JP4349947B2 - レンズ装置及びカメラモジュール - Google Patents

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本発明は、携帯電話機などのように特に小型化,軽量化が要求される携帯型の情報端末機器に組み込まれるデジタルカメラに好適なレンズ装置及びカメラモジュールに関するものである。
特開平10−172157号公報 特開2000−131586号公報
近年、CCDイメージセンサやCMOS型イメージセンサなどの固体撮像素子を用いたデジタルカメラが携帯電話機やPDAなどの小型の情報端末機器に組み込まれている。デジタルカメラは撮影レンズで光学的に得た被写体像を固体撮像素子を用いて撮像信号に変換し、電子的にその画像を撮影、記録するもので、固体撮像素子の小型化及び画素の高密度化に伴ってその撮影機能も高められてきている。
このようなデジタルカメラの中には、撮影レンズに変倍機能を付加し、あるいはより鮮明な画像を得るためにピント合わせ機能をもたせたものがある。そして、これらの機能をよりコンパクトな機構で実現するために、特許文献1で知られる装置ではコイルと永久磁石との間に発生する磁気的な吸引力,反発力を利用してフォーカス用のレンズを光軸方向に移動させている。また特許文献2の装置では、磁気的な吸引力,反発力を利用して鏡筒を回転させることによって、変倍用のレンズを光軸方向に移動している。
特許文献1,2で知られるレンズ装置は、通常のDCモータなどを用いずに所要のレンズを移動させるため、構造が簡単で部品点数も少なく小型化できる利点はあるが、コイルと永久磁石との1セットで所要のレンズを移動させるだけの構成である。したがって、変倍のほかにピント合わせを行おうとしたり、変倍にしてもたとえば広角、標準、望遠というように変倍レンズを3個所に移動させようとすると、少なくともさらに1セット分のコイルと永久磁石とが必要になる。
本発明は上記背景を考慮してなされたもので、変倍あるいはピント合わせのためにレンズを移動させるべき位置を増やす際に単にコイルと永久磁石とのセット数を増やすのではなく、コイルまたは永久磁石を複合的に利用することによってこれらの組み込み個数を減らし、変倍やピント合わせの機能を高めながらも構造を簡略化して小型化を図ることを目的とする。
上記目的を達成するにあたり、本発明のレンズ装置は、鏡筒内に移動自在に組み込まれ永久磁石が固定された変倍レンズと前記鏡筒内に固定された複数のレンズとからなるレンズ群と、前記永久磁石を光軸方向に関して前後から挟むように鏡筒に固定され、供給電流の向きに応じた磁界を発生する第一及び第二コイルとを備えており、前記第一及び第二コイルに供給する電流の向きに応じて変倍が行われるように構成され、変倍レンズを2個所に移動させることができるようにしてある。さらに、前記鏡筒を移動自在に支持するベース部材に前記コイルの一方と対面するように固定され、供給電流の向きに応じた磁界を発生する第三コイルを併用することにより、前記レンズ群を前記鏡筒ごと光軸方向に移動させて2段階にピント合わせを行うことができるようになる。また、永久磁石が第一と第二コイルとのいずれに吸引されるかに応じて変倍レンズを光軸方向に関して前進位置と後退位置とに移動させるだけではなく、永久磁石が第一及び第二コイルの双方に反発されたときには変倍レンズを中間位置に移動させることも可能となる。
本発明はまた、鏡筒内に移動自在に組み込まれ、供給電流の向きに応じた磁界を発生する第一コイルが固定された変倍レンズと前記鏡筒内に固定された複数のレンズとからなるレンズ群と、前記第一コイルに後方から対面するように鏡筒に固定された永久磁石と、前記鏡筒を移動自在に支持するベース部材に前記永久磁石と対面するように固定され、供給電流の向きに応じた磁界を発生する第二コイルとを利用する形態でも実現することができ、前記第一コイルに供給する電流の向きに応じて変倍を行い、第二コイルに供給する電流の向きに応じ、前記レンズ群を前記鏡筒ごと光軸方向に移動させてピント合わせを行うことができる。この場合、前記第一コイルに変えて永久磁石を用い、前記鏡筒に固定された永久磁石に変えて供給電流の向きに応じた磁界を発生するコイルを用いることも可能である。
さらに、上記レンズ装置と、レンズ装置によって結像された被写体像を撮像信号に変換して出力する撮像手段とを組み合わせたカメラモジュールでは、変倍レンズの移動による光学的変倍が行われる間に変倍操作が継続して行われたときには、撮像信号の電気的な処理による電子的変倍を行うことも可能で、さらには鏡筒に固定されたコイルを利用して撮影光路を開閉するシャッタを動作させることも可能となる。
