JP4352758B2 - 液滴吐出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多数の画素領域が形成されたワークに対して、機能液滴吐出ヘッドを相対的に移動させながら当該機能液滴吐出ヘッドを選択的に吐出駆動させることにより、画素領域内に機能液を吐出させる液滴吐出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
液滴吐出装置の一種として、記録ヘッド(機能液滴吐出ヘッド)を主走査方向に移動させながら記録を行う1ラインの印刷と、印刷した1ライン分の被記録材(ワーク)の間欠送りと、を繰り返すことにより印刷を行うインクジェット記録装置が従来から知られている。インクジェット記録装置には、被記録材に対する記録ヘッドの記録タイミングを取るために、記録ピッチ密度で多数の検出線やスリットを有するリニアエンコーダが設けられており、インクジェット記録装置では、リニアエンコーダのスリット数等をカウントして記録ヘッドの位置検出を行いながら記録ヘッドの駆動を行っている。
【0003】
そして、リニアエンコーダは、環境温度等に影響されて、(スリットの間隔が)変寸するため、インクジェット記録装置では、記録ヘッドの移動距離および移動速度に基づいてリニアエンコーダの変寸量を演算し、リニアエンコーダの変寸量に応じて記録ヘッドの記録タイミングを補正することにより、記録画像(記録ドット)の位置ずれを防止している(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−132594号公報(第2頁−第5頁、第10図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
工業応用の液滴吐出装置では、単に記録画像の位置ずれを防止するだけではなく、ワークの所定位置(バンク部により形成された凹部開口内)に極めて高い吐出精度で機能液を吐出することが要求されている。したがって、環境温度等に起因したワークの膨張により、ワークとリニアエンコーダ(のスリット)と位置関係が変化すると、ワークの所定位置に機能液を吐出させることができなくなるため、液滴吐出装置では、リニアエンコーダの変寸量のみならず、ワークの熱膨張等を考慮に入れる必要がある。しかしながら、上記のインクジェット記録装置のように、リニアエンコーダの変寸量およびワークの膨張量を演算処理で求め、これらの値に基づいて記録ヘッドの記録タイミングを補正しようとした場合、演算処理を行う演算装置が必要となるうえ、演算処理に時間を要するため、ワークに対する描画処理が遅くなるといった問題が生じる。
【0006】
そこで、本発明は、装置構成を複雑化することなく、ワークに対して精度良くかつ迅速に描画処理を行うことができる液滴吐出装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、 機能液滴吐出ヘッドを搭載したヘッドユニットに対し、ワークを第一の方向に相対的に移動させながら、機能液滴吐出ヘッドからワークに対して機能液滴を吐出する液滴吐出装置において、ワークを吸着するための吸着テーブルを有するセットテーブルと、セットテーブルを介してワークを第一の方向に相対的に移動させ第一の移動手段と、第一の方向に延在するリニアスケールおよびリニアスケールを検出するリニアセンサから成り、第一の移動手段によって相対的に移動するワークの位を検出するリニアエンコーダと、リニアエンコーダによって検出されたワークの位置情報に基づいて、第一の移動手段の駆動および機能液滴吐出ヘッドの吐出駆動を制御する制御手段と、を備え、リニアセンサは、ヘッドユニットに搭載され、リニアスケールは、セットテーブルに配置されるスケールマスクに付され、スケールマスクは、ワークと同様の熱膨張率を有すると共に、吸着テーブルの吸引孔に連通する貫通孔が形成され、セットテーブルは、スケールマスクを介してワークを吸着することを特徴とする。
【0008】
この構成によれば、リニアスケールが付されたスケールマスクは、ワークと同一の熱膨張率を有しているので、リニアセンサは、環境温度に依存することなく、ワークの位置情報を正確に検出可能である。すなわち、環境温度が変化しても、スケールマスクはワークと同様に膨張するので、リニアスケールとワークとの相対的な位置関係が変化することなく、リニアスケールに基づいて、精度良くワークの位置情報を検出することが可能である。また、リニアスケールは、同種のワークに対して汎用的に用いることができる一方、ワークの種類に合わせてスケールマスクを交換することにより、どんなワークに対しても正確にワークの位置情報を検出することができ、精度良く機能液滴吐出ヘッドの吐出駆動を制御することができる。
また、吸着テーブルの吸引孔に連通する貫通孔が形成されているので、ワークをスケールマスク上に不動に吸着固定することができる。
【0009】
