JP4346025B2 - 椅子のシリンダー取付具 - Google Patents

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Description

この発明は、事務用などの椅子において、座部の下面に固着するシリンダー取付具の改良に関するものである。
一般に、例えば事務用に用いられる椅子は、図5に示すように、座部31の後部に背凭れ部32を取り付けると共に、上記座部31は昇降装置を内装するシリンダー(支柱)33の上端に取り付けられ、このシリンダー33下端にはキャスター34有する複数の脚35を取り付けたものである。そして、上記シリンダー33上端に座部31を取り付けるには、座部31の下面にシリンダー取付具36を固着し、このシリンダー取付具36にシリンダー33の先端を挿入して取り付けている。
このシリンダー取付具として、例えば簡単な構成としては、特許文献1に示すように、取付具中央に回転昇降筒の上端縮径部が固定可能な円筒部を形成したものや、特許文献2に示すように、フレームに支柱が嵌入する筒状体を固着したものがある。
また、例えば図6に示すように、平行に設けた長穴スリット42を有する座板41と、中央にシリンダー(図示せず)が挿入可能な挿入筒部44を有する側面視凹状のシリンダー受具43からなり、上記シリンダー受具43の脚部43aを上記長穴スリット42に挿入し、両者の接合部を溶接45することによって、シリンダー取付具36を構成したものがある。
実開平1−71527号公報(第2図) 特開平5−293022号公報(図1)
しかしながら、上記図6のような構成の従来のシリンダー取付具の場合、全く同一の形状の椅子が大量に生産される場合は、溶接ロボットが生産ラインに導入されており、溶接条件が一定に保たれるので問題はないが、最近は椅子のデザインが多様化しており、椅子の座面や座板のデザインも何通りものパターンがある。そのため、生産工場によっては溶接ロボットを導入せず、手作業で溶接を行うこともある。この場合、溶接は一定の技能・経験を要する作業であり、上記座板とシリンダー受具の接合部の溶接部分に溶接不良を発生する可能性がある。
このように、椅子において、溶接不良等が原因で使用中に座板とシリンダー受具の溶接が外れると、座部全体が傾き、使用者が転落、転倒して怪我をする可能性があり、非常に危険である。そこで、本願は、上記構成のシリンダー取付具において、座板とシリンダー受具の溶接固定を安全確実なものにした椅子のシリンダー取付具を提案するものである。
上記課題を解決するため、本発明では、椅子の座部の下面に固着する座板には、シリンダーの端部が挿入可能な丸穴を設けると共に、この丸穴の周辺の長手方向に所定の間隔を開けて平行に係止スリットを複数設け、この座板に係着するシリンダー受具は側面視を凹状とし、その平面部分の中央にシリンダーの端部が挿入可能な挿入筒部を形成すると共に、両側の脚部の端縁には、上記係止スリットと対応してこの係止スリットに係入可能な係合片を突出して設け、上記座板に上記シリンダー受具を係合させたとき、上記丸穴と上記挿入筒部が一致連通するようにして上記座板とシリンダー受具の接合線を溶接して椅子のシリンダー取付具を構成するという手段を採用した。
そして、上記シリンダー受具の係合片が、後ろ向きに突出する鍵状突出部を有するものであるという手段,または、上記シリンダー受具の係合片が、方形凸状であるという手段を採用した。
また、シリンダー受具の前端を持ち上げて鉛直方向に対し2度傾斜するようにし、座板をシリンダー受具に対して後方に傾けて係着溶接したものであるという手段を採用した。
かかる構成を採用した本発明の椅子のシリンダー取付具は、係合片が係止スリットに係入して座板とシリンダー受具が確実に係合するので、接合部において、溶接の程度に多少のばらつきがあっても、シリンダー受具が座板から脱落することがない。従って、安全なシリンダー取付具を提供できるものである。
また、座板を僅かに後方に傾けて係着溶接するので、座部が僅かに後方に傾き、座り心地の良い椅子を提供できる。
以下、本発明に係る椅子のシリンダー取付具の好ましい実施の形態を図面について説明する。図1は事務用椅子の座部の下面に固着する座板の例を示すものであって、(A)は座板の底面図、(B)は正面図、(C)は右側面図である。実際には、正面図の左側方向が椅子の前部となる。図において、1は座板であって、側面視が概ね逆台形状であり、長手方向の両側部には座部に対する取付片2を所定幅で延設したものである。この取付片2の端部にはねじ等を利用して座部下面に取り付けるための取付穴3、3・・を穿設している。また、座板1の中央には昇降装置を内装するシリンダー(図示せず)の端部が挿入可能な丸穴4を設けると共に、その周辺長手方向に、下述するシリンダー受具が係着可能な係止スリット5、5・・を所定の間隔をあけて平行に設けている。尚、6は背凭れの支柱(図示せず)を固定調節する調整ノブ用の挿入穴であり、また7はシリンダーの頭頂部に設けられる高さ調節用ノブを操作するための操作杆(図示せず)の挿入穴である。
