JP4343060B2 - 受信信号強度測定回路、受信信号強度検出回路および無線受信機 - Google Patents

受信信号強度測定回路、受信信号強度検出回路および無線受信機 Download PDF

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Description

本発明は、無線受信装置に用いられ、特性の温度安定性に優れた受信信号強度測定回路(一般に、RSSI回路と呼称)、受信信号強度検出回路およびそれを用いた無線受信機に関するものである。
一般に、無線受信機では、アンテナから得た高周波の無線信号を、まず、中間周波数の信号(IF(Intermediate Frequency)信号)に変換し、そのIF信号を増幅してディテクタ(detector)に入力し、所望の信号処理つまり上記無線信号に含まれる情報を取り出す処理を行う。この処理において、無線信号やIF信号の増幅率は、上記処理が好適に実行できる範囲内となるように設定するために、無線受信機が受信した電波の信号強度は、一般に、受信信号強度指標値(RSSI、Received Signal Strength Indicator)と呼ばれ、RSSI(Received Signal Strength Indicator)回路系で測定される。上記RSSIは、IQ変復調器等を有する携帯電話においては、IFフィルタで帯域制限が掛けられた受信信号を、例えばダイオードによる包絡線検波して、直流電圧である、上記RSSIが生成されている。上記RSSIは、ベースバンド処理回路に入力されて各制御信号を生成するために使用される。
従来のIFアンプ回路を用いたRSSI回路系は、図14に示したように、IFアンプ電流源回路1210と、IFアンプ回路1220と、RSSIアンプ回路1230と、変換回路1240とから、その主要部が構成されており(特許文献1参照)、それらは例えば1つのLSI(集積回路)内に組み込まれていることが多い。
IFアンプ電流源回路1210は、IFアンプ回路1220に電流を供給するためのものである。IFアンプ回路1220は、各アンプ1221、1222、1223、1224を互いに縦列接続してなるもので、例えば外部の信号源1270からの入力信号を増幅し、各段ごとにそれぞれ出力するものである。RSSIアンプ回路1230は、IFアンプ回路1220内の各段のアンプ1221、1222、1223、1224から出力される電圧をそれぞれ電流変換し、各段を加算してRSSI信号電流を出力するものである。
変換回路1240は、RSSIアンプ回路1230からの出力電流を、基準抵抗1250によって設定された変換特性に基づいて変換して、温度依存性の影響を実用上無視できる程度にまで補正するためのものである。この変換回路1240によって変換された出力電流は、出力端子1260から、例えば外部の信号強度表示装置へ出力される。
IFアンプ回路1220内の各アンプ1221、1222、1223、1224のそれぞれは、さらに詳細には、図15に示したように、各負荷抵抗1321、1322と、差動アンプを構成する各トランジスタ1323、1324と、各入力端子1325、1326と、出力端子1327と、IFアンプ電流源回路1210から供給される電流に基づいて実質的に増幅電流源となる電流を出力する電流源1328とを備えている差動増幅回路である。
特開2003−46341(公開日:2003年2月14日)
ところで、IFアンプ電流源回路1210から供給される電流は、電圧Vtと内部抵抗Rとに依存して変化するので、出力端子1327からの出力も同様に電圧Vtおよび内部抵抗Rに依存して変化する。
従って、入力レベルが小さくてIFアンプ回路1220の各段のアンプ1221、1222、1223、1224が飽和しない場合にはそれらのアンプからの出力において温度依存性は無い。
しかし、入力レベルが大きくなってIFアンプ回路1220の各段のアンプ1221、1222、1223、1224が後方段から前方段に順次に飽和してくると、それらアンプ1221、1222、1223、1224からの出力は、各負荷抵抗1321、1322と電流源1328とからの電流との積となり、Vt(Vt=kT/q;ここでkはボルツマン定数、Tは絶対温度、qは電荷量)に比例した高い(強い)温度依存性を有すようになる。
このため、RSSIアンプ回路1230の出力もVtの変化に依存して変化するので、上記変化は、上記RSSI回路系からの出力(受信信号強度の計測結果)における誤差の要因となる。
そこで、従来のRSSI回路系では、上記のようなVtに依存して変化するRSSIアンプ回路1230の出力を、変換回路1240が基準抵抗1250により設定された変換特性に基づき変換して、温度依存性の影響を実用上無視できる程度にまで補正するようにしている。
このように、従来のRSSI回路系では、IFアンプ回路1220への入力レベルが小さくてその内部の各段のアンプ1221、1222、1223、1224が飽和していない場合のゲインの温度依存性と、各段のアンプ1221、1222、1223、1224が飽和に達した状態、あるいは飽和に近づいた状態にある場合の出力振幅の温度依存性が大幅に異なるため、温度に依存して出力特性が変化し、誤差の要因となり得るという問題があった。
また、そのような出力の温度依存性を改善するためには、変換回路1240が必要となり、全体的な回路構成が煩雑なものになるという問題や、RSSI回路系がLSI内に組み込まれている場合には変換回路1240を組み込むための占有面積がさらに必要になり、回路の小型化や高集積化の妨げになり得るという問題や、変換回路1240によって消費電流が増大するという問題があった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は2種類の温度特性を持つ電流源を使用し、アンプの温度依存性を制御すると共に更にこの電流源を用いた温度補正回路を使用することで複雑な変換回路を要することなく温度依存性を抑制または解消することを可能とするRSSI回路系を提供することにある。
