JP4349121B2 - レーダ反射断面積の計算方法 - Google Patents

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Description

本発明は、レーダ分野において、CAD(Computer Aided Design )などで作成された3次元物体モデルデータに対するレーダ反射断面積を計算する計算方法に係り、特に、CADデータの各種属性を利用し、この属性に各種データを関連付けることによりRCS(Rader Cross Section )計算及び各種計算を可能にしたレーダ反射断面積計算方法に関するものである。
図18は、従来技術によるRCS算出手段を用いたレーダ装置の構成図である。同図において、目標追尾手段7と、目標のレーダ画像を再生する画像再生手段5と、このレーダ装置の点像応答関数を推定する点像応答推定手段8と、レーダ装置から目標を見込む角度を推定する目標アスペクト角推定手段9と、あらかじめ認識・識別の対象とする目標の3次元形状データを格納しておく目標形状データ蓄積手段12と、この目標形状データ蓄積手段12より順次目標形状データを読み出し、推定した目標アスペクト角に基づいて形状データから目標上のRCS分布を算出するRCS算出手段10と、認識・識別用辞書画像を生成する畳み込み積分手段11と、順次出力される辞書画像と上記受信信号から再生したレーダ画像を同時に表示するレーダ画像表示手段6とで構成され、目標の回転あるいは移動によるドップラー効果を利用して、目標の画像を得るレーダ装置において、目標の認識・識別を容易にする(例えば、特許文献1)。
図19は、従来技術による対象物体を複数の領域に分割して電波散乱界を計算処理し、且つ合成して対象物全体の散乱界を求める計算装置14の構成図である。同図において、座標データ入力手段15に入力された対象物体の3次元座標データは、領域分割手段16に供給され、そこで複数の領域(パッチ)に分割される。曲面近時手段17は、生成された各パッチを2次曲面によって近似し、得られた結果を散乱界算出手段19に供給する。陰影処理手段18は、対象物体表面において、電波が照射される照射領域を算定し、この領域に含まれているバッチを特定して散乱界算出手段19に通知する。散乱界算出手段19は、照射領域に含まれている各パッチの散乱界を計算する。散乱界合成手段20は、各パッチ毎の散乱界を合成することにより、対象物体全体の散乱界を算出する(例えば、特許文献2参照。)。
しかしながら、レーダ目標のRCS計算を実施する場合、計算対象となる3次元物体のモデリングは、非常に作業工数を要するものであった。さらに、レーダ目標のようなモデルの場合、その表面には塗料あるいは電波吸収体などが装着され、この電気特性を定義するには、艦船のような複雑形状をした物体の場合、局部的に定義し、また、その変更及び修正を行う作業は独自で工夫する必要があった。
近年になり汎用計算機の飛躍的な性能向上によって、艦船、航空機のような波長に対して大型の物体のRCS計算が汎用計算機で可能となり、各種ツールを利用して簡易に解析計算を行えるハードウェア及びソフトウェア環境が整備されてきた。
特開平06−174838号公報(図1) 特開2000−227470号公報(図2)
ところで、従来は物体の形状モデリングなどは独自で開発するか、3次元測定を行いその座標データから3次元形状を作成しており、さらに、物体表面の材料の電気特性の定義は物体形状が複雑になると煩雑になり多大な時間を要するものであった。
本発明は、上述した従来の問題点を解決するために、計算対象となる3次元物体モデルの作成を汎用の3次元CADを利用することにより、その形状変更などの工数を削減することが可能で、且つ実際に測定することなく対象物体のレーダ反射断面積(RCS:Rader Cross Section )を推定することが可能なRCS計算方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための第1の発明は、レーダ反射断面積の計算対象となる3次元物体を複数のポリゴン領域に分割した3次元物体モデルデータであって、該3次元物体モデルデータが有する色属性データの値を、該ポリゴン領域に対応する前記3次元物体の表面材料の電気的特性データと対応させて設定した3次元物体モデルデータを予め3次元CADソフトのファイル形式で作成するステップと、前記作成された前記3次元物体モデルデータが有する前記色属性データの値を読み取り、該色属性データの値と対応する表面材料の電気的特性データを関連付けることにより、前記3次元物体モデルデータに対するレーダ反射断面積計算の計算パラメータを設定するステップと、前記3次元物体モデルデータのレーダ反射断面積を計算するステップと、前記レーダ反射断面積の計算した結果に基づき3次元物体表面からの局所的な反射強度に対応した色属性の階調を割り当てるステップと、前記計算対象物体の散乱強度をカラー表示するステップとを含む。
