JP4352254B2 - 無線lan用通信装置、無線lanの通信方法および無線lan用通信装置用プログラム - Google Patents

無線lan用通信装置、無線lanの通信方法および無線lan用通信装置用プログラム Download PDF

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Description

この発明は、無線LAN(Local Area Network)を利用として、例えば、音声情報あるいは映像情報などのストリーミング情報や、コンピュータデータなどを伝送する無線LANシステムに適用される無線LAN用通信装置、無線LANの通信方法および無線LAN用通信装置用プログラムに関する。
無線LANとしては、例えば、IEEE(The Institute Electrical and Electronics Engineers,Inc.)802.11規格のものが普及しつつある。
このIEEE802.11規格の無線LANの場合、無線LAN用アクセスポイント装置(以下、単にアクセスポイント装置という)と、無線LAN用端末側ステーション装置(以下、単にステーション装置という)との間では、一つの周波数が使用される。そして、CSMA/CA(搬送波感知多重アクセス/衝突回避方式:Carrier Sense Multiple Access with Collission Avoidance)方式により、無線通信の衝突が回避されて、複数のステーション装置とアクセスポイント装置との間の同時通信が可能とされている(例えば特許文献1(特開平11−308673号公報)参照)。
すなわち、アクセスポイント装置およびステーション装置は、無線LANが使用中であるかどうかを、搬送波が無線LANに存在しているかどうかによりチェックする。そして、無線LANが空きであることを確認した後、送信情報を送出するようにする。
この場合において、アクセスポイント装置やステーション装置は、無線LANの空きを検出したら即座に送信情報を送出するのではなく、例えば、図15に示すように、無線LANの空きを検出したタイミングから予め定められた設定値の時間以上、当該無線LANの空き時間が継続したことを検出したときに、初めて送信情報を送出するようにする。
この無線LANに送信情報を送出するための空きの監視時間の設定値は、最近では、ユーザが、設定入力することにより設定することもできるようにされており、フレーム送信間隔(AIFS;Arbitration Inter Frame Space)と呼ばれている。以下、この設定値をAIFS設定値という。
なお、IEEE802.11規格の無線LANの場合、1パケットで送信することができるデータ量の最大値が1.5KBと決められており、この最大値よりも大きいデータ量のデータは、1.5KB以下に分割されてパケット化され、分割データのパケット単位で送信される。そして、上記の無線LANの空き監視処理は、各パケット送出ごとに行われるものである。
上記の特許文献は、次の通りである。
特開平11−308673号公報
ところで、AIFS設定値は、ユーザが設定可能であるとしても、従来は、当該AIFS設定値は、全ての情報に共通の値である。ところが、無線LANで通信される情報には種々のものがあり、AIFS設定値が全ての情報に共通の値であるときには、情報によっては通信品質を損なうおそれがある。
すなわち、例えば音声情報や映像情報などのストリーミング情報(情報を読み込みながら、同時進行的に再生を行なうようにする情報)は、いわゆるリアルタイム性を有するので、できるだけ優先して通信されるようにしなければならない。
しかし、上述のようにAIFS設定値が、全ての情報に共通の値であるときには、他にコンピュータデータなどの通信要求があったときには、タイミングによっては、コンピュータデータのみが無線LANを伝送され、ストリーミング情報の伝送が待たされてしまう。そして、ストリーミング情報が、バッファ容量を越えて送信待ちの状態になると、いわゆるパケット廃棄が発生して、音質や画質が損なわれしまう。
この発明は、以上の点にかんがみ、通信の優先度が異なる複数種の送信情報を無線LANを通じた通信情報とする場合においても、情報品質の劣化を防止することができるようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明は、
送信パケットの送出に先立ち、無線LAN(Local Area Network;以下同じ)の空き時間の長さを監視し、当該空き時間が設定値以上であるときに、前記送信パケットを前記無線LANに送出するようにする無線LAN用通信装置において、
前記送信パケットの送信情報の優先度を判別する優先度判別手段と、
前記優先度判別手段で、前記送信パケットが優先度が低い送信情報であると判別したときには、前記空き時間の設定値を所定の値として前記無線LANを監視し、前記送信パケットが前記優先度が高い送信情報であると判別したときには、前記空き時間の設定値を前記所定の値よりも小さい値として前記無線LANを監視する無線LAN監視手段と、
前記優先度の高い送信情報の送信パケットを、前記無線LANを通じて通信している状態かどうかを判別する通信状況判別手段と、
前記通信状況判別手段で、前記優先度の高い送信情報の送信パケットを前記無線LANを通じて通信していない状態であると判別したときに、前記優先度の低い送信情報の送信パケットについての前記空き時間の設定値を前記所定値よりも小さい値に変更し、前記通信状況判別手段で、前記優先度の高い送信情報の送信パケットを前記無線LANを通じて通信している状態であると判別したときには、前記優先度の低い送信情報の送信パケットについての前記空き時間の設定値を前記所定の値とする空き時間設定値変更手段と
を備えることを特徴とする無線LAN用通信装置を提供する。
の発明においては、送信情報が、例えばストリーミング情報のように優先度の高いものか、コンピュータデータのようにストリーミング情報に比べて優先度が低いものかを優先度判別手段により判別する。そして、優先度が低い送信情報であると判別したときには、空き時間の設定値を、例えば通常用いられるような所定の値として、無線LANの空き監視を行なう。
これに対して、優先度判別手段で、送信情報が、例えばストリーミング情報のように優先度の高いものであると判別したときには、空き時間の設定値を、前記所定の値よりも小さい値として無線LANの空き監視を行なう。
したがって、送信情報がストリーミング情報のように優先度が高い情報のときには、優先度の低い情報に優先して、無線LANに対して送信情報を送出する機会が多くなり、情報品質の劣化を防止することができる。
また、の発明においては、通信状況判別手段により、無線LANを通じて優先度の高い送信情報の通信が行われていないと判別されたときには、優先度の低い送信情報についての空き時間の設定値が、所定の値よりも小さい値に変更されて、無線LANの空き監視が行われる。
したがって、このときには、優先度の低い送信情報であっても、トータルとしての送信時間の短縮化を図ることができる。
の発明によれば、通信の優先度が異なる複数種の送信情報を無線LANを通じた通信情報とする場合においても、情報品質の劣化を防止することができる。また、の発明によれば、情報品質の劣化の防止に加えて、無線LANの有効利用を図ることができ、トータルとしての伝送速度の向上を図ることができる。
以下、この発明の実施形態を、図を参照しながら説明する。
[第1の実施形態]
