JP4354226B2 - 加工装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、加工装置に関し、さらに詳細には、加工手段として、例えば、所定のツールを用いて被加工物に所定の加工を施す際に用いて好適な加工装置に関する。
【0002】
なお、本明細書において「ツール」とは、カッターやペンなどのように、被加工物と接することにより当該被加工物に対して切削、切断あるいは描画などの所定の処理を行う器具や、インクジュエットノズルなどのように、被加工物と接することなしに当該被加工物に対して印刷などの所定の処理を行う器具を意味するものとする。
【0003】
【従来の技術】
従来より、マイクロコンピューターと、被加工物が載置されるテーブルと、被加工物を切削するツールと、マイクロコンピューターの制御によってテーブルならびにツールをそれぞれ所定の方向に移動するモーターなどの駆動装置とを有し、所定のデータに基づいたマイクロコンピューターの制御により駆動装置を駆動して、テーブルに載置された被加工物とツールとの相対的な位置関係を3次元方向で移動させ、被加工物から所定のデータに基づいた3次元形状を削り出すことができるようにした3次元切削加工装置が知られている(例えば、特許文献1ならびに特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−106311号公報
【0005】
【特許文献2】
特開平10−34461号公報
こうした3次元切削加工装置においては、例えば、X軸方向、Y軸方向ならびにZ軸方向のそれぞれに直線的に延長される2本の平行軸を配設し、当該2本の平行軸に摺動部材などを介してツールやテーブルを移動自在に配設することがある。
【0006】
そして、被加工物を載置したテーブルとツールとは駆動装置によってそれぞれ、これら所定の方向に延長されている2本の平行軸に沿って移動され、例えば、ツールがX軸方向とZ軸方向とに移動され、被加工物が載置されたテーブルがY軸方向に移動されることにより、被加工物とツールとの相対的な位置関係が、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向の3次元方向で変化するようになされている。
【0007】
しかしながら、従来の3次元切削加工装置においては、3次元方向のそれぞれに2本の平行な軸を配設する必要があるので、部品点数が増加してしまい、組み立て効率の低下や、装置の大型化、コストの増大などを招来するという問題点があった。
【0008】
また、従来の3次元切削加工装置においては、2本の平行な軸に沿ってカッターなどのツールやテーブルをスムーズに移動させるためには、2本の平行な軸が高い精度で適正に配設される必要があった。
【0009】
例えば、2本の平行な軸を配設する際にクリアランスの確保は欠かせないものであるが、クリアランスが大きすぎるとガタが生じて切削の品質が悪化することになる。逆に、クリアランスが小さすぎるとスムーズな移動ができなくなり、動作の停止を招くこともある。
【0010】
このため、従来の3次元切削加工装置においては、高い部品精度が必要とされるとともに、組み付け誤差を少なくすることや、あるいは、クリアランスを適正にするためなどの各種調整が必要であるという問題点があった。
【0011】
さらにまた、従来の3次元切削加工装置において、2本の平行な軸に代えて、例えば、ボールネジを使用することも可能であるが、当該ボールネジは高級な部品なので、さらなるコストの増大という新たな問題点を招来してしまうことになる。
【0012】
また、従来の3次元切削加工装置においては、ツールが被加工物の加工領域内を直線的に往復移動しながら切削などの加工を行うので、ツールが加工領域の全領域を走査して切削などの加工を完了するのに長時間を要してしまい、短時間で加工を完了させ、しかも高品質な加工を実現する手法が望まれていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記したような従来の技術の有する種々の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、単純な構成で、被加工物とツールとの相対的な位置関係が3次元方向で変化するようにして、部品点数を低減することができ、各種の調整作業が少なく、しかも安価な加工装置を提供しようとするものである。
【0014】