この第1の発明によれば、計算対象モデルの作成を汎用の3次元CADを利用することによりその形状変更等の工数を削減することが可能であり、また、実際に測定することなく対象物体のRCSを推定することが可能なRCSの計算方法を提供できる。
第2の発明は、第1の発明に記載のレーダ反射断面積の計算方法において、前記3次元CADソフトのファイル形式で作成するステップは、前記3次元物体モデルデータが有する色属性データの値を、前記3次元物体が有する固有運動部と対応させて設定した3次元モデルデータを作成し、さらに、前記固有運動部に対応する前記ポリゴンを座標変換して回転させるステップと、前記固有運動部を有する3次元物体の時間的レーダ反射断面積変動及びドップラデータを計算するステップと、を更に含む。
この第2の発明によれば、CADの属性を利用し、計算対象物体の表面材料の定義を容易に実施可能であり、例えばDXF(Drawing Interchange File)形式のカラー・ナンバー属性で定義した場合、最大255通りの塗料あるいは電波吸収体を考慮したRCS計算が可能となるとともに、材料データの変更はCADで該当ポリゴンのカラー・ナンバー属性を変更することで対応できるRCSの計算方法を提供できる。
第3の発明は、第1の発明に記載のレーダ反射断面積の計算方法において、前記3次元物体モデルデータの動揺周期及び合成開口レーダ又は逆合成開口レーダのプラットフォームと対象物体の運動方向、速度などを設定するステップと、合成開口レーダ又は逆合成開口レーダ画像を計算するステップと、前記合成開口レーダ又は前記逆合成開口レーダ画像を表示するステップと、を更に含む。
この第3の発明によれば、RCS値の強度に応じて赤から青など色階調に割り当て、散乱対象物体の局部的な散乱強度の分布を視覚的に表示することにより、RCSの局部的分布の評価解析が可能であり、更にステルス形状、構造設計の解析が可能なRCSの解析計算方法を提供できる。
以上、本発明のRCS計算方法によれば、計算対象モデルの形状変更などの工数を削減でき、また、実際に測定することなく、対象物体のRCSを計算できる。さらに、計算対象物体の表面材料の定義、変更が可能であり、対象物体の時間的RCS変動及びドップラSAR画像及びISAR画像を推定することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照しながら説明する。
図1は、本発明第1の一実施形態におけるレーダ反射断面積(RCS)計算の処理フローチャートである。以下、図1の動作フローについて、図1を用いて説明する。
S1. レーダ反射断面積(RCS)を計算する前処理において、計算対象となる3次元物体モデルを汎用の3次元CADを利用し、DXF(Drawing Interchange File)形式のモデルデータを作成する。
S2.計算パラメータを設定する。
S3.レーダ反射断面積(RCS)の計算を行う。
S4.レーダ反射断面積(RCS)の計算結果を表示機に表示する。
S5.表示データをメモリに保存する。
図2は、本発明の一実施形態におけるレーダ反射断面積(RCS)計算対象物体の外形図である。同図において、それぞれの外形図は、3次元物体を複数のポリゴン領域に分割した3次元物体モデルを示し、(a)は大型艦船、(b)は固定翼航空機、(c)は回転翼航空機、(d)は車両、(e)はミサイルを示す。計算対象モデルの作成は、汎用の3次元CADを利用して作成することを目的とする。
図3は、本発明の一実施形態における物体の形状変更によるレーダ反射断面積(RCS)計算結果の説明図である。同図において、(a)は物体の形状変更前のDXF(Drawing Interchange File)形式データを示し、艦船の側面が垂直形状の場合である。(b)は物体の形状変更後のDXF(Drawing Interchange File)形式データを示し、艦船の側面を傾斜化させた形状の場合である。(c)はレーダ反射断面積(RCS)計算結果のレーダチャートであり、計算対象物体の形状変更前と形状変更後に、それぞれに対するレーダ入射方向を0〜180まで回転させた場合のレーダ反射断面積RCS値を示している。図示されるごとく、垂直側面を有する物体と傾斜側面を有する物体のそれぞれのレーダ反射断面積(RCS)計算結果を比較すると、物体の側面を垂直側面から側面傾斜化した場合に、レーダ反射断面積(RCS)の値は減少する状態を示している。
