JP5999952B2 - 電波反射特性評価システム及び電波反射特性評価方法 - Google Patents

電波反射特性評価システム及び電波反射特性評価方法 Download PDF

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Description

本発明は、電波反射特性評価システム及び電波反射特性評価方法に関し、特に飛昇体の電波反射特性評価システム及び電波反射特性評価方法に関する。
飛昇体としてステルス性を有するものが知られている。その飛昇体のステルス性を高めるためには、機体の表面での電波の反射を低減する必要があるほか、機体表面の開口部から内部に向かって設けられたダクト(又はエアインテーク)のような内部構造体での電波の反射をも低減する必要がある。そのためには、その内部構造体の設計・製造において、電波の反射特性を適切に評価する必要がある。その内部構造体での電波の反射特性を適切に評価する技術が望まれている。
一方、シミュレーションの一手法として、レイトレーシング(ray tracing)が知られている。レイトレーシングは、主に3次元空間内を伝わる波の伝播経路を追跡することで現実世界の物理現象を仮想的にシミュレートする計算手法である。例えば、波として光線を用いる場合、レイトレーシングは、3次元コンピュータグラフィックス画像を描くレンダリング工程での手法の1つとして用いられる場合がある。
レイトレーシングを用いた技術としては、国際公開WO2009/069507号に電波伝搬シミュレータ及びそれに用いる電波伝搬特性推定方法並びにそのプログラムが開示されている。この電波伝搬シミュレータは、空間上に定義された複数のオブジェクトを用いて送信点から前記空間上のうちの限られた評価エリアに至る電波の伝搬状況を推定する。この電波伝搬シミュレータは、抽出手段と、選択手段と、推定手段とを有する。抽出手段は、前記評価エリアに到達するパスを幾何光学的な伝搬推定手法を用いて抽出する。選択手段は、前記抽出手段で抽出されたパスと前記評価エリアの幾何学的な情報とを用いてオブジェクトを選択する。推定手段は、前記選択手段で選択されたオブジェクトのみを用いて前記送信点から前記評価エリア内部に至る詳細な電波伝搬状況を推定する。
国際公開WO2009/069507号
上述のように、飛昇体のステルス性を高めるためには、機体表面に開口部を有する内部構造体(例示:ダクト)での電波の反射をも低減する必要がある。そのためには、その内部構造体の設計・製造において、電波の反射特性を適切に評価する必要がある。その場合、例えば、実際にその内部構造体を作製し、その後にその内部構造体での電波の反射特性を評価し、必要に応じて改良する方法が考えられる。しかし、実際にその内部構造体を作製したり、改良したりすることは、コストや手間がかかってしまう。実際にその内部構造体を作製することなく、又は製作回数をできるだけ低く抑えて、低コストで短期間に、電波の反射特性を適切に評価する技術が望まれている。また、その内部構造体での電波の反射を低減することが可能な技術が求められている。
本発明の目的は、機体表面に開口部を有する内部構造体に関して、低コストで短期間に、電波の反射特性を適切に評価する技術を提供することにある。また、本発明の他の目的は、その内部構造体に関して、電波の反射を低減することが可能な技術を提供することにある。
この発明のこれらの目的とそれ以外の目的と利益とは以下の説明と添付図面とによって容易に確認することができる。
以下に、発明を実施するための形態で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための形態との対応関係を明らかにするために括弧付きで付加されたものである。ただし、それらの番号・符号を、特許請求の範囲に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明の第1の観点の電波反射特性評価システムは、レイトレーシング部(2)と、反射率計算部(3)とを具備している。レイトレーシング部(2)は、複数の光線(e1、e2、…)に関する光線データ(21)と、飛昇体(50)の機体表面に開口部(52)を有する内部構造体(51)に関するモデルデータ(22)とに基づいて、複数の光線(e1、e2、…)の各々について、内部構造体(51)内での複数の反射の位置(P11、P12、…)における複数の入射角(β1、β2、…)をレイトレーシング法により算出する。反射率計算部(3)は、複数の光線(e1、e2、…)の各々の複数の入射角(β1、β2、…)と、内部構造体(51)の材料の反射特性に関する材料特性データ(23)とに基づいて、内部構造体(51)の第1反射率(R0)を算出する。
