JP4347089B2 - Ca還元によるTi又はTi合金の製造方法 - Google Patents

Ca還元によるTi又はTi合金の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、TiCl4 を含む金属塩化物をCaにより還元処理して金属Ti又はTi合金を製造するCa還元によるTi又はTi合金の製造方法に関する。
金属Tiの工業的な製法としては、TiCl4 をMgにより還元するクロール法が一般的である。このクロール法では、還元工程−真空分離工程を経て金属Tiが製造される。還元工程では、反応容器内でTiの原料であるTiCl4 がMgにより還元され、スポンジ状の金属Tiが製造される。真空分離工程では、反応容器内に製造されたスポンジ状の金属Tiから未反応のMg及び副生物であるMgCl2 が除去される。
還元工程について詳しく説明すると、この工程では、反応容器内に溶融Mgを充填し、その液面に上方からTiCl4 の液体を供給する。これにより、溶融Mgの液面近傍でTiCl4 がMgにより還元され、粒子状の金属Tiが生成する。生成した金属Tiは逐次下方へ沈降する。これと同時に、溶融MgCl2 が液面近傍に副生するが、溶融MgCl2 の比重は溶融Mgの比重より大きい。この比重差のため、副生した溶融MgCl2 が下方に沈降し、代わりに溶融Mgが液面に現れる。この比重差置換により、液面に溶融Mgが供給され続け、反応が継続される。
クロール法による金属Tiの製造では、高純度の製品を製造することが可能である。しかし、バッチ式であるために製造コストが嵩み、製品価格が非常に高くなる。その上、TiCl4 の供給速度を上げることが困難なことも、製造コストが嵩む原因の一つになっている。TiCl4 の供給速度が制限される理由としては次の3つが考えられる。
クロール法での生産性を高めるには、Tiの原料であるTiCl4 の供給速度、即ち溶融Mgの液面への単位面積・単位時間あたりの供給量を増大させるのが有効である。しかし、供給速度を大きくしすぎると、溶融Mgの液面で起こる還元反応の奪熱が間に合わなくなるため、反応によって液面で生成された溶融MgCl2 の温度が上昇し、その比重が小さくなってMgの比重に近づく。このこともあって前述した比重差置換の速度が間に合わなくなり、液面にMgCl2 が残ってこれにTiCl4 が供給されるようになるため、TiCl4 の利用効率が下がる。その結果、供給原料が未反応のTiCl4 ガスやTiCl3 などの未反応生成ガス(これらを未反応ガスという)となって反応容器外へ排出される。また、未反応ガスの発生は容器内圧の急激な上昇を伴うために避ける必要がある。これらの理由から、Tiの原料であるTiCl4 の供給速度には限界がある。
TiCl4 の供給速度を大きくすると、液面より上方の容器内面におけるTi析出量が多くなる。還元反応が進むにつれて溶融Mgの液面を断続的に上昇させるため、容器上部内面における析出Tiが、還元反応の後半では溶融Mgに漬かり、Mg液面の有効面積が減少し、反応速度が低下する。これを抑えるために、TiCl4 の供給速度を制限し、容器上部内面におけるTi析出を抑制することが必要となる。容器上部内面におけるTi析出を抑制するための別の対策が特許文献1により提示されているが、十分ではない。
特開平8−295995号公報
クロール法では又、反応容器内の溶融Mg液の液面近傍だけで反応が行われるため、発熱エリアが狭い。そのため、高速でTiCl4 を供給すると、冷却が間に合わなくなる。これも、TiCl4 の供給速度が制限される大きな理由である。
TiCl4 の供給速度に直接影響する問題ではないが、クロール法では、溶融Mg液の液面近傍でTiが粒子状に生成され、沈降する。しかし、溶融Mgの濡れ性(粘着性)のため、生成されたTi粉が凝集した状態で沈降し、沈降中にも溶融液の温度により焼結して粒成長し、反応容器外へ回収することが困難である。このため、連続的な製造が困難であり、生産性が阻害されている。Tiが反応容器内にスポンジチタンとしてバッチ方式で製造されるのはまさにこのためである。
