JP4353756B2 - 水処理装置 - Google Patents

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本発明は、水処理装置に関し、特に、被処理水中に電極対を浸し、当該電極対を用いた電解反応により生じた化合物を被処理水に作用させる水処理装置に関する。
従来より、川や湖の富栄養化の原因の一つに、窒素化合物の存在があることは周知である。そして、従来から、生活排水や工場排水に対し、生物処理に代わって電解処理を行なうことにより、窒素化合物を効率良く除去するための技術が、特許文献1〜特許文献3等において開示されてきた。これらの特許文献には、電解処理において用いられる電極の材料を周期表の第Ib族または第Ib族を含む導電体とすることにより、また、被処理水にハロゲンイオンを含ませることにより、効率良く窒素酸化物を除去する技術が開示されている。
なお、被処理水に対する電解処理の際には、被処理水中に含まれる塩素から、アノード電極近傍において次亜塩素酸が生じる。そして、近年、このように生じた次亜塩素酸が、飲料水等の消毒に利用されている。
上記したような窒素酸化物の除去および次亜塩素酸の生成の元となる電解処理は、電極対が溶液に浸された状態で電力を与えられることにより実現される。
そして、従来の水処理装置では、電極対に与えられる電圧の値等を管理することにより、当該水処理装置の水処理能力を管理していた。
特開2002−248473公報 特開2002−248474公報 特開2003−53365公報
しかしながら、従来の水処理装置では、電極対に与えられる電圧の値を管理しただけでは、電極対によって行なわれる電解処理による水処理能力を管理するのは不充分であった。
本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、電極対によって行なわれる電解処理による水処理能力をより確実に管理することのできる水処理装置を提供することである。
本発明に従った水処理装置は、複数の電極からなる電極対と、被処理水および前記電極対を収容する電解槽と、前記電解槽に収容される被処理水の容量を一定にするための、定容量制御手段とを含み、前記電解槽は、一定の容量を有しかつ被処理水および前記電極対を収容する第1の収容部と、前記第1の収容部からオーバーフローした被処理水を収容する第2の収容部と、垂直方向に主面を有し、前記第1の収容部と前記第2の収容部を仕切る仕切り板とを備え、前記電解槽内に、前記仕切り板と一体的に構成され、前記電極対の下方に載置可能な受け皿をさらに含むことを特徴とする。
本発明に従うと、電解槽に収容される被処理水の容量が一定にされるため、電極対において被処理水に浸される表面積を一定にすることができる。
また、本発明の水処理装置では、前記定容量制御手段は、前記電解槽に導入される被処理水の流量を検出する導入量検出手段と、前記電解槽から当該電解槽外へ被処理水を排出するために当該電解槽から被処理水を送り出すポンプと、前記ポンプが被処理水を送り出す量を調整する送出量調整手段とを備え、前記送出量調整手段は、前記導入量検出手段の検出結果に基づいて、前記ポンプが被処理水を送り出す量を調整することが好ましい。
また、本発明の水処理装置では、前記定容量制御手段は、前記電解槽に導入される被処理水の流量を検出する導入量検出手段と、前記電解槽から当該電解槽外へ被処理水を排出するための排出口と、前記排出口の開閉の度合いを変化させるための電動弁と、前記電動弁による前記排出口の開閉の度合いを調整する開閉調整手段とを備え、前記開閉調整手段は、前記導入量検出手段の検出結果に基づいて、前記電動弁による前記排出口の開閉の度合いを調整することが好ましい。
また、本発明の水処理装置では、前記定容量制御手段は、前記電解槽の水位を検出する水位検出手段と、前記電解槽から当該電解槽外へ被処理水を排出するために当該電解槽から被処理水を送り出すポンプと、前記ポンプが被処理水を送り出す量を調整する送出量調整手段とを備え、前記送出量調整手段は、前記水位検出手段の検出結果に基づいて、前記ポンプが被処理水を送り出す量を調整することが好ましい。