上記の電波反射特性評価システムにおいて、反射率計算部(3)は、各光線反射率計算部(11)と、内部構造体反射率計算部(12)とを備えていることが好ましい。その場合、各光線反射率計算部(11)は、複数の光線(e1、e2、…)の各々について、複数の入射角(β1、β2、…)と、材料特性データ(23)とに基づいて、内部構造体(51)の第2反射率(R1)を算出する。内部構造体反射率計算部(12)は、複数の光線(e1、e2、…)の複数の第2反射率(R1)に基づいて、第1反射率(R0)を算出する。
上記の電波反射特性評価システムにおいて、各光線反射率計算部(11)は、複数の光線(e1、e2、…)の各々について、材料特性データ(23)から複数の入射角(β1、β2、…)に対応する複数の材料反射率(r11、r12、…)を抽出することが好ましい。各光線反射率計算部(11)は、更に、複数の光線(e1、e2、…)の各々について、複数の材料反射率(r11、r12、…)同士の積を第2反射率(R1)として算出することが好ましい。内部構造体反射率計算部(12)は、複数の光線(e1、e2、…)の複数の第2反射率(R1)の総和を複数の光線(e1、e2、…)の数で割った値を第1反射率(R0)として算出することが好ましい。
上記の電波反射特性評価システムは、材料選択部(13)と最適材料決定部(14)とを更に具備していることが好ましい。その場合、材料選択部(13)は、内部構造体(51)用の複数の材料から1つの材料を選択材料として選択する。各光線反射率計算部(11)は、選択材料の反射特性に関する材料特性データ(23)に基づいて、複数の第2反射率(R1)を算出する。内部構造体反射率計算部(12)は、選択材料の複数の第2反射率(R1)に基づいて、第1反射率(R0)を算出する。最適材料決定部(14)は、内部構造体(51)用の複数の材料のうちから、材料選択部(13)、各光線反射率計算部(11)及び内部構造体反射率計算部(12)により算出された複数の第1反射率(R0)のうちの最低の値の第1反射率(R0)に対応する材料を、最適材料として抽出する。
上記の電波反射特性評価システムは、光線データ(21)と、モデルデータ(22)と、材料特性データ(23)とを格納する記憶部を更に具備していることが好ましい。
本発明の第2の観点の電波反射特性評価方法は、複数の光線(e1、e2、…)に関する光線データ(21)と、飛昇体(50)の機体表面に開口部(52)を有する内部構造体(51)に関するモデルデータ(22)とを記憶部(4)から読み出すステップ(S01)と、光線データ(21)と、モデルデータ(22)とに基づいて、複数の光線(e1、e2、…)の各々について、内部構造体(51)内での複数の反射の位置(P11、P12、…)における複数の入射角(β1、β2、…)をレイトレーシング法により算出するステップ(S02)と、内部構造体(51)の材料の反射特性に関する材料特性データ(23)を記憶部(4)から読み出すステップ(S03)と、複数の光線(e1、e2、…)の各々の複数の入射角(β1、β2、…)と、材料特性データ(23)とに基づいて、内部構造体(51)の第1反射率(R0)を算出するステップ(S04)とを具備している。
上記の電波反射特性評価方法において、第1反射率(R0)を算出するステップ(S04)は、複数の光線(e1、e2、…)の各々について、複数の入射角(β1、β2、…)と、材料特性データ(23)とに基づいて、内部構造体(51)の第2反射率(R1)を算出するステップ(S11)と、複数の光線(e1、e2、…)の複数の第2反射率(R1)に基づいて、第1反射率(R0)を算出するステップ(S12)とを備えていることが好ましい。
上記の電波反射特性評価方法において、第2反射率(R1)を算出するステップ(S11)は、複数の光線(e1、e2、…)の各々について、材料特性データ(23)から複数の入射角(β1、β2、…)に対応する複数の材料反射率(r11、r12、…)を抽出するステップと、複数の光線(e1、e2、…)の各々について、複数の材料反射率(r11、r12、…)同士の積を第2反射率(R1)として算出するステップとを含んでいることが好ましい。第1反射率(R0)を算出するステップ(S12)は、複数の光線(e1、e2、…)の複数の第2反射率(R1)の総和を複数の光線(e1、e2、…)の数で割った値を第1反射率(R0)として算出するステップを含んでいることが好ましい。
上記の電波反射特性評価方法は、内部構造体(51)用の複数の材料から1つの材料を選択材料として選択するステップ(S13)を更に具備していることが好ましい。その場合、第2反射率(R1)を算出するステップ(S11)は、選択材料の反射特性に関する材料特性データ(23)に基づいて、複数の第2反射率(R1)を算出する。第1反射率(R0)を算出するステップ(S12)は、選択材料の複数の第2反射率(R1)に基づいて、第1反射率(R0)を算出する。上記の電波反射特性評価方法は、内部構造体(51)用の複数の材料のうちから、材料選択部(13)、各光線反射率計算部(11)及び内部構造体反射率計算部(12)により算出された複数の第1反射率(R0)のうちの最低の値の第1反射率(R0)に対応する材料を、最適材料として抽出するステップ(S07)を更に具備していることが好ましい。