クロール法以外のTi製造方法に関しては、TiCl4 の還元剤としてMg以外に例えばCaの使用が可能なことが特許文献2に記載されている。そして、Caによる還元反応を用いたTi製造方法としては、反応容器内にCaCl2 の溶融塩を保持し、その溶融塩中に上方から金属Ca粉末を供給して、溶融塩中にCaを溶け込ませると共に、下方からTiCl4 ガスを供給して、CaCl2 の溶融塩中で溶解CaとTiCl4 を反応させる方法が特許文献3に記載されている。
米国特許第2205854号明細書
米国特許第4820339号明細書
Caによる還元では、化学式1の反応により、TiCl4 から金属Tiが生成され、それと共にCaCl2 が副生する。CaはMgよりClとの親和力が強く、原理的にはTiCl4 の還元剤に適している。特に、特許文献3に記載された方法では、Caを溶融CaCl2 中に溶解させて使用する。溶融CaCl2 中でのCa還元反応を利用すれば、クロール法のように反応容器内の還元剤の液面にTiCl4 を供給する場合と比べて反応場が広がり、発熱領域も広がり冷却が容易になることから、Tiの原料であるTiCl4 の供給速度を大幅に増大でき、生産性の大幅な向上を期待できる。
Figure 0004347089
しかしながら、特許文献3に記載された方法は、工業的なTi製造法としては成立し得ない。なぜなら、CaCl2 の溶融塩中にCaを溶解させるために、金属Caの粉末を使用するからである。即ち、金属Caの粉末は極めて高価であるため、製造コストは、TiCl4 の供給速度が制限されるクロール法よりも高価となるのである。加えて、反応性が強いCaは取り扱いが非常に難しく、このことも、Ca還元によるTi製造方法の工業化を阻害する大きな要因になっている。
更に別のTi製造方法としては、特許文献4に記載されたオルソンの方法がある。これは、TiCl4 を経由せず、TiO2 をCaにより直接還元する酸化物直接還元法の一種である。酸化物直接還元法は高能率であるが、高純度のTiを製造するのには適さない。なぜなら、高価な高純度のTiO2 を使用しなければならないからである。
米国特許第2845386号明細書
本発明の目的は、高純度の金属Ti又はTi合金を高能率に、しかも高価な還元剤を使用することなく経済的に製造することにある。
上記目的を達成するために、本発明者らは、TiCl4 のCa還元が不可欠であると考え、特許文献3に記載されたようなCaCl2 の溶融塩中に溶解するCaの利用を企画した。この場合、還元反応容器内では、前記した化学式1の反応の進行に伴い、溶融塩中のCaが消費され、これを補うために、特許文献3に記載された方法では、金属Caの粉末を還元反応容器内に供給し続ける必要がある。
本発明者らは、Ca還元によるTi製造方法を工業的に確立するためには、還元反応で消費される溶融塩中のCaを経済的に補充する必要があると考え、その補充手段として、化学式2に示す可逆反応に着目した。
Figure 0004347089
即ち、還元によるTi製造方法の一つとしてハンター法がある。これはTiCl4 をNaにより還元する方法である。Na及びNaClは反応性が低く、Ca及びCaCl2 と比べて非常に取り扱いが簡単であり、NaClの電気分解及びこれによるNaの電解製造は既に工業的に確立した技術になっている。しかし、Na還元を用いたハンター法では、Na還元によりサブロクと呼ばれるTiの2価、3価の塩化物が生成する。このサブロクはTiの生成効率を下げるだけでなく、溶融塩中に溶解するため、溶融塩を電解で再使用するとサブロクの間で酸化還元反応が起こり、Naの生成効率(電流効率)が著しく低下する。このため、NaによるTiCl4 の直接還元は困難であり、多段処理を余儀なくされるために、安価なTiを製造することは困難である。
