JP4343825B2 - イエロートナー - Google Patents
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Description
(1)少なくとも重合性単量体、極性樹脂、着色剤及び架橋性単量体を含有するコア用単量体組成物を微小な液滴に造粒した後、重合開始剤の存在下、懸濁重合して着色重合体粒子を生成させ、次いで、該着色重合体粒子の存在下にシェル用重合性単量体を懸濁重合することにより得られたコア・シェル構造の重合法トナーであって、
該極性樹脂が、縮合系化合物であり、
該重合開始剤が下記構造式(1)で示される分子量が240以下の化合物であり、
該トナーのテトラヒドロフラン(THF)可溶成分のゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)における重量平均分子量が30000乃至100000であることを特徴とする非磁性イエロートナー。
(2)前記重合開始剤の10時間半減期温度が50℃乃至60℃であることを特徴とする1に記載の非磁性イエロートナー。
(3)前記式(1)のR1乃至R6が炭素数1乃至3のアルキル基であることを特徴とする1又は2に記載の非磁性イエロートナー。
(4)前記トナーの平均円形度が0.940乃至0.995であることを特徴とする1乃至3に記載の非磁性イエロートナー。
(5)前記トナーが、硫黄原子を有する極性樹脂を含有することを特徴とする1乃至4に記載の非磁性イエロートナー。
以下に重合法トナーの材料に関して記載する。本発明の重合法イエロートナーは、分散安定剤を含有する水系分散媒体中で、少なくとも重合性単量体、着色剤及び極性樹脂を含有する単量体組成物を懸濁させ、重合開始剤を用いて重合することによって製造される。具体的には、単量体、着色剤、極性樹脂、その他の添加剤を混合し、ボールミル等により均一に分散させて混合液を調製する。次いで、この混合液を、分散剤を含有する水系分散媒体中に投入し、通常の撹拌機で撹拌し、液滴の粒径が一定になってから、油溶性重合開始剤を添加する。そして、高剪断力を有する混合装置を用いて分散させることによって、微小な液滴に造粒した後、通常、20〜200℃、好ましくは30〜100℃の温度で重合する。単量体組成物分散液の分散状態は、単量体組成物の液滴の体積平均粒径が、通常1〜10μm、好ましくは、3〜8μmの状態である。液滴が大きすぎるとトナー粒子が大きくなり、画像の解像度が低下するようになる。
本発明において用いられる単量体としては、モノビニル系単量体を挙げることができる。本発明のトナーを重合方法で製造する際に用いられる重合性単量体としては、ラジカル重合が可能なビニル系重合性単量体が用いられる。該ビニル系重合性単量体としては、単官能性重合性単量体或いは多官能性重合性単量体を使用することが出来る。
本発明では、懸濁重合により重合トナーを製造しそれを現像剤として使用する。ただし、重合トナーの保存性、低温定着性、定着時での溶融性などを改善するために、着色重合体粒子の上にシェルを形成して、コア・シェル型重合トナーとしてもよい。着色重合体粒子をコア粒子とし、シェル用重合性単量体を重合してコア粒子の表面に重合体層(シェル)を形成する。コア粒子を構成する重合体成分のガラス転移温度を低く設定することにより、重合トナーの定着温度を下げることができ、複写・印刷の高速化やフルカラー化などに良好に対応することができる。
コア・シェル粒子のコア粒子径およびシェル層の厚みは、電子顕微鏡により観察できる場合は、その観察写真から無作為に選択した粒子の大きさおよびシェル厚みを直接測ることにより得ることができる。