この場合、ワークは、ガラス基板で構成され、スケールマスクは、板状のガラスで構成されていることが好ましい。
【0010】
この構成によれば、ワークがガラス基板で構成されているので、ワークを介して、スケールマスクに付されたリニアスケールを検出することが可能である。また、スケールマスクは、ワークと同じガラスで構成されているので、スケールマスクとワークとの熱膨張率を全く同一にすることができる。
【0011】
この場合、ワークは、ガラス基板で構成され、スケールマスクは、樹脂製のシートで構成されていることが好ましい。
【0012】
この構成によれば、スケールマスクが樹脂製のシートで構成されているため、スケールマスクの加工が容易であり、スケールマスクの製造コストを抑えることが可能である。
【0013】
これらの場合、スケールマスクは、透光性を有する部材で構成され、リニアスケールは、スケールマスクの吸着テーブルとの当接面に付されていることが好ましい。
【0014】
この構成によれば、スケールマスクの裏面にリニアスケールが形成されているので、リニアスケールとワークが直接接触することがない。したがって、スケールマスクに対するワークの載せ換えを繰り返しても、リニアスケールが損傷することがなく、スケールマスクの耐久性を高めることができる。
【0017】
この場合、ワークの表面には、第一の方向および第一の方向と直交する第二の方向に延在するバンク部により数の凹部開口がマトリクス状に形成され、機能液滴吐出ヘッドは凹部開口内に機能液滴を吐出することで描画を行い、リニアスケールは、第一の方向における数の凹部開口のピッチと合致する数の検出線を有していることが好ましい。
【0018】
これらの構成によれば、スケールマスクには、機能液滴を吐出させる凹部開口の行方向(第一の方向)におけるピッチと合致して、多数のリニアスケールの検出線が付されているので、機能液滴の吐出位置と対応させて、ワークの移動情報を検出することができる。したがって、検出線に基づいて、機能液滴吐出ヘッドの吐出駆動を行うことにより、凹部開口内に精度良く機能液滴を吐出させることができる。
【0019】
この場合、スケールマスクに対しワークは、各検出線が凹部開口の中に位置するようにセットされていることが好ましい。
【0020】
この構成によれば、スケールマスクに対し、各検出線が行方向に隣接するバンク部の中間に位置するようにワークがセットされるので、リニアスケールの各検出線が凹部開口の中心に位置し、ワークをセットした状態でも、各検出線を容易に検出することができる。また、検出線が凹部開口の中心に位置しているため、制御手段による検出線の検出信号の受信タイミングに基づいて、機能液滴吐出ヘッドの駆動タイミングを制御することにより、凹部開口の略中心に機能液を吐出させることが可能である。
【0021】
この場合、機能液滴吐出ヘッドのノズル列は第二の方向に対して平行であり、ヘッドユニットに設けたリニアセンサの検出端はノズル列と同一直線上に配設されていることが好ましい。
【0022】
この構成によれば、機能液滴吐出ヘッドのノズル列と、リニアセンサの検出端とは、第一の方向において同位置に配設されているので、リニアセンサによる各検出線の検出をトリガとして機能液滴吐出ヘッドの吐出駆動を行うことにより、凹部開口の略中央に機能液滴を吐出させることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る液滴吐出装置について説明する。本実施形態の液滴吐出装置は、いわゆるフラットパネルディスプレイの一種である有機EL装置の製造ラインに組み込まれるものであり、有機EL装置の各画素となる発光素子を形成するものである。
【0029】
ここでは先ず、液滴吐出装置の説明に先立ち、有機EL装置の構造および製造工程について簡単に説明する。図1は、有機EL装置の断面図を示した図である。同図に示すように、有機EL装置701は、基板711、回路素子部721、画素電極731、バンク部741、発光素子751、陰極761(対向電極)、および封止用基板771から構成された有機EL素子702に、フレキシブル基板(図示省略)の配線および駆動IC(図示省略)を接続したものである。
【0030】
同図に示すように、有機EL素子702の基板711上には、回路素子部721が形成され、回路素子部721上には、複数の画素電極731が整列している。そして、各画素電極731間には、バンク部741が格子状に形成されており、バンク部741により生じた凹部開口744に、発光素子751が形成されている。バンク部741および発光素子751の上部全面には、陰極761が形成され、陰極761の上には、封止用基板771が積層されている。
【0031】
