JP4341513B2 - ハーネスプロテクタ - Google Patents

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Description

本発明は、機器に取り付けられるハーネスプロテクタに関する。
例えば、自動車のインジェクタに給電するためのハーネスを保護する等の目的で、細長い筒状のプロテクタ内にハーネスを収容するとともに、そのプロテクタをインジェクタのケースに固定する構造がとられる。プロテクタは細長いため、その長さ方向に間隔を空けた複数位置でビス止めなどにより固定される。
プロテクタとインジェクタはいずれも温度変化の大きいエンジンルーム内に配置されるのであるが、インジェクタのケースが金属製であるのに対し、プロテクタは軽量化を図るために合成樹脂製とされていて、両者の熱膨張率が異なるため、プロテクタを複数箇所で直接インジェクタケースに固定してしまうと、温度の変動に伴なってインジェクタが破損してしまう虞がある。
そのため、プロテクタをインジェクタに固定する手段として、プロテクタとは別に複数の固定具を用意し、この固定具をプロテクタに対して長さ方向への相対変位を可能に組み付けるとともに、各固定具をインジェクタに固定する構造がとられている。
尚、ハーネスプロテクタの一例としては、特許文献1に開示されているものなどが知られている。
特開2003−230222公報
上記のように従来では、1つのプロテクタに対して複数の固定具を用いていたので、部品点数が多くなるという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、部品点数の削減を図ることを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、ハーネスが収容される細長い合成樹脂製のプロテクタ本体と、前記プロテクタ本体の長さ方向に間隔を空けた複数の取付部を細長い連結部により連結した形態の金属製の固定具とを備え、前記プロテクタ本体と前記固定具とを、前記プロテクタ本体の長さ方向における1箇所のみにおいて相対変位規制状態に係止し且つその他の領域では前記プロテクタ本体の長さ方向への相対変位を許容された状態に組み付けて構成され、前記複数の取付部を機器に固定することで前記プロテクタ本体が前記機器に取り付けられるようにしたハーネスプロテクタであって、前記プロテクタ本体は、前記連結部と嵌合可能な細長い凹部と、長さ方向に間隔を空けた複数の嵌合部とを備え、前記複数の取付部のうち1つの前記取付部は、1つの前記嵌合部に対しクリアランスを空けずに相対変位を規制された状態で嵌合され、前記複数の取付部のうち他の前記取付部は、他の前記嵌合部に対しクリアランスを空けた状態で嵌合されることで長さ方向への相対変位を許容されており、前記凹部と前記連結部は、クリアランスを空けて嵌合されることで長さ方向への相対変位を許容されているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記プロテクタ本体が、略U字形断面のケースからなり、前記ケースの開口部が前記固定具の前記連結部で塞がれることにより、前記ハーネスを包囲する筒状体が構成されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記プロテクタ本体が略U字形のケースと、前記ケースの開口部を塞ぐ板状のカバーとから構成され、前記カバーの外面に重ねられるように前記固定具の前記連結部が組み付けられているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記取付部が、前記機器に螺合されるビスの貫通を可能とされた板状をなしており、前記プロテクタ本体には、前記取付部に嵌合することで前記ビスの頭部を包囲するように保持可能な保持部が形成されているところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項4に記載のものにおいて、前記保持部で保持されている前記ビスが、そのネジ部を前記保持部内に収容する待機位置と、前記ネジ部を前記取付部から外部へ突出させる螺合位置との間で変位可能とされており、前記保持部には、弾性変形することで前記ビスの前記待機位置と前記螺合位置との間での変位を許容し、且つ前記ビスを係止させることで前記ビスを前記待機位置と前記螺合位置とのいずれかに選択的に係止させる弾性係止片が形成されているところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項4または請求項5に記載のものにおいて、前記プロテクタ本体と前記固定具が、前記取付部と前記保持部との嵌合部分において相対変位規制状態に係止されているところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のものにおいて、前記プロテクタ本体と前記固定具が、前記プロテクタ本体の長さ方向における中央位置において相対変位規制状態に係止されているところに特徴を有する。