架橋剤としては、2個以上の重合可能な二重結合を有する化合物が用いられる。例えば、ジビニルベンゼン、ジビニルナフタレンのような芳香族ジビニル化合物;エチレングリコールジアクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、1,3−ブタンジオールジメタクリレートのような二重結合を2個有するカルボン酸エステル;N,N−ジビニルアニリン、ジビニルエーテル、ジビニルスルフィド、ジビニルスルホンの如きジビニル化合物;及び3個以上のビニル基を有する化合物が挙げられる。これらは単独もしくは混合物として用いられる。このような架橋性単量体の使用量は、単量体100質量部に対して、通常0〜5.0質量部、好ましくは0.1〜3.0質量部である。架橋性単量体の量が少な過ぎると十分なゲル量を得られない。逆に多すぎるとゲル含量が高くなり、定着が良好なトナー特性が得られなくなる。
また、本発明では、保存性、オフセット性と低温定着性とのバランスを良くするためにマクロモノマーを重合性単量体として用いることが好ましい。マクロモノマーは、分子鎖の末端にビニル重合性官能基を有し、その数平均分子量が、1000〜30000のオリゴマーまたはポリマーである。数平均分子量が小さいものを用いると、重合体粒子の表面部分が柔らかくなり、保存性が低下するようになる。逆に数平均分子量が大きいものを用いると、マクロモノマーの溶融性が悪くなり、定着性が低下するようになる。
本発明のフルカラートナ―用イエロー着色顔料としては、アゾ系顔料であるC.I.Pigment Yellow60、100、104、150、190、191:1;モノアゾ系顔料であるC.I.Pigment Yellow154、169、183;ベンゾイミダゾロン系顔料であるC.I.Pigment Yellow175;縮合アゾ系顔料であるC.I.Pigment Yellow166;ベンゾイミダゾール系顔料であるC.I.Pigment Yellow75、177、179;アントラキノン系顔料であるC.I.Pigment Yellow99、108、123、193、199;イソインドリン系顔料であるC.I.Pigment Yellow139、173;アゾメチン系顔料であるC.I.Pigment Yellow117;フラバントロン系顔料であるC.I.Pigment Yellow24;ジスアゾメチン系顔料であるC.I.Pigment Yellow101;アントラピリミジン系顔料であるC.I.Pigment Yellow108;その他の顔料であるC.I.Pigment Yellow148、151,156、192から選ばれる。好ましくは、より投影画像の透明性に優れたC.I.Pigment Yellow75、100から選択されることが望まれる。
分子量調整剤としては、例えば、t−ドデシルメルカプタン、n−ドデシルメルカプタン、n−オクチルメルカプタン等のメルカプタン類;四塩化炭素、四臭化炭素等のハロゲン化炭化水素類などを挙げることができる。これらの分子量調整剤は、重合開始前、あるいは重合途中に添加することができる。分子量調整剤は、ビニル系単量体100質量部に対して、通常、0.01〜10質量部、好ましくは0.1〜5質量部の割合で用いられる。このような分子量調整剤を加えることによって、上述の重量平均分子量のトナーを得るのが容易になる。本発明においては、重合性単量体の重合度を制御する為に、連鎖移動剤、重合禁止剤等を更に添加し用いることも可能である。
本発明で用いられる帯電制御剤は、一般的に用いられる正帯電性又は負帯電性の帯電制御剤を用いることが可能である。例えば、カルボキシル基又は含窒素基を有する有機化合物の金属錯体、含金属染料、ニグロシン等が挙げられる。具体的には、スピロンブラックTRH(保土谷化学社製)、T−77(保土ヶ谷化学社製)、ボントロンS−34(オリエント化学社製)、ボントロンE−84(オリエント化学社製)、ボントロンN−01(オリエント化学社製)、コピーブルー−PR(ヘキスト社製)、4級アンモニウム塩含有樹脂、硫黄原子を含む極性樹脂等の帯電制御樹脂を挙げることができる。上記帯電制御剤は、コア用単量体100質量部に対して、通常、0.01〜10質量部、好ましくは0.03〜5質量部を用いる。
さらに、その他の添加剤として、例えば着色剤のトナー粒子中への均一分散等を目的として、オレイン酸、ステアリン酸、各種ワックス類、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系の各種滑剤;シラン系またはチタン系カップリング剤等の分散助剤などを使用してもよい。このような滑剤や分散剤は、着色剤の質量を基準として、通常、1/1000〜1/1程度の割合で使用される。
