JP4349673B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、人体動作を検知する人感センサを利用して運転が制御される空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来よりこの種の空気調和機においては、例えば実公平6−38271号公報に示される如く、人体動作を検知する赤外線センサ(以下、人感センサと称す。)を本体に取り付け、この人感センサが人体の手の動きなどを検知したことによって、運転・停止が制御できるように構成したものが開発されている。
【0003】
係る人感センサを用いれば、室内における人間の存否、或いは、人間の位置などに応じて空気調和機の運転モードを自動的に制御することが可能となり、使用者にとってより快適で、且つ、効率的な空調運転を実現できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような空気調和機を販売店の店頭に展示する場合、人感センサによる在室と不在の判断に基づく運転状態の切替を、ランプの点灯/消灯などによって顧客に示していた。
【0005】
しかしながら、人があまり動かない状況における不在の誤判断を防止するため、通常は適当な遅延時間を有して不在判断が行われる。従って、店頭にて在室/不在をランプで表示する場合には、不在となるまで時間を要してしまい、却って人感センサの感度などをアピールし難くしていた。
【0006】
本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、人感センサを用いて運転が制御される空気調和機を、店頭などに展示する際に、顧客にアピールし易くすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の空気調和機は、人体動作を検知する人感センサを備え、この人感センサの出力に基づいて運転を制御する制御装置を備えたものであって、制御装置は、人感センサの出力に基づき、所定の遅延時間を有して不在を判断し、人感センサの近傍に設けられる表示器にて在室であることの表示と、不在であることの表示を切り換えて行うと共に、展示用のモードを備え、この展示用のモードでは遅延時間を解除して、人感センサの出力に基づき、表示器にて在室であることの表示と、不在であることの表示を切り換えて行うことを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、人体動作を検知する人感センサを備え、この人感センサの出力に基づいて運転を制御する制御装置を備えた空気調和機において、制御装置は、人感センサの出力に基づき、所定の遅延時間を有して不在を判断し、人感センサの近傍に設けられる表示器にて在室であることの表示と、不在であることの表示を切り換えて行うと共に、展示用のモードを備え、この展示用のモードでは遅延時間を解除して、人感センサの出力に基づき、表示器にて在室であることの表示と、不在であることの表示を切り換えて行うようにしたので、展示用のモードでは制御装置は人感センサの出力に基づいて直ちに在室/不在の判断を行い、在室の状態又は不在の状態を表示器に表示するようになる。
【0009】
これにより、販売店などの店頭にて空気調和機を販売する際には、展示用のモードとすることにより、動作状況や人感センサの感度などを顧客にアピールし易くなり、販売効果の著しい向上を図ることができるようになるものである。
【0010】
特に、在室の状態又は不在の状態を表示する表示器は、人感センサの近傍に設けられているため、使用者に動作状況が分かり易いものとなる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。図1は本発明を適用した空気調和機ACの利用側ユニットAの正面図、図2はその断面図である。各図において、20は室内の壁面上部に取り付けられた利用側ユニットAの本体を構成する本体フレームであり、この本体フレーム20には、送風機13、利用側熱交換器8、ドレンパン15、縦フラップ17及び横フラップ18とが収容されている。
【0012】
本体フレーム20の前側にはキャビネット21が取り付けられ、更に、キャビネット21の前面にはパネル23が取り付けられている。本キャビネット21の上面には吸込口24が、また、前面のパネル23にも吸込口22が形成され、キャビネット21の正面斜め下側には、吹出口25が形成されている。この吹出口25は、本体フレーム20内部の吹出通路26に繋がり、この吹出通路26は、送風機13からの空気を吹出口25に案内する。