請求項8の発明は、請求項1、請求項4ないし請求項7のいずれかに記載のものにおいて、前記プロテクタ本体が、略U字形断面のケースと、前記ケースの開口部を塞ぐカバーとから構成され、前記固定具が、前記連結部を前記ケースにおける前記開口部とは異なる外面に重ねる形態で前記プロテクタ本体に組み付けられ、前記プロテクタ本体が、前記カバーを前記機器の外面と対向させない形態で固定される構成としたところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
温度変化に伴なって機器に固定されている取付部間の間隔が変動したとき、プロテクタ本体のうち固定具に対する1箇所の係止箇所を除いた領域は、固定具の熱収縮変形の影響を受けることなく、独立して熱収縮変形することができるので、プロテクタ本体が機器及び固定具との熱膨張率の違いに起因して破損する虞はない。固定具は、複数の取付部を連結部で連結した形態であるため、1つのプロテクタ本体に対して固定具の数を1つだけで済ますことができ、部品点数の削減を図ることができる。
<請求項2の発明>
プロテクタ本体が略U字形のケースからなるので、プロテクタ本体が筒状をなしていてそこにハーネスを挿通させる構造のものに比べると、ハーネスをケース(プロテクタ本体)内に収容する作業が容易である。また、ケースの開口部を塞ぐ手段として固定具を用いたので、固定具とは別に専用のカバーを用いる必要がなく、部品点数が少なくて済む。
<請求項3の発明>
プロテクタ本体が略U字形のケースの開口部をカバーで塞いだ形態となっているので、プロテクタ本体が筒状をなしていてそこにハーネスを挿通させる構造のものに比べると、ハーネスをケース(プロテクタ本体)内に収容する作業が容易である。また、カバーは、板状をなすため、熱収縮変形に伴って反りを生じることが懸念されるが、本発明では、カバーの外面に金属製の固定具を重ね合わせたので、カバーの反りを防止することができる。
<請求項4の発明>
プロテクタ本体と固定具を組み付けた状態では、ビスの頭部が保持部で包囲されることで離脱規制されることにより、ビスはプロテクタと一体化される。したがって、ビスを機器に螺合する際の作業性がよい。また、金属板材を曲げ加工してビスの頭部を保持する構造のものでは、曲げの加工工程が複雑になるため、製造コストの増大が懸念されるが、本発明では、プロテクタ本体に形成されている保持部でビスの頭部を包囲するだけなので、ビスの頭部を保持するための加工コストを低減することができる。
<請求項5の発明>
ビスを機器に螺合しないときには、ビスを待機位置に保持しておけば、ビスのネジ部が取付部の外部へ突出して他部材を傷付けること等を回避できる。また、ビスを機器に螺合するときには、ビスを螺合位置へ変位させればよい。
<請求項6の発明>
取付部と保持部が、プロテクタ本体と固定具とを相対変位規制する手段を兼ねているので、専用の相対変位規制手段をプロテクタ本体と固定具に設ける場合に比べると、構造の簡素化を図ることができる。
<請求項7の発明>
プロテクタ本体と固定具が、プロテクタ本体の長さ方向における端部において相対変位規制状態に係止されている場合には、反対側の端部におけるプロテクタ本体と固定具との間の最大相対変位量が大きくなり、その分、プロテクタ本体の摩耗の程度も大きくなる。これに対し本発明では、プロテクタ本体と固定具を、プロテクタ本体の長さ方向における中央位置で係止させているので、プロテクタ本体と固定具との間の最大相対変位量を小さくして、プロテクタ本体の摩耗を低減することができる。
<請求項8の発明>
プロテクタ本体が略U字形のケースの開口部をカバーで塞いだ形態となっているので、プロテクタ本体が筒状をなしていてそこにハーネスを挿通させる構造のものに比べると、ハーネスをケース(プロテクタ本体)内に収容する作業が容易である。また、固定具が、連結部をケースにおける開口部とは異なる外面に重ねる形態でプロテクタ本体に組み付けられているとともに、プロテクタ本体が、カバーを機器の外面と対向させない形態で固定されるようにしたので、プロテクタを機器に固定した状態でも、カバーをケースから外してハーネスの着脱を行うことが可能であり、メンテナンス等の作業性がよい。