その製法による制限はないが、本発明に用いる分散安定剤は、硫酸,炭酸,燐酸,ピロ燐酸,ポリ燐酸の難水溶性金属化合物のコロイドを含有するものが好適である。これら難水溶性金属水酸化物のコロイドを含有する分散剤は、分散媒中で高速撹拌下において、酸アルカリ金属塩とハロゲン化金属塩との水溶性多価金属化合物の水溶液のpHを7以上に調整する反応によって調製されることが好ましい。
ラジカル重合開始剤としては油溶性開始剤及び/又は水溶性開始剤が用いられる。油溶性開始剤としては、上記構造式(1)で示される分子量が240以下の化合物で10時間半減期温度が50℃乃至60℃の重合開始剤を使用する。具体的にはt−ブチルパーオキシヘプタノエート、t−ブチルパーオキシピバレート、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシイソブチレート、t−ブチルパーオキシピバレート、t−ブチルパーオキシイソナノエート、t−ブチルパーオキシベンゾエート、ジ−t−ブチルパーオキシイソフタレート、t−アミルパーオキシピバレート、t−アミルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−アミルパーオキシアセテート、t−アミルパーオキシベンゾエート、t−ヘキシルパーオキシピバレート等の過酸化物類などを例示することができる。また、これら重合開始剤と還元剤とを組み合わせたレドックス開始剤を挙げることができる。これらのうち、前記式(1)のR1乃至R6 が炭素数1乃至5(好ましくは炭素数1乃至3)のアルキル基であり、分子量が240以下の化合物で10時間半減期温度が50℃乃至60℃の有機過酸化物であることを特徴とする油溶性ラジカル開始剤、特にt−ブチルパーオキシピバレートが、印字時の臭気が少なく、揮発成分による機内汚染が抑制され、イエロー着色剤の分散が良くなることから好適である。重合開始剤の使用量は、重合性単量体100質量部当たり0.1〜10.0質量部である。0.1重量%未満では、重合速度が遅く、10重量%以上では、粒径1μm未満の粒子が副生したり分子量が低くなるので好ましくない。
連鎖移動剤としては、t−ドデシルメルカプタン、n−ヘキサデシルメルカプタン、2,2,4,4,6−ペンタメチルヘプタン−6−チオールなどのメルカプタン;テトラメチルチウラムジスルフィド、テトラエチルチウラムジスルフィドなどのチウラムジスルフィド;2−エチルヘキシルチオグリコレート;テルピノーレン、β−テルピネン、ジペンテン等のテルペン;α−メチルスチレンダイマーなどが挙げられる。これらは1種単独で、または2種以上併せて使用することができる。連鎖移動剤は、重合性単量体100質量部に対して、通常、0.01〜10質量部、好ましくは0.1〜5質量部の割合で用いられる。この範囲で連鎖移動剤を使用することによって、低温定着性と保存性のバランスを兼備することができる。連鎖移動剤の中でも、メルカプタンとチウラムジスルフィドを併用すると本発明の動的粘弾性を有するトナーを製造することが容易になるので好ましい。併用するメルカプタンでは、2,2,4,4,6−ペンタメチルヘプタン−6−チオールが好ましく、チウラムジスルフィドでは、テトラエチルチウラムジスルフィドが好ましい。これら併用するメルカプタンの使用量は、通常、0.1〜5質量部、好ましくは1〜3質量部であり、チウラムジスルフィドの使用量は、通常、0.05〜2質量部であり、好ましくは0.1〜1質量部である。