また、本発明の水処理装置では、前記定容量制御手段は、前記電解槽の水位を検出する水位検出手段と、前記電解槽から当該電解槽外へ被処理水を排出するための排出口と、前記排出口の開閉の度合いを変化させるための電動弁と、前記電動弁による前記排出口の開閉の度合いを調整する開閉調整手段とを備え、前記開閉調整手段は、前記水位検出手段の検出結果に基づいて、前記ポンプが被処理水を送り出す量を調整することが好ましい。
また、本発明の水処理装置では、前記送出量調整手段または前記開閉調整手段は、前記水位検出手段が検出した単位時間あたりの前記電解槽の水位の変化量に基づいて、当該電解槽から排出する被処理水の量を調整することが好ましい。
また、本発明の水処理装置は、前記電解槽に単位時間あたりに導入される被処理水の量、または、前記電解槽から単位時間あたりに排出される被処理水の量を検出する流量検出手段と、前記流量検出手段の検出する被処理水の量が多くなるほど前記電極対を構成する複数の電極間に流れる電流値が大きくなるように、当該電極対に供給される電力量を制御する、電力量制御手段とをさらに含むことが好ましい。
また、本発明の水処理装置は、前記電解槽に、被処理水内に塩化物イオンを与える薬剤を供給する薬剤供給手段と、前記流量検出手段の検出する被処理水の量が多くなるほど、前記薬剤供給手段によって供給される前記薬剤の量が多くなるよう、前記薬剤供給手段による前記薬剤の供給量を制御する供給量制御手段とをさらに含むことが好ましい。
また、本発明の水処理装置は、前記電解槽の前記電極対の下方に、当該電解槽を開閉するバルブをさらに含み、前記バルブが開状態とされることにより、前記電解槽の内容物が水処理装置外へ導かれることが好ましい。
本発明によると、電極対において被処理水に浸される表面積を一定にすることができる。なお、電極対による電解反応によって化合物が生成される場合、電極対において被処理水に浸される表面積は、当該生成される化合物の量を左右する要因に含まれる。したがって、電極対において被処理水に浸される表面積を一定にされることにより、当該電極対によって行なわれる電解処理による水処理能力をより確実に管理することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を説明する。
図1に、本発明の水処理装置の一実施の形態を含む、水処理システムの機能的な構成を模式的に示す。
水処理システムは、家庭や工場から流出されてきた廃液が1次処理されて収容される沈殿槽11と、沈殿槽11内の溶液(被処理水)を処理する水処理装置と、水処理装置において処理された後の被処理水を貯蔵する貯蔵槽30とを含む。図1において、矢印は、沈殿槽11内の被処理水が流される方向を示している。
沈殿槽11と電解槽10とは、管101で接続されている。管101上には、沈殿槽11側から、ポンプ12、バルブ13、フィルタ14、流量計15、および、電動弁16が取付けられている。ポンプ12は、沈殿槽11内の被処理水を電解槽10へ送るためのものであり、フィルタ14は、沈殿槽11内の固形物が電解槽10へ流入するのを回避するたものものであり、流量計15は、管101内の被処理水の流量を検出するものであり、バルブ13および電動弁16は、沈殿槽11から電解槽10への被処理水の導入を調整するためのものである。
電解槽10内には、アノード電極となる電極およびカソード電極となる電極を含む電極対2が、被処理水に浸るように、設置されている。電極対2は、一対のアノード電極およびカソード電極から構成されていても良いし、複数対のアノード電極およびカソード電極から構成されていても良い。
電解槽10内には、仕切り板10Xが設置されている。電解槽10内は、仕切り板10Xにより、第1の収容部10Aと第2の収容部10Bに区切られている。仕切り板10Xは、垂直方向に主面を有する、垂直方向に延びる板体である。電解槽10内において、仕切り板10Xは、予め定められた所定の位置に固定されている。これにより、電解槽10において、第1の収容部10Aおよび第2の収容部10Bの容量は、常に、一定のものとされている。