また、本発明の目的とするところは、被加工物の加工を短時間で高精度に行うことができるようにした加工装置を提供しようとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、所定のデータに基づいて被加工物を加工する加工装置において、固定系のベース部材と、上記ベース部材上に中心部位を回転中心としてXYZ直交座標系のXY平面方向に一致する回転平面で回転自在に配設されるとともに、上面に被加工物を載置可能なテーブルと、一方の端部側を回転中心としてXY平面方向に一致する回転平面で回転自在に配設された回転部材と、駆動装置の駆動力により回転される第1のプーリーと、上記第1のプーリーと対向して配設された第2のプーリーと、両端がいずれも上記回転部材に固定的に配設され、上記回転部材に固定的に配設される一方の端部から上記第1のプーリーに至り、上記第1のプーリーから上記第2のプーリーに至り、上記第2のプーリーから上記回転部材の他方の端部側において交差して上記回転部材に固定的に配設される他方の端部に至るワイヤーと、上記回転部材にZ軸方向に沿って移動自在に配設され、上記回転部材のXY平面方向に一致する回転平面での回転に伴って上記テーブルの上記中心部位と対向可能なように先端部を位置させたツールとを有するようにしたものである。
【0016】
従って、本発明のうち請求項1に記載の発明によれば、テーブルならびに回転部材のXY平面方向に一致する回転平面での回転とツールのZ軸方向に沿った移動とによって、単純な構成で、被加工物とツールとの相対的な位置関係を3次元の方向で変化させて、ツールによる被加工物の3次元加工が短時間で行われる。
【0017】
また、上記した「従来の技術」の項において記載した従来の3次元切削加工装置に必須の3次元方向のそれぞれに延長された2本の平行な軸を配設する必要がなくなるので、部品点数を低減することができ、各種の調整作業が少なく、しかも安価な加工装置とすることができる。さらに、ワイヤーを交差して回転部材に配設しているので、ワイヤーによる回転部材のXY平面方向に一致する回転平面での回転が、非常にスムーズかつ高精度に行われるようになり、ツールによる被加工物の加工は高品質なものになる。
【0018】
また、本発明のうち請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上記ワイヤーが交差する上記回転部材の他方の端部側は、所定の曲率の曲面により形成された端面を有し、当該端面の曲面に沿って上記ワイヤーが交差するものであるようにしたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面に基づいて、本発明による加工装置の実施の形態の一例を詳細に説明するものとする。
【0020】
なお、以下に説明する実施の形態においては、本発明による加工装置を、ツールたるカッターを用いて被加工物の切削を行う3次元切削加工装置として実施した場合について説明する。
【0021】
図1には、本発明による3次元切削加工装置の実施の形態の一例の概略構成説明図(斜視図)が示されており、図2には、図1におけるA矢視図に対応する概略構成説明図(左側面図)が示されており、図3には、図1におけるB矢視図に対応する概略構成説明図(上面図)が示されている。なお、図1ならびに図3においては、説明を容易するために、後述する後方部材16の上方端部を開口した状態で図示している。
【0022】
この3次元切削加工装置10は、固定系のベース部材12と、ベース部材12の上面12aに回転自在に配設されたテーブル14と、ベース部材12の後方側12bにおいて上面12aに垂直に立設された後方部材16と、ベース部材12の前方側12cにおいて上面12aに垂直に立設された支軸18と、支軸18の上端部18aに回転自在に配設されたアーム20と、刃部22aがテーブル14の上面14aと対向するようにしてアーム20に配設されたカッター22とを有して構成されている。
【0023】
なお、上記した3次元切削加工装置10は、後述するモーター34,42,48,56の駆動制御を含む全体の動作をマイクロコンピューター100により制御されているものである。そして、3次元切削加工装置10において用いられる切削用データは、所定の3次元形状を示すものであり、被加工物200の所定の加工領域(図1における破線領域参照)内において所定の3次元形状が削り出されるようになされている。
【0024】