トナー粒子、硫黄原子を含む極性樹脂の分子量及び分子量分布は以下の方法で測定される。40℃のヒートチャンバ中でカラムを安定化させ、この温度におけるカラムに、溶媒としてTHFを毎分1mlの流速で流し、THF試料溶液を約100μl注入して測定する。試料の分子量測定にあたっては、試料の有する分子量分布を、数種の単分散ポリスチレン標準試料により作成された検量線の対数値とカウント数との関係から算出した。検量線作成用の標準ポリスチレン試料としては、たとえば、東ソー社製あるいは、昭和電工社製の分子量が102〜107程度のものを用い、少なくとも10点程度の標準ポリスチレン試料を用いるのが適当である。また、検出器にはRI(屈折率)検出器を用いる。なおカラムとしては、市販のポリスチレンジェルカラムを複数本組み合わせるのが良く、たとえば昭和電工社製のshodex GPC KF−801,802,803,804,805,806,807,800Pの組み合わせや、東ソー社製のTSKgelG1000H(H)(L),G2000H(H)(L),G3000H(H)(L),G4000H(H)(L),G5000H(H)(L),G6000H(H)(L),G7000H(H)(L),TSKguardcolumnの組み合わせを挙げることができる。
該トナー粒子、該縮合系化合物、硫黄原子を含む極性樹脂および該離型剤のガラス転移点はDSC測定により求められる。DSC測定では、測定原理から、高精度の内熱式入力補償型の示差走査熱量計で測定することが好ましい。例えば、パーキンエルマー社製のDSC−7が利用できる。測定方法は、ASTM D3418−82に準じて行う。本発明に用いられる測定では、1回昇温,降温させ前履歴を取った後、温度速度10℃/minで、昇温させた時に測定されるDSC曲線を用いる。
本発明の重合法イエロートナーと外添剤から現像剤が製造される。本発明の重合法イエロートナーに添加される外添剤としては、無機粒子や有機樹脂粒子が挙げられる。無機粒子としては、二酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化錫、チタン酸バリウム、チタン酸ストロンチウムなどが挙げられる。有機樹脂粒子としては、メタクリル酸エステル重合体粒子、アクリル酸エステル重合体粒子、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体粒子、スチレン−アクリル酸エステル共重合体粒子、コアがメタクリル酸エステル重合体で、シェルがスチレン重合体で形成されたコアシェル型粒子、コアがスチレン重合体で、シェルがメタクリル酸エステル重合体で形成されたコアシェル型粒子などが挙げられる。これらのうち、無機酸化物粒子、特に二酸化ケイ素粒子が好適である。また、これらの粒子表面を疎水化処理することができ、疎水化処理された二酸化ケイ素粒子が特に好適である。外添剤の量は、特に限定されないが、トナー粒子100質量部に対して、通常、0.1〜3質量部である。該無機微粒子が少なくともシラン化合物及びシリコーンオイルのいずれかで疎水化処理されていることを特徴とするこれら添加剤は、単独で用いても、また、複数併用しても良い。
本発明のトナーには、硫黄原子を有する重合体を添加することが必須である。硫黄原子を有する重合体の中でも、特にスルホン酸基を有する重合体を用いることが好ましい。本発明において用いられる極性樹脂は、ビニル系単量体とSO3X(X=H、アルカリ金属)基含有(メタ)アクリルアミド(以下、スルホン酸アクリルアミドということがある)とからなる共重合体であって、かつ、重量平均分子量が10000〜30000のものであり、帯電制御性能を有する。スルホン酸基を有する重合体をトナーに添加することで、バインダー中のワックスの分散状態が良好になり、低温側と高温側の定着性が飛躍的に向上すると共にワックスによる帯電性の悪化を防ぐことができる。更にはスルホン酸基の持つ極性により、トナーの帯電性も良好なものとなるため、定着時に発生する飛び散りが十分に抑制できる共に画像濃度やカブリも良好になる。
スルホン酸アクリルアミドと共重合されるビニル系単量体の代表例としては、ビニル芳香族炭化水素単量体及び(メタ)アクリレート単量体が挙げられる。