図4は、本発明第2の一実施形態における表面材料変更のレーダ反射断面積(RCS)計算の処理フローチャートである。以下、図4の動作フローについて、図4を用いて説明する。
S6. 計算対象となる3次元物体モデルを汎用の3次元CADを利用し、DXF(Drawing Interchange File)形式のモデルデータを読み込む。
S7.DXF(Drawing Interchange File)形式のグループ・コードからカラー・ナンバー属性を読み取り、これに対応する表面材料の比誘電率、比答辞率、厚さなどの電気特性データを関連付ける。
S8. 計算パラメータを設定する。
S9.レーダ反射断面積(RCS)の計算を行う。
S10.レーダ反射断面積(RCS)の計算結果を表示機に表示する。
S11.表示データをメモリに保存する。
図5は、本発明の一実施形態における表面材料適用のレーダ反射断面積(RCS)計算対象物体の外形図である。同図は、3次元物体である大型艦船を複数のポリゴン領域に分割した3次元モデルにおいて、各ポリゴンの材料を材料1〜材料6に設定し、それぞれをDXF形式のカラー・ナンバーである Color Number 1〜 Color Number 6に対応させている。
図6, 図7, 図8, 図9は、DXF形式のグループ・コードの定義一覧(その1)〜(その4)である。各図は、グループ・コード(Group code)及びそれぞれに対応するディスクリプション(Discription )を示す。本発明第2の一実施形態にて適用する表面材料の変更は、汎用CADで設定した属性を利用し、計算対象物体の表面材料の電気特性データをCAD属性に関係付けることを目的とする。
DXF(Drawing Interchange File)形式の場合、ポリゴン毎に線色を設定可能であり、この色属性データを利用する。この色属性はDXF(Drawing Interchange File)形式のグループ・コード(Group codes )において、カラー・ナンバー(Color Number)で定義され、グループ・コード62の次のデータが、カラー・ナンバー(Color Number)である。このカラー・ナンバー(Color Number)は、1〜255の255通り設定可能である。
レーダ反射断面積(RCS)計算において、DXF(Drawing Interchange File)形式のモデルデータを読み込んだとき、このカラー・コード(Color Number)を読み取り、この数値をフラグとして、別途準備しておく物体表面材料の電気特性データテーブルと関連付けする。DXF(Drawing Interchange File)形式以外のファイル形式は、各々の属性定義に従って同様の処置で対応できる。
図10は、本発明の一実施形態における物体の材料データ定義によるレーダ反射断面積(RCS)計算結果の説明図である。同図において、(a)は物体の材料データ定義前のDXF(Drawing Interchange File)形式データを示している。(b)は物体の材料データ定義後のDXF(Drawing Interchange File)形式データを示している。(c)はレーダ反射断面積(RCS)計算結果のレーダチャートであり、計算対象物体の材料データ変更前と材料データ変更後について、それぞれ材料1(Color Number1)と材料5(Color Number5)とを変更させた場合のレーダ反射断面積値を示している。図示されるごとく、材料データ定義前の物体と材料データ定義後の物体のそれぞれのレーダ反射断面積(RCS)計算結果を比較すると、物体の材料データ定義後には、レーダ反射断面積(RCS)の値は減少する状態を示している。。
図11は、本発明第3の一実施形態における散乱強度分布のレーダ反射断面積(RCS)計算の処理フローチャートである。以下、図11の動作フローについて、図11を用いて説明する。
S12. 計算対象となる3次元物体モデルを汎用の3次元CADを利用し、DXF(Drawing Interchange File)形式のモデルデータを読み込む。
S13.DXF(Drawing Interchange File)形式のグループ・コードからカラー・ナンバーを読み取り、モデル色を設定する。
S14. 計算パラメータを設定する。
S15.レーダ反射断面積(RCS)の計算を行う。
S16.中間ファイルを保存する。
S17.解析計算対象物体のポリゴン毎のレーダ反射断面積(RCS)値を抽出する。
S18.DXF(Drawing Interchange File)形式のポリゴンデータを抽出する。
