JP4353559B2 - 強制回線接続装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は強制回線接続装置、特にISDN回線の加入者回線の全Bチャネルが使用中の場合にも警備端末等の緊急端末との接続を強制的に確立する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、火災等の緊急事態や侵入者等の異常事態の発生を検知し、ISDN回線を介して監視センタに緊急事態あるいは異常状態(以下、まとめて緊急事態と称する)を通報する警備装置が実用化されている。このような警備装置は、緊急事態を検知すると、監視センタに対して呼設定メッセージを自動的に送信し、監視センタとの接続を確立した後に監視センタに対して検知した緊急事態の情報を送信する。
【0003】
しかし、警備装置が緊急事態を検知した際に、ISDN回線の加入者回線が既に使用中であると監視センタに対して呼設定メッセージを送信して監視センタとの間で通信を確立することができず、仮に回線に空きが生じるまで待機しなければならないとすると、緊急事態に迅速に対応することができない問題が生じる。なお、ISDNの基本インターフェースは、ユーザ情報を伝送するBチャネルが2チャネル含まれているため、1つの加入者回線で2個以上の端末を同時に使用することが可能となっている。従って、Bチャネルが2つとも同時に使用中である場合は一般的には少ないが、電話やファクシミリ、パーソナルコンピュータ等ISDN回線に接続される端末も多くなってきているので、加入者回線の全Bチャネルが同時に使用中となる可能性はある。
【0004】
図6には、ISDN回線の加入者回線において2つのBチャネルの全てが使用中である場合に警備端末が緊急事態を検知した場合に監視センタとの間で通信を確立するための1つの方法が示されている。
【0005】
図において、監視センタ10はISDN交換機12を介してユーザ宅内に設置されるDSU14に接続される。DSU14から回線切断装置16内のリレー16aを介して延在する宅内バスには、警備端末や電話、ファクシミリが接続される。そして、2つのBチャネル(B1とB2)を用いて電話とファクシミリが回線を使用中に警備端末が緊急事態を検知した場合には、回線切断装置16は警備端末からの緊急信号をトリガとしてリレー16aを動作させ、宅内バスのS/T点を強制的に切断する(レイヤ1レベルの切断)。その後、警備端末から再び発呼を行って監視センタとの通信を確立する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術では、全ての回線を強制的に切断しているので使用中の全ての端末が使用不可となってしまう(警備端末の通信には2つのBチャネルのうち1つのBチャネルのみで済むにもかかわらず2つのBチャネルをともに切断してしまう)問題があり、さらには切断後警備端末が1つのBチャネルを用いて監視センタと通信を行っている間は他のBチャネル及びDチャネルに空きが生じ、ISDN回線の使用効率が低下する問題も生じる。
【0007】
また、監視センタは多くの場合、警備端末との間でDチャネルパケット通信を行うことで警備端末が正常に動作していることを確認しているが、上記従来技術のように全ての回線を物理的に切断してしまうと、このような警備端末のDチャネルパケット通信も切断されてしまう問題があった。
【0008】
本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑みなされたものであり、その目的は、ISDN回線の加入者回線全てのBチャネルが使用中に警備端末で緊急事態を検知した場合でも、迅速に監視センタとの通信を確立するとともに、ユーザ宅内の他の端末への影響を最小限に抑えることができる強制回線接続装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、第1の発明は、ISDN交換機と宅内DSUとの間に接続され、前記ISDN交換機のU点と接続して加入者線路を終端するとともに、前記宅内DSUに対してU点を提供し、前記宅内DSUに接続された宅内端末と前記ISDN交換機との通信を解放して緊急端末との通信を確立する強制回線接続装置であって、前記ISDN交換機との2線式通信と第2の通信インターフェース部との4線式通信とを交換する第1の通信インターフェース部と、前記第1の通信インターフェース部との前記4線式通信と前記宅内DSUとの前記2線式通信とを変換する第2の通信インターフェース部と、前記緊急端末を接続する端末インターフェース部と、前記第1の通信インターフェース部、前記第2の通信インターフェース部及び前記端末インターフェース部の間に接続され、前記宅内端末がISDN回線の加入者回線の全Bチャネルを使用している場合に、前記宅内端末と前記ISDN交換機との間で送受されるRR監視フレームを遮断することで、使用中のいずれかのBチャネルを解放して前記緊急端末の通信を確立する制御部とを備えることを特徴とする。