【0013】
また、利用側ユニットAの前面と下面とが成す隅角部となる位置、即ち、吹出口25とパネル23の間となるキャビネット21には、その幅方向の中央部に位置して収納部26が形成されており、この収納部26内には表示ユニット27が係合によって取り付けられている。
【0014】
この表示ユニット27は、図4〜図6に示す如く横長のケース28と、このケース28内に設けられたセンサ基板29と、このセンサ基板29上の中央部に取り付けられた人感センサ31と、その左右のセンサ基板29上に取り付けられたLEDから成る計四個の表示器32〜35と、センサ基板29上の向かって左端に取り付けられ、前方所定角度の照度(明と暗)を検知する光センサ36と、向かって右端に取り付けられた受信器37と、ケース28の前面を覆うカバー38とから構成されている。
【0015】
上記人感センサ31は人間の移動或いは手の動きなどの人体動作によって在室と不在を検知するものであり、前述(図9)のフルネルレンズFと、このフルネルレンズFの内側後部に配置されたセンサとしての焦電素子(赤外線或いは熱感センサ)42とから構成されている。また、収納部26は斜め下向きに開口しており、表示ユニット27も斜め下前方から挿入係合される。これにより、人感センサ31のフルネルレンズFは利用側ユニットAの垂直方向に対して斜め下前方に向けて配置される。
【0016】
係る構成により、フルネルレンズFの中心軸L1も水平(図7にL2で示す)よりも前方下向きとなると共に、フルネルレンズFの検知範囲(P1+P2)の上限(図8、図10にL3で示す)は水平L2よりも下となる。そして、検知範囲の下限(図8、図10にL4で示す)は略垂直まで下がっている。
【0017】
これによって、人感センサ31の検知範囲は、水平方向においては図11に破線で示す如く室内の略全域をカバーし、上下方向では図10に破線で示す如く利用側ユニットAの略直下から利用側ユニットAの高さよりも低い領域をカバーすることになる。従って、人が存在する人感センサ31よりも下方向の略全領域を十分にカバーすることができるようになり、効率的な人体動作検知(在室と不在の検知)による運転制御が可能となる。
【0018】
また、フルネルレンズFの先端は、図2に示す如くキャビネット21の外面と面一若しくはそれより内方となる。従って、フルネルレンズFがキャビネット21から突出することも無くなるので、フルネルレンズFの破損も生じ難くなる。
【0019】
更に、表示器32〜35と人感センサ31、光センサ36などをセンサ基板29上に一体に配置しているので、基板数の削減によるコストの低減を図ることができるようになると共に、表示器32〜35により人感センサ31や光センサ29による後述する如き制御を表示する場合には、フルネルレンズFの近傍に表示器32〜35が存在することになるため、使用者に動作状況が分かり易いものとなる。
【0020】
更にまた、光センサ36と人感センサ31をセンサ基板29上に一体に配置したことにより、人体動作を検知するのと同じ領域の照度によって光センサ36による制御を実現できるようになり、一層快適性の改善を図ることが可能となる。
【0021】
次に、図3は空気調和機ACの冷媒回路を示している。実施例の空気調和機ACは、室内に取り付けられる壁掛け型の前記利用側ユニットAと、屋外に設置される熱源側ユニットBとから成り、両者は冷媒配管1により接続される。
【0022】
図3において、2はインバータにより周波数制御される所謂インバータ圧縮機(能力可変型の圧縮機。以下、圧縮機という。)である。圧縮機の能力可変手段としてはこの他にDCモータを用いた場合には電圧制御又は容量可変弁を用いた場合の吐出量制御などもある。3は冷房/暖房運転時の冷媒の流れを切り換えるための四方切換弁、4は熱源側熱交換器(室外熱交換器)、5はキャピラリーチューブ、7は膨張弁としての電磁開閉弁、8は前記利用側熱交換器(室内熱交換器)、9は膨張弁としての電磁開閉弁、10はアキュームレータ、11は逆止弁である。
【0023】
圧縮機2から吐出された冷媒は、四方切換弁3の切り替わり位置と電磁開閉弁7及び9の開閉とに応じて冷房運転(実線の矢印で示す)、暖房運転(一点鎖線の矢印で示す)、ドライ運転(破線の矢印で示す)の3つのモードに従い、流れる方向が決まる。
【0024】
即ち、冷房運転時には、図3に実線矢印で示されるように、圧縮機2から吐出された高温高圧の冷媒は、四方切換弁3、熱源側熱交換器4、逆止弁11、電磁開閉弁7、利用側熱交換器8の内側の配管8A、電磁開閉弁9、利用側熱交換器8の外側の配管8B、四方切換弁3、アキュームレータ10の順序で循環し、熱源側熱交換器4が凝縮器、電磁開閉弁7が減圧装置、そして、利用側熱交換器8が蒸発器として機能する。尚、このとき電磁開閉弁9は、開放(全開)状態となる。