本発明を用いることにより、コイルと永久磁石との間に発生する磁気的な吸引力あるいは反発力を利用して変倍レンズを移動させて変倍を行い、あるいはレンズ群を鏡筒ごと移動させてピント合わせを行うにあたって、これらの移動位置が増えてもコイルと永久磁石とのセット単位で部品を増やさずに済むようになり、レンズ装置を小型化するうえで有用である。また、このレンズ装置と撮像手段とを組み合わせてカメラモジュールにした場合には、電子変倍の併用により連続的な変倍も可能となり、さらには静止画像の撮影に際して撮像手段から撮像信号を読み出すときに有害となる光束の入射を遮るメカニカルなシャッタを鏡筒に固定されたコイルを利用して駆動することも可能で、カメラモジュールのコンパクト化を図るうえでも有利である。
図1及び図2に本発明を用いたカメラモジュールを組み込んだ携帯電話機の外観を示す。携帯電話機は受話器ユニット2と送話器ユニット3とからなり、これらはヒンジ部4により折り畳み自在に連結されている。受話器ユニット2には、アンテナ5,受話スピーカ6,液晶モニタ(LCDモニタ)7が設けられている。なお、LCDモニタ7に代えてEL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイなどの電子表示器を用いてもよい。
受話器ユニット3にはさらにカメラモジュール8が組み込まれている。カメラモジュール8は、図3に示すようにレンズ装置9と撮像手段となるCCDイメージセンサ10とからなり、携帯電話機の筐体に固定された回路基板11で支持されている。防塵用の透明なカバープレート12を通って入射した被写体光はレンズ装置8によってCCDイメージセンサ10の光電面に被写体像として結像され、CCDイメージセンサ10は光学的な被写体像を光電変換した撮像信号が出力される。
受話器ユニット3には周知のアクティブ方式の測距装置が組み込まれ、測距用の投光窓13aと受光窓13bとが筐体表面に露呈している。シャッタレリーズ操作に連動して投光窓13aから被写体に向かって測距光(近赤外光)が投光され、受光窓13bにその反射光が入射する。受光窓13bの奥に受光素子が設けられており、前記反射光の入射位置に応じて被写体の位置がたとえば2mの標準距離よりも近距離にあるか遠距離にあるのかが識別できるようになっている。
なお、上記アクティブ方式の測距装置の代わりに、CCDイメージセンサ10から得られる撮像信号(輝度信号)のコントラスト成分に基づいて合焦の度合いを二段階に識別する合焦装置を用いることもできる。この場合には、たとえば撮影レンズの全群を光軸方向の二カ所に移動させ、撮像信号のコントラスト成分が高くなる方を合焦位置とみなすようにすればよい。撮影レンズが前進位置にあるときには近距離、後退位置にあるときには遠距離にピント合わせが行われていることになる。
送話器ユニット3には、送話マイク15、選択キー16やダイヤルキー17などからなる操作部18が設けられている。これらのキーは、基本的に通話用あるいはメール送信用の操作部として用いられるが、選択キー16の中には指標T(テレ),W(ワイド)が付されたテレ変倍キー21とワイド変倍キー22と、レリーズボタン24とが含まれる。符号25は送話器ユニット3のメモリスロットに装着されたメモリカードを示し、デジタルカメラで撮影した画像データの記録に用いられる。
デジタルカメラの一部を構成するカメラモジュール8は、図3に示すように、レンズ装置9とCCDイメージセンサ10からなる。レンズ装置9は、G1レンズ27、G2レンズ28、G3レンズ29が組み込まれた可動の鏡筒30と、この鏡筒30を移動自在に支持するベース部材となる固定鏡筒31を含む。固定鏡筒31にはCCDイメージセンサ10が固定され、固定鏡筒31の後端のフランジ部は回路基板11に固定されている。図面の煩雑化を避けるために図示は省略したが、CCDイメージセンサ10はフレキシブル配線板などを介して回路基板11の所要の回路ユニット部分と電気的に接続されている。
G1レンズ27は鏡筒30の前端側に固定されている。鏡筒30には、光軸を中心とする円周を三等分する位置に、それぞれ光軸と平行に後方に延びた3本のガイドロッド33が固定されている。このガイドロッド33にはG2レンズ28を固定したレンズ枠34が移動自在に支持されており、このG2レンズ28が光軸方向に移動して変倍レンズとなる。ガイドロッド33の後端にはG3レンズ29を保持したレンズ枠35が接着剤36で固着されている。したがって、G1レンズ27とG3レンズ29とが鏡筒30に対して固定され、G2レンズ28が鏡筒30に対して相対的に光軸方向に移動自在となる。