従来のように使用中の回線をレイヤ1レベルで物理的に切断してしまうのではなく、レイヤ2レベル(データリンク)でいずれかのBチャネルのみを論理的に解放することで、緊急端末用のBチャネルを迅速に確保できるとともに、他のBチャネルを使用している宅内端末への影響を無くすことができる。そして、レイヤ2レベルのRR(受信可)の監視フレームを遮断することで、ISDN交換機は宅内端末からのRRを受信できず、また、宅内端末はISDN交換機からのRRを受信できず、該当Bチャネルが論理的に解放されることになる。
【0011】
本発明において、前記制御部は、前記第1の通信インターフェース部と前記第2の通信インターフェース部との間に接続され、前記ISDN交換機からの信号を制御する受信制御部と、前記第1の通信インターフェース部と前記第2の通信インターフェース部との間に接続され、前記ISDN交換機に対する信号を制御する送信制御部と、前記受信制御部及び前記送信制御部を制御することにより使用中のいずれかのBチャネルを解放する主制御部とを備えることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。なお、本明細書において、「切断」はレイヤ1レベルでの物理的な回線切断を意味し、「解放」はレイヤ2レベルでの論理的な切断(物理的には接続されている)を意味するものとする。
【0016】
<第1実施形態>
図1には、本実施形態におけるシステム概念図が示されている。監視センタ10はISDN交換機12を介して強制回線接続装置18に接続されている。強制回線接続装置18は、ISDN交換機12と宅内DSU14との間、すなわちU点に接続されており、この強制回線接続装置18に警備端末20が接続されている。宅内DSU14には、従来と同様に端末15a(電話等)と端末15b(ファクシミリ等)が接続されている。
【0017】
強制回線接続装置18は、第1の通信インターフェース(I/F)18a、第2のインターフェース18b、受信制御部18c、送信制御部18d、主制御部18e、及び端末インターフェース18fを含んで構成されている。
【0018】
第1の通信インターフェース18aは、ISDN交換機12への加入者線路を終端するもので、ISDN交換機12からの下り方向受信時には2線ピンポン伝送方式から4線送受信独立方式に変換して受信制御部18cに受信データを供給する。また、送信制御部18dからの上り方向受信時には4線送受信独立伝送方式から2線ピンポン伝送方式に変換して伝送する。ここで、2線ピンポン方式とは、送受信とも同一の2線式伝送路を使用し、一定の時間間隔毎に伝送方向を上り方向と下り方向に順次切り換えて1対のメタリックケーブル上で双方向のデジタル伝送を実現する方法であり、4線送受信独立伝送方式とは、上り方向専用の1対の伝送路と下り方向専用の1対の伝送路で独立にデジタル伝送を実現する方式である。
【0019】
第2の通信インターフェース18bは、宅内DSU14からの上り方向受信時は2線ピンポン伝送方式から4線送受信独立伝送方式に変換して送信制御部18dに供給する。また、受信制御部18cからの下り方向受信時は、4線送受信独立伝送方式から2線ピンポン伝送方式に変換する。従って、宅内DSU14から見れば、あたかも強制回線接続装置18は存在せず、通常のU点に接続されたようになる。
【0020】
受信制御部18cは、第1の通信インターフェース18aからの信号受信時に、レイヤ1レベルのデータフレームからDチャネルを抽出し、レイヤ2レベルのフレームに変換する。レイヤ2レベルのフレームは、一般にLAPD(Link Access Procedure on the D-channel)と呼ばれ、SAPIとTEIからなるアドレス部、制御部、及び情報部等から構成される。なお、SAPIはレイヤ2レベルが提供するサービスの受け口、TEIは各端末の識別子を示している。また、LAPDには、情報転送用フレームや監視フレーム等があり、情報転送用フレームはレイヤ3レベルの情報を転送するために用いられ、監視フレームはRR(受信可)、RNR(受信不可)、REJ(再送要求)を送信するために用いられる。