本発明の第3の観点のプログラムは、上記各段落のいずれかに記載の電波反射特性評価方法をコンピュータに実行させる。
本発明により、機体表面に開口部を有する内部構造体に関して、低コストで短期間に、電波の反射特性を適切に評価することができる。また、本発明により、その内部構造体に関して、電波の反射を低減することが可能となる。
図1は、電波反射特性評価システムの評価対象となる飛昇体の構成例を示す模式図である。 図2は、電波反射特性評価システムの評価方法でのダクトと光線との関係の一例を示す模式図である。 図3は、本発明の第1の実施の形態に係る電波反射特性評価システムの構成例を示すブロック図である。 図4は、光線の一例を示す模式図である。 図5は、本発明の第1の実施の形態に係る電波反射特性評価システムの動作を示すフロー図である。 図6は、図5のステップS02におけるレイトレーシングの一例を示す模式図である。 図7は、図5のステップS02の結果を示す表である。 図8は、図5のステップS11における第2反射率の算出の一例を示す模式図である。 図9は、本発明の第2の実施の形態に係る電波反射特性評価システムの構成例を示すブロック図である。 図10は、本発明の第2の実施の形態に係る電波反射特性評価システムの動作(電波反射特性評価方法)を示すフロー図である。
以下、本発明の電波反射特性評価システム及び電波反射特性評価方法の実施の形態に関して、添付図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る電波反射特性評価システムについて説明する。その電波反射特性評価システム1は、コンピュータに例示される情報処理装置である。電波吸収体を用いたステルス性を有する飛昇体の電波の反射特性をシミュレーションにより評価する。具体的には、飛昇体の機体表面に開口部を有する内部構造体に関して、電波の反射特性をシミュレーションにより評価する。この電波反射特性評価システム1により、低コストで短期間に、電波の反射特性を適切に評価することができる。ただし、内部構造体は、飛昇体の機体表面に開口部を有し、その開口部から内部に延びる構造を備え、その開口部から電波が侵入可能な構造体であれば特に制限はない。本実施の形態では、その内部構造体の一例としてダクト(エアインテーク)について説明する。
ここで、電波反射特性評価システム1の評価対象の飛昇体について説明する。図1は、その評価対象となる飛昇体の構成例を示す模式図である。この飛昇体50は、機体表面に開口部52を有する内部構造体としてダクト51を備えている。この飛昇体50は、そのダクト51から吸入した空気を用いてエンジンを動かして、目標へ向かって飛行する。そのダクト51では、最も奥のエンジン入口面及びスピナーには電波吸収体が適用されていない。従って、電波反射特性評価システム1は、そこにおける反射を考慮しない(反射率=1とする)。一方、ダクト51の他の内壁には電波吸収体が適用されている。従って、電波反射特性評価システム1は、その電波吸収体特有の反射率を考慮して反射特性を評価する。この図の例では、ダクト51は、奥に進むほど緩やかに広がる形状を有している。電波反射特性評価システム1は、このダクト51に電波を模擬した光線E0が入射したとき、このダクト51の全体としての第1反射率R0を求める。
次に、電波反射特性評価システム1の評価方法の概要について説明する。図2は、その評価方法におけるダクトと光線との関係の一例を示す模式図である。この図の例では、1本の光線E0がダクト51に入射している。光線E0は、ダクト51内の位置P1、P2においてそれぞれ第1、2回目の反射をされる。続いて、最も奥の部材(エンジン入口面及びスピナー)において反射率1.0で反射された後、位置P3、P4、P5、P6、P7、P8においてそれぞれ第3、4、5、6、7、8回目の反射をされる。そして、反射光線E1として外部に放射される。このとき、電波反射特性評価システム1は、位置P1〜P8と、それら位置の各々における入射角β1〜β8、と、その入射角β1〜β8に対する電子吸収体固有の反射率r1〜r8を算出し、ダクト51の全体の反射率Rの計算を行う。
以下、本実施の形態に係る電波反射特性評価システム1について詳細に説明する。
本実施の形態に係る電波反射特性評価システム1の構成について説明する。
