JP4350502B2 - パスボックス及び搬送システム - Google Patents

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Description

本発明は、環境が異なる複数の領域間で搬送物を受け渡すために用いられるパスボックス及び該パスボックスを介して複数のコンベアを連結してなる搬送システムに関する。
従来、例えば半導体、医薬品の製造、放射性物質の処理等の様々な分野において、パスボックスが用いられている。例えば、半導体の製造分野では、パスボックスを介してクリーンルーム内に搬送物等を搬入し、又、クリーンルームから搬送物等を搬出することでクリーンルーム内への不純物の混入を制限している。又、医薬品の製造や放射性物質の処理の分野でも、病原体、放射性物質による汚染の防止等の目的でパスボックスが用いられることがある。
パスボックスは、一般的に、環境が異なる2つの領域の境界を構成する隔壁等に密着するように設置される略箱体で2つの領域に対応する2つの開口部が形成されたケースと、これら開口部を開閉するための2つの扉体と、を有して構成されている(例えば、特許文献1参照)。尚、ケースに3以上の開口部を設けることで、1つのパスボックスを用いて3以上の領域間で搬送物を受け渡すことも可能である。
パスボックスを用いた搬送物の受け渡しの手順について簡単に説明すると、まず、第1のステップとして、搬送物の搬入元の領域側の開口部を開く。尚、他の開口部は閉じておく。次に第2のステップとして、パスボックス内に搬送物を搬入する。ここで第3のステップとして、開かれていた開口部を閉じる(即ち、総ての開口部を閉じる)。次に第4のステップとして、搬送物の搬出先の領域側の開口部を開く。次に、第5のステップとして、開かれた開口部からパスボックス内の搬送物を搬出する。最後に、第6のステップとして、開かれていた開口部を閉じる(即ち、総ての開口部を閉じる)。このように、複数の開口部のうちの一の開口部だけを順次開口して搬送物を受け渡すことで、環境が異なる複数の領域を常時隔てつつこれら複数の領域間で搬送物を受け渡すことができる。
特開2003−289061号公報
しかしながら、このような従来のパスボックスは、上記のように1回の搬送物の受け渡し毎に6つのステップを要し、搬送効率が低いという問題があった。
又、複数の領域を常時、確実に隔てておくため、複数の開口部が同時に開口することを防止するインターロック機構が必要であり、構造が複雑で高コストであるという問題があった。
更に、扉体には通常摺動部があり、扉体が開閉することで摩耗粉等の粉塵が発生し、環境に影響を与えてしまうことがあった。尚、摺動部がない構造の扉体とすることも可能であるが、構造が複雑となり、コストが増加するという問題がある。
本発明は以上の問題に鑑みてなされたものであって、搬送効率が良い低コストなパスボックスを提供することをその課題とする。
本発明は、複数の領域の境界に配置される箱体で、前記複数の領域に対応する複数の開口部が形成されたケースと、該ケースの内側の面に密接又は近接して配置され、前記複数の領域を隔てつつ該ケース内を移動可能とされた可動隔壁と、を有してなり、該可動隔壁及び前記ケースで囲まれた搬送物収容部が前記複数の開口部のうちの一の開口部を介して前記複数の領域のうちの一の領域に連通可能、且つ、前記可動隔壁が移動することにより、連通する一の領域が選択可能とされたことを特徴とするパスボックスにより上記課題を解決したものである。
尚、搬送物を載置するためのテーブルを前記ケース内に備え、且つ、該テーブルを前記可動隔壁に結合して該可動隔壁と一体で移動するように構成するとよい。
又、前記搬送物収容部を複数形成するとよい。
又、前記ケースの側壁の内側の面を円筒面とし、前記可動隔壁は前記円筒面と同軸的な回転軸廻りに回転するように構成するとよい。
この場合、前記可動隔壁は、前記ケースの側壁の内側の面に沿って円周方向に部分的に配設され、回転することにより前記開口部を開閉自在とされた蓋部材と、前記開口部が開かれる回転位置で前記ケース内を前記複数の領域に仕切るように配設された仕切部材と、を有してなる構成としてもよい。
又、前記ケース内の圧力を調節するための給排気手段を備え、且つ、前記可動隔壁が前記ケースの内側の面に近接するように構成してもよい。
又、前記テーブルは、複数のローラを有してなり、これらローラが上面に沿って、且つ、回転軸が略平行に配設された構成としてもよい。