図1は、この発明による無線LAN用通信装置の実施形態が用いられた無線LANシステムの全体の構成例を示すブロック図である。この例は、無線LANを用いた電話通信を可能としたシステムの場合の例である。この例の無線LANは、IEEE802.11規格に準拠しており、通話音声情報や呼制御のための情報の他、全ての情報はパケット化されて送受される。
図1において、10は、無線LAN用アクセスポイント装置(以下、単にアクセスポイント装置という)であり、有線LAN11を通じてサーバ装置12に接続されている。そして、サーバ装置12は、この例の無線LANシステムの場合には、電話通信中継交換装置(例えばボタン電話装置の主装置に対応)の役割をもするものであり、ゲートウエイ13を通じて外部ネットワーク、この例においては、公衆交換電話網(PSTN;Public Switched Telephone Network)14にも接続される。
アクセスポイント装置10は、この発明による無線LAN用通信装置の実施形態である。このアクセスポイント装置10に対しては、1個または複数個の無線LAN用端末側ステーション装置(以下、単にステーション装置という)20が設けられ、それぞれ無線リンクにより接続される。アクセスポイント装置10と1個または複数個のステーション装置20との間で形成される無線リンクは、無線LAN15を構成する。
ステーション装置20も、また、この発明による無線LAN用通信装置の実施形態である。そして、この例では、ステーション装置20のそれぞれには、通信端末の例としてのパケット電話機30やパーソナルコンピュータ31が接続される。
サーバ装置12は、無線LAN15にステーション装置20を介して接続されるパケット電話機30やパーソナルコンピュータ31についての、無線LAN15上のアドレス情報を管理している。
そして、サーバ装置12が、無線LAN15を通じた電話通信の通話路や、パーソナルコンピュータ31と他の通信ネットワークとの間の通信路を管理する。例えば、サーバ装置12は、管理しているアドレス情報を用いて、複数台のパケット電話機30のいずれか一つのパケット電話機と、他の一つのパケット電話機30との間での、無線LAN15およびサーバ装置12を通じた内線通話についての通信制御および管理を行なうようにしている。
また、サーバ装置12は、外部ネットワーク14を通じた他の電話端末と、アクセスポイント装置10、無線LAN15を介したパケット電話機30との間の通話(外線通話)についても通信制御および管理する。
外部ネットワーク14を通じて相手方から到来する着信は、ゲートウエイ13を通じてサーバ装置12に渡される。サーバ装置12は、当該着信の情報を解析し、複数台のパケット電話機30のうちの特定のパケット電話機を指定する情報が含まれている場合には、そのパケット電話機30に宛てて、その他の場合には、すべてのパケット電話機30に宛てて、当該着信の情報をパケット化して、アクセスポイント装置10および無線LAN15を通じてステーション装置20に送る。
ステーション装置20は、当該着信をパケット電話機30に転送する。パケット電話機30は、当該着信を例えばベル鳴動などにより、ユーザに通知する。複数台のパケット電話機30のいずれかのパケット電話機30のユーザがこの着信に応答すると、その応答メッセージが、当該応答のあったパケット電話機30からステーション装置20を通じ、無線LAN15を通じてアクセスポイント装置10に伝送される。
アクセスポイント装置10は、この応答をサーバ装置12に送り、サーバ装置12は、この応答をゲートウエイ13を通じて外部ネットワーク14に送出し、相手方に通知する。これにより、無線LAN15を通じた通話路が形成され、無線LAN15を通じて音声パケットの伝送がなされて通話がなされる。
複数台のパケット電話機30のいずれかのユーザが発信の操作をした場合には、上述とは逆の経路で、発信の相手先に着信され、当該発信の相手先が応答すれば、無線LAN15を通じた通話路が形成され、無線LAN15を通じて音声パケットの伝送がなされて通話がなされる。
また、この実施形態では、パーソナルコンピュータ31は、無線LAN15を通じ、また、サーバ装置12を通じて、インターネットなどの通信ネットワークに対してアクセスすることでき、当該通信ネットワークに接続されているサーバ装置から、データをダウンロードしたり、また、当該サーバ装置に対して、データをアップロードしたりすることができるようにされている。
この実施形態では、アクセスポイント装置10およびステーション装置20では、無線LAN15に送出する送信情報については、優先されるものと、優先されなくてもよいものとに分けておく。例えば、電話の通話音声などのストリーミング情報は優先情報とし、ストリーミング情報以外のコンピュータデータ(後で再生する音声データや画像データも含む)は、非優先情報とする。また、電話通信の着呼に対する応答のパケットや発呼のパケットなどのように、できるだけ他に優先して伝送したい情報も、優先情報とされる。
このように優先情報であるか、非優先情報であるかは予め定められており、例えばパケットヘッダに含まれるポート番号等の情報識別情報をチェックすることにより、優先情報であるか、非優先情報であるかを判別することができる。
そして、この実施形態では、アクセスポイント装置10およびステーション装置20は、無線LAN15に送出する送信パケットの送信バッファを、優先情報のパケットを順次に待ち行列として蓄積してゆく優先用バッファ部と、非優先情報のパケットを順次に待ち行列として蓄積してゆく非優先用バッファ部とに分けて管理する。
この明細書では、以下の説明において、優先用バッファ部に蓄積される優先情報のパケットの待ち行列を優先キューと称し、また、非優先用バッファに蓄積される非優先情報のパケットの待ち行列を非優先キューと称する。
そして、この実施形態では、優先キューに対するAIFS設定値FSpと、非優先キューに対するAIFS設定値FSnの初期値とは、異なる値とし、FSp<FSnとして、優先キューのパケットが優先して無線LAN15に送出されるように制御する。そして、この実施形態では、優先キューに対するAIFS設定値FSpは、固定値とするが、非優先キューに対するAIFS設定値FSnは、無線LANの通信状況を監視して、無線LAN15を通じて優先情報のパケット通信がなされていないときには、当該非優先キューに対するAIFS設定値FSnを、より小さい値、例えば優先キューに対するAIFS設定値FSpと同じ値に変更するようにする。
これは、非優先キューに対するAIFS設定値を固定値に設定した場合には、優先情報のパケットの通信がなされていないにもかかわらず、AIFS設定値が比較的大きいままとなり、非優先情報のスループットが低下した状態のままとなるのを避けるためである。
すなわち、優先キューと非優先キューとが混在するような環境では、優先キューのパケットの伝送が優先されるため、非優先キューのパケットのスループットが低下するのは致し方ないが、優先キューにパケットがなく、非優先キューのパケットしか存在しないような環境においては、この実施形態では、非優先キューのパケットに対するAIFS設定値を小さい値に変更して、スループットの向上を図るようにしている。
特に、非優先情報が容量の大きい情報の場合、前述したように、1.5KB単位の複数パケットに分割されて伝送されるため、当該AIFS設定値の分だけ、スループットが悪化するが、この実施形態では、それが改善される。
<アクセスポイント装置10のハードウエア構成>
図2は、アクセスポイント装置10のハードウエア構成例を示すブロック図である。