本発明に係るRSSI回路は、上記課題を解決するために、受信信号に対応するIF信号を、増幅用電力源となる第一電流源を用いて増幅する複数の差動増幅器が多段に縦列接続されたIFアンプ部と、上記IFアンプ部の各段の差動増幅器から出力される各絶対値信号の電圧振幅をそれぞれ、変換用電力源となる第二電流源を用いて電圧電流変換し、加算して出力する電圧電流変換部と、上記電圧電流変換部からの出力電流を電圧変換して測定電圧値として出力する電圧出力部とを有し、上記差動増幅器は、エミッタ同士が互いに接続された差動対の各第一トランジスタと、各第一トランジスタのコレクタと電源との間にそれぞれ接続された負荷抵抗とを備え、上記各第一トランジスタのエミッタでの電圧を絶対値信号として出力するものであり、上記第一電流源は、上記接続されたエミッタに接続され、上記第一電流源の出力電流を規定する基準抵抗を備え、上記基準抵抗に反比例する電流値を出力するものであり、上記基準抵抗が負荷抵抗と同一温度特性仕様の抵抗であることにより、上記差動増幅器の入力レベルが大きく、出力が飽和状態のとき上記出力電流が絶対温度に対し比例するように設定されており、上記電圧電流変換部は、各段の差動増幅器から出力される各絶対値信号の電圧振幅をそれぞれ電圧電流変換する差動アンプをそれぞれ備え、上記差動アンプは、エミッタ同士が接続された差動対の各第二トランジスタと、カレントミラー回路とを備え、上記カレントミラー回路は、その入力側が各第二トランジスタのコレクタの一方に、かつ、カレントミラー回路の出力側に各第二トランジスタのコレクタの他方に能動負荷として接続されて、上記出力側が上記電圧電流変換部の出力となっており、上記第二電流源は、上記接続されたエミッタに接続されており、上記第二電流源の出力電流値が温度変化に対する依存性を低減して設定されていることにより、上記差動アンプからの出力電流値は、絶対温度に対し反比例するように設定されており、上記差動増幅器の入力レベルが大きく、出力が飽和状態のとき、上記IFアンプ部からの各絶対値信号における、全体温度に対して比例するように変動することを、上記電圧電流変換した電流値が絶対温度に対し反比例するように設定された上記電圧電流変換部により相殺するようにしたことを特徴としている。
上記構成によれば、IFアンプ部の各差動増幅器は、入力レベルが大きく出力が飽和状態のとき、各差動増幅器からの各絶対値信号においては絶対温度の変化に対し比例的に変動するものとなる。
これに対し、上記構成は、IFアンプ部からの各絶対値信号における、絶対温度に対し比例するように変動することを、電圧電流変換した電流値が絶対温度に対し反比例するように設定された電圧電流変換部による相殺によって低減できるから、電圧出力部からの測定電圧値にて示される、受信信号の強度測定を安定化できる。
上記RSSI回路においては、前記差動アンプには、前記絶対値信号と、基準DC電圧とがそれぞれ入力され、上記基準DC電圧を生成する基準電圧作成回路をさらに有し、上記基準電圧作成回路は、上記絶対値信号に含まれるDC電位の影響を除去するために、前記差動増幅器と回路構成を同じくする回路とし、上記絶対値信号の出力端子に相当するノードより上記基準DC電圧を供給するものであってもよい。
上記RSSI回路では、前記差動アンプには、前記絶対値信号と、基準DC電圧とがそれぞれ入力され、上記基準DC電圧を生成する基準電圧作成回路をさらに有し、上記基準電圧作成回路は、上記絶対値信号に含まれるDC電位の影響を除去するために、前記差動増幅器の差動半回路とし、上記絶対値信号の出力端子に相当するノードより上記基準DC電圧を供給するものであってもよい。
上記構成によれば、差動増幅器と同等の温度特性を有する、基準DC電圧を生成する基準電圧作成回路をさらに設けたことで、上記差動アンプでの電圧・電流変換が上記基準DC電圧により補正されるから、絶対値信号に含まれるDC電位の影響を除去できて、電圧出力部からの測定電圧値にて示される、受信信号の強度測定を安定化できる。
上記RSSI回路においては、前記電圧電流変換部からの出力電流の交流成分を低減するための整流部をさらに有し、上記整流部は、カレントミラー回路部と、カレントミラー回路部のベース電流補償回路とを備えていてもよい。
上記構成によれば、整流部を設けたことで、交流成分を低減できるから、受信信号の強度測定を安定化できる。
上記RSSI回路では、前記電圧電流変換部の出力負荷抵抗が、前記電圧電流変換部に使用される基準抵抗と同一仕様のものであることが好ましい。
上記構成によれば、出力負荷抵抗と、基準抵抗とを同一仕様のものとすることで、上記の両抵抗の温度特性を互いに一致させて、上記両抵抗の各温度特性による変化を相殺させることが可能となる。よって、上記構成は、受信信号の強度測定をより安定化できる。
上記RSSI回路においては、前記電圧出力部は、電流を電圧に変換するための変換用抵抗を備え、上記変換用抵抗に対し印加される補正電流を、絶対温度に比例し、第一電流源の電流値より小さくなるように生成する温度補正回路をさらに有していてもよい。
ところで、受信信号の入力レベルが大きい飽和領域では、電圧電流変換部の電流値を絶対温度に対し反比例するように設定することで、各差動増幅器の出力である絶対値信号の温度特性を補正して、受信信号の強度測定をより精度良く行うことができるが、受信信号の入力レベルが小さい非飽和領域においては、絶対温度の変化に対する依存性が小さい絶対信号値は、上記反比例する設定により悪影響を受ける。
そこで、上記構成によれば、変換用抵抗に対し印加する補正電流を、第一電流源の電流値より小さく、絶対温度に比例するように生成する温度補正回路をさらに設けたことで、上記悪影響を相殺できて、入力レベルが小さい領域においても温度特性を改善できて、受信信号の強度測定の精度を向上できる。
上記RSSI回路においては、前記温度補正回路は、前記第一電流源に組み込まれていることが好ましい。上記構成によれば、温度補正回路を第一電流源に組み込むことで小型化を図ることが可能となる。
上記RSSI回路では、前記第一電流源は、バンドギャップ電流源を有し、前記第二電流源はバンドギャップ電源による電圧が印加された抵抗に流れる電流を電流源として作られていてもよい。上記構成によれば、バンドギャップ電源は、絶対温度の変動に対し、変動しなく設定できるから、第二電流源を、絶対温度に対する依存性を低減できて、前記電圧電流変換部の電流値が絶対温度に対し反比例するように電圧電流変換部を設定することを確実化できる。