ここで、ベース部材12は、XYZ直交座標系(図1乃至図4における座標系を示す参考図を参照する。)におけるXY平面方向に延設されているものであり、略台形形状の上面12aを備えている。なお、略矩形形状のベース部材12の下面12d側には、図示しない脚部が形成されており、当該脚部が所定の接地面に接するようにして3次元切削加工装置10は配設される。
【0025】
ベース部材12の上面12aの略中央部位に配設されたテーブル14は、略円板状体の形状を備えている。このテーブル14の略円形形状の上面14aには、立体たる被加工物200が固定的に載置されることになる。
【0026】
そして、ベース部材12の上面12aに配設された図示しない軸受を介して、ベース部材12の上面12aに支軸30が垂直に立設されている(図4参照)。この支軸30の上端部30aにテーブル14が回転自在に配設されており、支軸30の延長方向にテーブル14の中心部位14Pが位置するようになされている。また、ベース部材12の内部12eに位置する支軸30にはギア32が配設されている。
【0027】
一方、ベース部材12の内部12eには、テーブル回転用のモーター34が配設されている。このモーター34の回転軸34aにはモーターギア36が固定されており、このモーターギア36とギア32とが噛み合うようにしてモーター34は配置されている。従って、モーター34の回転軸34aの回転は、モーターギア36とギア32とを介して回転速度を減速(トルク確保のため)されて支軸30に伝達されることになり、モーター34の駆動によって支軸30が軸線周りに回転される。
【0028】
ここで、モーター34の回転力、即ち、モーター34の回転速度と回転方向とに応じた速度と方向で支軸30が軸線周りに回転すると、この支軸30の回転に伴って、支軸30に配設されたテーブル14が支軸30(即ち、中心部位14P)を回転中心として回転する(図4に示す矢印Fならびに矢印G参照)。
【0029】
この実施の形態においては、テーブル回転用のモーター34の回転の方向が所定の方向(例えば、右回転)の場合には、テーブル14が中心部位14Pを回転中心として反時計回り方向(図4に示す矢印F方向)に回転する。
【0030】
一方、テーブル回転用のモーター34の回転の方向が所定の方向とは逆の方向(例えば、左回転)の場合には、テーブル14が回転部位14Pを回転中心として時計回り方向(図4に示す矢印G方向)に回転する。
【0031】
なお、テーブル14の上面14aはベース部材12の上面12aと平行して位置しており、テーブル14が中心部位14Pを回転中心として回転する回転平面は、XY平面方向に一致している。また、こうしたテーブル回転用のモーター34の駆動力によって支軸30が回転して行われるテーブル14の回転速度は、カッター22による被加工物200の切削の進行速度に対応するように設定されている。
【0032】
そして、アーム20は全体が略板状体であって、前方側20aにおいては支軸18の上端部18aに支持され、後方側20bにおいては後方部材16に支持され、中央部位20cに穿設された貫通孔20d内にはツールたるカッター22が配設されている。
【0033】
なお、アーム20の前方側20aは、アーム20に配設された図示しない軸受を介して、支軸18の上端側18aに回転自在に配設されているものである。
【0034】
また、アーム20の中央部位20cにおいては、テーブル14の上面14aから一定の高さに保持され、貫通孔20d内に位置されるようにして、キャリッジベース40が装着されている。
【0035】
このキャリッジベース40の上面40aにはカッター昇降用のモーター42が配設されており、側面40bにはモーター42の回転力によって駆動されるスクリュー44が、その軸線方向がZ軸方向と一致した状態で、キャリッジベース40のZ軸方向における所定の高さ位置に位置決めされて配設されている。そして、スクリュー44のネジ山には、キャリッジ46に形成されたネジ溝が係合しており、当該キャリッジ46はキャリッジベース40の側面40bに移動自在に配設されている。
【0036】
キャリッジ46にはカッター回転用のモーター48と、カッター22を支持するカッターホルダー23とが配設されている。このカッターホルダー23は、略円筒状体に形成された主軸24と、ベアリング(図示せず。)を介して主軸24の内周側に回動自在に支持された回転軸26と、先端部の刃部22aを備えるとともに回転軸26に固定的に配設されたカッター22と、主軸24の上方に位置して回転軸26に固定的に配設されたプーリー28とを有して構成されている。
【0037】
なお、このカッターホルダー23がキャリッジ46に配設される位置は、カッターホルダー23に支持されるカッター22の刃部22aが、テーブル14の中心部位14Pに対向可能なようにして寸法設定されているものである。
