JP2006091259A - レンズ駆動装置及びデジタルカメラ - Google Patents

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浩幸 大高
Ryuta Sasaki
竜太 佐々木
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Abstract

【課題】 レンズの原点位置を検出して位置制御を行う小型のレンズ駆動装置、及びこのレンズ駆動装置を用いたデジタルカメラを提供する。
【解決手段】 レンズホルダ45の外周には、導電部材70が設けられている。また、上カバー41には、開口41bが形成されており、開口41bを介して上カバー41の外側から内側に2本の電線72が挿通されている。この2本の電線72の先端は、レンズホルダ45が光軸方向に沿って移動し、撮影レンズ23の位置が原点位置(近接端)に到達した時に、導電部材70と接触する位置に配置されている。また、2本の電線72の後端は、下カバー42の側面に設けられた検出回路71に接続されている。検出回路71は、撮影レンズ23が原点位置に到達した時に、2本の電線72の後端が導電部材70と接触して導通したことを検出して検出信号を出力する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、レンズの原点位置を検出してレンズ位置を制御するレンズ駆動装置、及びこのレンズ駆動装置を用いたデジタルカメラに関する。
近年、デジタルカメラが広く一般に使用されている。このようなデジタルカメラは、携帯性を向上させるために、小型化及び軽量化されている。また、デジタルカメラを携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)等の小型機器に搭載させることも広く行われている。このような場合、デジタルカメラをさらに小型化及び軽量化する必要がある。このため、デジタルカメラに用いられるレンズ駆動装置も小型化されることが望まれていた。
このような問題を解決するために、中空のステッピングモータを利用したレンズ駆動装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このようなレンズ駆動装置は、レンズを保持するレンズホルダと、このレンズホルダの外周を覆うように設けられた中空ロータと、この中空ロータの外周を覆うように設けられたステータとを備え、ステータにパルス電流を供給することによって中空ロータを回転させて、カム機構等によりレンズホルダを光軸方向に進退移動させている。このため、ステッピングモータとレンズ鏡筒とを一体化することにより、レンズ駆動装置を小型化することが可能である。
特開昭60−417号公報
また、レンズ駆動装置では、レンズの位置を高精度に制御するためにレンズの原点位置を検出することが重要であり、フォトインタラプタ(以下、PIと称する)等の光学的位置検出手段を設けてレンズの原点位置を検出していた。しかしながら、上記特許文献1に記載のレンズ駆動装置には、PI等の光学的検出手段を内部に設置するスペースがなく、PI等の光学的位置検出手段を使用して原点位置を検出しようとすると、レンズ駆動装置が大型化するという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、レンズの原点位置を検出してレンズ位置を高精度に制御することが可能な小型のレンズ駆動装置、及びこのレンズ駆動装置を用いたデジタルカメラを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のレンズ駆動装置は、円筒形状を有し、レンズを保持するレンズホルダと、このレンズホルダを外周側から覆うように配置され、前記レンズの光軸を中心として回転される回転筒と、この回転筒を外周側から回転自在に保持する保持部材とを備え、前記回転筒の回転により前記レンズホルダを前記光軸方向に進退移動させるレンズ駆動装置において、前記レンズホルダの外周に設けられ、導電性を有する導電部材と、前記保持部材の外側から内側に挿通され、前記レンズホルダが光軸方向に移動して原点位置に達した時に、前記導電部材と先端が接触する2本の電線と、前記保持部材に設けられ、前記2本の電線の先端が前記導電部材と接触して導通したことを検出する検出手段とを備えたことを特徴とするものである。
また、前記保持部材には開口が形成され、前記2本の電線は、前記保持部材の外側から内側に前記開口を介して挿通されていることが好ましい。さらに、前記検出手段は、前記保持部材の壁面に設けられていることが好ましい。
