JP4344715B2 - ディジタル保護継電器 - Google Patents

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Description

この発明は、ディジタル保護継電器に関するものであり、特に入力する電力系統周波数の自動検知に係るものである。
従来から電力系統に接続された各種装置を保護するためにディジタル保護継電器が用いられている。このディジタル保護継電器は、使用される地域により50Hzと60Hzの2種類の周波数に応じて50Hz用と60Hz用に切り替える機能を備えている。従来より、前記周波数に応じた切り替え設定は、メーカまたはユーザによって行われているが、人手による切り替えのため、誤って設定した場合に、入力の大きさや位相を正しく判定できず、誤動作、誤不動作する可能性があった。このように系統周波数が異なる地域においてもディジタル保護継電器を共用使用可能とするために入力商用電源周波数を50Hz、60Hzのどちらか一方と仮定し、この仮定に基づき商用周波数のn倍の周波数を演算処理器で発生させ、サンプリング周期1/50n秒または1/60n秒のサンプリング制御信号をサンプルホールド回路に与えてサンプリングを行い、そのデータをA/D変換器でディジタルデータに変換し、演算処理器において任意に選んだサンプリングデータと、そのデータから1/50秒または1/60秒後の商用交流電圧値または電流値を確認し、両者がほぼ一致するか否かで商用電源の周波数を識別することが示されている(例えば、特許文献1)。
特開2002−098722号公報(P1、図2)
しかしながら前記特許文献1に示されたものは、例えばサンプリング周期1/50n秒でサンプリングを行い、そのデータから1/50秒後、つまり360°位相後のサンプリングデータにおける電圧、電流値と比較し、商用周波数を認識するものであるので、その認識速度が遅く、最近、要求されている系統周波数をより速く認識するという需要に必ずしも対応可能なものでないという問題点を有している。
また一方、近年一般商用電源の停電時に備える無停電電源が各方面で設けられている。この無停電電源設備はインバータを備えているため、高調波成分のノイズが含まれており、きれいな正弦波が保証されていない。このような無停電電源を有する系統に前記特許文献1に示された技術を適用すると、高調波成分を識別できず、誤動作、誤不動作するという問題点がある。
この発明は前記のような課題を解決するためになされたものであって、電力系統周波数をより短時間に判定可能とし、またノイズを含む電力系統においても、周波数判定をより精度よく可能とするディジタル保護継電器を提供することを目的としている。
第1の発明に係るディジタル保護継電器は、入力する電力系統の周波数を仮定し、該仮定した周波数の1サイクル内に、仮定した周波数に対応して定められかつ該仮定した周波数より高い周波数のサンプリング周波数によって、
入力する電力系統の交流電圧値あるいは交流電流値を、複数回のサンプリング周期でサンプリングするサンプルホールド回路と、該サンプルホールド回路の出力するサンプリングデータをA/D変換するA/D変換回路と、サンプリング周期制御回路を介しサンプルホールド回路に、サンプリング周波数と複数回のサンプリング周期を指令するとともに、A/D変換回路からのサンプリングデータを記憶するメモリ部から、1サイクル内のサンプリングデータを抽出して合計し、その合計値が零あるいはほぼ零の場合に仮定した周波数が、入力する電力系統の周波数と同一であると判定する演算部とを備えたものである。
第2の発明に係るディジタル保護継電器は、入力する電力系統の周波数を仮定し、該仮定した周波数の複数サイクル内に、仮定した周波数に対応して定められかつ該仮定した周波数より高い周波数のサンプリング周波数によって、
入力する電力系統の交流電圧値あるいは交流電流値を、複数回のサンプリング周期でサンプリングするサンプルホールド回路と、該サンプルホールド回路の出力するサンプリングデータをA/D変換するA/D変換回路と、サンプリング周期制御回路を介しサンプルホールド回路に、サンプリング周波数と複数回のサンプリング周期を指令するとともに、A/D変換回路からのサンプリングデータを記憶するメモリ部から、1サイクル内のサンプリングデータを抽出して合計し、その合計値の絶対値Cを演算する演算部とを備えているとともに、該演算部には、次の式(1)で示される所定値Kが設定されており、