この例のアクセスポイント装置10は、例えばマイクロコンピュータからなる制御部101と、有線LANインターフェース(図ではインターフェースはI/Fと記載する。以下同じ)102と、送信用処理回路103と、受信用処理回路104と、送信アンプ105と、受信アンプ106と、アンテナ切換回路107と、送受信アンテナ108と、送受信アンテナ109とを備えて構成される。
有線LANインターフェース102は、この例では、有線LAN11を通じてサーバ装置12に接続されている。2個の送受信アンテナ108および109は、ダイバーシティアンテナを構成するもので、無線LAN15を通じてのパケットの送受を行なうためのものである。
アクセスポイント装置10では、有線LANインターフェース102を通じて得たサーバ装置12からの送信用パケットを、制御部101の制御に応じて送信用処理回路103およびアンプ105、また、アンテナ切換回路107を介して送受信アンテナ108または109の一方に供給して、ステーション装置20に対して無線送信する。
また、送受信アンテナ108または109の一方を通じて受信したステーション装置20からのパケットは、アンテナ切換回路107およびアンプ106を通じて受信用処理回路104に供給される。そして、受信用処理回路104からのパケットは、制御部101に供給される。制御部101は、受信したパケットを、有線LANインターフェース102および有線LAN11を通じてサーバ装置12に送出する。
サーバ装置12は、受信したパケットが呼制御用のパケットであるときには、当該呼制御パケットを解析し、外部への発信のときには、ゲートウエイ13を通じて外部ネットワーク14に当該パケットを送出する。また、解析の結果、内線通話の呼制御パケットであるときには、有線LAN11を通じてアクセスポイント装置10に送る。
アクセスポイント装置10は、これを有線LANインターフェース102を通じて受け取り、送信用処理回路103およびアンプ105、また、アンテナ切換回路107を介して送受信アンテナ108または109の一方に供給して、ステーション装置20に対して無線送信する。
制御部101は、マイクロコンピュータにより構成されるもので、例えば、図2に示すようなブロック構成とされる。すなわち、CPU(Central Processing Unit)110に対して、システムバス111を介して、ROM(Read Only Memory)112と、RAM(Random Access Memory)113と、パケット分解/生成部114と、受信バッファ115と、送信バッファ116と、無線送信優先度判定部117と、無線LAN空き監視部118と、AIFS設定値動的決定部119と、AIFS設定値保持部120とが接続されている。
図2では、省略したが、有線LANインターフェース102に接続されるポートや、送信用処理回路103、受信用処理回路104と制御情報や送受信情報のやり取りを行なうポートなども、制御部101は、備えるものである。
送信バッファ116は、前述もしたように、優先情報のパケットを順次に待ち行列として蓄積してゆく優先キュー用のバッファ部116aと、非優先情報のパケットを順次に待ち行列として蓄積してゆく非優先キュー用のバッファ部116bとに分けられている。
無線送信優先度判定部117は、有線LANインターフェース102を通じて受け取ったサーバ装置12からのパケットのヘッダのポート番号から、当該パケットの送信情報を認識し、優先情報か非優先情報かを判定する。そして、この無線送信優先度判定部117により優先情報と判定されたパケットは、送信バッファ116の優先キュー用のバッファ部116aに書き込まれ、非優先情報と判定されたパケットは、送信バッファ116の非優先キュー用のバッファ部116bに書き込まれる。
AIFS設定値保持部118は、優先キュー用のAIFS設定値FSpと、非優先キュー用のAFIS設定値FSnとを保持している。この実施形態では、優先キュー用のAIFS設定値FSpおよび非優先キュー用のAFIS設定値FSnの初期値は、予め設定されている。ユーザが、優先キュー用のAIFS設定値FSpおよび非優先キュー用のAFIS設定値FSnの初期値を設定することができるようにしてもよい。
そして、この実施形態では、このAIFS設定値保持部118の非優先キュー用のAIFS設定値FSnが、無線LAN15の通信状況に応じて動的に変更されるようにされる。
AIFS設定値動的決定部119は、この実施形態では、後述するように、無線LAN15の通信状況を監視し、無線LAN15において優先情報のパケットの通信が行われないと判別したときには、AIFS設定値保持部118の非優先キュー用のAFIS設定値FSnを初期値よりも小さい値に変更する。また、AIFS設定値動的決定部119は、無線LAN15において優先情報のパケットの通信がなされていると判別したときには、AIFS設定値保持部118の非優先キュー用のAFIS設定値FSnを初期値に設定する。
無線LAN空き監視部120は、無線LAN15についての空き監視を行なうが、送信パケットが優先キューのパケットであるときには、AIFS設定値保持部118の優先キュー用のAIFS設定値FSpを用いて空き監視を行い、また、送信パケットが非優先キューのパケットであるときには、AIFS設定値保持部118の非優先キュー用のAIFS設定値FSnを用いて空き監視を行なう。そして、この無線LAN空き監視部120で無線LAN15が空いていることを確認したときには、制御部110は、送信パケットの無線LAN15への送出を行なう。
なお、無線送信優先度判定部117、AIFS設定値動的決定部119および無線LAN空き監視部120は、ROM112に記憶されているソフトウエアプログラムに基づいてCPU110がRAM113をワークエリアとして用いて行なうソフトウエア処理とすることができる。
<ステーション装置のハードウエア構成>
ステーション装置20は、基本的には、アクセスポイント装置10とほぼ同様の構成を有する。図3に、ステーション装置20の構成例のブロック図を示す。
すなわち、ステーション装置20は、例えばマイクロコンピュータを備えて構成される制御部201と、端末インターフェース202と、送信用処理回路203と、受信用処理回路204と、送信アンプ205と、受信アンプ206と、アンテナ切換回路207と、送受信アンテナ208および209とを備えている。
端末インターフェース202は、この例では、パケット電話機30あるいはパーソナルコンピュータ31に接続されている。送受信アンテナ208および209は、無線LAN15を通じてのパケットの送受を行なうためのものである。
ステーション装置20は、端末インターフェース202を通じてパケット電話機30が接続されている場合には、パケット電話機30からの呼設定メッセージのパケットや通話音声情報のパケットを、送受信アンテナ208または209を通じてアクセスポイント装置10に送信する。また、アクセスポイント装置10からの受信パケットを、端末インターフェース202を通じてパケット電話機30に送る。
また、ステーション装置20は、端末インターフェース202を通じてパーソナルコンピュータ31が接続されている場合には、パーソナルコンピュータ31からアクセス要求のパケットやアップロードデータ等のパケットを、送受信アンテナ208または209を通じてアクセスポイント装置10に送信する。また、アクセスポイント装置10からのダウンロードデータ等の受信パケットを、端末インターフェース202を通じてパーソナルコンピュータ31に送る。