また、前記保持部材に保持され、円筒形状を有し、その円筒形状内に磁場を形成するステータと、前記回転筒の外周に設けられ、円筒形状を有するマグネットとをさらに備え、前記ステータによって形成される磁場によって、前記回転筒が回転されることを特徴とするものである。
上記課題を解決するために、本発明のデジタルカメラは、請求項1ないし請求項4のいずれか記載のレンズ駆動装置と、前記レンズにより結像された被写体像を撮像して画像データを取得する撮像手段と、前記撮像手段により撮像された前記画像データを記憶する記憶手段とを備えていることを特徴とするものである。
本発明のレンズ駆動装置及びデジタルカメラによれば、保持部材の内側に配置されるのは、2本の電線と導電部材のみであり、PI等の光学的位置検出手段を保持部材の内部に配置して、レンズの原点位置を検出する場合と比較して、レンズ駆動装置及びデジタルカメラを小型化することができる。
また、2本の電線を挿通させるための開口を保持部材に設けるだけで良いので、保持部材の強度を損なうことはない。
本実施形態では、本発明のレンズ駆動装置をデジタルカメラが搭載されたカメラ付き携帯電話に適用した場合を例に説明する。図1はカメラ付き携帯電話10の正面側、図2は背面側の構成を示す外観斜視図である。カメラ付き携帯電話10は、上部筐体11と、下部筐体12と、これらの筐体11,12を回動自在に連結するヒンジ部13とを備えて構成されている。
これらの筐体11,12は、略矩形の薄板形状にされている。上部筐体11及び下部筐体12は、ヒンジ部13を中心として、図1及び図2に示す開き位置と、上部筐体11及び下部筐体12が略平行となるように折り畳まれた閉じ位置との間で回動される。
筐体11の正面11aには、LCDパネル21及び受話スピーカ22が設けられており、背面11bには、撮影レンズ23が露呈されている。また、上面11cには、アンテナ24が設けられている。LCDパネル21は、各種メニュー画面や、着信相手の電話番号等の各種情報、及び画像を表示する。また、受話スピーカ22は、通話相手の音声を出力し、アンテナ23は、音声データや、電子メール等のデータの電波信号を送受信する。
下部筐体12の正面12aには、操作部31及び送話マイク32が設けられている。また、下部筐体12の下面12bには、メモリカード等の記憶媒体が装填されるスロット35が設けられている。操作部31は、選択キー31a、シャッタボタン31b等の各種操作ボタンを備えて構成されている。撮影者が、選択キー31aを操作して複数のモードから撮影モードを選択することにより、カメラ付き携帯電話10が撮影可能な状態になる。また、送話マイク32は、音声を電気的な信号に変換する。
また、前述の撮影レンズ23は、上部筐体11内に組み込まれたレンズ駆動装置によって光軸方向に沿って進退移動する。以下に、このレンズ駆動装置の構成について、図3〜図5を用いて説明する。図3は、レンズ駆動装置40の構成を示す外観斜視図である。また、図4は、撮影レンズ23を近接端に繰り出した時のレンズ駆動装置40の断面図であり、図5は、撮影レンズ23を無限端に繰り込んだ時のレンズ駆動装置40の断面図である。
レンズ駆動装置40は、保持部材である上カバー41及び下カバー42と、上カバー41及び下カバー42によって挟持され、円筒形状を有するステータ43と、ステータ43の内側に配置された回転筒44と、この回転筒44の内側に配置され、撮影レンズ23を保持するレンズホルダ45とを備えて構成されている。また、上カバー41及び下カバー42によって、ステータ43,回転筒44,及びレンズホルダ45が一体に収納されており、レンズ駆動装置40がユニット化されている。
また、下カバー42には、ローパスフィルタ46と、撮像手段であるCCD47とが保持されている。ローパスフィルタ46及びCCD47は、撮影レンズ23の背後に配置されており、ローパスフィルタ46は、被写体光に含まれる高周波成分を除去する。このため、撮影レンズ23を透過した被写体光が、ローパスフィルタ46を介してCCD47に入射されて、擬色やモアレなどといった不具合を軽減させることができる。また、ローパスフィルタ46及びCCD47が、下カバー42に保持されるように説明したが、レンズ駆動装置40の外部に設けても良い。
回転筒44の外周面には、円筒形状のマグネット49が設けられている。以下に、ステータ43及びマグネット49の構成を説明する。図6に示すように、ステータ43は、第1コイル部50及び第2コイル部60を備えて構成されている。第1コイル部50は、導線を巻き回した円筒形状のコイル51と、上コイルカバー52と、下コイルカバー53とを備えており、これらのコイルカバー52,53は、コイル51を外周面側及び内周面側から覆うように設けられており、第1コイル部50の全体が円筒形状にされている。