<実施形態1>
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図13を参照して説明する。本実施形態のハーネスプロテクタPaは、ハーネスが収容される細長い合成樹脂製のプロテクタ本体10と、金属製の固定具30とを組み付けて構成され、固定具30の取付部31A,31Bを機器Mに固定することでプロテクタ本体10が機器Mの上面に載置されるように取り付けられるようになっている。
プロテクタ本体10は、合成樹脂製であり、全体として左右両端が開放された細長い角筒状をなす。プロテクタ本体10は、下面(機器Mの上面と対向する面)が全長に亘って開口部12とされている略U字形断面の細長いケース11と、このケース11の開口部12を塞ぐ細長い板状のカバー13とから構成される。ケース11の前面壁14Fには、プロテクタ本体10の長さ方向(左右方向)に間隔を空けた4箇所を開口部12の開口縁から上方へ切欠することによって電線引出部15Fが形成されているとともに、後面壁14Rにも同様の電線引出部15Rが形成されている。ケース11の前後両面壁14F,14Rには、その開口部12の開口縁における長さ方向に間隔を空けた4箇所から下方へ小さく突出した形態の係止爪16が形成されている。前面壁14Fの4つの係止爪16と後面壁14Rの4つの係止爪16は、前後に対応するもの同士が対をなすように配置されている。
ケース11の前面壁14Fの上端部内面と後面壁14Rの上端部内面には、全長に亘って連続する段差状の受け部17が形成されている。また、前面壁14Fの受け部17における長さ方向に間隔を空けた2箇所には、夫々、位置決め突起18が形成され、後面壁14Rの受け部17における長さ方向の中央位置(前面壁14Fの位置決め突起18とのほぼ中間の位置)にも位置決め突起18が形成されている。
ケース11の前面壁14Fには、その外面側へ突出する3つの保持部20A,20Bが、長さ方向に間隔を空けて一体に形成されている。3つの保持部20A,20Bのうち中央に位置する保持部20Aは、ケース11(プロテクタ本体10)の長さ方向におけるほぼ中央に位置し、他の2つの保持部20Bは、中央の保持部20Aとケース11の端部とのほぼ中間位置に配置されている。保持部20A,20Bの上面は、ケース11の上面よりも下方の高さとされ、保持部20A,20Bの下面は、ケース11の下面よりも下方の高さとされている。つまり、保持部20A,20Bの下端部はケース11よりも下方へ突出している。保持部20A,20Bは、上下両面が開放された筒状をなし、その内部にビスVが収容されるようになっている。保持部20A,20Bには、その内壁に沿い、且つ周方向に90°間隔を空けた4つの弾性係止片21が一体形成されている。各弾性係止片21は、上下方向に細長く、上下両端が保持部20A,20Bの内壁に支持されていて、径方向(前後または左右方向)に弾性撓みし得るようになっている。各弾性係止片21には、その上下方向におけるほぼ中央位置から内向きに突出する係止突起22が形成されている。また、保持部20A,20Bの上面側の開口縁には、内向きに突出する4つの抜止め部23が周方向に間隔を空けて形成されている。さらに、保持部20A,20Bの下面側の開口縁には、その内周を段差状に切欠した形態の嵌合部24A,24Bが形成されている。
カバー13は、ケース11の全長にわたって開口部12を塞ぐように細長い板状をなしており、カバー13の前後両縁部には、ケース11の各位置決め突起18と対応する位置決め溝26が形成されている。カバー13の下面には、固定具30の連結部32を嵌合させるための浅い凹部27が形成されている。この凹部27の長さ寸法は、連結部32の長さよりも少し大きい寸法とされている。
固定具30は、金属板材を曲げ加工したものであり、3つの取付部31A,31Bを1つの連結部32で連結した形態とされている。連結部32は、全体として細長い板状をなし、下面側へ叩き出された補強部33が形成されている。連結部32の長さは、3つの保持部20A,20B及び4つの電線引出部15F,15Rと対応する長さとされている。換言すると、連結部32の長さは、カバー13よりも短く、カバー13の両端部とは対応しない長さとされている。尚、連結部32はカバー13の全長に亘って重なる長さとしてもよい。また、連結部32の前後両縁部には、ケース11の4つの電線引出部15F,15Rと対応する逃がし部34が形成されている。