有機EL素子702の製造プロセスは、バンク部741を形成するバンク部形成工程と、発光素子751を適切に形成するためのプラズマ処理工程と、発光素子751を形成する発光素子形成工程と、陰極761を形成する対向電極形成工程と、封止用基板771を陰極761上に積層して封止する封止工程とを備えている。すなわち、有機EL素子702は、予め回路素子部721および画素電極731が形成された基板711(ワークW)の所定位置にバンク部741を形成した後、プラズマ処理、発光素子751および陰極761(対向電極)の形成を順に行い、さらに、封止用基板771を陰極761上に積層して封止することにより製造される。なお、有機EL素子702は、大気中の水分等の影響を受けて劣化しやすいため、有機EL素子702の製造は、ドライエアーまたは不活性ガス(窒素、アルゴン、ヘリウム等)雰囲気で行うことが好ましい。
【0032】
また、各発光素子751は、正孔注入/輸送層752およびR(赤)・G(緑)・B(青)のいずれかの色に着色された発光層753から成る成膜部で構成されており、発光素子形成工程には、正孔注入/輸送層752を形成する正孔注入/輸送層形成工程と、3色の発光層753を形成する発光層形成工程と、が含まれている。この場合、上記バンク部741により形成したマトリクス状の多数の凹部開口744に対し、3色の発光層753の配列は、例えば図2に示すように、ストライプ配列(同図(a))、モザイク配列(同図(b))およびデルタ配列(同図(c))が知られている。
【0033】
そして、有機EL装置701は、有機EL素子702を製造した後、有機EL素子702の陰極761にフレキシブル基板の配線を接続すると共に、駆動ICに回路素子部721の配線を接続することにより製造される。
【0034】
本実施形態の液滴吐出装置は、注入/輸送層形成工程に用いるものと、発光層形成工程に用いるものとがあるが、装置自体は同一構造のものが用いられるため、ここでは、R・G・B3色の発光層753を形成するための液滴吐出装置を例に、詳細に説明する。
【0035】
図3の平面模式図に示すように、実施形態の液滴吐出装置1は、機台2と、機台2上の全域に広く載置された描画装置3と、描画装置3に添設するように機台2上に載置したヘッド機能回復装置4とを有し、描画装置3に備えられた機能液滴吐出ヘッド32によりワークW上に機能液滴による描画を行うと共に、ヘッド機能回復装置4により適宜、機能液滴吐出ヘッド32の機能回復処理(メンテナンス)を行うようにしている。
【0036】
液滴吐出装置1を構成する各装置の装置構成について簡単に説明する。描画装置3は、ワークWを主走査方向に移動させるX軸テーブル(主走査手段)12およびX軸テーブル21に直交するY軸テーブル22からなるX・Y移動機構11と、Y軸テーブル22に移動自在に取り付けたメインキャリッジ12と、メインキャリッジ12に垂設したヘッドユニット13とを備えている。ヘッドユニット13には、サブキャリッジ31を介して、R色、G色およびB色の3つの機能液滴吐出ヘッド32が搭載される。各機能液滴吐出ヘッド32のノズル面33には、多数のノズル34から成るノズル列35が形成されており、各機能液滴吐出ヘッド32のノズル列35が主走査方向と直交するように、3つの機能液滴吐出ヘッド32は、ヘッドユニット13に搭載されている(図3参照)。なお、ヘッドユニット13には、後述するリニアエンコーダ202のリニアセンサ205が搭載されている。
【0037】
この場合、基板であるワークWは、透光性(透明)のガラス基板で構成されている。ワークWには、2ヶ所の基準マーク76が付されており、ワークWをX軸テーブル21に搬入した段階で、これに臨む一対のワーク認識カメラ75,75により、X軸テーブル21に位置決めされた状態でセットされる。なお、図示のサブキャリッジ31には、色別の機能液滴吐出ヘッド32が1つずつ搭載されているが、これらが複数の機能液滴吐出ヘッド32で構成されていてもよい。
【0038】
また、ヘッド機能回復装置4は、機台2上に載置した移動テーブル41と、移動テーブル41上に載置した保管ユニット42、吸引ユニット43およびワイピングユニット44とを備えている。保管ユニット42は、装置の稼動停止時に、機能液滴吐出ヘッド32のノズル34の乾燥を防止すべくこれを封止する。吸引ユニット43は、機能液滴吐出ヘッド32から機能液を強制的に吸引すると共に、機能液滴吐出ヘッド32の全ノズル34からの機能液の捨て吐出を受けるフラッシングボックスの機能を有している。ワイピングユニット44は、主に、機能液吸引を行った後の機能液滴吐出ヘッド32のノズル面33をワイピング(拭き取り)する。
【0039】
保管ユニット42には、例えば機能液滴吐出ヘッド32に対応する封止キャップ51が昇降自在に設けられており、装置の稼動停止にヘッドユニット(の機能液滴吐出ヘッド32)13に臨んで上昇し、機能液滴吐出ヘッド32のノズル面33に封止キャップ51を密接させて、これを封止する。これにより、機能液滴吐出ヘッド32のノズル面33における機能液の気化が抑制され、いわゆるノズル詰まりが防止される。
【0040】