ところが、この金属NaをCaCl2 に混入すると、化学式2に示す特徴的な可逆反応が起きることが、本発明者らによる調査から判明した。詳しく説明すると、Ca還元による金属Tiの製造方法においては、溶融塩として基本的に融点が780℃のCaCl2 を用いる(特許文献3)。しかし、CaCl2 −NaCl、CaCl2 −KClといった2元系の溶融塩や、CaCl2 −NaCl−KClといった3元系の溶融塩のように、CaCl2 に対して他の塩、例えばNaCl、KCl、LiCl及びCaF2 のうちの少なくとも1種を混合し、多元系溶融塩とすることにより、塩の融点が下がり、溶融塩の温度低下が可能になる。その結果、炉材の耐久性が増すと共に、炉材コストの低減が可能になり、更には液面からのCaや塩の蒸発の抑制も可能になる。
これに加え、多元系の溶融塩のなかでも、CaCl2 にNaClを加えた混合溶融塩は、とりわけ特徴的である。図2はCaCl2 とNaClの2元系混合溶融塩における混合比率と融点の関係を示している。CaCl2 の融点は単独では約780℃である。一方、NaClの融点は単独では800℃強である。しかし、これらを混合すると、融点が下がり、最低で約500℃まで下がる。そして、NaClの混合比率が約20〜45%の範囲で、混合塩の融点は600℃以下となる。
そしてCaCl2 −NaCl、CaCl2 −NaCl−KClのようなCaCl2 及びNaClを含む多元系の混合溶融塩では、前記の化学式2に示すように、溶融塩の温度が600℃超では飽和した金属がNaとして存在するが、600℃以下では飽和した金属がCaに代わるのである。この現象を利用し、CaCl2 を含む600℃以下の溶融塩にNaを投入すると、NaがCaに代わり、そのCaがCaCl2 に分散した溶融塩ができ、その溶融塩中にTiCl4 を供給するならば、これが溶融塩中の溶解Caにより還元される。
つまり、600℃以下に保持されたCaCl2 含有の溶融塩にNaを添加するならば、反応性が高いCaを直接的に取り扱わずとも、CaがCaCl2 に溶解した反応性の高い溶融塩が生成され、これによりサブロクを生じないCaによるTiCl4 の直接還元が可能になるのである。
本発明はかかる考察を基礎として開発されたものであり、Caによる還元反応を用いたTi又はTi合金の製造方法であって、CaCl2 を含み且つ600℃以下に保持した溶融塩中にNaを導入してCaを生成する、Na導入によるCa生成工程と、TiCl4 を含む金属塩化物を前記溶融塩中に供給して、前記溶融塩中に生成されたCaと反応させることにより、前記溶融塩中にTi又はTi合金を生成する、還元反応によるTi生成工程と、前記溶融塩中に生成された前記Ti又はTi合金を前記溶融塩から分離するTi分離工程とを含む、Ca還元によるTi又はTi合金の製造方法を要旨とする。
本発明のCa還元によるTi又はTi合金の製造方法においては、例えば溶融塩として溶融CaCl2 が反応槽内に保持される。但し、その溶融塩は融点が600℃以下となるように例えばNaClとの混合溶融塩とされる(図2参照)。この溶融塩にNaを投入すると、NaはCaに変り、しかも、そのCaはNaと異なり溶融塩(CaCl2 )中に溶解した状態となる。そして、この状態で溶融塩中に例えばTiCl4 が供給されることにより、そのTiCl4 が溶融塩中の溶解Caにより還元されて、粉状及び/又は粒状の金属Tiが生成され、生成された金属Tiを溶融塩から分離することにより、電解製造が容易なNaから、サブロクを生じないCaによる直接還元が行なわれることになる。なお、以下の説明では粉状及び/又は粒状の金属TiをTi粒と総称する。
かくして、金属Caの補給なしに、しかもCaの独立した取り扱いを要することもなく、極めて経済的かつ効率的に金属Tiが還元製造されることになる。
加えて、溶融塩中でのCa還元によるTi粒の生成では、還元反応場が広がり、同時に発熱領域も広がる。更に、850℃での蒸気圧はMgが50mmHg(6.7kPa)であるのに対し、Caは2mmHg(0.3kPa)と極めて小さい。この蒸気圧の違いのため、容器上部内面へのTi析出量はMgに比べてCaの方が格段に少ない。従って、本発明のCa還元によるTi又はTi合金の製造方法においては、TiCl4 供給速度の大幅増大も可能になる。