Figure 0004344715
前記演算した絶対値Cと比較して、
C≦Kの場合には前記仮定した周波数と同一の周波数が入力しており
C>Kの場合には、前記仮定した周波数とは異なる周波数が入力している
と判定するものである。
第1の発明に係るディジタル保護継電器は、仮定した系統周波数の1サイクル内に、該系統周波数より高い周波数のサンプリング周波数によって、複数回のサンプリング周期でサンプリングし、その合計値が零あるいはほぼ零の場合に、仮定した周波数と同一の周波数が入力していると判定するので、1サイクル内に系統周波数の判定が可能となり、従来に比較し入力する電力系統の周波数判定の時間が短縮される。
第2の発明に係るディジタル保護継電器は、仮定した系統周波数の1サイクル内に、該系統周波数より高い周波数のサンプリング周波数によって、複数回のサンプリング周期でサンプルリングし、その合計値の絶対値Cを演算し、式(1)で示される所定値Kと比較して
Figure 0004344715
C≦Kの場合には仮定した周波数と同一の周波数が入力しており
C>Kの場合には、仮定した周波数とは異なる周波数が入力している
と判定するので、ノイズを含む電力系統であっても、その系統の周波数の判定が正しく、かつ短い時間内に行えるという効果がある。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。
図1は実施の形態1によるディジタル保護継電器100の構成を示すブロック図である。図1において、ディジタル保護継電器100はサンプルホールド回路1、A/D変換回路2、演算部(CPU)3、メモリ部4、サンプリング周期制御回路5およびフィルタ回路6を備えている。図示省略の商用電源あるいは無停電電源装置である電力系統は、入力端子7に接続されたフィルタ回路6に入力する。サンプルホールド回路1は前記フィルタ回路6に接続され、その出力はA/D変換回路2に接続されている。A/D変換回路2の出力は演算部3の入力端子に接続され、この演算部3の出力はメモリ4とサンプリング周期制御回路5に接続されている。
次に動作を説明する。
ディジタル保護継電器100に入力する電力系統の周波数が、50Hzあるいは60Hzのいずれかに係わらず、演算部3がまず最初に、例えば60Hzの周波数が入力していると仮定して設定したとする。この演算部3は設定した前記系統周波数60Hzに対応し、前記60Hzより高い周波数である720Hzのサンプリング周波数と、この720Hzのサンプリング周波数によって、前記仮定した系統周波数の1サイクル内にサンプルする回数をサンプリング周期制御回路5を介してサンプリングホールド回路1に指令する。前記サンプリングホールド回路1は入力する電力系統の電圧あるいは電流を演算部3の指令に基づき、720Hzのサンプリング周波数でもって、前記仮定した系統周波数の1サイクル内に複数回、例えば30°の位相毎に12回のサンプリングを行う。
サンプリングホールド回路1がサンプリングしたアナログデータはA/D変換回路2に送られ、ディジタル変換され、演算部3に入力される。演算部3ではA/D変換回路2からのサンプリングデータをメモリ部4に記憶させるとともに、前記720Hzのサンプリング周波数による前記系統周波数の1サイクル内の12回のサンプリングが完了した時点でメモリ部4から前記サンプリングデータを抽出して、データ値を演算して総和を求める。この合計値、つまり判定のしきい値が零またはほぼ零の場合に前記演算部3内の判定機能は、前記最初に仮定した周波数である60Hzが入力する電力系統の周波数と同一であると判定する。
一方、演算部3の判定機能は前記合計値が零またはほぼ零にならないときには、仮定した60Hzの周波数とは異なる周波数の電力系統が入力したと判定する。この場合、ディジタル保護継電器100の設定された設定周波数(この場合は60Hz)と、入力周波数が一致していないと判定されたため、演算部3内のソフトウェアは内部の周波数切替機能に設定切り替えの指令を出す。このようにして入力する電力系統の周波数の検知と判定を行い、仮定した周波数と異なった周波数であると判定したら自動で周波数設定を切り替えて、入力する電力系統の周波数とディジタル保護継電器100の設定周波数との一致を行う。