【0025】
次に、暖房運転時には、図3に一点鎖線の矢印で示されるように、圧縮機2から吐出された高温高圧の冷媒は、四方切換弁3、利用側熱交換器8の外側の配管8B、電磁開閉弁9、利用側熱交換器8の内側の配管8A、電磁開閉弁7、キャピラリーチューブ5、熱源側熱交換器4、四方切換弁3、アキュームレータ10の順序で循環し、利用側熱交換器8が凝縮器、熱源側熱交換器4が蒸発器として機能する。尚、このとき電磁開閉弁7及び9は、開放状態である。
【0026】
次に、ドライ運転時には、図3に破線の矢印で示されるように、圧縮機2から吐出された高温高圧の冷媒は、四方切換弁3、熱源側熱交換器4、逆止弁11、電磁開閉弁7、利用側熱交換器8の内側の配管8A、電磁開閉弁9、利用側熱交換器8の外側の配管8B、四方切換弁3、アキュームレータ10の順序で循環し、熱源側熱交換器4が凝縮器、電磁開閉弁7は開放(全開)状態、利用側熱交換器8の内側の配管8Aが凝縮器、電磁開閉弁9が減圧装置、利用側熱交換器8の外側の配管8Bが蒸発器として機能する。これによって、利用側熱交換器8では配管8Aによる加熱作用と、配管8Bによる冷却作用とによって除湿作用を奏する。
【0027】
次に、図12、図13は空気調和機ACの利用側ユニットAの電気回路を示している。各図において43は汎用のマイクロコンピュータから構成される制御装置としてのコントローラ(コントロール基板)であり、このコントローラ43には、室内温度(吸込空気温度)を検出する室温センサ44と、前記利用側熱交換器8の温度を検出する熱交温度センサ46が接続されている。
【0028】
また、コントローラ43には前記横フラップ18及び縦フラップ17を駆動して風向を調節するための上下・左右フラップモータ47が接続されると共に、前記送風機13を駆動するファンモータ13Mが接続され、更に、前記センサ基板29も接続される。更に、コントローラ43には運転切替えスイッチ(「DEMO」、「試運転」、「運転」、「停止」の4ポジション)48と、おまかせスイッチ(「ひかえめ」、「とめる」の2ポジション)49が取り付けられ、それぞれ利用側ユニットAに設けられている。
【0029】
そして、コントローラ43は端子板50からケーブルを介して熱源側ユニットBの図示しないコントロール基板(コントローラ)に電気的に接続される。
【0030】
ここで、前記センサ基板29の構成を図13で概説する。センサ基板29には後述するリモートコントローラRからの赤外線を受ける前記受信器37と、前記表示器32〜35と、前記光センサ36及び前記人感センサ31の焦電素子42が取り付けられ、所定の回路を構成している。
【0031】
このうち、表示器32は緑色と赤色のLEDから構成され、緑色発光で前記冷房運転を、赤色発光で前記暖房運転を表示するランプとして機能する。また、表示器33はタイマー運転を表示するランプとして機能する。更に、表示器34も緑色と赤色のLEDから構成され、緑色発光で人感通常ランプとして、赤色発光で人感待機ランプとして機能する。また、両LEDが点灯すると、アンバー色発光となり、人感快眠ランプとなる(三色発光)。更にまた、表示器35は静音運転を表示するランプとして機能する。
【0032】
次に、図14、図15を用いて前記リモートコントローラRの構造を説明しながら、空気調和機ACの動作を説明する。リモートコントローラRは硬質合成樹脂にて手に握れる寸法に構成されており、その本体51の正面上部には表示部としての液晶表示部52が設けられている。この液晶表示部52の下側には主操作用スイッチとしての1時間タイマースイッチ53と温度設定スイッチ54及び56が並設されている。
【0033】
前記1時間タイマースイッチ53が操作されると、液晶表示部52には「1H」の表示が成されると共に、コントローラ43はその時点から1時間後に空気調和機ACの運転を停止する(停止中に操作された場合には、自動的に運転が開始され、1時間後に停止する)。液晶表示部52には設定温度が表示されると共に、この設定温度は前記温度設定スイッチ54及び56の操作にて上昇・降下設定することができる。
【0034】
そして、これらスイッチ53、54、56の上側に、これも主操作用スイッチとしての横長の運転/停止スイッチ57及びおまかせスイッチ58が配設されている。前記運転/停止スイッチ57の操作に基づき、コントローラ43は空気調和機ACの運転・停止を行う。尚、59は本体51の上面に配設された赤外線発光部である。