その上、CaはMgより濡れ性(粘着性)が劣る上に、析出Ti粒子に付着するCaがCaCl2 に溶解するので、生成チタン粒子同士の凝集が少なく、焼結も圧倒的に少ない。このため、生成Tiを粉粒状態で反応容器外へ取り出すことができ、連続的なTi製造操作も可能になる。
本発明のCa還元によるTi又はTi合金の製造方法においては、Na導入によるCa生成と、還元反応によるTi生成とを同一反応槽内で行なうことかできる。これにより、設備構成が簡単になり、経済性がより一層向上する。
Caの生成に使用するNaは、NaClを含む溶融塩の電気分解(電解工程)により生成することができる。Naの電解製造は既に確立した技術であり、経済性に優れる。Tiの生成に使用した後の溶融塩(例えば生成Tiから分離した溶融塩)を電解工程に導入するならば、溶融塩、NaといったCa供給源の循環により、Ti又はTi合金の製造をより経済的に行なうことができる。
Naの電解製造(電解工程)では、化学式3に示す反応によりNaが生成される。
Figure 0004347089
この電解工程で注意すべきことは、溶融塩の温度を600℃超に保持し、Naを生成することである。電解工程での溶融塩の温度が600℃以下であると、Caが生成する。電解工程でいま一つ注意すべき点は、陰極側に生成したNaや未反応の混入Naが、陽極側に生成したCl2 と結合してNaClに戻るバックリアクションを防ぐことである。バックリアクションが発生すると、その現象に電解電流が消費されるため、電流効率が低下する。
陰極側に生成したNaが、陽極側に生成したCl2 と結合してNaClに戻るバックリアクションに対しては、電解槽に、槽内の溶融塩の流通を許容しつつ槽内を陽極側と陰極側に仕切り、且つ槽内の陰極側で生成したNaが陽極側へ移動を阻止する隔膜を設けるのが有効である。この隔膜は、反応槽内を陽極側から陰極側へ向かう溶融塩の一方向流と組み合わせるのが有効である。
また、Ti生成に使用した後の溶融塩を電解工程へ導入する場合、溶融塩に含まれる未反応のCaが電解工程へ混入するおそれがある。未反応のCaが電解工程(600℃超)へ混入すると、そのCaがNaに戻り、陽極側に生成したCl2 と結合してNaClに戻るバックリアクションが発生する。これに対しては、Tiの生成に使用した後の溶融塩を電解槽へ導入する前に、電解槽の外で一旦600℃超に昇温するのである。そうすると、溶融塩中の未反応溶解金属が、溶融塩に溶解するCaから溶融塩に溶解し難いNaに変り、Naの分離除去が可能となる。そして、そのNaの分離除去の後に溶融塩を電解槽へ導入するならば、未反応Naの混入及びこれによるバックリアクションが防止される。
電解工程でも溶融塩の温度は600℃超に保持されるので、Na分離工程で溶融塩の温度を600℃超に加熱しても、経済性が特に悪化するということはない。
溶融塩中へのTiCl4 の供給形態としては、TiCl4 を溶融塩中へガス状態で直接供給するのが、溶融塩中のCaに対するTiCl4 の接触効率が高いことから特に好ましいが、TiCl4 液の供給も可能であり、更には溶融塩の液面にTiCl4 液体やガスを供給することも可能である。
そして更に、TiCl4 の供給に関して、TiCl4 のCa還元法では、Mg還元によるクロール法と比べて、次のような興味ある事実も判明した。
Mg還元を用いるクロール法では、溶融Mg液の液面にTiCl4 の液体を供給するが、過去には反応場の拡大を狙って溶融Mg液の液中にTiCl4 のガスを供給することも考えられた。しかし、前述したとおり、Mgの蒸気圧が大きいため、供給ノズルへMg蒸気が侵入し、TiCl4 と反応して供給管を閉塞させてしまう。また、溶融塩中にTiCl4 のガスを供給しても、ノズル閉塞の問題は依然として残る。なぜなら、供給管の閉塞頻度は低下するが、TiCl4 のバブリングにより溶融物が攪拌され、供給ノズルに溶融Mgが到達する場合があるからである。そして何よりも、溶融塩中にTiCl4 を供給しても、その溶融塩中にMgが溶解しないため、溶融塩中ではTi析出反応が起こりにくい。