【0038】
そして、モーター48の回転力をベルト50を介してプーリー28に伝達してプーリー28を回転すると、プーリー28の回転に伴い回転軸26が回転し、回転軸26の回転に伴ってカッター22が軸線周りに回転する。
【0039】
また、モーター42の回転力により、スクリュー44が軸線周りに回転すると、スクリュー44のネジ山にネジ溝が係合しているキャリッジ46は、スクリュー44のネジ山上を軸方向(即ち、Z軸方向)に沿って移動することになる。これにより、キャリッジ46がテーブル14の表面14aに垂直な上下方向に移動して、モーター42の回転に応じてカッター22の高さ位置が、Z軸方向における上方方向(図2に示す矢印H方向)あるいは下方方向(図2に示す矢印I方向)に移動することになる。
【0040】
こうして、カッター22を回転させた状態で、カッター22をZ軸方向に移動させ、カッター22の刃部22aが被加工物200に接すると、カッター22の刃部22aによって被加工物200が切削される。
【0041】
そして、アーム20の後方側20bの上面20eには、ガイド部材52が配設されており、後方側20dの下面20fには、後述する後方部材16のプレート54に当接するようにして突起部20g(図1参照)が形成されている。
【0042】
ガイド部材52は、所定の曲率で曲面として形成された端面52aと、端面52aの背面側52bに形成され孔52cが穿設された係止部52dとを備えている(図5参照)。この端面52aの曲面は、中央位置52acから左方端部52aLまでの範囲と、中央位置52acから右方端部52aRまでの範囲とが対称になっている。
【0043】
この実施の形態においては、ガイド部材52は鋳鉄により形成され、所定の厚みを有し、Z軸方向における高さH(図6(b)参照)はおよそ22mmに設定されている。また、ガイド部材52の端面52aの曲率半径は、およそ250mmに設定されている。
【0044】
一方、アーム20の後方側20bが支持される後方部材16には、アーム20のZ軸方向における高さ位置に対応させて、前面16aに開口部16bが開口しており、開口部16b近傍の後方部材16の内部16cには、XY平面方向に一致している上面54aを有するプレート54が配設されている。このプレート54の上面54aには、開口部16bより後方部材16の内部16cに位置するアーム20の後方側20dの突起部20gが当接する。
【0045】
さらに、後方部材16の内部16cには、回転軸56aにモーターギア58が配設された首振り用のモーター56と、モーターギア58と噛み合うギア60が同軸上に配設されたプーリー62と、プーリー62と対向するようにして配設されたプーリー64と、プーリー62とプーリー64との間に張設されたワイヤー66とが位置している。なお、ワイヤー66としては、各種ワイヤーを用いることができ、表面にコーティングがなされているワイヤーなども使用できる。
【0046】
ここで、ワイヤー66はアーム20の後方側20dに配設されているガイド部材52の端面52aの曲面に沿って交差し、一方の端部66aはガイド部材52に固定的に配設され、他方の端部66bはアーム20の後方側20bに取り付けられ固定的に配設されている。つまり、ワイヤー66は、ガイド部材52に固定的に配設される端部66aからプーリー62に至り、プーリー62からプーリー64に至り、プーリー64からガイド部材52の端面52aの曲面に沿って交差してアーム20の固定的に配設されている端部66bに至るものである。
【0047】
図5ならびに図6(a)(b)(c)には、ワイヤー66の取り付け状態を模式的に示した説明図が示されており、ワイヤー66の一方の端部66aは、ガイド部材52の端面52aに沿って、左方端部52aL側から中央位置52acを通って右方端部52aR側に至り、取付部材68によって係止部52dの孔52cに固定されている。一方、ワイヤー66の他方の端部66bは、ガイド部材52の端面52aに沿って、右方端部52aR側から中央位置52acを通って左方端部52aL側に至り、取付部材69によってアーム20に固定されている。
【0048】
この際、高さHを有するガイド部材52の端面52aにおいては、ワイヤー66の端部66aに至る側が、端部66bに至る側に比べて高い位置に位置するようにして、ワイヤー66は交差している。
【0049】