上記RSSI回路においては、前記各差動増幅器は、飽和しているときの絶対値信号の出力電圧振幅が絶対温度に比例するように依存し、飽和していないときの絶対値信号の出力電圧振幅における絶対温度に対する依存性が飽和しているときより小さいものであることが望ましい。
本発明の受信信号強度検出回路は、前記課題を解決するために、上記の何れかに記載のRSSI回路と、上記RSSI回路の出力電圧値と任意の基準電圧とを比較した結果をデジタル信号にて出力する比較器とを有していることを特徴としている。
本発明の無線受信機は、前記課題を解決するために、上記の何れかに記載のRSSI回路、または上記RSSI検出回路を有することを特徴としている。
本発明に係るRSSI回路を有するRSSI検出回路や無線受信機では、絶対温度の変動に対し、受信信号の強度測定を安定化できるので、受信精度を安定化により向上できて、通信特性を改善できる。
本発明のRSSI回路は、受信信号に対応するIF信号を、増幅用電力源となる第一電流源を用いて増幅する複数の差動増幅器が多段に縦列接続されたIFアンプ部と、上記IFアンプ部の各段の差動増幅器から出力される各絶対値信号の電圧振幅をそれぞれ、変換用電力源となる第二電流源を用いて電圧電流変換し、加算して出力する電圧電流変換部と、上記電圧電流変換部からの出力電流を電圧変換して測定電圧値として出力する電圧出力部とを有し、上記差動増幅器は、エミッタ同士が互いに接続された差動対の各第一トランジスタと、各第一トランジスタのコレクタと電源との間にそれぞれ接続された負荷抵抗とを備え、上記各第一トランジスタのエミッタでの電圧を絶対値信号として出力するものであり、上記第一電流源は、上記接続されたエミッタに接続され、上記第一電流源の出力電流を規定する基準抵抗を備え、上記基準抵抗に反比例する電流値を出力するものであり、上記基準抵抗が負荷抵抗と同一温度特性仕様の抵抗であることにより、上記差動増幅器の入力レベルが大きく、出力が飽和状態のとき上記出力電流が絶対温度に対し比例するように設定されており、上記電圧電流変換部は、各段の差動増幅器から出力される各絶対値信号の電圧振幅をそれぞれ電圧電流変換する差動アンプをそれぞれ備え、上記差動アンプは、エミッタ同士が接続された差動対の各第二トランジスタと、カレントミラー回路とを備え、上記カレントミラー回路は、その入力側が各第二トランジスタのコレクタの一方に、かつ、カレントミラー回路の出力側に各第二トランジスタのコレクタの他方に能動負荷として接続されて、上記出力側が上記電圧電流変換部の出力となっており、上記第二電流源は、上記接続されたエミッタに接続されており、上記第二電流源の出力電流値が温度変化に対する依存性を低減して設定されていることにより、上記差動アンプからの出力電流値は、絶対温度に対し反比例するように設定されており、上記差動増幅器の入力レベルが大きく、出力が飽和状態のとき、上記IFアンプ部からの各絶対値信号における、全体温度に対して比例するように変動することを、上記電圧電流変換した電流値が絶対温度に対し反比例するように設定された上記電圧電流変換部により相殺するようにした構成である。
それゆえ、上記構成は、IFアンプ部からの各絶対値信号における、絶対温度に対し比例するように変動することを、電圧電流変換した電流値が絶対温度に対し反比例するように設定された電圧電流変換部による相殺によって低減できるから、受信信号の強度測定を安定化できる。
よって、上記構成は、絶対温度の変動に対し、受信信号の強度測定を安定化できるので、RSSI検出回路や無線受信機に用いると、受信精度を安定化により向上できて、通信特性を改善できるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明のRSSI回路の概要を示す実施の一形態である。RSSI回路は、IFアンプ101と、RSSIアンプ102と、電流源IA103、電流源IB104、電流源IC105、整流回路106、電流電圧変換回路107とを有している。
IFアンプ101は多段の各アンプ(差動増幅器)109〜112を互いに従属接続することにより構成されている。IFアンプを構成する各々のアンプ109〜112は入力された信号を増幅し、その増幅出力を後段のアンプに順次出力するようになっている。
各々のアンプ109〜112は、増幅機能の他に入力された信号の絶対値に比例した大きさの絶対値信号をそれぞれ出力する機能を保有している。各アンプ109〜112の絶対値信号は、RSSIアンプ102にそれぞれ出力される。この時、IFアンプ101では、前段のアンプ出力が飽和している場合、その後段のアンプからの絶対値信号の出力レベルは絶対温度に比例するものとなっている。
RSSIアンプ102は、複数のGmアンプ(差動アンプ)を有し、IFアンプ101を構成する各々のアンプ109〜112より出力された絶対値信号の出力がそれぞれのGmアンプ113〜116に入力されている。さらに、RSSIアンプ102は、絶対値信号の出力電圧振幅をそれぞれのGmアンプ113〜116にて電流変換し、各Gmアンプ電流出力を互いに加算することによりRSSI信号電流を生成し、出力するようになっている。RSSI信号電流には、前記の入力信号に含まれる周波数成分(交流成分、AC成分)が存在している。
そこで、整流回路106は、RSSI信号電流からAC成分を除去して、RSSI信号電流のDC電流を生成し出力するものである。電流電圧変換回路107は、上記のDC電流を電流電圧変換回路107内の抵抗を介して電圧変換することによりIFアンプ101に入力された信号レベルに応じた測定電圧を得るためのものである。
IFアンプ101の電流源IA103は基準抵抗Rに反比例し絶対温度に比例する電流を供給するためのものである。RSSIアンプ102の電流源IB104は基準抵抗Rに反比例し絶対温度に依存しない電流を供給するためのものである。電流源IC105は、基準抵抗Rに反比例し絶対温度に比例する電流を電流電圧変換回路107に供給して、温度特性補正回路として機能するものである。
次に、前述のIFアンプ101を多段接続により構成する各アンプ109〜112は、互いに同一の機能を有しているので、それらの内の1つのアンプの一例について図2に基づき説明する。上記アンプは、図2に示すように、差動増幅器であって、2つの各入力信号Vinがそれぞれ入力される各入力端子200、201と、各入力信号VinからDC成分を除去するための各コンデンサ212、213と、各入力信号VinにおけるDC成分が除去されたAC成分の各信号がベースに供給される各トランジスタ206、207とを有している。