図3は、本発明の第1の実施の形態に係る電波反射特性評価システムの構成例を示すブロック図である。電波反射特性評価システム1は、情報処理装置であり、図示されていないCPU(Central Processing Unit)と、記憶装置と、入力装置と、出力装置と、インターフェースとを備えている。CPU、記憶装置、入力装置、出力装置、及びインターフェースは、バスやケーブルにより互いに情報(データ)の送受信が可能に接続されている。記憶装置は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及びHDD(Hard Disk Drive)に例示される。入力装置は、キーボード、及びマウスに例示される。出力装置は、ディスプレイやプリンタに例示される。インターフェースは、外部のコンピュータや記憶装置や記憶媒体読取装置などと双方向通信可能に接続されている。
CPUは、例えば記憶媒体からインターフェースを介してHDDにインストールされたコンピュータプログラムをRAMに展開する。そして、展開されたコンピュータプログラムを実行して、必要に応じて記憶装置や入力装置や出力装置のようなハードウェアを制御しながら、当該コンピュータプログラムの情報処理を実現する。記憶装置は、コンピュータプログラムを記録し、CPUが利用する情報(データ)や生成する情報(データ)を記録する。入力装置は、ユーザに操作されることにより生成される情報(データ)をCPUや記憶装置に出力する。出力装置は、CPUにより生成された情報(データ)や記憶装置の情報(データ)をユーザに認識可能に出力する。
電波反射特性評価システム1は、記憶部4と、ソフトウェア(コンピュータプログラム)としてのレイトレーシング部2と、反射率計算部3とを具備している。
記憶部4は、記憶装置であり、電波反射特性評価システム1の行う評価(シミュレーション)に用いられるデータを格納している。そのデータは、光線データ21と、内部構造体モデルデータ22と、材料特性データ23とを含んでいる。ただし、これらのデータは、電波反射特性評価システム1に格納されていなくても良く、外部の記憶装置や情報処理装置からネットワークを介して取得しても良いし、CD−ROMやUSBメモリなどの記憶媒体からインストールしても良い。
光線データ21は、シミュレーションに用いる光線E0に関するデータである。その光線は、レーダー波のような電波を模擬している。そのデータは、ダクト51のような評価対象に対するその光線の入射角、入射本数、入射位置を含んでいる。ただし、入射角は、ダクト51に対する迎角αに例示される。入射本数は、光線E0を構成する複数の光線の本数に例示される。入射位置は、開口部52での複数の光線の位置に例示される。
図4は、光線の一例を示す模式図である。この図の例では、光線E0が、複数の光線e1〜e30で構成され、迎角αで、所定の間隔(位置)で、ダクト51の開口部52に入射している。この場合、光線の入射本数は約30本である。また、光線データ21は、ダクト51の開口部52に対する光線の迎角α(°)と光線eの本数とを関連付けている(迎角αにより本数を変えている)。開口部52での光線eの位置(図示されず)は、予め設定されていても良いし、本数と迎角とから計算されても良い。電波反射特性評価システム1は、この複数の光線(例示:e1〜e30)の各々について、個別に反射率を計算し、それらを用いてダクト51の全体の反射率を計算する。
なお、図4の例では、開口部52付近で上下方向に1次元的に並んだ複数の光線e1〜e30を用いているが、本実施の形態はこの例に限定されるものではない。例えば、開口部52付近で上下左右方向(ダクト51の断面)に2次元的に並んだ複数の光線eを用いても良い。
内部構造体モデルデータ22は、飛昇体50の機体表面に開口部52を有するダクト51の3次元構造のモデルを示すデータである。材料特性データ23は、ダクト51の材料の反射特性に関するデータである。材料は、電波吸収材に例示される。その材料の反射特性は、その材料における電波の入射角βと反射率rとの関係に関するデータに例示される。
レイトレーシング部2は、光線データ21と内部構造体モデルデータ22とに基づいて、仮想的に評価対象へ照射される複数の光線e1、e2、…の各々について、ダクト51内での複数の反射の位置P1、P2、…を算出する。そして、更にその複数の反射の位置P1、P2、…における複数の入射角β1、β2、…を算出する。ただし、レイトレーシング部2は、上記反射の位置P及び入射角βの算出を、レイトレーシング(ray tracing)法により行う。レイトレーシング法は、3次元空間内を伝わる波を光線と近似し、その伝播経路を追跡することで現実世界の物理現象を仮想的にシミュレートする計算手法である。例えば、ダクト51の内部(3次元空間内)を伝わる光線e1、e2、…(波)に関するダクト51内での軌跡(伝播経路)を、光線の直進性や入射角と反射角との関係などのような物理法則を用いて追跡することで、ダクト51の内部における各光線の反射現象(物理現象)を仮想的にシミュレートする計算手法である。なお、レイトレーシング法は、例えば、3次元コンピュータグラフィックス画像を描くレンダリング工程での手法の1つとして知られている。本実施の形態ではその手法を適用することもできる。
