JP4349862B2 - 水処理装置 - Google Patents

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本発明は、水処理装置に関し、特に、被処理水中の窒素化合物を除去する水処理装置に関する。
従来より、川や湖の富栄養化の原因の一つに、窒素化合物の存在があることは周知である。
そして、従来から、生活排水や工場排水に対し、生物処理に代わって電解処理を行なうことにより、窒素化合物を効率良く除去するための技術が、特許文献1〜特許文献3等において開示されてきた。これらの特許文献には、電解処理において用いられる電極の材料を周期表の第Ib族または第Ib族を含む導電体とすることにより、また、被処理水にハロゲンイオンを含ませることにより、効率良く窒素酸化物を除去する技術が開示されている。
特開2002−248473公報 特開2002−248474公報 特開2003−53365公報
しかしながら、従来の水処理装置では、電解処理は、被処理水を、当該被処理水の循環経路内に設置された電解槽内に閉じ込めることにより、行なわれていた。このことから、電解槽の前後に設けられていたバルブは、電解槽で電解処理の対象となる被処理水の入替えの度に、開閉動作を行なっていた。このことから、多くの被処理水が処理されるようになると、バルブの開閉の回数が上昇し、バルブの寿命が短くなることが考えられた。
水処理装置において、バルブ等の構成要素の長寿命化は、常に、切望されていることである。
なお、バルブの長寿命化のために、単に電解槽を大きくしたのでは、バルブの開閉の回数の削減によりバルブの長寿命化は可能であるが、その一方で、電解槽内において、電極から離れたところに位置する被処理水の割合が増加し、電解槽における被処理水に対しての電解処理が不十分となる可能性が考えられる。
本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、電解槽において被処理水に対して確実に電解処理を行ないつつ、電解槽に対する被処理水の導入および排出に用いられる装置の動作回数を削減することができる水処理装置を提供することである。
本発明のある局面に従った水処理装置は、窒素化合物を含む被処理水を処理するための水処理装置であって、被処理水に対して電解を行なうための電極と、被処理水および前記電極を収容する電解槽と、前記電解槽に連結され、被処理水を収容する収容部と、前記電解槽と収容部との間で被処理水を循環させるための循環手段とを含むことを特徴とする。
本発明のある局面に従うと、電解槽で被処理水に対して電解処理を行ないながら、当該被処理水を電解槽と収容部との間で循環させることができる。なお、電解槽と収容部との間には、被処理水を循環させるため、バルブ等の被処理水を循環路を開閉するための部材は必要ない。したがって、電解槽における電解処理の対象となる被処理水の量を多くしつつ、当該電解処理の対象となる被処理水を電解槽と収容部とに分けて位置させることにより、電解槽に送られた被処理水に対しては確実に電解処理を行なうことができる。
また、本発明の水処理装置は、前記収容部または前記電解槽内の被処理水のpHを検出するpH検出手段と、前記pH検出手段の検出するpH値に基づいて、前記電解槽における電解処理についての動作を制御する制御手段とをさらに含む。
また、本発明の水処理装置では、前記制御手段が制御する前記電解処理についての動作は、前記電極に流す電流値の制御であることが好ましい。
また、本発明の水処理装置では、前記収容部は、前記電解槽との間で被処理水の循環が可能な複数の槽を備え、前記電解槽と、前記複数の槽との間で被処理水の循環を可能とするよう、当該被処理水の循環経路を形成する循環経路形成手段と、前記循環経路形成手段に対して、前記複数の槽のいずれかが、前記電解槽との間で被処理水の循環が可能となるかを調整する調整手段とをさらに含むことが好ましい。
これにより、電解槽において確実に被処理水に対する電解処理を行ないながら、より効果的に電解槽における電解処理の対象となる被処理水の量を多くすることができる。
また、本発明の水処理装置は、前記収容部に被処理水を導入するための導入手段をさらに含み、前記導入手段は、前記複数の槽の中の或る槽への被処理水の導入を、前記複数の槽の他の槽と前記電解槽との間での被処理水の循環が終了するまでに、完了させることが好ましい。
これにより、電解槽と複数の槽のいずれかの槽との間で被処理水の循環が行なわれる場合であって、複数の槽の中で、電解槽と被処理水の循環を行なう槽を変更する場合であっても、速やかに、当該変更が可能となる。
