枚板を形成する配置で積み重ねられた水平壁12中にも、シース管付きPC鋼線又は鋼棒18を、アプローチ部Cの一方の外壁面から他方の外壁面まで共通に道路横断方向に貫通させる。そして、このシース管付きPC鋼線又は鋼棒18によりプレストレスを導入した上で、水平方向に隣接するプレキャストコンクリートブロック1、1同士を最終的に相互に強固に緊結する。その後、シース管中にグラウトを注入して恒久的な緊結を達成する。
こうした緊結は各ブロック1の水平壁12の位置毎に、又は必要に応じて一つ(又は複数)おきの緊結を行う。
なお、上記したようにして材軸方向に10mに及ぶ長さの大型プレキャストコンクリートブロック1を複数段積み重ねる際に、材軸方向端部の構造的な一体性を確保する処理として、各プレキャストコンクリートブロック1の材軸方向に隣接する端部には、図13に示したように、各ブロック1の材軸方向端部に上下に互い違いに噛み合う相欠き20を形成する。そして、材軸方向に隣接するプレキャストコンクリートブロック1、1同士は、前記の相欠き20、20を上下に重ね合わせる段継ぎにより接合し鉛直方向の剪断力に抵抗させる。
上記のようにしてプレキャストコンクリートブロック1を複数段積み重ねて形成したアプローチ部Cの傾斜面は、最終的には図5A〜C及び図6A、Bに示したように、プレキャストコンクリートブロック1、1の間隔部分として発生する凹部にコンクリート21を打設して埋めると共に、必要な路盤材、舗装材等を敷設して路面を完成することは、上記の各実施例と同じである。
なお、本発明は、以上に説明した各実施例に限定されるものではなく、その要旨及び技術的思想を逸脱しない範囲で種々な態様で実施されるものであることを念のために付言する。
立体交差の高架道路の全体を示す立面図である。 アプローチ部の側面図である。 ブロックを多段に積み重ねたアプローチ部の施工概要を示す斜視図である。 ブロックを多段に積み重ねるアプローチ部の施工要領図である。 A〜Cは図2のI〜III矢視の断面図である。 A、Bは図2のIV、V矢視の断面図である。 A、Bは本発明の実施例1を示したアプローチ部の断面図、及びブロックの積み重ね部の構造詳細図である。 本発明の実施例2を示した断面図である。 本発明の実施例3を示した断面図である。 A〜Cはブロックの基本形態を示した断面図である。 A〜Fは本発明の方法で使用するプレキャストコンクリートブロックの種々な形態を示す斜視図である。 AとBは積み重ねたブロックの垂直壁及び水平壁の緊結構造を示した断面図である。 ブロックの材軸方向の接続構造を示す斜視図である。
符号の説明
C アプローチ部
1 プレキャストコンクリートブロック
2 基礎コンクリート
11 垂直壁
40 凹部
41 凸部
13 位置決めピン
14 シース管付きPC鋼線又は鋼棒
21 コンクリート
12 水平壁
18 シース管付きPC鋼線又は鋼棒
10 擁壁部
30 応力伝達部材
31 固結材
16 段差部
20 相欠き

Claims (9)

  1. 高架道路等のアプローチ部を構築する方法において、
    中空構造で一定の材軸長さを有するプレキャストコンクリートブロックを前記中空部が水平方向の向きとなる配置で基礎コンクリート上に複数段積み重ねアプローチ部の傾斜面を形成すること、
    前記プレキャストコンクリートブロックはその垂直壁が柱構造となる構成とし、上下のプレキャストコンクリートブロックは各々の垂直壁が上下方向に一枚板を形成する配置に積み重ね、各プレキャストコンクリートブロックを相互に一体化させること、
    前記プレキャストコンクリートブロックを複数段積み重ねて形成したアプローチ部の傾斜面は最終的にコンクリート打設や路盤材、舗装材等の敷設により路面を完成すること、
    を特徴とする、高架道路等のアプローチ部構築方法。
  2. 各プレキャストコンクリートブロックは上下の積み重ね部位に相互に嵌り合う凹部と凸部を備え、前記の凹部と凸部を嵌め合わせて相互に一体化させることを特徴とする、請求項1に記載した高架道路等のアプローチ部構築方法。
  3. 高架道路等のアプローチ部を構築する方法において、
    中空構造で一定の材軸長さを有するプレキャストコンクリートブロックを前記中空部が水平方向の向きとなる配置で基礎コンクリート上に複数段積み重ねアプローチ部の傾斜面を形成すること、