反射率計算部3は、その複数の光線e1、e2、…の各々の複数の入射角β1、β2、…と、材料特性データ23のダクト51の材料の反射特性とに基づいて、ダクト51の全体としての第1反射率R0を算出する。反射率計算部3は、各光線反射率計算部11と、内部構造体反射率計算部12とを備えている。
各光線反射率計算部11は、その複数の光線e1、e2、…の各々について、複数の入射角β1、β2、…と、材料特性データ23のダクト51の材料の反射特性とに基づいて、ダクト51の第2反射率R1を算出する。すなわち、第2反射率R1は、その複数の光線e1、e2、…の各々について算出される。内部構造体反射率計算部12は、その複数の光線e1、e2、…についての複数の第2反射率R1に基づいて、ダクト51の全体としての第1反射率R0を算出する。
本実施の形態に係る電波反射特性評価システム1の動作(電波反射特性評価方法)について説明する。
図5は、本発明の第1の実施の形態に係る電波反射特性評価システムの動作(電波反射特性評価方法)を示すフロー図である。
レイトレーシング部2は、光線データ21と、内部構造体モデルデータ22とを記憶部4から読み出す(ステップS01)。次に、レイトレーシング部2は、光線データ21と、内部構造体モデルデータ22とに基づいて、複数の光線e1、e2、…の各々について、ダクト51内での複数の反射の位置P1、P2、…を算出する。そして、更にその複数の反射の位置P1、P2、…における複数の入射角β1、β2、…を、レイトレーシング法により算出する(ステップS02)。
図6は、図5のステップS02におけるレイトレーシングの一例を示す模式図である。この図の例では、複数の光線e1、e2、…のうち、光線e19のレイトレーシングを示している。光線e19は、ダクト51の中に入り、位置P11において1回目の反射を行う。位置P11の内壁に対する入射角は、β11≒70°である。続いて、光線e19は、位置P12において2回目の反射を行う。位置P12の内壁に対する入射角は、β12≒50°である。次に、光線e19は、エンジン入口面で反射後、位置P13において3回目の反射を行う。位置P13の内壁に対する入射角は、β13≒75°である。その後、光線e19は開口部82から外部へ放射される。このとき、ダクト51の3次元構造が内部構造体モデルデータ22によって規定され、光線e19の入射する開口部52での位置や方向が光線データ21によって規定される。それらに基づいて、レイトレーシング部2は、レイトレーシングの手法により、光線e19の軌跡を計算する。すなわち、上述の反射の位置P11、P12、P13及びその反射の位置での入射角β11、β12、β13を計算する。同様にして、レイトレーシング部2は、複数の光線e1、e2、…の全てについて、その軌跡、すなわちダクト51内の反射の位置P及びその位置Pでの入射角βを計算する。
図7は、図5のステップS02の結果を示す表である。図5のステップS02の結果を示す表において、各行は、光線e(e1、e2、…)ごとの、入射角βの範囲(0〜5°、5°〜10°、…)ごとの、反射の回数を示している。例えば、最も上の行に示される光線e1は、以下のことを示している。入射角βが0〜5°の範囲となる反射が4回ある。入射角βが5〜10°の範囲となる反射が5回ある。入射角βが10〜15°の範囲となる反射が5回ある。入射角βが15〜20°の範囲となる反射が4回ある。入射角βが20〜25°の範囲となる反射が4回ある。入射角βが25〜30°の範囲となる反射が3回ある。入射角βが30〜35°の範囲となる反射が8回ある。入射角βが35〜40°の範囲となる反射が7回ある。入射角βが40〜45°の範囲となる反射が1回ある。入射角βが55〜60°の範囲となる反射が2回ある。入射角βが65〜70°の範囲となる反射が1回ある。入射角βが75〜80°の範囲となる反射が1回ある。入射角βが85〜90°の範囲となる反射が1回ある。また、一番右側の欄は、光線e(e1、e2、…)ごとの反射頻度(反射の回数の総数)Nを示している。なお、この図の例では、入射角βの範囲は5°きざみであるが、本実施の形態は5°に限定されるものではなく、例えば更に細かくしても良い。
