JP3545593B2 - 発熱体充填容器の分離型外装容器 - Google Patents

発熱体充填容器の分離型外装容器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば発熱に伴って殺虫成分を蒸散時させる燻煙剤充填した容器のように、使用時に発熱する発熱体充填容器の更にその外側に設けられるもので、発熱体充填容器を周囲に空隙をあけて覆うことで、使用時の熱が外部に伝わるのを抑制し、使用時の安全性を高めるための外装容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、発熱体充填容器を周囲に空隙をもって収容する外装容器としては、上端が開口部となった単なる容器状をなすもので、周縁部に外方に突き出た鍔部を設けた発熱体充填容器を、その鍔部を外装容器の開口部の縁部に対して密着あるいは着脱自在に嵌合させることで、いわば中吊り状態で保持するものが知られている(実開昭57−59579号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、燻煙剤充填された発熱体充填容器は重いので、輸送中の振動や落下等によってずれたり外れたりしないよう、外装容器内にしっかり保持されていることが必要となる。また、発熱体充填容器は、内部に燻煙剤薬剤が充填されていることから、使用後のリサイクル利用は困難である一方、外装容器は、合成樹脂製の場合でも金属製の場合でも、発熱体充填容器と分離廃棄すればリサイクル利用が可能である。従って、外装容器と発熱体充填容器とが容易に分離できることが望まれている。
【0004】
しかしながら、上記従来の外装容器は、中吊り状態で発熱体充填容器を保持するものであることから、落下等の衝撃が加わったときに、発熱体充填容器の鍔部と外装容器の開口部の縁部との間に大きな力が加わりやすく、わずかな衝撃でも発熱体充填容器がずれたり外れやすい問題がある。両者間をしっかり取り付ければこれを防止することは可能ではあるが、このようにすると使用後の廃棄時に外装容器から発熱体充填容器を外しにくくなる問題がある。
【0005】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、落下等の衝撃によってもずれたり外れないよう発熱体充填容器をしっかり保持できる外装容器とすると共に、使用後の廃棄時には容易に発熱体充填容器を取り外して、リサイクル利用が可能な外装容器と分別廃棄できるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このために請求項1の発明では、図1及び図2に示されるように、燻煙剤が充填された発熱体充填容器1を、周囲に空隙をあけて収容保持する外装容器3において、発熱体充填容器1の底面下に空隙をあけて当該発熱体充填容器1の下部を支持する支持部4を有し、有底筒状をなす収納容器部3aと、中央部に開口部2を有し、発熱体充填容器1の上部周縁を係止して支持部4との間に発熱体充填容器1を挟持する係止部5を開口部2付近に有する上蓋部3bとから構成されていて、収納容器部3aと上蓋部3bは相互に着脱可能で、しかも上蓋部3bを外した収納容器部3aの上部から発熱体充填容器1を収納容器部内3aに挿入可能である発熱体充填容器1の分離型外装容器3としているものである。
【0007】
また、請求項2の発明では、図7及び図8に示されるように、燻煙剤が充填された発熱体充填容器1を、周囲に空隙をあけて収容保持する外装容器3において、発熱体充填容器1の下部を支持する支持部4を有する底蓋部3dと、上端が開口部2となった筒状をなし、発熱体充填容器1の上部を係止して支持部4との間に発熱体充填容器1を挟持する係止部5を開口部2付近に有する胴部3cとから構成されていて、底蓋部3dと胴部3cが相互に着脱可能で、しかも底蓋部3dを外した胴部3cの下部から発熱体充填容器1を胴部3c内に挿入可能である発熱体充填容器1の分離型外装容器3としているものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1及び図2に基づいて本発明の第1の例を説明する。
【0009】
図中3が本発明に係る外装容器で、相互に着脱可能な収納容器部3aと上蓋部3bとから構成されており、図2に示されるように発熱体充填容器1を収納保持するものである。