鏡筒30の後端側に光軸方向に延びたスロット30aが形成され、このスロット30aには固定鏡筒31に突設したピン31aが係合している。なお、図示は省略したが、ピン31aとスロット30aは、ガイドロッド33と同様に、光軸を中心とする円周を三等分する位置にそれぞれ設けられている。これらのスロット30a,ピン31aとの係合により鏡筒30は光軸方向への移動がガイドされる。そして、図3に示すようにスロット30aの後端にピン31aが当接した前進位置と、鏡筒30の後端縁が固定鏡筒31の後端側フランジ部の根元に形成した段差部に当接した後退位置(図6参照)との2位置で位置決めされるようになっている。
鏡筒30の前端側内部に光軸を中心に巻回した第一コイル38が固定されている。この第一コイル38は、+方向に電流を供給すると鏡筒30の前側(被写体側)に磁極N、鏡筒30の後側(CCDイメージセンサ側)に磁極Sを発生し、−方向に電流を供給すると逆向きの磁極が発生する。G2レンズ28を保持したレンズ枠34にはリング状の永久磁石40が固定され、鏡筒30の前側が磁極N、後側が磁極Sとなっている。さらに、G3レンズ29のレンズ枠の外周には第二コイル41が固定されている。第二コイル41に+方向に電流を供給すると、第一コイル38と同様に鏡筒30の前側に磁極N、後側に磁極Sが発生し、−方向の電流では鏡筒30の前側に磁極S、後側に磁極Nが発生する。
第一コイル38に+方向の電流を供給し、第二コイル40にマイナス方向の電流を供給すると、第一コイル38の背面側に磁極Sが発生し第二コイル41の前面側に磁極Nが発生するから、前面側が磁極N背面側が磁極Sである永久磁石40が図3に示すように鏡筒30の前方に移動し、これとともにG2レンズ28が前進してテレ側変倍位置に移動する。なお、レンズ枠34の前面に位置決めピン34aが一体に形成され、その先端が、図示のようにG1レンズ27の背面を保持しているフランジ面に当接してG2レンズ28が位置決めされる。
逆に、第一コイル38に−方向、第二コイル41に+方向の電流を供給すると、それぞれのコイル38,41に逆向きの磁界が生じるから、G2レンズ28は後退してワイド変倍位置に移動する。その位置決めは、G3レンズ29を保持したレンズ枠から前方に向けて突設した位置決めピンにレンズ枠34の背面が当接することによって行われる。
固定鏡筒31に対して相対的に固定されるように、CCDイメージセンサ10を保持したセンサ枠42に第三コイル43が設けられている。第三コイル43は、+方向への電流供給により鏡筒30の前側に磁極N、後側に磁極Sを発生する。第三コイル43は第二コイル41と対面し合うように設けられ、第二コイル41を吸引あるいは反発するかに応じ、鏡筒30を前方に繰り出すか後方に繰り込むかを決定する。鏡筒30が前方に繰り出されると、G1レンズ27,G2レンズ28,G3レンズ29からなるレンズ系全体が前進した近距離側へのピント合わせが行われ、鏡筒30が後方に繰り込まれると全群繰り込みによる遠距離側へのピント合わせが行われる。
図4に上記カメラモジュール8の電気的構成を機能ブロックで示す。マイクロコンピュータで構成されたシステムコントローラ45は、データバス46を介して選択キー16からの入力操作に応答してカメラモジュール8の作動を管制する。携帯電話機をデジタルカメラとして使用するモードに切り替えるとシステムコントローラ45はプログラムROM48に書き込まれた処理プログラムにしたがってカメラモジュール8を駆動し、CCDイメージセンサ10から撮像信号が出力される。
CCDイメージセンサ10から順次に出力されてくる撮像信号は利得可変型のプリアンプ49で適切なレベルに増幅され、A/Dコンバータ50によりデジタル化された画像データに変換される。こうして得られた画像データは、画像データ処理回路51によって周知の画像処理を施された後、一画面ごとの画像データとして内蔵の画像データメモリ52に順次に書き込まれる。画像データメモリ52に書き込まれた画像データは、システムコントローラ45からのコマンドにより読み出され、画像データ処理回路51によるそれぞれの画像処理が加えられた後、LCDドライバ53を介してLCDモニタ7での画像表示に用いられ、あるいはメモリコントローラ54を介してメモリカード25への画像データ記録に用いられる。
測距装置56は、前述した投光窓13aと受光窓13bとを含み、被写体までの距離を近距離、遠距離の2段階に測定する。例えば、測定して得られた被写体距離が2m以内であるときには近距離信号をデータバス46を通してシステムコントローラ45に入力し、被写体距離が2mを越えているときには遠距離信号を入力する。これらの距離信号は、カメラモジュール8でピント合わせ処理を行うときに用いられる。
