JP4353773B2 - ガスセンサ素子及び電気化学式ガスセンサ - Google Patents

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Description

本発明は各種ガスの濃度を検出するための、ガスセンサ素子及び該素子を用いた電気化学式ガスセンサに関する。
一般家庭で使用されるLPガスや都市ガスの漏洩検知を始め、不完全燃焼によって発生する一酸化炭素や、冷媒として工場などで使用されるアンモニアなどの有毒ガスの検知、燃料電池の燃料として使用される水素の漏洩検知など、ガスセンサは、民生用から、産業用、自動車用、さらには分析計測機器に至る様々な分野で使用されている。
これらガスセンサの検知手法の一つとして、近年、プロトン伝導性の陽イオン交換膜を利用した電気化学式ガスセンサが開発されている(例えば、特許文献1、2)。即ち、陽イオン交換膜の両面を、それぞれガス検知電極ならびに対向電極とする2つの触媒電極層で挟み込んだ膜−触媒電極接合体をガス検知用の素子として用いる。さらに、このガス検知電極ならびに対向電極は、白金系触媒と、導電性炭素微粒子などの電子伝導性物質、及び陽イオン交換樹脂によって構成されている。この膜−触媒電極接合体のガス検知電極部が水素や一酸化炭素などの対象ガスに曝された場合に発生する電流を応答電流値として、またはこの電流を電圧値に変換して検知する。このようなガスセンサにおいては、ガス検知電極において、触媒に吸着したガス成分が、電極反応により分解して電子と水素陽イオンを生じ、この水素陽イオンが陽イオン交換膜を通って対向電極へと移動し、そこで空気中の酸素と反応し水へと変換される。
ガス検知電極側で生成した電子は、応答電流としてガスセンサの検知回路を経由するが、ガス濃度が高くなると反応により生成する電子の量が増えるために、応答電流値が大きくなる。さらに、これらガス濃度と応答電流値が一次比例の関係にあることから、ガス検知の精度や定量性が高く、検出回路の単純化が図れる。加えて、上述した電気化学反応は白金系触媒を用いることにより室温下で自発的に進行するために、ヒーター等によるガス検知電極部分の加熱によって反応を強制的に進行させたり、ガス検知電極と対向電極間に電圧を印可してガスを電気分解したりする必要がなく、ガス検知のための電力消費量を著しく抑えることが可能である、などの点で他方式のセンサに比べ有利である。そのため、新しいタイプのガスセンサとして注目されている。
一方、白金系触媒に限らず、種々の金属が電気化学的な反応の触媒として作用することが知られている。しかしながら、本発明者らの検討によれば、上記陽イオン交換膜を用いた従来の電気化学式ガスセンサでは、必然的に水素陽イオンが発生して酸性になるため、多くの金属触媒は比較的早期に酸に侵され、ガスセンサとしての寿命が実用上耐えられないほどに短いという問題があることが判った。なお、白金系触媒であれば、酸に侵されることはほとんど無いが、白金は極めて高価な材料であるため、電気化学式ガスセンサの製造コストの大部分を占めることになっている。
また、電気化学的な原理に基づくガスセンサとしては、限界電流方式のガスセンサが考案されている(例えば、特許文献3、4)。この方式では、高濃度の水素ガス中の一酸化炭素濃度を測定する事が可能であり、特殊な環境下でのガス選択性に優れている。しかしながら、この方式では、常に膜−触媒電極接合体に電位をかける必要があるために、ガス検知のための電力消費量が増加することに加え、膜の乾燥や劣化が生じやすいこと、センサの構成が複雑になることなどの問題がある。
特開2000−146908号公報 特開2002−350393号公報 特開2001−41926号公報 特開2003−194770号公報
このように、従来の陽イオン交換膜を用いた電気化学式ガスセンサは、高価な白金系の触媒しか用いることが出来ないのが現状である。そこで本発明は、従来の白金系触媒のみならず、安価な銀や鉄、ニッケルなどの、酸に対して不安定な金属触媒を用いても、長期間安定に使用することが可能な電気化学式ガスセンサを提供することを目的とする。
