JP4345659B2 - 座席予約システム及びその方法 - Google Patents

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Description

本発明は、列車の座席の予約を処理するためのシステム及び方法に関する。
航空輸送やホテルなどの業界では、収益管理(Revenue Management; 以下RM)技術の活用が盛んである。これは、価格や販売枠などの制御により、一定のリソース(たとえば座席数)で収益を最大化する技術である(非特許文献1及び2参照)。これらの技術は、基本的には収益の期待値が大きくなるように価格や販売枠を調整するというものである。
A Model for Dynamic Airline Seat Inventory Control with Multiple Seat Bookings, Lee and Hersh, Transportation Science, Vol.27, No.3, August 1993 Optimal Dynamic Pricing of Inventories with Stochastic Demand over Finite Horizons, Gallego and van Ryzin, Management Science, Vol.40, No.8, August 1994
一方鉄道業界ではRMを有効活用した例は知られていない。その要因として以下が考えられる。
(1)複数区間が混在しまた予約が座席確定を伴うことにより、在庫数の評価や収益の予測が難しく、航空RMのアルゴリズムを適用できなかった。
(2)航空業界と比べ同一区間で他社と競合するケースが少なく、RMの有用性が不明確であった。
本発明の目的は、鉄道業者の収益を最大化する列車の座席予約システム及びその方法を提供することである。
本発明は、各列車の所定の運行区間の予約定員数と、各列車の運行区間に含まれる各乗車区間の予約受理実績数とを記憶装置(例えば、在庫カウンタ)に保持しておき、予約受付部で、前記記憶装置の保持内容に整合する列車および乗車区間の指定からなる予約要求を受け付け、予約可否判定部で、指定列車の各乗車区間における予約受理実績数から指定列車の隣り合う各停車駅間を乗車区間として含む旅客の予約受理実績数を算出し、この各停車駅間の予約受理実績数と記憶装置内の指定列車の予約定員数とを比較し、その比較結果に応じて予約要求に対する空席の有無を判定し、予約是非判定部で、予約可否判定部によって空席ありと判定された場合に、指定列車の各区間の料金情報と需要情報とに基づいて、予約要求を受理または拒絶した場合の指定列車の最終的な売上げ予想値を算出し、それらの比較結果に応じて予約要求受理の是非を判定し、予約要求の受理を是認すると判定した場合に、指定された列車および区間に対応する記憶装置内の予約受理数を更新する。
本発明によれば、鉄道業者の収益を最大化することができる。
本発明では以下の手段(1)(2)を組み合わせてもちいる。
(1)予約の時点では座席を確定せず、各列車・区間の予約数を保持する。
従来の列車予約は座席確定をともなうため、予約要求の区間・座席割当によっては細切れの空席が生じ、実質的な空席数は不明確であった。一方上記のように座席をあとで適切に割当てることにすれば、「予約要求が受理可能」であることと「各隣接停車駅間で乗車人数が定員未満」であることとは同値となり、したがって予約要求の受理可能性の判定、ひいてはその場合の収益の評価も非常に容易となる。とくに、各列車・区間の需要予測ができれば、それぞれを何件ずつ予約受理すれば収益最大化できるかは線形計画問題に帰着し、効率的に解くことができる。
(2)予約是非判定部を設け、予約要求を受理すれば最終的な収益が増加すると期待できる場合に限り予約要求を受理する。
一般に鉄道の料金は距離逓減性(遠いほど割安になる傾向のこと)があるため、座席の稼働率が同程度なら短い区間の旅客を多数乗せるほうが、長い区間の旅客を少数乗せるよりも収益が大きくなる。すなわち、鉄道の場合は競合路線などがなくてもRMによる増収効果が期待できる。
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。