SO3X(X=H、アルカリ金属)基含有(メタ)アクリルアミド、すなわち、スルホン酸基又はスルホン酸塩基含有(メタ)アクリルアミドとしては、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、2−アクリルアミド−n−ブタンスルホン酸、2−アクリルアミド−n−ヘキサンスルホン酸、2−アクリルアミド−n−オクタンスルホン酸、2−アクリルアミド−n−ドデカンスルホン酸、2−アクリルアミド−n−テトラデカンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−フェニルプロパンスルホン酸、2−アクリルアミド−2,2,4−トリメチルペンタンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルフェニルエタンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−(4−クロロフェニル)プロパンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−カルボキシメチルプロパンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−(2−ピリジン)プロパンスルホン酸、2−アクリルアミド−1−メチルプロパンスルホン酸、3−アクリルアミド−3−メチルブタンスルホン酸、2−メタクリルアミド−n−デカンスルホン酸、4−メタクリルアミドベンゼンスルホン酸等の酸、又はこれらの酸のナトリウム塩、カリウム塩等の金属塩などが挙げられる。これらは、単独で用いても、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明に係る画像形成方法は、帯電部材に電圧を印加して像担持体を帯電させる帯電工程と、帯電された像担持体に静電潜像を形成させる静電潜像形成工程と、下記(a)乃至(d)を含む現像工程と、
(a)現像容器内に収容されている現像剤を現像剤担持体上に担持させる工程
(b)該現像剤担持体上の現像剤の層厚を現像剤層厚規制部材により規制する工程
(c)層厚を規制された前記現像剤を前記現像剤担持体と像担持体とが対向する現像領域へ担持搬送する工程
(d)現像剤担持体上の現像剤を像担持体上の静電潜像に転移させてトナー像を形成する工程
前記像担持体表面に形成されたトナー像を転写材に静電転写する転写工程と、前記転写材上に転写されたトナー像を加熱・定着する定着工程を有する。
・スチレン 83部
・n−ブチルアクリレート 17部
・イエロー顔料P.Y.24 5部
・硫黄原子を含む極性樹脂
正帯電制御樹脂(FCA207P、藤倉化成社製、4級アンモニウム基2%) 1部
負帯電制御樹脂(FCA626N、藤倉化成社製、スルホン酸基7%) 7部
・荷電制御剤ヒドロキシカルボン酸のアルミニウム化合物 1部
・ポリメタクリル酸メチルエステルマクロモノマー(東亜合成化学工業社製、商品名「AA6」)
0.5部
・縮合系化合物 10部
〔飽和ポリエステル(テレフタル酸−プロピレンオキサイド
変性ビスフェノールA、酸価9mgKOH/g、ピーク分子量6000)〕
・エステルワックス(ジペンタエリスリトールヘキサミリステート) 15部
・2,2,4,6,6−ペンタメチルヘプタン−4−チオール 2部
・テトラエチルチウラムジスルフィド 0.1部
・架橋剤(ジビニルベンゼン) 0.25部
を室温下でビーズミルにて分散させて、コア用重合性単量体組成物を得た。
表1に示す実施例1のトナー粒子処方のうち着色剤を変更する以外は実施例1と同様の実験を行って、イエロートナーを製造した。トナーの物性測定・画像評価は上記改造機で行い表2および表3に示した。
表1に示す実施例1のトナー粒子処方のうち、着色剤の添加量を15部に変更する以外は実施例1と同様の実験を行って、イエロートナーを製造した。トナーの物性測定・画像評価は上記改造機で行い表2および表3に示した。
表1に示す実施例1のトナー粒子処方のうち、離型剤の添加量をそれぞれ30部、0部に変更する以外は実施例1と同様の実験を行って、イエロートナーを製造した。トナーの物性測定・画像評価は上記改造機で行い表2および表3に示した。
表1に示す実施例1のトナー粒子処方のうち、縮合系化合物の添加量をそれぞれ30部、0部に変更する以外は実施例1と同様の実験を行って、イエロートナーを製造した。トナーの物性測定・画像評価は上記改造機で行い表2および表3に示した。