連結部32の前縁には、側方から見てL字形に屈曲された取付部31A,31Bが連なっている。取付部31A,31Bは、連結部32の前縁から下方へ延出する板状の脚部35A,35Bと、この脚部35A,35Bの下端縁から前方へ延出する板状の固定部36A,36Bとからなり、連結部32に対して段差状に低くなった形態とされている。固定部36A,36Bの平面視形状は、保持部20A,20Bの嵌合部24A,24Bと同じ形状とされ、各固定部36A,36Bには、保持部20A,20Bと同心の円形をなす取付孔37が上下に貫通して形成されている。この取付孔37の径は、ビスVの頭部Vaよりも小径であり、ビスVのネジ部Vbよりも大径となっている。
3つの取付部31A,31Bのうち中央に位置する1つの取付部31Aは、中央の保持部20Aの嵌合部24Aに対して前後及び左右への相対変位を規制された状態(クリアランスがない状態)で嵌合されるようになっている。この中央の取付部31A及び中央の保持部20Aは、凹部27のほぼ中央に位置している。また、両端側の2つの取付部31Bは、両端側の保持部20Bの嵌合部24Bに対して前後及び左右方向にクリアランスを空けた状態で嵌合されるようになっている。
次に、本実施形態のハーネスプロテクタPaの組付け及びハーネスの取付け手順について説明する。組付けに際しては、まず、各保持部20A,20Bに対し、その下面側からビスVを嵌め入れる。このとき、ビスVの頭部Vaが係止突起22に引っ掛かるが、そのままビスVを押し込むと、弾性係止片21が外側へ弾性撓みしつつビスVの頭部Vaが係止突起22を通過する。そして、ビスVの全体、即ち頭部Vaとネジ部Vbの両方が保持部20A,20B内に収容されて待機位置に達すると、頭部Vaの上端外周縁が抜止め部23に当接するとともに、弾性係止片21が弾性復帰して頭部Vaの下端外周縁に係止突起22が係止し、頭部Vaが抜止め部23と係止突起22との間で上下に挟まれる。これにより、ビスVが、その全体を保持部20A,20Bにより包囲された状態で上下方向への変位を規制された状態に保持される。尚、頭部Vaの外周には弾性係止片21の内面が90°間隔を空けた4方から当接しているので、ビスVが保持部20A,20B内で径方向へ相対変位することも規制されている。
この後、カバー13が取り付けられていない状態のケース11に対し、その開口部12からハーネスを収容する。ハーネスは、複数本の電線を束ねたものであり、2本の電線を1組として8組の分岐線に分岐されているとともに、各分岐線の端末部にはコネクタハウジング(図示せず)が取り付けられている。ハーネスをケース11に収容した後は、各分岐線を電線引出部15F,15Rに嵌めてコネクタハウジングをケース11の外部へ引き出す。尚、この作業は、ケース11を上下反転させた状態を行うことが好ましい。
次に、ケース11の下面の開口部12を全長に亘ってカバー13で塞ぐ。カバー13の組付けに際しては、位置決め溝26を位置決め突起18に嵌合させることにより長さ方向において両者を位置決めするとともに、カバー13の前後両縁部をケース11の受け部17に嵌合させる。すると、カバー13はケース11に対して前後左右への相対変位を規制された状態に組み付けられる。また、カバー13における凹部27よりも端部側の位置において、係止爪16がカバー13の前後両縁部に対して下面側から係止し、もって、カバー13がケース11に対して組み付け状態に保持される。以上により、ハーネスがケース11とカバー13とによって構成される筒状体内に収容される。
この後、固定具30をプロテクタ本体10に組み付ける。組付けに際しては、中央の取付部31Aを中央の保持部20Aの嵌合部24Aに対して下から嵌合させるとともに、連結部32をカバー13の凹部27に嵌合させる。すると、係止爪16が、連結部32の前後両縁部に対して下から係止することにより、固定具30がプロテクタ本体10の下面に対して組付け状態に保持される。組付け状態では、中央の取付部31Aの固定部36Aと中央の保持部20Aとの嵌合により、固定具30とプロテクタ本体10が、プロテクタ本体10の長さ方向中央において長さ方向への相対変位を規制された状態に係止され、また、この係止部分以外の両端側の領域では、連結部32が、凹部27内においてカバー13に対して長さ方向への相対変位を許容された状態となっている。そして、この相対変位を許容するために、両側の取付部31Bと嵌合部24Bとの間では、前後方向及び左右方向(長さ方向)にクリアランスが確保されているとともに、連結部32の両端縁と凹部27の両端縁との間にも長さ方向のクリアランスが確保されている。尚、保持部20A,20Bの下面は取付部31A,31Bの固定部36A,36Bによって塞がれるのであるが、ビスVが待機位置に保持されている状態では、ビスVのネジ部Vbは固定部36A,36Bの下面よりも突出することはない。以上により、ハーネスプロテクタPaの組付けとハーネスプロテクタPaに対するハーネスの組付けが完了する。