【0010】
収納容器部3aは、有底の筒状をなすもので、その底部には、環状の突出部として支持部4が形成されている。発熱体充填容器1は、図2に示されるように、その底面が支持部4の頂面に当接して、支持部4上に支持されるものである。また、収納容器部3aは、発熱体充填容器1を、周囲に空隙を開けて収納できる大きさとなっている。
【0011】
上蓋部3bは、上記収納容器部3aの上端側に着脱可能に嵌め込まれたもので、中央部には開口部2が形成されている。開口部2は、例えば燻煙剤発熱体充填容器1に充填されている場合に、その成分の蒸散口となる発熱体充填容器1の上面を外部に露出させるものである。また、上蓋部3bの開口部2の周縁には、断面鉤形の係止部5が設けられている。この係止部5は、図2に明示されるように、発熱体充填容器1の上部周縁に引っ掛かって、発熱体充填容器1を開口部2の位置に定位させると共に、発熱体充填容器1を上から押さえ付けるものである。
【0012】
本外装容器3への発熱体充填容器1の収納は、先ず収納容器部3aから上蓋部3bを外し、収納容器部3aの上部側から発熱体充填容器1を収納容器部3a内に挿入して、支持部4の上に置く。この状態で発熱体充填容器1の位置を整えながら収納容器部3aに上蓋部3bを嵌め込むと、収納容器部3aに上蓋部3bが嵌め込まれると同時に、発熱体充填容器1の上部周縁に係止部5が引っ掛かって、発熱体充填容器1を上部から押さえ付ける。従って、発熱体充填容器1は、収納容器部3aの支持部4と上蓋部3bの係止部5との間に挟み付けられるようにして収納保持されることになる。また、使用後には、収納容器部3aから上蓋部3bを取り外すだけで、発熱体充填容器1を取り出すことができ、容易に発熱体充填容器1と外装容器3を分別廃棄することができる。
【0013】
図3及び図4に基づいて本発明の第2の例を説明する。
【0014】
本第2の例においては、収納容器部3a内の外周寄りに、周方向ほぼ等間隔に4箇所、底部から側壁面に沿って支持板6が立ち上げられている。また、この支持板6途中の段部として、発熱体充填容器1の下部を支持する支持部4が設けられている。つまり、発熱体充填容器1は、この段部として形成された支持部4にその底部の周縁を掛けて収納されるものとなっている。本第2の例は、この支持部4以外の点では前記第1の例と同様である。
【0015】
上記のような支持部4とすると、発熱体充填容器1の底面と側面を同時に支持することができ、発熱体充填容器1の底部側をより安定した状態で支持することができる。これらの支持部4の一部又は全部は、発熱体充填容器1へのくい込みを防止するために、図5に示されるように左右に広がりを持ち、発熱体充填容器1との接触面積を広げた形状とすることが好ましい。
【0016】
図6は、図1及び図2で説明した外装容器3に発熱体充填容器1を収納保持する場合の場合の他の例を示すもので、発熱体充填容器1は、容器本体1aの外周に断熱筒1bが嵌め込まれたものとなっている。この断熱筒1bは、通常厚紙で構成されたもので、容器本体1aからの熱の放出を押えるものである。特に本例においては、係止部5が断熱筒1bの上面を係止するものとなっている。このようにすると、使用時の発熱によって係止部5が損傷しにくくなる。
【0017】
一方、断熱筒1bの下端は容器本体1aの下面より下方に突出しており、容器本体1aは支持部4の上に載置された状態となっていると共に、下方に突出した断熱筒1b内に支持部4が嵌め込まれている。従って、発熱体充填容器1の下部が、断熱筒1bの下部と支持部4との嵌め合わせによってしっかり保持され、安定した収納状態が得られる。但し、断熱筒1bの下端を容器本体1aの下面と揃えておき、実質的に図2と同様の保持状態とすることもできる。
【0018】
図7は、図3及び図4で説明した外装容器3に発熱体充填容器1を収納保持する場合の他の例を示すもので、発熱体充填容器1が、容器本体1aの外周に断熱筒1bを嵌め込んだものとなっているのは図6の例と同様で、係止部5が断熱筒1bの上面を係止するものである点も図6の例と同様である。
【0019】