そして、首振り用のモーター56の回転による回転軸56aの回転は、モーターギア58とギア60とを介してプーリー62に伝達されてプーリー62に回転運動を生ぜしめ、このプーリー62の回転運動によるワイヤー66の移動に伴って、ワイヤー66の端部66aが固定されたガイド部材52が配設されるているとともにワイヤー66の端部66bが固定的に配設されたアーム20が、支軸18を回転中心として回転する。
【0050】
より詳細には、首振り用のモーター56の回転軸56aが矢印J方向に回転した場合には、プーリー62は矢印K方向に回転する。すると、アーム20の後方側20bに配設されたガイド部材52にワイヤー66の端部66aが固定されているので、プーリー62とプーリー64との回転に伴って移動するワイヤー66によってアーム20が矢印L方向に引っ張られ、アーム20の前方側20aの支軸18を回転中心として、アーム20はXY平面方向において反時計回り方向(図3ならびに図5に示す矢印L方向)に回転する。
【0051】
一方、首振り用のモーター56の回転軸56aが矢印M方向に回転した場合には、プーリー62は矢印N方向に回転する。すると、アーム20の後方側20bにワイヤー66の端部66bが固定されているので、プーリー62とプーリー64との回転に伴って移動するワイヤー66によってアーム20が矢印Q方向に引っ張られ、アーム20の前方側20aの支軸18を回転中心として、アーム20はXY平面方向において時計回り方向(図5ならびに図7に示す矢印Q方向)に回転する。
【0052】
なお、首振り用のモーター56の駆動力によってワイヤー66が移動して行われるアーム20のXY平面方向における回転(図5に示す矢印Lならびに矢印Q参照)の速度は、カッター22による被加工物200の切削の進行速度に対応するように設定されている。
【0053】
以上の構成において、図1乃至図7を参照しながら、上記した3次元切削加工装置10の動作の説明を行うものとする。
【0054】
まず、図1乃至図3に示す状態で、3次元切削加工装置10のテーブル14に被加工物200を載置する。
【0055】
なお、以下の説明においては、3次元切削加工装置10のアーム20のXY平面方向における位置が、図1乃至図3に示す状態である場合を3次元切削加工装置10の初期状態として説明することとする。
【0056】
この初期状態における3次元切削加工装置10のアーム20は、XY平面方向においては、XY平面方向に一致する回転平面において回転して(図7に示す矢印Q参照)図3上で最も右方側に位置している。一方、Z軸方向においては、アーム20の延長方向がZ軸方向における所定の高さ位置のXY平面に一致して水平な状態(図2に示す状態)で位置している。
【0057】
こうした初期状態において、3次元切削加工装置10のテーブル14に載置される被加工物200は、3次元の空間的広がりをもつ物体であり、当該物体は所定の形状を有しているものとする。
【0058】
なお、この実施の形態においては、略円板状体の被加工物200がテーブル14に載置されるものとして説明することとする。この際、テーブル14の上面に取り付けられたバイス70によって、被加工物200を位置決めするようにしてもよい。また、当該被加工物200の加工領域は、被加工物200の上面200aの中心200Pを中心とする円形形状の領域(図1、図3ならびに図4における破線領域参照)とする。
【0059】
そして、作業者は、この被加工物200の上面200aの加工領域の中心200Pが、テーブル14の中心部位14Pに一致するようにして、被加工物200の下面側をテーブル14の上面14aに対向させて、テーブル14の上面14aに被加工物200を載置する。これにより、アーム20がXY平面において左方に移動した場合に、被加工物200の加工領域の中心200Pが、カッター22の刃部22aに対向するようになる。
【0060】
上記したようにして初期状態の3次元切削加工装置10のテーブル14に被加工物200が載置されると、マイクロコンピューター100により、切削データに基づいて、テーブル回転用のモーター34、カッター昇降用のモーター42、カッター回転用のモーター48ならびに首振り用のモーター56の駆動がそれぞれ制御される。
【0061】
具体的には、アーム20は、首振り用のモーター56の駆動によって、初期状態(図1に示す状態)から、XY平面方向に一致する回転平面において図3上で右方側から左方側に向かって回転する(図3に示す矢印L参照)。
【0062】
この際、テーブル回転用のモーター34の駆動によって、被加工物200が載置されたテーブル14が支軸30を回転中心として回転する(図4に示す矢印G参照)。