また、上記アンプでは、電源電圧Vccを各抵抗214、215の抵抗分割により発生する電圧を各抵抗210、211を介して各トランジスタ206、207のベースに対しDCバイアスとしてそれぞれ供給するようになっている。各抵抗204、205と、各トランジスタ206、207と、電流源IA103とにより、前述の差動増幅器が形成されている。よって、電力増幅用の電流源IA、アンプの負荷抵抗(各トランジスタ206、207のコレクト抵抗、つまり各抵抗204、205)をRc とすると、上記アンプのゲインは以下の式(1)で表現される。式中のIAは、電流源IAの電流値を示す。
ゲイン=IA・Rc/(2Vt) …(1)
(Vt=kT/q、q:クーロン量、k:ボルツマン定数、T:絶対温度)
ゆえに、上記アンプが不飽和状態におけるアンプの出力振幅Voutは、
Vout=(IA・Rc/(2Vt))・Vin
また、上記アンプが飽和状態におけるアンプの出力振幅Voutは、
Vout=IA・Rc となる。
ここで、電流源IAが以下の式(2)で表現される特性を備えるものと仮定する。
IA=α・Vt /R …(2)
(α:任意の定数、R:上記アンプの負荷抵抗Rc と同一特性(同一温度特性を含む)を示す任意の抵抗値の基準抵抗)。
アンプの電流源として上述のIAの式(2)の特性を有するものを用いた場合、不飽和時における出力信号の電圧振幅特性は次式(3)で表現される。
Vout=(IA・Rc /2Vt)・Vin=(α・Rc /2R)・Vin …(3)
また、同様に飽和時における出力信号の電圧振幅は次式(4)で表現される。
Vout=IA・Rc =α・Rc ・Vt /R …(4)
結果として飽和しない場合を示す式(3)においてはVtの項が消え、抵抗Rcと抵抗Rとが互いに同一の温度変化を示すので各抵抗の温度変化が相殺されることにより、飽和しない場合は、温度変化に依存しなくなる。また、飽和状態においては、式(4)に示すように、Vtの項が残るので、前述したように差動増幅器である上記アンプは絶対温度に比例した信号を出力するものとなる。
一方、絶対値信号出力の端子209より出力される信号の電圧振幅値は以下の式(5)で表現される。
VIFAMPout=|Vin| …(5)
以上のことより、RSSIアンプ102へ出力される絶対値信号VIFAMPoutは前段のアンプが飽和している場合には、
VIFAMPout=|α・Rc ・Vt /R| …(6)
の式(6)で表現され、絶対温度に比例した大きさの信号となる。
前段のアンプが飽和していない場合については前段のアンプ信号入力をVinとすると、
VIFAMPout=|α・Rc ・Vin/2R| …(7)
の式(7)で表現され、絶対温度の変化に依存しない大きさの信号となる。
次に、RSSIアンプ102における、互いに同一の機能を備えた差動アンプである各Gmアンプ113〜116の内における1つのGmアンプの一例を図3に基づき説明する。IFアンプ101より出力された絶対値信号は、図3に示すように、入力302を通じてGmアンプへ入力される。またIFアンプ出力信号に含まれるDC電圧に等しい基準電圧は入力301を通じてGmアンプへ入力される。
このGmアンプでは、差動アンプを構成する一対のトランジスタ304、305のエミッタ同士が接続されている。この接続されたエミッタには増幅用電力源となる電流源IB104が更に接続されている。
さらに、Gmアンプにおいては、差動対トランジスタ305のコレクタに対し各PNPトランジスタ306、307で構成されるカレントミラー回路の入力側が接続されている一方、上記接続の反対側である差動対トランジスタ304のコレクタにはカレントミラー回路の出力側が能動負荷として接続されている。よって、上記Gmアンプでは、カレントミラー回路の出力側に接続された出力303より、入力された絶対値信号の電圧振幅値を電流値に電圧電流変換を行った信号が出力される。
RSSIアンプ102を構成するGmアンプへの入力信号をVIFAMPoutとし、RSSIアンプ102からの出力電流をIRSSIAMPoutとし、電流源IB104の電流値をIBとすると、IRSSIAMPoutは、以下の式(8)で表現される。
IRSSIAMPout=IB・VIFAMPout/2Vt …(8)
ここで、RSSIアンプ102への電力増幅用の電流源IB104が次式(9)で表現される電流源とする。Vconstは、温度依存しない基準電圧である。
IB=γ・Vconst /R …(9)
IBを考慮するとIRSSIAMPoutは以下の式(10)で表現される。
IRSSIAMPout=γ・Vconst ・VIFAMPout /(2Vt・R) …(10)
結果としてRSSIアンプ102の出力は基準抵抗Rに温度特性が無ければ絶対温度に反比例した出力となる。式(10)は、γ・Vconst ・VIFAMPout /(2R)を定数βと置くと、図1に示すIBの式と同等なものとなる。
続いて、前述の基準電圧作成回路108の実施の一形態について図4に基づき説明する。ところで、RSSIアンプ102の各Gmアンプの一方の入力端子には、IFアンプ101から出力である、DC電圧成分を含む絶対値信号が印加されている。このため、このDC電圧成分と全く同じDC電圧を含む基準電圧を、同様に、他方の入力端子に印加しなければ、上記絶対値信号からの正確な電流値を取り出せないという不都合を生じている。
この不都合を解決するために、前述の基準電圧作成回路108では、図4に示すように、図2に示すアンプの入力部をショートし、出力部を省略した形式になっている。かつ、IFアンプ101の各アンプ109〜112とこの基準電圧作成回路108で使用されるデバイスとの仕様定数は互いに全く同じに設定されている。
このため、上記アンプの出力部(各トランジスタ206、207のエミッタ)と基準電圧作成回路(各トランジスタ406、407のエミッタ)108との各DC電位の変動を、互いに、温度、ロット変化によるデバイスの特性変化があってもほぼ完全に一致させることができる。