表1に示す実施例1のトナー粒子処方のうち、コア用重合体組成物用の重合開始剤の添加量を15部に変更する以外は実施例1と同様の実験を行って、イエロートナーを製造した。トナーの物性測定・画像評価は上記改造機で行い表2および表3に示した。
表1に示す実施例1のトナー粒子処方のうち、硫黄原子を含む極性樹脂の添加量をそれぞれ10部、0部に変更する以外は実施例1と同様の実験を行って、イエロートナーを製造した。トナーの物性測定・画像評価は上記改造機で行い表2および表3に示した。
表1に示す実施例1のトナー粒子処方のうち、マクロモノマーの添加量をそれぞれ1.5部、0部に変更する以外は実施例1と同様の実験を行って、イエロートナーを製造した。トナーの物性測定・画像評価は上記改造機で行い表2および表3に示した。
表1に示す実施例1のトナー粒子処方のうち、コア用重合体組成物用の重合開始剤をt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート(分子量216.3、10時間半減期温度77℃(ベンゼン中)日本油脂製パーブチルO)に変更する以外は実施例1と同様の実験を行って、イエロートナーを製造した。トナーの物性測定・画像評価は上記改造機で行い表2および表3に示した。
表1に示す実施例28乃至34のトナー粒子処方のうち、コア用重合体組成物用の重合開始剤をt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエートに変更する以外は実施例1と同様の実験を行って、イエロートナーを製造した。トナーの物性測定・画像評価は上記改造機で行い表2および表3に示した。
表1に示す参考例3乃至9のトナー粒子処方のうち、コア用重合体組成物用の重合開始剤を2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)に変更する以外は実施例1と同様の実験を行って、イエロートナーを製造した。トナーの物性測定・画像評価は上記改造機で行い表2および表3に示した。
表1に示す参考例3のトナー粒子処方の着色剤、重合開始剤添加量、マクロモノマー、含硫黄原子極性樹脂、離型剤、縮合系化合物をそれぞれ15部、15部、1.5部、10部、30部、30部添加すること以外は同様の実験を行って、イエロートナーを製造した。トナーの物性測定・画像評価は上記改造機で行い表2および表3に示した。
単量体、着色剤、極性樹脂及びその他の添加剤を混合し、メディア型分散機により均一に分散させた混合液を光学顕微鏡で目視観察し、以下の基準で評価した。
A:良好に分散している。
B:若干分散が悪い。
C:ほとんど分散していない。
23℃×50RH%室温環境下で、トナーの充填された現像機を所定時間放置した後、前述の改造プリンターで、画像比率4%画像を6000枚連続通紙した後、「驚」文字パターンを厚紙(128g/m2)のA4用紙に出力された際の文字部分の中抜けを目視により評価した。
A;ほとんど発生せず
B:若干の中抜けが見られる
C;顕著な中抜けが見れれる
前述の改造プリンターを用いて、23℃×50RH%室温環境下で、初期から連続印字を行い、反射濃度計(マクベス製)で測定した印字濃度が1.3以上で、かつ、白色度計(日本電色製)で測定した非画像部のカブリが10%以下の画質を維持できる連続印字枚数を調べた。以下の基準で現像剤による画質の耐久性を評価した。
A:上記画質を維持できる連続印字枚数が10000枚以上。
B:上記画質を維持できる連続印字枚数が5000以上、10000未満。
C:上記画質を維持できる連続印字枚数が5000未満。
高温高湿環境下にトナーの充填された現像機を所定時間放置した後、前述の改造プリンターを用いて、画像比率4%画像を6000枚連続通紙した後、ハーフトーンを厚紙(128g/m2)のA4用紙に出力された際の文字部分の中抜けを目視により評価した。
A;ほとんど発生せず
B:若干の中抜けが見られる
C:顕著な中抜けが見られる