沈殿槽11から送られてきた被処理水は、まず、第1の収容部10Aに収容される。電極対2は、第1の収容部10A内に設置されている。そして、送られてきた被処理水が第1の収容部10Aの容量を越えると、被処理水は、仕切り板10Xを越えて、第2の収容部10Bへと送られる。このように、電解槽10に仕切り板10Xが備えられることにより、電解槽10に、電極対2を収容する第1の収容部10Aの容量以上の被処理水が送られた場合でも、当該第1の収容部10A内の水位を一定にすることができる。第1の収容部10A内の水位を一定にできることにより、電極対2が被処理水に浸る面積を一定にすることができる。
第1の収容部10Aの底面には管104が接続され、第2の収容部10Bの底面には管105が接続されている。管104および管105は、管106に接続されている。また、管105は、管107に接続されている。さらに、管104にはバルブ32が取付けられ、管106上の、管104との接続位置と管105との接続位置との間にはバルブ33が取付けられている。
第1の収容部10A内の被処理水および沈殿物は、管104および管106を介して、水処理装置外のドレン(drain)へと廃棄される。また、第2の収容部10B内の被処理水および沈殿物は、管105および管106を介して、水処理装置外のドレンへと廃棄される。なお、管107上には、ポンプ20が取付けられている。バルブ32およびバルブ33が開状態とされると、第1の収容部10A内の被処理水は、ポンプ20によって、貯蔵槽30へと送られる。
電解槽10から万が一被処理水が溢れ出た場合、水処理装置外へ漏れないように、電解槽10の外周部には、水受け部10Wが設けられている。つまり、当該溢れ出た被処理水は、水受け部10Wで受止められられる。そして、当該水受け部10Wで受止められた被処理水は、管103を介して、ドレンへと導かれる。管103上には、バルブ31が取付けられている。水処理装置の稼働時には、バルブ31は開状態とされ、管103を介して被処理水がドレンへ導かれるようにされている。なお、水処理装置のメンテナンス時等には、電解槽10内の被処理水をドレンへと排水するために、バルブ32,33が開状態とされるが、この場合、管103内の被処理水が水受け部10Wへと逆流しないように、バルブ31は閉状態とされる。
管107上には、さらに、流量計21、電動弁22、および、逆止弁23が取付けられている。管107の下流側は、管108と管109に分岐している。管108および管109の下流側は、管110に接続され、管110の下流側には、貯蔵槽30が設置されている。
管108上には、ストレーナ24、定流量弁25、電磁弁26、バルブ27、および、残留塩素センサ28が取付けられている。これにより、管108に送られた被処理水は、ストレーナ24でろ過され、定流量弁25で流量を調節され、電動弁26およびバルブ27を経て、残留塩素センサ28に導かれた後、管110へと送れられる。一方、管109には、バルブ29が取付けられている。
また、本実施の形態の水処理装置は、電解槽10の第1の収容部10Aに、塩化ナトリウムのように、被処理水に塩化物イオンを与える薬剤(化合物)を供給するための薬剤槽17を含む。薬剤槽17は、管102を介して、電解槽10と接続されている。管102には、ポンプ18が取付けられている。ポンプ18は、電解槽17内の薬剤を、電解槽10へと送るためのものである。なお、薬剤槽17から供給されるべきもの他の例としては、次亜塩素酸ナトリウムや、電解式次亜塩素酸溶液を挙げることができる。
なお、図1に示された水処理装置には、各種ポンプや電動弁の動作を制御したり、電極対2への通電を制御する制御装置が備えられているが、図1では、図示を省略している。
ここで、電解槽10で、電極対2に通電されることによって予測される化学反応について説明する。