第1コイル部50の内周面側には、上コイルカバー52及び下コイルカバー53のそれぞれに形成された歯52a,53aが、それぞれが互い違いに噛み合うように複数配置されている。また、これらの歯52a,53aは、お互いが接触しないように、ギャップを設けて配置されている。このため、コイル51に電流が流れると、歯52a,53aは互いに逆極性に磁極化される。
以上、第1コイル部50について説明したが、第2コイル部60も同様の構成であり、コイル61と、上コイルカバー62と、下コイルカバー63とを備えている。また、上コイルカバー62には、歯62aが複数形成されており、下コイルカバー63には、歯63aが複数形成されている。また、第2コイル部60は、第1コイル部50の歯52a,53aに対して、歯62a,63aが半ピッチ分ずれるように配置されている。
また、コイル51,61には、交互にパルス電流が通電される。例えば、図中矢印Aで示す方向を順方向として、コイル51に対して順方向にパルス電流を供給すると、コイル51の周囲には、パルス電流が流れる方向に対して、右回り(時計回り)の磁界が発生する。これにより、磁力線は、上コイルカバー52から下コイルカバー53に向かって導かれる。この時、磁力線は上コイルカバー52からギャップ(空気中)を介して下コイルカバー53に導かれるので、歯52aがN極、歯53aがS極となる。同様に、コイル61に対して順方向にパルス電流を供給すると、歯62aがN極、歯63aがS極となる。
また、コイル51に対して逆方向にパルス電流を供給すると、コイル51の周囲には、順方向にパルス電流を供給した場合とは逆方向の磁界が発生する。この時、磁力線は、下コイルカバー53からギャップ(空気中)を介して上コイルカバー52に導かれるので、歯52aはS極、歯53aはN極となる。同様に、コイル61に対して逆方向にパルス電流を供給すると、歯62aはS極、歯63aはN極となる。以上説明したように、コイル51及びコイル61にパルス電流を供給すると、第1コイル部50及び第2コイル部60の内周には、N極とS極の磁場が交互に形成される。
マグネット49は、ステータ43の内周よりも小さな外径を有する円筒形状にされている。マグネット49は、外周がN極とS極とに交互に磁極化された永久磁石であり、48極に磁極化されている。このマグネット49は、ステータ43にパルス電流を供給した時に内周に形成される磁場との斥力及び引力によって、ステータ43に対して回転する。マグネット49は、1極分の回転角度を1ステップとして回転し、48ステップで1回転する。
次に、マグネット49の各回転方向に対するパルス電流の制御について説明する。パルス電流の向きと同様に、図中矢印Aで示す向きをマグネット49の回転の順方向として説明する。最初にマグネット49を順方向に回転させる場合について説明する。
マグネット49を順方向に回転させる場合、コイル51の順方向、コイル61の順方向、コイル51の逆方向、コイル61の逆方向の順にパルス電流の供給を繰り返して行う。これにより、歯52a、歯62a、歯53a、歯63aの順にN極が形成され、同時に、歯53a、歯63a、歯52a、歯62aの順にS極が形成される。マグネット49のN極及びS極には、歯52a,53a,62a,63aとの間で引力及び斥力が作用して、マグネット49が順方向に回転する。
また、マグネット49を逆方向に回転させる場合、コイル51の順方向、コイル61の逆方向、コイル51の逆方向、コイル61の順方向の順にパルス電流の供給を繰り返して行う。これにより、歯52a、歯63a、歯53a、歯62aの順にN極が形成され、同時に、歯53a、歯62a、歯52a、歯63aの順にS極が形成される。マグネット49のN極及びS極には、歯52a,53a,62a、63aとの間で引力及び斥力が作用して、マグネット49が逆方向に回転する。
前述のようにマグネット49が回転されると、回転筒44は、上カバー41及び下カバー42によって回転自在に保持されているので、回転筒44がマグネット49と一体に回転する。また、この回転筒44の内周面には、螺旋溝であるヘリコイド44aが形成されている。
以下に、レンズホルダ45の構成を説明する。図7に示すように、レンズホルダ45は、円筒形状を有する本体筒45aと、この本体筒45aの前方に一体に形成され、本体部45aよりも外径の小さな円筒状の前方筒45bとで構成されている。本体筒45aの外周面には、回転筒44のヘリコイド44aと螺合するヘリコイド45cが形成されている。また、前方筒45bの外周には、光軸方向と平行な3本のキー溝45dが形成されている。このキー溝45dは、上カバー41に設けられた突起である直進キー41aと係合している。このため、回転筒44が回転すると、レンズホルダ45が直進キー41aによって回転止めされて光軸方向に進退移動する。