本例における断熱筒1bの下端は、容器本体1aの下面とほぼ揃えられており、この容器本体1aと断熱筒1bとが一体となった発熱体充填容器1の底部周縁部が、支持板6の途中の段部として設けられた支持部4に支持されている。この場合、断熱筒1bの下端を容器本体1aの底面より若干下方に突出させておくことで、使用時の発熱による支持部4の損傷を防止しやすくなる。また、支持部4を図5で説明した形状とすることも好ましい。
【0020】
図8及び図9は本発明の第3の例を示すもので、本例の外装容器は、相互に着脱可能な胴部3cと底蓋部3dとから構成されている。
【0021】
胴部3cは、発熱体充填容器1を、周囲に空隙を開けて収納できる大きさの筒形をなすもので、下端側に底蓋部3dが嵌め込まれ、上端側が開口部2となっている。この開口部2の周縁には、やはり断面鉤形の係止部5が形成されている。また、底蓋部3dは、上記胴部3cの下端側に着脱可能に嵌め込まれたもので、環状の突出部として支持部4が形成されている。本例における係止部5及び支持部4の役割は前述の第1及び第2の例におけるものと同様である。
【0022】
本外装容器3への発熱体充填容器1の収納は、先ず胴部3cから底蓋部3dを外し、胴部3cの下端側から発熱体充填容器1を収納容器部3a内に挿入して、発熱体充填容器1の上部周縁部を係止部5に掛ける。この状態で胴部3cの下端に底蓋部3dを嵌め込むと、上部周縁部が係止部5に係止された発熱体充填容器1は、底面が支持部4で押され、胴部3cの係止部5と底蓋部3dの支持部4との間に挟み付けられるようにして収納保持されることになる。また、使用後には、胴部3cから底蓋部3dを取り外すだけで、発熱体充填容器1を取り出すことができ、容易に発熱体充填容器1と外装容器3を分別廃棄することができる。
【0023】
図10及び図11は本発明の第4の例を示すもので、上記第3の例と同様に、上端側に鉤形の係止部5を有する胴部3cと、胴部3cの下端側に嵌め込まれた底蓋部3dとから構成されているが、前述の第2の例と同様に、底蓋部3dの外周寄りに、周方向ほぼ等間隔に4箇所、側壁面に沿って支持板6が立ち上げられている。この支持板6は、底蓋部3dと一体で、胴部3cとは別体となったもので、この支持板6途中の段部として、発熱体充填容器1の下部を支持する支持部4が設けられている。つまり、発熱体充填容器1は、この段部として形成された支持部4にその底部の周縁を掛けて収納されるものとなっている。本第4の例は、この支持部4以外の点では上記第3の例と同様である。
【0024】
上記のような支持部4とすると、発熱体充填容器1の底面と側面を同時に支持することができ、発熱体充填容器1の底部側をより安定した状態で支持することができる。また、支持部4を図5で説明した形状とすることも好ましい。
【0025】
尚、容器本体1aと断熱筒1bとから構成された発熱体充填容器1については、第3の例に示される外装容器で図6に示されるような収納状態としたり、第4の例に示される外装容器で図7に示されるような収納状態とすることができる。
【0026】
次に、図12及び図13に基づいて本発明の第5の例を説明する。
【0027】
上述の第1の例〜第4の例は、例えばポリプロピレン等の合成樹脂成形品として外装容器3を構成した場合の例で、本第5の例は、特に第1の例の変形例で、その収納容器部3aを、例えば鉄、アルミニウム等の金属の薄板で構成した場合を示すものである。尚、本第5の例における上蓋部3bは、収納容器部3aと同様に金属製としてもよいが、一般的に合成樹脂の成形品とした方が製造容易である。
【0028】
本第5の例は、上記のように材質が相違する他、基本的には前述の第1の例と同様で、底部から突出した環状の支持部4を有する有底筒状の収納容器部3aと、中央の開口部2の周縁に形成された断面鉤形の係止部5を有する上蓋部3bとから構成されている。また、発熱体充填容器1は、図13に明示されるように、その底面が支持部4上に載置され、その上部周縁部が係止部5に押えられて、支持部4と係止部5との間に挟持された状態で収納保持されるものである。
【0029】
本第5の例における支持部4は、収納容器部3aの底部を構成する金属板をプレス加工することで形成されているもので、材質が金属であることから、直接発熱体充填容器1の底面が当接していても損傷されにくい利点がある。
【0030】
更に、図14及び図15に基づいて本発明の第6の例を説明する。
【0031】