電解槽10内の被処理水中では、塩化ナトリウム等を添加されることにより、以下の式(1),(2)の平衡が成り立っている。
O ⇔ H+OH (1)
NaCl ⇔ Na+Cl (2)
また、電極対2のアノード電極近傍では、式(3)〜(5)に示すように、水の電気分解により酸素ガスが発生し、塩化物イオンは塩素ガスとなり、塩素ガスの一部は水和して次亜塩素酸となる。
2HO ⇔ O↑+4H+4e (3)
2Cl ⇔ Cl↑+2e (4)
Cl+HO ⇔ H+Cl+HClO (5)
そして、電極対2のカソード電極近傍では、式(6),(7)に示すように、水の電気分解により水素ガスが発生し、アノード電極で生じたナトリウムイオンが水酸化物イオンと反応して水酸化ナトリウムが生成される。
2HO+2e ⇔ H↑+2OH (6)
Na+OH ⇔ NaOH (7)
これにより、カソード電極近傍では、水酸化ナトリウムが生成されて、被処理水がアルカリ性となる。
そして、電解槽10内に導入された被処理水中の硝酸イオンは、カソード電極表面で、亜硝酸イオンを経て(式(8)参照)、アンモニアに還元される(式(9)参照)。
NO +HO+2e ⇔ NO +2OH (8)
NO +5HO+6e ⇔ NH+7OH (9)
そして、上記の式(5)に従って生じた次亜塩素酸と、上記の式(9)に従って生じたアンモニアとが、次に示す式(10)に従って反応することにより、窒素ガスが生じる。
2/3NH+HClO → 1/3N↑+HCl+HO (10)
なお、上記したような一連の電解反応において、早期に塩化物イオンが電解槽10内に存在すると、上記の式(8)に従って生じた亜硝酸イオンが、上記の式(5)に従って生じた次亜塩素酸によって硝酸イオンに酸化されてしまう。つまり、上記の式(8)の逆反応が起こってしまう。
このため、本実施の形態では、電解槽10への塩化物イオンを提供する化合物(塩化ナトリウム)の投入は、電解開始から所定時間経過後とされている。また、このように塩化物イオンを提供する化合物の投入を遅らせることは、特に、電解槽10に導入された被処理水中にクロム、鉛、モリブデン、バナジウム等の、次亜塩素酸に容易に酸化されて酸化物を形成する元素が含まれるときに有効である。このような元素の次亜塩素酸による酸化は、上記の式(10)のアンモニアの次亜塩素酸による酸化よりも反応速度がかなり速いため、上記の式(8)で生じた亜硝酸イオンが、上記の式(8)〜(10)の律速反応である式(9)で消費される前に、式(8)の逆反応で硝酸イオンへと酸化されるためである。さらに、このような元素の酸化物はカソード電極4上で還元されるために、当該元素の酸化還元が電解槽10内でサイクリックで起こり、処理水中の当該元素が微量であっても次亜塩素酸は当該元素によって消費されるためである。
次に、図1に示された水処理装置における、上記した制御装置の、各種ポンプや電動弁の動作の制御、および、電極対2への通電の制御について説明する。図2は、当該制御装置が、電解槽10内の被処理水に対して電解処理を実行させるための、電解制御処理のフローチャートである。
図2を参照して、制御装置では、S1で、ユーザから、当該水処理装置に水処理をさせるための設定がONされているか、つまり、ユーザから水処理をするよう設定されているか否かを判断する。そして、そのように設定されていると判断するとS2以降の処理を実行する。一方、そのように設定されていないと判断すると、S8で、電極対2への通電を停止させる等、水処理装置において種々の要素の動作を停止させるよう、当該水処理装置のシステム管理処理を実行した後、S1に処理を戻す。
一方、S2では、制御装置は、水処理装置において水処理を実行するためのシステム管理処理を実行する。S2におけるシステム管理処理には、具体的には、たとえば、ポンプ12を駆動させることによる沈殿槽11から電解槽10への被処理水の導入、および、電極対2への通電が含まれる。
次に、S3で、制御装置は、流量計15の検出結果をチェックすることにより、電解槽10へ送られる被処理水の流量をチェックする。