また、レンズホルダ45は、前述したように、撮影レンズ23を内部に保持しており、この撮影レンズ23は、第1レンズ23a,第2レンズ23b,及び第3レンズ23cの3枚のレンズで構成されている。このため、回転筒44の回転によってレンズホルダ45が光軸方向に進退移動して、撮影レンズ23の位置が、光軸方向に沿って近接端位置(図4に示す位置)と∞端位置(図5に示す位置)との間で移動する。なお、撮影レンズ23が、近接端位置から∞端位置に移動する間に、回転筒44は2回転する。また、レンズ駆動装置40は、撮影レンズ23の位置を制御するために、撮影レンズ23の原点位置を検出している。以下に、撮影レンズ23の原点位置検出について説明する。
本体筒45aの前端面の下部には、導電部材70が設けられている。この導電部材70は、銅で形成されていることが好ましいが、導電性を有する材質であれば他の材質でも良い。また、下カバー42の壁面には、検出手段である検出回路71が設けられている。この検出回路71には、2本の電線72が接続されている。これらの2本の電線72は、検出回路71から光軸方向の前方(上カバー41側)に延び、さらに、上カバー41に形成された開口41b付近でL字形状に屈曲されている。屈曲された2本の電線70は、開口41bを介して、その先端が上カバー41の内側に挿通されている。
また、2本の電線72の先端は、撮影レンズ23が近接端に移動した時、すなわち、レンズホルダ45が図4に示す位置に繰り出された時に、前述の導電部材70と当接して、2本の電線72が導通する。
これらの2本の電線72は、互いに接触して導通しないように、一定の間隔を隔てて配置されているが、各電線72を被覆して接触しても導通しないようにしても良い。この場合、各電線72の先端部のみ露出させれば良い。さらに、2本の電線72は、銅で形成することが好ましいが、導電性を有する材質であれば良い。
前述したように、レンズホルダ45が光軸方向前方に繰り出されて、撮影レンズ23が近接端(図4に示す位置)に移動した時に、前述の2本の電線72と導電部材70とが当接する。この時、検出回路71は、2本の電線72が導通したことを検出して検出信号を出力する。これにより、撮影レンズ23の原点位置が検出される。
このように、2本の電線72の先端を上カバー41の内部に配置し、導電部材70をレンズホルダ45の外周に設けるだけで良いので、撮影レンズ23の原点位置を検出するために、PI等の光学的位置検出手段を上カバー41、下カバー42の内部に設けた場合と比較して、レンズ駆動装置40を小型化することができる。また、上カバー41に一部に開口41bを形成するだけで良いので、上カバー41の強度が低下することはない。
次に、カメラ付き携帯電話10のカメラ機能の電気的構成について説明する。図8は、カメラ機能の電気的構成を示すブロック図である。システムコントローラ80は、カメラ付き携帯電話10の全体を制御する制御手段である。システムコントローラ80には、選択キー31a、及びシャッタボタン31bが接続されている。ユーザによって選択キー31aが操作されると、システムコントローラ80は、各操作に対応する処理を実行する。例えば、選択キー31aが操作されて撮影モードに設定されると、システムコントローラ80は、各部を制御して撮影可能な状態にする。また、ユーザによってシャッタボタン31bが操作されると、システムコントローラ80は、各部を制御して撮影処理を実行させる。
CCD47は、撮影レンズ23によって結像された被写体像を撮像して画像データを取得する。CCD47には、画像処理回路81が接続されており、画像データを画像処理回路81に出力する。画像処理回路81には、画像メモリ82が接続されており、この画像メモリ82に画像データを記憶させる。画像処理回路81は、画像データが画像メモリ82に記憶されている時に、アナログの画像データをデジタルの画像データに変換するとともに、輝度レベル補正やホワイトバランス補正等の各種補正処理や、YC処理、圧縮処理等を画像データに施す。
LCDパネル21にスルー画像を表示する際は、画像処理回路81が、画像データに対して各種補正処理を施した後、簡易なYC処理を施して輝度データと色差データとからなるYC画像データに変換する。このYC画像データは、画像メモリ82から表示回路83に送信されて、表示回路83にてNTSC等のコンポジット信号に変換されて、LCDパネル21に出力される。
また、撮影が実行された場合、画像処理回路81は、画像データに対して各種補正処理を施した後、YC処理を施してYC画像データを生成する。このYC画像データには、さらに圧縮処理が施されて、例えばJPEG形式の圧縮画像データに変換される。
システムコントローラ80には、メモリコントローラ84、コイルドライバ85、検出回路71、及びAF評価値算出回路86が接続されている。システムコントローラ80は、メモリコントローラ84を制御して、前述の圧縮画像データをメモリカード87に記憶させる。
