JP5999952B2 - 電波反射特性評価システム及び電波反射特性評価方法 - Google Patents
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Description
本発明の第1の実施の形態に係る電波反射特性評価システムについて説明する。その電波反射特性評価システム1は、コンピュータに例示される情報処理装置である。電波吸収体を用いたステルス性を有する飛昇体の電波の反射特性をシミュレーションにより評価する。具体的には、飛昇体の機体表面に開口部を有する内部構造体に関して、電波の反射特性をシミュレーションにより評価する。この電波反射特性評価システム1により、低コストで短期間に、電波の反射特性を適切に評価することができる。ただし、内部構造体は、飛昇体の機体表面に開口部を有し、その開口部から内部に延びる構造を備え、その開口部から電波が侵入可能な構造体であれば特に制限はない。本実施の形態では、その内部構造体の一例としてダクト(エアインテーク)について説明する。
図3は、本発明の第1の実施の形態に係る電波反射特性評価システムの構成例を示すブロック図である。電波反射特性評価システム1は、情報処理装置であり、図示されていないCPU(Central Processing Unit)と、記憶装置と、入力装置と、出力装置と、インターフェースとを備えている。CPU、記憶装置、入力装置、出力装置、及びインターフェースは、バスやケーブルにより互いに情報(データ)の送受信が可能に接続されている。記憶装置は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及びHDD(Hard Disk Drive)に例示される。入力装置は、キーボード、及びマウスに例示される。出力装置は、ディスプレイやプリンタに例示される。インターフェースは、外部のコンピュータや記憶装置や記憶媒体読取装置などと双方向通信可能に接続されている。
図5は、本発明の第1の実施の形態に係る電波反射特性評価システムの動作(電波反射特性評価方法)を示すフロー図である。
R1e19=0.15×0.4×0.1=0.006
となる。
R1ei=1回目の反射率×2回目の反射率×…×N回目の反射率
ただし、Nは光線eiの反射頻度である。そして、全ての光線eiについて、第2反射率R1eiを算出する。例えば、光線eの数を30とすれば、光線e1〜e30について、それぞれ第2反射率R1e1〜R1e30を算出する。
R0=(第2反射率R1eiの総和)/全光線数
すなわち、
R0=(第2反射率R1ei+第2反射率R1e2+…)/全光線数
である。例えば、光線eの数を30とすれば、
R0=(第2反射率R1e1+第2反射率R1e2+…+第2反射率R1e30)/30
である。図7の結果の例では、
R0=(5×10−11+3×10−9+…)/30
≒0.01
である。dB表記にすると、
R0=−20log(0.01)
=40[dB]
となる。以上のようにして、ステップS12では、光線E0(光線e1、e2、…の束)に関するダクト51の反射率として、第1反射率R0が算出される。
本発明の第2の実施の形態に係る電波反射特性評価システムについて説明する。本実施の形態は、電波反射特性評価システムに材料選択部13及び最適材料決定部14が追加されている点で、第1の実施の形態と相違する。以下、相違点について主に説明する。
図9は、本発明の第2の実施の形態に係る電波反射特性評価システムの構成例を示すブロック図である。電波反射特性評価システム1は、第1の実施の形態の電波反射特性評価システム1(図3)に加えて、ソフトウェア(コンピュータプログラム)としての材料選択部13及び最適材料決定部14を更に具備している。
図10は、本発明の第2の実施の形態に係る電波反射特性評価システムの動作(電波反射特性評価方法)を示すフロー図である。
2 レイトレーシング部
3 反射率計算部
4 記憶部
11 各光線反射率計算部
12 内部構造体反射率計算部
13 材料選択部
14 最適材料決定部
21 光線データ
22 内部構造体モデルデータ
23 材料特性データ
50 飛昇体
51 ダクト
52 開口部
Claims (8)
- 複数の光線に関する光線データと、飛昇体の機体表面に開口部を有する内部構造体を示すモデルデータとに基づいて、前記複数の光線の各々が前記開口部から前記内部構造体内に入射されて前記内部構造体内の前記開口部から出力されるとき、前記内部構造体内での複数回の反射の各反射位置における入射角をレイトレーシング法により算出するレイトレーシング部と、