本発明によると、電解槽において被処理水に対して確実に電解処理を行ないつつ、電解槽に対する被処理水の導入および排出に用いられる装置の動作回数を削減することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の水処理装置の一実施の形態の構成を模式的に示す図である。
水処理装置は、家庭や工場から流出されてきた廃液(被処理水)を収容する貯留循環槽2および電解槽1、当該システムに電力を供給する電源5、ならびに、当該システム内の部材の種々の動作を制御するための制御盤6を含む。
貯留循環槽2へは、バルブ14を介して、被処理水を導入される。バルブ14は、モータ13が駆動されることにより開閉する。モータ13の駆動は、制御盤6により制御される。貯留循環槽2には、pHセンサ7が設置されており、また、被処理水を貯留循環槽2外へ排出するための排出口2X,2Yが形成されている。排出口2Xにはバルブ16が取付けられている。バルブ16は、モータ15が駆動されることにより開閉する。モータ15の駆動は、制御盤6により制御される。排出口2Yには管110が接続され、管110の中ほどにはポンプ11が接続されている。ポンプ11は、矢印W1方向に、つまり、管110を介して貯留循環槽2から電解槽1へ、被処理水を送る。ポンプ11の駆動は、制御盤6により制御される。
電解槽1内には、被処理水に浸されるように、電極3,4が設置されている。電極3,4は、当該被処理水に対して電解処理を行なうために設置されている。電極3,4は、電源5から電力を供給され、電源5による電力の供給は制御盤6により制御される。電解槽1には、被処理水を電解槽1外へ排出するための排出口1X,1Yが形成されている。排出口1Xにはバルブ18が取付けられている。バルブ18は、モータ17が駆動されることにより開閉する。モータ17の駆動は、制御盤6により制御される。排出口1Yには管120が接続され、管120の中ほどにはポンプ12が接続されている。ポンプ12は、矢印W2方向に、つまり、管120を介して電解槽1から貯留循環槽2へ、被処理水を送る。ポンプ12の駆動は、制御盤6により制御される。
図1に示された水処理装置では、貯留循環槽2と電解槽1に被処理水が導入された後、バルブ14が閉じられ、導入された被処理水は、貯留循環槽2と電解槽1との間を循環されつつ、電解槽1で、電極3,4により電解処理を施される。電極3,4は、いずれか一方がアノード電極であり、他方がカソード電極である。
電解処理が施されることにより、被処理水中のアノード電極近傍では、式(1)〜(3)に示すように、水の電気分解により酸素ガスが発生し、塩化物イオンは塩素ガスとなり、塩素ガスの一部は水和して次亜塩素酸となる。
2HO ⇔ O↑+4H+4e (1)
2Cl ⇔ Cl↑+2e (2)
Cl+HO ⇔ H+Cl+HClO (3)
また、被処理水中のカソード電極近傍では、式(4)に示すように、水の電気分解により水素ガスが発生する。
2HO+2e ⇔ H↑+2OH (4)
そして、電解槽1内に導入された被処理水中の硝酸イオンは、カソード電極表面で、亜硝酸イオンを経て(式(5)参照)、アンモニアに還元される(式(6)参照)。
NO +HO+2e ⇔ NO +2OH (5)
NO +5HO+6e ⇔ NH+7OH (6)
そして、上記の式(3)に従って生じた次亜塩素酸と、上記の式(6)に従って生じたアンモニアとが、次に示す式(7)に従って反応することにより、窒素ガスが生じる。
2/3NH+HClO → 1/3N↑+HCl+HO (7)
以上、式(1)〜(7)に示した反応により、電解槽1における電解処理により、被処理水から、窒素成分が除去される。
図1に示す水処理装置では、貯留循環槽2と電解槽1に収容された被処理水は、所定の時間、貯留循環槽2と電解槽1との間を循環されつつ、電解槽1で電解処理を施されると、バルブ16,18を開かれて、貯留循環槽2および電解槽1から排出される。つまり、図1に示す水処理装置では、被処理水に対して、貯留循環槽2と電解槽1に封入した状態で電解槽1で電解処理を施されるような、バッチ処理が行なわれている。ここでの「所定の時間」とは、貯留循環槽2と電解槽1とに収容された被処理水に含まれると考えられる量の窒素成分を電解槽1における電解処理によって除去できるだけの時間として予め定められていても良い。
また、上記した反応式(特に式(3)と式(7))から、電解処理により窒素成分が除去されると被処理水のpHが低下すると考えられる。なお、窒素成分の除去が完了した後でも電解処理が継続されると、式(3)に従って生成した次亜塩素酸が消費されず蓄積する一方で、式(4)に従って生成した水酸化物イオンも蓄積するため、pHは上昇すると考えられる。そして、上記した「所定の時間」は、被処理水のバッチ処理を開始してからpHセンサ7の検知するpH値が所定の値だけ低下するまで、または、pHセンサ7の検知するpH値が極小値を示すまで、とすることができる。