そして、制御部201は、アクセスポイント装置10の制御部101と同様の構成を備え、この実施形態では、図3に示すようなブロック構成とされる。すなわち、CPU210に対して、システムバス211を介して、ROM212と、RAM213と、パケット分解/生成部214と、受信バッファ215と、送信バッファ216と、無線送信優先度判定部217と、無線LAN空き監視部218と、AIFS設定値動的決定部219と、AIFS設定値保持部220とが接続されている。
送信バッファ216は、アクセスポイント装置10の場合と同様に、優先情報のパケットを順次に待ち行列として蓄積してゆく優先キュー用のバッファ部116aと、非優先情報のパケットを順次に待ち行列として蓄積してゆく非優先キュー用のバッファ部116bとに分けられている。
また、無線送信優先度判定部217と、無線LAN空き監視部218と、AIFS設定値動的決定部219と、AIFS設定値保持部220とは、前述したアクセスポイント装置10と同様の構成を備え、同様の動作を行なう。
<パケット電話機のハードウエア構成例>
図4に、この実施形態のパケット電話機30のハードウエア構成例を示す。この実施の形態のパケット電話機30は、図4に示すように、端末本体300と、ハンドセットHSとからなる。ハンドセットHSは、図示を省略したが、送話器を構成するマイクロホンと、送話アンプと、受話器を構成するスピーカと、受話アンプとを備えている。
端末本体300は、コンピュータにより構成されており、CPU310に対して、システムバス311を介して、ROM312と、RAM313と、ディスプレイコントローラ314と、操作入力インターフェース316と、ステーションインターフェース318と、パケット分解/生成部319と、音声データ入出力インターフェース320とが接続されている。
ディスプレイコントローラ314には、ディスプレイ315が接続されており、このディスプレイ315の表示画面には、CPU310の制御にしたがった表示が行われる。
また、操作入力インターフェース316には、テンキー、カーソルキーやその他の操作キーを含む操作入力部317が接続されている。CPU310は、操作入力インターフェース316を介して操作入力部317を通じて使用者がいずれの入力キーを操作したかを認識し、その認識結果に基づいて、キー入力操作に応じた処理をROM312のプログラムに従って実行する。
ROM312には、無線LAN15の状態信号に応じた発信時や着信時の処理シーケンスを実行するプログラム、その他の処理を実行するためのプログラムなどが記憶されている。
RAM313は、主としてROM312のプログラムがCPU310によって実行される際にワークエリアとして使用される。
ステーションインターフェース318は、ステーション装置に接続され、当該ステーション装置を通じて送られてくるパケット化データを取り込み、また、LAN31Aにパケット化データを送出するための機能を備える。
パケット分解/生成部319は、インターフェース318により取り込んだパケット化データを分解して、制御データや音声データを得る機能と、送信する制御データや音声データをパケット化して送出するパケット化データを生成する機能を有する。このパケット分解/生成部319は、パケット化データを分解したり、生成したりするためのバッファメモリを備える。
なお、このパケット分解/生成部319のパケット分解処理機能や生成処理機能は、CPU310と、ROM312とにより、ソフトウエアとして実現することもできる。
音声データ入出力インターフェース320は、パケット分解されて得られた音声データをアナログ音声信号に変換してハンドセットHSに供給し、また、ハンドセットHSから入力されるアナログ音声信号をデジタル信号に変換して取り込む機能を備える。
<アクセスポイント装置の送信制御処理動作>
図5は、AIFS設定値保持部118に保持される優先キュー用のAIFS設定値FSpおよび非優先キュー用のAFIS設定値FSnの一例を示している。この例では、優先キュー用のAIFS設定値FSpおよび非優先キュー用のAFIS設定値FSnの初期値は、例えば、FSp=2(マイクロ秒)、FSn=17(マイクロ秒)とされる。
そして、この実施形態では、AIFS設定値動的決定部119により、無線LANを通じて優先情報のパケットの通信がなされていない環境においては、非優先キュー用のAFIS設定値FSnは、この例では、FSn=2(マイクロ秒)に変更される。また、無線LANを通じて優先情報のパケットの通信が再開されると、AIFS設定値動的決定部119により、非優先キュー用のAFIS設定値FSnは、FSn=17に戻される。
無線LAN空き監視部120は、AIFS設定値保持部118の設定値FSpおよびFSnを用いて、無線LAN15の空き監視を行なう。図6に、この無線LAN空き監視部120の処理動作のフローチャートを示す。ここでは、無線LAN空き監視部120は、CPU110によるソフトウエア処理の一部とし、図6のフローチャートは、CPU110が、ROM112のプログラムにしたがって、RAM113をワークエリアとして用いて行なう処理として説明する。
先ず、CPU110は、送信しようとしているパケットは、優先情報のパケットであるか否か判別する(ステップS1)。この実施形態の場合、優先キューに、送信待ちのパケットがあるときには、当該優先キューのパケットを優先して送出するようにするため、このステップS1は、優先キューに送信待ちパケットがあるか否かを判別することにより、優先情報のパケットであるか否か判別することができる。もちろん、送信しようとするパケットのヘッダのポート番号をチェックして、優先情報のパケットであるか否かを判別するようにしても良い。
このステップS1で、送信しようとしているパケットが優先情報のパケットであると判別したときには、CPU110は、AIFS設定値保持部118に保持されている優先キュー用のAIFS設定値FSpを用いて、無線LAN15の空き監視を行なう(ステップS2)。
そして、無線LAN15の空きを確認して送信パケットの送出ができる状態になったか否かを判別し(ステップS3)、送信パケットの送出ができる状態になったと判別したときには、CPU110は、これに基づき、送信パケットの無線LAN15への送出を実行する(ステップS4)。
ステップS1で、送信しようとしているパケットが非優先情報のパケットであると判別したときには、CPU110は、AIFS設定値保持部118に保持されている非優先キュー用のAIFS設定値FSnを用いて、無線LAN15の空き監視を行なう(ステップS5)。
そして、無線LAN15の空きを確認して送信パケットの送出ができる状態になったか否かを判別し(ステップS6)、送信パケットの送出ができる状態になったと判別したときには、CPU110は、これに基づき、送信パケットの無線LAN15への送出を実行する(ステップS4)。
次に、この第1の実施形態におけるAIFS設定値動的決定部119の処理動作を、図7のフローチャートを参照しながら説明する。ここでは、AIFS設定値動的決定部119は、CPU110によるソフトウエア処理の一部とし、図7のフローチャートは、CPU110が、ROM112のプログラムにしたがって、RAM113をワークエリアとして用いて行なう処理として説明する。
この図7のフローチャートの処理は、アクセスポイント装置10が無線LAN15からパケットを受信するごとに、スタートから開始される。
先ず、CPU110は、無線LAN15からパケットを受信すると、その受信パケットを受信バッファ115に格納する(ステップS11)。そして、CPU110は、パケットヘッダのポート番号をチェックして、受信したパケットは、優先情報のパケットか、非優先情報のパケットかを判別する(ステップS12)。