本発明による収益管理機能つき列車予約システム1000の構成例を、図1をもちいて説明する。列車の予約を希望する旅客は、予約端末1110から後述する予約処理をおこない、予約システム1000から「予約受理」または「予約謝絶」の回答を得る。予約システム1000はあらかじめ座席管理部1180から座席枠を確保し、在庫カウンタ1170に格納しておく。座席枠とは各列車の所定区間・所定個数(以下座席枠の定員と呼ぶ)の座席からなる。予約システム1000はこの座席枠を切り売りするものとする。たとえば、全列車についてA駅からC駅までの区間の座席を100席確保したものが座席枠であり、列車1のA駅−B駅間を20席分、列車1のA駅−C駅間を80席分、列車1のB駅−C駅間を20席分、それぞれ予約を受理する、といった具合に部分区間を売るのが切り売りである。座席確定等は、本予約システム外で別途のタイミング(所定の座席確定期限など)でおこなう。座席枠の区間や定員は列車ごとに異なってもよく、また1本の列車が複数の座席枠(たとえば二人向け枠、禁煙枠、など)をもってもよい。
在庫カウンタ1170は、列車ごとに、座席枠の定員、現時点までの各区間の予約人数をあらわす「予約数」の三角表、現時点以降の各列車・区間の予約受理数上限をあらわす「論理在庫数」の三角表、を保持する。図3の例は、列車001にはA,B,Cの3つの停車駅があり、座席枠の定員は全区間を通じて100人であり、区間ABに25人、区間BCに40人、区間ACに30人の予約がすでに入っており、対応する論理在庫数が28,13,17席である様子をあらわしている。また予約数の三角表から、隣接する各停車駅間の乗車人数も容易に算出でき、図3の右下部に示す形で保持しておくと便利である。この例ではAB間、BC間の乗車人数はそれぞれ55人、70人である。あらたに予約を受理する場合は、対応する列車・区間の予約数に1を加え、同じく論理在庫数から1を引く。論理在庫数の初期設定方法については後述する。各列車の座席枠定員は所与であるが、鉄道の場合は複数の乗車区間が混在するため、座席枠定員を各区間向けに配分するという意味で論理在庫数には“設定”が必要である。またこの設定が収益最大化のカギでもある。
予約受付部1120では、予約端末1110からの予約要求を待ち、予約要求があり次第、予約可否判定部1130および予約是非判定部1140に予約可否および是非を問合せ、予約可かつ予約是との回答が出た場合は「予約受理」の回答を予約端末1110に返しまた在庫カウンタを更新し、それ以外の場合は「予約謝絶」の回答を予約端末1110に返す。予約可否判定部1130は、予約受付部からの要請により指定された列車・区間の予約可否の判定をおこなう。具体的には、在庫カウンタ1170の座席枠定員と隣接停車駅間乗客数(図3右下部に示すように予約数から算出される)とを参照し、予約要求された列車・乗車区間に含まれる全ての隣接停車駅間乗車人数が座席枠定員より小さければ乗車区間を通して空席ありすなわち「予約可」、そうでなければ「予約不可」と判定する。座席位置を確定しないので、このようにカウンタを参照するだけで予約可否を判定できるのである。予約是非判定部1140は、予約受付部からの要請により指定された列車・区間の予約是非の判定をおこなう。ここでは本来、予約を受理した場合と謝絶した場合とで予約受付期間終了時の収益予想値を比較し、前者の収益予想値のほうが大きい場合は「予約是」、その他の場合は「予約不可」と判定する。ただしこの処理は、後述のとおり論理在庫数の初期設定という形で一括実行し在庫カウンタ1170に格納しておくことができ、その場合の具体的な処理としては、予約要求に対応する列車・区間の論理在庫数が正であれば「予約是」、そうでなければ「予約不可」と判定する。なお、いわゆる機会損失と料金の距離逓減性とのため、予約を受理しても収益期待値があがるとは限らないことを注意しておく。もっとも簡単な例として、A駅−C駅間で座席枠が1席分だけあり、A駅−B駅間(料金4000円)・B駅−C駅間(料金5000円)・A駅−C駅間(料金6000円)の需要が1席ずつあるとわかっており、たまたまA駅−C駅の予約が最初にきたとする。これを受理すれば6000円の売上になるが、あとからくるであろうA駅−B駅間とB駅−C駅間の計9000円分の予約を受けられず、差し引き3000円収益が低下するであろう。