操作信号入力回路57は選択キー16が操作されたときに、その操作信号をシステムコントローラ45に入力する。カメラモード下では、テレ変倍キー21が押されたときにテレ変倍信号が、ワイド変倍キー22が押されたときにワイド変倍信号が入力され、またレリーズボタン24が半押しされたときにS1信号が、レリーズボタン24が全押しされたときにS2信号が入力される。コイルドライバ58は、システムコントローラ45からのコマンドにしたがって第一コイル38、第二コイル41、第三コイル43のオン/オフを制御し、またこれらのコイルに供給される電流の向きを制御する。
上記カメラモジュール8の作用について、さらに図5のフローチャートを参照しながら説明する。カメラモードに切替えられると初期設定が行われ、システムコントローラ45はコイルドライバ58に初期化信号を入力する。この初期化信号により、コイルドライバ58は第一コイル38をオンさせて−方向への電流を供給し、第二コイル41をオンさせて+方向の電流を供給する。この結果、永久磁石40とともにG2レンズ28を保持したレンズ枠34が後退し、レンズ装置9はワイド側に変倍された状態となる。
カメラモジュール8の起動とともにCCDイメージセンサ10からは撮像信号が出力され、プリアンプ49,A/Dコンバータ50,画像データ処理回路51を経て一画面分の画像データが画像データメモリ52に書き込まれる。画像データメモリ52は、例えば静止画像二画面分のメモリ容量を有し、順次に出力されてくる二画面分の画像データが画像データメモリ52内で順次に更新される。最新の一画面分の画像データは順次にシステムコントローラ45によって読み出され、画像データ処理回路51を経てLCDドライバ53に供給され、これによりLCDモニタ7にスルー画像が表示される。
LCDモニタ7の表示画素数はCCDイメージセンサ10の撮像画素数よりも小さいため、スルー画像の表示に際しては、画像データ処理回路51は画像データメモリ52から読み出した画像データに対して適宜の間引き処理,データ圧縮処理を行った上でLCDドライバ53に表示用の画像データを送る。また、測距装置56は動作しておらず、ピント調節は行われないが、レンズ装置8に組み込まれている光学系の被写界深度をある程度深くしておけば、LCDモニタ7の表示画素数も少ないことから、ピント調節を行わなくてもスルー画像の観察には支障はない。
フレーミングに際してテレ変倍キー21が押圧操作されると、システムコントローラ45はテレ変倍信号をコイルドライバ58に入力する。これに応答し、コイルドライバ58は第一コイル38への供給電流の向きを−方向からプラス方向に変更し、第二コイル41への供給電流の向きを+方向から−方向に変更する。この結果、永久磁石40とともにG2レンズ28を保持したレンズ枠34が前進してテレ側への変倍が行われ、LCDモニタ7にはテレ側に変倍された状態の被写体像が表示されるようになる。そして、レリーズボタン24を押圧操作する前であれば、テレ変倍キー21,ワイド変倍キー22を押圧操作するたびに、G2レンズ28がテレ変倍位置とワイド変倍位置との2個所に交互に移動して2段階の変倍を行うことができる。
シャッタボタン24を半押し操作してS1信号が入力されると、システムコントローラ45はその時点での変倍位置を検出した後、距離信号の検出を行う。変倍位置の検出は、その時点でシステムコントローラ45がコイルドライバ58に入力している変倍信号がテレ変倍信号とワイド変倍信号とのいずれであるかによって識別することができる。また、距離信号の検出のために測距装置56が作動し、投光窓13aから被写体に向けて測距光が投光される。その反射光が受光窓13bの奥の受光素子に入射し、その入射位置に応じて測距装置56から距離信号が入力される。
被写体距離が2m以内であるときには近距離信号が入力される。近距離信号が入力されると、システムコントローラ45はテレ設定状態あるいはワイド設定状態を保存したままレンズ装置9を近距離ピント位置に移動させる。このため、変倍位置がテレ側であるときには、システムコントローラ45は供給電流の向きを+方向にして第三コイル43をオンさせる。テレ設定状態の場合には、第二コイル41が−方向でオンされその背面側には磁極Nが生じているから、第三コイル43を+方向でオンさせるとその前面側には磁極Nが生じて両者間には磁気的な反発力が生じる。第二コイル41は相対的に鏡筒30に固定され、第三コイル43はベース部材、すなわち鏡筒30を光軸方向に移動自在に支持している固定鏡筒31に固定されているから、両者間に生じる反発力によって鏡筒30が前進位置に移動して近距離に対するピント合わせが行われる。
