JP4345022B2 - 多段式廃棄物収容容器 - Google Patents

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Description

本発明は、主に多段式の廃棄物収容容器に関し、特に、樹脂等を用いた袋状の収容部を有する廃棄物収容容器に適用して有効な技術に関するものである。
現在、一般家庭或いは事業所等で生じた廃棄物は、再利用によって資源を有効活用し、併せて処理する廃棄物の減量を図るために、その種類によって分別し、例えば焼却処分をする可燃物と焼却に適さず埋め立て等の処理を行なう不燃物とに分けて、種類によって定められた日に収集されている。
その収集では、廃棄物を樹脂製の袋に収容して指定された収集所に出されたものを、地方自治体の収集車が巡回して収集を行なっている。用いられる樹脂製の袋としては、ごみ袋と呼称されている地方自治体の推奨する樹脂製の収集袋が用いられており、他に、販売した商品を収納するために商店等が配付している、レジ袋と呼称されている樹脂製の袋が用いられる場合もある。
このため、家庭では一端ごみ箱等の容器に収容した廃棄物を、収集のための袋に移し変える必要がある。そこで、こうした移し変えの手間を省くために、容器に収集のための袋を取り付けることが考えられている。
例えば、下記特許文献1には合成樹脂フィルム製のごみ袋を保持する装置が記載されており、この装置を用いてごみ袋に直接ごみを入れることが提案されているが、収容したごみの重さで袋が容器の底に落下する、袋の端部が倒れこんで開口を保てない等の問題が生じ、その結果として、袋と容器との間にごみが溜まり衛生上の或いは美観上の問題となることがある。こうした問題を回避するために、出願人は、簡単な操作で、袋の端部を容器にしっかりと固定することが可能な技術を特願2005−318974号として出願している。
特開平11−124202号公報
従来、廃棄物の分別は、焼却処分をする可燃物と焼却に適さず埋め立て等の処理を行なう不燃物とに、分けられていたが、近年、再利用の観点から、材料の違いによって不燃物を例えば金属、ガラス、樹脂等にさらに区分して、可燃物から例えば紙類、布、樹脂等にさらに区分して、収集する場合があり、地方自治体によって対応は異なるが、分別の種類を増加させる傾向にある。このような分別に合わせて、複数の容器を用意する場合には、場所の問題等が重要な解決課題となる。
本発明の課題は、これらの問題点を解決し、場所をとらずに複数種の収容物を分別して収容することが可能な技術を提供することにある。本発明の前記ならびにその他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
廃棄物を収容する袋状の収容部の開口端部を固定する矩形環状の枠体を、前記枠体に一体となったアジャスタによって支柱に片持ち式に固定し、前記支柱には、複数の枠体が支柱に沿って上下に多段式に取り付けられている。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
(1)本発明によれば、複数の枠体が支柱に沿って上下に多段式に取り付けられていることで、設置する場所をとらず複数種類の廃棄物の分別収容が可能になるという効果がある。
(2)本発明によれば、支柱に枠体を片持ち支持することで、容器の前面が開放され、収容部への廃棄物の投入が容易となり、廃棄物を収容した収容部を取り外す際にも、容器の前面或いは側面から、容易に取り出すことが可能になるという効果がある。
(3)枠体は支柱に沿って移動が可能であることから、適宜の高さで枠体を固定し最適な間隔で配置することが可能になるという効果がある。
(4)本発明によれば、支柱に枠体を片持ち支持しているので、容器の前面及び側面が開放されているため、廃棄物を収容した収容部を取り外す場合に、収容部の端部の係止状態を解除して、そのまま水平方向に収容部を取り出すことが可能となるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