予約端末1110は、旅客からの入力を受け付ける入力装置と、プログラムやデータを記憶する記憶装置と、プログラムに従ってデータを処理する処理装置と、外部と通信するための通信装置と、データを表示する表示装置とを備えるのが好ましい。列車予約システム1000は、プログラムやデータを記憶する記憶装置と、プログラムに従ってデータを処理する処理装置とを備えるのが好ましい。座席管理部1180は、プログラムやデータを記憶する記憶装置と、プログラムに従ってデータを処理する処理装置とを備えるのが好ましい。予約受付部1120は、処理装置及び通信装置を備えるのが好ましい。予約可否判定部1200、予約是非判定部1140及び需要予測部1150は、プログラムに従って処理装置が動作することによって実現される。在庫カウンタ1170及び料金管理部1160は、記憶装置である。
予約処理フローの例を、図2をもちいて説明する。通常の列車予約処理との特徴的な相違点は、収益評価にもとづく予約是非判定処理2130が含まれること、予約結果回答2150〜予約結果表示2030において座席が確定しないこと、の2点である。予約端末側の処理の流れは以下のとおりである。旅客端末を操作するのは、予約を希望する旅客自身または予約システム係員である。
ステップ2010:日付・列車などの予約条件を入力する。決済が必要な場合はクレジットカード番号などの決済情報も合わせて入力するが、ここでは省略する。
ステップ2020:内容確認の上システムに予約要求をおこなう。
ステップ2030:システムから予約受理または謝絶の回答を受け取り、端末に表示する。
これに対するシステム側の処理の流れは以下のとおりである。各ステップは図1の各処理部で実行される。
ステップ2105:予約受付部1120は座席管理部1180から各列車の座席枠を確保してその定員を在庫カウンタ1170に格納し、また在庫カウンタ1170の各列車・区間の予約数を0に初期化する。予約是非判定部1140は、後述するように、各列車・区間の論理在庫数を初期設定して在庫カウンタ1170に格納する。
ステップ2110:予約受付部1120は予約端末からの予約要求を待ち、要求を受け次第、次のステップに進む。
ステップ2120:予約可否判定部1130は先に述べたとおり予約可否の判定をおこなう。ここでは、空席があれば予約可能として2130に進み、そうでなければ予約不可能として2150に進む。
ステップ2130:予約是非判定部1140は先に述べたとおり予約是非の判定をおこなう。
ステップ2140:予約受付部1120は、2120で「予約可」かつ2130で「予約是」の場合、先に述べたとおり在庫カウンタ1170を更新する。
ステップ2150:予約受け付け部1120は、予約結果を回答する。2120で「予約可」かつ2130で「予約是」の場合は「予約受理」、その他の場合は「予約謝絶」と判定し、必要に応じて予約IDなどの情報と合わせて予約端末に送る。
空席照会処理も予約処理と同様である。ただし、予約端末側のステップ2010で決済情報が不要なこと、予約システム側のステップ2140で在庫データを更新しないこと、などが異なる。
ステップ2105・予約是非判定部1140における論理在庫数の算出方法を説明する前に、需要予測部1150が保持するふたつのモデルについて説明する。
図4は、指定した時刻から予約期間終了までに各列車の各区間に何人の予約要求がくるかの予測値を算出する需要予測モデルを説明する図である。このようなモデルは、たとえば予約要求の履歴を予約受付部1120で収集しておき、予測対象の日時と似た傾向の日(たとえば前週同日、前月同日など)の同じ列車・区間の予約実績値を予約対象日時の予測値として算出することで実現できる。すなわち、列車・区間ごとに、単位時間あたりの予約発生数λの実績値を指定時刻から予約期間終了まで累加した量∫λ・dtを需要予測値とすればよい。