なお、バッチ処理が予め定められた所定の時間だけ行なわれる場合、ポンプ11,12が被処理水を送る流量は、貯留循環槽2と電解槽1で循環されるべき被処理水をすべて循環させる流量以上のものとされることが好ましい。具体的には、たとえば、貯留循環槽2、電解槽1、および、管110,120に1200リットルの被処理水が導入され、当該被処理水が2時間電解槽1で電解処理を施されつつ貯留循環槽2と電解槽1とで循環される場合、ポンプ11,12が被処理水を送る流量としては、10リットル/分以上とされることが好ましい。
また、被処理水内に含まれる塩化物イオンが窒素除去に対して不足する場合には、電解槽1内に、塩化ナトリウム等の塩化物イオンを供給する化合物を追加することが好ましい。
図1に示した水処理装置では、電解槽1において、電極3,4という一対の電極対によって電解処理が実施されているが、本発明に従った水処理装置は、これに限らず、複数対の電極対によって電解処理が実施されても良い。
図1に示した水処理装置では、貯留循環槽2と電解槽1に封入された状態でバッチ処理が行なわれることにより、電解槽1にのみ被処理水を封入してバッチ処理を行なう水処理装置と比較して、1回のバッチ処理の対象となる被処理水の量を、貯留循環槽2の分だけ増やすことができる。これにより、バッチ処理の前後の被処理水の導入および排出の回数を少なくすることができるため、バルブ14,16,18の開閉の回数を少なくすることができる。したがって、バルブ14,16,18の寿命を延ばすことができる。
なお、バルブ14,16,18の開閉の回数をより少なくするために、貯留循環槽2の容量は、電解槽1よりも大きいことが好ましい。具体的には、貯留循環槽2は、電解槽1の10〜100倍の容量とされる。これにより、電解槽1における電解能力が1000mg/Lの窒素濃度の被処理水を1時間で窒素除去できる場合であって、水処理装置に100mg/Lの窒素濃度の被処理水が導入される場合、貯留循環槽2が用いられず電解槽1のみに被処理水が導入されて電解処理が行なわれる場合であると6分で窒素除去が完了し、また、貯留循環槽2が電解槽1と同じ容量を有する場合には貯留循環槽2と電解槽1に導入された被処理水の窒素除去は12分で完了すると考えられる。つまり、これらの場合には、6分または12分程度に1回、バルブ14,16,18の開閉が行なわれなければならない。一方、たとえば貯留循環槽2の容量が電解槽1の容量の10倍とされた場合には、貯留循環槽2と電解槽1に導入された被処理水が電解槽1のみの容量の11倍となるため、その窒素除去に72分程度要すると考えられる。したがって、バルブ14,16,18の開閉が72分程度に1回で済むということになる。
また、図1に示す装置では、1回のバッチ処理の対象となる被処理水を貯留循環槽2と電解槽1とで収容しながら、電解処理は、貯留循環槽2とは管110を介して接続され貯留循環槽2とはある程度区分けして被処理水を収容できる電解槽1で行なわれる。これにより、電解槽1に送られてきた被処理水に対して、集中的にかつ確実に、電解処理を施すことができる。
図2は、1回のバッチ処理の対象となる被処理水の量を図1に示した水処理装置よりも増やすべく、電解槽1に対して複数の貯留循環槽を設けた、水処理装置の構成を模式的に示す図である。
図2を参照して、水処理装置では、電解槽1に対して、第1貯留循環槽8と第2貯留循環槽9が設けられている。また、図2に示された水処理装置では、第1貯留循環槽8および第2貯留循環槽9よりも上流側に、これらの槽に被処理水を供給するためのポンプ30が備えられている。
図2に示す水処理装置では、電解槽1に、電極3,4に加えて、水位センサ40が設置されている。また、図2に示す水処理装置では、電解槽1の上流側には当該電解槽1に被処理水を送るためのポンプ41が設置され、電解槽1の下流側には被処理水を当該電解槽1から第1貯留循環槽8または第2貯留循環槽9に送るためのポンプ42が設置されている。水位センサ40の検知出力は制御盤6に入力され、また、ポンプ41,42の動作は制御盤6によって制御される。さらに、電解槽1には、被処理水を水処理装置の外部に排出するためのバルブ39およびバルブ39を開閉するためのモータ29が設置されている。モータ29の駆動は制御盤6によって制御される。
第1貯留循環槽8には、ポンプ30が駆動することにより水処理装置の外部からバルブ31を介して被処理水が導入され、また、電解槽1からバルブ32を介して被処理水が導入される。また、第1貯留槽8からは、バルブ35を介して電解槽1へと被処理水が排出され、バルブ36を介して水処理装置の外部に被処理水が排出される。バルブ31,32,35,36は、それぞれモータ21,22,25,26が駆動されることにより開閉する。モータ21,22,25,26の駆動は、制御盤6により制御される。第1貯留循環槽8には、pHセンサ43と水位センサ44が設置され、これらの検知出力は制御盤6に入力される。