本第6の例も、上記第5の例と同様に、収納容器部3aは金属製となっている。この第6の例は、収納容器部3aが金属製となっている点以外はほぼ前述の第2の例に相当するもので、収納容器部3aの底部から立ち上げられた環状の突出部の内周側中間部分に、段部として支持部4が形成されている。
【0032】
本第6の例においては、図15に明示されるように、発熱体充填容器1の底部周縁部が、収納容器部3aの環状の突出部内に嵌め込まれるようにして支持部4に支持されることになる。また、発熱体充填容器1の上部周縁部が係止部5で押さえ付けられるのは他の例の場合と同様である。
【0033】
このようにすると、段部である支持部4によって、発熱体充填容器1の底面と側面を同時に支持することができ、上述の第3の例に比して、発熱体充填容器1の底部側をより安定した状態で支持することができる。
【0034】
図16は、図12及び図13で説明した外装容器3に発熱体充填容器1を収納保持する場合の場合の他の例を示すものである。本例における発熱体充填容器1は、図6でも説明したように、容器本体1aの外周に断熱筒1bが嵌め込まれたものとなっており、係止部5が断熱筒1bの上面を係止するものとなっている。このようにすると、使用時の発熱によって係止部5が損傷しにくくなる。
【0035】
一方、断熱筒1bの下端は容器本体1aの下面より下方に突出しており、下方に突出した断熱筒1b内に支持部4が嵌め込まれている。従って、発熱体充填容器1の下部が、断熱筒1bの下部と支持部4との嵌め合わせによってしっかり保持され、安定した収納状態が得られる。
【0036】
ところで、前述したように、図12及び図13で説明した第5の例における支持部4は、収納容器部3aの底部を構成する金属板をプレス加工することで形成されているもので、加工上、突出高さに制限がある。支持部4の突出高さが低い場合、容器本体1aの熱が伝わって収納容器部3aの底面温度が高くなりやすい。そこで、図16に明示されるように、容器本体1aの下面が支持部4の底面に接触しないようにしておくことが好ましい。即ち、断熱筒1bを支持部4の突出高さよりも大きく突出させ、支持部4が容器本体1aの底面に達しないようにしておくことが好ましい。但し、発熱体充填容器1の発熱量や、支持部4の突出高さによっては、断熱筒1bの下端を容器本体1aの下面と揃えておき、実質的に図9と同様の保持状態とすることもできる。
【0037】
尚、容器本体1aが断熱筒1bに対してずれ落ちないよう、容器本体1aと断熱筒1b間は接着しておくことが好ましい。
【0038】
図17は、図14及び図15で説明した外装容器3に発熱体充填容器1を収納保持する場合の他の例を示すもので、発熱体充填容器1が、容器本体1aの外周に断熱筒1bを嵌め込んだもので、断熱筒1bの下部が容器本体1aの底面より下方に突出しているものとなっているのは図16の例と同様で、係止部5が断熱筒1bの上面を係止するものである点も図16の例と同様である。
【0039】
本例における断熱筒1bの下端は、収納容器部3aの底部から突出している環状の突出部内に嵌め込まれるようにして、その内周側に段部として設けられた支持部4に支持されている。また、図16の例と同様に、容器本体1aの下面は支持部4から離されている。このようにすると、安定した保持状態が得られると共に、発熱体充填容器1からの熱を収納容器部3aの底面に伝わりにくくすることができる。但し、発熱体充填容器1の発熱量や、収納容器部3aの底部からの環状突出部の突出高さによっては、断熱筒1bの下端を容器本体1aの下面と揃えておき、実質的に図15と同様の保持状態とすることもできる。
【0040】
【発明の効果】
本発明は、以上説明した通りのものであり、次の効果を奏するものである。
【0041】
(1)発熱体充填容器1の装着を妨げることなく、使用後に発熱体充填容器1を容易に外装容器3から分離することができるので、リサイクル利用しにくい発熱体充填容器1と、リサイクル利用が可能な外装容器1とを簡単に分別廃棄することができ、廃棄物のリサイクルを助長することができる。
【0042】
(2)発熱体充填容器1は、支持部4と係止部5との間に挟持された安定した状態で収納保持されるので、輸送時に落下等による衝撃が加わっても、発熱体充填容器1がずれたり脱落することを防止できる。
【0043】
(3)合成樹脂又は金属により低コストで製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る外装容器の第1の例を示す断面図である。