一方、測距装置56から遠距離信号が入力されると、レンズ装置9がテレ設定状態であれば第三コイル43が−方向でオンされる。これにより、第三コイル43の前面側には磁極Sが生じて第二コイル41を吸引するため、図6に示すように鏡筒30が一体的に後退位置へと移動して遠距離に対するピント合わせが行われる。また、S1信号の入力時点でレンズ装置9がワイド側に変倍されているときには、第二コイル41が+方向への供給電流でオンしているから、その背面側には磁極Sが生じている。したがって、距離信号として近距離信号が入力されたときには第三コイル43は−方向への供給電流でオンされ、両者間の反発力によって鏡筒30は図7に示すように前進位置に移動し、ワイド変倍状態で近距離へのピント合わせが行われる。なお、変倍及びピント合わせの組合せによる第一コイル38、第二コイル41、第三コイル43の供給電流の向きをまとめると、次の第1表のとおりである。
Figure 0004349947
ピント合わせはシャッタボタン24の半押し操作に応答して行われるが、その処理は変倍状態及び距離信号に応じて第三コイル43をオンさせ、鏡筒30を前進位置または後退位置に移動させるだけなので瞬時にその処理は完了する。そして、引き続きシャッタボタン24を全押ししてS2信号が入力されると、その直後にCCDイメージセンサ10から出力されてくる撮像信号に基づいて1コマの撮影が行われ、その画像データが画像データメモリ52に書き込まれる。なお、シャッタボタン24を半押ししてピント合わせが行われた後にシャッタボタン24の押圧を解除した場合には、変倍状態は保存されたままになるがピント合わせについてはクリアされ、再度シャッタボタン24を半押し操作したときに新たに測距が行われることになる。
以上のように、変倍用に用いられている第二コイル41を、第三コイル43との協同によりピント合わせにも用いるようにしているから、レンズの移動個所を増やしながらも、永久磁石とコイルとのセット個数を増やさずに済み、部品点数及び組み込みスペースの節約を図ることができる。したがって、携帯電話機やPDAなどに組み込むデジタルカメラのレンズ装置あるいはカメラモジュールとして好適である。
図8及び図9に第二実施形態を示す。なお、先の実施形態で用いられている部品と機能的に共通なものについては同符号を付してある。この実施形態においても、G1レンズ27は可動の鏡筒30に固定され、G2レンズ28がレンズ枠34とともにガイドバー33に沿って光軸方向に進退自在となっている。G3レンズ29を保持したレンズ枠はガイドバー33の後端に接着剤などにより固定され、G3レンズ29はG1レンズ27とともに鏡筒30と一体化されている。
G2レンズ28を保持したレンズ枠34に第一コイル60が固定され、G3レンズ29を保持したレンズ枠に永久磁石61が固定され、センサ枠42に第二コイル62が固定されている。鏡筒30は、先の実施形態と同様に、スロット30aとピン31aとの係合により固定鏡筒31に対して進退自在である。第一コイル60,第二コイル62は、それぞれ+方向に電流を供給したときには、鏡筒30の前側に磁極Nを発生し後側に磁極Sを発生する。また、電流を逆向きの−方向に供給したときには、それぞれ逆の磁極を発生する。永久磁石61は鏡筒30の前側に磁極N、後側に磁極Sを向けている。
この実施形態では、図10のフローチャートにしたがい、第一コイル60に供給する電流の向きによって変倍が制御され、第二コイル62に供給する電流の向きによってピント合わせが行われる。永久磁石61は前側が磁極Nとなっているから、第一コイル60に−方向の電流を供給すると永久磁石61が反発されレンズ枠34が前方に移動してテレ側への変倍が行われる。また、永久磁石61は後側に磁極Sを向けているから、第二コイル62に−方向の電流を供給すると互いに反発し合う。これにより鏡筒30は図8に示す前進位置に移動し、近距離用のピント合わせが行われる。
逆に、第二コイル62に+方向の電流を供給すると永久磁石61が吸引されるから、図9に示すように鏡筒30が後退位置に移動し、遠距離用のピント合わせが行われる。この実施形態にあっては、第一コイル60と永久磁石61とを入れ替えることも可能である。ただし、この場合にはテレ変倍、ワイド変倍によって第一コイル60への供給電流の向きが変わるので、先の実施形態と同様に、ピント合わせを行うときには第一コイル60への供給電流の向きに応じて第二コイル62に供給する電流の向きを変える必要がある。なお、図示した実施形態にあっては、変倍及びピント合わせの組合せによる第一コイル60及び第二コイル62の供給電流の向きは次の第2表のとおりである。
Figure 0004349947