図1は、本発明の一実施の形態である廃棄物収容容器を示す側面図であり、図2は、収容容器に用いられる枠体を示す平面図であり、図3は枠体の取り付け状態を拡大して示す部分側面図である。なお、図3中では説明のために、袋状の収容部1の開口端部は、右半分のみを破線にて図示し、その露出部分には斜線を付した。
本実施の形態の収容容器は、廃棄物を収容する袋状の収容部1の開口端部を、樹脂を用いた矩形環状の枠体2に取り付けられた係止部3,4によって固定されており、この枠体2をアジャスタ5によって支柱6に片持ち式に固定している。支柱6には、複数の枠体2が支柱6に沿って上下に多段式に取り付けられている。このように多段式に複数の収容部1を配置することで、設置する場所をとらず複数種類の廃棄物の分別収容が可能になる。
本実施の形態に用いられている収容部1は樹脂製のレジ袋であり、その開口端部には運搬時に取手とするための環状端部1aと、互いに結び合わせて収容物の転落を防止するための短冊状端部1bが、夫々2箇所に対向させて設けられている。
こうした開口端部に対応して、枠体2の係止部3,4としては、環状端部1aを引っ掛けて係止する固定式の係止部3と、短冊状端部1bを係止する可動式の係止部4が、夫々2箇所に対向させて設けてある。
枠体2は、内壁2aと外壁2bとを上辺2cで一体化した構造となっており、固定式の係止部3は、外壁2bから下方に向かって部分的に延在し、環状端部1aを引っ掛ける構成となっている。
図4乃至図9は、可動式の係止部4を拡大して示す図であり、係止を解いた状態の側面図を図4に、その断面図を図5に夫々示し、係止前の状態の側面図を図6に、その断面図を図7に夫々示し、係止した状態の側面図を8図に、その断面図を図9に夫々示してある。
可動式の係止部4は、内壁2aと外壁2bとの間の間隙に取り付けられており、固定ピン7によって枠体2に取り付けられるスライダ8と、短冊状端部1bに接触しこれを係止するストッパ9とが連結部10を介して接続されている。また、側面図ではスライダ8を明示するために、外壁2bは、その部分を適宜に切り欠いて示してある。
スライダ8には長円形の溝が設けられ、この溝に固定ピン7の軸が嵌合しており、スライダ8は固定ピン7の軸に対しての回動と、固定ピン7の軸に対しての摺動が可能であり、内壁2a及び外壁2bに沿って方向及び位置を変えることができる。
スライダ8の端部に設けた軸8aには、連結部10の一端に設けた孔が嵌合しており、連結部10の他端に設けた孔にはストッパ9の下よりの端部から側方に設けた軸9aが嵌合しており、ストッパ9端部の軸9aとスライダ8端部の軸8aは直交しており、ストッパ9は端部の軸9aを中心として回動して方向を変え、内壁2a及び外壁2bに沿った形態と内壁2a及び外壁2bに垂直な形態とをとることができる。
図4及び図5に示す係止を解いた状態では、スライダ8の溝のストッパ9から離れた位置に固定ピン7の軸があり、いわばスライダ8が伸びた状態となりストッパ9は内壁2aと外壁2bとの間の間隙から外された状態で、内壁2aの下端とストッパ9の上端とが離れた状態となっている。
図6及び図7に示す係止前の状態では、ストッパ9を軸9aに対して回動させて、ストッパ9の上端が手前に開く形態として、収容部1の短冊状端部1bをストッパ9と内壁2aとの間に挟み込むのを容易にする。
この状態で、枠体2の内側に収容部1を入れて内壁2aに沿って収容部1を開口させ、収容部1の開口端部を枠体2の外壁2b外面に折り重ね、収容部1の短冊状端部1bをストッパ9と内壁2aとの間に挟み込んだ後に、ストッパ9を図4及び図5に示した位置に戻す。この状態から、ストッパ9を押し上げて図8及び図9に示す短冊状端部1bをストッパ9によって係止した状態とする。
係止した状態ではスライダ8の溝のストッパ9に近い位置に固定ピン7の軸があり、いわばスライダ8が縮んだ状態となる。固定ピン7の間隔は、係止部4の寸法即ちストッパ9及び連結部10の幅とスライダ8の溝の形状を基にして、力のかからない状態で必要となる幅よりも、少し狭めてある。