同様に、吸引ユニット43には、例えば機能液滴吐出ヘッド32に対応する吸引キャップ52が、昇降自在に設けられており、ヘッドユニット(の機能液滴吐出ヘッド32)13に機能液の充填を行う場合や、機能液滴吐出ヘッド32内で増粘した機能液を除去する場合に、吸引キャップ52を機能液滴吐出ヘッド32に密着させて、ポンプ吸引を行う。また、機能液の吐出(描画)を休止するときには、吸引キャップ52を機能液滴吐出ヘッド32から僅かに離間させておいて、フラッシング(捨て吐出)を行う。これにより、ノズル詰まりが防止され或いはノズル詰まりの生じた機能液滴吐出ヘッド32の機能回復が図られる。
【0041】
ワイピングユニット44には、例えば、ワイピングシート53が繰出し且つ巻取り自在に設けられており、繰り出したワイピングシート53を送りながら、且つ移動テーブル41によりワイピングユニット44をX軸方向に移動させながら、機能液滴吐出ヘッド32のノズル面33を拭き取るようになっている。これにより、機能液滴吐出ヘッド32のノズル面33に付着した機能液が取り除かれ、機能液吐出時の飛行曲がり等が防止される。
【0042】
なお、ヘッド機能回復装置4として、上記の各ユニットに加え、機能液滴吐出ヘッド32から吐出された機能液滴の飛行状態を検査する吐出検査ユニットや、機能液滴吐出ヘッド32から吐出された機能液滴の重量を測定する重量測定ユニット等を、搭載することが好ましい。さらに、同図示では省略したが、この液滴吐出装置1には、各機能液滴吐出ヘッド32に機能液が供給する機能液供給機構や、上記の描画装置3や機能液滴吐出ヘッド32等の構成装置を統括制御する制御装置(制御手段:後述する)5などが組み込まれている。
【0043】
次に、描画装置3を構成要素について説明する。図3および図4に示すように、X軸テーブル21は、X軸方向の駆動系を構成するX軸モータ62駆動のX軸スライダ61を有し、これに吸着テーブル64およびθテーブル65等から成るセットテーブル63を移動自在に搭載して、構成されている。同様に、Y軸テーブル22は、Y軸方向の駆動系を構成するY軸モータ68駆動のY軸スライダ67を有し、これにθテーブル65を介して上記のメインキャリッジ12を移動自在に搭載して、構成されている。
【0044】
この場合、X軸テーブル21は、機台2上に直接支持される一方、Y軸テーブル22は、機台2上に立設した左右の支柱71,71に支持されている。X軸テーブル21とヘッド機能回復装置4とは、X軸方向に相互に平行に配設されており、Y軸テーブル22は、X軸テーブル21とヘッド機能回復装置4の移動テーブル41とを跨ぐように延在している。
【0045】
X軸テーブル21は、セットテーブル63(吸着テーブル64)にセットしたワークWを主走査(X軸)方向に移動させ、移載エリア74(後述する)で導入されたワークWを描画エリア72に移動させる。本実施形態では、ヘッド側(機能液滴吐出ヘッド32)に対し、ワークW側を移動させる構成となっているが、ワークWに対し、ヘッド側を移動させる構成とすることも可能である。なお、ワークWをセットする吸着テーブル64には、図外の真空ポンプに接続された吸引溝66が複数形成されており、真空ポンプを駆動してワークWを不動にセットできるようになっている。また、吸引溝66には、複数の吸引孔67が形成されている(図6参照)
【0046】
Y軸テーブル22は、これに搭載したヘッドユニット(機能液滴吐出ヘッド32)13を、ヘッド機能回復装置4の直上部に位置する機能回復エリア73と、X軸テーブル21の直上部に位置する描画エリア72との相互間で、適宜移動させる。すなわち、Y軸テーブル22は、機能液滴吐出ヘッド32の機能回復を行う場合には、ヘッドユニット13を機能回復エリア73に臨ませ、またX軸テーブル21に導入したワークWに描画を行う場合には、ヘッドユニット13を描画エリア72に臨ませる。
【0047】
そして、描画エリア72に導入したワークWに描画を行う場合には、機能液滴吐出ヘッド(ヘッドユニット13)32を描画エリア72に臨ませておいて、X軸テーブル21による主走査(ワークWの往復移動)に同期して、機能液滴吐出ヘッド32を吐出駆動(機能液滴の選択的吐出)させる。また、Y軸テーブル22により適宜、副走査(ヘッドユニット13の移動)が行われる。この一連の動作により、ワークWの描画領域Dに所望の機能液滴の選択的吐出、すなわち描画が行われる。
【0048】
また、機能液滴吐出ヘッド32の機能回復を行う場合には、移動テーブル41により吸引ユニット43を機能回復エリア73に移動させると共に、Y軸テーブル22によりヘッドユニット13を機能回復エリア73に移動させ、機能液滴吐出ヘッド32のフラッシング或いはポンプ吸引を行う。また、ポンプ吸引を行った場合には、続いて移動テーブル41によりワイピングユニット44を機能回復エリア73に移動させ、機能液滴吐出ヘッド32のワイピングを行う。同様に、作業が終了して装置の稼動を停止する時には、保管ユニット42により、機能液滴吐出ヘッド32にキャッピングが行われる。
【0049】