本発明者等は、上記目的に鑑み鋭意研究を続けてきた。そしてその結果、驚くべきことに、前記陽イオン交換膜を用いたガスセンサの作動原理に反し、陰イオン交換膜を用いてもガスセンサとして機能することを見出し、その結果、本発明を完成した。
即ち本発明は、 ガス検知電極と、対向電極と、これら電極に挟まれたイオン交換膜とからなるガスセンサ素子において、該ガス検知電極が金属触媒を担持した電子伝導性の粒子及び陰イオン交換樹脂とから形成されており、該イオン交換膜がヒドロキシイオン伝導性を有する陰イオン交換膜であることを特徴とするガスセンサ素子である。他の発明は該金属触媒が、酸に対して不安定な金属であることを特徴とするガスセンサ素子であり、また他の発明は、これらガスセンサ素子を用いた電気化学式ガスセンサである。
本発明のガスセンサ素子は、白金系触媒だけでなく、従来用いることの出来なかった酸に対して不安定な銀系触媒や、遷移金属触媒を用いても、長期に渡り安定に使用することが可能となる。これにより、対象ガスにのみ反応する適切な触媒を選択することができ、よって従来検知が困難であった特定ガス種の検知が可能となる。
本発明のガスセンサ素子は、対象ガスの検知を、電気化学反応を用いて行うものであり、ガス検知電極と、対向電極と、これら電極に挟まれたイオン交換膜とからなる。そして、前述したような従来公知の電気化学式ガスセンサにおいては、このガスセンサ素子におけるイオン交換膜として陽イオン交換膜を用いていたのに対し、本発明においてはこのイオン交換膜としてヒドロキシイオン伝導性を有する陰イオン交換膜を用いる点に最大の特徴がある。
前述した通り、従来の電気化学式ガスセンサのガスセンサ素子では、ガス検知電極において、検知対象ガスが陽極電極反応により分解して、水素陽イオン(H)と電子と(及び、その他の化合物)を生じる。生じた陽イオンは、陽イオン交換膜を経て対向電極へと移動し、そこで空気中の酸素等と陰極電極反応により反応し、水(HO)等に変換されるものと推測されている。
それに対し、本発明のガスセンサ素子において推定される機構は、対向電極において酸素が水と反応してヒドロキシイオン(OH)が生じ、このヒドロキシイオンが陰イオン交換膜を経てガス検知電極へと移動する。ガス検知電極においては、検知対象ガスとヒドロキシイオンとが反応して、電子と水等の電気的に中性の生成物とを生じるものであり、上記陽イオン交換膜を用いたガスセンサ素子とは異なる作動原理に立脚するものである。
本発明のガスセンサ素子において起きていると推定される具体的な反応を、検知対象ガスとして一酸化炭素を例に挙げて以下に示す。
本発明のガスセンサ素子の検知電極が、一酸化炭素を含む雰囲気に曝されると、該ガス検知電極において下記式(1)
CO+2OH→CO+HO+2e (1)
で示される電気化学反応を起こし、二酸化炭素と水と電子を生成する。この式(1)におけるヒドロキシイオンは、対向電極側において下記式(2)
1/2O+HO+2e→2OH (2)
で示される電気化学反応によって酸素と水、電子から生成し、さらに陰イオン交換膜を経由して、ガス検知電極側に移動したものである。他方、上記式(1)において生じた電子(e)は、ガス検知電極と対向電極との間に電子的な導通が得られるようにしておくことにより、対向電極において上記式(2)における反応で消費される。したがって、ガス検知電極ならびに対向電極を含めた全体の電気化学反応をまとめると、下記式(3)
CO+1/2O→CO (3)
で示される反応が起きていることになる。
ここで、ガス検知電極と対向電極との間の電子の流れを測定できるように、検知装置を設けておけば、その量を測定することができる。上記式では検知対象ガスとして一酸化炭素を用いて説明したが、他の種類のガスにおいても同様である。