このため、固定ピン7に拘束されることで、係止の状態では係止部4の弾性によって係止部4に幅を縮小する方向の弾性応力が生じることになる。図8に示すように、この状態ではスライダ8はストッパ9側を上に向かせているため、前記弾性応力によって係止部4には上向きの力が与えられることによる。
図10に、係止状態の固定部5と袋状の収容部1との関係を示す部分拡大縦断面図を示す。この図では、説明のために収容部1の膜厚を誇張して示してある。
ストッパ9にはテーパがついており、このストッパ9の形状に合わせて枠体2の内壁2a及び外壁2bの形状が決められている。このため、枠体2の内壁2aと外壁2bとの間にストッパ9が楔状に嵌合し、前述した上向きの力が働くことによって、ストッパ9は、図10中の左右方向に働く弾性力によって、内壁2a及び外壁2bに圧接されることになる。
このため、ストッパ9と内壁2a或いは外壁2bに挟まれた短冊状部分1bはストッパ9と内壁2aあるいは外壁2bとによって押さえつけられることになり、収容物の重さによって短冊状部分1bに力が加えられても、ずれることがない。また、ストッパ9は中空とすることで図10中の左右方向に働く弾性力を増加させてある。
さらに、ストッパ9の背面には部分的に突起となる段差9bが設けてあり、この段差9bが短冊状部分1bに食い込むためにこの部分の摩擦力が最大となっている。このため、収容物の重さによって短冊状端部1bに力が加えられて、短冊状端部1bとストッパ9の背面に接する部分とがずれかけた場合には、この部分に上向きの力が加わることになる。
この力は他の部分よりも摩擦力が強いストッパ9の背面に上向きの力を与えることになる。ストッパ9に作用した上向きの力によって、ストッパ9と枠体2との圧接力を増加させることになり、力の増加に対して圧接力を増加させることで、短冊状部分1bの移動を防止することができる。
このため、ストッパ9に短冊状端部1bを挟んで押し込むだけの簡単な動作で、収容部1の端部を確実に固定することが可能になる。また、収容部1を取り外す際も、ストッパ9を押し下げるだけの簡単な動作で、収容部1の端部の係止状態を解除することが可能である。
枠体2が取り付けられた支柱6の下端は底部枠体11に固定され、支柱6の上端には、キャップ12を取り付けてある。底部枠体11は収容物から水分が漏れ出す場合或いは微細なごみがこぼれる場合等に周囲が汚されるのを防止するためにトレイ状となっており、底部枠体11の下面には、容器の移動を容易にするためのキャスタ13が取り付けられている。なお、支柱6は適宜の長さに切断することにより、その長さを調整して最適な状態とすることが容易に可能となる。
本実施の形態では、支柱6に枠体2を片持ち支持することで、容器の前面が開放され、収容部1への廃棄物の投入が容易となり、廃棄物を収容した収容部1を取り外す際にも、容器の前面或いは側面から、容易に取り出すことが可能になるという利点がある。
枠体2の背面に近い隅には孔が設けられており、この孔に支柱6を貫通させて、アジャスタ5を締め付けて、枠体2を支柱6に固定している。枠体2は支柱6に沿って移動が可能であり、適宜の高さで枠体2を固定し最適な間隔で配置することができる。
支柱6は、円筒状に成形した金属のパイプに樹脂の被覆が施されている。枠体2が片持ち支持となっているので、枠体2の自重によって枠体2はアジャスタ5の端部が支柱6に接触しこの接触部分の抵抗によって、枠体2が支柱6に係止され、ある程度の荷重は支えることができる。従って枠体2の取り付け部近傍を持って支柱6に沿って上下に移動させ、適宜の位置で手を離しても枠体2が落下することがないので、この状態でアジャスタ5を締めて枠体2を支柱6に固定する。
また、家庭内で生じる廃棄物の場合には、水分を含んだ生ごみ等を除けば、容積に比較して重量の軽いものが多いので、収容物の重量が小さい場合にはアジャスタ5を締めない状態で使用することも可能である。
また、廃棄物を収容した収容部1を取り外す場合に、上段の収容部1が邪魔になることに加えて、樹脂製の袋を用いた収容部1は廃棄物を入れることで変形するので、枠体2から上方に取り出すことが容易ではない。更に、本実施の形態では、柱の脇や流しの脇等の狭い場所に設置する場合を想定して、収容容器の幅に対して奥行きが大きな構成としているため、より取り出しが困難になることが考えられる。