【0021】
送信制御部18dは、主制御部18eから送信されたデータをレイヤ2レベルのフレームに変換し、さらにレイヤ1データフレームに変換して上り方向(第1の通信インターフェース18a)へ供給する。
【0022】
主制御部18eは、受信制御部18cから受信したデータを端末インターフェース18fを介して警備端末20に供給するとともに、警備端末20から端末インターフェース18fを介して送信されたデータを送信制御部18dに供給する。また、主制御部18eは、宅内端末15a、15bが共に通信中でBチャネルに空きがない状態で警備端末20からのデータ(緊急通報)を受信した場合に、後述する処理を行って強制的に1つのBチャネルを論理的に解放して警備端末20と監視センタ10間の通信を確立する。
【0023】
図2には、強制回線接続装置18のレイヤ2レベルで実行される強制回線解放処理が模式的に示されている。宅内端末15a、15bが交換機12を介して接続中は、Dチャネルを用いて定期的(10秒間に1回程度)にレイヤ2レベルのRR(受信可)監視フレームを端末と交換機との間でやりとりしており、このRRに基づいて相手の受信状態を確認しデータの送受を行っている。
【0024】
この状態で、警備端末20が緊急事態を検知して主制御部18eに送信すると、主制御部18eは送信制御部18dを介して交換機12に接続を要求する。交換機12では、全てのチャネルが他の端末で使用中であるため空きがない旨のメッセージを返してくるので、このメッセージを受信すると主制御部18eは受信制御部18cに対して第1の通信インターフェース18aからのB1、B2いずれかのチャネルのRR(つまり交換機12からのRR)を第2の通信インターフェース18bに伝送するのを中止する指令を出し、かつ、送信制御部18dに対しても第2の通信インターフェース18bからのB1、B2いずれかのチャネル(上記第2の通信インターフェース18bにRRを伝送するのを中止する指令を出した当該チャネル)のRR(つまり宅内DSU14からのRR)を第1の通信インターフェース18aに伝送するのを中止する指令を出す。
【0025】
なお、B1、B2いずれかのチャネルのRR伝送を中止するには、具体的にはTEIの値をモニタし、例えば宅内端末15aがTEI=0でB1チャネル、宅内端末15bがTEI=1でB2チャネルであってB1チャネルのRRを対象とするときにはTEI=0のRRに対してその伝送を中止する処理を行えばよい。これにより、宅内端末15aがB1チャネル、宅内端末15bがB2を使用しており、受信制御部18c及び送信制御部18dでB1チャネルのRRの伝送を中止するとすると、宅内端末15aには交換機12からのRRが伝送されず、また、交換機12には宅内端末15aからのRRが伝送されないため、宅内端末15aと交換機12との通信が解放され、主制御部18eは解放されたB1チャネルを用いて警備端末20と監視センタ10との通信を確立することができる。
【0026】
このように、本実施形態ではB1、B2いずれかのチャネルのRRの伝送を禁止することでいずれかのチャネルを論理的に解放し、警備端末20用の空きチャネルを1つ確保できるので、従来のように全ての宅内端末の通信が切断されることはなくいずれかの端末は依然としてISDN回線を用いて通信を行うことができ、宅内端末への影響を最小限に抑えることができる。
【0027】
なお、上記の例ではB1チャネルを解放したが、B2チャネルを同様の方法で解放することもでき、B1、B2いずれのチャネルを解放するかは任意に決定することができる。もちろん、B1、B2両チャネルが使用中に警備端末20で緊急事態を検知した場合に、予めB1、B2いずれのチャネルを解放するかをユーザ側で決定しておくのも望ましい。
【0028】
図3には、強制回線接続装置18のレイヤ3レベルで実行される他の強制回線解放処理が模式的に示されている。宅内端末15a、15bと交換機12との間で監視フレームRRのやりとりが行われているある時点で、主制御部18eは受信制御部18cに対してB1、B2いずれかのチャネルの情報転送フレームに切断メッセージ(レイヤ3レベル)をのせて第2の通信インターフェース18bを介して宅内端末(例えば宅内端末15a)に伝送する指令を出す。また、送信制御部18dに対しても、レイヤ2レベルの情報転送フレームに切断メッセージ(レイヤ3レベル)をのせて第1の通信インターフェース18aを介して交換機12に伝送する指令を出す。
【0029】