次に、S4で、制御装置は、S3においてチェックした流量に基づいて、電解槽10から被処理水を貯蔵槽30へ送るポンプ20の、吐出流速を決定する。具体的には、制御装置は、電解槽10へ送られる被処理水の流量が多くなると、吐出流速を高くする。これにより、本実施の形態の水処理装置は、電解槽10へ流入する被処理水の量と流出する被処理水の量とを同量とすることができるため、電解槽10に収容される被処理水の量を一定とすることができる。
次に、S5で、制御装置は、S3においてチェックした流量に基づいて、電極対2のアノード電極とカソード電極との間に流す電流値を決定する。具体的には、制御装置は、電解槽10へ送られる被処理水の流量が多くなると、電極間に流す電流値が高くなるように、当該電流値を決定する。これにより、本実施の形態の水処理装置では、単位時間あたりに電解槽10を通過する被処理水の量が増えることに応じて、電極間に流す電流値を高くすることにより電極対2による電解処理能力を向上させることができる。つまり、水処理装置は、処理すべき被処理水の量が多くなっても、単位量あたりの被処理水に対して一定の電解処理を施すことができる。
次に、S6で、制御装置は、S3においてチェックした流量に基づいて、薬剤槽17から電解槽10への薬剤の投入量を決定する。具体的には、制御装置は、電解槽10へ送られる被処理水の流量が多くなると、薬剤の投入量を、多くなるように、決定する。これにより、水処理装置は、単位時間あたりに電解槽10を通過する被処理水の量が増えることに応じて、電解槽10への薬剤の投入量を増加させることが可能となる。つまり、水処理装置は、処理すべき被処理水の量が多くなっても、それに応じた量の塩化物イオンを被処理水に供給できる。
次に、S7で、制御装置は、S4〜S6で決定した量および値に基づいて、水処理システムに対して、ポンプ20の吐出流速、電極対2への電力の供給態様、および、ポンプ18の吐出流速を変更させる、システム調整処理を実行して、S1に処理を戻す。
以上説明した本実施の形態の水処理装置では、電解槽10に導入される被処理水の量に基づいて、電解槽10から排出される被処理水の量、電極対2の電極間に流される電流値、および、薬剤槽17からの薬剤の投入量が制御される。
なお、本実施の形態の水処理装置は、ポンプ20の吐出流速を制御することにより、電解槽10から排出される被処理水の量を制御していたが、これに限らず、電解槽10よりも下流側に取付けられている電動弁22の開閉度合いを制御することによって電解槽10から排出される被処理水の量を制御しても良い。この場合には、図2に示された処理は、S4で、ポンプ20の吐出流速が決定される代わりに、電動弁22の開閉度合いが決定される。
また、本実施の形態の水処理装置は、電解槽10に導入される被処理水の量の代わりに、水位センサで電解槽10内の被処理水の量を検出し、当該水位センサの検出出力に基づいて、電解槽10から排出される被処理水の量、電極対2の電極間に流される電流値、および、薬剤槽17からの薬剤の投入量が制御されても良い。このような水処理装置の変形例を含む水処理システムの構成を、図3に模式的に示す。
図3に示された水処理装置は、図1に示した水処理装置と比較して、流量計15の代わりに、電解槽10の第2の収容部10B内に、水位センサ19を備えている。図3に示された水処理装置では、制御装置は、当該水位センサ19の検出出力に基づいて、ポンプ20の吐出流速、電極対2のアノード電極とカソード電極との間に流す電流値、および、薬剤槽17から電解槽10への薬剤の投入量を決定する。具体的には、水位センサ19の検出する、電解槽10における単位時間あたりの水位量の変化に基づいて、上記の各量または値を決定する。
図1に示した水処理装置のさらなる変形例の構造を、図4に、模式的に示す。
図4に示された水処理装置は、流量計15と水位センサ19の双方を備え、電解槽10に導入される被処理水をこれらの双方の検出出力に基づいて、認識することができる。なお、図4に示された水処理装置では、電極対2の下方に受け皿10Yが備えられている。受け皿10Yは、電解処理において、電極対2のアノード電極側に発生すると考えられる付着物を集めるために設置されている。