上記式から理解できるように、ガス検知電極において反応した検知対象ガスの量と、流れる電子の量は比例関係にあるため、検知ガス濃度と上記検知装置による測定結果との関係を予め求めておけば、この検知装置による測定結果からガス濃度を算出することができる。
本発明のガスセンサ素子におけるガス検知電極は、上記のように、検知対象ガスと対向電極から移動してきたヒドロキシイオンとが、電極反応によって反応できる状態を提供できるものであり、反応の触媒となる金属(金属触媒)と、ヒドロキシイオン伝導性を有する陰イオン交換樹脂とを含み、生じた電子を取り出しやすくすると同時に、金属表面の触媒(反応)活性点を大きくするために、電子伝導性の粒子に金属の微粒子を担持させた金属触媒担持粒子が、陰イオン交換樹脂中に分散させられた状態で存在するものである。この陰イオン交換樹脂は、対向電極側で生成し、陰イオン交換膜を経て移動してきたヒドロキシイオンを、速やかに金属触媒の触媒活性点へと移動させるために有用である。
上記金属触媒の材質は特に限定されるものではなく、検知対象ガスに応じて、該ガス種の電気化学的分解反応の触媒となる金属を適宜選択して採用すればよい。このような金属としては、代表的には周期律表の1B族元素、6A族元素、7A族元素、8A族元素が挙げられる。具体的には、1B族元素は、銅、銀、金であり、6A族元素は、クロム、モリブデン、タングステンであり、7A族元素は、マンガン、テクニチウム、レニウムであり、8族元素は、鉄、コバルト、ニッケル、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジウム、白金である。また、これら金属は単体金属として用いても良いし、他の金属との合金とされたものでも良い。これの中でも特に、触媒作用に優れる一方、長期間、酸性条件下にさらされることにより触媒作用が失われやすい銀、マンガン、鉄、コバルト、ニッケルを採用することが、陰イオン交換膜を用いる本発明の効果を顕著に得られる点で好ましい。例えば、鉄、ニッケルを触媒に用いると、アンモニア選択性に優れる触媒となるが、これらは陽イオン交換膜を用いた場合(酸性下)には急速に失活してしまいガスセンサとしての寿命が長くないが、後述する実施例に示すように、陰イオン交換膜を用いると長期にわたり安定した性能を示すガスセンサとなる。他方、白金を主とする白金系の触媒は、酸性条件下でも安定であり、種々のガスに対して極めて良好な活性を示すが、反面、ガス選択性に劣る傾向がある。また本発明においては、上記金属触媒は、必要に応じて複数のものを併用することもできる。
電子伝導性の粒子としては、安価で安定性に優れ、また比表面積が大きく反応点(三相界面)を多くすることが容易な点で、黒鉛、膨張黒鉛、人造黒鉛、グラッシーカーボン、カーボンブラック、フラーレン、カーボンナノチューブ等の導電性の炭素微粒子が好適に用いられる。ヒドロキシイオン伝導性を有する陰イオン交換樹脂としては、後述する陰イオン交換膜における陰イオン交換樹脂と同様のものが挙げられる。
このようなガス検知電極の製造方法は特に限定されるものではなく、従来公知の陽イオン交換膜を用いた電気化学式ガスセンサ用のセンサ素子におけるガス検知電極の製造方法に準じて行えばよい。一般的には、電子伝導性の粒子上に金属触媒を担持させ、この金属触媒担持粒子を陰イオン交換樹脂中に分散させればよい。なお、このような金属触媒担持粒子は、例えば、特開平4−269458号公報に記載の方法で製造することも可能であるし、あるいは市販品(例えば、E−TEK社製銀担持炭素触媒「C8−20」など)として入手することも可能である。また、金属触媒担持粒子を陰イオン交換樹脂中に分散させる方法も公知の方法に従えばよく、例えば、金属触媒担持粒子を重合性単量体と混合し、その重合性単量体を重合して得られた重合体に陰イオン交換性基を導入する方法、陰イオン交換樹脂と溶剤との溶液と、金属触媒担持粒子とを混合した後、溶剤を揮発除去させる方法等が挙げられる。