そして、ステップS13で、優先情報のパケットであると判別したときには、CPU110は、AIFS設定値保持部118に保持されている非優先キューについてのAIFS設定値FSnを、この例では、FSn=17に設定する(ステップS13)。続いて、CPU110は、無線LAN15で非優先情報のパケットが連続して通信されているときの、当該連続する非優先情報のパケットの個数カウント値(以下、非優先連続カウント値と称する)CTを、CT=0としてクリアする(ステップS14)。そして、この処理ルーチンを抜ける。
また、ステップS12で、受信パケットは、非優先情報のパケットであると判別したときには、CPU110は、非優先連続カウント値CTを1だけインクリメントし(ステップS15)、当該非優先連続カウント値CTが予め定められた定数、例えば3以上であるか否か判別する(ステップS16)。
すなわち、この第1の実施形態では、無線LAN15において優先情報のパケットの通信が行われていない状態であるかどうかを、ステップS16で、非優先情報のパケットが所定個数以上、連続して無線LAN15を通じて通信されているかどうかにより判定する。
そして、このステップS16で、非優先連続カウント値CTが予め定められた定数以上であると判別したときには、無線LAN15においては優先情報のパケットの通信が行われていない状態であると判別して、CPU110は、AIFS設定値保持部118に保持されている非優先キューについてのAIFS設定値FSnを、初期値よりも小さい、この例では、FSn=2に変更設定する(ステップS17)。
続いて、CPU110は、非優先連続カウント値CTをCT=0としてクリアする(ステップS18)。そして、この処理ルーチンを抜ける。
以上のようにして、上述の実施形態では、優先情報のパケットを送出する際のAIFS設定値FSpは、非優先情報のパケットを送出する際のAIFS設定値FSnよりも小さくしたので、通話音声などの優先情報は、コンピュータデータ等の非優先情報に対して常に優先して、無線LAN15を通じて通信を行なうようにすることができる。このため、優先情報が通話音声の場合には、パケット廃棄を防止して、音声品質の通話が可能となる。
そして、無線LAN15を通じて優先情報のパケットの通信が行われていない環境においては、非優先情報のパケットを送出する際のAIFS設定値FSnが初期値に対して小さい値に変更される。これにより、非優先情報の伝送のスループットを向上させることができる。
<ステーション装置20の送信制御処理動作>
ステーション装置20においても、上述したアクセスポイント装置10の送信制御処理動作と全く同様の送信制御処理動作をすることにより、上述したアクセスポイント装置10の場合と同様の作用効果が得られる。
ただし、ステーション装置20の場合には、アクセスポイント装置10の場合とは異なり、通常は、無線LAN15を通じて送られてくるパケットを全て受信するのではなく、自装置宛のパケットのみしか受信しないため、そのままでは、AIFS設定値動的決定部119も自装置宛のパケットのみに基づいてしか、動的なAIFS設定値の設定変更を行なえない。
しかし、それでは、他のステーション装置での無線LAN15を通じた使用を阻害してしまう。そこで、これを回避するため、AIFS設定値動的決定部119では、自装置宛のパケットのみならず、無線LAN15を通じて送られてくる全てのパケットを受信して、図7に示したような処理動作を行なうようにする。
[第2の実施形態]
この第2の実施形態は、無線LANシステムの構成、また、アクセスポイント装置10、ステーション装置20およびパケット電話機30のハードウエア構成は、第1の実施形態と全く同様である。また、この第2の実施形態においては、AIFS設定値動的決定部119の動作が異なるのみで、第1の実施形態とは、その他のソフトウエア処理動作については全く同様である。
上述した第1の実施形態では、無線LAN15を通じて非優先情報のパケットが連続して通信されるときの、当該非優先情報のパケットの連続数を、非優先連続カウント値CTとしてカウントし、当該非優先連続カウント値CTが所定数以上になったときに、無線LAN15において優先情報のパケット通信がなされていないと判断して、非優先キューに対するAIFS設定値FSnを、FSn=17からFSn=2に変更して、非優先情報のスループットを向上させるようにした。
この第2の実施形態では、非優先連続カウント値CTを用いるのではなく、予め定められた一定時間以上、無線LAN15を通じて優先情報のパケットが通信されていない状態を検出したときに、その状態を無線LAN15において優先情報のパケット通信がなされていない状態と判断して、非優先キューに対するAIFS設定値FSnを、FSn=17からFSn=2に変更して、非優先情報のスループットを向上させるようにする。
前記一定時間としては、無線LAN15を通じて優先情報のパケットが通信されていない状態であると検出するのに適切な時間が設定される。この時間は、装置に予め設定されていても良いし、ユーザが設定することができるようにしても良い。
<アクセスポイント装置の送信制御処理動作>
この第2の実施形態のAIFS設定値動的設定部119も、CPU110が、ROM112のプログラムにしたがって、RAM113をワークエリアとして用いて行なうソフトウエア処理により構成されているものとして説明する。
先ず、この第2の実施形態のAIFS設定値動的設定部119においては、一定時間毎に実行される監視タスクを備える。すなわち、CPU110は、図8のフローチャートに示す処理を常時行なう。CPU110は、先ず、予め定められた一定時間経過したか否かを監視する(ステップS21)。一定時間経過していないときには、その他処理に移行し(ステップS22)、図8の処理ルーチンを抜ける。ステップS21で一定時間経過したと判別したときには、監視タスクを実行し(ステップS23)、図8の処理ルーチンを抜ける。
次に、ステップS23で実行される監視タスクを、図9のフローチャートを参照して説明する。
CPU110は、一定時間の間に無線LAN15から優先情報のパケットを受信したか否か判別し(ステップS31)、優先情報のパケットを受信したと判別したときには、非優先キューについてのAIFS設定値FSnの変更は行なわず、優先情報のパケットを受信したことを示す優先パケット受信フラグをクリアして(ステップS32)、この監視タスクを終了する。
また、ステップS31で、前記一定時間の間に、無線LAN15から優先情報のパケットを受信しなかったと判別したときには、CPU110は、非優先キューについてのAIFS設定値FSnを、初期値よりも小さいFSn=2に変更する(ステップS32)。そして、優先情報のパケットを受信したことを示す優先パケット受信フラグをクリアして(ステップS32)、この監視タスクを終了する。
そして、この第2の実施形態では、AIFS設定値動的設定部119は、無線LAN15からパケットを受信するごとに、図10のフローチャートに示す処理を行なって、必要な場合には、非優先キューについてのAIFS設定値FSnを、初期値に戻す。
すなわち、CPU110は、無線LAN15からパケットを受信すると、当該受信パケットは、優先情報のパケットであるか、非優先情報のパケットであるかを、例えばパケットヘッダのポート番号をチェックすることにより判別する(ステップS41)。