受け皿10Yは、電解槽10に対して着脱可能に設置されている。これにより、電解槽10のメンテナンスの際等に、受け皿10Yは、電解槽10の外部に出され、集めた付着物を電解槽10外へ効率良く廃棄することができる。なお、受け皿10Yは、垂直方向に延びる仕切り板10Xと一体的に構成されることが好ましい。これにより、メンテナンスがなされる際、受け皿10Yよりも水面に近い位置に存在する仕切り板10Xを持たれることによって、受け皿10Yが、電解槽10から取り出されることが可能となる。これにより、メンテナンス作業が容易になる。
以上説明した本実施の形態の水処理装置およびその変形例の水処理装置は、電解槽を含み、そして、当該電解槽に導入される被処理水の量または当該電解槽内の被処理水の水位(の変化)に基づいて、当該電解槽から排出される被処理水の量、当該電解槽内の電極対の電極間に流される電流値、および、当該電解槽への薬剤(被処理水内に塩化物イオンを供給するもの)の投入量が制御される。次に、このような水処理装置の具体的な構成例について説明する。
図5は、本発明に従った水処理装置の一例の側面図である。
図5に示された水処理装置は、筐体50を備えている。図6に、図5に示された水処理装置の後面図を示す。また、図7に、図5のVII−VII線に沿う矢視断面図を示す。
筐体50は、その前面に、前面板58を備えている。また、筐体50は、内部に、板体59を備え、当該板体59により、第1の空間56と第2の空間57の2つの空間に、上下方向で2分されている。
第1の空間56の側面は、側面板55で覆われている。第1の空間56内には、電解槽60が収容されている。電解槽60内には、複数の電極対70が収容されている。電解槽60の底部には、管53が接続されている。管53には、バルブ53Aが取付けられている。電解槽60の底部に溜まった不純物等は、バルブ53Aが開かれることにより、電解槽60外へと導かれる。電解槽60は、管50Aを介して、排気用ファン51に接続されている。これにより、電解槽60内で発生した気体は、排気用ファン51により、筐体50外へ導かれる。
第2の空間57は、複数のポンプ61〜68を収容している。電解槽60内で電解処理を施された被処理水は、管52を介して、管80に導かれる。管80内に導かれた被処理水は、図示せぬ配管によりポンプ61〜68のそれぞれと接続されている。管80は、吐出口81〜88を備えている。
ポンプ61が駆動されることにより、管80内の被処理水が、吐出口81に接続された配管を介して、外部へ送り出される。また、ポンプ62が駆動されることにより、管80内の被処理水が、吐出口82に接続された配管を介して、外部へ送り出される。また、ポンプ63が駆動されることにより、管80内の被処理水が、吐出口83に接続された配管を介して、外部へ送り出される。また、ポンプ64が駆動されることにより、管80内の被処理水が、吐出口84に接続された配管を介して、外部へ送り出される。また、ポンプ65が駆動されることにより、管80内の被処理水が、吐出口85に接続された配管を介して、外部へ送り出される。また、ポンプ66が駆動されることにより、管80内の被処理水が、吐出口86に接続された配管を介して、外部へ送り出される。また、ポンプ67が駆動されることにより、管80内の被処理水が、吐出口87に接続された配管を介して、外部へ送り出される。また、ポンプ68が駆動されることにより、管80内の被処理水が、吐出口88に接続された配管を介して、外部へ送り出される。
つまり、図5〜図7に示された水処理装置では、電解槽60と、当該電解槽60において電解処理を施された被処理水を種々の装置に送り出すためのポンプ61〜68が、1つの筐体(筐体50)内に収容され、ユニット化されている。これにより、水処理装置が、電解槽60において電解処理された被処理水を複数の装置に供給する場合でも、当該水処理装置をコンパクトに構成することができる。