上記のようなガス検知電極において、金属触媒、電子伝導性の粒子及び陰イオン交換樹脂の構成割合は特に制限されるものではなく種々の条件を勘案して適宜設定、最適化すればよい。一般的に、金属触媒担持粒子において、電子伝導性の粒子として炭素微粒子を採用した場合には、該炭素微粒子100質量部に対して、金属触媒を5〜90質量部を担持させたものが好ましく、20〜80質量部担持させたものを用いることがより好ましい。さらに、得られるガスセンサ素子の電気抵抗を小さくするという観点から、上記金属触媒担持粒子(金属触媒と炭素微粒子の合計)100質量部に対して、陰イオン交換樹脂を5〜70質量部とすることが好ましく、さらに好ましくは10〜50質量部である。金属触媒の割合が多いほど、同じ大きさの触媒電極層あたりのガス検知効率は良い。また、陰イオン交換樹脂が少ない方が触媒電極層の電気抵抗を小さくでき電流効率が良好になる。
また、本発明のガスセンサ素子には、後述する陰イオン交換膜を挟んで上記ガス検知電極の反対側に対向電極が必要である。該対向電極も、上記ガス検知電極と同様、酸素と電子とが電極反応によって反応し、ヒドロキシイオンを生成できる状態を提供できるものであれば特に限定されないが、一般的には、反応の触媒となる金属(金属触媒)と、ヒドロキシイオン伝導性を有する陰イオン交換樹脂とを含むものである。より好ましくは、生じた電子を取り出しやすくすると同時に、金属表面の触媒(反応)活性点を大きくするために、電子伝導性の粒子に金属の微粒子を担持させた金属触媒担持粒子が、陰イオン交換樹脂中に分散させられた状態で存在するものである。これら、金属触媒、電子伝導性の粒子、及び陰イオン交換樹脂、及び対向電極の製造方法はガス検知電極と同様であるが、該電極では酸素(ガス)が反応すればよいため、ガス検知電極よりも金属触媒の自由度はさらに大きい。なお以下では、ガス検知電極と対向電極の双方を総称して触媒電極という場合がある。
また、上記ガス検知電極、及び対向電極には、本発明の効果を損なわない範囲で、フィラー(充填材)や各種高分子等の、金属触媒担持粒子とイオン交換樹脂とからなる触媒電極の成分として公知の他の物質が含まれていてもよい。
本発明のガスセンサ素子には、上記ガス検知電極と対向電極に挟まれて、ヒドロキシイオン伝導性を有する陰イオン交換膜(以下、単に陰イオン交換膜)が必要である。当該陰イオン交換膜は、特に限定されず、公知の如何なる陰イオン交換膜でもよい。このような陰イオン交換膜としては、一般に陰イオン交換樹脂のみからなる膜と、基材と成る多孔質膜に陰イオン交換樹脂を含浸させたものがある。
このような陰イオン交換中に存在する陰イオン交換基としては、1〜3級アミノ基、4級アンモニウム基、ピリジル基、イミダゾール基、4級ピリジニウム基、4級イミダゾリウム基等が挙げられる。陰イオン伝導性に優れる点で、強塩基性基である4級アンモニウム基や4級ピリジニウム基が好適である。陰イオン交換膜におけるこれら陰イオン交換基の量は特に限定されないが、得られる陰イオン交換膜の電気抵抗値を低くし、分解の電気的効率を良好なものにするという観点から、陰イオン交換容量で0.2〜5.0mmol/g、特に0.5〜3.0mmol/gであるのが好ましい。
また、陰イオン交換における上記陰イオン交換性基以外の部分としても、ポリスチレン系、ポリオレフィン系、フッ素化ポリオレフィン系、ポリスルホン系、ポリイミド系等、公知の如何なるものでも良いが、安定性に優れ、また安価な点で、ポリスチレン系のものであることが好ましい。
陰イオン交換膜が、基材(支持体)となる多孔質膜に陰イオン交換樹脂を含浸させたものである場合の基材も公知の如何なるものでも良く、織布や不織布、多孔質膜が何ら制限することなく用いられる。これらの支持体を形成する材料は、ポリオレフィン系、エンジニアリングプラスチック系、ポリ塩化ビニルなどの塩素化ポリマー、パーフルオロカーボン系などが何ら制限なく使用することができる。なお、これらの支持体は陰イオン交換基を有していても、いなくてもよい。