なお、X軸テーブル21の一方の端部は、ワークWをX軸テーブル21にセット(載せ代える)するための移載エリア74となっており、移載エリア74には、上記した一対のワーク認識カメラ75,75が配設されている。そして、この一対のワーク認識カメラ75,75により、吸着テーブル64上に供給されたワークWの上記の2箇所の基準マーク76が同時に認識され、この認識結果に基づいて、ワークWのアライメントが為される。
【0050】
次に、液滴吐出装置1の主制御系について説明する。図4に示すように、液滴吐出装置1は、インタフェース91を有し、ホストコンピュータから送信された描画データおよび各種指令を入力すると共に、液滴吐出装置1内部における各種データをホストコンピュータに出力するためのデータ入出力部81と、後述するリニアエンコーダ202等を有し、各種検出を行う検出部82と、機能液滴吐出ヘッド32を有し、機能液滴による描画を行う描画部83と、X軸テーブル21のX軸モータ62やY軸テーブル22のY軸モータ68等のモータを有し、メインキャリッジ12の移動およびワークWの送りを行う搬送部84と、ヘッド機能回復装置4を有し、機能液滴吐出ヘッド32の保全を行う保全部85と、機能液滴吐出ヘッド32を駆動するヘッドドライバ92や、各種モータを駆動するモータドライバ93、ヘッド機能回復装置4の各ユニットを駆動するメンテナンスドライバ94、等を有し、液滴吐出装置1各部を駆動する各種ドライバを有する駆動部86と、これら各部に接続され、液滴吐出装置1全体の制御を行う制御部87と、を備えている。
【0051】
制御部87は、CPU101、ROM102、RAM103、周辺制御回路(P−CON)104を備えており、これらは互いに内部バス105により接続されている。ROM102は、CPU101で処理する制御プログラムを記憶する制御プログラム領域111の他、各種制御データを記憶する制御データ領域112を有している。RAM103は、外部から入力した描画データを記憶する描画データ領域113、印刷のための吐出パターンデータを記憶する吐出パターンデータ領域114の他、各種バッファ領域115や各種レジスタ群116を有し、制御処理のための作業領域として使用される。
【0052】
P−CON104には、CPU101の機能を補うと共に、周辺回路とのインタフェース信号を取り扱うための論理回路が、ゲートアレイやカスタムLSIなどにより構成されて組み込まれている。すなわち、P−CON104は、ホストコンピュータや液滴吐出装置1各部からの描画データや各種検出信号などをそのまま、あるいは加工して内部バス105に取り込むと共に、CPU101と連動して、CPU101等から内部バス105に出力されたデータや制御信号を(駆動部86を介して)液滴吐出装置1各部に出力している。また、P−CON104には、時間制御を行うためのタイマー117が組み込まれている。
【0053】
CPU101は、ROM102内の制御プログラムに従って、P−CON104を介して各種検出信号、各種指令、各種データ等を入力し、RAM103内の各種データ等を処理した後、P−CON104を介して駆動部86に制御信号を出力する。このように、制御部87により液滴吐出装置1全体が統括制御される。
【0054】
ところで、この描画装置3では、X軸テーブル21によるX軸(主走査)方向へのワークWの移動と、Y軸テーブル22によるY軸(副走査)方向への機能液滴吐出ヘッド(ヘッドユニット13)32の移動と、を繰り返し行いながら、リニアエンコーダ202の位置情報に基づいて機能液滴吐出ヘッド32の吐出駆動を制御することにより、ワークWに対する描画処理を行うようになっている。
【0055】
リニアエンコーダ202は、多数の検出線204を有するリニアスケール203およびリニアスケール203の検出線204を検出するリニアセンサ205から構成されおり、リニアセンサ205でリニアスケール203の検出線204を順次検出することにより、ワークWの位置情報を連続的に検出している。リニアスケール203は、上記したセットテーブル63の吸着テーブル64に着脱自在にセットされるスケールマスク211に形成されており、ワークWは、スケールマスク211を介して吸着テーブル64上にセットされる。なお、スケールマスク211には、上記した吸着テーブル64の複数の吸引孔67と連通する複数の連通孔(貫通孔)212が形成されており、ワークWに吸引力を作用させて、ワークWを不動にセット可能となっている。すなわち、吸着テーブル64にスケールマスク211をセットすると、スケールマスク211の複数の連通孔212が吸着テーブル64に形成された複数の吸引孔67と連通するようになっている。
【0056】