また、図5〜図7に示された水処理装置では、ポンプ61〜68が、電解槽60よりも下方に設置されていることにより、ポンプ61〜68におけるエア噛みを回避できる。
また、図5〜図7に示された水処理装置では、8個のポンプ61〜68を用い、吐出口81〜88を介して最大8個の装置に対して被処理水を供給することができるが、吐出口81〜88のすべてに装置を接続する必要はない。ポンプ61〜68の中で、吐出口81〜88の中の外部の装置と接続されていない吐出口に対応するポンプを駆動させなければ、被処理水を供給する装置の数を適宜変更できる。
次に、本発明に従った、別の水処理装置の具体的な構成を説明する。図8は、本発明に従った別の水処理装置の側面図である。また、図9に、図8に示された水処理装置の正面図を、図10に、図8に示された水処理装置の上面図を、それぞれ示す。
図8〜図10を参照して、水処理装置は、当該水処理装置の外郭を覆う筐体90を備えている。筐体90の内部は、上下に分割されている。具体的には、上部には電解槽91が形成され、下部には電解槽91で電解処理された被処理水を貯蔵する貯蔵槽92が形成されている。
電解槽91内には、端子98に接続された電極対99が、複数、配置されている。また、電解槽91の底部には、管95が接続されている。管95には、図示せぬバルブが取付けられており、電解槽60の底部に溜まった不純物等は、当該バルブが開かれることにより、電解槽91外へと導かれる。電解槽60には、吸気管93および排気管94が接続されている。電解槽91内で発生した気体は、排気管94を介して、筐体90外へ導かれる。
電解槽91内で電解処理を施された被処理水は、貯蔵槽92に導かれる。具体的には、電解槽91と貯蔵槽92との間には図示せぬ仕切り板が設けられており、電解槽91内の被処理水は、当該仕切り板を越えてオーバフローすることにより、貯蔵槽92へと導かれる。
貯蔵槽92内の被処理水は、管96を介して、種々の装置へと送られる。
特に図10を参照して、各電極対99は、電極99A〜99Eの5枚の電極から構成されている。電極99A〜99Eは、順に、カソード電極、アノード電極、カソード電極、アノード電極、カソード電極となるように、つまり、両端がカソード電極となるように、並べられている。
以上説明した、本発明に従った種々の水処理装置は、上記した式(1)〜(10)に従って被処理水内の窒素酸化物を除去するために用いられても良いし、また、式(5)に従って生成される次亜塩素酸を消毒用に供給するために用いられても良い。
また、式(4)で使用される塩化物イオンは、薬剤槽から供給されるものであっても良いし、被処理水として利用される水道水中に含まれているものであっても良い。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
水処理装置の一実施の形態を含む、水処理システムの機能的な構成を模式的に示す図である。 図1の水処理装置の制御装置が、電解槽内の被処理水に対して電解処理を実行させるための、電解制御処理のフローチャートである。 図1の水処理装置の変形例を含む水処理システムの機能的な構成を、模式的に示す図である。 図1の水処理装置のさらなる変形例を含む水処理システムの機能的な構成を、模式的に示す図である。 本実施の形態の水処理装置の具体的な構成を示す側面図である。 図5に示された水処理装置の後面図である。 図5のVII−VII線に沿う矢視断面図である。 本実施の形態の別の水処理装置の具体的な構成を示す側面図である。 図8に示された水処理装置の正面図である。 図8に示された水処理装置の上面図である。
符号の説明
2,70,99 電極対、10,60,91 電解槽、10A 第1の収容部、10B 第2の収容部、10X 仕切り板、11 沈殿槽、12,18,20,61〜68 ポンプ、13,31〜33,27,29,53A バルブ、15,21 流量計、16,22,26 電動弁、17 薬剤槽、19 水位センサ、30,92 貯蔵槽、50,90 筐体。

Claims (9)