第2貯留循環槽9には、ポンプ30が駆動することにより水処理装置の外部からバルブ33を介して被処理水が導入され、また、電解槽1からバルブ34を介して被処理水が導入される。また、第2貯留槽8からは、バルブ37を介して電解槽1へと被処理水が排出され、バルブ38を介して水処理装置の外部に被処理水が排出される。バルブ33,34,37,38は、それぞれモータ23,24,27,28が駆動されることにより開閉する。モータ23,24,27,28の駆動は、制御盤6により制御される。第2貯留循環槽9には、pHセンサ45と水位センサ46が設置され、これらの検知出力は制御盤6に入力される。
図2に示された水処理装置では、電解槽1において電解処理が実行されつつ電解槽1と第1貯留循環槽8との間で被処理水が循環され、当該被処理水の循環と独立して、第2貯留循環槽9に被処理水が貯留される。
そして、電解槽1と第1貯留循環槽8に導入された被処理水についての電解処理が完了すると、第1貯留循環槽8内の被処理水を水処理装置外へ排出し、電解槽1と第2貯留循環槽9との間で被処理水が循環されつつ電解槽1における電解処理が実行される。このとき、電解槽1と第2貯留循環槽9との間の被処理水の循環とは独立して、第1貯留循環槽8には新たな被処理水が貯留される。
電解槽1と第2貯留循環槽9に導入された被処理水についての電解処理が完了すると、第2貯留循環槽9内の被処理水が排出され、再度、電解槽1と第1貯留循環槽8との間で被処理水が循環されつつ電解槽1における電解処理が実行される。そして、第2貯留循環槽9には、再度、電解槽1と第1貯留循環槽8との間の被処理水の循環とは独立して、新たな被処理水が貯留される。
上記したように、図2に示された水処理装置では、電解槽1と、複数の貯留循環槽のそれぞれの間で、順に、被処理水が循環される。ここで、図2に示された水処理装置の動作をより詳細に説明するために、当該水処理装置の制御盤6が実行する処理を、図3および表1を参照して説明する。図3は、制御盤6の実行する処理のフローチャートである。表1は、制御盤6が図3に示された処理を実行することによる、バルブ31〜バルブ39の開閉状態の変化を状態0〜状態13としてまとめたものである。
Figure 0004349862
制御盤6は、まずステップS1(以下、「ステップ」を省略する)で、すべての槽の水位が低位であるか否かを判断する。ここで、すべての槽とは、電解槽1、第1貯留循環槽8、および、第2貯留循環槽9である。また、低位とは、これらの槽における水位が予め定められた満水に至っていない状態を言う。そして、低位であると判断するとS3に処理が進められ、低位ではないと判断されるとS2に処理が進められる。
S2では、制御盤6は、すべての槽内の被処理水を水処理装置外へ排出させるようにして、S1に処理を戻す。被処理水の排出が行なわれる際には、バルブ31〜バルブ39は、状態12(表1参照)に、つまり、バルブ36,38,39が開状態とされる。なお、S2においてすべての槽内の被処理水が排出された後、バルブ31〜バルブ39は、状態13(表1参照)に、つまり、すべて閉じられる。
S3では、制御盤6は、バルブ31を介して、水処理装置の外部から第1貯留循環槽8に被処理水を給水する。このとき、バルブ31〜バルブ39は、状態0(表1参照)に、つまり、バルブ31のみが開状態とされ他は閉状態とされる。なお、S3における給水は、S4において第1貯留循環槽8が満水であると判断されるまで続けられる。
第1貯留循環槽8が満水になると、制御盤6は、S5で、第1貯留循環槽8から電解槽1に被処理水を給水させ、また、水処理装置の外部から第2貯留循環槽9に被処理水を給水させる。このとき、バルブ31〜バルブ39は、状態1(表1参照)に、つまり、バルブ33およびバルブ35のみが開状態とされ他は閉状態とされる。また、このとき、ポンプ41が駆動される。
次に、制御盤6は、S6で、電解槽1が満水であるか否かを判断する。そして、満水であると判断すると、S7以降の処理とS10以降の処理を並行して実行する。
S7では、制御盤6は、ポンプ41,42を駆動させることにより第1貯留循環槽8と電解槽1との間で被処理水を循環させながら、電解槽1において被処理水に対して電解処理を施す。この循環の際には、バルブ31〜バルブ39は、状態2または状態3(表1参照)に、つまり、バルブ32およびバルブ35が開状態とされ、かつ、バルブ33が第2貯留循環槽9が満水になるまで開状態とされた後閉状態とされる。