上記の通り、本発明のガスセンサ素子においては、ガス検知電極と対向電極とを有し、陰イオン交換膜がこれら電極に挟まれた状態で存在する。換言すれば、本発明のガスセンサ素子は、ガス検知電極、陰イオン交換膜及び対向電極がこの順に積層された接合体(以下、膜−電極接合体という場合がある)である。
当該ガス検知電極、陰イオン交換膜、及び対向電極からなる接合体の製造方法は特に限定されず、公知の如何なる方法によって製造してもよく、例えば、従来公知の陽イオン交換膜を用いたガスセンサの製造方法に準じて製造することができる。
より具体的には、陰イオン交換膜に、前述したような陰イオン交換樹脂と溶剤との溶液と、金属触媒担持粒子とを混合して得られるペースト状物を塗布、乾燥し、さらに必要に応じてホットプレスすることにより、あるいは同様のペースト状物をポリテトラフルオロエチレンやPETなどペースト調製に用いた溶媒に不溶な材質のフィルム上に塗布、乾燥させてシート状物を作成し、これを陰イオン交換膜とを接触させ、その状態でホットプレスすることにより、触媒電極を陰イオン交換膜に転写することによって容易に製造することができる。
また、陰イオン交換膜として、架橋型の陰イオン交換樹脂を主体とする陰イオン交換膜を用いた場合には、上記方法では、触媒電極と陰イオン交換膜との密着性(接合性)に劣る場合がある。そのような場合には以下のような方法で密着性に優れた膜−触媒電極接合体を容易に製造できる。即ち、前述の方法で製造した金属触媒担持粒子を溶剤に懸濁、得られた懸濁液をポリテトラフルオロエチレンやPETなどペースト調製に用いた溶媒に不溶なフィルム上に塗布、乾燥させて金属触媒担持粒子からなるシート状物を作成する。他方、前述したような基材に架橋型の重合体を形成する重合性単量体(または、重合性単量体の混合物)を浸透させたものを用意し、これの両面に上記金属触媒担持粒子からなるシート状物を接触させ、その状態で重合させる。これにより、金属触媒担持粒子で形成したシート状物中に浸透した重合性単量体、及び基材の有する孔内の重合性単量体とが一体化して重合した接合体が得られる。用いた重合性単量体が陰イオン交換性基を有さないものであった場合には、ついで、公知の方法で陰イオン交換性基を導入することにより膜−触媒電極接合体とできる。
上記のような製造方法で用いる重合性単量体は、最終的に陰イオン交換樹脂とできるものであれば特に限定されないが、代表的には、クロロメチルスチレン、ブロモメチルスチレン等の末端ハロゲン化アルキル基置換スチレン類;ビニルピリジン、ビニルイミダゾール等の含窒素重合性芳香族化合物類;等が挙げられる。これら重合性単量体を架橋型の重合体とするためには、公知の架橋剤、例えば、ジビニルベンゼン、ジビニルビフェニル、ジビニルスルホン、トリビニルベンゼン等の多官能性の重合性単量体を、重合性単量体類中、0.01〜20質量%程度配合しておけばよい。また必要に応じて、スチレン等の他の重合性単量体を配合したものを用いても良い。
これら重合性単量体を重合させた重合体に陰イオン交換性基を導入する方法も特に限定されず公知の方法に従って行えばよく、例えば、末端ハロゲン化アルキル基置換スチレン類を用いた場合には、第三級アミン化合物を反応させることにより第四級アンモニウム基を生じる。また、含窒素重合性芳香族化合物類を用いた場合には、ハロゲン化アルキルを反応させればよい。
また、重合方法も特に限定されるものではなく、公知の手法を適宜採用すれば良いが、代表的には、t−ブチルパーオキシエチルヘキサノエート、オクタノイルパーオキシド、ラウロイルパーオキシド、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、ベンゾイルパーオキシド等の有機過酸化物を、重合性単量体中に配合しておき適切な温度に加熱することによって重合させることができる。
本発明の電気化学式ガスセンサとして用いる膜−触媒電極接合体における、陰イオン交換膜、及びガス検知電極層、対向電極層の厚さは特に制限されるものではないが、一般的には、陰イオン交換膜部分の厚さが5〜150μm程度、ガス検知電極層、対向電極層の厚さはいずれにおいても0.1〜300μm程度である。