そのような場合に、本実施の形態では、キャスタ13によって容易に全体を引き出すことが可能であり、引き出した状態では、支柱6に枠体2を片持ち支持しているので、容器の前面及び側面が開放されているため、収容部1の端部の係止状態を解除して、そのまま水平方向に収容部1を容易に取り出すことが可能となる。この際に、枠体2の上下への移動が簡単であることを利用して、場合によっては、枠体2を上下に移動させることで、更に取り出しを容易にする利便性もある。
なお、収容部1を取り付ける場合に、最上段の枠体2の場合を除く中間の段の枠体2に対する取り付けでは、上に位置する枠体2の収容部1が障害となることがある。このような場合にも、収容部1を取り付ける枠体2或いは上に位置する枠体2を移動させることで、収容部1の取り付けに要する空間を確保して、容易に取り付けを行うことができる。
また、前述の説明では比較的サイズの大きなレジ袋を収容部1として、レジ袋の環状端部1aを固定式の係止部3に引っ掛けて係止し、短冊状端部1bを可動式の係止部4に係止しているが、廃棄物の種類によってはより小さなサイズの収容部が適している場合もある。こうした場合にも本実施の形態の収容容器は適応が可能である。
例えば、最近の分別の例では飲料物の容器となっている樹脂製のボトルについて、再利用を考慮して材料が違う本体とキャップ或いはラベル等とを別にすることが求められている。本実施の形態の収容容器では、容積の大きな前記本体を収容する収容部1として比較的サイズの大きなレジ袋を、レジ袋の環状端部1aを固定式の係止部3に引っ掛けて係止し、このサイズの大きなレジ袋の内側に前記キャップ等を収容する収容部1としてサイズの小さなレジ袋を、レジ袋の環状端部1aを可動式の係止部4に係止することで、一つの段の枠体2に容量の異なる2種類の収容部1を取り付けて、分別を行うことが可能である。
こうした場合には、サイズの大きな収容部1となるレジ袋の環状端部1aを固定式の係止部3に引っ掛けた後に、サイズの大きな収容部1の内側にサイズの小さな収容部1を入れる。この状態で、可動式の係止部4について図6及び図7に示す状態から、サイズの小さな収容部1を開口させ、その環状端部1aをストッパ9の両端に引っ掛けた後に、更にストッパ9を図7に示す状態から下方向に回転させて、図11に示すようにストッパ9を図8及び図9に示す状態とは上下を逆にする。
この状態から、ストッパ9を押し上げて図12及び図13に示すようにストッパ9を枠体2の内壁2aと外壁2bとの間の間隙に部分的にはめ込んで、ストッパ9を係止した状態とする。
前述した状態では、ストッパ9のほぼ全体が枠体2の間隙にはめ込まれていたが、図12及び図13に示す状態では、ストッパ9の大部分が内壁2aから露出しており、枠体2の短辺方向に小さなレジ袋を収容部1として取り付け、ストッパ9の幅に開口させることができる。この状態で収容部1の環状端部1aがストッパ9から外れるのを防止するためにし、図11乃至図13に示す例ではストッパ9の両端に環状端部1aための小さな円柱状の突起9cが一体に形成されている。
前述したように、枠体2を上下に移動させる際に、支柱6が変形すると円滑な枠体2の移動が難しくなる。支柱6の変形としては各枠体2が個別に水平面にて移動し、支柱6が支柱6に対して垂直となる水平面にて捻じれることが考えられる。このような変形を防止するために、本実施の形態では底部枠体11と直上の枠体2との夫々の前部を前板14によって接続している。
この前板14は、底部枠体11と直上の枠体2の溝に嵌合し、底部枠体2に対して直上の枠体2が水平方向に移動するのを規制している。前板14は枠体2の角部に合わせて端部を側面に一部回りこませることで、充分な強度をもたせることができる。この前板14によって底部枠体11と直上の枠体2とを一体化し個別に水平面にて移動することを抑制することから、それぞれの支柱6が水平面にて捻じれる変形を防止することができる。