この場合、前記テーブルの上面が傾斜するように前記パスボックスを配置し、該パスボックスを介して搬送面の高さが異なる複数のコンベアが連結した搬送システムを構成するとよい。
本発明は上記のように構成したので、環境が異なる複数の領域間で、これら領域を確実に隔てつつ搬送物を効率良く受け渡すことが可能となるという効果を有する。
以下、本発明の実施の形態の例を図面を参照して詳細に説明する。
図1及び図2に示されるように、本発明の実施の形態の例に係るパスボックス10は、第1の領域12A及び第2の領域12Bの2つの領域の境界に配置される箱体で、第1の領域12A、第2の領域12Bに対応する第1の開口部14A、第2の開口部14Bの2つの開口部が形成されたケース16と、ケース16の内側の面に密接して配置され、ケース16内で第1の領域12A、第2の領域12Bを隔てつつ該ケース16内を移動可能とされた可動隔壁18と、を有してなり、可動隔壁18及びケースで囲まれた搬送物収容部20A、20Bが第1の開口部14A、第2の開口部14Bのうちの一の開口部を介して第1の領域12A、第2の領域12Bのうちの一の領域に連通可能、且つ、可動隔壁18が移動することにより、連通する一の領域が選択可能とされたことを特徴としている。
ケース16は、略円筒形の側壁の上下方向両端が閉塞された構造で、側壁の内側の面が円筒面とされ、外側の面において第1の領域12A、第2の領域12Bを隔てる固定隔壁21に密着するように設置されている。尚、ケース16の上下方向両端の中心近傍には一対の軸受23が設置されている。又、ケース16の上下方向両端近傍の内側には、内周に沿って一対の環状のシール22が設置されている。
第1の開口部14A、第2の開口部14Bは、側方から見て略長方形で円周方向に対称的に形成されている。尚、第1の開口部14A、第2の開口部14Bの円周方向の長さは、ケース16の円周を4等分した長さよりも若干短くなっている。
可動隔壁18は、ケース16の側壁内側の円筒面と同軸的な回転軸廻りに回転するように構成されている。具体的には、可動隔壁18は、ケース16の側壁の内側の面に沿って円周方向に部分的に配設され、回転することにより第1の開口部14A、14Bを開閉自在とされた一対の蓋部材24と、開口部が開かれる回転位置14A、14Bでケース16内を第1の領域12A、第2の領域12Bに仕切るように配設された仕切部材26と、を有して構成されている。
仕切部材26は、上下方向に配置された略長方形板状体で、ケース16の内側を対称的に2分するように配置されている。
蓋部材24は、断面が略円弧形状の板状体で円周方向に対称的に一対配設され、その円周方向中心近傍において、仕切部材26に結合されている。蓋部材24は、円周方向の長さがケース16の円周を4等分した長さよりも若干長くなっており(即ち、第1の開口部14A、第2の開口部14Bの円周方向の長さよりも長く)、第1の開口部14A、第2の開口部14Bを閉塞可能とされている。
又、蓋部材24、仕切部材26の下端には、搬送物を載置するためのテーブル28が結合され、蓋部材24、仕切部材26と一体で回転するように構成されている。テーブル28は、具体的には、略円板形状で、ケース16の内側底面及び内側側面に遊嵌するように配置されている。又、テーブル28は下面においてシール22に密接すると共に下面中心近傍には下方に突出する突起28Aが結合されており、突起28Aにおいて軸受23に回転自在に支持されている。尚、突起28Aにはギヤボックス30を介してモータ31が連結されている。
又、蓋部材24、仕切部材26の上端にも、テーブル28と同様の形状の天板34が結合され、蓋部材24、仕切部材26と一体で回転するように構成されている。天板34は、ケース16の内側上面及び内側側面に遊嵌するように配置され、上面において上側のシール22に密接すると共に上面中心近傍には上方に突出する突起34Aが結合されており、突起34Aにおいて上側の軸受23に回転自在に支持されている。
搬送物収容部20A、20Bは、ケース16、蓋部材24、仕切部材26、テーブル28、天板34で囲まれた部分であり、仕切部材26に対して対称的に形成されている。
次に、パスボックス10の作用について説明する。
まず、モータ31を駆動してテーブル28と共に可動隔壁18等を回転させ、仕切部材26が、第1の開口部14A、第2の開口部14Bに対向する図2に示される回転位置に保持する。これにより、搬送物収容部20Aは第1の開口部14Aを介して第1の領域12Aに連通し、搬送物収容部20Bは第2の開口部14Bを介して第2の領域12Bに連通する。尚、第1の領域12A、第2の領域12Bは仕切部材26によりケース16内で隔てられている。