制御盤6は、S7における循環および電解処理を、S8でpHセンサ43の検知するpH値が極小値を示すまで継続させる。そして、S8でpH値が極小値を示したことが検知されると、S9で、電極3,4に対する電力の供給を停止させることにより、電解槽1における電解処理を停止させて、第1貯留循環槽8から、バルブ36を介して被処理水を排出させ、また、電解槽1から、バルブ38を介して被処理水を排出させ、S13に処理を進める。なお、このとき、ポンプ41,42は停止されている。S9において電解処理が停止される際には、バルブ31〜バルブ39は、状態4または状態5(表1参照)に、つまり、バルブ36およびバルブ39が開状態とされ、かつ、バルブ33が第2貯留循環槽9が満水になるまで開状態とされた後閉状態とされる。
一方、S10では、制御盤6は、第2貯留循環槽9が満水となったか否かを判断し、まだ満水になっていないと判断するとS11で第2貯留循環槽9への被処理水の給水を実行し、満水となったと判断すると、S12で第2貯留循環槽9への給水を停止させ、S13へ処理を進める。
なお、S11では、バルブ31〜バルブ39は、S7で電解槽1における電解が継続されていれば状態2(表1参照)に、S9で電解槽1および第1貯留循環槽8の被処理水を排出されていれば状態5(表1参照)に、S9における被処理水の排出が完了していれば状態6(表1参照)にされる。また、S12では、バルブ31〜バルブ39は、S7で被処理水の循環が継続されていれば状態3(表1参照)に、S9で電解槽1および第1貯留循環槽8の被処理水の排出の最中であれば状態4(表1参照)にされる。
S13で、制御盤6は、第2貯留循環槽9から電解槽1へ被処理水を給水させ、また、水処理装置の外部から第1貯留循環槽8に被処理水を給水させる。このとき、バルブ31〜バルブ39は、状態7(表1参照)に、つまり、バルブ31およびバルブ37のみが開状態とされ他は閉状態とされる。また、このとき、ポンプ41が駆動される。バルブ31を介して第1貯留循環槽8へと給水がなされ、バルブ37を介して第2貯留循環槽9から電解槽1へ被処理水が導入される。S13における電解槽1への被処理水の給水は、S14で電解槽1が満水となったと判断されるまで継続される。
そして、電解槽1が満水となると、制御盤6は、S15〜S17の処理とS18〜S20の処理を並行して実行する。
S15では、制御盤6は、ポンプ41,42を駆動させることにより第2貯留循環槽9と電解槽1との間で被処理水を循環させながら、電解槽1において被処理水に対して電解処理を施す。この循環の際には、バルブ31〜バルブ39は、状態8または状態9(表1参照)に、つまり、バルブ34およびバルブ37が開状態とされ、かつ、バルブ31が第1貯留循環槽8が満水になるまで開状態とされた後閉状態とされる。
制御盤6は、S15における循環および電解処理を、S16でpHセンサ45の検知するpH値が極小値を示すまで継続させる。そして、S16でpH値が極小値を示したことが検知されると、S17で、電極3,4に対する電力の供給を停止させることにより、電解槽1における電解処理を停止させて、第2貯留循環槽9から、バルブ38を介して被処理水を排出させ、また、電解槽1から、バルブ38を介して被処理水を排出させ、S5に処理を戻す。なお、このとき、なお、このとき、ポンプ41,42は停止されている。S17において電解処理が停止される際には、バルブ31〜バルブ39は、状態10または状態11(表1参照)に、つまり、バルブ38およびバルブ39が開状態とされ、かつ、バルブ31が第1貯留循環槽8が満水になるまで開状態とされた後閉状態とされる。
一方、S18では、制御盤6は、第1貯留循環槽8が満水となったか否かを判断し、まだ満水になっていないと判断するとS19で第1貯留循環槽8への被処理水の給水を実行し、満水となったと判断すると、S20で第1貯留循環槽8への給水を停止させ、S5へ処理を戻す。
なお、S19では、バルブ31〜バルブ39は、S15で電解槽1における電解が継続されていれば状態8(表1参照)に、S17で電解槽1および第2貯留循環槽9が被処理水を排出中であれば状態11(表1参照)にされ、電解槽1および第2貯留循環槽9における被処理水の排出が完了していれば状態0(表1参照)とされる。また、S20では、バルブ31〜バルブ39は、S15で被処理水の循環が継続されていれば状態9(表1参照)に、S17で電解槽1および第2貯留循環槽9の被処理水の排出の最中であれば状態10(表1参照)にされる。