上述したように、ワークWは、予め回路素子部721、画素電極731およびバンク部741を形成した透明なガラス基板711で構成されており、描画領域D内に形成されたバンク部741により構成されるマトリクス状の凹部開口744内に機能液滴を吐出するようになっている。リニアスケール203の各検出線204は、スケールマスク211に、行方向(主走査方向)における凹部開口744の配設ピッチと同一ピッチとなるように線引きされている(図5参照)。そして、スケールマスク211をセットテーブル63にセットすると、各検出線204は、副走査方向に対して平行に(ワークWの送り方向と直交して)延在するようになっている。なお、実施形態では、スケールマスク211の主走査方向に対して連続的に多数の検出線204を形成しているが、ワークWに複数の描画領域Dが形成されている場合には、主走査方向におけるワークWの描画領域Dの配置に対応させて断続的に多数の検出線204を形成することも可能である。
【0057】
スケールマスク211には、ワークWの四隅のセット位置を示す4つの指標213が形成されており、ワークWを所定のセット位置にセットすると、各検出線204と凹部開口744が行方向において対応し、各凹部開口744の中心、すなわち主走査方向に隣接するバンク部741の中心に検出線204が位置するようになっている。ワークWはガラス基板711で構成されているため、凹部開口744から、検出線204を視認することが可能である(図5参照)。なお、検出線204は、スケールマスク211の全面に亘って形成することも可能であるし、スケールマスク211の一部分(主走査方向の片側部分)のみに形成することも可能である。但し、後者の場合、スケールマスク211にワークWをセットしたときに、各検出線204が、ワークWの描画範囲から幅方向外側に外れた位置から(対応する行の)凹部開口744まで延在させることが好ましい。また、上記4つの指標213に代えて、ワーク位置決め用の突起(3個)を設けるようにしてもよい。
【0058】
スケールマスク211は、透光性を有する板状のガラスで構成されており、ガラス基板711で構成されたワークWと同様の熱膨張率を有している。したがって、環境温度の変化によりワークWが熱膨張しても、スケールマスク211もワークWと同様に熱膨張するため、スケールマスク211に形成されたリニアスケール203の各検出線204とワークWの凹部開口744との相対的な位置関係が変化せず、リニアエンコーダ202に基づいて、ワークWに正確な描画ができるようになっている。また、スケールマスク211は、セットテーブル63に着脱自在であるため、ワークWの種類や目的に合ったリニアスケール203が形成されたスケールマスク211を適宜選択することができ、描画装置3の汎用性を高めることが可能である。なお、実施形態のスケールマスク211は、ワークWに対して一回り大きく形成されているが、同一平面形状としてもよい。この場合、ワークWを構成するガラス基板711を用いることも可能である。
【0059】
なお、リニアスケール203は、スケールマスク211の表面(ワークWのセット面)に形成することも可能であるが、繰り返し行われるワークWの載せ換えによってリニアスケール203が損傷しないように、スケールマスク211の裏面(吸着テーブル64との当接面)にリニアスケール203を形成することが好ましい。また、スケールマスク211の材質は、ワークWと同様の熱膨張率を有するものであればよく、樹脂製のシートで構成することも可能である。この場合も、リニアスケール203をスケールマスク211の裏面に形成することが好ましく、樹脂製のシートは、透光性(透明)を有することが好ましい。
【0060】
一方、ヘッドユニット13には、R色、G色およびB色の3つの機能液滴吐出ヘッド32に対応して、3つのリニアセンサ205が搭載されており、これらは上記の制御装置5に接続されている。3つのリニアセンサ205の検出部(検出端)206は、各機能液滴吐出ヘッド32のノズル列35と同一直線上、すなわち主走査方向においてノズル列35と同位置に配設されている。そして、3つのリニアセンサ205が、主走査方向を移動するワークWを介して、スケールマスク211に形成されたリニアスケール203の検出線204を順次検出することにより、各リニアセンサ205に対応する機能液滴吐出ヘッド32(のノズル列35)とワークWとの位置関係を正確に把握できるようになっている。
【0061】
ワークWの描画時における一連の制御について説明する。R、G、およびB色に対応する各機能液滴吐出ヘッド32は、同様の制御が為されるので、ここでは、R色に対応する機能液滴吐出ヘッド32の動作を例に説明する。描画処理が開始されると、先ず、ワーク認識カメラ75によりワークWの画像認識が為される。そして、整列する凹部開口744の行方向が主走査方向と直交するように、ワークWの向きをθテーブル65により補正する。また、このとき、リニアスケール203の各検出線204と凹部開口744の中心とのずれ量が検出される。
【0062】