トランスペアレンシーシート画像の透過率は以下の如く評価する。実施例あるいは比較例記載のマシンを用いて、常温常湿環境下でトランスペアレンシーシート(CG3700:3M製)上に、階調を有するイエロートナーの未定着画像を得た。得られたものを定着ローラーの表面がフッ素系樹脂である外部定着器(オイル塗布機能なし、ローラ径40mm)にて、定着温度180℃,プロセススピード35mm/secで、定着画像を得た。得られた定着画像の画像濃度0.5〜0.6mg/cm2の箇所の透過率を測定した。透過率の測定は、島津自己分光光度計UV2200(島津製作所社製)を使用し測定した。そして、トランスペアレンシーシート単独の透過率を100%とし、600nmでの最大吸収波長における透過率を測定した。なお、下記の基準で評価した。
A;透過率が80%以上
B;透過率が50%以上80%未満
C;透過率が50%未満
フルカラー画像におけるトランスペアレンシーシート透過性の評価は、上記イエロートナーと同様の方法で、レッド、ブルーの定着画像を得た。これを白色壁面に投影されたとき透過画像を以下の基準で目視により行った。
A;非常に透明感のある画像
B;若干透明感に欠け、くすんだ画像
C;暗く透明感がなく、くすんだ画像
トナーを30℃湿度80%の環境下に2日間放置する前後における摩擦帯電量の変化により、高温放置による劣化の程度と常温常湿での状態を評価した。
(1)同処方のサンプルを2つ用意し、所定時間サンプルを放置した後、150回振とうして帯電量を測定する。
(2)サンプルを30℃湿度80%環境下に2日間放置した後、(1)と同様の操作により帯電量を測定する。
A:測定値(1)−測定値(2)の絶対値が0以上10mC/kg未満。
B:測定値(1)−測定値(2)の絶対値が10以上20mC/kg未満。
C:測定値(1)−測定値(2)の絶対値が20mC/kg以上。
2 供給ローラ
3 規制ブレード
4 現像ローラ
5 感光体
6 現像バイアス電源
7 現像剤
8 撹拌羽
9 帯電ローラ
10 露光装置
11 クリーニング装置
12 転写ローラ
13 転写バイアス電源
14 加熱ローラ
15 加圧ローラ
16 搬送ベルト
P 転写材
Claims (5)
- 少なくとも重合性単量体、極性樹脂、着色剤及び架橋性単量体を含有するコア用単量体組成物を微小な液滴に造粒した後、重合開始剤の存在下、懸濁重合して着色重合体粒子を生成させ、次いで、該着色重合体粒子の存在下にシェル用重合性単量体を懸濁重合することにより得られたコア・シェル構造の重合法トナーであって、
該極性樹脂が、縮合系化合物であり、
該重合開始剤が下記構造式(1)で示される分子量が240以下の化合物であり、
該着色剤がC.I.Pigment Yellow24、60、73、75、83、90、99、100、101、104、108、117、123、138、139、148、150、151、154、155、156、166、169、173、175、177、179、180、183、185、191、192、193及び199からなるグループから選択されるイエロー着色剤であり、
該トナーのテトラヒドロフラン(THF)可溶成分のゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)における重量平均分子量が30000乃至100000であることを特徴とする非磁性イエロートナー。 - 前記重合開始剤の10時間半減期温度が50℃乃至60℃であることを特徴とする請求項1に記載の非磁性イエロートナー。
- 前記式(1)のR1乃至R6が炭素数1乃至3のアルキル基であることを特徴とする請求項1又は2に記載の非磁性イエロートナー。
- 前記トナーの平均円形度が0.940乃至0.995であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の非磁性イエロートナー。
- 前記トナーが、硫黄原子を有する極性樹脂を含有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の非磁性イエロートナー。
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