  1. 複数の電極からなる電極対と、
    被処理水および前記電極対を収容する電解槽と、
    前記電解槽に収容される被処理水の容量を一定にするための、定容量制御手段とを含み、
    前記電解槽は、
    一定の容量を有しかつ被処理水および前記電極対を収容する第1の収容部と、
    前記第1の収容部からオーバーフローした被処理水を収容する第2の収容部と、
    垂直方向に主面を有し、前記第1の収容部と前記第2の収容部を仕切る仕切り板とを備え、
    前記電解槽内に、前記仕切り板と一体的に構成され、前記電極対の下方に載置可能な受け皿をさらに含む、水処理装置。
  2. 前記定容量制御手段は、前記電解槽に導入される被処理水の流量を検出する導入量検出手段と、前記電解槽から当該電解槽外へ被処理水を排出するために当該電解槽から被処理水を送り出すポンプと、前記ポンプが被処理水を送り出す量を調整する送出量調整手段とを備え、
    前記送出量調整手段は、前記導入量検出手段の検出結果に基づいて、前記ポンプが被処理水を送り出す量を調整する、請求項1に記載の水処理装置。
  3. 前記定容量制御手段は、前記電解槽に導入される被処理水の流量を検出する導入量検出手段と、前記電解槽から当該電解槽外へ被処理水を排出するための排出口と、前記排出口の開閉の度合いを変化させるための電動弁と、前記電動弁による前記排出口の開閉の度合いを調整する開閉調整手段とを備え、
    前記開閉調整手段は、前記導入量検出手段の検出結果に基づいて、前記電動弁による前記排出口の開閉の度合いを調整する、請求項1に記載の水処理装置。
  4. 前記定容量制御手段は、前記電解槽の水位を検出する水位検出手段と、前記電解槽から当該電解槽外へ被処理水を排出するために当該電解槽から被処理水を送り出すポンプと、 前記ポンプが被処理水を送り出す量を調整する送出量調整手段とを備え、
    前記送出量調整手段は、前記水位検出手段の検出結果に基づいて、前記ポンプが被処理水を送り出す量を調整する、請求項1に記載の水処理装置。
  5. 前記定容量制御手段は、前記電解槽の水位を検出する水位検出手段と、前記電解槽から当該電解槽外へ被処理水を排出するための排出口と、前記排出口の開閉の度合いを変化させるための電動弁と、前記電動弁による前記排出口の開閉の度合いを調整する開閉調整手段とを備え、
    前記開閉調整手段は、前記水位検出手段の検出結果に基づいて、前記ポンプが被処理水を送り出す量を調整する、請求項1に記載の水処理装置。
  6. 前記送出量調整手段または前記開閉調整手段は、前記水位検出手段が検出した単位時間あたりの前記電解槽の水位の変化量に基づいて、当該電解槽から排出する被処理水の量を調整する、請求項4または請求項5に記載の水処理装置。
  7. 前記電解槽に単位時間あたりに導入される被処理水の量、または、前記電解槽から単位時間あたりに排出される被処理水の量を検出する流量検出手段と、
    前記流量検出手段の検出する被処理水の量が多くなるほど前記電極対を構成する複数の電極間に流れる電流値が大きくなるように、当該電極対に供給される電力量を制御する、電力量制御手段とをさらに含む、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の水処理装置。
  8. 前記電解槽に、被処理水内に塩化物イオンを与える薬剤を供給する薬剤供給手段と、
    前記流量検出手段の検出する被処理水の量が多くなるほど、前記薬剤供給手段によって供給される前記薬剤の量が多くなるよう、前記薬剤供給手段による前記薬剤の供給量を制御する供給量制御手段とをさらに含む、請求項7に記載の水処理装置。
  9. 前記電解槽の前記電極対の下方に、当該電解槽を開閉するバルブをさらに含み、
    前記バルブが開状態とされることにより、前記電解槽の内容物が水処理装置外へ導かれる、請求項1〜請求項のいずれかに記載の水処理装置。
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