【0035】
コントローラ43は、センサ基板29の受信器37にてリモートコントローラRからの赤外線信号を受信し、当該受信した信号に基づく設定温度などのデータ、或いは利用側ユニットA自体に設けられた前記各スイッチによる設定データと、各センサ44、46の出力に基づき、送風機13のファンモータ13M及びフラップモータ47の運転を制御すると共に、端子板50から熱源側ユニットBに制御信号を送信して圧縮機2や四方切換弁3を制御することによって、室内温度を前記設定温度に調節する。
【0036】
前記液晶表示部52及び各スイッチ53、54、56、57及び58はリモートコントローラRの本体51正面に露出しているが、それらより下方の本体51の正面は一段下がっており、そこに詳細設定部61が構成されると共に、この詳細設定部61はカバー60にて開閉自在とされている。
【0037】
この詳細設定部61には、空気調和機ACの運転状態を詳細に設定するための各種スイッチが設けられる。各図において62は運転切換スイッチであり、この運転切換スイッチ62によって空気調和機ACは前記冷房運転、暖房運転、ドライ運転に切り替えられる。尚、各運転状態の表示は液晶表示部52にて成される。
【0038】
また、63は前記フラップモータ47をON/OFFする風向スイッチであり、この風向スイッチ63によりフラップモータ47がONされると縦フラップ17、横フラップ18が自動的に吐出空気を上下左右に振り分ける動作が行われる。また、この表示も液晶表示部52に表示される。
【0039】
64は送風機13のファンモータ13Mのスピードを設定する風量スイッチであり、この風量スイッチ64によって送風機13による送風量を「自動」、「強」、「中」、「弱」に切り替えることができる。また、この送風量も液晶表示部52に表示される。
【0040】
65は静音運転を指示するための静音スイッチであり、66はタイマー予約運転を設定するためのスイッチ群である。そして、67は快眠スイッチであり、この快眠スイッチ67によって快眠運転が選択されると、例えば1時間後に冷房運転時には例えば1℃高く、暖房運転時には例えば3℃低く設定温度を変更する快眠運転が実行される。これによって、就寝に適した運転が行われると共に、運転音も低く抑えられるようになる。
【0041】
次に、図16〜図19を参照しながら、前記おまかせスイッチ58が操作された場合に実行される人感センサ31と光センサ36に基づくおまかせ運転について説明する。尚、利用側ユニットAに設けられた前記運転切替えスイッチ48は「運転」のポジションとされているものとする。また、おまかせスイッチ58はリモートコントローラRに設けられているので、使用者の使い勝手は極めて良いものとなる。
【0042】
コントローラ43はおまかせスイッチ58でおまかせ運転とされると、人感センサ31の検知動作に基づいて在室か不在かを判定し、且つ、光センサ36の検知動作に基づいて明か暗かを判定して、図16〜図19に示す如き「通常」、「とめる」、「ひかえめ」、「快眠」の四つの運転モードに自動的に切り換える。
【0043】
尚、電源投入から例えば1分間は回路安定化のためにコントローラ43は判定動作を実行しない。また、この判断において、コントローラ43は不在状態から人感センサ31が人体動作を検知した場合には、直ぐに在室と判断するが、在室状態から人感センサ31が人体動作を検知しなくなった場合には、例えば15分の遅延時間を設けている。
【0044】
即ち、在室状態から15分間連続して人感センサ31が人体動作を検知しない場合のみ、コントローラ43は不在と判断する。これによって、人があまり動かない状況で不在と誤判断することを防止している。
【0045】
また、コントローラ43は明るい状態から暗い状態、暗い状態から明るい状態に変化したことを光センサ36が検知した場合にも、例えば2分の遅延時間を設けている。即ち、2分間連続して明るく或いは暗い場合のみ、コントローラ43は明或いは暗と判断する。これによって、一時的に室内が明るくなったり暗くなったりした場合に誤判断することを防止している。
【0046】
以上においておまかせ運転開始時にはコントローラ43は先ず通常モードとなる。この通常モードでは、コントローラ43は前述の如く温度設定スイッチ54及び56で設定された設定温度で、運転切換スイッチ62で設定された冷房・暖房・ドライの運転を実行する。また、表示器34が緑色発光して人感通常ランプが点灯する。このとき、表示器34は人感センサ31と一体にセンサ基板29に設けられているので運転状態が極めて分かり易い。