これに対し、TiCl4 のCa還元法では、溶融塩中にTiCl4 のガスを供給する場合に供給ノズルの閉塞が発生しにくい。このため、溶融塩中へのTiCl4 ガスの供給が可能となる。ノズルが閉塞しにくい理由としては、溶融Caの蒸気圧が小さいことの関与も考えられる。
即ち、TiCl4 のCa還元法である本発明のTi又はTi合金の製造方法においては、TiCl4 のガスや液体を溶融塩中へ直接供給するのが好ましく、ガス状態での供給が特に好ましいが、実際の操業上もこの供給形態が問題なく可能なのである。また、溶融塩の液面にTiCl4 の液体やガスを供給することを妨げないが、これらの供給形態も問題なく可能である。
溶融塩中に生成したTi粒の取り扱いに関しては、反応槽内で溶融塩から分離することも可能であるが、その場合はバッチ方式となる。生産性を高めるためには、生成Tiが粒子状で得られることを利用して、溶融塩と共に反応容器外へ抜き取り、容器外で溶融塩からのTi粒の分離を行うのがよい。機械的な圧縮による絞り操作などにより、Ti粒を溶融塩から簡単に分離することができる。
電気分解で生成されたCl2 の取り扱いについては、これをCとTiO2 に反応させてTiCl4 を生成し、これを反応容器内でのTiの生成反応に使用するのが好ましい。
Tiの原料に関しては、基本的にTiCl4 を使用するが、TiCl4 と他の金属塩化物とを混合して使用することで、Ti合金を製造することも可能である。TiCl4 も他の金属塩化物も同時にCaにより還元されるため、この方法によってTi合金粒を製造することができるのである
生成されるTi又はTi合金のサイズについては、平均粒径で0.5〜50μmが好ましい。なぜなら、この粒サイズで生成したTi又はTi合金は、溶融塩と一緒に流動させることが可能であり、反応槽からの取り出しが容易であるからである。即ち、0.5μm未満では、溶融塩とTi又はTi合金を分離することが困難であり、50μm超では、反応槽からTi又はTi合金を溶融塩と一緒に取り出すことが困難である。
このようなサイズのTi又はTi合金を生成するためには、Ti生成工程に使用される溶融塩中のCa濃度を0.01%以上に管理するのが有効である。このCa濃度が0.01%未満であると、Tiが生成されずにサブロクが生成し、Ti生成効率を低下させることになる。Ca濃度の上限については溶融塩の組成及び温度により決まる。Ca濃度の特に好ましい範囲は0.3%以上である。この濃度であれば局所的なCa濃度の低下が生じても安定してTiが生成され、サブロクの生成によるTi生成効率の低下は生じない。
本発明のCa還元によるTi又はTi合金の製造方法は、TiCl4 を還元する方法であるので、高純度の金属Ti又はTi合金を製造できる。その還元剤にCaを使用し、特に、CaCl2 を含み且つCaが溶解した溶融塩を反応槽内に保持し、その溶融塩中のCaにTiCl4 を含む金属塩化物を反応させて溶融CaCl2 液中にTi粒又はTi合金粒を生成させるので、Tiの原料であるTiCl4 の供給速度を増大できる。更にTi粒又はTi合金粒を生成できることにより、連続的な製法を可能にする。そして何よりも、取り扱いが容易なNaからCaを生成し溶融塩に溶解させるので、高価な金属Caの補充はもとより、取り扱いが難しいCaの操作さえも不要にする。これらにより、高純度の金属Ti又はTi合金を能率よく経済的に製造できる。
以下に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態を示す金属Ti製造装置の構成図である。
本実施形態では、Naの導入によりTiを生成する反応槽1と、生成したTiを分離する分離槽2と、Naを生成する電解槽3とが使用される。
反応槽1は、溶融塩としてCaCl2 とNaClの混合溶融塩を保持しており、より具体的には、融点が600℃以下になる比率で混合されたCaCl2 とNaClの混合溶融塩を、その融点以上、且つ600℃以下の温度で保持している。反応槽1の内部は、隔壁4によりNa導入側と原料導入側とに底部を残して分離されている。