次に、図2は上記座板に取り付けるシリンダー受具の例を示すものであって、(A)は平面図、(B)は図(A)のA−A線断面図、(C)は右側面図である。図において、8はシリンダー受具であって、側面視が凹状であり、平面部分の中央にシリンダー(図示せず)の端部が挿入可能なように所定高さの立ち上がり部からなる挿入筒部9を形成している。また、両側の立ち上がりで脚部10、10を形成し、この脚部10の各上端縁には上述した座板1に設けた係止スリット5、5・・に係入可能な係合片11、11を形成している。この係合片11は、図2(B)に示したように、後ろ向きに突出する鍵状突出部11aを形成することが好ましいが、図2(D)に示すように、単に方形凸状の係合片12であっても良い。
続いて、図3は上記座板1とシリンダー受具8を係合させてシリンダー取付具とした状態を示すものである。シリンダー受具8の各係合片11を対応する係止スリット5に挿入し、右方向(後側)に摺動させることで、鍵状の係合片11と係止スリット5を確実に係合させる。このとき、上記座板1の丸穴4と上記シリンダー受具8の挿入筒部9が一致連通し、シリンダー(図示せず)を挿入すると座板1とシリンダー受具8の位置がずれることが無く、シリンダー受具8が抜け落ちることが無く安全である。
なお、図に示すように、シリンダー受具8の前端は少し持ち上げてシリンダー受具8が鉛直方向に対して約2度傾斜するようにすることが好ましい。これは、座部をシリンダーに固定したときに、座部全体が若干後下がりに傾斜するようにして、座り心地を良くするためである。この状態で、図4に示すように、座板1とシリンダー受具8の接合線を溶接13して両者を確実に固定する。このとき、溶け込みをした溶接材料が、係止スリット5の余白部分5aを埋めていることが好ましい。溶接を確実にして、溶接のはずれがないようにするためである
上述の構成によって、座板1とシリンダー受具8は確実に係着するので、手作業等で溶接の程度に多少のばらつきがあっても、両者の係合部分が外れることはなく、安全なシリンダー取付具を提供できる。
本発明に係る椅子のシリンダー取付具の実施形態における座板の、(A)は底面図、(B)は正面図、(C)は右側面図である。 本発明に係る椅子のシリンダー取付具の実施形態におけるシリンダー受具の、(A)は平面図、(B)はA−A線断面図、(C)は右側面図、(D)は他の実施形態を示す断面図である。 座板とシリンダー受具の係合状態を示す、(A)は底面図、(B)は正面図である。 座板とシリンダー受具の接合部の溶接状態を示す、(A)は底面図、(B)は正面図である。 一般的な事務用椅子の右側面図である。 従来の椅子の座板とシリンダー受具の接合部の溶接状態を示す正面図である。
符号の説明
1 座板
4 丸穴
5 係止スリット
8 シリンダー受具
9 挿入筒部
10 脚部
11 係合片
11a 鍵状突出部
12 係合片
13 溶接

Claims (4)

  1. 椅子の座部の下面に固着する座板には、シリンダーの端部が挿入可能な丸穴を設けると共に、この丸穴の周辺の長手方向に所定の間隔を開けて平行に係止スリットを複数設け、この座板に係着するシリンダー受具は側面視を凹状とし、その平面部分の中央にシリンダーの端部が挿入可能な挿入筒部を形成すると共に、両側の脚部の端縁には、上記係止スリットと対応してこの係止スリットに係入可能な係合片を突出して設け、上記座板に上記シリンダー受具を係合させたとき、上記丸穴と上記挿入筒部が一致連通するようにして上記座板とシリンダー受具の接合線を溶接したことを特徴とする椅子のシリンダー取付具。
  2. 上記シリンダー受具の係合片が、後ろ向きに突出する鍵状突出部を有する請求項1記載の椅子のシリンダー取付具。
  3. 上記シリンダー受具の係合片が、方形凸状である請求項1記載の椅子のシリンダー取付具。
  4. シリンダー受具の前端を持ち上げて鉛直方向に対し2度傾斜するようにし、座板をシリンダー受具に対して後方に傾けて係着溶接したものである請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の椅子のシリンダー取付具。
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