このハーネスプロテクタPaを機器Mに固定する際には、各保持部20A,20B内に収容されているビスVの頭部Vaを上面側から押す。すると、弾性係止片21の弾性撓みを伴ないつつ、頭部Vaが係止突起22を通過する。そして、ビスVが、頭部Vaの下面外周縁を取付部31A,31Bの固定部36A,36Bに当接させる螺合位置に達すると、弾性係止片21が弾性復帰して頭部Vaの上面外周縁に係止突起22が係止し得る状態となり、頭部Vaが、固定部36A,36Bと係止突起22との間で僅かに上下移動可能に挟まれる。これにより、ビスVが上方(待機位置側)への戻りを規制された状態に保持される。この螺合位置では、ネジ部Vbが取付孔37を貫通してプロテクタ本体10の外部下方へ突出する。
この後、固定具30がプロテクタ本体10の下面側に位置するようにハーネスプロテクタPaを正規の姿勢とし、各保持部20A,20Bの上面の開口から治具(六角レンチ)を頭部Vaの六角孔に嵌めて、各ネジ部Vbを機器Mの雌ネジ孔(図示せず)にねじ込んでいく。このねじ込み作業が完了すると、ハーネスプロテクタPaが機器Mの上面に固定される。固定された状態では、固定具30の固定部36A,36Bは、機器Mの上面と保持部20A,20Bとの間で上下に挟まれる。また、カバー13の下面及びカバー13の下面に重ねられている連結部32は、機器Mの上面に対して間隔を空けて対応する。
上述のように本実施形態のハーネスプロテクタPaは、プロテクタ本体10の長さ方向に間隔を空けた複数の取付部31A,31Bを連結部32により連結した形態の金属製の固定具30を用い、プロテクタ本体10と固定具30を、プロテクタ本体10の長さ方向における1箇所のみにおいて相対変位規制状態に係止し且つその他の領域ではプロテクタ本体10の長さ方向への相対変位を許容された状態に組み付けて構成されている。
温度変化に伴なって機器Mに固定されている取付部31A,31B間の間隔が変動したとき、プロテクタ本体10のうち固定具30に対する1箇所の係止箇所(中央の保持部20Aと取付部31Aとの嵌合部分)を除いた領域は、固定具30の熱収縮変形の影響を受けることなく、独立して熱収縮変形することができるので、プロテクタ本体10が機器M及び固定具30との熱膨張率の違いに起因して破損する虞はない。また、固定具30は、複数の取付部31A,31Bを連結部32で連結した形態であるため、1つのプロテクタ本体10に対して固定具30の数を1つだけで済ますことができ、部品点数の削減を図ることができる。
また、プロテクタ本体10が略U字形のケース11の開口部12をカバー13で塞いだ形態となっているので、プロテクタ本体が筒状をなしていてそこにハーネスを挿通させる構造のものに比べると、ハーネスをケース11(プロテクタ本体10)内に収容する作業が容易である。また、カバー13は、板状をなすため、熱収縮変形に伴って反りを生じることが懸念されるが、本発明では、カバー13の外面に金属製の固定具30を重ね合わせたので、カバー13の反りを防止することができる。
また、固定具30の取付部31A,31Bは、機器Mに螺合されるビスVの貫通を可能とした板状をなし、プロテクタ本体10には、取付部31A,31Bに嵌合することでビスVの頭部Vaを包囲するように保持可能な保持部20A,20Bが形成されており、プロテクタ本体10と固定具30を組み付けた状態では、ビスVの頭部Vaが保持部20A,20Bで包囲されることで離脱規制されることにより、ビスVはプロテクタと一体化される。したがって、ビスVを機器Mに螺合する際の作業性がよい。
また、金属板材を曲げ加工してビスVの頭部Vaを保持する構造のものでは、曲げの加工工程が複雑になるため、製造コストの増大が懸念されるが、本実施形態では、プロテクタ本体10に形成されている保持部20A,20BでビスVの頭部Vaを包囲するだけなので、ビスVの頭部Vaを保持するための加工コストを低減することができる。
また、保持部20A,20Bで保持されているビスVは、そのネジ部Vbを保持部20A,20B内に収容する待機位置と、ネジ部Vbを前記取付部31A,31Bから外部へ突出させる螺合位置との間で変位可能とされており、保持部20A,20Bには、弾性変形することでビスVの待機位置と螺合位置との間での変位を許容し、且つビスVを係止させることでビスVを待機位置と螺合位置とのいずれかに選択的に係止させる弾性係止片21が形成されている。かかる構成によれば、ビスVを機器Mに螺合しないときには、ビスVを待機位置に保持しておけば、ビスVのネジ部Vbが取付部31A,31Bの外部へ突出して他部材を傷付けること等を回避できる。また、ビスVを機器Mに螺合するときには、ビスVを螺合位置へ変位させればよい。