反応槽1では、槽内のNa導入側に溶融Naが導入され、原料導入側の溶融塩中にTiの原料であるガス状のTiCl4 が分散して注入される。溶融塩の温度が600℃以下であることにより、導入されたNaは溶融塩中のCaCl2 と反応してCaを生成する。そのCaは溶融塩に溶解し、反応性の高いCaが溶解したCaCl2 を生成する(化学式2)。
そして、反応槽1内の原料導入側では、その溶融塩中に供給されるTiCl4 が、溶融塩中の溶解Caで還元されることにより、粒子状の金属Tiが生成される。生成されたTi粒は比重差により逐次、原料導入側の底に溜まる。
反応槽1内の原料導入側の底に溜まるTi粒は、その底に存在する溶融塩と共に、反応槽1から逐次抜き出され、分離槽2へ導入される。分離槽2では、反応槽1から溶融塩と共に抜き出されたTi粒が、溶融塩から分離される。具体的には、そのTi粒を圧縮して溶融塩を絞り取る。得られたTi粒は溶解されTiインゴットとされる。
分離槽2では又、槽内の溶融塩の温度が600℃超に保持される。反応槽1から抜き出される溶融塩は使用済みであり、Caを消費されてはいるものの、若干量の未反応Caを含んでいる。分離槽2での溶融塩の温度が600℃超に保持されることにより、未反応のCaが、溶融塩に溶解し難いNaに変り、溶融塩上に浮上分離する(化学式2)。分離したNaを反応槽1内のNa導入側へ戻すことにより、溶融塩中の未反応Caが、Naとして分離除去される。
Ti粒及びNaが分離された溶融塩は電解槽3に導入される。電解槽3では、分離槽2と同様に溶融塩が、Naを生成する600℃超に保持されており、これにより溶融塩中のNaClからNaが電解製造される。即ち、溶融塩中のNaClが陽極5と陰極6の間で電気分解され、陽極5の側でCl2 ガスが発生し、陰極6の側でNaが生成される。
電解槽3の内部は、隔膜7により陽極側と陰極側に分離されている。分離槽2からの溶融塩は、電解槽3内に導入される。隔膜7は、溶融塩の陽極側から陰極側への流動を許容しつつ、陰極6の側で生成したNaが陽極5の側に移動するのを阻止する。
ここで、電解槽3内の陽極側に導入される溶融塩中にNaが混入していると、そのNaが陽極側で発生するCl2 ガスと反応してバックリアクションが発生する。しかるに、本実施形態では、分離槽2でTi粒と共に溶融塩中の未反応CaがNaの形で溶融塩中から除去されている。よって、未反応のNaが電解槽3内の陽極側に混入することによるバックリアクション及びこれによる電流効率の低下が防止される。
つまり、ここにおける分離槽2は、Ti分離工程とNa分離工程を兼ねる構成になっており、反応槽1から抜き出した溶融塩を電解槽3へ導入する前に、溶融塩中の未反応Caを事前にNaに変えて除去することにより、合理的、経済的な操業を可能にする。分離槽2で溶融塩から分離されたNaは反応槽1内のNa導入側へ返送され、ここで600℃以下に温度管理されることによりCaに戻り、還元反応に再使用される。
一方、電解槽3内の陽極側で発生したCl2 ガスは塩化工程へ送られる。塩化工程では、TiO2 がCと共に塩化処理されることにより、Tiの原料であるTiCl4 が生成される。生成されたTiCl4 は反応槽1に導入され、Ca還元によるTi粒の生成に循環使用される。副生するCO2 は系外へ排出される。
このように、本実施形態では、反応槽1内で溶融塩中の溶解Ca還元によるTi粒の生成が行なわれる。Ti粒の生成に伴って消費されるCaは、取り扱いの容易なNaの形で反応槽1内に補充される。このため、固体Caの補充も取り出しも行うことなく、Ca還元による高品質なTi粒が、連続的かつ経済的に製造される。
しかも、そのNaは、使用済みの溶融塩を電解槽3で電気分解することにより製造され、循環使用されるので、外部からのNaの補充さえも必要としない。従って、経済性が特に優れる。
更に、分離槽2では、Ti分離と共にNa分離も行なわれ、電解槽2へのNaの混入が防止れると共に、電解槽3内では、陰極側で生成するNaが陽極側へ流入する事態が回避される。これらのために、電解槽3でのバックリアクションが効果的に防止され、高い電流効率が確保される。