宅内端末(例えば宅内端末15a)からは、既述したようにあたかも強制回線接続装置18が存在していないように見えるので、実際には主制御部18eから送信された切断メッセージも、交換機12を介して通信中の相手方から送信されたものと判断し、この切断メッセージに対して解放要求を送信する。一方、交換機12にとっても、実際には主制御部18eから送信された切断メッセージも、宅内端末(宅内端末15b)から送信されたものと判断し、この切断メッセージに対して解放要求メッセージを送信する。
【0030】
宅内端末15aからの解放要求メッセージを受信した送信制御部18dは、この解放要求メッセージを第1の通信インターフェース18aを介して交換機12に伝送するのではなく、主制御部18eに供給する。また、交換機12からの解放メッセージを受信した受信制御部18cも、この解放メッセージを第2の通信インターフェース18bを介して宅内端末15aに伝送するのではなく、主制御部18eに供給する。主制御部18eは、送信制御部18dを介して宅内端末15aからの解放メッセージを受信すると、受信制御部18cに対して第2の通信インターフェース18bを介して宅内端末15aに解放完了メッセージを送信する指令を出す。また、交換機12からの解放メッセージを受信制御部18cを介して受信すると、送信制御部18dに対して第1の通信インターフェース18aを介して交換機12に解放完了メッセージを送信する指令を出す。
【0031】
すると、宅内端末15aから見ると、自身が出した解放要求メッセージに応答して交換機12から解放完了メッセージが返信されたのと等価となり、一方、交換機12から見ても自身が出した解放要求メッセージに対して宅内端末15aから解放完了メッセージが返信されたのと等価となり、宅内端末15aと交換機12との通信が解放され、警備端末20用の1つのBチャネルが確保されることになる。なお、他チャネルを用いて通信を行っている宅内端末15bは、これらの処理に影響されることなく通信を継続することができる。
【0032】
このように、強制回線接続装置18は宅内端末から見れば交換機12として機能し、逆に交換機12から見れば宅内端末として機能するので、通常の切断シーケンスと同様の手順で使用中のBチャネルの1つを解放し、警備端末20と監視センタ10との通信を確立することができるようになる。
【0033】
図4には、本実施形態における強制回線接続装置18の他の構成が示されている。図1に示された構成と異なる点は、第2の通信インターフェース18bにリレーPが設けられ、このリレーPを切断することで宅内端末15a、15bと交換機12との接続を物理的に切断(レイヤ1レベルの切断)できる点である。このように物理的に切断する技術は従来と同様であるが、本実施形態では警備端末20は交換機12と宅内DSU14間に設けられた強制回線接続装置18に接続されており、第2の通信インターフェース18bのリレーPを動作させて回線を切断しても、警備端末20は端末インターフェース18f、主制御部18e、受信制御部18c、送信制御部18d、第1の通信インターフェース18aを介して交換機12、さらには監視センタ10に接続されている点が相違する。
【0034】
警備端末20と監視センタ10との間では、Dチャネルパケットを用いたデータのやりとりも行っており、このDチャネルのデータに基づいて監視センタ10は警備端末20が正常に動作していることを確認している。従って、図6に示す従来技術のようにS/T点に警備端末が接続され、宅内DSU14と警備端末間にリレー16aを設けて強制切断した場合には、警備端末20のDチャンネルも同時に切断されてしまうので、監視センタ10では警備端末が正常に動作しているか否かを確認することができなくなってしまう。
【0035】
ところが、図4に示すように、第2の通信インターフェース18b内にリレーPを設けることにより、例え回線を物理的に切断しても警備端末20のDチャネルは接続状態を維持できるので、Dチャネルのパケット通信により監視センタ10は警備端末20の状態を継続して確認することが可能となる。
【0036】
なお、図4の構成のように回線を物理的に切断する場合、従来と同様に全てのチャネルが切断されてしまい、使用中の宅内端末15a、15bは全て通信不能となるので、何らかの原因で図2あるいは図3に示した方法で警備端末20用のチャネルが確保できない場合や、警備端末20が検知した緊急事態の種類によっては緊急通報を行うために2チャネルが必要になる場合にリレーPを動作させるのが望ましい。リレーPを動作させて物理的に切断した後は、主制御部18eは再発呼を行い、監視センタ10との間の通信を確立する。
【0037】