図11に示す第三実施形態では、G2レンズ28を保持するレンズ枠34に永久磁石65を固定し、この永久磁石65を前後から挟むように第一コイル66,第二コイル67を設けて3段階に変倍を行うことができるようにしている。G1レンズ27とG3レンズ29とは、それぞれ鏡筒内部に固定され、その間でG2レンズ28がレンズ枠34とともにガイドロッド33により光軸方向に移動自在となっている。
永久磁石65は前方に磁極N、後方に磁極Sを向けて組み込まれている。第一,第二コイル66,67は、それぞれ+方向の供給電流により前方に磁極N、後方に磁極Sを発生し、−方向への供給電流により逆向きの磁極を発生する。
第一コイル66に+方向の電流を、第二コイル67に−方向の電流を供給すると、第一コイル66による吸引力と第二コイル67による反発力によって、レンズ枠34は同図(A)に示すように前方のテレ変倍位置に移動する。また、第一コイル66に−方向の電流を、第二コイル67に+方向の電流を供給すると、逆に第一コイル66からの反発力と第二コイル67からの吸引力によってレンズ枠34は同図(B)に示すように後退したワイド変倍位置に移動する。
さらに、第一コイル66,第二コイル67の双方に−方向の電流供給を行うと、永久磁石65は双方のコイルからの反発力を受け、同図(C)に示すように、レンズ枠34とともにG2レンズ28はG1レンズ27とG3レンズ29とのほぼ中間位置に移動する。したがって、テレ位置とワイド位置との間のミドル変倍を行うことができる。なお、表3に各変倍位置と第一,第二コイルへの供給電流の向きを示す。
Figure 0004349947
以上の3段階に変倍可能なレンズ装置は、図12に示す処理手順を用いて図2に示すテレ変倍キー21,ワイド変倍キー22の操作により利用することができる。テレ変倍キー21が継続して押圧操作されたときには、その時点での変倍位置がワイド変倍位置またはミドル変倍位置であるときに有効に受け付けられ、G2レンズ28をミドル変倍位置そしてテレ変倍位置に移動させることが可能となる。そして、テレ変倍位置に移動された後は、引き続きテレ変倍キー21の押圧操作を継続しても第一,第二コイル66,67の駆動は行われず、そのままテレ変倍位置で保持される。もちろん、ワイド側への変倍操作を継続的に行った場合も、G2レンズ28がワイド変倍位置に移動した後は、同様にワイド側への変倍操作を行ったとしても第一,第二コイル66,67の駆動は行われない。
例えば図3及び図8に挙げた実施形態のように、G2レンズ28をワイド変倍位置とテレ変倍位置との二箇所に移動させて光学変倍を行うようにしたカメラモジュールに、さらに電子ズーム機能を組み合わせる場合のタイミングチャートを図13に示す。電子ズーム機能は、よく知られるようにCCDイメージセンサ10から出力されてくる撮像信号に画像処理を加え、画像を擬似的に拡大,縮小する処理である。なお、以下の説明は、G2レンズ28をワイド変倍位置に移動したときの像倍率に対し、G2レンズ28をテレ変倍位置に移動したときに像倍率が3倍になることを前提とする。
G2レンズ28がワイド変倍位置にある状態でテレ変倍キー21を押圧すると、その押圧操作が行われている間、一定周期のクロックパルスがカウントされ、変倍カウンタが初期値「0」から押圧操作時間に比例してカウントアップされる。なお、変倍カウンタが初期値以外のある計数値になっているときにワイド変倍キー22が押圧操作されると、変倍カウンタの計数値は押圧操作時間に応じて初期値「0」までカウントダウンされる。
テレ変倍キー21を押圧操作すると、G2レンズ28がワイド変倍位置のままで電子ズームにより望遠側への変倍が連続的に行われ、変倍カウンタ57のカウント値は例えば0.2秒ごとにカウントアップされてゆく。そして、図13に示すように、変倍カウンタのカウント値が「0」から「C1」達するまでは、画像データ処理回路51は画像データメモリ52から読み出した一画面分の画像データに基づいて画像を3倍まで拡大処理を行い、その画像がLCDモニタ7に表示される。
電子ズームによる変倍は、変倍カウンタの計数値が初期値から「C2」になるまでの間に連続的に行われるが、テレ側への変倍操作が継続され変倍カウンタの計数値が「C1」なった時点でG2レンズ28がテレ変倍位置に移動して光学変倍が行われる。これと同時に電子ズーム倍率は初期値の1倍に戻される。さらに望遠側への変倍操作が行われると、光学変倍によって3倍まで拡大された画像が電子ズームによりさらに拡大される。したがって、電子ズームの倍率が最大で3倍までとすると、光学変倍との併用によりトータルズーム倍率9倍までの連続的な変倍ができるようになる。
