JP4351830B2 - 組電池の電極絶縁構造および絶縁体 - Google Patents
組電池の電極絶縁構造および絶縁体 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、組電池の電極絶縁構造、および、それに用いられる絶縁体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、環境問題などから、ハイブリッド自動車、電気自動車、或いは、夜間電力を有効活用するための電力のロードレベリング等が注目されており、そのために各種の二次電池が開発されている。リチウムイオン二次電池は、エネルギー密度が高く、密閉性に優れ、かつ、メンテナンスフリーであるため、ハイブリッド自動車や電気自動車用のバッテリとして優れているが、大型のものは実用化されていない。そこで、複数個の小型の電池セルを直列または並列に接続することにより組電池化し、これにより所望の電圧や容量を確保している。
【0003】
また、このような電池セルの一形態として、ラミネートによって覆われた薄板状のリチウム電池が知られている。従来は、この類の電池セルを平面状に敷き詰めるようにして並べることによって、組電池化していた。そのため、それぞれの電池セルに突出して設けられた電極タブ同士が接触し難く、短絡が生じる危険性は低かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、電池セルの面同士を重ね合わせることによって組電池化する場合、振動等によって、隣接した電極タブが接触し易く、短絡が生じる危険性がある。
【0005】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電極タブ間の接触による短絡を有効に防止することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するために、第1の発明は、突出した電極タブを有する電池セルを複数重ね合わせることによって構成されているとともに、互いに隣接した電池セルに関する一対の電極タブを接続することによって、電池セルが直列に接続されている組電池と、互いに接続された一対の電極タブのそれぞれと位置的に対応して複数のスリットが設けられており、かつ、それぞれのスリットに、互いに接続された一対の電極タブが挿入されることにより互いに接続された一対の電極タブのそれぞれを電気的に分離する、絶縁体とを有する組電池の電極絶縁構造を提供する。
【0007】
ここで、第1の発明において、上記スリットは、絶縁体において一列に並んでいることが好ましい。また、上記電池セルは、第1の縁部より突出した第1の電極タブと、第1の縁部と対向する第2の縁部より突出した第2の電極タブとを有し、絶縁体は、組電池における第1の面に設けられた第1の絶縁体と、組電池における第1の面と対向する第2の面に設けられた第2の絶縁体とを有していてもよい。この場合、第1の面は、第1の縁部によって特定される面であり、第2の面は、第2の縁部によって特定される面である。さらに、また、上記電池セルは、ラミネートによって覆われた板状電池であってもよい。
【0008】
第2の発明は、突出した電極タブを有する電池セルを複数重ね合わせることによって構成されているとともに、互いに隣接した電池セルに関する一対の電極タブを接続することによって、電池セルが直列に接続されている組電池用の絶縁体を提供する。この絶縁体には、互いに接続された一対の電極タブのそれぞれと位置的に対応して複数のスリットが設けられており、前記複数のスリットにより互いに接続された一対の電極タブのそれぞれが電気的に分離される。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、電池セルの斜視図である。なお、同図右は、電池セル1を表面から見た図であり、同図左は、これを裏面から見た図である。それぞれの電池セル1は、薄板状のリチウムイオン二次電池であり、金属層の両面を樹脂層で覆ったラミネートシート内に発電要素が収容されている。一例として、電池セル1の板厚は5mm程度である。また、電池セル1の上縁部の中央には、上方に突出した正極の電極タブ2が設けられているとともに、その下縁部の中央には、下方に突出した負極の電極タブ3が設けられている。
【0010】
図2は、複数の電池セル1によって構成される組電池10の斜視図である。本実施形態では、一例として80枚の電池セル1を用い、互いに隣接した電池セル1の面同士を重ね合わせることによって、組電池10が構成されている。組電池10を構成する一連の電池セル1は、一方向からみた場合に、表面と裏面とが交互に反転するように配置されている。したがって、組電池10の上面(この面は電池セル1の上縁部によって特定される)より突出した一連の電極タブについては、正極の電極タブ2と負極の電極タブ3とが交互に突出した形態になる。また、組電池10の下面(この面は電池セル1の下縁部によって特定される)より突出した一連の電極タブについても、正極の電極タブ2と負極の電極タブ3とが交互に突出した形態になる。そして、組電池10の上面および下面において、対向した異極の電極タブ2,3同士を接続することによって、一連の電池セル10が直列に接続される。