次に、上記基準電圧作成回路108の他の例を、基準電圧作成回路108aとして図5に基づき説明する。基準電圧作成回路108aは、図5に示すように、図4に示す基準電圧作成回路108より、抵抗405、トランジスタ407、各コンデンサ413、412、および抵抗411を省略し、電流源103の電流値を1/2に設定して電流源103aを用いることにより差動半回路にしたものである。トランジスタ506のベース電流は図4に記載の回路に対し1/2になるため、抵抗515で発生する電圧降下を考慮し、図4に示す各抵抗414、415に代えて、各抵抗414、415の抵抗をそれぞれ2倍に設定した各抵抗514、515を用いた。以上のことより、図5に記載の基準電圧作成回路108aより出力される基準電圧出力値と図4に記載の基準電圧作成回路108からの基準電圧出力値は互いに一致させることが可能となる。
続いて、前述の整流回路106の一例について図6に基づき説明する。図6に示すように、整流回路106では、入力部601より入力されたRSSI電流(IRSSIAMPout、図6ではIcと記す)は、トランジスタ603のコレクタ電流と各トランジスタ603、604のベース電流とに分岐される。ここで各トランジスタ603、604のエミッタ面積比は1:4に設定されている。
各トランジスタ603、604の電流増幅率であるhfeが低い場合はベース電流の違いによるベース電圧降下が無視できなくなるから、これを補正するためには、各トランジスタ603、604のベースに対して適当なベース抵抗を挿入し、ベース電流補償を行えばよい。さらに、整流回路106においては、整流用コンデンサ607を加えることにより一次LPF(Low Pass Filter)を形成し、出力部602より出力される電流(図6では4Icと記す)の交流成分を除去している。
次に、前述の電流電圧変換回路117の一例について図7に基づき説明する。電流電圧変換回路117は、図7に示すように、入力部701より入力された整流回路106からの電流が各トランジスタ703、704で構成されるカレントミラー回路により同等の電流として抵抗705に入力され、上記抵抗705における電流入力端に発生する電圧が、それを測定する出力端子702によりRSSI電圧となって出力される。
RSSI出力電圧VRSSIは以下の式(11)で表現される。
VRSSI=RL×IL …(11)
ここで、ILはRSSI出力電流を整流回路106により整流して得られた電流になるため、図3、図6の各例を用いた場合、VRSSIは以下の式(12)で表現される。
VRSSI=4・γ・Vconst・RL・VIFAMPout/(2Vt・R) …(12)
ここで電流電圧変換回路117のRL とRSSIアンプ102の基準電流源をつくる基準抵抗RとがLSI内部で作られた同じ種類(同一温度特性を含む特性)の抵抗であれば、その抵抗に起因する温度変化、ロットごとのばらつきで発生するRSSI回路の特性変化をキャンセルすることができるため、精度を高くできる。
続いて、温度補正回路としての電流源IC105の動作を説明するグラフを図8に示した。本実施の形態では、RSSI電圧は入力レベルが大きくなると高い電圧値を示すような特性を示すものとする。なお、RSSI電圧を入力レベルが大きくなると低い電圧値を示すものとしても、本発明の効果を奏するように構成できる。
まず、温度補正回路の無い場合における入力レベル対RSSI電圧特性は、図8(a)に示すように、入力レベルが大きい際には、RSSI出力電圧における温度依存性の割合は少ない(小さい)が、逆に入力レベルが低い際にはRSSI出力電圧における温度依存性の割合は多い(大きい)ことを示している。
つまり、入力レベルが大きい際においてはIFアンプ101内の各アンプの殆どが飽和するため、IFアンプ101からの出力は絶対温度比例特性を示すが、RSSIアンプ102以降が絶対温度反比例の特性を示すので、上記の両特性の少なくとも一部が相殺されて、RSSI出力電圧における温度依存性は少ない(小さい)。逆に入力レベルが低い際においては、飽和するアンプ数が少なくなるため、IFアンプ出力の温度依存性は少なくなるが、RSSIアンプ102以降の絶対温度反比例の特性は殆ど変化しないので、RSSI電圧温度依存性は絶対温度に反比例する特性が強くなり、温度依存性は多く(大きく)なる。
次に、温度補正回路を設けて、絶対温度に比例する微少な補正電流を加えた場合における入力レベル対RSSI電圧特性は、図8(b)に示すように、電流電圧変換回路107の抵抗RL に絶対温度に比例する、微小な(室温時の最大RSSI電流に対し、室温時で、半分以下、より望ましくは、最小が2%、より好ましくは4%、最大が10%より望ましくは7%)補正電流を加えることにより、入力レベルが大きい場合については絶対温度に比例する温度特性の傾向が強くなるが、入力レベルが低い場合における絶対温度に反比例する傾向が弱まることになる。
微少な補正電流を加えた場合の温度特性への影響の度合いについては飽和していない場合のRSSIアンプ102からの出力電流値が小さいため、絶対温度に依存する温度特性を有する補正電流値を加えた場合における温度特性改善傾向は大きい。逆に入力レベルが大きい場合においてはRSSIアンプ102からの出力電流が大きいので絶対温度に比例する微少な補正電流を加えたことによる温度特性変化の傾向は少ない。
以上のことにより、補正電流値を最適化することにより使用範囲内でのRSSI出力電圧の温度依存性の誤差を小さくすることが可能となる。
上記微小な補正電流に関する具体的な電流範囲について、その数値範囲は電流、ゲイン、抵抗、温度、入力レベル等の要素により一概には決められないが、上記範囲内にて上記微小な補正電流の効果を発揮できるものである。また、上記微小な補正電流における電流範囲の数式表現としては以下のものが挙げられる。
図9に示すように、IFアンプ101がn段で構成され、IFアンプ101の各段の非飽和状態におけるゲインをAとし、入力レベルが低い場合(全てのアンプが非飽和状態にある場合)、RSSIアンプ102の出力電流の総和IRSSIoutは、下記の通り、
IRSSIout=γ(1+A+A2+…+A(n-1))Vi/Vt
で表現される。
A、γは固定の値なので簡略化すると、IRSSIout=η・Vi/Tとなる(絶対温度T)。また、温度特性補正電流をIadj=BTと表現する。図10に示すように、低い入力レベルにおけるRSSI回路出力電圧の温度依存性を最小にしようとする場合、IRSSIout+Iadjの温度特性が最小になるようにIadjの値を設定すればよい。