図5は、旅客が予約を拒絶された場合の代替行動のモデルを説明する図である。これは、予約要求の属性(列車T1、利用区間I)に、謝絶時の代替行動パターン(別の列車T2の選択)とその選択確率p=p(T1,T2|I)を対応させるものである。たとえば表5010および表5020は、列車001の区間A−Bを予約しようとして拒絶された旅客が当初の希望の直前の列車を予約要求しなおす確率が0.3、直後の列車を予約要求しなおす確率が0.5、予約をとりやめる確率が0.05、といった状況を表している。このようなモデルは、たとえば予約要求およびその回答の履歴を予約受付1120部で収集しておき、過去の同じ曜日の謝絶時代替行動の実績値を予約対象日時の予測値として算出することで実現できる。
論理在庫数L=L(T,1)(現時点から数えた予約受理数の上限)の算出方法の流れを、図6をもちいて説明する。
ステップ6010:料金管理部1160から、各区間Iの料金表F=F(I)を取得する。ここでは簡単のため料金クラスはひとつとするが、エコノミー/ノーマル/プレミアムなどと複数の料金クラスがあっても以下の説明はなりたつ。料金表は、料金管理部1160内に保持していてもよいし、外部から取得してもよい。
ステップ6020:需要予測部1150から、各列車T・各区間Iの、現在以降の需要予測値D=D(T,I)および謝絶時の各列車T2への代替選択確率p=p(T,T2,I)を取得する。
ステップ6030:カウンタ在庫1170から、各列車Tの座席枠定員S=S(T)および各列車T・区間Iの予約数N=N(T,I)を取得する。
ステップ6040:収益の期待値Rを最大にするよう、各列車T・各区間Iの論理在庫数すなわち現時点以降の販売許容数L=L(T,I)を算出する。
上記ステップ6040の処理を、代替選択モデル5010〜5020の想定に応じて2とおりに分けて説明する。
まず、謝絶時には必ず列車利用をとりやめる(p(T1,T2|I)≡0)と想定した場合について説明する。航空業界のRMの想定(謝絶時は他社便を利用)はこれである。この場合、ステップ6040の処理は、下記の制約条件(1)(2)および最大化すべき評価関数(3)からなる比較的小規模な線形計画問題を解くことに帰着し、市販の線形計画法ソルバをもちいて容易に解を得ることができる。制約条件(1)は、需要予測値の範囲で予約を受理することをあらわす。制約条件(2)は座席枠定員の制約である。I⊃Jは、列車Tが乗車区間Iの両端駅にとまり、かつ旅客の乗車区間Iが列車Tの停車駅間Jを含むことをあらわす。最大化すべき評価関数(3)は、論理在庫数Lの状況に応じた、現時点以降得られるであろう収益額期待値である。以上により、座席枠制御による収益最大化が可能となった。
(1)L(T,I)≦D(T,I) ∀列車T、区間I
(2)ΣI:I⊃J N(T,I)+L(T,I)≦S(T) ∀列車T、停車駅間J
(3)R=ΣT,I F(I)・L(T,I)
次に、より一般に代替選択モデルをマルコフ過程(遷移確率がp)と想定した場合にも適用可能な方法の例を説明する。鉄道業界では、謝絶時は前後の列車を利用する旅客が多く、この想定に近いと想像できる。これはつぎの3段階からなる。
(1)収益Rを論理在庫数L=L(T,I)の関数R=R(L)として構成する。詳細は後述する。
(2)論理在庫数の「初期解」L=Lを与える。たとえば、上記p≡0の場合の最適論理在庫数をLとすればよい。
(3)収益Rが大きくなる論理在庫数Lを探索する。たとえば、Rが増える方向にLを摂動させ、これを収束まで繰り返せばよい。
以下(1)における収益関数の構築方法を説明する。まず記号を用意する(これまででてきた記号の一部には時刻の添え字tを加えた)。
tmin、tmax、tは、予約期間中の開始時刻、終了時刻、任意の時刻を示す。F=F(I)は、区間Iの料金を示す。N=N(T,I;t)は、時刻tまでの(以下同様)、列車T・区間Iの予約数を示す。M(I;t)=[N(T1,I,t) N(T2,I;t) …]^Tは、予約数Nを全列車について並べたベクトルを示す。δ(T,I;t)は、在庫量L(T,I)>予約数N(T,I;t)なら1、そうでなければ0を返す、予約受理関数を示す。Δ(I;t)=diag(δ(T1,I;t) δ(T2,I;t) …)は、予約受理関数δを列車順にならべた対角行列を示す。λ(T,I;t)は、列車T・区間Iの予約要求の発生率(単位時間あたりの件数)を示す。Λ(I;t)=[λ(T1,I,t) λ(T2,I;t) …]^Tは、予約発生率λを全列車について並べたベクトルを示す。P(I)=(p(Ti,Tj,I))ijは、謝絶時の列車代替選択確率pを成分とする確率遷移行列を示す。なお添え字としては明示しないが、λ、Λ、δ、Δ、N、Mは、論理在庫数Lに依存する量である。