以上図3および表1を参照して説明した処理は、S8またはS16においてpHセンサ43の検知するpH値の極小値が検知されたことを条件として、電解槽1における電解処理が停止され、電解槽1と、第1貯留循環槽8または第2貯留循環槽9の被処理水を排出していた。なお、当該処理は、被処理水に含まれる窒素化合物の量等に基づいて予め電解処理に必要な時間を予測し、当該予測された時間電解処理が行なわれたことを条件として、電解槽1における電解処理を停止させ、電解槽1と、第1貯留循環槽8または第2貯留循環槽9の被処理水を排出させるよう、変更されても良い。図4に、図3に示したフローチャートをこのように変更したフローチャートを示す。
図4に示されたフローチャートでは、S1〜S20では、S8およびS16での処理を除いて、上記した説明と同様の処理がなされる。そして、図4に示したS8では、制御盤6は、S7で電解処理が開始されてから上記した予測された時間(図4では「設定時間」と記載)が経過したか否かを判断し、経過したと判断するとS9へ処理を進め、まだ経過していないと判断するとS7に処理を戻し電解処理を継続させる。また、図4に示したS16では、制御盤6は、S15で電解処理が開始されてから上記した予測された時間(図4では「設定時間」と記載)が経過したか否かを判断し、経過したと判断するとS17へ処理を進め、まだ経過していないと判断するとS15に処理を戻し電解処理を継続させる。
なお、図3および図4に示されたフローチャートでは、S7〜S9において電解槽1と第1貯留循環槽8との間で被処理水が循環されつつ電解処理が行なわれる。このとき、特に図4に示したように電解処理が設定時間だけ行なわれる場合には、第2貯留循環槽9への被処理水の給水(S10〜S12)は、当該設定時間内に行なわれることが好ましい。つまり、ポンプ30は、このような条件を満たすように、被処理水を送ることが好ましい。これにより、S7〜S9における電解処理が終了した後、第2貯留循環槽9への給水を待つことなく、S13〜S20の処理に移行できる。
また、これと同様に、S15〜S17において電解槽1と第2貯留循環槽9との間で設定時間だけ被処理水が循環されつつ電解処理が行なわれる場合にも、第1貯留循環槽8への被処理水の給水(S18〜S20)は、当該設定時間内に行なわれることが好ましい。つまり、ポンプ30は、このような条件を満たすように、第1貯留循環槽8へ被処理水を送ることが好ましい。これにより、S13〜S15における電解処理が終了した後、第1貯留循環槽8への給水を待つことなく、S5〜S12の処理に移行できる。
また、図3および図4に示されたフローチャートでは、S3またはS19で第1貯留循環槽8へ給水が開始された後、S4またはS18で第1貯留循環槽8が満水となったと判断されると、電動バルブ31が閉じられて当該第1貯留循環槽8への給水が停止され、そして、S5で、第1貯留循環槽8から電解槽1への給水が行なわれる。これにより、S7〜S8において第1貯留循環槽8と電解槽1との間で循環される被処理水の量は、第1貯留循環槽8のみを満水とする量とされる。なお、このとき循環される被処理水の量は、第1貯留循環槽8および電解槽1を満水とする量とされても良い。
つまり、たとえば、第1貯留循環槽8への給水が行なわれている最中に電動バルブ35が開かれて第1貯留循環槽8に導入された被処理水が電解槽1にも導入され、かつ、電解槽1が満水となると同時にまたは電解槽1が満水となった後に、第1貯留循環槽8が満水となるように、第1貯留循環槽8が構成されていても良い。また、S6において電解槽1が満水であると判断された後であって電解槽1において電解処理が実行される前に、第1貯留循環槽8に、再度、電解槽1に送られた分の被処理水が導入されるような処理が追加されても良い。
これと同様に、図3および図4に示されたフローチャートでは、S11で第2貯留循環槽9へ給水が開始された後、S10で第1貯留循環槽8が満水となったと判断されると、電動バルブ31が閉じられて当該第1貯留循環槽8への給水が停止され、そして、S13で、第2貯留循環槽9から電解槽1への給水が行なわれる。これにより、S15〜S16において第2貯留循環槽9と電解槽1との間で循環される被処理水の量は、第2貯留循環槽9のみを満水とする量とされる。そして、このとき循環される被処理水の量は、第2貯留循環槽9および電解槽1を満水とする量とされても良い。
以上図1および図2を参照して説明した水処理装置では、電解槽1内の被処理水がまんべんなく電極3,4において電解処理をなされるように、被処理水の撹拌が行なわれることが好ましい。また、同様の理由から、被処理水は、電解槽1へは、図5に示すように、複数の孔を形成された管50から、電極3,4表面へ向けて導入されることが好ましい。なお、図5は、図1または図2に示された水処理装置の電解槽1の部分的かつ模式的な上面図に相当する。