なお、判定基準(しきい値)であるサンプリング値の合計値が「ほぼ零」は入力する電力系統の種類や周辺環境や各種のノウハウに基づいて人為的に設定されるものである。
前述した動作を図2にフローチャートとして示す。
ST1にて、ディジタル保護継電器100を管理する技術員により、系統周波数の如何にかかわらず、演算部3の設定周波数を、例えば60Hzに仮定して設定し、またサンプリング周波数を例えば720Hzに、さらに仮定した系統周波数の1サイクル内のサンプル回数を12に、また演算部3内の判定機能にしきい値が設定される。
ST2にてサンプリングホールド回路1が720Hzのサンプリング周波数で12回のサンプリングを行う。
ST3にてサンプリング結果を合計し、判定を行い、合計値が零あるいはほぼ零の場合、入力する電力系統の周波数を60Hzと判断し、設定を変更することなくST6にて通常の処理を行う。ST3にて、否の場合ST4にて演算部3内の周波数切替機能が50Hzに切替を行い、ST5にて50Hzに対応するサンプリング周波数600Hzにて前述と同様のサンプリングを行い、入力する電力系統の周波数が50Hzであることを確認し、ST6にて通常処理を行う。
次に前記実施の形態1によるサンプリングの1例を示す。
図3は電力系統周波数を50Hzと仮定し、50Hzに対応したサンプリング周波数を600Hzとし、サンプリング回数を12(位相各30°毎にサンプリング)とした場合の系統周波数50Hzと60Hzにおけるサンプリング値を示す。
なお、図の縦軸は電圧または電流を示す。図から判るようにサンプリング値の合計が50Hzでは0、60Hzでは0.5878となり、この系統周波数は50Hzであると判定される。
図4は同様に系統周波数60Hzと仮定し、この60Hzに対応したサンプリング周波数を720Hzとしたもので、サンプリング値の合計が50Hzでは1.5607、60Hzでは0となり、この系統周波数は60Hzと判定される。
前記図3では50Hzの合計値、図4では60Hzの合計値が0の例を示したが、これはノイズの無い純粋は正弦波の場合であって、一般商用電源系統では多少のノイズが含まれる。従ってノイズの影響を受け、その影響の程度により前記合計値が零でなくほぼ零となる。この「ほぼ零」を周波数判定のしきい値と定めるのは、周辺状況を考慮するとともに、経験、ノウハウ等でもってなされる。このようにこの実施の形態1では1サイクル内に12回のサンプリングを行うので、周波数の判定速度が速くなるという効果がある。
実施の形態2.
前述した実施の形態1の図3、図4に示した例は純粋は正弦波であった。そして、一般の商用電源系統における多少のノイズを含まれる場合についての判定基準を示した。しかしながら、近年一般商用電源の停電時に備えた無停電電源が各方面で設けられており、通常この電源はインバータを介して出力されるため高調波成分のノイズが多く含まれている。このような電力系統に接続されるディジタル保護継電器は前出した実施の形態1による前記サンプリング周波数による仮定した系統周波数の1サイクル内のサンプリングではノイズの大きさ、種類、発生回数等により判定が難しくなり、判定の精度が低下することが考えられる。この実施の形態2では、図5、図6に示すようにサンプリング回数を2サイクル(720°、24回)図7、図8に示すようにサンプリング回数を3サイクル(1080°、36回)とすると図に示すように違った周波数の場合、サンプリング合計値が大きくなり、判定がより容易となる。またそれに加えて演算部3に所定値Kを設定し、この所定値Kとサンプリング合計の絶対値Cとを比較して、入力する系統周波数を判定することにより判定精度をより向上させようとするものである。周波数判定を行う動作は、前述した図2に示すものに従う。なお、前記図5〜図8は純粋な正弦波を示している。
以下、所定値Kの求め方について説明する。
この実施の形態2における入力する電力系統のノイズの最大値はJECなどの規格に定められた保護継電器の動作を保証する歪波の含有率とする。
(1)ノイズなしの状態で入力系統周波数と異なる高い周波数のサンプリング周波数により、入力系統周波数の1サイクル内あるいは複数サイクル内で複数回のサンプリング周期でサンプリングした値の合計値の絶対値をα1とする。
(2)ノイズありの状態で前記(1)に示したノイズなしの場合と同様の条件でサンプリングした値の合計値の絶対値をα2とする。