以上の記号にもとづいて
Q(I)=Δ+Δ・P・(1−Δ)+Δ・{P・(1−Δ)}^2+…
=Δ・{1−P・(1−Δ)}^−1
とすると、容易にわかるように、予約発生率Λに対し、0回以上の謝絶を経た最終的な予約受理発生率はQ・Λである。したがって、区間別の予約受理数M=M(I;t)はつぎの微分方程式にしたがう。
dM(I;t)/dt = Q・Λ
このとき、全体としての最終的な収益Rは
R=Σ F(I)・M(I,tmax)
で与えられる。以上により、収益Rを論理在庫数Lの関数として構築でき、上記(1)〜(3)により座席枠制御による収益最大化が可能となった。
本発明は、列車の座席予約に適用可能である。
収益管理機能つき列車予約システムの構成を説明する図である。 予約処理の流れを説明するフローチャートである。 在庫カウンタの概念を説明する図である。 需要予測モデルを説明する図である。 予約謝絶時の旅客行動モデルを説明する図である。 予約是非判定にもちいる販売枠の算出方法を説明する図である。
符号の説明
1000…収益管理機能つき列車予約システム、
1110…予約端末、
1120…予約受付部、
1130…予約可否判定部、
1140…予約是非判定部、
1150…需要予測部、
1160…料金管理部、
1170…在庫カウンタ、
1180…座席管理システム、
1190…決済システム。

Claims (6)

  1. 旅客からの予約要求を受け付ける予約端末と接続された列車の座席の予約を処理する座席予約システムにおいて、
    前記予約端末から、当該予約端末に対する前記旅客からの操作に応じた予約要求であって、前記記憶装置の保持内容に整合する列車および乗車区間の指定を含む予約要求を受け付ける予約受付部と、
    前記予約受付部での受け付けに応じて、各列車の所定の運行区間の予約定員数と、各列車の前記所定の運行区間に含まれる各乗車区間の予約受理実績数とを保持する記憶装置と、
    前記予約要求に含まれる前記指定された列車の前記各乗車区間における前記記憶装置内の予約受理実績数を、前記指定された列車の隣り合う各停車駅間を乗車区間に含む旅客の予約受理実績数に演算し、演算後の前記指定された列車の各停車駅間の予約受理実績数と前記記憶装置内の前記指定された列車の前記所定の運行区間の予約定員数とを比較し、その比較結果に応じて前記予約要求に対する空席の有無を判定する予約可否判定部と、
    前記予約可否判定部によって空席ありと判定された場合に、予め料金管理部に格納された各列車の各乗車区間の料金情報および前記予約受理実績数について、予測対象日時に似た傾向の日時における単位時間当たりの予約実績値を、指定時刻から予約終了日時まで累積して算出する需要要求であって、前記各乗車区間に何人の予約要求が来るかを示す需要情報基づいて、前記予約要求を受理または拒絶した場合の最終的な前記指定された列車の売上額予想値をそれぞれ算出し、それらの比較結果に応じて前記予約要求受理の是非を判定し、前記予約要求の受理を是認すると判定した場合に、前記記憶装置内の前記指定された列車の前記指定された乗車区間に対応する前記予約受理実績数を更新する予約是非判定部とを備え
    前記予約是非判定部は、前記予約受付部で収集され前記記憶装置に記憶された予約要求を拒絶された場合の旅客の過去の代替列車等選択行動の実績値に基づいて、前記予約要求を受理および拒絶した場合の最終的な前記各列車の売上額合計の予想値をそれぞれ算出し、それらの比較結果に応じて前記予約要求の受理の是非を判定することを特徴とする座席予約システム。
  2. 各列車について所定の座席確定期限に到達した場合に、前記予約要求受理された旅客に座席を割り当てる座席割当部と、
    割り当てられた前記座席を前記予約要求受理された旅客に通知する座席通知部とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の座席予約システム。