図5では、T字形状を有する管50の先端部に複数の孔が形成され、当該複数の孔のそれぞれから、電解槽1の内壁1Aの反対側、つまり、電解槽1の中央に向けて、被処理水が電解槽1内に導入される。図5において、矢印は、被処理水の流れを示している。このように孔から被処理水が電解槽1内に導入されることにより、ある程度の勢いを持って被処理水が電解槽1に導入され、この勢いにより、電解槽1内が撹拌されるという効果が期待される。
また、図6に示すように、管50の代わりに、管60を介して、電解槽1に被処理水を導入することも考えられる。図6においても、矢印は、被処理水の流れを示している。管60は、ループ形状を有する第1の部分60Aと、第1の部分60Aに接続され直線形状を有する第2の部分60Bとを含む。管60では、第2の部分60Bが電解槽1の壁面を貫通し、そして、第2の部分60Bの先端部に接続された第1の部分60Aの、電解槽1の中央に向いた一面に形成された複数の孔を介して電解槽1内に被処理水が導入される。
また、図7に示すように、管50の代わりに、管70を介して電解槽1に被処理水を導入することも考えられる。図7においても、矢印は、被処理水の流れを示している。管70は、電解槽1内に位置する第1の部分70Aと、電解槽1の壁面を貫通し第1の部分70Aに接続される第2部分70Bおよび第3の部分70Cを含む。管70は、第1の部分70Aと第2の部分70Bと第3の部分70Cとが接続されることにより、コの字形状を有している。そして、管70では、第1の部分70Aの、電解槽1の中央部分に向いた面側に形成される複数の孔を介して、被処理水が電解槽1内に導入される。
図5〜図7を用いて説明したように、被処理水は、電解槽1の中央部分に向く面に孔を形成された管50,60,70が用いられ、当該孔を介して電解槽1内に導入されることが好ましい。なお、ここで、管50,60,70において孔が形成される好ましい態様を、図8〜図10を参照しつつ、説明する。
まず、図8は、管50において、孔51〜59が、直線L上に一方向に並んで形成されている状態が示されている。一方向に並んだ孔51〜59を介して被処理水が電解槽1へと導入されることにより、電解槽1内へ、被処理水が、整った流れに従って導入されることになる。
また、図9は、管60において、孔61〜63が直線L1に沿って、孔64〜66が直線L2に沿って、孔67〜69が直線L3に沿って、並んで形成されている。直線L1〜L3は、いずれも、一直線上に位置することのできない、異なる直線である。そして、このように孔61〜69が一直線とはならない複数の直線のそれぞれに沿うように、つまり、ばらばらに形成されることにより、被処理水が電解槽1内に導入された際、より効果的に、電解槽1内を撹拌できる。なお、この場合の「ばらばらに形成される」とは、一直線上に並ばないように形成されるという意味であり、直線L1〜L3のように平行かつ互いに重ならない複数の線上に並ぶように形成されることだけでなく、または、傾きの異なる複数の線上に並ぶように形成されれることも意味する。
また、図10は、管70に形成される孔71〜79の径が一定していない状態が記載されている。図10には、補助的に、管70の左右両端に形成されている孔71と孔79の上端および下端を通る接線L4,L5が記載されている。図10に示される例では、孔の形成される位置が端部から離れるほど、つまり、管70の中央に寄るほど、孔の径が小さくなっている。なお、図6の管60や図7の管70等においては、孔が形成される位置が中央に寄るほど、被処理水が導入される際の水圧が弱まると考えられる。そして、図10に示すように、形成される孔の径を、管70の中央に寄るほど、つまり、被処理水の導入される際の水圧が弱まると考えられる位置に形成されるものほど、小さくすることにより、孔71〜79から放出される被処理水の水圧を揃えることができる。なお、図6の管60や図7の管70等では、管の中央に寄るほど、電解槽1に送る被処理水を収容する第1貯留循環槽8または第2貯留循環槽9から遠くなっている。つまり、図10に示された管70では、水路の末端になるほど、小さい孔が形成されていることになる。
図1または図2に示された電解槽1では、式(1)〜式(7)を用いて説明したように、被処理水に対する電解処理がなされると、気体が発生する。なお、発生した気体を効率良く収集する等の目的から、電解槽1は、密閉されることが好ましい。そして、電解槽1の密閉のためには、図11に示すように、電解槽1内の電極3に取付けられる端子300の上端は、ネジを切られていることが好ましい。
端子300は、電極3と、電源5から延びる配線とを接続させるために、電極3に取付けられるものである。そして、端子300は、電極3と当接する第1の部分301と、ネジきりされ、蓋101を貫通する第2の部分302とを含む。図12に、第2の部分302が蓋101を貫通する状態を詳細に示す。