また、システムコントローラ80は、コイルドライバ85に駆動信号を出力してパルス電流を発生させる。コイルドライバ85は、コイル51及びコイル61にパルス電流を供給して、前述のように撮影レンズ23を光軸方向に進退移動させる。
検出回路71は、撮影レンズ23が原点位置に移動した時に、検出信号をシステムコントローラ80に出力する。また、システムコントローラ80の内部には、コイル51及びコイル61に供給したパルス電流の数をカウントするパルスカウンタ80aが設けられている。システムコントローラ80は、この検出信号を取得した時にパルスカウンタ80をリセットして「0」にする。システムコントローラ80は、このパルスカウンタ80aのカウントデータに基づいて、コイルドライバ85に駆動信号を出力することにより、撮影レンズ23の位置を制御している。
AF評価値算出回路86は、画像処理回路81から撮影画面内の所定領域の画像データを取得して、この画像データのコントラストに基づいてAF評価値を算出する。画像のコントラストは、被写体像が合焦状態となった時に最も高くなり、この時にAF評価値も最も高くなり、AF評価値算出回路86は、AF評価値に対応するAF評価値信号をシステムコントローラ80に出力する。システムコントローラ80は、このAF評価値信号に基づいて、撮影レンズ23の位置を制御することにより、撮影レンズ23を合焦位置に移動させる。
次に、カメラ付き携帯電話10の撮影処理について、図9及び図10のフローチャートを用いて説明する。システムコントローラ80は、撮影モードに設定されているか否かを判定する。撮影モードに設定されていない場合、システムコントローラ80は、カメラ機能をOFFの状態に維持させる。撮影モードに設定されている場合、システムコントローラ80は、カメラ機能をON、すなわちカメラ機能を構成する各部を起動させ、その後、原点検出処理を実行させる。
次に、原点位置検出処理について説明する。システムコントローラ80は、検出回路71から検出信号が出力されているか否かを判定する。検出信号が出力されていると判定された場合、撮影レンズ23が原点位置にあり、パルスカウンタ80aもリセットされているので、原点検出処理を終了する。
検出信号が出力されていないと判定された場合、撮影レンズ23を近接端(図4に示す位置)に向かって移動させる。この時、システムコントローラ80は、検出回路71から検出信号が出力されているか否かを繰り返し判定する。検出信号が出力されていないと判定された場合は、撮影レンズ23を近接端に向けて、さらに移動させ、検出信号が出力されていると判定された場合は、撮影レンズ23の移動を中止する。その後、パルスカウンタ80aをリセットして原点位置検出処理を終了する。
原点検出処理が終了すると、撮影レンズ23の合焦位置検出処理が行われる。システムコントローラ80は、コイルドライバ85を制御して撮影レンズ23を光軸方向に進退移動させながら、AF評価値算出回路86からAF評価値信号を取得する。システムコントローラ80は、AF評価値信号、及びパルスカウンタ80aのカウントデータに基づいて、コイルドライバ85を制御して撮影レンズ23を合焦位置に移動させる。
システムコントローラ80は、シャッタボタン31bが半押しされたか否かを判定する。シャッタボタン31bが半押しされていないと判定された場合は、シャッタボタン31bが半押しにされるまで撮影レンズ23の合焦位置検出処理を繰り返し行う。シャッタボタン31bが半押しされたと判定された場合は、撮影レンズ23が合焦位置に固定されてフォーカスロックされる。
その後、システムコントローラ80は、シャッタボタン31bが全押しされたか否かの判定を行う。全押しされずにシャッタボタン31bが離された場合、フォーカスロックが解除されて、再び合焦位置検出処理が行われる。また、全押しされた場合、システムコントローラ80は、メモリコントローラ84を制御して画像データをメモリカード87に記憶させる。
その後、システムコントローラ80は、撮影モード以外のモードに切り替えられた場合、撮影処理を終了し、撮影モードのままの場合、再び合焦位置検出処理を行う。
なお、本実施形態において、レンズホルダ45の本体筒45aの前端面に導電部材70を設けるように説明したが、これに限るものではなく、前方筒45bの外周面に設けても良い。この場合、撮影レンズ23が原点位置に移動した時に、2本の電線72の先端が導電部材70に当接するように、電線72を配置すれば良い。
また、本実施形態において、電線72を上カバー41の開口41bを挿通させるように説明したが、これに限るものではなく、開口41bを設けずに、電線72を上カバー41にインサート成形しても良い。この場合、電線72の先端が、上カバー41の内部に露出され、導電部材70と当接可能にすれば良い。