ここで、例えば、図6の光線e19と図7の表との対応は以下のようになる。ただし、図6は表中に再掲されている。また、光線e19の行(欄)は表中に黒枠で示されている。光線e19について、図6では、位置P11の入射角β11は約70°である。したがって、図7の表では、入射角βが70〜75°の範囲に「1」と記載される。また、図6では、位置P12の入射角β12は約50°である。したがって、図7の表では、入射角βが50〜55°の範囲に「1」と記載される。更に、図6では、位置P13の入射角β13は約75°である。したがって、図7の表では、入射角βが75〜80°の範囲に「1」と記載される。そして、光線e19の反射は3回起こるので、反射頻度(反射の回数の総数)Nは3となる。他の光線e(e1、e2、…)についても同様である。
次に、反射率計算部3は、ダクト51の電波吸収材の反射特性に関する材料特性データ23を記憶部4から読み出す(ステップS03)。反射率計算部3は、複数の光線e1、e2、…の各々の複数の入射角βと、ダクト51の内壁の電波吸収材の反射特性に関する材料特性データ23とに基づいて、ダクト51の第1反射率R0を算出する(ステップS04)。
ステップS04では、以下のステップS11及びステップS12が実行される。まず、反射率計算部3の各光線反射率計算部11は、複数の光線e1、e2、…の各々について、複数の入射角βと、ダクト51の内壁の電波吸収材の反射特性に関する材料特性データ23とに基づいて、ダクト51の第2反射率R1を算出する(ステップS11)。
図8は、図5のステップS11における第2反射率の算出の一例を示す模式図である。図8のグラフは内壁の電波吸収材の反射特性に関する材料特性データ23を示している。縦軸は反射率rを、横軸は入射角β(°)をそれぞれ示している。曲線Qが内壁の電波吸収材の反射特性を示している。この図の例では、光線e19について説明する。光線e19において、位置P11の入射角β11は約70°である。したがって、図8のグラフから、位置P11の反射率r11は約0.15となる。また、位置P12の入射角β12は約50°である。したがって、図8のグラフから、位置P12の反射率r12は約0.4となる。更に、位置P13の入射角β13は約75°である。したがって、図8のグラフから、位置P13の反射率r13は約0.1となる。以上のことから、光線e19の第2反射率R1e19は、
R1e19=0.15×0.4×0.1=0.006
となる。
このように、ステップS11では、光線eにおいて、第2反射率R1eiを以下の式により計算する。
R1ei=1回目の反射率×2回目の反射率×…×N回目の反射率
ただし、Nは光線eの反射頻度である。そして、全ての光線eについて、第2反射率R1eiを算出する。例えば、光線eの数を30とすれば、光線e1〜e30について、それぞれ第2反射率R1e1〜R1e30を算出する。
次に、反射率計算部3の内部構造体反射率計算部12は、複数の光線e1、e2、…の複数の第2反射率R1e1、R1e2、…に基づいて、第1反射率R0を算出する(ステップS12)。すなわち、第1反射率R0を以下の式により算出する。
R0=(第2反射率R1eiの総和)/全光線数
すなわち、
R0=(第2反射率R1ei+第2反射率R1e2+…)/全光線数
である。例えば、光線eの数を30とすれば、
R0=(第2反射率R1e1+第2反射率R1e2+…+第2反射率R1e30)/30
である。図7の結果の例では、
R0=(5×10−11+3×10−9+…)/30
≒0.01
である。dB表記にすると、
R0=−20log(0.01)
=40[dB]
となる。以上のようにして、ステップS12では、光線E0(光線e1、e2、…の束)に関するダクト51の反射率として、第1反射率R0が算出される。
反射率計算部3は、ステップS12で算出された第1反射率R0を、光線E0に関するダクト51の反射率として記憶部4に格納する(ステップS05)。
以上のようにして、本実施の形態に係る電波反射特性評価システム1は動作する。
本実施の形態により、機体表面に開口部を有するダクトのような内部構造体に関して、所定のデータを入力することによりシミュレーションにより反射率(第1反射率R0)を求めることができる。すなわち、本実施の形態により、機体表面に開口部を有するダクトのような内部構造体に関して、低コストで短期間に、電波の反射特性を適切に評価することができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係る電波反射特性評価システムについて説明する。本実施の形態は、電波反射特性評価システムに材料選択部13及び最適材料決定部14が追加されている点で、第1の実施の形態と相違する。以下、相違点について主に説明する。
本実施の形態に係る電波反射特性評価システム1の構成について説明する。
図9は、本発明の第2の実施の形態に係る電波反射特性評価システムの構成例を示すブロック図である。電波反射特性評価システム1は、第1の実施の形態の電波反射特性評価システム1(図3)に加えて、ソフトウェア(コンピュータプログラム)としての材料選択部13及び最適材料決定部14を更に具備している。