更に又、反応槽1では、溶融塩の温度が600℃以下と低温に保持されているので、炉材の寿命が延び、炉材コストの低減も可能となる。CaはMgと比べて反応性が高く、量産ではCaに長期間耐える炉材の開発が重要な技術課題であるが、600℃以下という低温還元により溶融塩の操業温度が下がり、炉材に対する負荷が軽減されるので、この課題の解決に向けて大きな進展が期待できるのである。
なお、分離槽2内の溶融塩の温度を、反応槽1と同じ600℃以下にすることも当然可能である。
分離槽2及び電解槽3で溶融塩の温度を600℃超に管理する場合、上限温度としては熱効率及び炉材の耐久性の点から800℃以下が望ましい。一方、溶融塩の温度を600℃以下に管理する場合の下限温度は使用塩の融点であり、槽内での温度分布が存在することを考慮すると融点+20℃が特に好ましい。
本発明の一実施形態を示す金属Ti製造装置の構成図である。 CaCl2 とNaClの混合溶融塩における混合比率と融点の関係を示すグラフである。
符号の説明
1 反応槽
2 分離槽
3 電解槽
4 隔壁
5 陽極
6 陰極
7 隔膜

Claims (13)

  1. Caによる還元反応を用いたTi又はTi合金の製造方法であって、CaCl2 を含み且つ600℃以下に保持した溶融塩中にNaを導入してCaを生成する、Na導入によるCa生成工程と、TiCl4 を含む金属塩化物を前記溶融塩中に供給して、前記溶融塩中に生成されたCaと反応させることにより、前記溶融塩中にTi又はTi合金を生成する、還元反応によるTi生成工程と、前記溶融塩中に生成された前記Ti又はTi合金を前記溶融塩から分離するTi分離工程とを含むことを特徴とするCa還元によるTi又はTi合金の製造方法。
  2. Na導入によるCa生成と還元反応によるTi生成とを同一反応槽内で行なう請求項1に記載のCa還元によるTi又はTi合金の製造方法。
  3. NaClを含む溶融塩の電気分解によりNaを生成する電解工程を含み、該電解工程で生成されたNaを前記溶融塩中に導入する請求項1に記載のCa還元によるTi又はTi合金の製造方法。
  4. 前記電解工程では、溶融塩を600℃超に保持する請求項3に記載のCa還元によるTi又はTi合金の製造方法。
  5. 前記Ti又はTi合金から分離された溶融塩を前記電解工程へ供給する請求項3に記載のCa還元によるTi又はTi合金の製造方法。
  6. 前記電気分解に伴って副生するCl2 ガスをTiO2 に反応させてTiCl4 を生成する塩化工程を含み、該塩化工程で生成されたTiCl4 を前記Ti又はTi合金の生成反応に使用する請求項3に記載のCa還元によるTi又はTi合金の製造方法。
  7. 前記Ti又はTi合金から分離された溶融塩を前記電解工程へ供給する前に600℃超に昇温してNaを生成し、生成したNaを分離除去した後に、前記溶融塩を電解工程へ導入するNa分離工程を含む請求項5に記載のCa還元によるTi又はTi合金の製造方法。
  8. 前記Na分離工程は、前記Ti分離工程を兼ねる請求項7に記載のCa還元によるTi又はTi合金の製造方法。
  9. 前記CaCl2 を含む溶融塩は、CaCl2 及びNaClを融点が600℃以下となる比率で含む混合溶融塩である請求項1に記載のCa還元によるTi又はTi合金の製造方法。
  10. 前記混合溶融塩は、更にKCl、LiCl及びCaF2 のうちの少なくとも1種を融点が600℃以下となる比率で含む混合溶融塩である請求項9に記載のCa還元によるTi又はTi合金の製造方法。
  11. 前記TiCl4 を含む金属塩化物は、TiCl4 及び他の金属塩化物を含む混合物である請求項1に記載のCa還元によるTi又はTi合金の製造方法。
  12. 生成されるTi又はTi合金は、粒径が平均で0.5〜50μmの粉粒体である請求項1に記載のCa還元によるTi又はTi合金の製造方法。
  13. 前記Ti生成工程に使用される溶融塩中のCa濃度を0.01%以上に管理する請求項1に記載のCa還元によるTi又はTi合金の製造方法。
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