(3)ノイズありの状態で入力系統周波数と同一のサンプリング周波数による1サイクル内あるいは複数サイクル内に、複数回のサンプリング周期でサンプリングした値の合計値の絶対値をβ2とする。
すなわち、
入力系統周波数と異なる高い周波数によるサンプリング周期の合計値の絶対値・・・・・・・・ノイズなし α1
入力系統周波数と異なる高い周波数によるサンプリング周期の合計値の絶対値・・・・・・・・ノイズあり α2
また、
入力系統と同じ周波数によるサンプリング周期の合計値の絶対値・・・・・・・・・・・・・・ノイズなし 0
入力系統と同じ周波数によるサンプリング周期の合計値の絶対値・・・・・・・・・・・・・・ノイズあり β2 β2>0
とし、前記α1、α2、β2はメーカ側で決める値とする。
(4)所定値Kは、
Figure 0004344715
で示され、この所定値Kが演算部3に設定される。
(5)ユーザにて、実際の電力系統において、前記と同様の入力系統周波数と異なる高い周波数のサンプル周波数における複数回のサンプリング周期でサンプリングし、演算部で演算した合計値の絶対値をCとする。
(6)C≦Kの場合、演算部は入力系統周波数と同一周波数と判定する。
C>Kの場合、演算部は入力系統周波数と異なる周波数と判定する。
このように演算部3にしきい値である前記所定値Kを設定しておき、実際の系統でその電力系統周波数を仮定して、前記(5)に示した条件でサンプリング、演算したCとを比較判定を行うので、判定の精度が向上する。
なお、前記Kの値は、ディジタル保護継電器100が設置される周囲環境に応じ、適宜変更されるものである。
実施の形態3.
この実施の形態3は、ディジタル保護継電器100に表示部を設け、演算部3が電力系統周波数と異なる周波数であると判定した場合に、表示部に点灯や音声表示を行うものである。このように表示部を設けると、明らかに設定が間違っていると判定される場合には演算部3の指令により自動で設定変更されるが、電力系統周波数にノイズが多く、識別が難しい場合つまり前記実施の形態2に示した所定値Kの変更を必要とする場合、管理技術員に容易に通知することができる。
なお、前出した実施の形態1では、図3、図4に示したようにサンプリング周波数600Hz、720Hzによって12のサンプル回数を示したが、このサンプル回数12に限らず、任意の複数回のサンプル回数であってもよい。
また、実施の形態1は仮定した入力系統周波数の1サイクル内におけるサンプリングとしたが、前述した実施の形態2の図5〜図8に示すように、2サイクル、3サイクル内における任意の複数回のサンプル回数であってもよい。
またさらに、前述した実施の形態2では、図5〜図8に示したように2サイクル、3サイクル内における24回、36回のサンプル回数を示したが、これに限らず任意のサンプル回数であってよく、また1サイクル内のサンプル回数の12に限らず1サイクル内の任意のサンプル回数であってもよい。
この発明の実施の形態1〜3は、電力系統に設置されるディジタル保護継電器に適用できる。
この発明の実施の形態1〜3のディジタル保護継電器の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1,2の動作フローチャートを示す図である。 この発明の実施の形態1のサンプリングの例を示す図である。 この発明の実施の形態1のサンプリングの例を示す図である。 この発明の実施の形態2のサンプリングの例を示す図である。 この発明の実施の形態2のサンプリングの例を示す図である。 この発明の実施の形態2のサンプリングの例を示す図である。 この発明の実施の形態2のサンプリングの例を示す図である。
符号の説明
1 サンプルホールド回路、2 A/D変換回路、3 演算部(CPU)、
4 メモリ部、5 サンプリング周期制御回路、100 ディジタル保護継電器。

Claims (5)

  1. ディジタル保護継電器であって、入力する電力系統の周波数を仮定し、該仮定した周波数の1サイクル内に、前記仮定した周波数に対応して定められかつ該仮定した周波数より高いサンプリング周波数によって、