    前記プレキャストコンクリートブロックはその垂直壁が柱構造となる構成とし、上下のプレキャストコンクリートブロックは各々の垂直壁が上下方向に一枚板を形成する配置に積み重ねること、
    プレキャストコンクリートブロックの垂直壁の外面及び擁壁部の外面にスタッドの如き応力伝達部材を突き出させ、複数段積み重ねたプレキャストコンクリートブロックの相互間に形成された空洞部に固結材を密実に充填し、前記応力伝達部材を仲介として各プレキャストコンクリートブロックを相互に一体化させること、
    前記プレキャストコンクリートブロックを複数段積み重ねて形成したアプローチ部の傾斜面は最終的にコンクリート打設や路盤材、舗装材等の敷設により路面を完成すること、
    を特徴とする、高架道路等のアプローチ部構築方法。
  4. 高架道路等のアプローチ部を構築する方法において、
    中空構造で一定の材軸長さを有するプレキャストコンクリートブロックを前記中空部が水平方向の向きとした配置で基礎コンクリート上に複数段積み重ねてアプローチ部の傾斜面を形成すること、
    前記プレキャストコンクリートブロックはその垂直壁が柱構造となる構成とし、上下のプレキャストコンクリートブロックは各々の垂直壁が上下方向に一枚板を形成する配置に積み重ねること、
    複数段積み重ねたプレキャストコンクリートブロックにおいて上下方向に一枚板を形成する配置で積み重ねられた垂直壁及び擁壁部中の上下方向に最下端から最上端までシース管付きPC鋼線又は鋼棒を共通に貫通させ、このシース管付きPC鋼線又は鋼棒で最終的にプレストレスを導入して各プレキャストコンクリートブロックを相互に緊結すること、
    前記プレキャストコンクリートブロックを複数段積み重ねて形成したアプローチ部の傾斜面は最終的にコンクリート打設や路盤材、舗装材等の敷設により路面を完成すること、
    を特徴とする、高架道路等のアプローチ部構築方法。
  5. プレキャストコンクリートブロックは、その水平壁が水平方向に隣接するもの同士で一枚板を形成する配置に積み重ね、水平方向に隣接するプレキャストコンクリートブロックにおいて前記一枚板を形成する配置の水平壁中に、シース管付きPC鋼線又は鋼棒を、一方のアプローチ部外壁面から他方のアプローチ部外壁面まで道路横断方向に共通に貫通させ、このシース管付きPC鋼線又は鋼棒で最終的にプレストレスを導入し各プレキャストコンクリートブロックを相互に緊結することを特徴とする、請求項4に記載した高架道路等のアプローチ部構築方法。
  6. 上下に積み重ねるプレキャストコンクリートブロックは、各々の積み重ね部に予め用意した垂直な位置決めピンを共通に通して横ズレを防ぐことを特徴とする、請求項4又は5に記載した高架道路等のアプローチ部構築方法。
  7. プレキャストコンクリートブロックは、材軸方向に均等断面の中空構造体、材軸方向にアプローチ部の傾斜面に等しい勾配を有する変断面の中空構造体、或いは一側の垂直壁を延長して垂直に立ち上がる擁壁部を有し材軸方向に均等断面の擁壁型中空構造体、又は同じく一側の垂直壁を延長して垂直に立ち上がる擁壁部を有し材軸方向にアプローチ部の傾斜面に等しい勾配を有する変断面の擁壁型中空構造体、若しくは材軸方向にアプローチ部の平面的な曲がりに等しい曲がり形態の中空構造体等々を組み合わせて複数段積み重ねてアプローチ部の傾斜面を形成することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一に記載した高架道路等のアプローチ部構築方法。
  8. プレキャストコンクリートブロックには、その垂直壁と水平壁とが形成する上下の外隅部のいずれか一方に、各プレキャストコンクリートブロックの水平壁が水平方向に隣接するもの同士で一枚板を形成する積み重ねを可能にする段差部を有し、前記段差部を利用した積み重ねを行うことを特徴とする、請求項4又は5又は6若しくは7に記載した高架道路等のアプローチ部構築方法。
  9. 各プレキャストコンクリートブロックは、材軸方向に隣接する部位に各ブロックの材軸方向端部に上下に互い違いに噛み合う相欠きを備え、材軸方向に隣接するプレキャストコンクリートブロック同士は前記相欠きを重ね合わせて段継ぎすることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一に記載した高架道路等のアプローチ部構築方法。
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