材料選択部13は、ダクト51用の複数の電波吸収材から1つの電波吸収材を選択する。このとき、材料特性データ23は、その複数の電波吸収材の反射特性に関するデータを格納している。材料選択部13は、例えば、材料特性データ23に格納された複数の電波吸収材の中から1つの電波吸収材を選択することができる。この場合、反射率計算部3は、選択された電波吸収材について、第1の実施の形態と同様の動作を行う。すなわち、各光線反射率計算部11は、複数の光線e1、e2、…の各々について、複数の入射角β1、β2、…と、材料特性データ23内の選択された電波吸収材の反射特性とに基づいて、選択された電波吸収材での第2反射率R1eiを算出する。次に、内部構造体反射率計算部12は、複数の光線e1、e2、…についての、選択された電波吸収材での複数の第2反射率R1eiに基づいて、第1反射率R0を算出する。続いて、材料選択部13は、ダクト51用の複数の電波吸収材から他の1つの電波吸収材を選択する。反射率計算部3は、選択された他の電波吸収材について、再び第1の実施の形態と同様の動作を行う。このようにして、材料選択部13及び反射率計算部3は、ダクト51用の複数の電波吸収材の各々について、第1反射率R0を算出する。最適材料決定部14は、ダクト51用の複数の電波吸収材のうちから、材料選択部13及び反射率計算部3により算出された複数の第1反射率R0のうちの最低の値の第1反射率R0に対応する電波吸収材を、最適材料として抽出する。
本実施の形態に係る電波反射特性評価システム1の動作(電波反射特性評価方法)について説明する。
図10は、本発明の第2の実施の形態に係る電波反射特性評価システムの動作(電波反射特性評価方法)を示すフロー図である。
ステップS01及びステップS02については、第1の実施の形態と同様である。
材料選択部13は、材料特性データ23を参照して、ダクト51用の複数の電波吸収材から1つの電波吸収材を選択する(ステップS13)。続いて、選択された電波吸収材について、第1の実施の形態と同様のステップS03、ステップS04及びステップS05の動作を行う。そして、選択された電波吸収材について、第1反射率R0を算出する。同様にして、ダクト51用の複数の電波吸収材の全てについて、第1反射率R0を算出する(ステップS06)。すなわち、複数の電波吸収材に対応して、複数の第1反射率R0が算出される。その後、最適材料決定部14は、ダクト51用の複数の電波吸収材のうちから、複数の第1反射率R0のうちの最低の値の第1反射率R0に対応する電波吸収材を、最適材料として抽出する(ステップS07)。最適材料決定部14は、ステップS07で抽出された電波吸収材を、光線E0に関するダクト51の最適な電波吸収材として記憶部4に格納する(ステップS08)。
以上のようにして、本実施の形態に係る電波反射特性評価システム1は動作する。
なお、ステップS07において、最適な電波吸収材としては、必ずしも第1反射率R0が最低の値とならなくてもよく、第1反射率R0が所望の反射率範囲に入っていることを条件としてもよい。
本実施の形態により、機体表面に開口部を有するダクトのような内部構造体に関して、所定のデータを入力することによりシミュレーションにより最小の反射率(第1反射率R0)を有する電波吸収材を抽出することができる。すなわち、本実施の形態により、機体表面に開口部を有するダクトのような内部構造体に関して、電波の反射を低減することが可能となる。
なお、上記レイトレーシング部2、反射率計算部3、各光線反射率計算部11、内部構造体反射率計算部12、材料選択部13、最適材料決定部14は、ソフトウェア(コンピュータプログラム)とハードウェアとで構成されていても良いし、ハードウェアだけで構成されていても良い。
本発明のソフトウェア(コンピュータプログラム)は、コンピュータ読取可能な記憶媒体に記録され、その記憶媒体から電波反射特性評価システムとしての情報処理装置に読み込まれても良い。
本発明は上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態は適宜変形又は変更され得ることは明らかである。
1 電波反射特性評価システム
2 レイトレーシング部
3 反射率計算部
4 記憶部
11 各光線反射率計算部
12 内部構造体反射率計算部
13 材料選択部
14 最適材料決定部
21 光線データ
22 内部構造体モデルデータ
23 材料特性データ
50 飛昇体
51 ダクト
52 開口部

Claims (8)

  1. 複数の光線に関する光線データと、飛昇体の機体表面に開口部を有する内部構造体を示すモデルデータとに基づいて、前記複数の光線の各々が前記開口部から前記内部構造体内に入射されて前記内部構造体内の前記開口部から出力されるとき、前記内部構造体内での複数の反射の各反射位置における入射角をレイトレーシング法により算出するレイトレーシング部と、