ステップS41で、受信パケットが非優先情報のパケットであると判別したときには、この処理ルーチンをそのまま抜ける。
また、ステップS41で、受信パケットが優先情報のパケットであると判別したときには、CPU110は、AIFS設定値保持部118の非優先キューについてのAIFS設定値FSnを、FSn=17として初期値に戻す(ステップS42)。そして、優先情報のパケットを受信したことを示す優先パケット受信フラグをセットして(ステップS43)、この処理ルーチンを終了する。
<ステーション装置20の送信制御処理動作>
この第2の実施形態においても、ステーション装置20においては、上述したアクセスポイント装置10の送信制御処理動作と全く同様の送信制御処理動作をすることにより、上述したアクセスポイント装置10の場合と同様の作用効果が得られる。
ただし、この第2の実施形態においても、ステーション装置20は、AIFS設定値動的決定部219では、自装置宛のパケットのみならず、無線LAN15を通じて送られてくる全てのパケットを受信して、図9および図10に示したような処理動作を行なうようにする。
[第3の実施形態]
上述の第1および第2の実施形態では、アクセスポイント装置10あるいはステーション装置20が、無線LAN15における通信状況を判別して、優先情報のパケットの通信がなされていない状態を認識するようにした。
これに対して、この第3の実施形態では、アクセスポイント装置10あるいはステーション装置20が無線LAN15における通信状況を判別するのではなく、サーバ装置12が無線LAN15の通信状況を管理していることを利用して、サーバ装置12が、無線LAN15の通信状況に応じて、AIFS設定値の変更指示をアクセスポイント装置10やステーション装置20に送るようにする。
そして、この第3の実施形態では、アクセスポイント装置10およびステーション装置20では、サーバ装置12から送られてくる変更指示を受信する受信ポートを設け、当該受信ポートを通じて受信するサーバ装置12からのAIFS設定値の変更指示に従って、AIFS設定値保持部118のAIFS設定値FSnを、動的に変更するようにする。
図11は、この第3の実施形態におけるサーバ装置12のAIFS設定値の変更指示処理を説明するためのフローチャートである。
サーバ装置12のCPU(図示は省略)は、例えばパケットヘッダのポート番号に基づいてパケットの主情報を判別することにより、無線LAN15を通じて優先情報のパケットの送受信があるか否か判別する(ステップS51)。このとき、サーバ装置12は、これから無線LAN15にアクセスポイント装置10を通じて送出しようとするパケットが優先情報のパケットであるかどうかも判別することができる。
ステップS51で、無線LAN15を通じて優先情報のパケットの送受信があると判別したときには、サーバ装置12のCPUは、非優先キューのパケットについてのAIFS設定値FSnを、FSn=17とすることを指示内容とするAIFS設定値の変更指示を生成して、アクセスポイント装置10に送る(ステップS52)。そして、この処理ルーチンを終了する。
このステップS52でのAIFS設定値の変更指示の指示内容は、非優先キューのパケットについてのAIFS設定値FSnを、FSn=17とすることを直接的に指示するものではなく、例えば無線LAN15を通じて優先情報の伝送があることを示す情報であればどのような情報であっても良い。
ステップS51で、無線LAN15を通じた優先情報のパケットの送受信はないと判別したときには、サーバ装置12のCPUは、非優先情報のパケットの無線LAN15を通じた伝送が一定時間継続したかどうか、換言すれば、一定時間の間、無線LAN15を通じた優先情報のパケットの送受が無いかどうかを判別する(ステップS53)。
そして、このステップS53で、非優先情報のパケットの無線LAN15を通じた伝送が一定時間継続してはいないと判別したときには、サーバ装置12のCPUは、この処理ルーチンをそのまま終了する。
また、このステップS53で、非優先情報のパケットの無線LAN15を通じた伝送が一定時間継続していると判別したときには、サーバ装置12のCPUは、非優先キューのパケットについてのAIFS設定値FSnを、FSn=2とすることを指示内容とするAIFS設定値の変更指示を生成して、アクセスポイント装置10に送る(ステップS52)。そして、この処理ルーチンを終了する。
このステップS52でのAIFS設定値の変更指示の指示内容は、非優先キューのパケットについてのAIFS設定値FSnを、FSn=2とすることを直接的に指示するものではなく、例えば無線LAN15を通じて優先情報の伝送がないことを示す情報であればどのような情報であっても良い。
図12は、サーバ装置12からのAIFS設定値の変更指示を受け取ったときのアクセスポイント装置10の処理のフローチャートである。
すなわち、アクセスポイント装置10のCPU110は、AIFS設定値の変更指示を受け取ったか否か判別し(ステップS61)、AIFS設定値の変更指示を受け取っていないと判別したときには、その他の処理に移行する(ステップS62)。
ステップS61で、AIFS設定値の変更指示を受け取ったと判別したときには、CPU110は、当該AIFS設定値の変更指示のパケットを、すべてのステーション装置20に転送する(ステップS63)。そして、AIFS設定値保持部118の非優先キューについてのAIFS設定値FSnを、変更指示の内容にしたがって、FSn=17あるいはFSn=2のいずれかに設定する(ステップS64)。
なお、サーバ装置12から送出されるAIFS設定値の変更指示は、この実施形態では、無線LAN15を通じて全てのステーション装置20に転送するために、マルチキャストパケットとされている。
ステーション装置20は、アクセスポイント装置10から無線LAN15を通じて送られてくるAIFS設定値の変更指示を受信すると、アクセスポイント装置10における図12のステップS64と同様にして、AIFS設定値保持部218の非優先キューについてのAIFS設定値FSnを、変更指示の内容にしたがって、FSn=17あるいはFSn=2のいずれかに設定する。
この第3の実施形態においては、アクセスポイント装置10およびステーション装置20のAIFS設定値動的決定部119および219では、第1の実施形態や第2の実施形態のような無線LAN15の通信状況をチェックする処理は不要であり、AIFS設定値の変更指示を受信して、その変更指示に従って非優先キューについてのAIFS設定値FSnを変更する機能を備えていれば良い。
<第4の実施形態>
第4の実施形態は、第3の実施形態の変形例である。この第4の実施形態では、優先情報は、通話音声などのストリーミング情報とする。そして、サーバ装置12は、このストリーミング情報のパケットであるRTP(Real Time Packet)の通信路(以下、RTPパスという)が無線LAN15を通じて生成されているか否かを通知するためのパケット(以下、RTPパス通知パケットという)を生成し、生成したRTP通知パケットを、この例では全てのステーション装置20宛のマルチキャストパケットとして、アクセスポイント装置10に送出するようにする。
この場合、サーバ装置12は、無線LAN15を通じてRTPパスが生成されていると認識したときには、当該RTPパスが生成された旨を通知するRTPパス通知パケットを生成し、また、無線LAN15を通じたRTPパスがなくなったときには、その旨を通知するRTPパス通知パケットを生成する。