そこで、IRSSIout+Iadj=(η・Vi/T)+BTをTについて微分すると、B−(η・Vi/T2)となる。ここで所望の最小入力レベル、所望の使用温度範囲の中間温度において微分係数が0になるような値となるようにBを設定すれば使用する温度範囲における温度特性が最小になる。それゆえ、温度補正電流値の最適値は、B=(η・Vi/T2)となる。上記温度補正電流値の設定値としては、図10から明らかなように、上記最適値の±20%以内、より好ましくは±10%以内であればよい。
続いて、温度補正回路として使用する電流源IC105と、IFアンプ101への電流源IA103の一例について図11に基づき説明する。図11に示すように、各トランジスタ906、908、909、および各抵抗907、910の各素子で構成される回路は電流出力型バンドギャップ回路のスタータ回路である。電流出力型バンドギャップ回路本体は各トランジスタ901、902、904、905、および抵抗903により形成されている。なお、トランジスタ901については、n個(nは1以上の整数)を互いに並列に接続して用いてもよい。
よって、電流出力型バンドギャップ回路本体のトランジスタ901(Q1)のコレクタ電流(Ic(Q1))は、以下の式(13)で表現される。抵抗903は、基準抵抗Rである。
Ic(Q1)=Ic(Q2)=(Vt /R)ln n …(13)
Q4、Q5の出力電流は、Ic(Q4)=Ic(Q5)=Ic(Q1)+Ic(Q2) なので、
Ic(Q4)=Ic(Q5)=Ic(Q6)=2(Vt /R)ln n
となる。
一方、Q8に流れる電流は、カレントミラー回路を構成する他方のQ7が2個、互いに並列に使用されているので、(1/2)Ic(Q6)となる。
結果、IFアンプ101に供給される電力増幅用電流と温度補正電流は基準抵抗Rに反比例し、絶対温度に比例する電流が実現できる。
ここで、IFアンプ101の負荷抵抗Rc と電流電圧変換回路107の出力負荷抵抗RL が基準抵抗Rと同じ種類(同一の温度特性)の抵抗であればオームの法則V=IRの式からもわかるようにRc で発生する電圧とRL で発生する電圧は抵抗値の温度変化やロットばらつきに依存しなくなるのと同時に、電流源回路と補正電流源回路を同一にすることができるため、回路を小さくすることができる。
次に、RSSIアンプ102の電流源IB104の一例について図12に基づき説明する。電流源IBにおいて、各抵抗1001、1004、および各トランジスタ1002、1003の各素子で構成される回路は電圧出力型バンドギャップ回路のスタータ回路である。電圧出力型バンドギャップ回路本体は、各抵抗1005、1006、1011、1012、1014、および各トランジスタ1007、1008、1009、1010、1013により形成され、バンドギャップ出力電圧は約1.2Vとなる。RSSI電流源IB104の電流値はこのバンドギャップ電圧Vconstと抵抗1014にて示した基準抵抗Rにより以下の式(14)で表現される。
IB=Vconst/R …(14)
この結果、RSSIアンプ102に供給される電流源IBについては、基準抵抗Rに反比例し、絶対温度に依存しない電流を出力できる電流源が実現できる。
本発明のRSSI回路は、図13に示すように、信号入力1101より入力された信号はRSSI回路1102によって電力に応じた電圧を出力線1103より出力する。この出力と任意の基準電圧1105をコンパレータ1104で電圧比較を行いデジタル値として出力することにより任意の基準電圧1105により設定された電力値に対する値の大小を表示することができる。
本発明のRSSI回路は、IF信号を増幅する複数の差動増幅器が多段に縦列接続されたIFアンプ部と、上記IFアンプの各段からの絶対値信号出力電圧振幅を電圧電流変換して出力するRSSIアンプ部と、RSSIアンプ部の出力電流を整流する整流回路と、整流回路の出力電流を電圧変換して出力するRSSI電圧出力部と、温度誤差を補正する温度特性補正回路からなる入力信号電力の大きさに応じた電圧を出力する機能を持つRSSI回路において、IFアンプ部における飽和時の絶対値信号出力電圧振幅が絶対温度に比例し、飽和しない場合の絶対値信号出力電圧振幅が絶対温度に依存しないよう設定されており、かつ、RSSIアンプ部のGmが絶対温度に反比例するように設定することによりIFアンプ部で発生した温度特性変化をRSSIアンプの温度特性変化によりキャンセルすることで主要な温度特性の抑圧を行うことを特徴とする。
上記にIFアンプ部の各差動増幅器の構成が一対のトランジスタのエミッタ同士が接続されており、この接続されたエミッタには増幅用電力源となる電流源が更に接続されており、差動対トランジスタのコレクタには各々負荷抵抗を介して電源が接続されており、差動対トランジスタのエミッタを絶対値信号出力とし、増幅用電力源となる電流源が基準抵抗に反比例する電流値を出力し、この基準抵抗が負荷抵抗と同一種類の抵抗を用いることにより、実質的に絶対温度に比例するよう設定されてもよい。
また、RSSIアンプ部の各差動Gmアンプの構成が一対のトランジスタのエミッタ同士が接続されており、この接続されたエミッタには増幅用電力源となる電流源が更に接続されており、差動対トランジスタのコレクタの片側にはカレントミラーの入力側、反対側にはカレントミラー回路の出力側が能動負荷として接続されており、カレントミラーの出力側をGmアンプ出力としており、一対のトランジスタのベースをGmアンプの入力とする構成をとることによりRSSIアンプ部の電流源が温度変化に依存しなければRSSIアンプのGmが絶対温度に反比例するRSSIアンプを備えていてもよい。
上記RSSIアンプ部の各Gmアンプに入力されるIFアンプ部のDC電位の影響を除去するため、に供給される任意の基準電圧は前記Fアンプ部と回路構成を同じくする回路としIFアンプ部の信号出力端子に相当するノードよりDC電圧を供給するようにしてもよい。
上記RSSIアンプ部の各Gmアンプに入力されるIFアンプ部のDC電位の影響を除去するために供給される任意の基準電圧は、上記IFアンプ部の半回路としIFアンプ部の信号出力端子に相当するノードよりDC電圧を供給するようにしてもよい。
上記RSSIアンプ部の出力電流を整流する整流回路において整流回路がカレントミラー回路のベース電流補償回路を兼ねていてもよい。