また、プロテクタ本体10と固定具30が、取付部31Aと保持部20Aとの嵌合部分において相対変位規制状態に係止されており、換言すると、取付部31Aと保持部20Aが、プロテクタ本体10と固定具30とを相対変位規制する手段を兼ねている。したがって、専用の相対変位規制手段をプロテクタ本体10と固定具30に設ける場合に比べると、構造の簡素化を図ることができる。
また、プロテクタ本体10と固定具30が、プロテクタ本体10の長さ方向における端部において相対変位規制状態に係止されている場合には、反対側の端部におけるプロテクタ本体10と固定具30との間の最大相対変位量が大きくなり、その分、プロテクタ本体10の摩耗の程度も大きくなる。これに対し本実施形態では、プロテクタ本体10と固定具30を、プロテクタ本体10の長さ方向における中央位置で係止させているので、プロテクタ本体10と固定具30との間の最大相対変位量を小さくして、プロテクタ本体10の摩耗を低減することができる。
<実施形態2>
次に、本発明を具体化した実施形態2を図14及び図15を参照して説明する。本実施形態2のハーネスプロテクタPbは、プロテクタ本体40が、合成樹脂製の略U字形断面をなすケース41からなり、ケース41の開口部42を固定具45の連結部47で塞いだ形態となっている。つまり、ケース41と固定具45との2部品によって、ハーネスを包囲する筒状体が構成されており、実施形態1のカバー13に相当する部材は備えていない。固定具45の連結部47は、ケース41のほぼ全長に亘る長さを有し、連結部47の前後両縁部がケース41の受け部43に対して直接嵌合されている。また、固定具45とケース41は、3つの保持部20A,20Bのうち中央の保持部20Aと、3つの取付部46A,46Bのうち中央の取付部46Aとの嵌合部分のみにおいて長さ方向への相対変位を規制されている。
本実施形態2では、プロテクタ本体40が略U字形のケース41からなるので、プロテクタ本体が筒状をなしていてそこにハーネスを挿通させる構造のものに比べると、ハーネスをケース41(プロテクタ本体40)内に収容する作業が容易である。また、ケース41の開口部42を塞ぐ手段として固定具45を用いたので、固定具45とは別に専用のカバーを用いる必要がなく、部品点数が少なくて済む。
尚、上記以外の構成については上記実施形態1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
<実施形態3>
次に、本発明を具体化した実施形態3を図16ないし図19を参照して説明する。本実施形態3のハーネスプロテクタPcのプロテクタ本体50は、略U字形断面をなすとともに上面が開口部52とされた合成樹脂製のケース51と、ケース51の開口部52を塞ぐ合成樹脂製の板状のカバー53とから構成されている。ケース51の開口部52の前後両縁部には、実施形態1と同様に、前面壁54Fと後面壁54Rの上端部を段差状に切欠した形態の受け部55がケース51の全長に亘って形成されている。また、ケース51の前後両面壁54F,54Rには、実施形態1と同様に、開口部52の開口縁における長さ方向に間隔を空けた4箇所から上方へ小さく突出した形態の係止爪56が形成されている。この上面の開口部52にはカバー53が組み付けられ、係止爪56によりカバー53が組付け状態に保持される。一方、ケース51の下面には、実施形態1の凹部27と同じく固定具30の連結部32を嵌合させるための凹部57が形成されている。また、ケース51の下面には、その前後両縁部から下方へ突出する複数の係止爪58が形成されている。
固定具30は、概ね実施形態1の固定具30と同じものである。固定具30は、その連結部32を、ケース51の下面(ケース51における開口部52とは異なる外面)即ち機器Mとの対応面(上面)に重ねる形態でプロテクタ本体50に組み付けられている。つまり、連結部32が凹部57に嵌合されるとともに、3つの取付部31A,31Bが保持部20A,20Bの下面の嵌合部24A,24Bに嵌合され、係止爪56が連結部32の前後両縁部に係止することで、固定具30がプロテクタ本体50に対して組み付け状態に保持される。