【図2】図1に示される外装容器に発熱体充填容器を収納保持させた状態の断面図である。
【図3】本発明に係る外装容器の第2の例を示す断面図である。
【図4】図3に示される外装容器に発熱体充填容器を収納保持させた状態の断面図である。
【図5】支持部の他の例を示す斜視図である。
【図6】図1に示される外装容器に、容器本体の外周に断熱筒を嵌め込んだ発熱体充填容器を収納保持させた状態の断面図である。
【図7】図3に示される外装容器に、容器本体の外周に断熱筒を嵌め込んだ発熱体充填容器を収納保持させた状態の断面図である。
【図8】本発明に係る外装容器の第3の例を示す断面図である。
【図9】図8に示される外装容器に発熱体充填容器を収納保持させた状態の断面図である。
【図10】本発明に係る外装容器の第4の例を示す断面図である。
【図11】図10に示される外装容器に発熱体充填容器を収納保持させた状態の断面図である。
【図12】本発明に係る外装容器の第5の例を示す断面図である。
【図13】図12に示される外装容器に発熱体充填容器を収納保持させた状態の断面図である。
【図14】本発明に係る外装容器の第6の例を示す断面図である。
【図15】図14に示される外装容器に発熱体充填容器を収納保持させた状態の断面図である。
【図16】図12に示される外装容器に、本体部の外周に断熱筒を嵌め込んだ発熱体充填容器を収納保持させた状態の断面図である。
【図17】図14に示される外装容器に、本体部の外周に断熱筒を嵌め込んだ発熱体充填容器を収納保持させた状態の断面図である。
【符号の説明】
1 発熱体充填容器
1a 容器本体
1b 断熱筒
2 開口部
3 外装容器
3a 収納容器部
3b 上蓋部
3c 胴部
3d 底蓋部
4 支持部
5 係止部
6 支持板

Claims (6)

  1. 燻煙剤が充填された発熱体充填容器を、周囲に空隙をあけて収容保持する外装容器において、
    発熱体充填容器の底面下に空隙をあけて当該発熱体充填容器の下部を支持する支持部を有し、有底筒状をなす収納容器部と、中央部に開口部を有し、発熱体充填容器の上部周縁を係止して支持部との間に発熱体充填容器を挟持する係止部を開口部付近に有する上蓋部とから構成されていて、
    収納容器部と上蓋部が相互に着脱可能で、しかも上蓋部を外した収納容器部の上部から発熱体充填容器を収納容器部内に挿入可能であることを特徴とする発熱体充填容器の分離型外装容器。
  2. 燻煙剤が充填された発熱体充填容器を、周囲に空隙をあけて収容保持する外装容器において、
    発熱体充填容器の下部を支持する支持部を有する底蓋部と、上端が開口部となった筒状をなし、発熱体充填容器の上部を係止して支持部との間に発熱体充填容器を挟持する係止部を開口部付近に有する胴部とから構成されていて、底蓋部と胴部が相互に着脱可能で、しかも底蓋部を外した胴部の下部から発熱体充填容器を胴部内に挿入可能であることを特徴とする発熱体充填容器の分離型外装容器。
  3. 収納保持される発熱体充填容器が、容器本体の外周に断熱筒が嵌め込まれたもので、係止部が断熱筒の上端部を係止するもので、しかも支持部が、発熱体充填容器の下部を支持する環状突出部であることを特徴とする請求項1又は2の発熱体充填容器の分離型外装容器。
  4. 収容保持される発熱体充填容器の断熱筒の下端が容器本体の底面より下方に突出したもので、支持部が、容器本体より下方に突出した断熱筒の下部が嵌め込まれた状態で発熱体充填容器を支持する環状突出部であることを特徴とする請求項3の発熱体充填容器の分離型外装容器。
  5. 支持部が、容器本体の底面に達しない高さであることを特徴とする請求項4の発熱体充填容器の分離型外装容器。
  6. 収納保持される発熱体充填容器が、容器本体の外周に断熱筒が嵌め込まれたもので、係止部が断熱筒の上端部を係止するもので、しかも支持部が、発熱体充填容器の下部周縁部を支持する段部であることを特徴とする請求項1又は2の発熱体充填容器の分離型外装容器。
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JP2540862Y2 (ja) 食品用簡易容器

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