ワイド変倍キー22の押圧操作によりワイド側への変倍操作が行われると変倍カウンタがカウントダウンされてゆき、その計数値が「C1」になるまでの間は、G2レンズ28はテレ変倍位置に置かれたまま電子ズーム倍率が1倍まで連続的に小さくなってゆく。そして、変倍カウンタの計数値が「C1」になった時点でG2レンズ28がワイド変倍位置に移動すると同時に、電子ズーム倍率が3倍になって電子ズームのみによる3倍の画像が得られる。さらにワイド側への変倍が継続されると、電子ズーム倍率が3倍から1倍への連続的に変化し、変倍カウンタの計数値が初期値「0」になった時点で電子ズーム倍率が1倍となり、最初のワイド変倍位置に画像が得られるようになる。
図14にメカニカルシャッタを組み込んだカメラモジュールの第四の実施形態を示す。G1レンズ27は鏡筒68に固定され、G3レンズ29はガイドロッド33の後端に固定され、G2レンズ28はガイドロッド33に沿って移動自在である。鏡筒68に第一コイル70が固定され、G3レンズ29のレンズ枠に第二コイル71が固定されている。第一,第二コイル70,71は、+方向への電流供給により前方に磁極N,後方に磁極Sを生じ、−方向への電流供給により前方に磁極S,後方に磁極Nを生じる。また、G2レンズ28のレンズ枠34に固定された永久磁石72は前方に磁極N、後方に磁極Sを向けている。
G3レンズ29とCCDイメージセンサ10との間に、光軸に対して斜めに出入り自在にシャッタプレート75が組み込まれている。シャッタプレート75の外周に永久磁石76が固定され、永久磁石76は前方が磁極N,後方が磁極Sとなっている。図示のように、常態ではシャッタプレート75は光軸上から退避しており、第三コイル77に対面している。第三コイル77は+方向への電流供給により前方に磁極Nを向けているときに、永久磁石76を吸引してシャッタプレート75を開き位置に保持している。
第一コイル70に+方向の電流が供給され、第二コイル71に−方向の電流が供給されると、永久磁石72に加わる磁気的な吸引力,反発力によってG2レンズ28は図示のテレ変倍位置に移動する。逆に、第一コイル70に−方向,第二コイル71に+方向の電流が供給されると、G2レンズ28は後退してワイド変倍位置に移動する。
シャッタプレート75は、撮影直後に図中二点鎖線で示す閉じ位置に移動してCCDイメージセンサ10への光入射を阻止する。CCDイメージセンサ10には、露光によって得られた信号電荷を転送する電荷転送路が設けられているが、CCDイメージセンサ10の構造によっては、特に露光後に電荷転送路に光入射があると、信号電荷にスミアノイズが重畳することがあり、画像の品質を劣化させる原因になる。シャッタプレート75はこの弊害を除去するためのものである。
この実施形態は、シャッタプレート75の移動のために変倍用の第二コイル71を兼用したことが特徴となっており、図15にその処理手順を示す。撮影のためにシャッタボタン24を全押しすると、まずその時点における変倍位置の検出が行われた後、CCDイメージセンサ10によって信号電荷の蓄積が開始される。信号電荷の蓄積時間は例えば被写体輝度に応じて決められ、この蓄積時間が経過したことに応答して第二コイル71に+方向、第三コイル77に−方向への電流供給が行われる。
第三コイル77に−方向への電流が供給されると、常態では第三コイル77に対面していた永久磁石75が磁気的な反発力を受ける。シャッタプレート75は永久磁石77とともに光軸に対して斜め方向に移動するようにガイドされているから、これらは磁気的な反発力によって光軸方向へと移動する。また、+方向への電流供給により第二コイル71は背面側に磁極Sを生じており、シャッタプレート75に固定した永久磁石75を吸引するから、シャッタプレート75は瞬時に閉じ位置へと移動してCCDイメージセンサ10を遮光する。なお、シャッタプレート75を閉じ位置に移動させるために第二コイル71に+方向の電流供給を行うと、その時点でG2レンズ28がワイド変倍位置にあったときには、G2レンズ28がわずかに前進してしまうことになるが、信号電荷の蓄積時間はすでに経過して新たに信号電荷の蓄積は行われることがないので問題はない。
シャッタプレート75が閉じ位置に移動した後、CCDイメージセンサ10の電荷転送路を通して信号電荷の読み出しが行われる。このとき、シャッタプレート75は閉じ位置にあり電荷転送路に光が入射してくることはないので、スミアノイズのない高品位のCCD画像の読込みを行うことが可能となる。CCD画像の読込み処理の後、第二コイル71に−方向、第三コイル77に+方向への電流供給が行われる。これにより、永久磁石76とともにシャッタプレート75は実線で示す開き位置に戻る。その後、撮影時点における変倍位置がテレ変倍位置であったかワイド変倍位置であったかに応じて第一コイル70,第二コイル71にそれぞれの向きで電流が供給され、撮影開始前の状態に復元する。