また、警備端末20と監視センタ10との通信を確立した後はリレーPを接続し、警備端末20が使用していないチャネルを用いて宅内端末15aあるいは宅内端末15bの通信を復旧させることができる。
【0038】
図5には、図4の構成における回線切断処理及び回線接続処理が示されている。警備端末20と監視センタ10との間ではDチャネルを用いたパケット通信が常時行われており、宅内端末15aは交換機12を介して通信先AとB1チャネルを用いて通信し、宅内端末15bは通信先BとB2チャネルを用いて通信している。
【0039】
2つのBチャネルが使用中である場合に、警備端末20が緊急事態を検知すると、その情報を強制回線接続装置18に送信する。強制回線接続装置18は、交換機12に対して呼設定メッセージを送信するが、交換機12は全てのチャネルが使用中であるため空きチャネルなしのメッセージを返信する。交換機12から空きチャネルなしのメッセージを受信した強制回線接続装置18の主制御部18eは、リレーPを動作させて回線を強制的に切断し、B1チャネル及びB2チャネルを解放する。このとき、警備端末20と監視センタ10間のDチャネルは強制回線接続装置18を介して接続されたままであり、Dチャネルを用いたパケット通信には影響がない。
【0040】
B1、B2チャネルを切断した後、強制回線接続装置18は警備端末20から送信された情報に基づいて交換機12に対し再発呼を行い、呼設定、呼設定受付、呼出、応答を経て監視センタ10との間に通信を確立する。
【0041】
このように、ISDN回線を物理的に切断して警備端末20用のチャネルを確保する場合でも、警備端末20の下流側で切断することで警備端末20と監視センタ10とのDチャネルパケット通信を常に確保でき、緊急事態を確実に伝送することができる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によればISDN回線の加入者回線の全Bチャネルが使用中に緊急端末で緊急事態を検知した場合でも、迅速に監視センタとの通信を確立できるとともに、ユーザ宅内の他の端末への影響を最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の構成ブロック図である。
【図2】 図1の構成における使用中のBチャネルを解放するレイヤ2レベル説明図である。
【図3】 図1の構成における使用中のBチャネルを解放する他の方法のレイヤ3レベル説明図である。
【図4】 本発明の実施形態の他の構成ブロック図である。
【図5】 図4の構成における使用中のBチャネルを切断する説明図である。
【図6】 従来装置の構成図である。
【符号の説明】
10 監視センタ、12 ISDN交換機、14 宅内DSU、18 強制回線接続装置、20 警備端末。
Claims (2)
- ISDN交換機と宅内DSUとの間に接続され、前記ISDN交換機のU点と接続して加入者線路を終端するとともに、前記宅内DSUに対してU点を提供し、前記宅内DSUに接続された宅内端末と前記ISDN交換機との通信を解放して緊急端末との通信を確立する強制回線接続装置であって、
前記ISDN交換機との2線式通信と第2の通信インターフェース部との4線式通信とを交換する第1の通信インターフェース部と、
前記第1の通信インターフェース部との前記4線式通信と前記宅内DSUとの前記2線式通信とを変換する第2の通信インターフェース部と、
前記緊急端末を接続する端末インターフェース部と、
前記第1の通信インターフェース部、前記第2の通信インターフェース部及び前記端末インターフェース部の間に接続され、前記宅内端末がISDN回線の加入者回線の全Bチャネルを使用している場合に、前記宅内端末と前記ISDN交換機との間で送受されるRR監視フレームを遮断することで、使用中のいずれかのBチャネルを解放して前記緊急端末の通信を確立する制御部と、
を備えることを特徴とする強制回線接続装置。 - 前記制御部は、
前記第1の通信インターフェース部と前記第2の通信インターフェース部との間に接続され、前記ISDN交換機からの信号を制御する受信制御部と、
前記第1の通信インターフェース部と前記第2の通信インターフェース部との間に接続され、前記ISDN交換機に対する信号を制御する送信制御部と、
前記受信制御部及び前記送信制御部を制御することにより使用中のいずれかのBチャネルを解放する主制御部と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の強制回線接続装置。
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