【0011】
図3は、組電池10に取り付けられる第1の絶縁体および第2の絶縁体の斜視図である。第1の絶縁体20は、板状の絶縁部材であって、組電池10の上面全体を覆う程のサイズを有する。また、この絶縁体20には、一方向に並んだ複数のスリット21が設けられている。それぞれのスリット21は、組電池10の上面より上方に突出した異極の電極タブ対2,3(これらは互いに接続されている)と位置的に対応して設けられている。一方、第2の絶縁体30も、第1の絶縁体20と同一サイズを有する板状の絶縁部材であって、組電池10の下面全体を覆う。また、この絶縁体30には、一方向に並んだ複数のスリット31が設けられている。それぞれのスリット31は、組電池10の下面より下方に突出した異極の電極タブ対2,3(これらは互いに接続されている)と位置的に対応して設けられている。
【0012】
図4は、組電池10に絶縁体20,30を取り付けた状態を示す斜視図である。組電池10の上面に取り付けられた第1の絶縁体20に関して、それぞれのスリット21には、互いに接続された異極の電極タブ対2,3が挿入されている。また、組電池10の下面に取り付けられた第2の絶縁体30に関して、それぞれのスリット31には、互いに接続された異極の電極タブ対2,3が挿入されている。
【0013】
このように、本実施形態によれば、複数の電池セル1の面同士を重ね合わせることによって組電池10を形成する場合、互いに接続された電極タブ対2,3が、これと隣接した電極タブ対2,3と近接することになる。しかしながら、それぞれの電極タブ対2,3は絶縁体20,30に設けられたスリット21,31に挿入されるため、これらは接触することなく、電気的に分離される。その結果、電極タブ間の接触による短絡を防止することができる。
【発明の効果】
このように、本発明によれば、電気的に分離すべき電極タブ同士を絶縁体によって離間させているため、電極タブ間の接触による短絡を有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電池セルの斜視図
【図2】組電池の斜視図
【図3】絶縁体の斜視図
【図4】組電池に絶縁体を取り付けた状態を示す斜視図
【符号の説明】
1 電池セル
2 正極の電極タブ
3 負極の電極タブ
10 組電池
20 第1の絶縁体
21 スリット
30 第2の絶縁体
31 スリット
Claims (5)
- 組電池の電極絶縁構造において、
突出した電極タブを有する電池セルを複数重ね合わせることによって構成されているとともに、互いに隣接した電池セルに関する一対の電極タブを接続することによって、前記電池セルが直列に接続されている組電池と、
互いに接続された一対の電極タブのそれぞれと位置的に対応して複数のスリットが設けられており、当該スリットのそれぞれに、互いに接続された一対の電極タブが挿入されることにより互いに接続された一対の電極タブのそれぞれを電気的に分離する、絶縁性を有する絶縁体と
を有することを特徴とする組電池の電極絶縁構造。 - 前記スリットは、前記絶縁体において一列に並んでいることを特徴とする請求項1に記載された組電池の電極絶縁構造。
- 前記電池セルは、第1の縁部より突出した第1の電極タブと、前記第1の縁部と対向する第2の縁部より突出した第2の電極タブとを有し、
前記絶縁体は、前記組電池における第1の面に設けられた第1の絶縁体と、前記組電池における前記第1の面と対向する第2の面に設けられた第2の絶縁体とを有し、
前記第1の面は、前記第1の縁部によって特定される面であり、前記第2の面は、前記第2の縁部によって特定される面であることを特徴とする請求項1または2に記載された組電池の電極絶縁構造。 - 前記電池セルは、ラミネートによって覆われた板状電池であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載された組電池の電極絶縁構造。
- 突出した電極タブを有する電池セルを複数重ね合わせることによって構成されているとともに、互いに隣接した電池セルに関する一対の電極タブを接続することによって、前記電池セルが直列に接続されている組電池用の絶縁体において、
互いに接続された一対の電極タブのそれぞれと位置的に対応して複数のスリットが設けられており、前記複数のスリットにより互いに接続された一対の電極タブのそれぞれが電気的に分離されることを特徴とする絶縁体。
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