【0063】
さらに、カッター回転用のモーター48の駆動によって軸線周りに回転するカッター22が、カッター昇降用のモーター42の駆動によってZ軸方向において上下移動する(図2に示す矢印Hならびに矢印I参照)。
【0064】
これにより、カッター22は対向する被加工物200の円形形状の加工領域において、加工領域の外周側から中心200Pに向かう渦巻き状の移動経路に従って3次元方向に移動することになる。
【0065】
この際、モーター48の駆動によって回転するカッター22が、被加工物200の加工領域に接すると、カッター22の刃部22aによって被加工物200が切削されて、被加工物200の加工領域から切削データの示す3次元形状が削り出される。
【0066】
そして、アーム20のXY平面方向に一致する回転平面における図3上で右方側から左方側に向かう回転(図3に示す矢印L参照)が進み、円形形状の加工領域の半径分に達すると、カッター22の刃部22aは加工領域の中心200Pと対向するようになる(図7に示す状態参照)。これにより、加工領域の全領域において切削が終了し、3次元切削加工装置10における一連の切削作業が終了する。
【0067】
なお、3次元切削加工装置10における一連の切削作業が終了した後、カッター22を上方方向へ移動し(図2における矢印H参照)、首振り用のモーター56の駆動によって、アーム20がXY平面方向に一致する回転平面において図3上で左方側から右方側に向かって回転する(図7に示す矢印Q参照)と、図7に示す状態から、図1乃至図3に示す初期状態に戻る。
【0068】
こうして、アーム20のXY平面方向における回転(図3に示す矢印Lあるいは図7に示す矢印Q参照)と、テーブル14のXY平面方向における回転(図4に示す矢印Fあるいは矢印G参照)とによって、カッター22の刃部22aが対向する被加工物200の位置がX軸方向ならびにY軸方向で変化する。
【0069】
さらに、カッター昇降用のモーター42の駆動力によって、カッター22の刃部22aが被加工物200に切り込む量、即ち、被加工物200に対するカッター22の刃部22aのZ軸方向での位置が変化する(図2に示す矢印Hあるいは矢印I参照)。
【0070】
つまり、3次元切削加工装置10においては、マイクロコンピューター100の制御によって、所定の分解能に応じてモーター34,42,48,56の駆動が制御され、Z軸方向に移動可能なカッター22に対して、テーブル14に載置された被加工物200はX軸方向およびY軸方向に移動可能であるので、カッター22と被加工物200との相対的な位置関係が3次元の方向で変化することになり、カッター22による被加工物200の3次元加工が行われる。
【0071】
上記したようにして、本発明による3次元切削加工装置10においては、アーム20が支軸18を回転中心としてXY平面方向において回転するとともに、テーブル14が支軸30を回転中心としてXY平面方向において回転し、Z軸方向において昇降自在にカッター22を配設したので、単純な構成で、被加工物200とツールたるカッター22との相対的な位置関係を3次元方向で変化させることができる。
【0072】
従って、本発明による3次元切削加工装置10によれば、上記した「従来の技術」の項において記載した従来の3次元切削加工装置に必須の3次元方向のそれぞれに延長された2本の平行な軸を配設する必要がなくなるので、部品点数を低減することができる。
【0073】
このため、本発明による3次元切削加工装置10においては、組み立て工程における煩雑さが軽減されるなどして組み立て効率が向上し、また、3次元切削加工装置10全体を小型化して省スペース化を実現することができ、コストも低減することができる。
【0074】
また、本発明による3次元切削加工装置10においては、各種部品について高い部品精度を必要せず、また、組み付け誤差を少なくすることや、あるいは、クリアランスを適正にするためなどの各種の調整作業に、さほどの厳密さを要求されないので、製造工程における作業性や歩留まりを向上することができる。
【0075】
さらに、本発明による3次元切削加工装置10においては、単純な構成なので、例えば、支軸18,30の径を太くするなどして、剛性の確保を容易に行うことができるようになる。
【0076】
さらに、本発明による3次元切削加工装置10においては、切削データに従って、カッター24が被加工物200の加工領域を切削する際に、カッター22は加工領域の外周側から中心200Pに向かう渦巻き状の移動経路に従って3次元方向に移動するので、加工領域の全領域における切削を高品質でしかも短時間で完了することができる。
