JP4339183B2 - モータの出力軸駆動ギア及びその製造方法 - Google Patents
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Description
まず、前者の出力軸駆動ギアと一体化したタイプであるが、突片z1が常に弾性変形、すなわち、常時、荷重が負荷されていることで、クリープによる変形歪みが生じやすい。
すなわち、請求項1にかかるモータの出力軸駆動ギアは、出力軸が支持されると共に合成樹脂で成形されたギア本体の側面に、前記出力軸延出方向に揺動可能な金属バネ部がアウトサート成形で取着されてなり、前記金属バネ部は、そのギア本体を内装させるハウジングやそのハウジングに内装された構成部材等の構成体の壁面に、前記ギア本体を弾発付勢可能に構成されていることを特徴とする。
請求項2にかかるモータの出力軸駆動ギアは、請求項1において、前記金属バネ部は、金属板部材と、ピン部と、を備えて構成されてなり、前記金属板部材は、略U字状に切欠するようにして形成された弾性変化可能なリード状の突片が、前記ギア本体中心を挟んで対向するように、かつ、夫々の前記突片の先部が反対向きとなるように並設されて構成されると共に、前記ピン部は、その突片の先部に前記ギア本体の側面から突出するように設けられていることを特徴とする。
請求項3にかかるモータの出力軸駆動ギアは、請求項2において、前記ピン部は、合成樹脂部材で構成されていることを特徴とする。
請求項4にかかるモータの出力軸駆動ギアは、請求項2または3において、前記ギア本体の中心部にボスが設けられていると共に、前記金属板部材は、そのボス内に埋設された長孔又は矩形孔が設けられていることを特徴とする。
請求項5にかかるモータの出力軸駆動ギア製造方法は、出力軸が支持されると共に合成樹脂で成形されるギア本体の側面に、前記出力軸延出方向に揺動可能な金属バネ部をアウトサート成形で取着して前記ギア本体を成形するアウトサート成形工程を有し、前記金属バネ部は、そのギア本体を内装させるハウジングやそのハウジングに内装された構成部材等の構成体の壁面に、前記ギア本体を弾発付勢可能に構成したことを特徴とする。
請求項6にかかるモータの出力軸駆動ギア製造方法は、請求項5において、前記金属バネ部は、略U字状に切欠するようにして形成された弾性変化可能なリード状の突片が、前記ギア本体の側面中心を挟んで対向するように、かつ、夫々の前記突片の先部が反対向きとなるように並設された金属板部材を成形する金属板成形工程と、その突片の先部にギア側面から突出するように合成樹脂部材からなるピン部を設けるピン形成工程と、有して成形することを特徴とする。
請求項7にかかるモータの出力軸駆動ギア製造方法は、請求項6において、前記金属板成形工程は、並設された前記突片同士の中間部に長孔又は矩形孔を形成する孔形成工程を有し、前記アウトサート成形工程は、前記長孔又は前記矩形孔が埋設されるように前記ギア本体の中心部にボスをも成形することを特徴とする。
図中、符号Aはモータの出力軸駆動ギアを、符号1はギア本体を、符号2は金属バネ部を、夫々示しており、本実施の形態にかかるモータの出力軸駆動ギアAは、車速用、エンジン回転用等の計器用に用いられるステッパモータに内装されるのに好適なものを例示している。
金属板部材21は、一端面(図1において下部)が歯底円近傍に沿って凸湾曲形成されたバネ鋼からなる外観形状略矩形状の金属板であり、略U字状に切欠するようにして形成された弾性変化可能なリード状の突片23が、ギア本体1中心を挟んで逃げ孔13と重合するように対向して、かつ、夫々の突片23の先部が反対向きとなるように並設されており、さらに、図1及び図3に示すように、その中心部に長孔24が設けられている。
このように長孔24にしたことで、ギア本体1の回動によって剥離しないようになっている。
なお、ピン部22の先部側と反対側の表面のみが露出するように金属板部材21をギア本体1に埋設しても良い。
本実施の形態にかかるモータの出力軸駆動ギアAの製造方法は、金属板成形工程と、ピン形成工程と、アウトサート成形工程とを有する。
なお、その孔23aより大径となるように、金属板部材21に対して、直接、ピン部22を射出成形で形成したり、また、予めピン部22を射出成形しておき、突片23の先部にそのピン部22を接着剤で固着させて設けても良い。
このとき、金属板部材21に設けられた長孔24が埋設されるようにギア本体1の両側面中心部にボス12も成形される。
1 ギア本体
11 出力軸
11a 段部
11b 軸部(大径の)
12 ボス
12a ボス(指針側)
12b ボス(指針側と反対側)
13 逃げ孔
2 金属バネ部
21 金属板部材
22 ピン部
23 突片
23a 孔
24 長孔
B ステッパモータケース
b1 上ハウジング
b11 第2案内筒部
b2 下ハウジング
b21 第1案内筒部
b22 段部
Claims (7)
- 出力軸が支持されると共に合成樹脂で成形されたギア本体の側面に、前記出力軸延出方向に揺動可能な金属バネ部がアウトサート成形で取着されてなり、
前記金属バネ部は、そのギア本体を内装させるハウジングやそのハウジングに内装された構成部材等の構成体の壁面に、前記ギア本体を弾発付勢可能に構成されていることを特徴とするモータの出力軸駆動ギア。 - 前記金属バネ部は、金属板部材と、ピン部と、を備えて構成されてなり、
前記金属板部材は、略U字状に切欠するようにして形成された弾性変化可能なリード状の突片が、前記ギア本体中心を挟んで対向するように、かつ、夫々の前記突片の先部が反対向きとなるように並設されて構成されると共に、
前記ピン部は、その突片の先部に前記ギア本体の側面から突出するように設けられていることを特徴とする請求項1記載のモータの出力軸駆動ギア。 - 前記ピン部は、合成樹脂部材で構成されていることを特徴とする請求項2記載のモータの出力軸駆動ギア。
- 前記ギア本体の中心部にボスが設けられていると共に、前記金属板部材は、そのボス内に埋設された長孔又は矩形孔が設けられていることを特徴とする請求項2または3記載のモータの出力軸駆動ギア。
- 出力軸が支持されると共に合成樹脂で成形されるギア本体の側面に、前記出力軸延出方向に揺動可能な金属バネ部をアウトサート成形で取着して前記ギア本体を成形するアウトサート成形工程を有し、
前記金属バネ部は、そのギア本体を内装させるハウジングやそのハウジングに内装された構成部材等の構成体の壁面に、前記ギア本体を弾発付勢可能に構成したことを特徴とするモータの出力軸駆動ギア製造方法。 - 前記金属バネ部は、
略U字状に切欠するようにして形成された弾性変化可能なリード状の突片が、前記ギア本体の側面中心を挟んで対向するように、かつ、夫々の前記突片の先部が反対向きとなるように並設された金属板部材を成形する金属板成形工程と、
その突片の先部にギア側面から突出するように合成樹脂部材からなるピン部を設けるピン形成工程と、
を有して成形することを特徴とする請求項5記載のモータの出力軸駆動ギア製造方法。 - 前記金属板成形工程は、並設された前記突片同士の中間部に長孔又は矩形孔を形成する孔形成工程を有し、
前記アウトサート成形工程は、前記長孔又は前記矩形孔が埋設されるように前記ギア本体の中心部にボスをも成形することを特徴とする請求項6記載のモータの出力軸駆動ギア製造方法。
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