    前記入力する電力系統の交流電圧値あるいは交流電流値を、複数回のサンプリング周期でサンプリングするサンプルホールド回路と、該サンプルホールド回路の出力するサンプリングデータをA/D変換するA/D変換回路と、サンプリング周期制御回路を介し前記サンプルホールド回路に、前記サンプリング周波数と前記複数回のサンプリング周期を指令するとともに、前記A/D変換回路からのサンプリングデータを記憶するメモリ部から、前記1サイクル内の前記サンプリングデータを抽出して合計し、その合計値が零あるいはほぼ零の場合に前記仮定した周波数が、前記入力する電力系統の周波数と同一であると判定する演算部とを備えたことを特徴とするディジタル保護継電器。
  2. ディジタル保護継電器であって、入力する電力系統の周波数を仮定し、該仮定した周波数の複数サイクル内に、前記仮定した周波数に対応して定められかつ該仮定した周波数より高いサンプリング周波数によって、
    前記入力する電力系統の交流電圧値あるいは交流電流値を、複数回のサンプリング周期でサンプリングするサンプルホールド回路と、該サンプルホールド回路の出力するサンプリングデータをA/D変換するA/D変換回路と、サンプリング周期制御回路を介し前記サンプルホールド回路に、前記サンプリング周波数と前記複数回のサンプリング周期を指令するとともに、前記A/D変換回路からのサンプリングデータを記憶するメモリ部から、前記複数サイクル内の前記サンプリングデータを抽出して合計し、その合計値が零あるいはほぼ零の場合に前記仮定した周波数が、前記入力する電力系統の周波数と同一であると判定する演算部とを備えたことを特徴とするディジタル保護継電器。
  3. ディジタル保護継電器であって、入力する電力系統の周波数を仮定し、該仮定した周波数の1サイクル内に、前記仮定した周波数に対応して定められかつ該仮定した周波数より高いサンプリング周波数によって、
    前記入力する電力系統の交流電圧値あるいは交流電流値を、複数回のサンプリング周期でサンプリングするサンプルホールド回路と、該サンプルホールド回路の出力するサンプリングデータをA/D変換するA/D変換回路と、サンプリング周期制御回路を介し前記サンプルホールド回路に、前記サンプリング周波数と前記複数回のサンプリング周期を指令するとともに、前記A/D変換回路からのサンプリングデータを記憶するメモリ部から前記1サイクル内の前記サンプリングデータを抽出して合計し、その合計値の絶対値Cを演算する演算部とを備えているとともに、該演算部には次の式(1)で示される所定値Kが設定されており、
    Figure 0004344715
    前記演算した絶対値Cと比較して、
    C≦Kの場合には前記仮定した周波数と同一の周波数が入力しており
    C>Kの場合には、前記仮定した周波数とは異なる周波数が入力している
    と前記演算部が判定することを特徴とするディジタル保護継電器。
  4. ディジタル保護継電器であって、入力する電力系統の周波数を仮定し、該仮定した周波数の複数サイクル内に、前記仮定した周波数に対応して定められかつ該仮定した周波数より高いサンプリング周波数によって、
    前記入力する電力系統の交流電圧値あるいは交流電流値を、複数回のサンプリング周期でサンプリングするサンプルホールド回路と、該サンプルホールド回路の出力するサンプリングデータをA/D変換するA/D変換回路と、サンプリング周期制御回路を介し前記サンプルホールド回路に、前記サンプリング周波数と前記複数回のサンプリング周期を指令するとともに、前記A/D変換回路からのサンプリングデータを記憶するメモリ部から前記複数サイクル内の前記サンプリングデータを抽出して合計し、その合計値の絶対値Cを演算する演算部とを備えているとともに、該演算部には次の式(1)で示される所定値Kが設定されており、
    Figure 0004344715
    前記演算した絶対値Cと比較して、
    C≦Kの場合には前記仮定した周波数と同一の周波数が入力しており
    C>Kの場合には、前記仮定した周波数とは異なる周波数が入力している
    と前記演算部が判定することを特徴とするディジタル保護継電器。
  5. 加えて表示部が備えられており、前記異なる周波数が入力していると判定した場合、前記表示部に表示を行うことを特徴とする請求項3または請求項4のいずれか1項に記載のディジタル保護継電器。
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