S19.レーダ反射断面積(RCS)値をポリゴンに関連付け、レーダ反射断面積(RCS)値の強度に対応して、赤から青への色付けなどによる階調割り当てを行う。
S20.散乱強度の分布を表示機に視覚表示する。
S21.表示データをメモリに保存する。
図12は、本発明の一実施形態における物体の散乱強度分布によるレーダ反射断面積(RCS)計算結果の説明図である。同図において、(a)は艦船のレーダ反射断面積(RCS)強度の分布を示し、(b)は航空機のレーダ反射断面積(RCS)強度の分布を示す。
CADデータを利用した場合、計算対象物体の表面を分割し表示することが可能であり、それぞれの表面に各表面毎のレーダ反射断面積(RCS)値情報を付与し視覚表示することを目的をする。
DXF(Drawing Interchange File)形式の場合、レーダ反射断面積(RCS)計算は、物体表面を構成するポリゴン毎に行う。このポリゴン毎にレーダ反射断面積(RCS)値の強度に応じて赤から青への色付けなどによる階調を割り当て、散乱対象物体の局部的な散乱強度の分布を視覚的に表示する。
図13は、本発明第4の一実施形態における固有運動部のRCS計算及びドップラ計算の処理フローチャートである。以下、図13の動作フローについて、図13を用いて説明する。
S22. 計算対象となる3次元物体モデルを汎用の3次元CADを利用し、DXF(Drawing Interchange File)形式のモデルデータを読み込む。
S23.計算対象物体の回転翼航空機のプロペラなどの固有運動部の定義において、DXF(Drawing Interchange File)形式のグループ・コードを利用する。
S24. 計算パラメータを設定する。
S25.ポリゴン群を内部処理において座標変換して固有運動部を回転させ、固有運動の模擬を行う。
S26.レーダ反射断面積(RCS)の計算をする。
S27.ドップラ計算を行う。
S28.固有運動部がある物体のレーダ反射断面積(RCS)の時間波形を表示する。
S29.固有運動部がある物体のドップラ波形を表示機に表示する。
S30.表示データをメモリに保存する。
図14は、発明の一実施形態における固有運動部適用のレーダ反射断面積(RCS)計算対象物体の外形図である。同図において、回転翼航空機(ヘリコプター)の胴体部を固定部とし、主プロペラ部を固有運動部1、後方の副プロペラ部を固定運動部2と定義して、それぞれをDXF(Drawing Interchange File)形式のカラー・ナンバーである Color Number 1、3、5に対応させている。
図15は、本発明の一実施形態における物体の固有運動部のレーダ反射断面積(RCS)計算結果及びドップラ計算結果の説明図である。同図において、(a)は固有運動部がある物体のRCS時間波形図、(b)は固有運動部がある物体のドップラ波形図、(c)は固有運動部がある物体のスペクトログラム図を示す。
CADデータを利用した場合、計算対象物体の表面を分割し、表示することが可能であり、回転翼航空機(ヘリコプター)などのプロペラ部分などの固有運動部の定義を個別に設定し、回転させ、レーダ反射断面積(RCS)の計算を行う。
DXF(Drawing Interchange File)形式の場合、部位毎にカラー・ナンバー(Color Number)を属性として割り当てることが可能であり、同値のカラー・ナンバー(Color Number)が割り当てられた部位を固有運動部として容易に定義可能となる。回転軸座標を設定し、回転速度毎に固有運動部を座標変換し、その形状毎のレーダ反射断面積(RCS)及びドップラを計算することで実測することなく、固有運動部を有する物体の時間的レーダ反射断面積(RCS)変動及びドップラを推定することができる。また、このドップラデータはドップラによる目標類別の参照データとして利用可能である。DXF(Drawing Interchange File)形式以外のファイル形式は、各々の属性定義に従って同様の処置で対応できる。
図16は、本発明第5の一実施形態における電波画像SAR及びISAR画像計算の処理フローチャートである。以下、図16の動作フローについて、図16を用いて説明する。
S31. 計算対象となる3次元物体モデルを汎用の3次元CADを利用し、DXF(Drawing Interchange File)形式のモデルデータを読み込む。
S32.計算パラメータを設定する。
S33. 目標物体の動揺を模擬する。
S34.レーダ反射断面積(RCS)の計算を行う。