この状態で、第1の領域12Aから第1の開口部14Aを介して搬送物収容部20Aのテーブル28上に搬送物32を搬入する。
次に、図3に示されるように、テーブル28と共に可動隔壁18を回転させると、テーブル28上の搬送物32が回転移送される。図3の状態では、搬入位置と同様に、搬送物収容部20Aは第1の領域12Aに連通し、搬送物収容部20Bは第2の領域12Bに連通しているが、第1の領域12A、第2の領域12Bはケース16内で一対の蓋部材24及び仕切部材26により隔てられている。
更に、図4に示されるように、搬入位置から約90°の回転位置までテーブル28及び可動隔壁18を回転させると、搬送物収容部20A、搬送物収容部20Bは一対の蓋部材24により第1の領域12A、第2の領域12Bから遮断され、第1の領域12A、第2の領域12Bも一対の蓋部材24により隔てられる。
更に、図5に示されるように、搬入位置から約180°の回転位置までテーブル28及び可動隔壁18を回転させると、搬送物収容部20Aが第2の開口部14Bを介して第2の領域12Bに連通し、搬送物収容部20Bが第1の開口部14Aを介して第1の領域12Aに連通する。尚、第1の領域12A、第2の領域12Bはケース16内で仕切部材26により隔てられている。
ここで、搬送物収容部20Aのテーブル28上の搬送物32を第2の領域12Bに搬出する。これにより、第1の領域12Aから第2の領域12Bへの搬送物32の受け渡しが完了する。
このように、ケース16内への搬送物32の搬入、テーブル28及び可動隔壁18の回転、ケース16からの搬送物32の搬出という3つのステップで、第1の領域12Aから第2の領域12Bへの搬送物32の受け渡しが完了するので、1回の搬送物の受け渡し毎に6つのステップを要する従来のパスボックスよりも、パスボックス10は搬送効率が良い。
又、搬送物収容部20A、20Bの2つの搬送物収容部が設けられているので、ケース16内への搬送物32の搬入、ケース16からの搬送物32の搬出を同時に行うことが可能であり、この点でもパスボックス10は、搬送効率が良い。従って、パスボックス10は、第1の領域12Aから第2の領域12Bへの搬送物32の受け渡しを効率良く連続して行うことが可能である。尚、第2の領域12Bから第1の領域12Aへの搬送物の受け渡しも当然可能である。
又、可動隔壁18は、蓋部材24及び仕切部材26が一体で回転するように結合されており、総ての回転位置で第1の領域12A、第2の領域12Bを確実に隔てるのでパスボックス10は信頼性が高い。又、第1の領域12A、第2の領域12Bが連通することを防止するインターロック機構が不要であるので、パスボックス10は、構造が簡単で低コストである。
次に、本発明の実施の形態の第2例について説明する。
図6に示されるように、本発明の実施の形態の第2例に係るパスボックス40は、前記実施の形態の第1例に係るパスボックス10に対し、ケース16内の圧力を調節するための給排気手段42が備えられ、且つ、可動隔壁18がケース16の内側の面に近接するように構成されたことを特徴としている。尚、シール22は設置されていない。他の構造については、前記パスボックス10と同様であるので図1〜図5と同一符号を付することとして説明を適宜省略する。
給排気手段42は、コンプレッサー、エジェクタ等を備え、ケース16内に正圧、負圧の一方又は両方を供給可能とされている。
パスボックス40は、可動隔壁18と、ケース16の内側の面と、の間に隙間を有するが、ケース16内に正圧、負圧の一方又は両方を供給することにより、第1の領域12A、第2の領域12Bを確実に隔てることができる。例えば、ケース16内に正圧を供給する場合、供給される空気等が隙間を充填するので、第1の領域12A、第2の領域12Bの環境が隙間を介して混じり合うことを防止することができる。一方、ケース16内に負圧を供給する場合には、第1の領域12A、第2の領域12Bから隙間に侵入する空気等は、ケース16から給排気手段42を介して外部に排出されるので、第1の領域12A、第2の領域12Bの環境が混じり合うことを防止することができる。
更に、可動隔壁18と、ケース16の内側の面と、の間に隙間を有するので、可動隔壁18が移動しても、摩耗粉等の粉塵が発生しにくい。従って、摩耗粉等の粉塵により第1の領域12A、12Bの環境が影響を受けることを防止できる。
次に、本発明の実施の形態の第3例について説明する。