そして、中央の取付部31Aの固定部36Aと中央の保持部20Aの嵌合部24Aとの嵌合により、固定具30とプロテクタ本体50が、プロテクタ本体50の長さ方向中央において長さ方向への相対変位を規制された状態に係止される。また、この係止部分以外の両端側の領域では、連結部32が、凹部57内においてカバー53に対して長さ方向への相対変位を許容された状態となっている。そして、この相対変位を許容するために、両側の取付部31Bと嵌合部24Bとの間では、前後方向及び左右方向(長さ方向)にクリアランスが確保されているとともに、連結部32の両端縁と凹部57の両端縁との間にも長さ方向のクリアランスが確保されている。
固定具30が組み付けられたプロテクタ本体50は、固定具30をビスVにより実施形態1と同じ形態で機器Mに取り付けることにより、カバー53を機器Mの外面と対向させない形態、即ちカバー53と開口部52が上面側に位置する向きで機器Mに固定される。
尚、その他の構成については上記実施形態1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
本実施形態3では、プロテクタ本体50が略U字形のケース51の開口部52をカバー53で塞いだ形態となっているので、プロテクタ本体が筒状をなしていてそこにハーネスを挿通させる構造のものに比べると、ハーネスをケース51(プロテクタ本体50)内に収容する作業が容易である。また、固定具30が、連結部32をケース51における開口部52とは異なる外面(下面)に重ねる形態でプロテクタ本体50に組み付けられているとともに、プロテクタ本体50が、カバー53を機器Mの外面と対向させない形態で固定されるようにしたので、ハーネスプロテクタPcを機器Mに固定した状態でも、カバー53をケース51から外してハーネスの着脱を行うことが可能であり、メンテナンス等の作業性がよい。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では固定具をビスによって固定したが、本発明によれば、ビス止めに限らず、爪片などを用いた係止構造によって固定してもよい。
(2)上記実施形態ではプロテクタ本体の保持部によってビスの頭部を包囲するように保持したが、本発明によれば、固定具の一部を曲げ加工することによってビスの頭部を保持するようにしてもよい。
(3)上記実施形態では取付部の数を3つとしたが、本発明によれば、取付部の数は、2つ又は4つ以上としてもよい。
(4)上記実施形態では固定具とプロテクタの係止位置をプロテクタの長さ方向中央位置としたが、本発明によれば、プロテクタと固定具の係止位置は、プロテクタの長さ方向における端部、若しくは固定具の長さ方向における端部としてもよい。
(5)上記実施形態では固定具とプロテクタ本体との係止を、取付部と保持部との嵌合構造を利用して行ったが、本発明によれば、固定具とプロテクタ本体の相対変位を規制する専用の手段を設けてもよい。
(6)上記実施形態では1つプロテクタに1つの固定具を組み付けるようにしたが、本発明によれば、1つのプロテクタに対して複数の固定具を組み付けてもよい。
(7)上記実施形態ではプロテクタをケースとカバーとの2部材構造としたが、本発明によれば、プロテクタはカバーなしの筒状とし、ハーネスをプロテクタの一端から挿入するようにしてもよい。
(8)上記実施形態ではカバーで塞ぐ開口部を本体の上面または下面(機器と対向する面)に設けたが、本発明によれば、カバーで塞ぐ開口は本体の側面に設けてもよい。
(9)上記実施形態では固定具の連結部をプロテクタ本体の上面または下面(機器と対向する面)に重ねるように組み付けたが、本発明によれば、連結部をプロテクタ本体の側面に重ねるように組みつけてもよい。
(10)上記実施形態では固定具の取付部と連結部が、互いに概ね平行で且つ段差状に高さが異なるように連なった形態となっているが、本発明によれば、連結部と取付部とが、互いに同じ高さで面一状に連なる形態や、互いに略直角に連なる形態であってもよい。
(11)上記実施形態では固定具の連結部が、プロテクタ本体の4つの外面のうちいずれか1つの外面のみに重なる形態としたが、本発明によれば、連結部を略L字形または略U字形として、その連結部がプロテクタ本体の2つの外面または3つの外面に重なる形態としてもよい。
(12)上記実施形態ではプロテクタが略U字形断面のケースと板状のカバーとによって角筒状をなしているが、本発明によれば、略U字形の2つのケースまたは略L字形の2つのケースを、その開口部同士を突き合わせるように組み付けることで角筒状としてもよい。