S35.このモデルの合成開口レーダ(SAR:Synthetic Aperture Radar)画像又は逆合成開口レーダ(ISAR:Inverse Synthetic Aperture Radar)画像を計算する。
S36.合成開口レーダ(SAR)画像または逆合成開口レーダ(ISAR)画像を表示機に表示する。
S37.表示データをメモリに保存する。
図17は、本発明の一実施形態における物体の逆合成開口レーダ(ISAR)電波画像計算結果の説明図である。同図において、(a)艦船1、(b)艦船2、(c)艦船3、(d)艦船4の陰影は、目標物体である艦船の3次元CADモデルを模擬的に各種動揺させて、レーダ反射断面積(RCS)の計算を実施して、さらに、逆合成開口レーダ(ISAR)画像計算により求めた電波画像である。
CADのモデルデータはXYZ系で定義されており、各軸を基準とし、船首揺れ(yaw)、縦揺れ(pitch)および横揺れ(roll) の動揺周期、そのほか合成開口レーダ(SAR)又は逆合成開口レーダ(ISAR)のプラットフォームと対象物体の運動方向、速度などを定義し、合成開口レーダ( SAR) 又は逆合成開口レーダ(ISAR)画像の計算が可能となり、実測することなく電波画像の推定が可能となる。また、この電波画像データは目標類別の参照データとして利用可能である。
以上の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1) レーダ反射断面積の計算対象となる3次元物体モデルデータを予め3次元CADソフトのファイル形式で作成するステップと、作成された前記3次元物体モデルデータに対するレーダ反射断面積計算の計算パラメータを設定するステップと、前記3次元物体モデルデータのレーダ反射断面積を計算するステップと、前記レーダ反射断面積の解析計算した結果に基づきRCSパターンを表示するステップとを含むことを特徴とするレーダ反射断面積の解析計算方法。
(付記2) 付記1に記載のレーダ反射断面積の解析計算方法において、前記3次元CADソフトのファイル形式のグループ・コードからカラー・ナンバーを取得するステップと、前記カラー・ナンバーに対応する物体の表面材料の電気特性データを関連付けるステップとを更に含むことを特徴とするレーダ反射断面積の計算方法。
(付記3) 付記1に記載のレーダ反射断面積の計算方法において、計算した物体の各ポリゴン毎にレーダ反射断面積値を抽出するステップと、前記3次元CADソフトのファイル形式のポリゴンデータを抽出するステップと、前記ポリゴンデータのレーダ反射断面積値の強度に対応した色属性の階調を割り当てるステップと、計算対象物体の散乱強度分布を色付け視覚表示するするステップとを更に含むことを特徴とするレーダ反射断面積の計算方法。
(付記4) 付記1に記載のレーダ反射断面積の計算方法において、前記3次元CADソフトのファイル形式のグループ・コードからカラー・ナンバーを取得するステップと、前記カラー・ナンバーに対応する物体の固有運動部を定義するステップと、前記固有運動部に対応するポリゴンを座標変換して回転させるステップと、前記固有運動部を有する物体の時間的レーダ反射断面積変動及びドップラデータを計算するステップと、RCSの時間波形、ドップラ波形及びスペクトログラムを表示するステップとを更に含むことを特徴とするレーダ反射断面積の計算方法。
(付記5) 付記1に記載のレーダ反射断面積の計算方法において、3次元物体モデルデータの動揺周期及び合成開口レーダ又は逆合成開口レーダのプラットフォームと対象物体の運動方向、速度などを設定するステップと、合成開口レーダ又は逆合成開口レーダを計算するステップと、前記合成開口レーダ又は前記逆合成開口レーダ画像を表示するステップとを更に含むことを特徴とするレーダ反射断面積の計算方法。
(付記6) 付記1に記載のレーダ反射断面積の計算方法において、前記CADソフトのファイル形式はDXF形式であることを特徴とするレーダ反射断面積の計算方法。
(付記7) 付記1に記載のレーダ反射断面積の計算方法において、前記CADソフトのファイル形式はDXF形式以外であることを特徴とするレーダ反射レーダ反射断面積の計算方法。
(付記8) レーダ反射断面積の計算対象となる3次元物体モデルデータを予め3次元CADソフトのファイル形式で作成する作成手段と、作成された前記3次元物体モデルデータに対するレーダ反射断面積の計算パラメータを設定する設定手段と、前記3次元物体モデルデータのレーダ反射断面積を計算する計算手段と、前記レーダ反射断面積の計算した結果に基づきレーダ画像を表示する表示手段と、前記レーダ反射断面積の計算した結果を保存する保存手段とを含むことを特徴とするレーダ反射断面積の計算装置。