支柱6から取り外した状態で、枠体2からアジャスタ5が突出していると、組み立て前の梱包状態の容積が嵩んでしまう。このため、本実施の形態の収容容器では、突出するアジャスタ5を枠体2とは別体に成形し、組み立て前は取り外した状態で保管或いは運搬等の取り扱いを行ない、組み立て時にアジャスタ5を枠体2に取り付ける構成としてある。
図14は、アジャスタ5を拡大して示す断面図であり、図15は、枠体2の取り付け部分を拡大して示す部分平面図である。
アジャスタ5は樹脂を用いており、枠体2に固定される円筒状の内筒15と、この内筒15と嵌合する円筒状の外筒16とからなっている。内筒15は支柱を貫通させるための円筒部15aの下に枠体に固定するための爪15bが4本形成されており、円筒部15aの上にはオネジ15cが形成されており、さらにその上には円筒を周方向に4分割した分割筒部15dが形成され、図中の上方向に径が縮小するテーパがかけられている。
外筒16はその下部に内筒15のオネジ15cと嵌合するメネジ16aが形成されており、メネジ16aの上は図中の内筒15と同様に上方向に径が縮小するテーパ16bが形成されている。分割筒部15dは、樹脂の弾性により容易に変形して、その径を変化させるので、外筒16のメネジ16aと内筒15のオネジ15cとを噛み合わせて外筒16を回転させると、外筒16と内筒15とに形成されたテーパによって内筒15の分割筒部15dが締め付けられて変形しその径が小さくなる。
枠体2には、図15に示すように、支柱6が貫通する孔を有する円筒状の内環部2dを放射状に設けたリブ2eによって枠体2に一体化し、内環部2dの外壁面と枠体の孔2fの内壁面とリブ2eとによって、内環部2dの周囲に8分割となった環状の溝2gが形成され、この溝2gに内筒15の爪15bをはめ込んで、内筒15を枠体2に固定する。
図16は、アジャスタ5を枠体2に取り付けた状態を示す部分縦断面図である。枠体2には上下にアジャスタ5が取り付けられており、上方のアジャスタ5は取り付けが終了した状態を示し、下方のアジャスタ5は取り付け途中の状態を示している。夫々のアジャスタ5の4本の爪が枠体2に8つ設けられた溝2gの内の4つの溝2gに嵌合して、枠体2に対して内筒15が回転するのを防止している。
爪15bには返しが付けられており、この返しが溝の中央に設けられた環状の突起2hに噛み合うことで内筒15が枠体2から抜けにくくなっている。このため、内筒15を枠体2に差し込むだけで、アジャスタ5は工具を使わなくても容易に枠体2に取り付けることが可能である。
支柱6をアジャスタ5の内筒15に貫通させた状態で、外筒16を回転させると、内筒15の分割筒部15dが締め付けられて支柱6に圧接し、アジャスタ5が支柱6に堅固に固定することができる。なお、図中では枠体2の上下にアジャスタ5を取り付けているが、いずれか一方のみでも枠体2を固定することは可能である。必要となる固定強度によって、適宜の構成とすればよい。
ここで、内筒15には外周にオネジ15cを形成するため、通常の成形では金型を中心軸に沿って分割して成形を行なうことになる。このような成形では、内筒15の円筒部15aに分割された金型の合わせ目にパーティングラインと呼ばれる線状の突起が形成されてしまう。
しかし、アジャスタ5の内筒15については、枠体2が片持ちで支柱6に支持されることから、枠体2および収容物の荷重を支える必要があることに加えて、枠体2を上下に移動させる際に円滑な移動が望まれることから、高い精度で成形することが望ましく、前記パーティングラインが精度を低下させてしまう。
このため、本実施の形態では、枠体2に密着する内筒15の円筒部15aからパーティングラインをなくすために、図17に示すように、金型を分割している。即ち、円筒部の部分の金型は環状に一体となった金型17を用い、それ以外の部分には図中左右に分割した金型18,18を用いている。
このように金型17,18を分割することで、円筒部15aからパーティングラインをなくすことで精度を高めて、前述した枠体2の上下への移動を円滑に実現することができる。なお、パーティングラインをなくすために、内筒15を分割した場合には、工程が増加することに加えて、その組み立て部分の強度が低下してしまう。