  3. 前記料金情報は、前記乗車区間が長くなるほど距離単価が逓減し、
    前記予約可否判定部は、前記指定された列車の隣り合う各停車駅間であって前記指定された乗車区間に含まれるものすべてについて、前記演算後の停車駅間の予約受理実績数が前記指定された列車の前記所定の運行区間の予約定員数より小さい場合に、空席ありと判定し、
    前記予約是非判定部は、前記予約可否判定部において空席ありと判定され、かつ前記予約要求を受理した場合の最終的な列車売上げ予想値が前記予約要求を拒絶した場合の最終的な列車売上げ予想値以上である場合に、前記予約要求の受理を是認することを特徴とする請求項1または2の何れかに記載の座席予約システム。
  4. 旅客からの予約要求を受け付ける予約端末と接続された列車の座席の予約を処理する座席予約システムによる座席予約方法において、
    前記予約端末から、前記座席予約システムの予約受付部が、当該予約端末に対する前記旅客からの操作に応じた予約要求であって、前記記憶装置の保持内容に整合する列車および乗車区間の指定を含む予約要求を受け付け、
    前記座席予約システムの記憶装置が、前記予約受付部での受け付けに応じて、各列車の所定の運行区間の予約定員数と、各列車の前記所定の運行区間に含まれる各乗車区間の予約受理実績数とを保持し、
    前記座席予約システムの予約可否判定部が、前記予約要求に含まれる前記指定された列車の前記各乗車区間における前記記憶装置内の予約受理実績数を、前記指定された列車の隣り合う各停車駅間を乗車区間に含む旅客の予約受理実績数に演算し、演算後の前記指定された列車の各停車駅間の予約受理実績数と前記記憶装置内の前記指定された列車の前記所定の運行区間の予約定員数とを比較し、その比較結果に応じて前記予約要求に対する空席の有無を判定し、
    前記座席予約システムの前記予約可否判定部によって空席ありと判定された場合に、予め料金管理部に格納された予約是非判定部が、各列車の各乗車区間の料金情報および前記予約受理実績数について、予測対象日時に似た傾向の日時における単位時間当たりの予約実績値を、指定時刻から予約終了日時まで累積して算出する需要要求であって、前記各乗車区間に何人の予約要求が来るかを示す需要情報に基づいて、前記予約要求を受理または拒絶した場合の最終的な前記指定された列車の売上額予想値をそれぞれ算出し、それらの比較結果に応じて前記予約要求受理の是非を判定し、前記予約要求の受理を是認すると判定した場合に、前記記憶装置内の前記指定された列車の前記指定された乗車区間に対応する前記予約受理実績数を更新し、
    前記座席予約システムの予約是非判定部による前記予約要求の受理の是非の判定は、前記予約受付部で収集され前記記憶装置に記憶された予約要求を拒絶された場合の旅客の過去の代替列車等選択行動の実績値に基づいて、前記予約要求を受理および拒絶した場合の最終的な前記各列車の売上額合計の予想値をそれぞれ算出し、それらの比較結果に応じて前記予約要求の受理の是非を判定することを特徴とする座席予約方法。
  5. 各列車について所定の座席確定期限に到達した場合に、前記予約要求受理された旅客に座席を割り当てる座席割当部と、
    割り当てられた前記座席を前記予約要求受理された旅客に通知する座席通知部とを備えたことを特徴とする請求項4に記載の座席予約方法。
  6. 前記料金情報は、前記乗車区間が長くなるほど距離単価が逓減し、
    前記予約可否判定部は、前記指定された列車の隣り合う各停車駅間であって前記指定された乗車区間に含まれるものすべてについて、前記演算後の停車駅間の予約受理実績数が前記指定された列車の前記所定の運行区間の予約定員数より小さい場合に、空席ありと判定し、
    前記予約是非判定部は、前記予約可否判定部において空席ありと判定され、かつ前記予約要求を受理した場合の最終的な列車売上げ予想値が前記予約要求を拒絶した場合の最終的な列車売上げ予想値以上である場合に、前記予約要求の受理を是認することを特徴とする請求項4または5の何れかに記載の座席予約方法。
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