制御装置5は、X軸テーブル21を駆動して、スケールマスク211を介して、セットテーブル63にセットしたワークWを描画エリア72に移動させる。そして、ヘッドユニット13にセットテーブル63が臨み、ヘッドユニット13に搭載されたリニアセンサ205がスケールマスク211の検出線204を順次検出して検出信号を制御装置5に送信する。制御装置5は、リニアセンサ205からの検出信号に基づいて、凹部開口744内の略中間に機能液が着弾するよう、R色に対応する機能液滴吐出ヘッド32の吐出駆動を行う。具体的には、制御装置5は、各検出線204と凹部開口744の中心位置が一致している場合には、リニアセンサ205からの検出信号を受信すると瞬時に機能液滴吐出ヘッド32の吐出駆動を行い、各検出線204と凹部開口744の中心位置とがずれている場合には、リニアセンサ205からの検出信号を受信してから、各検出線204と凹部開口744の中心位置とのずれ量に基づいて所定のタイミング遅らせて(上記のP−CON104に組み込まれたディレイ回路による)機能液滴吐出ヘッド32の吐出駆動を行う。
【0063】
このように、本実施形態では、リニアスケール203の各検出線204とワークWの凹部開口744の行方向における配設ピッチが一致しているので、制御装置5が各検出線204の検出信号を受信する毎に機能液滴吐出ヘッド32を吐出駆動させることにより、凹部開口744の配設ピッチに合わせて精度良く機能液滴を吐出させることができる。また、機能液滴吐出ヘッド32のノズル列35とリニアセンサ205の主走査方向における位置が一致しているため、各検出線204の検出信号の受信タイミングに対応(同期)させて機能液滴吐出ヘッド32を吐出駆動させることにより、凹部開口744の略中心位置に機能液を精度良く着弾させることが可能である。
【0064】
なお、リニアスケール203(検出線204)を、主走査時におけるワークWのうねり(ヨーイング)矯正に用いることも可能である。この場合、ヘッドユニット13に検出線を検出する一対のリニアセンサを設けて、検出線204の両側にこれを臨ませ、ワークWのうねり(検出線両端部におけるワーク送り量のずれ)を検出する。そして、一対のリニアセンサの検出結果、すなわちワーク送り量のずれに基づいて、ワークの送りを微調整する。
【0065】
次に、上記の液滴吐出装置1を液晶表示装置の製造に適用した場合について、説明する。図7は、液晶表示装置801の断面構造を表している。同図に示すように、液晶表示装置801は、カラーフィルタ802と、対向基板803と、カラーフィルタ802と対向基板803との間に封入された液晶組成物804と、バックライト(図示省略)と、で構成されている。対向基板803の内側の面には、画素電極805と、TFT(薄膜トランジスタ)素子(図示省略)とがマトリクス状に形成されている。そして、画素電極805に対向する位置に、カラーフィルタ802の赤、緑、青の着色層813が配列するようになっている。また、カラーフィルタ802および対向基板803のそれぞれ内側の面には、液晶分子を一定方向に配列させる配向膜806が形成されており、カラーフィルタ802および対向基板803のそれぞれ外側の面には、偏光板807が接着されている。
【0066】
カラーフィルタ802は、透光性の透明基板811と、透明基板811上にマトリクス状に並んだ多数の画素(フィルタエレメント)812と、画素812上に形成された着色層813と、各画素812を仕切る遮光性の仕切り814と、を備えており、着色層813および仕切り814の上面には、オーバーコート層815および電極層816が形成されている。
【0067】
液晶表示装置801の製造方法について説明すると、先ず、透明基板811に仕切り814を作り込んだ後、画素812部分にR(赤)・G(緑)・B(青)の着色層813を形成する。そして、透明アクリル樹脂塗料とスピンコートしてオーバーコート層815を形成し、さらに、ITO(indium tin oxide)から成る電極層816を形成して、カラーフィルタ802を作成する。また、対向基板803には、画素電極805とTFT素子を作り込んでおく。次に、作成したカラーフィルタ802および画素電極805が形成された対向基板803に配向膜806の塗布を行った後、これらを貼り合わせる。そして、カラーフィルタ802および対向基板803との間に液晶組成物804を封入した後、偏光板807およびバックライトを積層する。
【0068】
液滴吐出装置1は、上記したカラーフィルタのフィルタエレメント(R(赤)・G(緑)・B(青)の着色層813)の形成に用いることができる。また、画素電極805に対応する液体材料を用いることにより、画素電極805の形成にも用いることが可能である。
【0069】
また、他の電気光学装置としては、金属配線形成、レンズ形成、レジスト形成および光拡散体形成等の他、プレパラート形成を包含する装置が考えられる。上記した液滴吐出装置1を各種の電気光学装置(デバイス)の製造に用いることにより、各種の電気光学装置を効率的に製造することが可能である。
【0070】
【発明の効果】