以上、本発明を、前記実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
例えば、前述した実施の形態では、収容部1として樹脂製の袋を用いて説明したが、紙製或いは布製等の他の材料を用いた場合にも、同様に適用が可能である。また、廃棄物の収容以外にも、例えば洗濯物等の収容のような、他の用途に用いることも可能である。
本発明の一実施の形態である廃棄物収容容器を示す側面図である。 本発明の一実施の形態である廃棄物収容容器に用いられる枠体を示す平面図である。 本発明の一実施の形態である廃棄物収容容器に用いられる枠体の取り付け状態を拡大して示す部分側面図である。 可動式の係止部の係止を解いた状態を示す部分側面図である。 可動式の係止部の係止を解いた状態を示す部分拡大縦断面図である。 可動式の係止部の係止前の状態を示す部分拡大側面図である。 可動式の係止部の係止前の状態を示す部分拡大縦断面図である。 可動式の係止部の係止した状態を示す部分拡大側面図である。 可動式の係止部の係止した状態を示す部分拡大縦断面図である。 係止状態の固定部と袋状の収容部との関係を示す部分拡大縦断面図である。 本発明の一実施の形態の変形例となる可動式の係止部の係止前の状態を示す部分拡大縦断面図である。 本発明の一実施の形態の変形例となる可動式の係止部の係止した状態を示す部分拡大縦断面図である。ある。 本発明の一実施の形態の変形例となる可動式の係止部の係止した状態を示す部分拡大側面図である。 本発明の一実施の形態である廃棄物収容容器に用いるアジャスタの内筒を示す断面図である。 本発明の一実施の形態である廃棄物収容容器に用いる枠体を示す部分平面図である。 本発明の一実施の形態である廃棄物収容容器に用いるアジャスタを枠体に取り付けた状態を示す部分側面図である。 本発明の一実施の形態である廃棄物収容容器に用いるアジャスタの内筒の成形に用いられる金型を示す側面図である。
符号の説明
1…収容部、1a…環状端部、1b…短冊状端部、2…枠体、2a…内壁、2b…外壁、2c…上辺、2d…内環部、2e…リブ、2f…孔、2g…溝、2h…突起、3…固定式の係止部、4…可動式の係止部、5…アジャスタ、6…支柱、7…固定ピン、8…スライダ、8a…軸、9…ストッパ、9a…軸、9b…段差、9c…突起、10…連結部、11…底部枠体、12…キャップ、13…キャスタ、14…前板、15…内筒、15a…円筒部、15b…爪、15c…オネジ、15d…分割筒部、16…外筒、16a…メネジ、16b…テーパ。

Claims (4)

  1. 廃棄物を収容する袋状の収容部の開口端部を固定する矩形環状の枠体を、前記枠体に一体となったアジャスタによって支柱に片持ち式に固定し、前記支柱には、複数の枠体が支柱に沿って上下に多段式に取り付けられている多段式廃棄物収容容器であって、前記廃棄物を収容する袋状の収容部の開口端部を、前記矩形環状の枠体に係止部が取り付けられた固定部に固定し、前記固定部では、枠体の内壁と外壁との間に嵌合するストッパによって、前記袋状の収容部の開口端部を固定することを特徴とする多段式廃棄物収容容器。
  2. 前記枠体が取り付けられた支柱の下端は底部枠体に固定され、底部枠体と直上の枠体との夫々の前部を前板によって接続していることを特徴とする請求項1に記載の多段式廃棄物収容容器。
  3. 前記アジャスタを枠体とは別体に成形し、組み立て時にアジャスタを枠体に取り付けることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の多段式廃棄物収容容器。
  4. 前記収容部或いは枠体の少なくとも何れかが樹脂製であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の多段式廃棄物収容容器。
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