上記のような方法で得られる膜−触媒電極接合体は、そのままセンサ素子として用いても良いが、陰イオン交換基の対イオン(陰イオン)をヒドロキシイオンとして使用することが、より高感度のセンサを得るという観点から好ましい。対イオンをヒドロキシイオンとする方法は、公知の手法であれば何ら制限されないが、一般的にはアルカリ水溶液によって処理することにより容易に行うことができる。
本発明のガスセンサ素子は、ガス検知電極と対向電極とを、各種金属線等の電子導電性の物質で電気的に接続し、この両電極間に流れる電流量を測定するか、あるいは両電極間の電圧を測定すれば電気化学式ガスセンサとして使用できる。前述したように、発生する電子の量はガス濃度に依存するため、この電子の量を何らかの形で測定すれば、その値からガス濃度が算出できる。
上記本発明のガスセンサによって検知される対象ガス成分となる化合物としては、空気中への漏洩等によって、火災、爆発等の危険性や、その有する弊害性や独特の臭気等によって人間やその他生物等によって悪影響を与えたりする恐れのある気体状の化合物、もしくは、機械や装置類の正常運転を行う上で、対象ガス濃度の管理を行うことが必要な気体状の化合物であれば、特に限定されるものではないが、水素、一酸化炭素、炭化水素類、含カルボニル化合物類、アルコール類、アンモニア或いはアミン類、含硫黄化合物等の被酸化性ガスが挙げられる。当該炭化水素類としては、メタン、エタン、プロパン、エチレン、プロピレン、ベンゼン、スチレン等が例示される。含カルボニル化合物類を具体的に例示すると、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド等のアルデヒド類;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類;蟻酸、酢酸等のカルボン酸類等が挙げられる。またアルコール類としては、メタノール、エタノール等が挙げられる。アンモニア或いはアミン類としては、アンモニア、トリメチルアミン、トリエチルアミン等が挙げられる。含硫黄化合物としては硫化水素、メチルメルカプタン等が挙げられる。これら被酸化性ガスは、電極反応によって水、二酸化炭素、窒素、硫黄等の化合物へと酸化的に分解される。
本発明のガスセンサ素子を用いた電気化学式ガスセンサを使用する方法は特に制限されるものではなく、公知のガスセンサに準じて行えばよく、具体的にはガス検知電極に対して検知すべきガス種を含む空気等が接触するよう、他方の対向電極には上記ガス種を含む空気等が接触しないように配設すればよい。対向電極に検出すべきガス種を含む空気等が接触しないようにする方法は特に限定されないが、例えば、ある程度の量の、ガス種を含まない空気と共に密閉構造にしておく方法が挙げられる(図2参照)。
なお、本発明においては対向電極層からガス検知電極層へ、陰イオン交換膜を経由してヒドロキシイオンが移動する必要がある。通常、陰イオン交換膜は乾燥した状態ではイオン伝導性を有さないため、水あるいはその他のイオン伝導性を助ける物質が陰イオン交換膜及び触媒電極に含まれる陰イオン交換樹脂中に存在する必要がある。他方、一般的には、陰イオン交換膜/陰イオン交換樹脂は極めて親水性が高く、空気中に存在する水分を吸着しており、このような吸着水程度で充分なイオン伝導性を発現するため、別途、加水等を行う必要がない。さらに、微量ながら検知対象ガスが反応することによって生じる水も存在する。むろん必要に応じて、加湿あるいは吸水機構を別途設けても良い。
以下、実施例及び比較例をあげて本発明を説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。尚、実施例および比較例に示す特性は、以下の方法により測定した値を示す。
ガスセンサ特性評価