    入射角に依存した前記内部構造体の材料の反射率を反射特性として示す材料特性データを格納する記憶部と、
    前記材料特性データを前記記憶部から読み出し、前記光線の前記各反射位置における前記入射角に基づいて前記材料特性データから前記各反射位置における材料反射率を求め、前記各光線の前記複数の反射位置における前記複数の材料反射率と前記光線データとから前記複数の光線に対する前記内部構造体の第1反射率を算出する反射率計算部と
    を具備する
    電波反射特性評価システム。
  2. 請求項に記載の電波反射特性評価システムにおいて、
    前記光線データは、前記複数の光線の数を示すデータを含み、
    記反射率計算部は、
    前記複数の光線の各々について、前記複数の反射位置における前記複数の材料反射率のを第2反射率として算出し、
    前記複数の光線に対する前記複数の第2反射率の総和を前記複数の光線の数で割った値を前記第1反射率として算出する計算部を更に有する
    電波反射特性評価システム。
  3. 請求項2に記載の電波反射特性評価システムにおいて、
    前記内部構造体用の複数の材料から1つの材料を選択材料として選択する材料選択部を更に具備し、
    記反射率計算部は、前記複数の光線について、前記選択材料の反射特性を示す前記材料特性データに基づいて、前記複数の第2反射率を算出し、前記光線データと前記選択材料の前記複数の第2反射率に基づいて、前記第1反射率を算出し、
    前記内部構造体用の前記複数の材料に対して算出された前記複数の第1反射率のうちの最低の値の第1反射率を有する材料を、最適材料として抽出する最適材料決定部を更に具備する
    電波反射特性評価システム。
  4. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の電波反射特性評価システムにおいて、
    前記記憶部は、前記材料特性データに加えて、前記光線データと、前記モデルデータとを格納す
    電波反射特性評価システム。
  5. 複数の光線に関する光線データと、飛昇体の機体表面に開口部を有する内部構造体を示すモデルデータとを記憶部から読み出すステップと、
    前記光線データと、前記モデルデータとに基づいて、前記複数の光線の各々が前記開口部から前記内部構造体内に入射されて前記内部構造体内の前記開口部から出力されるとき、前記内部構造体内での複数の反射の各反射位置における入射角をレイトレーシング法により算出するステップと、
    入射角に依存した前記内部構造体の材料の反射率を反射特性として示す材料特性データを前記記憶部から読み出すステップと、
    前記光線の前記各反射位置における入射角に基づいて前記材料特性データから前記各反射位置における材料反射率を求めるステップと、
    前記各光線の前記複数の反射位置における前記複数の材料反射率と前記光線データとから前記複数の光線に対する前記内部構造体の第1反射率を算出するステップと
    を具備する
    電波反射特性評価方法。
  6. 請求項に記載の電波反射特性評価方法において、
    前記光線データは、前記複数の光線の数を示すデータを含み、
    前記第反射率を算出するステップは、
    前記複数の光線の各々について、前記複数の反射位置における前記複数の材料反射率のを第2反射率として算出するステップと、
    前記複数の光線に対する前記複数の第2反射率の総和を前記複数の光線の数で割った値を前記第1反射率として算出するステップと
    を含む
    電波反射特性評価方法。
  7. 請求項に記載の電波反射特性評価方法において、
    前記内部構造体用の複数の材料から1つの材料を選択材料として選択するステップを更に具備し、
    前記第反射率を算出するステップは、
    前記選択材料の反射特性を示す前記材料特性データに基づいて、前記複数の第2反射率を算出するステップと
    前記光線データと前記選択材料の前記複数の第2反射率に基づいて、前記第1反射率を算出するステップと
    を備え
    前記内部構造体用の前記複数の材料に対して算出された前記複数の第1反射率のうちの最低の値の第1反射率を有する材料を、最適材料として抽出するステップを更に具備する
    電波反射特性評価方法。
  8. 請求項5乃至7のいずれか一項に記載の電波反射特性評価方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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