実施形態1の平面図 底面図 正面図 背面図 図2のB−B断面図 (a)図1のA−A断面図 (b)ビスを待機位置に保持している状態のA−A断面図 (c)ビスを螺合位置に保持している状態のA−A断面図 ケースの底面図 図7の部分拡大図 カバーの正面図 カバーの底面図 固定具の正面図 固定具の側面図 固定具の底面図 実施形態2の底面図 実施形態2の断面図 実施形態3の平面図 底面図 図16のC−C断面図 図17のD−D断面図
符号の説明
Pa…ハーネスプロテクタ
M…機器
V…ビス
Va…頭部
Vb…ネジ部
10…プロテクタ本体
11…ケース
13…カバー
20A,20B…保持部
21…弾性係止片
30…固定具
31A,31B…取付部
32…連結部
Pb,Pc…ハーネスプロテクタ
40,50…プロテクタ本体
41,51…ケース
45…固定具
46A,46B…取付部
47…連結部
53…カバー

Claims (8)

  1. ハーネスが収容される細長い合成樹脂製のプロテクタ本体と、
    前記プロテクタ本体の長さ方向に間隔を空けた複数の取付部を細長い連結部により連結した形態の金属製の固定具とを備え、
    前記プロテクタ本体と前記固定具とを、前記プロテクタ本体の長さ方向における1箇所のみにおいて相対変位規制状態に係止し且つその他の領域では前記プロテクタ本体の長さ方向への相対変位を許容された状態に組み付けて構成され、
    前記複数の取付部を機器に固定することで前記プロテクタ本体が前記機器に取り付けられるようにしたハーネスプロテクタであって、
    前記プロテクタ本体は、前記連結部と嵌合可能な細長い凹部と、長さ方向に間隔を空けた複数の嵌合部とを備え、
    前記複数の取付部のうち1つの前記取付部は、1つの前記嵌合部に対しクリアランスを空けずに相対変位を規制された状態で嵌合され、
    前記複数の取付部のうち他の前記取付部は、他の前記嵌合部に対しクリアランスを空けた状態で嵌合されることで長さ方向への相対変位を許容されており、
    前記凹部と前記連結部は、クリアランスを空けて嵌合されることで長さ方向への相対変位を許容されていることを特徴とするハーネスプロテクタ。
  2. 前記プロテクタ本体が略U字形断面のケースからなり、
    前記ケースの開口部が前記固定具の前記連結部で塞がれることにより、前記ハーネスを包囲する筒状体が構成されていることを特徴とする請求項1記載のハーネスプロテクタ。
  3. 前記プロテクタ本体が略U字形のケースと、前記ケースの開口部を塞ぐ板状のカバーとから構成され、
    前記カバーの外面に重ねられるように前記固定具の前記連結部が組み付けられていることを特徴とする請求項1記載のハーネスプロテクタ。
  4. 前記取付部が、前記機器に螺合されるビスの貫通を可能とされた板状をなしており、
    前記プロテクタ本体には、前記取付部に嵌合することで前記ビスの頭部を包囲するように保持可能な保持部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のハーネスプロテクタ。
  5. 前記保持部で保持されている前記ビスが、そのネジ部を前記保持部内に収容する待機位置と、前記ネジ部を前記取付部から外部へ突出させる螺合位置との間で変位可能とされており、
    前記保持部には、弾性変形することで前記ビスの前記待機位置と前記螺合位置との間での変位を許容し、且つ前記ビスを係止させることで前記ビスを前記待機位置と前記螺合位置とのいずれかに選択的に係止させる弾性係止片が形成されていることを特徴とする請求項4記載のハーネスプロテクタ。
  6. 前記プロテクタ本体と前記固定具が、前記取付部と前記保持部との嵌合部分において相対変位規制状態に係止されていることを特徴とする請求項4または請求項5に記載のハーネスプロテクタ。
  7. 前記プロテクタ本体と前記固定具が、前記プロテクタ本体の長さ方向における中央位置において相対変位規制状態に係止されていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のハーネスプロテクタ。
  8. 前記プロテクタ本体が、略U字形断面のケースと、前記ケースの開口部を塞ぐカバーとから構成され、
    前記固定具が、前記連結部を前記ケースにおける前記開口部とは異なる外面に重ねる形態で前記プロテクタ本体に組み付けられ、
    前記プロテクタ本体が、前記カバーを前記機器の外面と対向させない形態で固定される構成としたことを特徴とする請求項1、請求項4ないし請求項7のいずれかに記載のハーネスプロテクタ。
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