実施例および比較例で作製したガスセンサを、ガス導入口、槽内の内気循環用ファンを取付けた容量27リットル(幅、高さ、奥行とも300mm(内寸))のアクリル製測定槽中に設置し、電極端子にリード線を取付け、さらに、このリード線を電流値検出用のセンサ制御回路に接続した。次いで、測定槽内の空気を25℃、70%RHに調整した後、測定槽内の循環用ファンを起動した。測定槽内の対象ガス濃度を、5分毎に0ppm、50ppm、100ppm、300ppm、500ppm、0ppmとなるように変化させ、その濃度変化に対するセンサ出力を測定した。
長期保管後のガスセンサ特性評価
実施例および比較例で作製したガスセンサを、25℃、70%RHに制御した恒温恒湿槽で1ヶ月間保管した。保管後のガスセンサ特性を(1)の方法と同様に行い評価した。
実施例1
クロロメチル化ポリスチレンおよびクロロメチル化ポリスチレン−ポリイソプレン−クロロメチル化ポリスチレントリブロック共重合体を重量比で1:1となるよう混合し、さらにこの混合物が5重量%となるようにテトラヒドロフランに溶解した溶液と、E−TEK社製炭素担持銀触媒(商品名「C8−20」、炭素担体:バルカンXC−72、銀担持量:20重量%)とを樹脂固形分と炭素担持金属触媒が重量比で3対7となるように混合して混合物(懸濁液)を得た。ポリエチレン多孔質膜を母材とし、クロロメチルスチレン−ジビニルベンゼン共重合体にトリメチルアミンで4級アンモニウム基を導入した、陰イオン交換容量が2.4mmol/gで厚みが30μmである炭化水素系陰イオン交換膜の両面に、上記混合物をスクリーン印刷法によって塗布、乾燥し、膜−触媒電極接合体を作製した。さらに、得られた膜−触媒電極接合体を1mol/lの水酸化ナトリウム水溶液に1時間含浸して、陰イオン交換基の対イオンを塩化物イオンからヒドロキシイオンへと陰イオン交換し、陰イオン交換水での洗浄、乾燥によってヒドロキシイオン伝導性を有する膜−触媒電極接合体とした。次いで、得られた膜−触媒電極接合体を直径8mmの円形にカットし、これをガスセンサ素子として図2として断面模式図で示す構造の電気化学式ガスセンサを製造した。
即ち、上記膜−触媒電極接合体(ガスセンサ素子)を、厚みが200μmであり空孔率が80%のカーボンペーパーを直径7mmの円形にカットしたもの(8,9)で両側から挟み込んだ。さらにその両側に、リード線接続用の端子を有するステンレス製の集電用電極10,11を取付けた。この集電用電極の一方(10)には直径1mmのガス導入孔12が設けられている。さらにこれをリード線接続用端子が露出した状態(図示しない)になるよう、ラミネートフィルム13で挟み込み密閉した。ついで、ラミネートフィルムの一部を前記ガス導入孔12が外気に開放されるように取り除いた。
なお、このようにして得たガスセンサは、ガス導入孔12のある側の電極5がガス検知電極、陰イオン交換膜7を挟んで反対側にある電極6が対向電極となり、ガス検知電極では、ガス導入孔から流入する外気に含まれるガスが反応し、対向電極側では、上記方法で製造する過程でラミネートフィルムとガスセンサ素子に挟まれるかたちでその内部に封入された空気中の酸素が反応を起こす。
このガスセンサを用いて、前述した方法で一酸化炭素に対する検知特性を測定したところ、図3として示すように、濃度に比例した電圧値が得られた。さらに、このガスセンサの保存試験後の検知特性を測定したところ、初期と変わらない感度であった。
実施例2、3
実施例1における膜−触媒電極接合体の作成方法において、E−TEK社製炭素担持銀触媒(商品名「C8−20」)の替わりに、実施例2では、炭素担持鉄触媒(炭素担体:ケッチェンブラックEC、鉄担持量:32重量%)を、実施例3では、炭素担持ニッケル触媒(炭素担体:ケッチェンブラックEC、ニッケル担持量:32重量%)を用いて膜−触媒電極接合体を作成し、これを用いて実施例1に記載の方法と同様にして電気化学式ガスセンサを得た。
これを用いて、前述した方法でアンモニアガスに対する初期検知特性および保存試験後の検知特性を評価した。その結果、図4(実施例2)及び図5(実施例3)に示すように、初期および保存試験後のいずれにおいても濃度に比例した電圧値が得られ、保存後の感度の低下もほとんどなかった。