【0047】
この状態から例えば室内が明るい状態で人が外出し、コントローラ43が不在と判断した場合、図16に横矢印で示す如くとめるモード(停止)、若しくは、ひかえめモード(省エネルギーとなるモード)に移行する。この場合、とめるモードとなるか、ひかえめモードとなるかは利用側ユニットAに設けられた前記おまかせスイッチ(「ひかえめ」、「とめる」の2ポジション)49によって設定される。
【0048】
そして、とめるモードに設定されている場合には、3分経過後に圧縮機2と送風機13が停止され、表示器34が赤色発光となって人感待機ランプが点灯する。また、ひかえめモードに設定されている場合には、暖房運転時には設定温度が例えば13℃となり、冷房・ドライ運転時には設定温度が例えば30℃となって省エネルギー運転となる。そして、同様に表示器34が赤色発光する。
【0049】
ここで、光センサのみによって運転制御される空気調和機の場合には、昼間使用者が外出しても室内が明るければ通常の運転がなされてしまうが、実施例の場合には室内が明るくても使用者の不在時は自動的に圧縮機2及び送風機13が停止するか、或いは、省エネルギー運転となるので、電力の浪費が防止される。
【0050】
更に、不在時の運転モードを、圧縮機2と送風機13を停止するとめるモードとするか、省エネルギー運転となるひかえめモードとするかを利用側ユニットAに設けられたおまかせスイッチ49で選択できるので、例えば比較的長い時間外出する場合にはとめるモードとし、短時間の外出で帰宅するような場合にはひかえめモードとして温度の変動を抑えるなど、使用者にとって最適な運転状態を選択できるようになる。
【0051】
一方、通常モードにおいて夜になり使用者が就寝するために部屋の照明を消し、室内が暗くなってコントローラ43が暗と判断した場合は、図16に下矢印で示す如く快眠モードに移行する。この快眠モードでは前記快眠運転と同様の動作を実行する。また、表示器34が前記アンバー色発光して人感快眠ランプが点灯する。
【0052】
ここで、人感センサのみによって運転制御される空気調和機の場合には、夜使用者が就寝すると不在と判断されて運転が停止されてしまう危険性があるが、実施例の場合には使用者が就寝して室内が暗くなると自動的に快眠運転となるので、使用者にとって就寝時にも最適且つ快適な運転が自動的に継続されることになる。
【0053】
他方、前記とめる(ひかえめ)モードから室内が暗くなり、コントローラ43が暗と判断した場合は、図17に下矢印で示す如く引き続きとめる(ひかえめ)モードとなる。ここで、単純に暗くなった場合に快眠モードとすることにすると、不在時にも夜になると突然快眠モードが実行されることになるが、実施例の場合には係る不都合が生じない。
【0054】
また、昼間とめる(ひかえめ)モードから使用者が帰宅し、コントローラ43が在室と判断した場合には、図17に横矢印で示すように通常モードに復帰する。
【0055】
次に、前述の如く使用者が夜に部屋の照明を消して就寝し、前述の如く快眠モードとなった状態から不在と判断した場合にも、コントローラ43は図18に横矢印で示す如く引き続き快眠モードを実行する。ここで、単純に不在の場合はとめる(ひかえめ)モードとすることにすると、使用者が就寝した場合には殆ど動かなくなるため、運転(或いは省エネ)が停止してしまうが、実施例の場合には係る不都合が生じない。
【0056】
また、快眠モードから朝になって室内が明るくなり、コントローラ43が明と判断した場合には、図18に上矢印で示す如く引き続き快眠モードを実行する。ここで、不在状態で明るい場合に単純にとめる(ひかえめ)モードとすることにすると、使用者が就寝したまま朝になると運転(或いは省エネ)が停止してしまうが、実施例の場合には係る不都合が生じない。
【0057】
尚、おまかせ運転で快眠(或いはひかえめ)モードが例えば25時間以上継続された場合、コントローラ43は図19に示す如くとめるモードに移行する。これによって、不要な電力浪費を防止する。そして、室内が明るく且つ在室となった場合にとめるモードが解除され、通常モードとなる。
【0058】
次に、販売店などにおいて室内側ユニットAのみを展示して運転する場合は、運転切替えスイッチ48を「DEMO」のポジションに切り換える。この場合、コントローラ43は展示用のモードとなり、利用側ユニットAの送風機13などを運転してデモンストレーションを実行すると共に、この状態でリモートコントローラRのおまかせスイッチ58によりおまかせ運転が選択されると、人感センサ31の人体動作検知による在室・不在の判断の遅延時間(15分)を解除する。