図7に示されるように、本実施の形態の第3例に係る搬送システム50は、パスボックス60が、前記パスボックス10に対し、テーブル62が、複数のローラ64を有してなり、これらローラ64が上面に沿って、且つ、回転軸が略平行に配設された構成であり、テーブル62の上面が傾斜するようにパスボックス60が配置され、該パスボックス60を介して搬送面の高さが異なる2本のローラコンベア66A、66Bが連結されたことを特徴としている。尚、テーブル62には、ローラ64を回転駆動するための駆動装置は備えられていない。又、仕切部材26の近傍にはストッパー68が設置されている。
このように、テーブル62の上面が傾斜しているので、ローラコンベア66Aからパスボックス60内への搬入の際、搬送物32は、重力によりに複数のローラ64を転動させつつストッパー68に自動的に接近する。又、パスボックス60から第2の領域12Bへの搬出の際も、搬送物32は、重力により複数のローラ64を転動させつつ複数のローラ64上を進行し、自動的にローラコンベア66B上に移送される。
即ち、搬送システム50は、簡単で低コストな構造で、パスボックス60内への搬入、パスボックス60からの搬出を自動的に行うことができる。
尚、本実施の形態の第3例において、搬送システム50は、パスボックス60を介して2本のローラコンベア66A、66Bが連結された構成であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、パスボックス60を介して、例えば、ベルトコンベア等の他の種類のコンベアを連結した構成としてもよい。
又、本実施の形態の第3例において、テーブル62の上面が傾斜するようにパスボックス60が配置され、搬送面の高さが異なる2本のローラコンベア66A、66Bが連結されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、テーブル62の上面が水平となるようにパスボックス60を配置し、搬送面の高さが等しい2本のコンベアを連結してもよい。この場合も、例えば、搬送物をプッシュロッド等で付勢することで、パスボックス60内への搬送物の搬入、パスボックス60からの搬送物の搬出を容易に行うことができる。又、テーブル62の複数のローラ64を回転駆動するための駆動装置を備えれば、パスボックス60内への搬送物の搬入、パスボックス60からの搬送物の搬出を自動的に行うことも可能である。
又、前記実施の形態の第2例において、パスボックス40は、給排気手段42により、可動隔壁18と、ケース16の内側の面と、の間の隙間を介して第1の領域12A及び第2の領域12Bの環境が混じり合うことを防止しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、可動隔壁18と、ケース16の内側の面と、の間の隙間が微小で、該隙間を介して第1の領域12A及び第2の領域12Bが連通しても双方の環境への影響が問題とならない場合には、給排気手段42を省略してもよい。この場合も、可動隔壁18の移動による摩耗粉等の粉塵の発生を抑制する効果が得られる。
一方、可動隔壁18がケース16の内側の面に密接する前記実施の形態の第1例に係るパスボックス10に給排気手段42を備えてもよい。この場合、給排気手段42がケース16内に負圧を供給することで、可動隔壁18と、ケース16の内側の面と、の摺動により摩耗粉等の粉塵が発生しても外部に排出することができる。
又、前記実施の形態の第1例〜第3例において、可動隔壁18は、蓋部材24及び仕切部材26を有してなる構成であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図8に示される本発明の実施の形態の第4例に係るパスボックス70の可動隔壁72のように、蓋部材を省略し、総ての回転位置でケース16内を第1の領域12A、第2の領域12Bに仕切るように配設した断面が十字形状の仕切部材を有してなる構成としてもよい。
尚、この場合4つの搬送物収容部74A、74B、74C、74Dが形成され、可動隔壁72が約90°回転する毎に搬送物32の搬送・搬出が可能であり、それだけ搬送効率が良い。
又、図9に示される本発明の実施の形態の第5例に係るパスボックス80の可動隔壁82のように、仕切壁を省略し、断面が略C字形状でケース16の側壁の内側の面に沿って円周方向に部分的に配設され、回転することにより第1の開口部14A、第2の開口部14Bを開閉自在、且つ、第1の開口部14A、第2の開口部14Bのうちの一の開口部が開かれた状態で、他の開口部を閉塞するように構成された蓋部材を有してなる構成としてもよい。