実施例4
実施例1における膜−触媒電極接合体の作成方法において、ガス検知電極側の触媒電極層で使用したE−TEK社製炭素担持銀触媒(商品名「C8−20」)の替わりに、田中貴金属工業製炭素担持白金触媒(商品名「TEC10E50E」、炭素担体:ケッチェンブラックEC、白金担持量:48重量%)を用いて膜−触媒電極接合体を作成したほかは、実施例1と同様の方法により一酸化炭素に対する検知特性を評価した。結果は図6に示したように、初期および保存試験後のいずれにおいても濃度に比例した電圧値が得られた。
比較例1
パーフルオロカーボン系陽イオン交換樹脂のNafion(登録商標)の5重量%溶液と、E−TEK社製炭素担持銀触媒(商品名「C8−20」)とを樹脂固形分と炭素担持金属触媒が重量比で3対7となるように混合して得た混合物(懸濁液)を、厚さ50μmのポリエチレンテレフタレート(以下、PET)フィルム上にスクリーン印刷によって塗布、乾燥し触媒電極層を形成した。次いで得られたPETフィルム上の触媒電極層をパーフルオロカーボン系陽イオン交換膜であるデュポン製Nafion(登録商標)117の両面に重ね合わせ、130℃で圧力5MPaの加圧下で3分間熱圧着することにより陽イオン交換膜上に前記触媒電極層を転写し、膜−触媒電極接合体を作成した。次いで、実施例1と同様の方法により評価した。結果を図7に示したが、製造初期は濃度に比例して、高い感度で検知できたが、保存試験後には極めて感度が低下してしまい初期値と大きく異なる値となってしまった。
比較例2、3
比較例1に記載の膜−触媒電極接合体の作成方法において、E−TEK社製炭素担持銀触媒(商品名「C8−20」)の替わりに、比較例2では、実施例2で用いた炭素担持鉄触媒を、比較例3では、実施例3で用いた炭素担持ニッケル触媒を用いて膜−触媒電極接合体を作成し、さらに、初期および保存試験後のセンサ特性評価における対象ガスを一酸化炭素の代わりにアンモニアガスに変更したほかは、実施例1と同様の方法により評価した。結果は図8(比較例2)及び図9(比較例3)に示したように、製造初期は濃度に比例して、高い感度で検知できたが、保存試験後には極めて感度が低下し、さらに、高濃度部分では濃度との相関がほとんどなくなってしまった。
図1は、本発明の電気化学式ガスセンサの動作原理を、一酸化炭素検知を例に示す概念図である。 図2は、本発明の電気化学式ガスセンサ用素子の代表的な実施形態の断面模式図である。 図3は、実施例1のガス濃度と応答電流の関係を示す図である。 図4は、実施例2のガス濃度と応答電流の関係を示す図である。 図5は、実施例3のガス濃度と応答電流の関係を示す図である。 図6は、実施例4のガス濃度と応答電流の関係を示す図である。 図7は、比較例1のガス濃度と応答電流の関係を示す図である。 図8は、比較例2のガス濃度と応答電流の関係を示す図である。 図9は、比較例3のガス濃度と応答電流の関係を示す図である。
1;ガス検知電極層
2;陰イオン交換膜
3;対向電極層
4;センサ制御部
5;ガス検知電極
6;対向電極
7;陰イオン交換膜
8;カーボンペーパー(ガス拡散電極)
9;カーボンペーパー
10,11;ステンレス板(集電電極)
12;ガス導入孔
13;ラミネートフィルム
以上

Claims (3)

  1. ガス検知電極と、対向電極と、これら電極に挟まれたイオン交換膜とからなるガスセンサ素子において、該ガス検知電極が金属触媒を担持した電子伝導性の粒子及び陰イオン交換樹脂とから形成されており、該イオン交換膜がヒドロキシイオン伝導性を有する陰イオン交換膜であることを特徴とするガスセンサ素子。
  2. 該金属触媒が、酸に対して不安定なものであることを特徴とする請求項1記載のガスセンサ素子。
  3. 請求項1又は2記載のガスセンサ素子を用いた電気化学式ガスセンサ。
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