上記RSSI回路において、整流回路からの出力電流を流し込むことにより電流電圧変換を行うRSSI電圧出力部の出力負荷抵抗がLSI内部において構成され、この抵抗がRSSIアンプ部への電流源を作るために使用される基準抵抗と同一種類であることによりRSSIアンプ部で発生するGmの抵抗依存特性をRSSI電圧出力部において電流電圧変換を行う際にキャンセルするように設定してもよい。
上記RSSI回路において、RSSI出力電圧の温度誤差補正を絶対温度に比例した微小電流をRSSI出力部の電流電圧変換回路の抵抗に加える温度補正回路を有していてもよい。
IFアンプ部の負荷抵抗と整流回路の出力負荷抵抗と電流源を作る抵抗が同一種類(同一仕様特性、特に同一の温度特性仕様値)の抵抗であり上記温度補正回路より出力される補正電流はIFアンプ部の電力増幅用電流源と源を同一としてもよい。
上記IFアンプ部用の電流源がバンドギャップ電流源より作られ、RSSIアンプ部用の電流はバンドギャップ電圧が加わった抵抗に流れる電流を電流源として作られていてもよい。
本発明のRSSI検出回路は、上記RSSI回路の出力と任意の基準電圧を比較器に入力し、デジタル信号を出力することにより入力された信号電力が任意の基準電圧により設定された電力値に対する値の大小を表示することを特徴とする。
従来、IFアンプ電流源回路1210から供給される電流が、電圧Vtと内部抵抗Rとに依存して変化するので、IFアンプ回路1220の出力も同様に電圧Vt及び内部抵抗Rに依存して変化する。入力レベルが小さくてIFアンプ回路1220の各段のアンプ1221、1222、1223、1224が飽和しない場合にはそれらのアンプの温度依存性は無い。
しかし、入力レベルが大きくなってIFアンプ回路1220の各段のアンプ1221、1222、1223、1224が後方段から前方段に順次に飽和してくると、それらアンプ1221、1222、1223、1224からの出力は、各負荷抵抗1321、1322と電流源1328とからの電流との積となり、Vt(Vt=kT/q;ここでkはボルツマン定数、Tは絶対温度、qは電荷量)に比例して温度依存性が高く(強く)なる。
ここで、RSSIアンプ回路1230は入力された絶対値信号の大きさに比例した電流を出力するが、飽和した状態における出力電流は未飽和の場合における出力電流よりも大きい。このため、全体的な温度特性に与える影響は飽和状態時における温度特性が支配的になる。ゆえに全体的な温度特性の抑圧を行うには飽和時における温度特性を重視すればよい。
飽和時における信号出力は絶対温度に比例する温度特性を有するため、RSSIアンプの温度特性を絶対温度に反比例させることでRSSI回路全体での上記各温度特性を相殺し、大きな温度依存特性を抑制できる。このRSSIアンプの出力電流から信号周波数成分を整流回路にて除去し、DC電流にする。整流回路より出力されたDC電流を抵抗等に流し込むことにより得られる電圧をRSSI出力電圧とする。
ここで、このRSSI電圧には非飽和状態における温度特性補正誤差が残存しているので、この補正誤差を小さくするべく絶対温度に比例する微少な補正電流をRSSI出力部に加える。補正電流を加えることによりことにより、飽和時におけるRSSI出力電圧の温度依存性が増加し、非飽和時におけるRSSI出力電圧の温度依存性が下がることになるので、適切な補正電流を加えることにより、全体的に使用範囲内での温度依存性が改善される。
より具体的には、温度特性変化を起こす主要因であるVtの温度特性と抵抗の温度特性、基準電圧の温度特性を考慮し回路トータルとしての温度特性を制御する。Vt温度特性に起因する性能変化に対しては電流源がVtに依存する電流源、Vtに依存しない電流源の2種類を使用し、アンプには電流源に温度依存性がなければVtに反比例する特性のアンプを使用することでRSSI回路系トータルとして温度特性の制御を行う。
また、電圧を基準抵抗に加えることにより発生する抵抗を元に電流源を形成し、かつ負荷抵抗がこの基準抵抗と同一特性のものを用いることにより抵抗に起因する温度特性の相殺を行いRSSI回路系トータルとして温度特性の制御を行う。更にRSSI基準電圧に用いるバイアス回路にはIFアンプ回路の一部を用いることでRSSIアンプ入力部における差動入力のバランスをとりDC電圧の温度依存誤差を解消する。
以上に示したようにIFアンプの飽和状態における温度特性をRSSI回路に逆の特性を与えることによりキャンセルすることで温度特性を抑圧する。さらに残存する温度誤差については微少な絶対温度比例電流を加えることで使用する範囲内で温度依存性を無視できる程度に減少させることができて簡単な回路で高精度の温度特性を得ることができる。具体的回路上ではVt、抵抗、バイアスの温度依存性による温度誤差が出現するが、Vt、Rについては逆特性を示す回路を接続することでキャンセルし、バイアスについては差動入力のDC電圧が信号源DC電圧と完全に連動することにより、上記各DC電圧の変動を相殺することによって温度依存性を抑圧する。このため、温度補償回路は簡単な回路で実現でき、温度補正回路とアンプの電流源は大部分を共通に利用することができるので、消費電流の削減及び回路の小規模化が可能となる。
本発明のRSSI回路は、温度変化による特性変化を抑制できるから、RSSI検出回路や無線受信機に用いることで、受信信号強度の測定を、より精度よく実行できて、上記受信信号からのIF信号の強度を、より温度安定性に優れるので、より適切に調整できて、受信信号からの復調をより確実化することが可能になり、よって、受信特性を向上できて、通信分野に好適に利用できる。
本発明に係るRSSI回路における実施の第一形態の回路ブロック図である。 上記RSSI回路のIFアンプを多段接続により構成する1つの差動増幅器の一例を示す回路図である。 上記RSSI回路のRSSIアンプを構成する1つの差動アンプの一例を示す回路図である。 上記RSSI回路の基準電圧作成回路における一例の回路図である。 上記RSSI回路の基準電圧作成回路における他の例の回路図である。 上記RSSI回路の整流回路における一例の回路図である。 上記RSSI回路の電流電圧変換回路における一例の回路図である。 上記RSSI回路の温度補正回路の動作を説明するグラフであり、(a)は温度補正回路による補正無しの場合、(b)は補正有りの場合を示す。 上記RSSI回路における微小な補正電流を説明するための回路ブロック図である。 上記微小な補正電流の数式表現での最適値を示すグラフである。 上記温度補正回路の補正電流源と、上記IFアンプの電流源の一例を示す回路図である。 上記RSSI回路のRSSIアンプの電流源の一例を示す回路図である。 本発明のRSSI検出回路を示す回路ブロック図である。 従来のRSSI回路系の概要構成を表した回路ブロック図である。 従来のRSSI回路系のIFアンプ回路に内蔵されている個々のアンプの主要部の回路構成を表した回路図である。