入射角に依存した前記内部構造体の材料の反射率を反射特性として示す材料特性データを格納する記憶部と、
前記材料特性データを前記記憶部から読み出し、前記各光線の前記各反射位置における前記入射角に基づいて前記材料特性データから前記各反射位置における材料反射率を求め、前記各光線の前記複数の反射位置における前記複数の材料反射率と前記光線データとから前記複数の光線に対する前記内部構造体の第1反射率を算出する反射率計算部と
を具備する
電波反射特性評価システム。 - 請求項1に記載の電波反射特性評価システムにおいて、
前記光線データは、前記複数の光線の数を示すデータを含み、
前記反射率計算部は、
前記複数の光線の各々について、前記複数の反射位置における前記複数の材料反射率の積を第2反射率として算出し、
前記複数の光線に対する前記複数の第2反射率の総和を前記複数の光線の数で割った値を前記第1反射率として算出する計算部を更に有する
電波反射特性評価システム。 - 請求項2に記載の電波反射特性評価システムにおいて、
前記内部構造体用の複数の材料から1つの材料を選択材料として選択する材料選択部を更に具備し、
前記反射率計算部は、前記複数の光線について、前記選択材料の反射特性を示す前記材料特性データに基づいて、前記複数の第2反射率を算出し、前記光線データと前記選択材料の前記複数の第2反射率に基づいて、前記第1反射率を算出し、
前記内部構造体用の前記複数の材料に対して算出された前記複数の第1反射率のうちの最低の値の第1反射率を有する材料を、最適材料として抽出する最適材料決定部を更に具備する
電波反射特性評価システム。 - 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電波反射特性評価システムにおいて、
前記記憶部は、前記材料特性データに加えて、前記光線データと、前記モデルデータとを格納する
電波反射特性評価システム。 - 複数の光線に関する光線データと、飛昇体の機体表面に開口部を有する内部構造体を示すモデルデータとを記憶部から読み出すステップと、
前記光線データと、前記モデルデータとに基づいて、前記複数の光線の各々が前記開口部から前記内部構造体内に入射されて前記内部構造体内の前記開口部から出力されるとき、前記内部構造体内での複数回の反射の各反射位置における入射角をレイトレーシング法により算出するステップと、
入射角に依存した前記内部構造体の材料の反射率を反射特性として示す材料特性データを前記記憶部から読み出すステップと、
前記各光線の前記各反射位置における入射角に基づいて前記材料特性データから前記各反射位置における材料反射率を求めるステップと、
前記各光線の前記複数の反射位置における前記複数の材料反射率と前記光線データとから前記複数の光線に対する前記内部構造体の第1反射率を算出するステップと
を具備する
電波反射特性評価方法。 - 請求項5に記載の電波反射特性評価方法において、
前記光線データは、前記複数の光線の数を示すデータを含み、
前記第1反射率を算出するステップは、
前記複数の光線の各々について、前記複数の反射位置における前記複数の材料反射率の積を第2反射率として算出するステップと、
前記複数の光線に対する前記複数の第2反射率の総和を前記複数の光線の数で割った値を前記第1反射率として算出するステップと
を含む
電波反射特性評価方法。 - 請求項6に記載の電波反射特性評価方法において、
前記内部構造体用の複数の材料から1つの材料を選択材料として選択するステップを更に具備し、
前記第1反射率を算出するステップは、
前記選択材料の反射特性を示す前記材料特性データに基づいて、前記複数の第2反射率を算出するステップと、
前記光線データと前記選択材料の前記複数の第2反射率に基づいて、前記第1反射率を算出するステップと
を備え、
前記内部構造体用の前記複数の材料に対して算出された前記複数の第1反射率のうちの最低の値の第1反射率を有する材料を、最適材料として抽出するステップを更に具備する
電波反射特性評価方法。 - 請求項5乃至7のいずれか一項に記載の電波反射特性評価方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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