アクセスポイント装置10は、このRTPパス通知パケットを受信すると、それを、ステーション装置20に対してマルチキャストで送信すると共に、AIFS設定値保持部118の非優先キューについてのAIFS設定値FSnを、RTPパス通知パケットの内容に応じて動的に変更する。
ステーション装置20も、同様に、このRTPパス通知パケットを受信すると、AIFS設定値保持部218の非優先キューについてのAIFS設定値FSnを、RTPパス通知パケットの内容に応じて動的に変更する。
図13は、この第4の実施形態におけるサーバ装置12のRTPパス通知パケットの生成送出処理を説明するためのフローチャートである。
すなわち、この実施形態では、サーバ装置12のCPUは、RTPパスが生成されたか否か判別し(ステップS71)、RTPパスが生成されたと判別したときには、RTPパスが存在することを内容とするRTPパス通知パケットを、マルチキャストパケットとして生成し、アクセスポイント装置10に送出する(ステップS72)。そして、この処理ルーチンを終了する。
また、ステップS71で、RTPパスは存在していないと判別したときには、サーバ装置12のCPUは、当該RTPパスが存在しなくなってから、予め定めた一定時間以上継続したか否か判別する(ステップS73)。
このステップS73で、RTPパスが存在しなくなってから予め定めた一定時間以上は継続していないと判別したときには、そのまま、この処理ルーチンを終了する。ステップS73で、RTPパスが存在しなくなってから前記一定時間以上継続したと判別したときには、サーバ装置12のCPUは、RTPパスが存在しないことを内容とするRTPパス通知パケットを、マルチキャストパケットとして生成し、アクセスポイント装置10に送出する(ステップS74)。そして、この処理ルーチンを終了する。
なお、ステップS73を設けたのは、RTPパスがなくなった直後に、RTPパスが直ぐに形成される場合があることを考慮したものであり、前記一定時間を待たずにRTPパスがなくなったことをRTPパス通知パケットにより通知するようにしても良い。
図14は、サーバ装置12からのRTPパス通知パケットを受け取ったときのアクセスポイント装置10の処理のフローチャートである。
すなわち、アクセスポイント装置10のCPU110は、RTPパス通知パケットを受け取ったか否か判別し(ステップS81)、RTPパス通知パケットを受け取っていないと判別したときには、その他の処理に移行する(ステップS82)。
ステップS81で、RTPパス通知パケットを受け取ったと判別したときには、CPU110は、当該RTPパス通知パケット(マルチキャストパケット)を、すべてのステーション装置20に転送する(ステップS83)。
そして、CPU110は、受信したRTPパス通知パケットの内容を解析して、無線LAN15を含むRTPパスが存在しているか否か判別し(ステップS84)、RTPパスが存在していると判別したときには、AIFS設定値保持部118の非優先キューについてのAIFS設定値FSnを、FSn=17に設定する(ステップS85)。また、ステップS84で、RTPパスが存在していないと判別したときには、AIFS設定値保持部118の非優先キューについてのAIFS設定値FSnを、FSn=2に設定する(ステップS86)。
ステーション装置20は、アクセスポイント装置10から無線LAN15を通じて送られてくるRTPパス通知パケットを受信すると、アクセスポイント装置10における図14のステップS84〜ステップS86と同様にして、AIFS設定値保持部218の非優先キューについてのAIFS設定値FSnを、RTPパスの存否にしたがって、RTPパスがあるときにはFSn=17に、RTPパスがないときにはFSn=2に、それぞれ設定する。
この第4の実施形態によれば、電話システムに適用された場合には、RTPパスとして通話路が無線LAN15を通じて生成されているときには、通話音声以外の非優先情報のAIFS設定値FSnは大きくされて、通話品質が維持されると共に、RTPパスとしての通話路が存在しないときには、非優先情報のAIFS設定値FSnが小さくされて、当該非優先情報のスループットを向上させることができる。
なお、第3の実施形態および第4の実施形態では、サーバ装置からAIFS設定値の変更指示やRTPパス通知パケットを発生させ、その変更指示やRTPパス通知パケットを、アクセスポイント装置およびステーション装置に渡すようにしたが、無線LANシステムに無線LANスイッチが設けられる場合には、当該無線LANスイッチに上述の第3の実施形態および第4の実施形態のサーバ装置12と同様の機能を設けて、当該無線LANスイッチからAIFS設定値の変更指示やRTPパス通知パケットを発生させるようにしても良い。
[その他の変形例]
以上の実施形態の説明では、優先度は、優先と非優先の2種類としたが、送信情報に応じて、優先度を2段階以上に設定しても良い。その場合にも、優先度の高い送信パケットが無い場合には、送信しようとする送信パケットのAIFS設定値を小さい値に設定するようにするとよい。
なお、上述の実施形態では、非優先キューについてのAIFS設定値FSnのみを、無線LANの通信状況に応じて動的に変更するようにしたが、優先キュー用のAIFS設定値FSpも、無線LAN15の通信状況に応じて動的に変更するようにしても良い。
上述の実施の形態では、ステーション装置は端末装置とは別個のアダプタの構成とされているが、このアダプタの構成としては、端末装置に対して、ケーブルで接続される構成に限られるものではない。例えば、ステーション装置をカード型の構成とし、端末装置に当該カードを挿入することにより、端末装置とステーション装置とを接続するように構成してもよい。
また、ステーション装置はパケット電話機やパーソナルコンピュータなどの端末装置に内蔵させる構成としてもよい。その場合に、無線通信機能以外の制御部の構成は、端末装置が備えるマイクロコンピュータのソフトウエアプログラムとして備えるようにすることもできる。
この発明による無線LAN用通信装置の実施形態が用いられる無線LANシステムの実施形態を示すブロック図である。 この発明による無線LAN用通信装置の実施形態としてのアクセスポイント装置の構成例を示すブロック図である。 この発明による無線LAN用通信装置の実施形態としてのステーション装置の構成例を示すブロック図である。 実施形態の無線LANシステムに用いられる端末装置の例としてパケット電話機の構成例を示すブロック図である。 この発明の実施形態の要部を説明するために用いる図である。 この発明の実施形態の処理動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の第1の実施形態の処理動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の第2の実施形態の処理動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の第2の実施形態の処理動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の第2の実施形態の処理動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の第3の実施形態の処理動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の第3の実施形態の処理動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の第4の実施形態の処理動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の第4の実施形態の処理動作を説明するためのフローチャートである。 無線LANにおけるAIFS設定値を説明するための図である。