端子300の第2の部分302は、ネジきりされており、蓋101に形成され端子300の第2の部分302よりも若干大きい径を有する孔に、嵌め込まれる。なお、特に図12に示されるように、端子の300の第1の部分301と第2の部分302との間には凸部301Aが形成され、当該凸部301Aと蓋101との間にはO−リング103が配置され、また、第2の部分302のネジを切られた部分がナット102で止められている。凸部301Aと蓋101との間にO−リング103が配置されることにより、蓋101と端子300とで、電解槽1の密閉が可能とされる。
なお、端子300は、図13に示されるように、第1の部分301を、圧延や叩かれること等により、平坦な板上にされることがさらに好ましい。第1の部分301を平坦な形状とされることにより、図14に示すように、電極3と当接された際、図11に示されたような棒状形状を有する場合よりも、電極3と当接する面積を大きくすることができる。これにより、電極3において比較的大きな電流が流される場合でも、端子300における発熱を抑えることができる。また、図11に示された場合よりも、電極3と端子300とが面同士で結合されるため、複雑な形状に加工する必要がなく、双方の形成が容易になる。
今回開示された各実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また、各実施の形態は、可能な限り、単独でも互いに組合せても、実施できるものである。
本発明の水処理装置の一実施の形態の構成を模式的に示す図である。 本発明の水処理装置の別の実施の形態の構成を模式的に示す図である。 図2の水処理装置の制御盤が実行する処理のフローチャートである。 図3に示された処理の変形例のフローチャートである。 図1または図2に示された水処理装置の電解槽1の部分的かつ模式的な上面図である。 図1または図2に示された水処理装置の電解槽1の部分的かつ模式的な上面図である。 図1または図2に示された水処理装置の電解槽1の部分的かつ模式的な上面図である。 図5に示す管の、電解槽の中央部分に向く面に形成された複数の孔を説明するための図である。 図6に示す管の、電解槽の中央部分に向く面に形成された複数の孔を説明するための図である。 図7に示す管の、電解槽の中央部分に向く面に形成された複数の孔を説明するための図である。 図1または図2に示す水処理装置の電極に取付けられる端子の好ましい形状を示す図である。 図11の端子の第2の部分が電解槽の蓋を貫通する状態を詳細に示す図である。 図11に示された端子のさらに好ましい形状を示す図である。 図13に示された端子が電極と当接された状態を示す図である。
符号の説明
1 電解槽、2 貯留循環槽、3,4 電極、5 電源、6 制御盤、7,43,45 pHセンサ、8 第1貯留循環槽、9 第2貯留循環槽、11,12,30,41,42 ポンプ、13,15,17,21〜29 モータ、14,16,18,31〜39 バルブ、40,44,46 水位センサ、50,60,70 管、51〜59,61〜69,71〜79 孔、300 端子。

Claims (4)

  1. 窒素化合物を含む被処理水を処理するための水処理装置であって、
    被処理水に対して電解を行なうための電極と、
    被処理水および前記電極を収容する電解槽と、
    前記電解槽に連結され、被処理水を収容する収容部と、
    前記電解槽と収容部との間で被処理水を循環させるための循環手段と
    前記収容部または前記電解槽内の被処理水のpHを検出するpH検出手段と、
    前記pH検出手段の検出するpH値に基づいて、前記電解槽における電解処理についての動作を制御する制御手段とを含む、水処理装置。
  2. 前記制御手段が制御する前記電解処理についての動作は、前記電極に流す電流値の制御である、請求項に記載の水処理装置。
  3. 前記収容部は、前記電解槽との間で被処理水の循環が可能な複数の槽を備え、
    前記電解槽と、前記複数の槽との間で被処理水の循環を可能とするよう、当該被処理水の循環経路を形成する循環経路形成手段と、
    前記循環経路形成手段に対して、前記複数の槽のいずれかが、前記電解槽との間で被処理水の循環が可能となるかを調整する調整手段とをさらに含む、請求項1または請求項2に記載の水処理装置。
  4. 前記収容部に被処理水を導入するための導入手段をさらに含み、
    前記導入手段は、前記複数の槽の中の或る槽への被処理水の導入を、前記複数の槽の他の槽と前記電解槽との間での被処理水の循環が終了するまでに、完了させる、請求項に記載の水処理装置。
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