【0077】
例えば、従来の3次元切削加工装置においては、ツールたるカッターが加工領域内を直線的に往復移動しながら切削したり、あるいは、粗削りと仕上げ削りとを行ったりしているので、ツールが加工領域の全領域を少なくとも2回走査することになる。
【0078】
しかしながら、本発明による3次元切削加工装置によれば、粗削りと仕上げ削りとをわけて2回行う必要がないので、ツールが加工領域の全領域を2回走査することがなくなり、従来の切削時間に比べて非常に短い時間で切削を完了することができる。
【0079】
しかも、本発明による3次元切削加工装置10においては、アーム20の後方側20bにワイヤー66を交差させて取り付け、円弧状の端面52aを有するガイド部材52も配設するようにしたので、ワイヤー66によるアーム20の支軸18を回転中心としたXY平面方向における回転が、非常にスムーズかつ高精度に行われるようになり、カッター22などのツールによる被加工物の加工をより一層高品質にすることができる。
【0080】
例えば、図8(c)(d)に示すように、アームにガイド部材が配設されず、ワイヤーを交差させることなく、単にワイヤーの両端がガイド部材に固定されると、XY平面方向におけるアームの回転に伴って、フリートアングルが発生してしまい、ワイヤーが角度を有するので、アームがスムーズに回転することは困難になる。
【0081】
これに対して、図8(a)(b)に示すように、本発明による3次元切削加工装置10においては、ワイヤーがガイド部材の円弧状の端面に沿って交差して、その両端がガイド部材に固定されるので、XY平面方向において回転するアームの位置に関係なく、ワイヤーは常に安定してアームの回転接線方向へ引き出されるようになる。こうして本発明によれば、フリートアングルの発生が抑止され、しかも、非常に大きな出力を要する回転軸上での回転となるような構成とも異なる構成なので、ワイヤー66によるアーム20の回転は非常にスムーズかつ高精度であり、短時間で効率よく高品質な加工を実現することができる。
【0082】
なお、上記した実施の形態は、以下の(1)乃至(5)に説明するように変形してもよい。
【0083】
(1)上記した実施の形態においては、駆動手段としてモーターを用いるようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、各種駆動源を用いるようにしてもよく、また、駆動手段の駆動力する伝達手段として各種変更を行うようにしてもよい。
【0084】
(2)上記した実施の形態においては、図6(a)(b)(c)に示すようにしてワイヤー66を交差させて取り付けるようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、例えば、高さHを有するガイド部材52の端面52aにおいては、ワイヤー66の端部66bに至る側が、端部66aに至る側に比べて高い位置に位置するようにしてワイヤー66を交差させてもよいし、また、プーリー62,64との位置関係などに応じて、ワイヤー66の端部66a,66bをアーム20に取り付る場所やその固定方法を変更するようにしてもよい。
【0085】
(3)上記した実施の形態においては、アーム20の後方側20bにガイド部材52を配設するようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、ガイド部材52とアーム20とを一体的に成形するようにして、アーム20の後方側20bにワイヤーが交差する端部を形成するようにしてもよい。さらに、ワイヤー66が交差してガイドされるこの円弧状の端面は、その材質や曲率などの各種寸法を適宜変更してもよいことは勿論のことである。
【0086】
(4)上記した実施の形態においては、本発明による加工装置を3次元切削加工装置として実施した場合について説明したが、これに限られるものではないことは勿論であり、ツールの種類を変更するなどして各種加工装置として実施してもよい。例えば、カッター22に代えてペンを配設して、被加工物に対して描画するようにしてもよいし、カッター22に代えてインクジェットノズルを配設して、被加工物に対して印刷を行うようにしてもよいし、あるいは、カッター22に代えて研磨ツールを配設して、被加工物を研磨するようにしてもよい。
【0087】
(5)上記した実施の形態ならびに上記(1)乃至(4)に示す変形例は、適宜に組み合わせるようにしてもよい。