本発明は、大型艦船、固定翼航空機、回転翼航空機、車両、ミサイルなどのRCS計算対象物体を遠隔から可視的に把握できるレーダ断面積装置に適用できる。
本発明第1の一実施形態におけるRCS計算の処理フローチャートである。 本発明の一実施形態におけるRCS計算対象物体の外形図である。 本発明の一実施形態における物体の形状変更によるRCS計算結果の説明図である。 本発明第2の一実施形態における表面材料変更のRCS計算の処理フローチャートである。 本発明の一実施形態における表面材料適用のRCS計算対象物体の外形図である。 DXF形式のグループ・コードの定義一覧(その1)である。 DXF形式のグループ・コードの定義一覧(その2)である。 DXF形式のグループ・コードの定義一覧(その3)である。 DXF形式のグループ・コードの定義一覧(その4)である。 本発明の一実施形態における物体の材料定義によるRCS計算結果の説明図である。 本発明第3の一実施形態における散乱強度分布のRCS計算の処理フローチャートである。 本発明の一実施形態における物体の散乱強度分布によるRCS計算結果の説明図である。 本発明第4の一実施形態における固有運動部のRCS計算及びドップラ計算の処理フローチャートである。 本発明の一実施形態における固有運動部適用のRCS計算対象物体の外形図である。 本発明の一実施形態における物体の固有運動部適用のRCS計算結果及びドップラ計算結果の説明図である。 本発明第5の一実施形態における電波画像SAR及びISAR画像計算の処理フローチャートである。 本発明の一実施形態における物体のISAR電波画像計算結果の説明図である。 従来技術によるRCS算出手段を用いたレーダ装置の構成図。 従来技術による対象物体を複数の領域に分割して計算処理し、且つ合成して対象物全体の散乱界を求める計算装置の構成図である。
符号の説明
1 送信機
2 送受切替器
3 送受信アンテナ
4 受信機
5 画像再生手段
6 レーダ画像表示手段
7 目標追尾手段
8 点像応答推定手段
9 目標アスペクト角推定手段
10 RCS算出手段
11 畳み込み積分手段
12 目標形状データ蓄積手段
13 オペレータ
14 散乱界計算装置
15 座標データ入力手段
16 領域分割手段
17 曲面近似手段
18 陰影処理手段
19 散乱界算出手段
20 散乱界合成手段





Claims (3)

  1. レーダ反射断面積の計算対象となる3次元物体を複数のポリゴン領域に分割した3次元物体モデルデータであって、該3次元物体モデルデータが有する色属性データの値を、該ポリゴン領域に対応する前記3次元物体の表面材料の電気的特性データと対応させて設定した3次元物体モデルデータを予め3次元CADソフトのファイル形式で作成するステップと、
    前記作成された前記3次元物体モデルデータが有する前記色属性データの値を読み取り、該色属性データの値と対応する表面材料の電気的特性データを関連付けることにより、前記3次元物体モデルデータに対するレーダ反射断面積計算の計算パラメータを設定するステップと、
    前記3次元物体モデルデータのレーダ反射断面積を計算するステップと、
    前記レーダ反射断面積の計算した結果に基づき3次元物体表面からの局所的な反射強度に対応した色属性の階調を割り当てるステップと、
    前記計算対象物体の散乱強度をカラー表示するステップと、
    を含むことを特徴とするレーダ反射断面積の計算方法。
  2. 請求項1に記載のレーダ反射断面積の計算方法において、
    前記3次元CADソフトのファイル形式で作成するステップは、前記3次元物体モデルデータが有する色属性データの値を、前記3次元物体が有する固有運動部と対応させて設定した3次元モデルデータを作成し、
    さらに、
    前記固有運動部に対応する前記ポリゴンを座標変換して回転させるステップと、
    前記固有運動部を有する3次元物体の時間的レーダ反射断面積変動及びドップラデータを計算するステップと、
    を更に含むことを特徴とするレーダ反射断面積の計算方法。
  3. 請求項1に記載のレーダ反射断面積の計算方法において、
    前記3次元物体モデルデータの動揺周期及び合成開口レーダ又は逆合成開口レーダのプラットフォームと対象物体の運動方向、速度などを設定するステップと、
    合成開口レーダ又は逆合成開口レーダ画像を計算するステップと、
    前記合成開口レーダ又は前記逆合成開口レーダ画像を表示するステップと、
    を更に含むことを特徴とするレーダ反射断面積の計算方法。
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