【0059】
即ち、この場合には、人感センサ31が人体動作を検知した場合(不在→在室)、或いは、検知しなくなった場合(在室→不在)の何れの場合にも直ぐに在室或いは不在の判断を行い、表示器34の発光色を緑色(通常モード)か赤色(とめる/ひかえめモード)かに切り換える。
【0060】
これによって、販売店などにおいて空気調和機ACを展示する場合において、人感センサ31の動作状況を顧客に説明する際に、表示器34の表示色が直ぐに切り替わるようになるので、説明やアピールを行い易くなる。
【0061】
【発明の効果】
以上詳述した如く本発明によれば、人体動作を検知する人感センサを備え、この人感センサの出力に基づいて運転を制御する制御装置を備えた空気調和機において、制御装置は、人感センサの出力に基づき、所定の遅延時間を有して不在を判断し、人感センサの近傍に設けられる表示器にて在室であることの表示と、不在であることの表示を切り換えて行うと共に、展示用のモードを備え、この展示用のモードでは遅延時間を解除して、人感センサの出力に基づき、表示器にて在室であることの表示と、不在であることの表示を切り換えて行うようにしたので、展示用のモードでは制御装置は人感センサの出力に基づいて直ちに在室/不在の判断を行い、在室の状態又は不在の状態を表示器に表示するようになる。
【0062】
これにより、販売店などの店頭にて空気調和機を販売する際には、展示用のモードとすることにより、動作状況や人感センサの感度などを顧客にアピールし易くなり、販売効果の著しい向上を図ることができるようになるものである。
【0063】
特に、在室の状態又は不在の状態を表示する表示器は、人感センサの近傍に設けられているため、使用者に動作状況が分かり易いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の空気調和機の利用側ユニットの正面図である。
【図2】 図1の利用側ユニットの断面図である。
【図3】 本発明の空気調和機の冷媒回路図である。
【図4】 図1の利用側ユニットの表示ユニット部分の拡大正面図である。
【図5】 図4の表示ユニットの正面図である。
【図6】 図5の表示ユニットの断面図である。
【図7】 図1の利用側ユニットの側面図である。
【図8】 同じく利用側ユニットの側面図である。
【図9】 図1の利用側ユニットの人感センサのフルネルレンズの断面図である。
【図10】 図1の利用側ユニットの人感センサの上下方向の検知範囲を示す図である。
【図11】 図1の利用側ユニットの人感センサの水平方向の検知範囲を示す図である。
【図12】 図1の利用側ユニットの電気回路図である。
【図13】 図12のセンサ基板の電気回路図である。
【図14】 本発明の空気調和機のリモートコントローラの正面図である。
【図15】 本発明の空気調和機のリモートコントローラのカバーを開いた状態の正面図である。
【図16】 本発明の空気調和機のおまかせ運転時の運転モード切り換えを説明する図である。
【図17】 同じく本発明の空気調和機のおまかせ運転時の運転モード切り換えを説明する図である。
【図18】 同じく本発明の空気調和機のおまかせ運転時の運転モード切り換えを説明する図である。
【図19】 同じく本発明の空気調和機のおまかせ運転時の運転モード切り換えを説明する図である。
【符号の説明】
2 圧縮機
4 熱源側熱交換器
8 利用側熱交換器
13 送風機
21 キャビネット
22、24 吸込口
23 パネル
25 吹出口
26 収納部
27 表示ユニット
29 センサ基板
31 人感センサ
32〜35 表示器
36 光センサ
42 焦電素子
43 コントローラ
48 運転切替えスイッチ
49、58 おまかせスイッチ
A 利用側ユニット
AC 空気調和機
B 熱源側ユニット
F フルネルレンズ
R リモートコントローラ

Claims (1)

  1. 人体動作を検知する人感センサを備え、この人感センサの出力に基づいて運転を制御する制御装置を備えた空気調和機において、
    前記制御装置は、前記人感センサの出力に基づき、所定の遅延時間を有して不在を判断し、前記人感センサの近傍に設けられる表示器にて在室であることの表示と、不在であることの表示を切り換えて行うと共に、展示用のモードを備え、この展示用のモードでは前記遅延時間を解除して、前記人感センサの出力に基づき、前記表示器にて在室であることの表示と、不在であることの表示を切り換えて行うことを特徴とする空気調和機。
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