【0088】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、単純な構成で、被加工物とツールとの相対的な位置関係が3次元方向で変化するようになり、部品点数を低減することができ、各種の調整作業が少なく、しかも安価な加工装置を提供することができるという優れた効果を奏する。
【0089】
また、本発明によれば、被加工物の加工を短時間で高精度に行うことができるようになるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による3次元切削加工装置の実施の形態の一例の概略構成説明図(斜視図)であり、初期状態の3次元切削加工装置を示す概略構成説明図(斜視図)である。
【図2】図1におけるA矢視図に対応する概略構成説明図(左側面図)である。
【図3】図1におけるB矢視図に対応する概略構成説明図(上面図)である。
【図4】図1のテーブルを中心に示した要部拡大概略構成説明図(斜視図)である。
【図5】ワイヤーの取り付け状態を模式的に示した説明図である。
【図6】ワイヤーの取り付け状態を模式的に示した説明図であり、(a)は図5におけるC矢視図に対応する説明図であり、(b)は図5におけるD矢視図に対応する説明図であり、(c)は図5におけるE矢視図に対応する説明図である。
【図7】図3に対応する概略構成説明図(上面図)であり、カッターの刃部が加工領域の中心と対向した状態の3次元切削加工装置を示す概略構成説明図(上面図)である。
【図8】(a)(b)は本発明による3次元切削加工装置の動作を模式的に示した説明図であり、(c)(d)は従来の3次元切削加工装置の動作を模式的に示した説明図である。
【符号の説明】
10 3次元切削加工装置
12 ベース部材
12a 上面
12b 後方側
12c 前方側
12d 下面
12e 内部
14 テーブル
14a 上面
14P 中心部位
16 後方部材
16a 前面
16b 開口部
16c 内部
18 支軸
18a 上端部
20 アーム
20a 前方側
20b 後方側
20c 中央部位
20d 貫通孔
20e 上面
20f 下面
20g 突起部
22 カッター
22a 刃部
23 カッターホルダー
24 主軸
26 回転軸
28 プーリー
30 支軸
30a 上端部
32 ギア
34 モーター
34a 回転軸
36 モーターギア
40 キャリッジベース
40a 上面
40b 側面
42 モーター
44 スクリュー
46 キャリッジ
48 モーター
50 ベルト
52 ガイド部材
52a 端面
52ac 中央位置
52aL 左方端部
52aR 右方端部
52b 背面側
52c 孔
52d 係止部
54 プレート
54a 上面
56a 回転軸
58 モーターギア
56 モーター
60 ギア
62,64 プーリー
66 ワイヤー
66a,66b 端部
68,69 取付部材
70 バイス
100 マイクロコンピューター
200 被加工物
200a 上面
200P 中心

Claims (2)

  1. 所定のデータに基づいて被加工物を加工する加工装置において、
    固定系のベース部材と、
    前記ベース部材上に中心部位を回転中心としてXYZ直交座標系のXY平面方向に一致する回転平面で回転自在に配設されるとともに、上面に被加工物を載置可能なテーブルと、
    一方の端部側を回転中心としてXY平面方向に一致する回転平面で回転自在に配設された回転部材と、
    駆動装置の駆動力により回転される第1のプーリーと、
    前記第1のプーリーと対向して配設された第2のプーリーと、
    両端がいずれも前記回転部材に固定的に配設され、前記回転部材に固定的に配設される一方の端部から前記第1のプーリーに至り、前記第1のプーリーから前記第2のプーリーに至り、前記第2のプーリーから前記回転部材の他方の端部側において交差して前記回転部材に固定的に配設される他方の端部に至るワイヤーと、
    前記回転部材にZ軸方向に沿って移動自在に配設され、前記回転部材のXY平面方向に一致する回転平面での回転に伴って前記テーブルの前記中心部位と対向可能なように先端部を位置させたツールと
    を有する加工装置。
  2. 請求項1に記載の加工装置において、
    前記ワイヤーが交差する前記回転部材の他方の端部側は、所定の曲率の曲面により形成された端面を有し、該端面の曲面に沿って前記ワイヤーが交差する
    ものである加工装置。
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