又、前記実施の形態の第1例〜第5例において、可動隔壁18には、搬送物を載置するためのテーブル28が結合され、可動隔壁18と一体で回転するように構成されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、テーブルを固定し、可動隔壁18だけが回転する構成としてもよい。この場合、搬送物を可動隔壁18で付勢して第1の開口部14A側から第2の開口部14B側、又はその逆方向に移送することができる。
又、前記実施の形態の第1例〜第5例において、パスボックス10、40、60、70、80はいずれもケース16に第1の開口部14A、第2の開口部14Bの2つの開口部が形成され、第1の領域12A、第2の領域12Bの2つの領域間における搬送物の受け渡しのために用いられているが、ケースに3以上の開口部を形成し、3以上の領域の間で搬送物の受け渡しを行う場合にも本発明を適用可能である。
本発明は、環境が異なる複数の領域間で搬送物を受け渡すために用いることができる。
本発明の実施の形態の第1例に係るパスボックスの構造を模式的に示す側断面図 図1におけるII−II線に沿う平断面図 同パスボックスにおいて搬送物が搬入位置から若干回転した状態を示す平断面図 同パスボックスにおいて搬送物が搬入位置から約90°回転した状態を示す平断面図 同パスボックスにおいて搬送物が搬入位置から約180°回転した状態を示す平断面図 本発明の実施の形態の第2例にかかる搬送システムの構造を模式的に示す一部ブロック図を含む側断面図 本発明の実施の形態の第3例に係るパスボックスの構造を模式的に示す側断面図 本発明の実施の形態の第4例に係るパスボックスの構造を模式的に示す平断面図 本発明の実施の形態の第5例に係るパスボックスの構造を模式的に示す平断面図
符号の説明
10、40、60、70、80…パスボックス
12A…第1の領域
12B…第2の領域
14A…第1の開口部
14B…第2の開口部
16…ケース
18、72、82…可動隔壁
20A、20B、74A、74B、74C、74D…搬送物収容部
22…シール
23…軸受
24…蓋部材
26…仕切部材
28、62…テーブル
42…給排気手段
50…搬送システム
64…ローラ
66A、66B…ローラコンベア

Claims (6)

  1. 複数の領域の境界に配置される箱体で、前記複数の領域に対応する複数の開口部が形成されたケースと、該ケースの内側の面に密接又は近接して配置され、前記複数の領域を隔てつつ該ケース内を移動可能とされた可動隔壁と、を有してなり、該可動隔壁及び前記ケースで囲まれた搬送物収容部が前記複数の開口部のうちの一の開口部を介して前記複数の領域のうちの一の領域に連通可能、且つ、前記可動隔壁が移動することにより、連通する一の領域が選択可能とされ、更に搬送物を載置するためのテーブルが前記ケース内に備えられ、該テーブルは前記可動隔壁に結合されて該可動隔壁と一体で移動するように構成され、且つ、該テーブルは複数のローラを有してなり、これらローラが上面に沿って、且つ、回転軸が平行に配設された構成であることを特徴とするパスボックス。
  2. 請求項1において、
    前記搬送物収容部が複数形成されたことを特徴とするパスボックス。
  3. 請求項1又は2において、
    前記ケースは側壁の内側の面が円筒面とされ、前記可動隔壁は前記円筒面と同軸的な回転軸廻りに回転するように構成されたことを特徴とするパスボックス。
  4. 請求項において、
    前記可動隔壁は、前記ケースの側壁の内側の面に沿って円周方向に部分的に配設され、回転することにより前記開口部を開閉自在とされた蓋部材と、前記開口部が開かれる回転位置で前記ケース内を前記複数の領域に仕切るように配設された仕切部材と、を有してなる構成であることを特徴とするパスボックス。
  5. 請求項1乃至のいずれかにおいて、
    前記ケース内の圧力を調節するための給排気手段が備えられ、且つ、前記可動隔壁が前記ケースの内側の面に近接するように構成されたことを特徴とするパスボックス。
  6. 前記テーブルの上面が傾斜するように請求項に記載のパスボックスが配置され、該パスボックスを介して搬送面の高さが異なる複数のコンベアが連結されたことを特徴とする搬送システム。
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