さらに、本実施形態において、撮影レンズ23の近接端位置を原点位置とした場合を例に説明したが、これに限るものではなく、撮影レンズ23の∞端位置を原点位置としても良い。この場合、導電部材70をレンズホルダ45の後端面に配置して、撮影レンズ23が∞端位置に移動した時に、2本の電線72の先端が導電部材70に当接するように、電線72を配置すれば良い。
また、本実施形態において、中空ステッピングモータを利用したレンズ駆動装置40を例に説明したが、これに限るものではなく、通常のステッピングモータやDCモータを用い、ギア列を介して回転筒44を回転させても良い。
なお、本実施形態において、本発明をカメラ付き携帯電話に実施した場合を例に説明したが、これに限るものではなく、通常のデジタルカメラに本発明を適用しても良い。
カメラ付き携帯電話の前面側の構成を示す外観斜視図である。 カメラ付き携帯電話の背面側の構成を示す外観斜視図である。 レンズ駆動装置の構成を示す外観斜視図である。 レンズ駆動装置の構成を示す断面図である。 レンズ駆動装置の構成を示す断面図である。 ステータ及びマグネットの構成を示す斜視図である。 レンズホルダの構成を示す斜視図である。 カメラ付き携帯電話のカメラ機能の電気的構成を示すブロック図である。 撮影処理を説明するフローチャートである。 原点検出処理を説明するフローチャートである。
符号の説明
10 カメラ付き携帯電話
23 撮影レンズ
40 レンズ駆動装置
41 上カバー
41b 開口
42 下カバー
43 ステータ
44 回転筒
45 レンズホルダ
70 導電部材
71 検出回路
72 電線

Claims (5)

  1. 円筒形状を有し、レンズを保持するレンズホルダと、このレンズホルダを外周側から覆うように配置され、前記レンズの光軸を中心として回転される回転筒と、この回転筒を外周側から回転自在に保持する保持部材とを備え、前記回転筒の回転により前記レンズホルダを前記光軸方向に進退移動させるレンズ駆動装置において、
    前記レンズホルダの外周に設けられ、導電性を有する導電部材と、
    前記保持部材の外側から内側に挿通され、前記レンズホルダが光軸方向に移動して原点位置に達した時に、前記導電部材と先端が接触する2本の電線と、
    前記保持部材に設けられ、前記2本の電線の先端が前記導電部材と接触して導通したことを検出する検出手段とを備えたことを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 前記保持部材には開口が形成され、前記2本の電線は、前記保持部材の外側から内側に前記開口を介して挿通されていることを特徴とする請求項1記載のレンズ駆動装置。
  3. 前記検出手段は、前記保持部材の壁面に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のレンズ駆動装置。
  4. 前記保持部材に保持され、円筒形状を有し、その円筒形状内に磁場を形成するステータと、前記回転筒の外周に設けられ、円筒形状を有するマグネットとをさらに備え、前記ステータによって形成される磁場によって、前記回転筒が回転されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか記載のレンズ駆動装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか記載のレンズ駆動装置と、前記レンズにより結像された被写体像を撮像して画像データを取得する撮像手段と、前記撮像手段により撮像された前記画像データを記憶する記憶手段とを備えていることを特徴とするデジタルカメラ。
JP2004274888A 2004-09-22 2004-09-22 レンズ駆動装置及びデジタルカメラ Withdrawn JP2006091259A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008152240A (ja) * 2006-12-15 2008-07-03 Fuzhun Precision Industry (Shenzhen) Co Ltd 内蔵式焦点調節構造
US7773875B2 (en) 2007-04-26 2010-08-10 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Auto-focusing camera module having liquid lens
TWI394432B (zh) * 2006-11-27 2013-04-21 Hon Hai Prec Ind Co Ltd 數位相機模組及其組裝方法

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