JP4353532B2 - マンホール構造体およびその構築方法 - Google Patents
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Description
コンクリートパネル同士を接合する接合具は、
一方のコンクリートパネルに設けられ、このコンクリートパネルの接合面側に開口しているスリーブケースと、
複数個のスリーブ分割片が略円筒状に配置され、前記スリーブケースのスリーブ収容部に径方向外方に拡張可能でかつ該スリーブケースから抜け出し不可能に設けられているとともに、外周には前記各スリーブ分割片を径方向内方に付勢する付勢部材が設けられ、内周面には係合溝が設けられているスリーブと、
他方のコンクリートパネルに設けられ、このコンクリートパネルの接合面側に開口しているピンケースと、
大径部と小径部とを備え、前記ピンケースのピン収容部に前記大径部が径方向に移動可能にかつ該ピンケースから抜け出し不可能に設けられているとともに、前記小径部が前記他方のコンクリートパネルの接合面から突出し、かつ前記小径部の先端部に前記スリーブの前記係合溝に係合可能な突条が設けられているピンと、
を備えており、
前記スリーブケースおよび前記ピンケースの開口側にはそれぞれ、前記スリーブおよび前記ピンの前記大径部が抜け出るのを規制する筒状の蓋が螺合され、
前記スリーブに前記ピンの前記小径部が圧入され、前記スリーブの係合溝に前記ピンの突条が係合されていることを特徴とする。
一方のコンクリートパネルにその接合面側に開口しているスリーブケースを設け、このスリーブケースのスリーブ収容部に、複数個のスリーブ分割片を略円筒状に配置してなり、内周面に係合溝が設けられているスリーブを、径方向外方に拡張可能でかつ該スリーブケースから抜け出し不可能に設けるとともに、前記スリーブの外周には前記各スリーブ分割片を径方向内方に付勢する付勢部材を設け、
他方のコンクリートパネルにその接合面側に開口しているピンケースを設け、
前記ピンケースのピン収容部に、大径部と小径部とを備えたピンを、前記大径部が径方向に移動可能にかつ該ピンケースから抜け出し不可能に設けるとともに、前記小径部を前記他方のコンクリートパネルの接合面から突出させ、かつ前記小径部の先端部に前記スリーブの前記係合溝に係合可能な突条を設け、
前記スリーブケースおよび前記ピンケースの開口側にはそれぞれ、前記スリーブおよび前記ピンの前記大径部が抜け出るのを規制する筒状の蓋を螺合し、
前記ピンの前記小径部を前記スリーブ内に圧入し、前記ピンの前記突条を前記スリーブの前記係合溝に係合させることを特徴とする。
また、本発明に係るピンとスリーブとを備えた接合具を用いる接合では、ピンケースのピン収容部にピンの大径部が径方向に移動可能に設けられているので、ピンとスリーブとの間に多少の芯ずれがあっても、ピンをスリーブ内に圧入することができる。したがって、コンクリートパネル同士を接合する際に、ピンとスリーブとの間の多少芯ずれを許容して作業できるので、接合作業を迅速に行うことができる。また、コンクリートパネルに対するスリーブケースやピンケースの取付精度を緩和することができるのでコンクリートパネルの製作コストを低減することができる。
マンホール構造体Mは、図8および図9に示すように、プレキャストコンクリート製の底版ブロック21と、プレキャストコンクリート製の頂版ブロック22と、プレキャストコンクリート製の4枚の壁ブロック23(2枚の第1の壁ブロック23A、23B、1枚の第2の壁ブロック23C、1枚の第3の壁ブロック23D)の6枚のプレキャストコンクリートパネル(以下、「コンクリートパネル」という。)とから全体として箱型に構築されている。
また、頂版ブロック22は、図11に示すように、平板状の基板22aを有している。基板22aにはマンホール接続孔22bが形成されており、マンホール接続孔22bには昇降用の足掛金物22cが取り付けられている。さらに、マンホール接続孔22bの上側には、図8および図9に示すように、円形マンホール25が取り付けられている。
まず、土工事を行う(ステップST1)。すなわち、土留め工を行い(ステップST1a)、掘削工を行う(ステップST1b)。その後、排水工を行い(ステップST1c)、基礎工を行う(ステップST1d)。この基礎工では、図9に示すように、基礎砕石32の上に基礎コンクリート33を敷設する。これで、土工事が完了する。
次いで、マンホール構造体Mを据え付ける(ステップST3)。
すなわち、まず準備作業を行う(ステップST3a)。この準備作業では、基礎コンクリート33の天端高さおよび仕上がり状況を点検するとともに、養生期間を確認する。その後、基礎コンクリート33上にマンホールを設置する位置を確認する(ステップST3b)。その後、基礎コンクリート33上に敷きモルタル(図示せず)を平らに敷き均す(ステップST3c)。その後、各コンクリートパネルの接合面にパッキン材が貼り付けられているかを確認する(ステップST3d)。