以上、図示した実施形態にしたがって本発明について説明してきたが、レンズ装置に組み込まれるレンズの個数や変倍の段数,ピント合わせの段数は適宜に増減してもよい。また、このレンズ装置あるいはカメラモジュールは、携帯電話機以外の携帯機器,情報機器に組み込むことが可能であり、ローコストタイプのデジタルカメラ専用機にも用いることができる。
本発明を用いた携帯電話機の半折り畳み状態を示す外観図である。 携帯電話機を開いた状態を示す外観図である。 携帯電話機の要部断面図である。 携帯電話機に内蔵されるカメラモジュールの機能ブロック図である。 カメラモジュールの基本的な処理の流れを示すフローチャートである。 テレ変倍、遠距離撮影時のセット状態を示す要部断面図である。 ワイド変倍、近距離撮影時のセット状態を示す要部断面図である。 本発明の第二実施形態を示す要部断面図である。 テレ変倍,遠距離撮影時のセット状態を示す要部断面図である。 第二実施形態の基本的な処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第三実施形態を示す要部断面図である。 第三実施形態の基本的な処理の流れを示すフローチャートである。 電子ズームを組み合わせる場合のタイミングチャートである。 本発明の第四実施形態を示す要部断面図である。 第四実施形態の基本的な処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
7 LCDパネル
8 カメラモジュール
9 レンズ装置
10 CCDイメージセンサ
28 G2レンズ(変倍レンズ)
30 鏡筒
31 固定鏡筒
33 ガイドロッド
34 レンズ枠
38,60,66,70 第一コイル
40,61,65,72,76 永久磁石
41,62,67,71, 第二コイル
43,77 第三コイル
75 シャッタプレート

Claims (6)

  1. 鏡筒内に移動自在に組み込まれ永久磁石が固定された変倍レンズと前記鏡筒内に固定された複数のレンズとからなるレンズ群と、
    前記永久磁石を光軸方向に関して前後から挟むように鏡筒に固定され、供給電流の向きに応じた磁力を発生する第一及び第二コイルと
    前記鏡筒を移動自在に支持するベース部材に前記コイルの一方と対面するように固定され、供給電流の向きに応じた磁力を発生する第三コイルとを備え、
    前記第一及び第二コイルに供給する電流の向きに応じて変倍が行われ
    前記第三コイルに供給する電流の向きに応じ、前記レンズ群が前記鏡筒ごと光軸方向に移動されてピント合わせが行われることを特徴とするレンズ装置。
  2. 変倍レンズは、永久磁石が第一,第二コイルのいずれに吸引されるかに応じて光軸方向に関して前進位置と後退位置とに移動され、第一及び第二コイルの双方に反発されたときには中間位置に移動されることを特徴とする請求項1記載のレンズ装置。
  3. 鏡筒内に移動自在に組み込まれ、供給電流の向きに応じた磁力を発生する第一コイルが固定された変倍レンズと前記鏡筒内に固定された複数のレンズとからなるレンズ群と、
    前記第一コイルに後方から対面するように鏡筒に固定された永久磁石と、
    前記鏡筒を移動自在に支持するベース部材に前記永久磁石と対面するように固定され、供給電流の向きに応じた磁力を発生する第二コイルとを有し、
    前記第一コイルに供給する電流の向きに応じて変倍が行われ、
    第二コイルに供給する電流の向きに応じ、前記レンズ群が前記鏡筒ごと光軸方向に移動されてピント合わせが行われることを特徴とするレンズ装置。
  4. 前記第コイルに変えて永久磁石が用いられ、前記鏡筒に固定された永久磁石に変えて供給電流の向きに応じた磁力を発生するコイルが用いられていることを特徴とする請求項記載のレンズ装置。
  5. 請求項1〜のいずれか記載のレンズ装置と、このレンズ装置によって結像された被写体像を撮像信号に変換して出力する撮像手段とを備え、前記変倍レンズの移動による光学的変倍が行われる間に変倍操作が継続して行われたときには、前記撮像信号の電気的な処理による電子的変倍が行われることを特徴とするカメラモジュール。
  6. 請求項1,のいずれか記載のレンズ装置と、このレンズ装置によって結像された被写体像を撮像信号に変換して出力する撮像手段とを備え、前記鏡筒に固定されたコイルに吸引されることにより撮影光路外から撮影光路内に進入して撮像手段に光束が入射することを阻止するシャッタを備えたことを特徴とするカメラモジュール。
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