以上のように、本発明の液滴吐出装置によれば、リニアスケールが形成されたスケールマスクは、ワークと同一の熱膨張率を有しているので、環境温度の変化によりワークが熱膨張して変寸しても、リニアスケールも同様に変寸する。したがって、スケールマスクを用いるという比較的簡易な構成で、環境温度の変化に影響されることなく、リニアスケールを用いて正確にワークの位置情報を検出することができ、ワークの所定位置に精度良く機能液滴を吐出させることができる。また、本発明によれば、環境温度の変化によるワークの変寸量とリニアスケールの変寸量が同一であるので、適切な描画品質を確保するためにワークの変寸量を演算処理で求めるといった複雑な処理を必要とせず、描画処理を迅速に行うことが可能である。さらに、スケールマスクは、同種のワークに対して汎用的に使用できると共に、異種のワークに対しては交換可能であるので、液滴吐出装置の汎用性を高めることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】有機EL装置の縦断面図である。
【図2】有機EL素子を構成する発光層の配列を示した図であり、(a)は、ストライプ配列、(b)は、モザイク配列、(c)は、デルタ配列の説明図である。
【図3】第1実施形態にかかる液滴吐出装置の平面模式図である。
【図4】液滴吐出装置の主制御系を示したブロック図である。
【図5】スケールマスクをセットした吸着テーブル廻りの説明図である。
【図6】ワーク、スケールマスク、吸着テーブルの説明図である。
【図7】液晶表示装置の断面図である。
【符号の説明】
1 液滴吐出装置 3 描画装置
5 制御装置 13 ヘッドユニット
21 X軸テーブル 32 機能液滴吐出ヘッド
35 ノズル列 63 セットテーブル
64 吸着テーブル 67 吸引孔
202 リニアエンコーダ 203 リニアスケール
204 検出線 205 リニアセンサ
206 検出端 211 スケールマスク
711 ガラス基板 741 バンク部
744 凹部開口
W ワーク

Claims (7)

  1. 機能液滴吐出ヘッドを搭載したヘッドユニットに対し、ワークを第一の方向に相対的に移動させながら、前記機能液滴吐出ヘッドから前記ワークに対して機能液滴を吐出する液滴吐出装置において、
    前記ワークを吸着するための吸着テーブルを有するセットテーブルと、
    前記セットテーブルを介して前記ワークを前記第一の方向に相対的に移動させ第一の移動手段と、
    前記第一の方向に延在するリニアスケールおよび前記リニアスケールを検出するリニアセンサから成り、前記第一の移動手段によって相対的に移動する前記ワークの位を検出するリニアエンコーダと、
    前記リニアエンコーダによって検出された前記ワークの位置情報に基づいて、前記第一の移動手段の駆動および前記機能液滴吐出ヘッドの吐出駆動を制御する制御手段と、を備え、
    前記リニアセンサは、前記ヘッドユニットに搭載され、
    前記リニアスケールは、前記セットテーブルに配置されるスケールマスクに付され
    前記スケールマスクは、前記ワークと同様の熱膨張率を有すると共に、前記吸着テーブルの吸引孔に連通する貫通孔が形成され、
    前記セットテーブルは、前記スケールマスクを介して前記ワークを吸着することを特徴とする液滴吐出装置。
  2. 前記ワークは、ガラス基板で構成され、
    前記スケールマスクは、板状のガラスで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出装置。
  3. 前記ワークは、ガラス基板で構成され、
    前記スケールマスクは、樹脂製のシートで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出装置。
  4. 前記スケールマスクは、透光性を有する部材で構成され、
    前記リニアスケールは、前記スケールマスクの前記吸着テーブルとの当接面に付されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の液滴吐出装置。
  5. 前記ワークの表面には、前記第一の方向および前記第一の方向と直交する第二の方向に延在するバンク部により数の凹部開口がマトリクス状に形成され、前記機能液滴吐出ヘッドは前記凹部開口内に機能液滴を吐出することで描画を行い、
    前記リニアスケールは、前記第一の方向における前記数の凹部開口のピッチと合致する数の検出線を有していることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の液滴吐出装置。
  6. 前記スケールマスクに対し前記ワークは、前記各検出線が前記凹部開口の中に位置するようにセットされていることを特徴とする請求項に記載の液滴吐出装置。
  7. 前記機能液滴吐出ヘッドのノズル列は、前記第二の方向に対して平行であり
    記ヘッドユニットに設けた前記リニアセンサの検出端は前記ノズル列と同一直線上に配設されていることを特徴とする請求項に記載の液滴吐出装置。
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