各壁ブロック23A、23B、23C、23Dは、底版ブロック21にボルトにより接合する。
ここで、マンホール構造体Mの据付けが完了する。
最後に、土留め材を引き抜き(ステップST7)、出来形管理を行い(ステップST8)、安全管理を行う(ステップST9)。
ここで、マンホール構造体Mの構築工程が完了する。
5 スリーブケース、ピンケース
5a スリーブ収容部、ピン収容部
6 スリーブ
6a スリーブ分割片
6b 係合溝
6D ゴムバンド(付勢部材)
7 蓋
14 ピン
14a 大径部
14b 小径部
14c 突条
21 底版ブロック(コンクリートパネル)
22 頂版ブロック(コンクリートパネル)
23A、23B、23C、23D 壁ブロック(コンクリートパネル)
M マンホール構造体
Claims (4)
- コンクリートパネル同士が接合具で接合されたマンホール構造体であって、
コンクリートパネル同士を接合する接合具は、
一方のコンクリートパネルに設けられ、このコンクリートパネルの接合面側に開口しているスリーブケースと、
複数個のスリーブ分割片が略円筒状に配置され、前記スリーブケースのスリーブ収容部に径方向外方に拡張可能でかつ該スリーブケースから抜け出し不可能に設けられているとともに、外周には前記各スリーブ分割片を径方向内方に付勢する付勢部材が設けられ、内周面には係合溝が設けられているスリーブと、
他方のコンクリートパネルに設けられ、このコンクリートパネルの接合面側に開口しているピンケースと、
大径部と小径部とを備え、前記ピンケースのピン収容部に前記大径部が径方向に移動可能にかつ該ピンケースから抜け出し不可能に設けられているとともに、前記小径部が前記他方のコンクリートパネルの接合面から突出し、かつ前記小径部の先端部に前記スリーブの前記係合溝に係合可能な突条が設けられているピンと、
を備えており、
前記スリーブケースおよび前記ピンケースの開口側にはそれぞれ、前記スリーブおよび前記ピンの前記大径部が抜け出るのを規制する筒状の蓋が螺合され、
前記スリーブに前記ピンの前記小径部が圧入され、前記スリーブの係合溝に前記ピンの突条が係合されていることを特徴とするマンホール構造体。 - 前記スリーブケースと前記ピンケースとは、同一に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のマンホール構造体。
- コンクリートパネル同士を接合するマンホール構造体の構築方法であって、
一方のコンクリートパネルにその接合面側に開口しているスリーブケースを設け、このスリーブケースのスリーブ収容部に、複数個のスリーブ分割片を略円筒状に配置してなり、内周面に係合溝が設けられているスリーブを、径方向外方に拡張可能でかつ該スリーブケースから抜け出し不可能に設けるとともに、前記スリーブの外周には前記各スリーブ分割片を径方向内方に付勢する付勢部材を設け、
他方のコンクリートパネルにその接合面側に開口しているピンケースを設け、
前記ピンケースのピン収容部に、大径部と小径部とを備えたピンを、前記大径部が径方向に移動可能にかつ該ピンケースから抜け出し不可能に設けるとともに、前記小径部を前記他方のコンクリートパネルの接合面から突出させ、かつ前記小径部の先端部に前記スリーブの前記係合溝に係合可能な突条を設け、
前記スリーブケースおよび前記ピンケースの開口側にはそれぞれ、前記スリーブおよび前記ピンの前記大径部が抜け出るのを規制する筒状の蓋を螺合し、
前記ピンの前記小径部を前記スリーブ内に圧入し、前記ピンの前記突条を前記スリーブの前記係合溝に係合させることを特徴とするマンホール構造体の構築方法。 - 前記スリーブケースと前記ピンケースとは、同一に構成されていることを特徴とする請求項3に記載のマンホール構造体の構築方法。
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JP2005159787A JP4353532B2 (ja) | 2005-05-31 | 2005-05-31 | マンホール構造体およびその構築方法 |
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2005
- 2005-05-31 JP JP2005159787A patent/JP4353532B2/ja not_active Expired - Fee Related
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