符号の説明
10 アクセスポイント装置
12 サーバ装置
20 ステーション装置
101,201 制御部
110,210 CPU
114,214 パケット分解/生成部
116,216 送信バッファ
117,217 無線送信優先度判定部
118,218 AIFS設定値保持部
119,219 AIFS設定値動的決定部
120,220 無線LAN空き監視部

Claims (8)

  1. 送信パケットの送出に先立ち、無線LAN(Local Area Network;以下同じ)の空き時間の長さを監視し、当該空き時間が設定値以上であるときに、前記送信パケットを前記無線LANに送出するようにする無線LAN用通信装置において、
    前記送信パケットの送信情報の優先度を判別する優先度判別手段と、
    前記優先度判別手段で、前記送信パケットが優先度が低い送信情報であると判別したときには、前記空き時間の設定値を所定の値として前記無線LANを監視し、前記送信パケットが前記優先度が高い送信情報であると判別したときには、前記空き時間の設定値を前記所定の値よりも小さい値として前記無線LANを監視する無線LAN監視手段と、
    前記優先度の高い送信情報の送信パケットを、前記無線LANを通じて通信している状態かどうかを判別する通信状況判別手段と、
    前記通信状況判別手段で、前記優先度の高い送信情報の送信パケットを前記無線LANを通じて通信していない状態であると判別したときに、前記優先度の低い送信情報の送信パケットについての前記空き時間の設定値を前記所定値よりも小さい値に変更し、前記通信状況判別手段で、前記優先度の高い送信情報の送信パケットを前記無線LANを通じて通信している状態であると判別したときには、前記優先度の低い送信情報の送信パケットについての前記空き時間の設定値を前記所定の値とする空き時間設定値変更手段と
    を備えることを特徴とする無線LAN用通信装置。
  2. 請求項に記載の無線LAN用通信装置において、
    前記通信状況判別手段は、前記無線LANを通じて前記優先度の低い送信情報のパケットが、予め定めた回数以上通信される状態が続いたときに、前記優先度の高い送信情報が前記無線LANを通じて通信されていないと判別して、前記優先度の低い送信情報についての前記空き時間の設定値を前記小さい値に変更する
    ことを特徴とする無線LAN用通信装置。
  3. 請求項に記載の無線LAN用通信装置において、
    前記通信状況判別手段は、前記無線LANを通じて前記優先度の高い送信情報のパケットが通信されていない状態が、予め定めた一定時間以上続いたときに、前記優先度の高い送信情報を前記無線LANを通じて通信していないと判別して、前記優先度の低い送信情報についての前記空き時間の設定値を前記小さい値に変更する
    ことを特徴とする無線LAN用通信装置。
  4. 請求項に記載の無線LAN用通信装置において、
    前記無線LANを通じて、あるいは他の通信ネットワークを通じて、前記優先度の低い送信情報についての前記空き時間の設定値の変更指示を受信する手段を備え、
    前記変更指示に応じて前記優先度の低い送信情報についての前記空き時間の設定値を変更する
    ことを特徴とする無線LAN用通信装置。
  5. 請求項1〜に記載の無線LAN用通信装置において、
    前記優先度の高い送信パケットを送信順に一時記憶する優先用バッファと、
    前記優先度の低い送信パケットを送信順に一時記憶する非優先用バッファと、
    前記優先用バッファからの送信パケットについての前記空き時間の設定値と、前記非優先用バッファからの送信パケットについての前記空き時間の設定値とを保持する保持手段と
    を備え、
    前記無線LAN監視手段は、次に送出するパケットが前記優先用バッファまたは非優先用バッファのいずれからのものであるかに応じた、前記保持手段に保持された前記空き時間の設定値を用いて、前記無線LANの空き時間を監視する
    ことを特徴とする無線LAN用通信装置。
  6. 請求項1〜請求項のいずれかに記載の無線LAN用通信装置において、
    前記優先度の高い送信情報は、ストリーミング情報である
    ことを特徴とする無線LAN用通信装置。
  7. 送信パケットの送出に先立ち、無線LANの空き時間の長さを監視し、当該空き時間が設定値以上であるときに、前記送信パケットを前記無線LANに送出するようにする無線LANの通信方法において、
    前記送信パケットの送信情報の優先度を判別する優先度判別ステップと、
    前記優先度判別ステップで、前記送信パケットが優先度が低い送信情報であると判別したときには、前記空き時間の設定値を所定の値として前記無線LANを監視し、前記送信パケットが前記優先度が高い送信情報であると判別したときには、前記空き時間の設定値を前記所定の値よりも小さい値として前記無線LANを監視する無線LAN監視ステップと、
    前記優先度の高い送信情報を、前記無線LANを通じて通信している状態であるかどうかを判別する通信状況判別ステップと、
    前記通信状況判別ステップで、前記優先度の高い送信情報の送信パケットを前記無線LANを通じて通信していない状態であると判別したときに、前記優先度の低い送信情報の送信パケットについての前記空き時間の設定値を前記所定値よりも小さい値に変更し、前記通信状況判別手段で、前記優先度の高い送信情報の送信パケットを前記無線LANを通じて通信している状態であると判別したときには、前記優先度の低い送信情報の送信パケットについての前記空き時間の設定値を前記所定の値とする空き時間設定値変更ステップと
    を備えることを特徴とする無線LANの通信装置。
  8. 送信パケットの送出に先立ち、無線LANの空き時間の長さを検出し、当該空き時間が設定値以上であるときに、前記送信パケットを前記無線LANに送出するようにする無線LAN用通信装置のコンピュータに、
    前記送信パケットの送信情報の優先度を判別する優先度判別ステップと、
    前記優先度判別ステップで、前記送信パケットが優先度が低い送信情報であると判別したときには、前記空き時間の設定値を所定の値として前記無線LANを監視し、前記送信パケットが前記優先度が高い送信情報であると判別したときには、前記空き時間の設定値を前記所定の値よりも小さい値として前記無線LANを監視する無線LAN監視ステップと、
    前記優先度の高い送信情報を、前記無線LANを通じて通信している状態であるかどうかを判別する通信状況判別ステップと、
    前記通信状況判別ステップで、前記優先度の高い送信情報の送信パケットを前記無線LANを通じて通信していない状態であると判別したときに、前記優先度の低い送信情報の送信パケットについての前記空き時間の設定値を前記所定値よりも小さい値に変更し、前記通信状況判別手段で、前記優先度の高い送信情報の送信パケットを前記無線LANを通じて通信している状態であると判別したときには、前記優先度の低い送信情報の送信パケットについての前記空き時間の設定値を前記所定の値とする空き時間設定値変更ステップと
    を実行させるようにする無線LAN用通信装置用プログラム。
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