101 IFアンプ(IFアンプ部)
102 RSSIアンプ(電圧電流変換部)
103 電流源IA(第一電流源)
104 電流源IB(第二電流源)
107 電流電圧変換回路(電圧出力部)
109〜112 差動増幅器(アンプ)

Claims (11)

  1. 受信信号に対応するIF信号を、増幅用電力源となる第一電流源を用いて増幅する複数の差動増幅器が多段に縦列接続されたIFアンプ部と、
    上記IFアンプ部の各段の差動増幅器から出力される各絶対値信号の電圧振幅をそれぞれ、変換用電力源となる第二電流源を用いて電圧電流変換し、加算して出力する電圧電流変換部と、
    上記電圧電流変換部からの出力電流を電圧変換して測定電圧値として出力する電圧出力部とを有し、
    上記差動増幅器は、エミッタ同士が互いに接続された差動対の各第一トランジスタと、各第一トランジスタのコレクタと電源との間にそれぞれ接続された負荷抵抗とを備え、上記各第一トランジスタのエミッタでの電圧を絶対値信号として出力するものであり、
    上記第一電流源は、上記接続されたエミッタに接続され、上記第一電流源の出力電流を規定する基準抵抗を備え、上記基準抵抗に反比例する電流値を出力するものであり、上記基準抵抗が負荷抵抗と同一温度特性仕様の抵抗であることにより、上記差動増幅器の入力レベルが大きく、出力が飽和状態のとき上記出力電流が絶対温度に対し比例するように設定されており、
    上記電圧電流変換部は、各段の差動増幅器から出力される各絶対値信号の電圧振幅をそれぞれ電圧電流変換する差動アンプをそれぞれ備え、
    上記差動アンプは、エミッタ同士が接続された差動対の各第二トランジスタと、カレントミラー回路とを備え、上記カレントミラー回路は、その入力側が各第二トランジスタのコレクタの一方に、かつ、カレントミラー回路の出力側に各第二トランジスタのコレクタの他方に能動負荷として接続されて、上記出力側が上記電圧電流変換部の出力となっており、
    上記第二電流源は、上記接続されたエミッタに接続されており、上記第二電流源の出力電流値が温度変化に対する依存性を低減して設定されていることにより、上記差動アンプからの出力電流値は、絶対温度に対し反比例するように設定されており、
    上記差動増幅器の入力レベルが大きく、出力が飽和状態のとき、上記IFアンプ部からの各絶対値信号における、全体温度に対して比例するように変動することを、上記電圧電流変換した電流値が絶対温度に対し反比例するように設定された上記電圧電流変換部により相殺するようにしたことを特徴とする受信信号強度測定回路。
  2. 前記差動アンプには、前記絶対値信号と、基準DC電圧とがそれぞれ入力され、
    上記基準DC電圧を生成する基準電圧作成回路をさらに有し、
    上記基準電圧作成回路は、上記絶対値信号に含まれるDC電位の影響を除去するために、前記差動増幅器と回路構成を同じくする回路とし、上記絶対値信号の出力端子に相当するノードより上記基準DC電圧を供給するものであることを特徴とする請求項1記載の受信信号強度測定回路。
  3. 前記差動アンプには、前記絶対値信号と、基準DC電圧とがそれぞれ入力され、
    上記基準DC電圧を生成する基準電圧作成回路をさらに有し、
    上記基準電圧作成回路は、上記絶対値信号に含まれるDC電位の影響を除去するために、前記差動増幅器の差動半回路とし、上記絶対値信号の出力端子に相当するノードより上記基準DC電圧を供給するものであることを特徴とする請求項1記載の受信信号強度測定回路。
  4. 前記電圧電流変換部からの出力電流の交流成分を低減するための整流部をさらに有し、
    上記整流部は、カレントミラー回路部と、カレントミラー回路部のベース電流補償回路とを備えていることを特徴とする請求項1ないしの何れか1項に記載の受信信号強度測定回路。
  5. 前記電圧電流変換部の出力負荷抵抗が、前記電圧電流変換部に使用される基準抵抗と同一仕様のものであることを特徴とする請求項1ないしの何れか1項に記載の受信信号強度測定回路。
  6. 前記電圧出力部は、電流を電圧に変換するための変換用抵抗を備え、
    上記変換用抵抗に対し印加される補正電流を、絶対温度に比例し、第一電流源の電流値より小さくなるように生成する温度補正回路をさらに有することを特徴とする請求項1ないしの何れか1項に記載の受信信号強度測定回路。
  7. 前記温度補正回路は、前記第一電流源に組み込まれていることを特徴とする請求項に記載の受信信号強度測定回路。
  8. 前記第一電流源は、バンドギャップ電流源を有し、前記第二電流源はバンドギャップ電源による電圧が印加された抵抗に流れる電流を電流源として作られていることを特徴とする請求項1ないしの何れか1項に記載の受信信号強度測定回路。
  9. 前記各差動増幅器は、飽和しているときの絶対値信号の出力電圧振幅が絶対温度に比例するように依存し、飽和していないときの絶対値信号の出力電圧振幅における絶対温度に対する依存性が飽和しているときより小さいものであることを特徴とする請求項1ないしの何れか1項に記載の受信信号強度測定回路。
  10. 請求項1ないしの何れか1項に記載の受信信号強度測定回路と、
    上記受信信号強度測定回路の出力電圧値と、任意の基準電圧とを比較した結果をデジタル信号にて出力する比較器とを有していることを特徴とする受信信号強度検出回路。
  11. 請求項1ないしの何れか1項に記載の受信信号強度測定回路、または請求項10に記載の受信信号強度検出回路を有することを特徴とする無線受信機。
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